JPH1029456A - 物品積下し装置および物品積込み装置 - Google Patents

物品積下し装置および物品積込み装置

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JPH1029456A
JPH1029456A JP20778496A JP20778496A JPH1029456A JP H1029456 A JPH1029456 A JP H1029456A JP 20778496 A JP20778496 A JP 20778496A JP 20778496 A JP20778496 A JP 20778496A JP H1029456 A JPH1029456 A JP H1029456A
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JP
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JP20778496A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Tawara
直行 田原
Takamichi Shimomura
孝道 下村
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Yanmar Co Ltd
Ishii Corp
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Ishii Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一対の無端帯間に上下方向に積層されてなる物
品を積下す装置であって、台車の一側への移動時に一対
の無端帯を物品積下し方向へ駆動すべく構成すること
で、構造が簡単かつ軽量なうえ操作も容易で安価であり
ながら、台車の一側への移動時に積層された物品をその
下方から順次積下して整列配置することができる物品積
下し装置の提供を目的とする。 【解決手段】台車1に設けられた一対の無端帯7を有
し、該一対の無端帯7間に上下方向に積層されてなる物
品Bを積下す物品積下し装置であって、上記台車1の一
側(矢印a方向)への移動時に一対の無端帯7を物品積
下し方向へ駆動する駆動手段が設けられたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば育苗箱内
において緑化処理積みの苗を育苗箱と共に硬化室の床面
上もしくは地面上へ整列したり或はパレット、コンテ
ナ、ワーク、魚類収納用のとろ箱その他の各種物品を積
下し、積込みする際に用いられるような物品積下し装置
および物品積込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の物品の積下し装置の一例
として育苗箱の積下し装置を例示すると、特開平5−3
16879号公報に記載の装置がある。すなわち、走行
装置としてのキャタピラの上部に対して、上下積層状の
育苗箱を載置し、かつ該育苗箱を1段ずつリフトアップ
させる昇降機付きの育苗箱載置台を設けると共に、上述
の昇降機でリフトアップされた最上段の1段分の育苗箱
を把持してキャタピラ前進方向と反対の側へ移行させる
エアシリンダ等の移行手段を備え、この移行手段により
1段分に分離された育苗箱をベルトコンベア等の受け手
段で受け止め、さらに、該受け手段を下降した後に、こ
の受け手段のキャタピラ前進方向を支点として該受け手
段のキャタピラ前進方向と反対の側を地面もしくは床面
側へ傾斜駆動する傾動手段を設けて、キャタピラにより
装置全体を前進させながら傾動操作された受け手段から
育苗箱を地面もしくは床面上に順次整列配置する装置で
ある。
【0003】この従来装置によれば、上下積層状の育苗
箱から順次1段分ずつ取出して、温室内や野外の地面、
床面に対して育苗箱を順次整列配置することができる利
点がある反面、該装置を構成するのに少なくともキャタ
ピラ、昇降機、育苗箱載置台、移行手段、受け手段、傾
動手段が必要でその構成が極めた複雑かつ大重量となる
うえ、全体の制御性も煩雑で、コスト高となる問題点が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、一対の無端帯間に上下方向に積層されてな
る物品を積下す装置であって、台車の一側への移動時に
一対の無端帯を物品積下し方向へ駆動すべく構成するこ
とで、構造が簡単かつ軽量なうえ操作も容易で安価であ
りながら、台車の一側への移動時に積層された物品をそ
の下方から順次積下して整列配置することができる物品
積下し装置の提供を目的とする。
【0005】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上記無端帯に物品を
保持する保持手段を設けることで、この保持手段により
物品を積下し可能な状態に安定保持することができる物
品積下し装置の提供を目的とする。
【0006】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1もしくは2記載の発明の目的と併せて、台車の下
部に所定の方向に傾斜させたシュート手段を設けること
で、物品をこのシュート手段を介して地面もしくは床面
上に安定して積下ろすと共に、物品がこのシュート手段
の斜面を滑動する力を有効利用して先に積下された物品
と次に積下ろされる物品とを密な状態に整列配置するこ
とができる物品積下し装置の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1,2もしくは3記載の発明の目的と併せて、台車
の走行車輪の回転力を上述の無端帯に伝達する伝達手段
の中途部にクラッチ手段を介設することで、モータ等の
駆動源を必要とすることなく無端帯を駆動することがで
きると共に、必要時にクラッチ手段をOFFにして走行
車輪と無端帯との伝達系をしゃ断することで、台車を一
側もしくは他側の何れに走行させても無端帯の駆動を禁
止(停止)することができ、地面もしくは床面上に積下
ろされた物品間の間隙を調整することができる物品積下
し装置の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項5記載の発明は、一対の
無端帯間に上下方向に物品を積込む装置であって、台車
の他側への移動時に一対の無端帯を物品積込み方向へ駆
動すべく構成することで、構造が簡単かつ軽量なうえ操
作も容易で安価でありながら、台車の他側への移動時に
一対の無端帯間にその下部から順次物品を積込むことが
できる物品積込み装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、台車に設けられた一対の無端帯を有し、該一
対の無端帯間に上下方向に積層されてなる物品を積下す
物品積下し装置であって、上記台車の一側への移動時に
一対の無端帯を物品積下し方向へ駆動する駆動手段が設
けられた物品積下し装置であることを特徴とする。
【0010】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記無端帯には物品
を保持する保持手段が設けられた物品積下し装置である
ことを特徴とする。
【0011】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1もしくは2記載の発明の構成と併せて、上記台車
の下部には台車の一側への移動先行側が高く後続側が低
くなるシュート手段が設けられた物品積下し装置である
ことを特徴とする。
【0012】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1,2もしくは3記載の発明の構成と併せて、上記
台車は走行車輪を有し、該走行車輪の回転力を上記無端
帯に伝達する伝達手段の中途部にクラッチ手段が介設さ
れた物品積下し装置であることを特徴とする。
【0013】この発明の請求項5記載の発明は、台車に
設けられた一対の無端帯を有し、該一対の無端帯間に上
下方向に物品を積込む物品積込み装置であって、上記台
車の他側への移動時に一対の無端帯を物品積込み方向へ
駆動する駆動手段が設けられた物品積込み装置であるこ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述の駆動手段は台車の一側への移動時に一
対の無端帯を物品積下し方向へ駆動するので、上述の一
対の無端帯間に上下方向に積層された物品をその下方か
ら順次積下し、台車の一側への移動にともなって積下さ
れた物品を整列配置することができる効果がある。加え
て物品積下し装置を、台車、一対の無端帯、駆動手段に
て構成するので、その構造が簡単かつ軽量で、操作も容
易であるうえ安価に構成することができる効果がある。
【0015】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の無端帯
に設けられた保持手段にて物品を保持するので、物品を
積下し可能な状態に安定保持することができる効果があ
る。
【0016】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1もしくは2記載の発明の効果と併せて、上
述の台車の一側への移動先行側が高く後続側が低いよう
に傾斜したシュート手段を設けたので、物品をこのシュ
ート手段を介して地面もしくは床面上に安定して積下す
ことができると共に、物品がこのシュート手段の斜面を
滑動する力を有効利用して先に積下された物品を次に積
下ろされる物品とを密な状態に整列配置することができ
る効果がある。
【0017】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1,2もしくは3記載の発明の効果と併せ
て、上述の伝達手段は走行車輪の回転力を一対の無端帯
に伝達し、クラッチ手段は回転力の伝達をON、OFF
制御する。このように台車の走行車輪の回転力を一対の
無端帯の駆動源として用いるので、モータ等の駆動源が
不要となり省エネルギ化を図ることができる効果があ
る。
【0018】しかも、必要時にクラッチ手段をOFFに
して走行車輪と無端帯との伝達系をしゃ断することがで
きるため、台車を一側もしくは他側の何れに走行させて
も無端帯の駆動を禁止することができて、地面もしくは
床面上に積下ろされた物品相互の間隔を零乃至任意に調
節することができる効果がある。
【0019】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上述の駆動手段は台車の他側への移動時に一対の無端帯
を物品積込み方向へ駆動するので、台車の他側への移動
時に一対の無端帯間にその下部から順次物品を積込むこ
とができる効果がある。加えて、物品積込み装置を、台
車、一対の無端帯、駆動手段にて構成するので、その構
造が簡単かつ軽量で、操作も安易であるうえ安価に構成
することができる効果がある。
【0020】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は物品積下し装置および物品積込み装置の
一例として緑化処理済みの苗が収納された育苗箱(物
品)を硬化室の床面上に整列配置するところの物品積下
し装置を例示している。図1、図2、図3において、こ
の物品積下し装置は、硬化室の床面A上を手動操作にて
走行するように台車1の下部に設けられた一対の走行車
輪2,2と一対のキャスタ3,3とを備えている。
【0021】上述の台車1はその前後方向が開放された
方形枠状のフレーム4と、ギヤボックス5と、シュート
手段としてのシュート部材6とを有し、このシュート部
材6は軽量化を図る目的で内部中空に構成されると共
に、台車1の一側(図1、図3の矢印a方向)への移動
先行側が高く後続側が低く、かつ該後続側が可及的床面
Aに近くなる傾斜面6aを備えている。ここで、上述の
フレーム4としては鉄板、軽合金もしくは強度を有する
合成樹脂を用いることができるが、軽量かつ安価に構成
することが推奨される。
【0022】また上述のフレーム4内の左右位置には図
2に示すように上下方向に延びる一対かつ平行の無端帯
としてのチェーン7,7を配設している。これらの各チ
ェーン7,7は台車1の前後方向に延びるように軸架さ
れた上部軸8と下部軸9とに嵌合されてなるスプロケッ
ト10,10間に張架されたもので、左右各2条構造に
構成されている。而して左側の2条のチェーン7,7間
には物品としての育苗箱Bを上下離間状に保持する保持
手段としての断面L字状のフック11…を等間隔に取付
け、同様に右側の2条のチェーン7,7間にも物品とし
ての育苗箱Bを上下離間状に保持する保持手段としての
断面L字状のフック11…を等間隔に取付けて、これら
左右のフック11,11間に育苗箱Bを水平かつ上下方
向に離間して積層すべく構成している。
【0023】この実施例では図1、図3から明らかなよ
うに左右のチェーン7,7間に前後方向に2列、上下方
向に15段、合計30箱の育苗箱Bを積下し可能に収納
すべく構成しているが、この列数、段数に限定されるも
のではない。また必要に応じてエンドレス状の各チェー
ン7…の内側にはチェーンガイドを設ける。一方、上述
のフレーム4における積下し操作側で、かつ上下方向中
間部位には図3に示す如く折曲部4a,4aを形成し
て、これら左右の折曲部4a,4a間には台車1を手動
操作にて走行させるための把持部材12を水平に取付け
ている。
【0024】次に図4を参照して走行車輪2の回転力を
左右のチェーン7,7に伝達する連動機構13の構成に
ついて説明する。なお図4はこの連動機構13を平面か
ら見た状態で示すものである。上述の走行車輪2は車軸
14に嵌合され、この車軸14の一端部には第1べべネ
ギヤ15を嵌合している。また上述の第1ベベルギヤ1
5の外方において台車1の前後方向に延びるドライブシ
ャフト16を軸架し、このドライブシャフト16の一側
(図4の左側)および他側(図4の右側)にはそれぞれ
第2ベベルギヤ17、第3ベベルギヤ18を嵌合すると
共に、第2ベベルギヤ17を上述の第1ベベルギヤ15
に常時噛合させている。
【0025】さらに車軸14と平行に中間軸19を横架
し、この中間軸19の両端部には第4ベベルギヤ20、
第5ベベルギヤ1を嵌合し、第4ベベルギヤ20を上述
の第3ベベルギヤ18に常時噛合させている。
【0026】一方、前述のドライブシャフト16と平行
になるように図4上に下側の走行車輪2の外方には台車
1の前後方向に延びるドリブンシャフト22を軸架し、
このドリブンシャフト22には第5ベベルギヤ21に常
噛する第6ベベルギヤ23を嵌合している。而して上述
のドライブシャフト16およびドリブンシャフト22の
他側(図4の右側)端部にはユニバーサルジョイント2
4,24を介して前述の下部軸9,9を連動連結し、台
車1を図1の矢印a方向(一側)へ手動走行させる時、
走行車輪2の図示矢印方向への回転力を有効利用して左
右のチェーン7,7を図2の矢印方向へ同期駆動すべく
構成している。すなわち、台車1の一側への移動量に応
じて左右一対の各チェーン7,7を物品積下し方向へ駆
動すべく構成したものである。
【0027】しかも、上述のドライブシャフト16には
クラッチ25を介設し、図1に示すクラッチレバー26
の操作により該クラッチ25をON、OFF制御すべく
構成し、クラッチ25のON時に走行車輪2の回転力を
連動機構13を介して各チェーン7,7に伝達し、クラ
ッチ25のOFF時には回転力の伝達をしゃ断すべく構
成している。上述の左右の上部軸8,8もしくは左右の
下部軸9,9にはクラッチ25OFF時を含む必要時に
チェーン走行を制動停止させる外部操作可能なブレーキ
装置などのブレーキ手段(図示せず)が設けられてい
る。
【0028】なお、この物品積下し装置は物品積込み装
置を兼ねる。つまり台車1に設けられた一対のチェーン
7,7を有し、一対のチェーン7,7における左右のフ
ック11,11間に物品を上下離間状態に積込む際には
台車1の他側(図6の矢印b方向)への移動時に上述の
連動機構13により一対のチェーン7,7が物品積込み
方向へ駆動されるので、最下段に位置するフック11,
11間に物品を順次手動上載させると一対のチェーン
7,7間にその下部から順次物品を積込むことも可能で
ある。
【0029】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て以下作用を説明する。まず、上述の左右のチェーン
7,7におけるフック11,11間に育苗箱Bが上載さ
れていない空の台車1に対して、これらフック11…の
上下ピッチかつ同一箱数の緑化処理済みの育苗箱Bが上
下離間状態に収納された緑化台車(図示せず)からプッ
シャ装置等を用いて上述の方形枠状のフレーム4におけ
る他側開放部4bから合計30箱の育苗箱Bを左右のフ
ック11,11間に上載して図1、図2、図3に示す図
示の状態と成す。この場合、育苗箱Bは左右のチェーン
7,7間に離間状態に積層されるので、播種、覆土、発
芽を経て緑化された苗(図示せず)がその上側に位置す
る育苗箱Bの底面と干渉することはない。
【0030】次に左右のチェーン7,7間に上下離間状
に積層された育苗箱Bを硬化室の床面A(もしくは地
面)上に順次積下す際には、作業者が把持部材12を把
持して台車1を図1、図3の矢印a方向(一側)へ移動
させる。
【0031】上述の台車1を一側(矢印a方向)へ移動
させると、走行車輪2が図1の矢印方向へ回転するの
で、この回転力が車軸14およびギヤボックス5内の連
動機構13(図4参照)を介してチェーン7の駆動用の
下部軸9,9に伝達され、スプロケット10,10を介
して左右のチェーン7,7が図2の矢印方向(物品積下
し方向)へ駆動され、最下部に位置する育苗箱Bはフッ
ク11,11による係止保持が解除された時点において
シュート部材6の傾斜面6a上に落下した後に、この傾
斜面6a上を滑って硬化室の床面A上に積下される。こ
の実施例では傾斜面6aの傾斜下方から2箱分の育苗箱
B,Bが一度に積下される。
【0032】以下、順次上述の台車1を図1、図3の矢
印a方向へ手動走行させると、左右のチェーン7,7間
の最下部に位置する育苗箱Bから順に積下すことができ
るが、育苗箱Bが上述の傾斜面6aを滑動する力を有効
利用して先に積下された育苗箱Bと次に積下ろされる育
苗箱Bとを図3に仮想線で示すように密な状態に整列配
置することができ、床面A上に整列された状態下におい
て各育苗箱B,B間に隙間がないように複数の育苗箱B
…を配列させることができ、硬化室の床面Aのスペース
を有効に利用することができる。
【0033】なお、何等かの原因により床面A上の育苗
箱B,B間に隙間が生ずるような場合には、クラッチレ
バー26を介してクラッチ25をOFFにした後に、台
車1を所定量図1の矢印b方向へ移動させ、その後、ク
ラッチ25を再びONと成して前述同様の操作を行なう
と育苗箱B,B間の隙間をなくすことができる。
【0034】このように、上述の連動機構13は台車1
の一側(矢印a方向)への移動時に左右のチェーン7,
7を物品積下し方向へ追従駆動するので、左右のチェー
ン7,7間に上下方向に離間積層された育苗箱Bをその
下方から順次積下し、台車1の一側への移動にともなっ
て積下された育苗箱bを整列配置することができる効果
がある。
【0035】加えて上記装置を、台車1、左右のチェー
ン7,7、連動機構13にて構成するので、その構造が
簡単かつ軽量で、操作も容易であるうえ、安価に構成す
ることができる効果がある。また上述のチェーン7に設
けられたフック11にて育苗箱Bを水平に保持するの
で、育苗箱Bを積下し可能な状態に安定保持することが
できる効果がある。
【0036】さらに上述の台車1の下部には台車1の一
側(矢印a方向)への移動先行側が高く、後続側が低い
ように傾斜したシュート部材6を設けたので、育苗箱B
をこのシュート部材6を介して床面Aもしくは地面上に
安定して積下すことができると共に、育苗こBがこのシ
ュート部材6の傾斜面6aを滑動する力を有効利用して
先に積下された育苗箱Bと次に積下ろされる育苗箱Bと
を隙間のない密な状態に整列配置することができる効果
がある。
【0037】さらにまた、上述の連動機構13は走行車
輪2の回転力を左右のチェーン7,7に伝達し、クラッ
チ25は回転力の伝達をON、OFF制御する。このよ
うに台車1の走行車輪2の回転力を左右チェーン7,7
の駆動源として有効利用するので、電動モータ等の駆動
源が不要となり、省エネルギ化を図ることができる効果
がある。
【0038】しかも、必要時に上述のクラッチ25をO
FFにして走行車輪2とチェーン7との間の伝達系をし
ゃ断することができるため、台車1を一側(矢印a方
向)もしくは他側(矢印b方向)の何れに手動走行させ
てもチェーン7の駆動を禁止することができて、地面も
しくは床面A上に積下ろされた育苗箱B,B相互の間隔
を零にすることができるのは勿論、必要に応じて物品相
互の間隔を任意に調整することができる効果がある。
【0039】この発明の構成と上述の実施例との対応に
おいて、この発明の物品は、実施例の緑化処理済みの苗
が収納された育苗箱Bに対応し、以下同様に、無端帯
は、チェーン7に対応し、駆動手段は、連動機構13に
対応し、保持手段は、フック11に対応し、シュート手
段は、シュート部材6に対応し、伝達手段は、連動機構
13に対応し、クラッチ手段は、クラッチ25に対応
し、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定される
ものではない。
【0040】例えば、物品としては育苗箱Bの他にパレ
ット、コンテナ、ワーク、魚類等を収納するようなとろ
箱であってもよく、無端帯としてはチェーン7の他にタ
イミングベルト等であってもよい。またシュート手段と
してのその傾斜面6aが水平ラインに対して約20度前
後傾斜したシュート部材6を用いたが、その傾斜角度は
取扱い対象となる物品に対応して任意に設定すればよ
く、必要に応じて傾斜面6aに4フッ化エチレン樹脂シ
ートを配設してもよく、或は複数のローラを配置しても
よい。
【0041】さらにクラッチ手段としてはレバー操作に
よりON、OFFされるクラッチの他に、スイッチ操作
によりON、OFFされる電磁式のクラッチを用いるこ
ともできる。さらには、車軸14の端部側のベベルギヤ
15,17噛合構造に代えて、車軸14側のウオームと
ドライブシャフト16側のウオーホイールとを噛み合わ
せる構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の物品積込み装置を兼ねる物品積下し
装置の側面視図。
【図2】 図1の左側面図。
【図3】 図1のC−C線に沿う平面図。
【図4】 連動機構を示す酢平面的系統図。
【符号の説明】
1…台車 2…走行車輪 6…シュート部材(シュート手段) 7…チェーン(無端部) 11…フック(保持手段) 13…連動機構(駆動手段、伝達手段) 25…クラッチ(クラッチ手段) B…育苗箱(物品)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 59/06 101 B65G 59/06 101B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台車に設けられた一対の無端帯を有し、該
    一対の無端帯間に上下方向に積層されてなる物品を積下
    す物品積下し装置であって、上記台車の一側への移動時
    に一対の無端帯を物品積下し方向へ駆動する駆動手段が
    設けられた物品積下し装置。
  2. 【請求項2】上記無端帯には物品を保持する保持手段が
    設けられた請求項1記載の物品積下し装置。
  3. 【請求項3】上記台車の下部には台車の一側への移動先
    行側が高く後続側が低くなるシュート手段が設けられた
    請求項1もしくは2記載の物品積下し装置。
  4. 【請求項4】上記台車は走行車輪を有し、該走行車輪の
    回転力を上記無端帯に伝達する伝達手段の中途部にクラ
    ッチ手段が介設された請求項1,2もしくは3記載の物
    品積下し装置。
  5. 【請求項5】台車に設けられた一対の無端帯を有し、該
    一対の無端帯間に上下方向に物品を積込む物品積込み装
    置であって、上記台車の他側への移動時に一対の無端帯
    を物品積込み方向へ駆動する駆動手段が設けられた物品
    積込み装置。
JP20778496A 1996-07-17 1996-07-17 物品積下し装置および物品積込み装置 Pending JPH1029456A (ja)

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JP (1) JPH1029456A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108343091A (zh) * 2018-04-26 2018-07-31 中山市加丰机械科技有限公司 一种排水盖安装设备
CN108516283A (zh) * 2018-04-26 2018-09-11 中山市精镀机电设备有限公司 一种传送带装置及排水盖安装设备
CN109081091A (zh) * 2018-10-24 2018-12-25 安庆市睿霞机械有限公司 一种烫印机的自动供料装置
CN109673325A (zh) * 2019-01-04 2019-04-26 浙江经济职业技术学院 一种精细化田间铺盘机及其铺盘方法

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