JPH06266285A - コード表示体 - Google Patents

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JPH06266285A
JPH06266285A JP4970993A JP4970993A JPH06266285A JP H06266285 A JPH06266285 A JP H06266285A JP 4970993 A JP4970993 A JP 4970993A JP 4970993 A JP4970993 A JP 4970993A JP H06266285 A JPH06266285 A JP H06266285A
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JP
Japan
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ink
heat
color
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JP4970993A
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English (en)
Inventor
Hideaki Tarumi
英朗 樽見
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、常温ではコードが目視で確認できな
いようにして、コードの偽造、改ざんに対する防止効果
を高め、コードのセキュリティ性を著しく向上できるこ
とをその最も主要な目的とする。 【構成】本発明は、セキュリティ性の必要とする対象物
の表示情報に用いられるコードを表示するコード表示体
において、基材上にインキによりコードを設け、かつ常
温よりも高い所定温度以上で消色する感熱消色インキに
よる隠蔽層でコードを隠蔽して成ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば有価証券類(商
品券や乗車券等)のように、セキュリティ性の必要とす
る対象物の表示情報に用いられるコードを表示するコー
ド表示体に係り、特に常温ではコードが目視で確認でき
ないようにして、コードの偽造、改ざんに対する防止効
果を高め、コードのセキュリティ性を著しく向上させる
ようにしたコード表示体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば商品券や乗車券等の各種有
価証券類において、金額情報コード、固有情報コード等
の読み取り情報が、基材上の一部に、OCR文字、バー
コード、またはカルラコード等の二次元コード等のコー
ド形態で設けられており、例えばバーコードでは、墨ベ
タで異なった線幅の組み合わせでコード化したものを印
刷している。
【0003】このため、以下のような点で問題になって
いる。
【0004】(a)コード自体が目視で読み取れるた
め、コードの内容が簡単に解析できてしまう (b)コードがコピー機で簡単にコピーできてしまう (c)切貼り等によるコードの偽造、改ざんが容易に行
なえる (d)白または墨インキでコードの偽造、改ざんが容易
に行なえる (e)上記(b)〜(d)の方法で作られたコードが、
読取機でそのまま簡単に読み取られてしまう (f)上記(b)〜(d)の方法で作られたコードの真
偽判定が、読取機では行なえない このような問題により、セキュリティ性を必要とする対
象物の表示情報に用いられるコードを、前述のように目
視可能にする方式では、セキュリティ性を維持できない
恐れがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
コードにおいては、コードの偽造、改ざんに対して全く
無策であり、コードのセキュリティ性が低いという問題
があった。
【0006】本発明は、上記のような問題を解決するた
めに成されたもので、その目的は常温ではコードが目視
で確認できないようにして、コードの偽造、改ざんに対
する防止効果を高め、コードのセキュリティ性を著しく
向上させることが可能なコード表示体を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、セキュリティ性の必要とする対象物の表示情報に
用いられるコードを表示するコード表示体において、ま
ず、請求項1に記載の発明では、基材上にインキにより
コードを設け、かつ常温よりも高い所定温度以上で消色
する感熱消色インキによる隠蔽層でコードを隠蔽して成
る。
【0008】また、請求項2に記載の発明では、基材上
に常温よりも高い第1の所定温度以上で消色する感熱消
色インキによりコードを設け、かつ第1の所定温度より
も低く常温よりも高い第2の所定温度以上で消色する感
熱消色インキによる隠蔽層でコードを隠蔽して成る。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明では、基材
上に常温よりも高い所定温度以上で消色する基材層の色
と異なった色の感熱消色インキによりコードを設け、か
つ感熱消色インキと同色のインキによりコードの周囲に
インキ層を設けて成る。
【0010】さらにまた、請求項4に記載の発明では、
基材上に当該基材の色と異なった色のインキによりコー
ドを設け、かつ常温よりも高い所定温度以上で消色する
インキと同色の感熱消色インキによりコードの周囲に感
熱消色インキ層を設けて成る。
【0011】ここで、特に上記請求項3または4に記載
のコード表示体において、基材上に感熱消色インキと異
なった色の下地層を設けて成る。
【0012】
【作用】従って、請求項1に記載の発明のコード表示体
においては、基材上にインキによりコードを設け、かつ
常温よりも高い所定温度以上で消色する感熱消色インキ
による隠蔽層でコードを隠蔽することにより、所定温度
以上で感熱消色インキが消色して下にあるコードが現わ
れるため、当該所定温度以上の温度に保ちながら、当該
コードを読み取ることができる。
【0013】また、この場合、常温では感熱消色インキ
が有色となるため、下地のコードが隠蔽され、常温では
コードを判別することができない。さらに、仮に通常状
態でコピーしてもコードは現われないため、コードをコ
ピーすることはできない。
【0014】また、請求項2に記載の発明のコード表示
体においては、基材上に常温よりも高い第1の所定温度
以上で消色する感熱消色インキによりコードを設け、か
つ第1の所定温度よりも低く常温よりも高い第2の所定
温度以上で消色する感熱消色インキによる隠蔽層でコー
ドを隠蔽することにより、第2の所定温度以上で隠蔽層
に用いた感熱消色インキが消色して下にあるコードが現
われ、第1の所定温度以上で当該コードに用いた感熱消
色インキが消色するため、第2の所定温度から第1の所
定温度までの一定範囲内の温度でしかコードが現われ
ず、コードを読み取ることができない。
【0015】そして、第2の所定温度から第1の所定温
度までの一定範囲内の温度に保ちながら、当該コードを
読み取ることができる。
【0016】さらに、請求項3に記載の発明のコード表
示体においては、基材上に常温よりも高い所定温度以上
で消色する基材層の色と異なった色の感熱消色インキに
よりコードを設け、かつ感熱消色インキと同色のインキ
によりコードの周囲にインキ層を設けることにより、常
温ではコードの色とインキ層の色が同色であるため、コ
ードを判別することができない。
【0017】そして、所定温度以上で感熱消色インキを
用いたコードの部分が消色して下地層が見えるため、こ
れをコードとして読み取ることができる。
【0018】さらにまた、請求項4に記載の発明のコー
ド表示体においては、基材上に当該基材の色と異なった
色のインキによりコードを設け、かつ常温よりも高い所
定温度以上で消色するインキと同色の感熱消色インキに
よりコードの周囲に感熱消色インキ層を設けることによ
り、常温ではコードの色と感熱消色インキ層の色が同色
であるため、コードを判別することができない。
【0019】そして、所定温度以上で感熱消色インキを
用いた感熱消色インキ層の部分が消色して、インキを用
いたコードが見えるため、これを読み取ることができ
る。
【0020】以上により、常温ではコードが目視で確認
できないようにして、コードの偽造、改ざんに対する防
止効果を高め、コードのセキュリティ性を著しく向上さ
せることが可能となり、セキュリティ性の要求が非常に
高い品物(商品券や乗車券等)へ適用することができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0022】まず、図1は、本発明の第1の実施例によ
るコード表示体の構成例を示す断面図である。すなわ
ち、図1に示すように、本実施例のコード表示体は、基
材1上に、インキ(例えば、墨ベタ)により、バーコー
ド、カルラコード等のコード2を設け、かつ常温よりも
高い所定温度以上(例えば、摂氏50度以上)で消色す
る感熱消色インキによる隠蔽層3で、コード2を隠蔽し
た構成としている。
【0023】ここで、隠蔽層3に用いる感熱消色インキ
としては、例えば“株式会社記録素材総合研究所製の感
熱消色インキ(OR−50 Black)を使用するこ
とができる。
【0024】以上のように構成した本実施例のコード表
示体においては、基材1上にインキによりコード2を設
け、常温よりも高い所定温度以上(摂氏50度以上)で
消色する感熱消色インキによる隠蔽層3でコード2を隠
蔽していることから、所定温度以上(摂氏50度以上)
で感熱消色インキが消色して墨ベタから透明に変化し、
その下にあるコード2が現われる。
【0025】そのため、この所定温度以上(摂氏50度
以上)の温度に保ちながら、このコード2を読み取るこ
とができる。
【0026】また、この場合、常温では感熱消色インキ
が墨となるため、下地のコード2が隠蔽され、常温では
コード2を判別することができない。さらに、仮に通常
状態でコピーしてもコード2は現われないため、コード
2をコピーすることはできない。
【0027】上述したように、本実施例のコード表示体
は、基材1上にインキ(墨ベタ)によりコード2を設
け、かつ常温よりも高い所定温度以上(摂氏50度以
上)で消色する感熱消色インキによる隠蔽層3で、コー
ド2を隠蔽する構成としたものである。
【0028】従って、従来のコードは、コード自体が目
視で確認できる上、コピー、切貼り等による偽造、改ざ
んが容易に行なえるため、セキュリティ性の要求が非常
に高い品物(商品券や金券等)へ適用することが困難で
あったのに対して、本実施例のものでは、コード2が感
熱消色インキによる隠蔽層3で隠蔽されるため、常温で
は目視でのコード2の確認ができなくなり、またコピ
ー、切貼り等も行ない難くなるため、コード2の偽造、
改ざんに対する防止効果、抑制効果が高まり、コード2
のセキュリティ性を著しく向上させることが可能とな
る。これにより、セキュリティ性の要求が非常に高い品
物(商品券や金券等)へ適用することができる。
【0029】次に、図2は、本発明の第2の実施例によ
るコード表示体の構成例を示す断面図である。すなわ
ち、図2に示すように、本実施例のコード表示体は、基
材4上に、常温よりも高い第1の所定温度以上(例え
ば、摂氏60度以上)で消色する感熱消色インキによ
り、バーコード、カルラコード等のコード5を設け、か
つこの第1の所定温度よりも低く常温よりも高い第2の
所定温度(例えば、摂氏40度以上)で消色する感熱消
色インキによる隠蔽層6で、コード5を隠蔽した構成と
している。
【0030】ここで、コード5に用いる感熱消色インキ
としては、例えば“株式会社記録素材総合研究所製の感
熱消色インキ(OR−60 Black)を使用するこ
とができる。また、隠蔽層6に用いる感熱消色インキと
しては、例えば“株式会社記録素材総合研究所製の感熱
消色インキ(OR−40 Black)を使用すること
ができる。
【0031】以上のように構成した本実施例のコード表
示体においては、基材4上に常温よりも高い第1の所定
温度以上(摂氏60度以上)で消色する感熱消色インキ
によりコード5を設け、第1の所定温度よりも低く常温
よりも高い第2の所定温度以上(摂氏40度以上)で消
色する感熱消色インキによる隠蔽層6でコード5を隠蔽
していることから、第2の所定温度以上(摂氏40度以
上)で隠蔽層6に用いた感熱消色インキが消色して墨ベ
タから透明に変化し、その下にあるコード5が現われ、
さらに第1の所定温度以上(摂氏60度以上)でこのコ
ード5に用いた感熱消色インキが消色して墨ベタから透
明に変化する。
【0032】そのため、第2の所定温度(摂氏40度)
から第1の所定温度(摂氏60度)までの一定範囲内の
温度でしかコード5が現われず、すなわち第2の所定温
度(摂氏40度)以下では、隠蔽層6によってコード5
が隠蔽され、また第1の所定温度(摂氏60度)以上で
は、コード5および隠蔽層6の色が透明になってコード
5が現われず、コード5を読み取ることができない。
【0033】そして、第2の所定温度(摂氏40度)か
ら第1の所定温度(摂氏60度)までの一定範囲内の温
度に保ちながら、このコード5を読み取ることができ
る。
【0034】上述したように、本実施例のコード表示体
は、基材4上に、常温よりも高い第1の所定温度以上
(摂氏60度以上)で消色する感熱消色インキによりコ
ード5を設け、かつこの第1の所定温度よりも低く常温
よりも高い第2の所定温度(摂氏40度以上)で消色す
る感熱消色インキによる隠蔽層6で、コード5を隠蔽す
る構成としたものである。
【0035】従って、前記実施例の場合と同様に、コー
ド5が感熱消色インキによる隠蔽層6で隠蔽されるた
め、常温では目視でのコード5の確認ができなくなり、
またコピー、切貼り等も行ない難くなるため、コード5
の偽造、改ざんに対する防止効果、抑制効果が高まり、
コード5のセキュリティ性を著しく向上させることが可
能となる。これにより、セキュリティ性の要求が非常に
高い品物(商品券や金券等)へ適用することができる。
【0036】次に、図3は、本発明の第3の実施例によ
るコード表示体の構成例を示す断面図である。すなわ
ち、図3に示すように、本実施例のコード表示体は、基
材7上に、常温よりも高い所定温度以上(例えば、摂氏
50度以上)で消色する、基材7層の色と異なった色の
感熱消色インキにより、バーコード、カルラコード等の
コード9を設け、かつこのコード9に用いた感熱消色イ
ンキと同色(例えば、墨ベタ)のインキにより、コード
9の周囲にインキ層10を設けた構成としている。
【0037】ここで、コード9に用いる感熱消色インキ
としては、例えば“株式会社記録素材総合研究所製の感
熱消色インキ(OR−50 Black)を使用するこ
とができる。
【0038】以上のように構成した本実施例のコード表
示体においては、基材7上に、常温よりも高い所定温度
以上(摂氏50度以上)で消色する、基材7層の色と異
なった色の感熱消色インキによりコード9を設け、この
コード9に用いた感熱消色インキと同色(墨ベタ)のイ
ンキにより、コード9の周囲にインキ層10を設けてい
ることから、常温ではコード9の色とインキ層10の色
が同じである。そのため、コード9を判別することがで
きない。
【0039】そして、所定温度以上(摂氏50度以上)
で感熱消色インキを用いたコード9の部分が消色して墨
ベタから透明に変化し、基材7層の色が浮き出して見え
るため、これをコードとして読み取ることができる。
【0040】上述したように、本実施例のコード表示体
は、基材7上に、常温よりも高い所定温度以上(例え
ば、摂氏50度以上)で消色する、基材7層の色と異な
った色の感熱消色インキにより、バーコード、カルラコ
ード等のコード9を設け、かつこのコード9に用いた感
熱消色インキと同色(例えば、墨ベタ)のインキによ
り、コード9の周囲にインキ層10を設ける構成とした
ものである。
【0041】従って、前記各実施例の場合と同様に、コ
ード9がインキ層10で隠蔽されるため、常温では目視
でのコード9の確認ができなくなり、またコピー、切貼
り等も行ない難くなるため、コード9の偽造、改ざんに
対する防止効果、抑制効果が高まり、コード9のセキュ
リティ性を著しく向上させることが可能となる。これに
より、セキュリティ性の要求が非常に高い品物(商品券
や金券等)へ適用することができる。
【0042】次に、図4は、本発明の第4の実施例によ
るコード表示体の構成例を示す断面図である。すなわ
ち、図4に示すように、本実施例のコード表示体は、基
材11上に、基材11の色と異なった色(例えば、墨ベ
タ)のインキにより、バーコード、カルラコード等のコ
ード13を設け、かつ常温よりも高い所定温度以上(例
えば、摂氏50度以上)で消色する、インキと同色の感
熱消色インキによりコード13の周囲に感熱消色インキ
層14を設けた構成としている。
【0043】ここで、感熱消色インキ層14に用いる感
熱消色インキとしては、例えば“株式会社記録素材総合
研究所製の感熱消色インキ(OR−50 Black)
を使用することができる。
【0044】以上のように構成した本実施例のコード表
示体においては、基材11上に基材11の色と異なった
色(墨ベタ)のインキによりコード13を設け、かつ常
温よりも高い所定温度以上(摂氏50度以上)で消色す
る、インキと同色の感熱消色インキによりコード13の
周囲に感熱消色インキ層14を設けていることから、常
温ではコード13の色と感熱消色インキ層14の色が同
色である。そのため、コード13を判別することができ
ない。
【0045】そして、所定温度以上(摂氏50度以上)
で感熱消色インキを用いた感熱消色インキ層14の部分
が消色して墨ベタから透明に変化し、インキを用いたコ
ード13の色(墨ベタ)が見えるため、これを読み取る
ことができる。
【0046】上述したように、本実施例のコード表示体
は、基材11上に基材11の色と異なった色(墨ベタ)
のインキによりコード13を設け、かつ常温よりも高い
所定温度以上(摂氏50度以上)で消色する、インキと
同色の感熱消色インキによりコード13の周囲に感熱消
色インキ層14を設ける構成としたものである。
【0047】従って、前記各実施例の場合と同様に、コ
ード13が感熱消色インキ層14で隠蔽されるため、常
温では目視でのコード13の確認ができなくなり、また
コピー、切貼り等も行ない難くなるため、コード13の
偽造、改ざんに対する防止効果、抑制効果が高まり、コ
ード13のセキュリティ性を著しく向上させることが可
能となる。これにより、セキュリティ性の要求が非常に
高い品物(商品券や金券等)へ適用することができる。
【0048】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
でなく、次のようにしても同様に実施できるものであ
る。
【0049】(a)上記実施例では、感熱消色インキと
して、(OR−50 Orange)、(OR−50
Black)を使用する場合について説明したが、これ
に限らず、その他の色(例えば、Yellow、Gre
en、Emerald Green、Violet、B
lue、Rose Red、Red等)の感熱消色イン
キを使用しても、本発明を同様に適用して、前述と同様
の効果を得ることができるものである。
【0050】(b)上記図3および図4の各実施例にお
いて、基材とコードとの間に下地層を設けることによっ
て、コードをより識別し易くすることもできる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、セ
キュリティ性の必要とする対象物の表示情報に用いられ
るコードを表示するコード表示体において、基材上にイ
ンキによりコードを設け、かつ常温よりも高い所定温度
以上で消色する感熱消色インキによる隠蔽層でコードを
隠蔽するか、または基材上に常温よりも高い第1の所定
温度以上で消色する感熱消色インキによりコードを設
け、かつ第1の所定温度よりも低く常温よりも高い第2
の所定温度以上で消色する感熱消色インキによる隠蔽層
でコードを隠蔽するか、あるいは基材上に常温よりも高
い所定温度以上で消色する基材層の色と異なった色の感
熱消色インキによりコードを設け、かつ感熱消色インキ
と同色のインキによりコードの周囲にインキ層を設ける
か、もしくは基材上に当該基材の色と異なった色のイン
キによりコードを設け、かつ常温よりも高い所定温度以
上で消色するインキと同色の感熱消色インキによりコー
ドの周囲に感熱消色インキ層を設けるようにしたので、
常温ではコードが目視で確認できないようにして、コー
ドの偽造、改ざんに対する防止効果を高め、コードのセ
キュリティ性を著しく向上させることが可能なコード表
示体が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコード表示体の第1の実施例を示
す断面図。
【図2】本発明によるコード表示体の第2の実施例を示
す断面図。
【図3】本発明によるコード表示体の第3の実施例を示
す断面図。
【図4】本発明によるコード表示体の第4の実施例を示
す断面図。
【符号の説明】
1…基材、2…コード、3…感熱消色インキによる隠蔽
層、4…基材、5…コード、6…隠蔽層、7…基材、9
…コード、10…インキ層、11…基材、13…コー
ド、14…感熱消色インキ層。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セキュリティ性の必要とする対象物の表
    示情報に用いられるコードを表示するコード表示体にお
    いて、 基材上にインキによりコードを設け、かつ常温よりも高
    い所定温度以上で消色する感熱消色インキによる隠蔽層
    で前記コードを隠蔽して成ることを特徴とするコード表
    示体。
  2. 【請求項2】 セキュリティ性の必要とする対象物の表
    示情報に用いられるコードを表示するコード表示体にお
    いて、 基材上に常温よりも高い第1の所定温度以上で消色する
    感熱消色インキによりコードを設け、かつ前記第1の所
    定温度よりも低く常温よりも高い第2の所定温度以上で
    消色する感熱消色インキによる隠蔽層で前記コードを隠
    蔽して成ることを特徴とするコード表示体。
  3. 【請求項3】 セキュリティ性の必要とする対象物の表
    示情報に用いられるコードを表示するコード表示体にお
    いて、 基材上に常温よりも高い所定温度以上で消色する前記基
    材層の色と異なった色の感熱消色インキによりコードを
    設け、かつ前記感熱消色インキと同色のインキにより前
    記コードの周囲にインキ層を設けて成ることを特徴とす
    るコード表示体。
  4. 【請求項4】 セキュリティ性の必要とする対象物の表
    示情報に用いられるコードを表示するコード表示体にお
    いて、 基材上に当該基材の色と異なった色のインキによりコー
    ドを設け、かつ常温よりも高い所定温度以上で消色する
    前記インキと同色の感熱消色インキにより前記コードの
    周囲に感熱消色インキ層を設けて成ることを特徴とする
    コード表示体。
  5. 【請求項5】 前記請求項3または4に記載のコード表
    示体において、 前記基材上に感熱消色インキと異なった色の下地層を設
    けて成ることを特徴とするコード表示体。
JP4970993A 1993-03-10 1993-03-10 コード表示体 Pending JPH06266285A (ja)

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