JPH1029371A - サーマルカード - Google Patents

サーマルカード

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JPH1029371A
JPH1029371A JP8185014A JP18501496A JPH1029371A JP H1029371 A JPH1029371 A JP H1029371A JP 8185014 A JP8185014 A JP 8185014A JP 18501496 A JP18501496 A JP 18501496A JP H1029371 A JPH1029371 A JP H1029371A
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JP
Japan
Prior art keywords
recording layer
area
card
desensitizing
thermal
Prior art date
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Pending
Application number
JP8185014A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutoki Katou
靖祝 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOBAYASHI KIROKUSHI KK
Kobayashi Kirokushi Co Ltd
Original Assignee
KOBAYASHI KIROKUSHI KK
Kobayashi Kirokushi Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by KOBAYASHI KIROKUSHI KK, Kobayashi Kirokushi Co Ltd filed Critical KOBAYASHI KIROKUSHI KK
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Publication of JPH1029371A publication Critical patent/JPH1029371A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材の裏面に磁気情報を記録再生できる磁気
記録層を設け、基材の表面に可視情報をサーマルプリン
タにより記録表示する感熱記録層を設けたサーマルカー
ドにおいて、カードの偽造を防止することを課題とす
る。 【解決手段】 感熱記録層40の所定部分に減感インキ
41を塗工し、カード10の所定部分に減感領域12を
設定し、この減感領域12に印字された内容の発色の有
無を検知することによりカードの真偽を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリペイドカー
ド等として好適なサーマルカードに関するもので、特
に、偽造防止に効果のあるサーマルカードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信,流通分野等において料金支
払いの手段として、プリペイドカードが普及し、キャッ
シュレス化が急速に進展している。
【0003】このようなプリペイドカードとしては、情
報を磁気により記録する磁気記録層とカードの磁気情報
を可視情報としてカード上に表示する感熱記録層を設け
たサーマルカードが知られており、ハイウエイカード、
百貨店,スーパー等のプリペイドカード等に広く使用さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
サーマルカードにおいては、上述したように、基材の一
面に磁気情報を記録再生する磁気記録層と、基材の他面
側に磁気記録層の情報を視覚的に標示する構成である
が、偽造,変造することが容易であり、特に、高額なプ
リペイドカードにこの種サーマルカードを適用する場
合、相当のリスクが必要であった。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、偽造防止機能を高めたサーマルカードを提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基材の一面に磁気記録層、他面に感熱記
録層が設けられ、磁気情報の記録再生と可視情報の表示
が可能なサーマルカードにおいて、前記感熱記録層の所
定部分に減感インキを塗工することにより、減感領域が
設定されていることを特徴とする。
【0007】ここで、カード基材は可撓性を有し、機械
的強度に優れた材質のものが使用され、例えば、ポリエ
ステルや硬質塩ビ等の合成樹脂や合成紙や紙の使用が可
能である。
【0008】カード基材に設けられる感熱記録層として
は、基材に塗布されたバインダの中のロイコ染料(無
色)等の電子供与体とフェノール類等の電子受容体が熱
で反応して発色する感熱発色記録媒体を使用する。
【0009】通常、発色剤として無色のロイコ染料(電
子供与体)、例えばクリスタルバイオレットラクトン
と、顕色剤として酸性物質(電子受容体)、例えば、ビ
スフェノールAとを、樹脂バインダ中に分散し、基材に
塗工して感熱記録層が形成される。
【0010】次に、サーマルカードの所定部分に設定さ
れる減感領域は、感熱記録層の一部に減感インキが塗布
され発色不能部分を形成させるもので、この減感インキ
としては、発色を抑制する性質をもったインキであり、
減感成分としては、アミン,ジアミン,第4級アンモニ
ウム塩,グリセリン等があり、これらを油性又は水性イ
ンキ化して印刷に使用する。
【0011】また、感熱記録層の上面には、サーマルヘ
ッド等、加熱装置の熱による感熱記録層の劣化やスティ
ッキングを防止するために、感熱記録層の上にオーバー
コート層を設けても良く、オーバーコート層としては、
シリコーン系,アクリル系,フッ素系,エポキシ系,ウ
レタン系等の有機物質、また、SiO2 ,SiO,Al
2 3 等の無機物質を用いても良く、従来公知の塗工又
は真空蒸着法等により0.1〜10μmの厚みに形成す
る。
【0012】以上の構成から明らかなように、本発明に
係るサーマルカードは、感熱記録層の所定部分に減感イ
ンキが塗工され、減感領域が設定されているため、この
減感領域をサーマルプリンタで印字した場合、減感イン
キが発色剤と顕色剤との反応を抑えるため発色しない。
しかし、偽造カードの場合は、減感領域が設定されてい
ないため、サーマルプリンタで印字を行なうと、顕著な
発色が見られる。
【0013】センサーで真偽判定をする場合に、センサ
ーが発色していないと認識すれば本物であると判断さ
れ、発色していると認識すれば偽物であると判断され
る。
【0014】また、発色しているか、発色していないか
を真偽の判定に使うので、目視でも本物と偽物を簡単に
確認することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るサーマルカー
ドの実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0016】図1は本発明をプリペイドカードに適用し
た実施形態を示すカードの平面図、図2は同カードの構
成を示す断面図、図3,図4はカードの真偽を検知する
手順を示す説明図である。
【0017】まず、図1,図2において、本発明に係る
サーマルカードをスーパー等のプリペイドカード10に
適用した実施形態について説明する。
【0018】このプリペイドカード10は、基材20の
裏面に磁気情報を記録,再生できる磁気記録層30が形
成されているとともに、基材20の表面には、図示しな
いサーマルヘッドにより可視情報を記録表示する感熱記
録層40が形成されており、この感熱記録層40の表面
にオーバーコート層50が形成されている。
【0019】更に詳しくは、基材20としては、ポリエ
ステル,ポリプロピレン,硬質PVC樹脂等の合成樹脂
の他に、紙,合成紙,金属等、可撓性を有し、機械的強
度に優れた材質のものであれば、特に材質は限定されな
い。
【0020】そして、感熱記録層40としては、サーマ
ルプリンタにより所定情報が印字できるように、無色の
ロイコ染料(電子供与体)、例えば、クリスタルバイオ
レットラクトンと、酸性物質(電子受容体)、例えば、
ビスフェノールAとを樹脂バインダ中に分散し、基材2
0に塗工して形成される。
【0021】また、オーバーコート層50としては、ア
クリル系,シリコーン系,フッ素系,エポキシ系等の樹
脂被膜を従来公知の塗工法や真空薄膜形成法(真空蒸着
法)を使用して厚み0.1〜10μm程度に形成する。
【0022】ところで、本発明の特徴は、カードの偽造
防止を目的としたプリペイドカード10の印字エリア1
1内に減感領域12が設定されている。
【0023】すなわち、この減感領域12は、印字エリ
ア11の上縁コーナー部のように印字スペースの障害と
ならない箇所に設定されており、この減感領域12は、
それに対応する感熱記録層40に減感インキ41が塗工
されている。
【0024】この減感インキ41としては、減感剤(陽
イオン活性剤,アミン,ジアミン,第4級アンモニウム
塩,グリセリン,ポリオール)をアルコールベースのビ
ヒクルに体質顔料と共に練肉して製造する。
【0025】本発明に係るプリペイドカード10は、以
上のように構成されているため、例えば、図3に示すよ
うに、図示しないサーマルプリンタによりプリペイドカ
ード10の印字エリア11に所定情報を印字する際、減
感領域12に文字やマーク等を印字した場合、印字エリ
ア11内に所定情報の印字は可能であるが、減感領域1
2には、文字やマーク等の印字が現れない。
【0026】この理由としては、感熱記録層40におけ
る発色剤と顕色剤との反応が減感インキ41により抑え
られ、文字が現れないためである。
【0027】そして、これと対比する上で、減感領域を
もたない偽造カード1を同様のサーマルプリンタにより
処理を行なうと、図4に示すように、所定情報の他に所
定文字2が印字される。
【0028】従って、図3,図4に示すように、本物の
プリペイドカード10と偽造されたプリペイドカード1
とでは、減感領域12における所定文字2の発色の有無
をセンサーにより検知すれば、プリペイドカード10の
真偽を認識することができ、このように、簡単なマーク
センサーで真偽の判定が機械側で可能となる。
【0029】また、目視による判定も可能となる実施形
態では印字エリア11内に減感領域12を設定したが、
印字エリア11外でも何等問題はない。
【0030】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別の作用効果を有する。
【0031】(1)本発明に係るサーマルカードは、感
熱記録層の所定部分に減感インキによる印刷を施し、減
感領域を設定するという構成であるため、減感領域に印
字してセンサーにより発色の有無を検知すれば、カード
の真偽を素早く判定することができ、偽造カードの使用
を未然に防止できるという効果を有する。
【0032】(2)本発明に係るサーマルカードは、感
熱記録層の一部に減感インキによる印刷処理部を設け、
印字不能領域(減感領域)を設定するという構成である
ため、簡単に作製できることから、低コストに偽造防止
カードを作成でき、実用性に富むという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーマルカードの一実施形態であ
るプリペイドカードを示す平面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本発明に係るプリペイドカードの真偽を判定す
る作業を示す説明図。
【図4】偽造されたプリペイドカードの真偽を判定する
作業を示す説明図。
【符号の説明】
10 プリペイドカード 11 印字エリア 12 減感領域 20 基材 30 磁気記録層 40 感熱記録層 41 減感インキ 50 オーバーコート層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の一面に磁気記録層、他面に感熱記
    録層が設けられ、磁気情報の記録再生と可視情報の表示
    が可能なサーマルカードにおいて、 前記感熱記録層の所定部分に減感インキを塗工すること
    により、減感領域が設定されていることを特徴とするサ
    ーマルカード。
JP8185014A 1996-07-15 1996-07-15 サーマルカード Pending JPH1029371A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8185014A JPH1029371A (ja) 1996-07-15 1996-07-15 サーマルカード

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JP8185014A JPH1029371A (ja) 1996-07-15 1996-07-15 サーマルカード

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JPH1029371A true JPH1029371A (ja) 1998-02-03

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ID=16163266

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JP8185014A Pending JPH1029371A (ja) 1996-07-15 1996-07-15 サーマルカード

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326480A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Toppan Forms Co Ltd リライトカードと該リライトカードへの情報入力方法
JP2002326481A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Toppan Forms Co Ltd リライトカード
JP2008055813A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Nhk Spring Co Ltd 識別媒体、物品、識別装置および識別媒体の識別方法

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