JPH10293429A - 二成分系現像剤および画像形成方法 - Google Patents
二成分系現像剤および画像形成方法Info
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- JPH10293429A JPH10293429A JP10302397A JP10302397A JPH10293429A JP H10293429 A JPH10293429 A JP H10293429A JP 10302397 A JP10302397 A JP 10302397A JP 10302397 A JP10302397 A JP 10302397A JP H10293429 A JPH10293429 A JP H10293429A
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Abstract
って引き起こされる画像品質上の問題がなく、トナー飛
散やカブリがなく、高温高湿環境下でも画像濃度低下の
ない、二成分系磁性現像剤を用いる画像形成方法及び現
像剤を提供する。 【解決手段】 曲率1/RS が0.044mm-1以上の
現像スリーブを用いて現像剤によって感光体ドラム上に
形成された静電潜像を現像する画像形成方法において、
D10が30μm以下でD90が75μm以上の粒径分布を
有する磁性粉体をキャリアとして含有する現像剤を用い
ることを特徴とする画像形成方法。(但し、RS は現像
スリーブ径、D10はキャリアの体積10%粒子径で、D
90はキャリアの体積90%粒子径とする。)
Description
タルおよびアナログ複写機、ファクシミリなどに利用さ
れる電子写真方式を応用した画像形成方法及びそれに用
いる現像剤に関するものである。
により静電荷の電気的潜像を形成し、該静電潜像を粉体
からなる現像剤で現像し、必要に応じて紙あるいはフィ
ルム等の基材上に粉体を転写した後、加圧、加熱等の方
法により定着することが行われる。近年、パーソナル
化、省スペース化などの市場要求に伴い、複写機、プリ
ンター等の電子写真装置の小型化が促進される傾向にあ
る。これらの装置の小型化を達成するためには、感光体
ドラム及び現像スリーブの小径化が必要となる。
ーブを小径化した場合には感光体ドラムと現像スリーブ
上に形成される現像剤の磁気穂との接触面積である現像
ニップが狭くなり、現像量が少なくなるため画像濃度が
得られにくくなる。一般的に感光体ドラム径よりも現像
スリーブ径の方を同等か若しくは小径化することが多
く、現像スリーブ径は現像ニップに大きく寄与する。特
に曲率1/RS が0.04mm-1以上の小径の現像スリ
ーブを用いると急激に現像ニップが狭くなり、現像性が
悪くなる。現像量を稼ぐには感光体ドラムと現像スリー
ブを近づけて磁気穂を感光体に接触しやすくし、現像ニ
ップを稼ぐ方法や感光体ドラムに対するスリーブの周速
比を上げる方法が考えられるが、前者は同時にドクター
ギャップを狭くする必要があるため現像剤にストレスが
かかり、現像剤の劣化が早くなる問題があり、後者は現
像剤のトナー飛散やマシンへのトルク負荷の増大が生じ
る問題があった。
カブリの発生を防止するためにキャリアを細かくし、か
つ、トナー濃度を高くすることで現像性を上げる方法が
取られてきた。しかしこの場合は特に高温高湿環境下で
は現像剤の流動性の悪化に伴って磁気穂立ちの悪化を招
き、ベタ部がかすれて画像濃度低下が生じる問題があっ
た。特にカラー現像剤は現像剤の流動性悪化によるスト
レスによって帯電上昇を併発しやすく、ライフでベタ部
の著しいかすれが生じる問題があった。
状に鑑み、その問題を解決すべくなされたものであっ
て、その目的は、装置の小型化が可能であり、かつ小型
化によって引き起こされる画像品質上の問題がなく、か
つ、トナー飛散やカブリがなく、高温高湿環境下でも画
像濃度低下のない画像形成方法及び現像剤を提供するも
のである。
を達成すべく、小径スリーブを用いて現像する方式にお
いて高温高湿環境下でも良好な画質が得られる二成分系
磁性現像剤を目指して鋭意検討した結果、曲率1/RS
が0.044mm-1以上である現像スリーブを用いて、
且つ感光体ドラム上に形成される静電潜像を現像する画
像形成方法において良好な画質が得られる二成分系現像
剤を見いだし本発明に到達した。
90が75μ以上の粒径分布を有する磁性粉体をキャリア
として含有し、曲率1/RS が0.044mm-1以上の
現像スリーブを使用した静電潜像の現像に用いられるこ
とを特徴とする二成分系現像剤及び(2)曲率1/RS
が0.044mm-1以上の現像スリーブを用いて現像剤
によって感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像す
る画像形成方法において、D10が30μm以下でD90が
75μm以上の粒径分布を有する磁性粉体をキャリアと
して含有する現像剤を用いることを特徴とする画像形成
方法を提供するものである(但し、RS は現像スリーブ
径、D10はキャリアの体積10%粒子径で、D90はキャ
リアの体積90%粒子径とする。)。
る感光体ドラムとしては、たとえばセレン、ヒ素−セレ
ン、セレン−テルル、アモルファスシリコン等の無機系
のものやジアゾ化合物、色素等の有機系のものが挙げら
れる。装置の小型化のためには、小径のスリーブ及び小
径の感光体ドラムが望まれており、本発明において現像
スリーブは、曲率1/RS (RS は現像スリーブの直
径)が0.044mm-1以上の小径スリーブが用いられ
る。好ましくは曲率1/RS が0.047以上、更に好
ましくは0.050以上の小径スリーブが用いられる。
型化する場合に効果が大きく、感光体ドラムとしては曲
率1/RD が0.02mm-1以上、好ましくは0.03
mm -1以上、更に好ましくは0.04mm-1以上が適す
る。二成分系磁性現像剤の内、トナーは溶融混練法、重
合法、その他の公知の方法で製造されるものが用いられ
るが、例えば溶融混練法による場合、バインダ樹脂、着
色剤、帯電制御剤、必要に応じて添加される無機微粒子
粉、その他の物質等を溶融混練し、粉砕し、分級した微
粉末であり、必要に応じて無機微粒子若しくは有機微粒
子を外添したものが用いられる。
知の種々のものが使用できる。例えば、ポリスチレン、
クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチ
レン−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン
共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、
スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸
エステル系共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重
合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン
−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オ
クチル共重合体及びスチレン−アクリル酸フェニル共重
合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル系共重合体
(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−
メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸
ブチル共重合体、スチレン−メタクリル酸オクチル共重
合体及びスチレン−メタクリル酸フェニル共重合体
等)、スチレン−α−クロロアクリル酸メチル共重合体
及びスチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル
共重合体等のスチレン系樹脂(スチレンまたはスチレン
置換体を含む単独重合体または共重合体)、塩化ビニル
樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、エ
ポキシ樹脂、飽和ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレ
ン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン
樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、キシレン樹脂並
びにポリビニルブチラール樹脂等があるが、本発明に用
いるのに特に好ましい樹脂としては、スチレン系樹脂、
飽和もしくは不飽和ポリエステル樹脂及びエポキシ樹脂
を挙げることができる。また、上記樹脂は単独で使用す
るに限らず、2種以上を併用することもできる。さら
に、特公昭50−23354号公報、特開昭50−44
836号公報等に記載される架橋系バインダ樹脂、ある
いは特公昭55−6895号公報、特公昭63−321
80号公報等に記載される非架橋系バインダ樹脂も使用
できる。
ーテスタ法で測定した値が100〜160℃であるのが
好ましい。軟化点が100℃未満の場合、定着での汚れ
(いわゆる「ホットオフセット」現象)が発生し易く、
160℃を越える場合は、定着強度が悪化する傾向にあ
るので好ましくない。また、バインダ樹脂のガラス転移
温度は、示差熱分析装置で測定したときの転移温度(変
曲点)が50℃以上であるのが好ましい。ガラス転移温
度が50℃未満の場合、長期保管時の熱安定性が悪く、
トナーの凝集や固化を招き使用上問題が生じる。
ものを使用することができ、特に制限されるものではな
く、任意の適当な顔料や染料が使用できる。例えば、カ
ーボンブラック、酸化チタン、亜鉛華、アルミナホワイ
ト、炭酸カルシウム、紺青、フタロシアニンブルー、フ
タロシアニングリーン、ハンザイエローG、ローダミン
系染顔料、クロムイエロー、キナクリドン、ベンジジン
イエロー、ローズベンガル、トリアリルメタン系染料、
アントラキノン染料、モノアゾ及びビスアゾ系染顔料な
どを相当するトナーの色に合わせて単独または適宜混合
して用いる。着色剤の含有量は、現像により可視像を形
成することができるようにトナーを着色するために十分
な量であればよく、例えばバインダ樹脂100重量部に
対して3〜20重量部とするのが好ましい。
インダ樹脂の組成により帯電制御する方策も考えられる
が、通常は各種の帯電制御剤をトナー構成成分として添
加することが行われる。正帯電性トナーを得るための帯
電制御剤としては、例えば、各種ニグロシン化合物、特
公平1−54694号公報、特公平1−54695号公
報、特公平1−54696号公報等に記載される4級ア
ンモニウム塩化合物、特開昭51−455号公報、特公
昭63−57787号公報、特公平2−501506号
公報等に記載されるトリフェニルメタン化合物、特開平
3−119364号公報、特開平3−202856号公
報、特開平3−217851号公報等に記載されるイミ
ダゾール誘導体やイミダゾール類の金属錯体等が挙げら
れる。
剤としては、特公平3−37183号公報、特公平2−
16916号公報等に記載の含金アゾ染料や特公昭55
−42752号公報等に記載のサリチル酸類金属錯体、
特開昭63−163374号公報等に記載のサリチル酸
類金属塩、特開平5−119535号公報等に記載の金
属元素を含有しないカリックスアレン化合物等が上げら
れ、この中でも、サリチル酸あるいはアルキルサリチル
酸の金属塩もしくは金属錯体等白色の負帯電性帯電制御
剤が好ましい。
方法としては、トナー内部に添加する方法と外添する方
法とがある。内添する場合、これら化合物の使用量は、
前記バインダ樹脂100重量部に対して、通常0.05
〜20重量部、好ましくは0.1〜10重量部の範囲で
用いられる。また、外添する場合は、樹脂100重量部
に対して、0.01〜10重量部が好ましい。なお、二
種以上を併用しても構わない。また、帯電制御剤は樹脂
中に混合して用いる他、トナー粒子表面に付着または固
着させた形でも使用できる。
でトナー中に内添しうる助剤としては、公知のものが使
用可能であるが、例えば、ポリアルキレンワックス、パ
ラフィンワックス、高級脂肪酸、脂肪酸アミド、金属石
鹸等が挙げられる。その添加量は、バインダ樹脂100
重量部に対して、0.1〜10重量部が好ましい。トナ
ーを溶融混練法で製造するときは、上記の各成分を混合
した後、ニーダー等で混練し、冷却後、粉砕し、分級す
ればよい。
流動改質剤を外添することができる。流動性改質剤とし
ては公知のいずれのものであってもよいが、特には酸化
ケイ素、酸化チタン、酸化アルミニウムなどの金属酸化
物微粒子であるのが好ましい。これらの金属酸化物は平
均一次粒子径が5〜100nmであるのがよく、各種の
疎水化処理剤で疎水化処理されているものがよい。特に
は、ジメチルジクロルシラン、ヘキサメチルジシラザ
ン、シリコーン化合物などで疎水化処理された酸化ケイ
素微粒子であるのがより好ましい。これらの添加物微粒
子の使用量は、トナー粒子100重量部に対し、0.0
5〜5.0重量部含有されるのが好ましい。
的として、例えば酸化鉄、酸化クロム、チタン酸カルシ
ウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸ストロンチウ
ム、酸化亜鉛、導電性チタン、酸化アンチモン、酸化
錫、酸化セリウム、酸化バリウム、ハイドロタルサイト
類化合物、アクリルビーズ、シリコンビーズ、ポリエチ
レンビーズなど無機、有機微粉末(抵抗調整、疎水性、
帯電性等を改質する目的でシランカップリング剤、チタ
ネートカップリング剤、シリコンオイル、アミノ基を含
有したスチレン系樹脂などで表面処理してもよい。)を
添加しても良く、添加量は好ましくはトナー粒子100
重量部に対して0.005〜8重量部である。
ナー粒子に対し、次に述べるキャリア物質と混合して二
成分系磁性現像剤として使用する。現像剤の帯電極性と
しては正負いずれであってもよい。本発明に係わる現像
剤に使用するキャリアはD10が30μm以下で且つD90
が75μm以上であることを特徴とする。粒径分布
D10,D90は、ドイツ SYMPATEC社製レーザー
回折式粒度分布測定装置(型式HEROS&RODO
S)を用いて、分散圧2bar、測定時間2秒で測定す
ることができる。ここでD 10とは体積10%粒子径、D
90は体積90%粒子径を表す。
径が30〜75μm、好ましくは40〜60μmのもの
が望ましい。体積50%粒子径が30μm以下だと感光
体にキャリアが多く付着して印刷物の画像欠陥を起こし
やすくなる。一方体積50%粒子径が75μm以上だと
トナー飛散、カブリが発生しやすいため、トナー濃度を
下げなければならず、トナー濃度を下げると画像濃度が
低下する。キャリアの粒度分布が上記の範囲だと、曲率
1/RS が0.044mm-1以上である現像スリーブを
用いて、かつ感光体ドラム上に形成される静電潜像を現
像剤で現像する画像形成方法における高温高湿環境下で
の実写においても、現像剤の流動性が確保され、ライフ
でのベタのガサツキが改善される上、トナー飛散、カブ
リが発生しない。D10が30μmより大きいとトナー飛
散、カブリが発生しやすくなる。
下では、初期画質は問題ないものの、ライフでは現像剤
の流動性が悪くなって穂立ち不良が起こり、ベタ部のガ
サツキを伴う画像濃度低下を起こす。特にこの傾向はカ
ラー現像剤の方が黒現像剤よりも強い。これはカラー現
像剤は黒現像剤のようにカーボンブラック等の導電剤を
トナー内部に含有しないため、現像剤の流動性悪化によ
るストレスアップ等によって帯電上昇が大きくなるため
と思われる。
性材料であれば特に制限はないが、例えば鉄粉、フェラ
イト粉、マグネタイト粉等が使用できる。その表面は樹
脂等により表面被覆されていてもよい。特には、フッ素
系樹脂で表面被覆された鉄粉を使用し、正帯電トナーと
組み合わせ、さらに特には正帯電のカラーと組み合わせ
て使用すると画像濃度とトナー飛散防止の両立が図れ、
より効果がある。
用されるフッ素樹脂としては、ポリテトラフルオロエチ
レン、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピ
レン共重合体、テトラフルオロエチレン/パーフルオロ
アルキルビニルエーテル共重合体、ポリクロロトリフル
オロエチレン、ポリフッ化ビニリデンなどを単独または
混合して用いることができる。本発明に特に好適なのは
フルオロエチレン/炭化水素系ビニルエーテル共重合体
が上げられる。
0、より好ましくは100:6〜12で使用すると画像
濃度とトナー飛散防止の両立を図ることができ効果があ
る。なお、本画像形成方法は、感光体ドラムとトナーの
荷電極性が異極性の場合の正規現像方法および同極性の
反転現像方法のいずれにも適用可能である。通常、正規
現像方法は複写機等で、反転現像方法はレーザービーム
プリンター等で用いられる方式である。
す。感光体ドラム1に静電潜像が形成され、それを現像
スリーブ2に保持させた現像剤3を現像剤規制部材5を
通過させることにより感光体ドラム1の静電潜像に定量
供給して現像を行う。繰り返し使用においては、トナー
補給ローラ7を通して、トナー4を落下させて現像剤3
への補給を行う。その際、現像剤撹拌部材6により、ト
ナー4が現像剤3の中に混合される。
合、カブリやトナー飛散等の課題を改良するためには、
感光体ドラム1と現像剤3が供給された現像スリーブ2
の回転方向とを接触位置で逆方向にして現像を行う、い
わゆるアゲインスト現像を行うのが好ましい。現像スリ
ーブの周速VS と感光体ドラムの周速VD の周速比|V
S /VD |は3.5以下とすることが望ましい。
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実
施例により限定されるものではない。なお、下記実施例
および比較例中、単に「部」とあるのは、いずれも「重
量部」を意味するものとする。
して平均11μmの正帯電性の青色トナーを得た。この
トナー100部に対して、疎水化処理二酸化ケイ素(商
品名アエロジルR972、日本アエロジル社製、平均一
次粒子径約16nm)0.2部をヘンシェルミキサにて
外添処理した。
炭化水素系ビニルエーテル共重合体で表面被覆されたD
50が50μm、D10が26μm、D90が93μmの鉄粉
キャリア92部とを混合、撹拌し正帯電性の二成分現像
剤を作製した。次に、この現像剤を用い、曲率1/RS
が0.050mm-1である現像スリーブを有し、且つ周
速比が2.9である積層型有機光導電体を用いた感光体
ドラムを持つ市販の複写機(以下、複写機Aとする)
と、曲率1/RS が0.042mm-1である現像スリー
ブであり、且つ周速比2.9になるように改造した市販
の積層型有機光導電体を用いた感光体ドラムを持つ複写
機(以下、複写機Bとする)との2台の評価装置で同一
の方法で実写テストをおこなった。実写テストに使用し
た補給用のトナーは、上記現像剤用に用いられたトナー
と同一組成物のものである。実写環境は25℃、60%
RH及び35℃、85%RHで行った。
H環境下で3000枚連続コピーして耐久性を及びトナ
ー飛散を確認した。次に35℃、85%RH環境下で1
000枚連続コピーして高温高湿環境下での耐久性を確
認した。その結果、25℃、60%RH環境下での実写
では、3000枚後の画像濃度も十分高くほとんど初期
の状態と遜色がなかった。その他の画質も全く問題がな
く、トナー飛散も良好であることがわかった。また、3
5℃、85%RH環境下での実写では、1000枚後の
画像濃度はやや低下はあるもののはなはだ軽微であり、
実用上問題のないことがわかった。複写機Bにおいても
同じ確認をおこなったところ、複写機Aと同様実用上問
題ないことがわかった。
m、D10が25μm、D 90が69μmのフルオロエチレ
ン/炭化水素系ビニルエーテル共重合体で表面被覆され
た鉄粉キャリアに変更した以外は、実施例1と全く同様
にして現像剤を作製し、実写評価を行った。その結果、
複写機Bでは25℃、60%RH環境下での実写では、
3000枚後の画像濃度も十分高くほとんど初期の状態
と遜色がなく、トナー飛散も良好であった。また、35
℃、85%RH環境下での実写でも、1000枚後の画
像濃度はやや低下はあるものの軽微であり、実用上問題
はなかった。しかし複写機Aでは25℃、60%RH環
境下での実写では、3000枚後の画像濃度低下はほと
んどなく、実用上問題のないレベルであり、またトナー
飛散も良好であったものの、35℃、85%RH環境下
での実写では、1000枚後の画像濃度は著しく低下
し、ベタ部のガサツキも見られるようになり、実用上問
題のあることがわかった。
m、D10が36μm、D 90が77μmのフルオロエチレ
ン/炭化水素系ビニルエーテル共重合体で表面被覆され
た鉄粉キャリアに変更した以外は、実施例1と全く同様
にして現像剤を作製し、複写機Aで実写評価を行った。
その結果、25℃、60%RH環境下での実写では、3
000枚後の画像濃度も十分高くほとんど初期の状態と
遜色がなかった。しかしトナー飛散がひどく実用上問題
のあることがわかった。35℃、85%RH環境下での
実写では、1000枚後の画像濃度はやや低下はあるも
ののはなはだ軽微であったが、トナー飛散がひどく実用
上問題があることがわかった。
アゾ顔料Pigment Red 48:1(Fast
Red 2BE、山陽色素社製)を用いることと、フ
ルオロエチレン/炭化水素系ビニルエーテル共重合体で
表面被覆された、D50が55μm、D10が28μm、D
90が104μmの鉄粉キャリアを用いる以外は、実施例
1と全く同様にしてトナー、現像剤を作成し、複写機A
で実写評価を行った。その結果、25℃、60%RH環
境下での実写では、3000枚後の画像濃度も十分高く
ほとんど初期の状態と遜色がなかった。その他の画質も
全く問題がなく、トナー飛散も良好であることがわかっ
た。また、35℃、85%RH環境下での実写でも、1
000枚後の画像濃度はやや低下はあるもののはなはだ
軽微であり、トナー飛散もなく、実用上問題のないこと
がわかった。
m、D10が34μm、D 90が121μmのフルオロエチ
レン/炭化水素系ビニルエーテル共重合体で表面被覆さ
れた鉄粉キャリアに変更した以外は、実施例2と全く同
様にして実写評価を行った。その結果、25℃、60%
RH環境下での実写では、3000枚後の画像濃度も十
分高くほとんど初期の状態と遜色がなかった。しかしト
ナー飛散がひどく実用上問題のあることがわかった。3
5℃、85%RH環境下での実写では、1000枚後の
画像濃度はやや低下は、はなはだ軽微であったが、トナ
ー飛散がひどく実用上問題があることがわかった。
電制御剤をトリフェニルメタン化合物(コピーブルーP
R、ヘキスト社製)に変更し、フタロシアニン顔料をカ
ーボンブラック(三菱カーボンブラック MA100、
三菱化学社製)に変更する以外は、実施例1と全く同様
にして、トナー、現像剤を作製し、複写機Aで実写評価
を行った。その結果、25℃、60%RHでの実写で
は、3000枚実写後の画像濃度も十分高くほとんど初
期の状態と遜色がなく、トナー飛散も良好であった。ま
た、35℃、85%RHでも1000枚後の画像濃度低
下はほとんどなく、良好であった。
リアに変更する以外は、実施例3と全く同様にして、ト
ナー、現像剤を作成し、実写評価を行った。その結果、
25℃、60%RHでの実写では、3000枚実写の画
像濃度も十分高くほとんど初期の状態と遜色がなく、ト
ナー飛散も良好であった。しかし、35℃、85%RH
では1000枚後、若干の画像濃度低下が見られた。
る制約なしに装置の小型化、省スペース化が可能であ
る。特に感光体ドラム及び現像スリーブを小径化した場
合に発生しやすい問題を容易に改良でき、具体的には以
下の効果を有するのでその工業的利用価値は大きい。 (1)高温高湿下でのライフでの画像濃度の低下を伴う
画像ガサツキが抑制される。 (2)画像濃度がライフで維持されつつ且つトナー飛散
が軽減される。
Claims (11)
- 【請求項1】 D10が30μm以下でD90が75μ以上
の粒径分布を有する磁性粉体をキャリアとして含有し、
曲率1/RS が0.044mm-1以上の現像スリーブを
使用した静電潜像の現像に用いられることを特徴とする
二成分系現像剤(ただし、RS は現像スリーブ径、D10
はキャリアの体積10%粒子径、D90はキャリアの体積
90%粒子径とする。)。 - 【請求項2】 キャリアのD50が30μm以上75μm
以下である請求項1記載の二成分系現像剤。 - 【請求項3】 含有されるトナーの濃度が6〜12重量
%である請求項1または2記載の二成分系現像剤。 - 【請求項4】 キャリアが鉄の粉末である請求項1〜3
いずれかに記載の二成分系現像剤。 - 【請求項5】 キャリア粒子がフッ素系樹脂でコートさ
れた鉄粉である請求項4記載の二成分系現像剤。 - 【請求項6】 カラー現像剤である請求項1〜5いずれ
かに記載の二成分系現像剤。 - 【請求項7】 曲率1/RS が0.044mm-1以上の
現像スリーブを用いて現像剤によって感光体ドラム上に
形成された静電潜像を現像する画像形成方法において、
D10が30μm以下でD90が75μm以上の粒径分布を
有する磁性粉体をキャリアとして含有する現像剤を用い
ることを特徴とする画像形成方法(ただし、RS は現像
スリーブ径、D10はキャリアの体積10%粒子径で、D
90はキャリアの体積90%粒子径とする。)。 - 【請求項8】 現像剤のキャリアのD50が30μm以上
75μm以下である請求項7記載の画像形成方法(但
し、D50はキャリアの体積50%粒子径とする。)。 - 【請求項9】 現像スリーブの周速VS と感光体ドラム
の周速VD の周速比|VS /VD |が3.5以下である
請求項7または8記載の画像形成方法。 - 【請求項10】 現像剤のキャリア粒子が鉄粉であるこ
とを特徴とする特許請求項7ないし9のいずれかに記載
の画像形成方法。 - 【請求項11】 現像剤がカラー現像剤である請求項7
ないし10のいずれかに記載の画像形成方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10302397A JP3627437B2 (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 画像形成方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10302397A JP3627437B2 (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 画像形成方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10293429A true JPH10293429A (ja) | 1998-11-04 |
JP3627437B2 JP3627437B2 (ja) | 2005-03-09 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10302397A Expired - Fee Related JP3627437B2 (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 画像形成方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3627437B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6864031B2 (en) | 2000-12-26 | 2005-03-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Electrophotographic developer and image-forming method using the developer |
JP2006227579A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-31 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成方法及び画像形成装置 |
-
1997
- 1997-04-21 JP JP10302397A patent/JP3627437B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6864031B2 (en) | 2000-12-26 | 2005-03-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Electrophotographic developer and image-forming method using the developer |
JP2006227579A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-31 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成方法及び画像形成装置 |
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