JPH10293488A - 電子写真用熱定着ロール - Google Patents

電子写真用熱定着ロール

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JPH10293488A
JPH10293488A JP14299898A JP14299898A JPH10293488A JP H10293488 A JPH10293488 A JP H10293488A JP 14299898 A JP14299898 A JP 14299898A JP 14299898 A JP14299898 A JP 14299898A JP H10293488 A JPH10293488 A JP H10293488A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術による熱定着ロールの耐オフセット
性の問題を解消するために、定着画像の質が高いばかり
でなく非オフセット温度領域が広い、改良された電子写
真用熱定着ロールを提供する。 【解決手段】 本発明の電子写真用熱定着ロールは、表
面の粗さRzが3.5μm以下、光沢度が50%未満、
水の接触角が115°以上である弗素樹脂層を表面に設
けてなるもので、非オフセット温度領域が広く、弗素樹
脂層の耐摩耗性が優れ、且つシリコーンオイルに対する
高い耐久性を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真装置におけ
る定着装置に使用される、トナー粒子を複写紙上に溶融
固着するための電子写真用熱定着ロールに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真用の熱定着ロールとして
は、アルミニウム、鉄、ステンレス鋼などの円筒状芯金
上に離型性のよい材料、たとえばポリテトラフロロエチ
レン(以下、PTFE樹脂という)、テトラフロロエチ
レンとパーフロロアルキルパーフロロビニルエーテルと
の共重合体(以下、PFA樹脂という)などの弗素樹脂
を被覆したロールが使用されている。
【0003】このような熱定着ロールは、シリコーンゴ
ムや弗素ゴムなどを被覆した加圧ロールと対向圧接させ
て定着装置を構成する。そして加熱された熱定着ロール
と加圧ロールとの間に複写紙を通過させ、複写紙の上に
形成された粉末トナー像を熱と圧力によって溶融させ、
複写紙上に固定するものである。
【0004】ところで、弗素樹脂の被膜層を有する熱定
着ロールの製造に当っては、弗素樹脂の粉体または分散
液を芯金表面に塗装し、360〜400℃の温度で焼成
して融着する方法が採用されるが、塗装の際のムラが残
って被膜層の厚さが不均一となり易い。このような弗素
樹脂層の厚さのバラツキは、トナー定着に際して圧接力
のムラを生ずることとなり、結果として定着画像の質が
低下するので、従来は焼成後の弗素樹脂層をサンドペー
パーや砥石などを用いて所定の厚みとなるように研磨
し、合わせて表面の平滑度を高めるようにしていた。
【0005】しかし、このような表面研磨により平滑化
した弗素樹脂層を持つ熱定着ロールは、表面の粗さが小
さくなるに伴って深いすり傷も発生し易いために、付着
したトナーのクリーニングが難しくなり、オフセット現
象による画質の低下を防ぎ切れないという問題点があっ
た。そこで表面研磨の代わりに加圧ロールを用いて平滑
仕上げをする方法(特開昭57−43892号)や、ロ
ーラ母材上に弗素樹脂を塗布したのちそ表面を平滑化
し、その後弗素樹脂の融点以上の温度で焼成する方法
(特開昭63−4287号)などが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の方
法によって表面の平滑化を行なった熱定着ロールは、定
着画像の質の改良については効果を有しているものの、
トナー像の定着に際して溶融したトナーが熱定着ロール
付着し、次に接触した複写紙上に転移してこれを汚染す
る現象、すなわちオフセット現象の発生を確実に抑制で
きるまでには至っていない。
【0007】一般にオフセット現象は、高温オフセット
と呼ばれるものと低温オフセットと呼ばれるものに大別
されるが、高温オフセットは溶融したトナーが熱定着ロ
ールに付着することにより、また低温オフセットは溶融
していないトナー粒子が熱定着ロールに付着することに
よるもので、熱定着ロールの表面温度の分布状態、通紙
時の温度低下、トナー特性等により決定される。従って
高温オフセットの発生する温度が高く、低温オフセット
の発生する温度が低いことが熱定着ロールに対して要求
されるが、これらの従来の方法によって得た熱定着ロー
ルは、高温オフセット発生域と低温オフセット発生域と
が接近しており、非オフセット温度領域が狭いという問
題があった。
【0008】そこで本発明は、上記のような従来技術に
よる熱定着ロールの耐オフセット性の問題を解消するた
めに、定着画像の質が高いばかりでなく非オフセット温
度領域が広い、改良された電子写真用熱定着ロールを提
供することを目的とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述のような本発明の目
的は、表面の粗さRzが3.5μm以下、光沢度が50
%未満、水の接触角が115°以上である弗素樹脂層を
表面に設けてなる電子写真用熱定着ロールによって達成
される。さらに、かかる本発明の熱定着ロールは、芯金
表面に弗素樹脂分散液塗料を塗布して乾燥被膜を形成
し、ついで該被膜の表面に回転する加圧ロールを押圧し
て鏡面状に平滑化加工し、その後熱処理して該被膜を融
着させることによって得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において用いられる芯金
は、好ましくは中空円筒状のものであり、その内部に加
熱用の発熱体などを装着できるものが好適である。芯金
上に塗布される弗素樹脂塗料は、特に限定されるもので
はないが、PTFE樹脂、PFA樹脂あるいはこれらの
配合物を、水などの液状媒体中に分散させたものが好ま
しく用いられる。このような塗料中には必要に応じ有機
質や無機質の充填剤などが配合できる。かかる充填剤と
しては、たとえばカーボン、チタン酸カリウム、金属酸
化物、セラミックス、ガラス、金属などの繊維状あるい
は微粉末状のものなどがあり、除電性や耐摩耗性などそ
れぞれの目的とする性質を付与するに適した材料を選択
して配合することができる。
【0011】一般に、定着ロールの表面樹脂層内に配合
されたカーボンは、従来3〜8重量%混入することによ
って優れた除電特性を示すことが知られているが、本発
明によれば、前述のカーボン含有量よりはるかに少ない
0.5乃至3重量%、特に0.5乃至1重量%程度の微
少量を混入するだけでも優れた除電特性が発揮される。
【0012】このような弗素樹脂塗料はプライマーを塗
布した中空芯金上に、例えばスプレー塗装等により塗布
され、室温から約100℃までの温度で30分から1時
間乾燥させることにより、弗素樹脂の乾燥被膜が形成さ
れる。この弗素樹脂の乾燥被膜は未焼成であって、弗素
樹脂の粒子が単に重なり合っているだけのものであるた
め、その表面は粒子の形状に沿った凹凸があり、強くこ
すると脱落し易いものである。
【0013】このようにして芯金上に形成した弗素樹脂
乾燥被膜は、表面に平滑化加工が施される。かかる平滑
化加工としては、表面を鏡面化した金属製の加圧ロール
を、回転する被加工ロール体上に約1乃至20kgf の力
で押し付けて、被加工ロール体に対して従動回転させ、
加圧ロールを被加工ロール体の軸に沿って一方端から他
方端に向かって、たとえば2cm/sec の速度で移動させ
ながら弗素樹脂乾燥被膜を押し潰して、表面を鏡面状に
平滑化させる方法が用いられる。この方法によれば、焼
成して溶融した弗素樹脂層を平滑化する場合と異って、
格段に低い押圧力で簡単に平滑化できるから芯金に歪を
与えるなどの不都合が発生しない。
【0014】上述のように平滑化した弗素樹脂乾燥被膜
は、たとえば360〜400℃の温度で、たとえば10
分から1時間程度焼成することにより、平滑で傷のない
弗素樹脂層に転化するが、この樹脂層は外観がつや消し
状態であり、光沢度は50%未満のものである。そし
て、焼結後に表面を研磨し、あるいはロール押圧により
鏡面化した従来方法による樹脂層と同程度の表面粗さ、
すなわち10点平均粗さRzで3.5μm以下が実現さ
れる。
【0015】こうして得られた本発明の電子写真用熱定
着ロールについて特徴的なことは、弗素樹脂層の表面の
水との接触角が特に大きい値を示すことである。すなわ
ち、本発明の電子写真用熱定着ロールの表面に水滴を置
いてその接触角を測定すると、従来技術によって表面を
平滑化した弗素樹脂層においては、110°以下の値し
か示さないのに対して、115°以上という極めて大き
い接触角を有しているものである。
【0016】以上のような、10点平均粗さRzが3.
5μm以下、光沢度が50%未満、且つ水との接触角が
115°以上という特性を有する本発明の電子写真用熱
定着ロールは、押圧平滑化されたのちに焼成して溶融結
合して得た高い密度の弗素樹脂層を有しているもので、
広い温度範囲でオフセット現象の発生がなく、また耐摩
耗性に優れ、耐久性が良好であるという優れた性能を現
す。
【0017】
【実施例】
〔実施例1〕直径30mm、長さ300mmの中空芯金上に
プライマー(ダイキン工業社製、EK1909BKN)
を塗布した後、PTFE樹脂液(ダイキン工業製 ED
4300CRN)を塗装した。これを80℃で30分間
乾燥して弗素樹脂乾燥被膜を形成した後、鏡面を有する
金属押圧ロールを押圧力6kgf で被加工ロール体に当接
させ、被加工ロール体を回転させながら、押圧ロールを
被加工ロール体の軸に沿って一方端から他方端に向かっ
て、2cm/sec の速度で移動させることにより、弗素樹
脂乾燥被膜を鏡面化した。この時の弗素樹脂乾燥被膜面
の10点平均粗さRzは2μmであった。
【0018】これを380℃の雰囲気を有する焼成炉に
入れて30分間焼成し、厚さ30μmの弗素樹脂層を有
する熱定着ロールを製作した。こうして得た熱定着ロー
ルの弗素樹脂層表面の10点平均粗さを測定したとこ
ろ、Rzは2.0μmであった。
【0019】また、光沢度計(日本電色社、ND−K
S、VG−107型)を用い、580〜600nmのハ
ロゲン光を受光角75゜で入射させて、弗素樹脂層表面
の光沢度を測定したところ、9.1%であった。更に、
弗素樹脂層表面に水滴を置いて、その表面と接触する水
面の角度を接触角計で測定したところ、118〜120
゜の値が得られた。
【0020】〔実施例2〕PTFE樹脂液(ダイキン工
業社製、ED4300CRN)に0.75重量%のカー
ボンブラックを混入した塗料を塗装した以外は、すべて
実施例1と同様にして、熱定着ロールを製作した。この
熱定着ロールの弗素樹脂層表面の10点平均粗さRzは
2.0μm、光沢度は4.2%、水の接触角は120〜
126゜であった。
【0021】〔実施例3〕PTFE樹脂液(ダイキン工
業社製、ED4300CRN)に3.0重量%の酸化錫
を混入した塗料を塗装した以外は、すべて実施例1と同
様にして、定着ロールを製作した。この熱定着ロールの
弗素樹脂層表面の10点平均粗さRzは2.0μm、光
沢は46.8%、水の接触角は118〜124゜であっ
た。
【0022】〔比較例1〕直径30mm、長さ300mmの
中空芯金上にプライマー(ダイキン工業社製、EK19
09BKN)を塗布した後、PTFE樹脂液(ダイキン
工業社製、ED4300CRN)を塗布して、約30分
間80℃の温度で乾燥させた。その後、380℃の温度
で30分間焼成し、800番のサンドペーパーで研磨し
て厚さ30μmの弗素樹脂層を有する熱定着ロールを製
作した。得られた熱定着ロールの弗素樹脂層表面の10
点平均粗さRzは1.5μmであり、無数の研磨傷が肉
眼で確認された。また表面の光沢度は65.7%であ
り、水の接触角は102゜であった。
【0023】〔比較例2〕PTFE樹脂液(ダイキン工
業社製、ED4300CRN)に0.75重量%のカー
ボンブラックを混入した以外は、比較例1と同様にし
て、熱定着ロールを製作した。得られた熱定着ロールの
弗素樹脂層表面の10点平均粗さRzは1.5μm、光
沢度は70.4%、水の接触角は104〜106゜であ
った。
【0024】〔比較例3〕PTFE樹脂液(ダイキン工
業社製、ED4300CRN)に3.0重量%の酸化錫
を混入した以外は、比較例1と同様にして、熱定着ロー
ルを製作した。得られた熱定着ロールの弗素樹脂層表面
の10点平均粗さRzは1.5μm、光沢度は65.1
%、水の接触角は98〜102゜であった。
【0025】〔比較例4〕直径30mm、長さ300mmの
中空芯金上にプライマー(ダイキン工業社製、EK19
09BKN)を塗装した後、PTFE樹脂液(ダイキン
工業社製、ED4300CRN)を塗布して、約30分
間80℃の温度で乾燥させた。その後380℃で30分
間焼成し、表面を鏡面加工した押圧ロールを約40kgの
圧力で押しつけて芯金を回転させ、ヒートガンで弗素樹
脂表面を軟化させながら、押圧ロールを2cm/sec の速
度で、被加工ロール体の軸に沿って一方端から他方端に
向かって移動させて、厚さ30μmの弗素樹脂層を有す
る熱定着ロールを製作した。
【0026】得られた熱定着ロールの弗素樹脂層表面の
10点平均粗さRzは1.95μmであり、表面の光沢
度は69.3%で、鏡面光沢がある表面のすべてに曇っ
た斑点が分布していた。また顕微鏡で観察したところ押
圧ロールによる筋状の傷が多数確認された。なお、水の
接触角は104〜106゜であった。
【0027】〔比較例5〕PTFE樹脂液(ダイキン工
業社製、ED4300CRN)に0.75重量%のカー
ボンブラックを混入した以外は、比較例4と同様にし
て、熱定着ロールを製作した。得られた熱定着ロールの
弗素樹脂層表面の10点平均粗さRzは1.9μm、光
沢度は73.6%であり、外観は比較例4と同様であっ
た。また水の接触角は106〜108゜であった。
【0028】〔比較例6〕PTFE樹脂液(ダイキン工
業社製、ED4300CRN)に3.0重量%の酸化錫
を混入した以外は、比較例4と同様にして、熱定着用ロ
ールを製作した。得られた熱定着ロールの弗素樹脂層表
面の10点平均粗さRzは1.9μm、光沢度69.4
%、水の接触角は101〜104゜であった。
【0029】〔試験例1〕実施例1〜3および比較例1
〜6の各熱定着ロールを複写機に組み込み、240℃ま
で加熱した後、ヒーターをOFFにして通紙を行ない、
熱定着ロール表面の温度が順次低下して130℃になる
までの複写画像のオフセット現象の発生を観察した。ま
た、モンローの表面電位計を用いて初期と100枚通紙
後の帯電量を測定した。これらの結果を表1〜3に示
す。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】この結果から、充填剤無し、カーボン、あ
るいは酸化錫を含有させた場合のいずれにおいても、本
発明の電子写真用熱定着ロールが、非オフセット温度領
域の広さと除電性について、良好な結果を示しているこ
とがわかる。また特に表2及び表3からは、充填剤の使
用量が同じであるに拘らず除電効果に著しい差が出てい
ることが認められ、本発明において充填剤の特性が有効
に発揮されることがわかる。
【0034】次に、常温での粘度100csのシリコー
ンオイルを200℃に保持しておき、これに実施例1と
比較例1の熱定着ロールをそれぞれ浸漬して弗素樹脂層
の剥離を見たところ、比較例1の熱定着ロールは基盤目
試験で216時間で10/100の剥離、240時間で
40/100の剥離があったが、実施例1の熱定着ロー
ルには300時間経過してもまったく剥離が無かった。
【0035】更に実施例2と比較例2の熱定着ロールを
複写機に組み込み、複写機のエッジ部による摩耗と分離
爪による摩耗を観察したところ、実施例2では複写紙の
エッジ部が通過する部分の表面粗さは、初期はRmax
が2.5μm、3万枚通紙後はRmaxが3.2μm、
分離爪が当接する部分では初期はRmaxが3.0μ
m、3万枚通紙後はRmaxが1.8μmであった。し
かし、比較例2では、複写紙のエッジ部が通過する部分
では初期はRmaxが2.0μm、3万枚通紙後ではR
maxが8μm、分離爪が当接する部分では初期はRm
axが1.5μm、3万枚通紙後ではRmaxが5.5
μmと、実施例2の熱定着ロールは格段に優れた耐摩耗
性を示した。
【0036】〔実施例4〜6、および比較例7,8〕実
施例2におけるカーボンブラックの混入量を、0.5重
量%、1重量%、3重量%と変えた以外はすべて実施例
2と同様にして、それぞれ実施例4〜6の熱定着ロール
を製作した。また比較例2におけるカーボンブラックの
混入量を3重量%、5重量%と変えた以外はすべて比較
例2と同様にして、それぞれ比較例7〜8の熱定着ロー
ルを製作した。
【0037】〔試験例2〕実施例4〜6および比較例
7,8の各熱定着ロールについて、試験例1と同様の方
法で複写画像のオフセット現象の発生および帯電量を調
べた。これらの結果を表4に示す。
【0038】
【表4】
【0039】表4の結果より、本発明の電子写真用熱定
着ロールは、従来のカーボン含有量より少ない量で同等
以上の除電特性を有することが明らかである。
【0040】
【発明の効果】本発明の電子写真用熱定着ロールは、幅
広い非オフセット温度領域を有し、優れた耐摩耗性とシ
リコーンオイルに対する耐久性を有するものであり、導
電性付与のための充填剤の効果が著しく高いため、導電
性充填剤の配合量が少なくて済み、且つ製造が容易であ
るという特長を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面の粗さRzが3.5μm以下、光沢
    度が50%未満、且つ水の接触角が115°以上である
    弗素樹脂層を、芯金の表面に設けたことを特徴とする電
    子写真用熱定着ロール。
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