JPH1029332A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JPH1029332A
JPH1029332A JP18718396A JP18718396A JPH1029332A JP H1029332 A JPH1029332 A JP H1029332A JP 18718396 A JP18718396 A JP 18718396A JP 18718396 A JP18718396 A JP 18718396A JP H1029332 A JPH1029332 A JP H1029332A
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JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
drum
recording
ink ribbon
ink
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18718396A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Hatakeyama
利彦 畠山
Koichi Dobashi
孝一 土橋
Hiroyoshi Zama
宏芳 座間
Isao Owada
功 大和田
Hiromitsu Takahashi
博光 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速に記録することができるとともに、記録
精度および記録品質の向上を図ること。 【解決手段】 サーマルヘッド4によりインクリボン6
のインク6aを一次転写する中間転写ローラ2を配設す
るとともに、この中間転写ローラ2のインク6aを記録
用紙10に再転写させて記録を行なうドラム8を配設
し、前記ドラム8の外周面に前記記録用紙10の一端部
を保持するクランパ11を配設し、このドラム8に前記
中間転写ローラ2に接触し前記クランパ11の上端部よ
り大きい高さに形成されたカム部16を有するフランジ
15を配設し、前記サーマルヘッド4を前記インクリボ
ン6を介して前記中間転写ローラ2に圧接したまま前記
記録用紙10に連続して記録するようにしたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱転写プリンタに係
り、特に、サーマルヘッドによりインクリボンのインク
を溶融して中間転写体に一度転写し、このインクを所定
の記録用紙に再転写することにより所望の印字を行なう
中間転写式の熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、所定の印字信号に基づいてサ
ーマルヘッドの発熱素子を選択的に発熱させ、この熱に
よりインクリボンのインクを溶融して中間転写体に一度
転写し、このインクを所定の記録用紙に再転写すること
により所望の印字を行なう中間転写式の熱転写プリンタ
が知られている。
【0003】図10はこのような従来の中間転写式の熱
転写プリンタを示したもので、この熱転写プリンタ1に
は、円筒形状に形成された金属部材の表面に転写体とし
てのゴム材を被覆した中間転写ローラ2が回転自在に配
設されており、この中間転写ローラ2の内部には中間転
写ローラ2を加熱するためのローラヒータ3が配設され
ている。前記中間転写ローラ2の近傍には、所定の印字
データに基づいて駆動されるラインヘッドとしてのサー
マルヘッド4が配設されており、このサーマルヘッド4
は、中間転写ローラ2の中央部に対向するように直線状
に整列配置された複数の発熱素子5を有している。前記
サーマルヘッド4の両側には、インクリボン6を前記中
間転写ローラ2とサーマルヘッド4との間にほぼ直線状
に案内する一対のリボンロール7,7が配設されてお
り、このインクリボン6は、例えば、イエロー、マゼン
ダ、シアン、ブラックの4色のインク6aのインクリボ
ン6がその長手方向に順次繰り返し形成されたカラーイ
ンクリボン6とされている。
【0004】また、前記中間転写ローラ2の前記サーマ
ルヘッド4と直径方向反対位置には、前記中間転写ロー
ラ2に対して強い圧接力で圧接されるドラム8が図示し
ないステッピングモータの駆動により回転自在に配設さ
れており、このドラム8の内部には、このドラム8を加
熱するためのドラムヒータ9が配設されているととも
に、前記ドラム8の表面には、普通紙やOHPフィルム
等の所定の記録用紙10の一端部を挟持するクランパ1
1が配設されている。
【0005】そして、このように構成された熱転写プリ
ンタ1においては、記録順序をイエロー、マゼンダ、シ
アン、ブラックの順で行なうものとすると、まず、イン
クリボン6を巻取ることにより、イエローのインクリボ
ン6の先頭位置がサーマルヘッド4の相対する位置とな
るように頭出しを行なう。この場合に、前記インクリボ
ン6の色の判別は、図示しないフォトセンサ等でインク
リボン6の各色のインクリボン6の間に形成されている
マーカを認識しながら行なう。
【0006】次に、ドラム8に配設されたクランパ11
に記録用紙10の一端部を挟持した状態で、ドラム8を
回転させ、前記記録用紙10を前記ドラム8の周囲に巻
き付けるとともに、図示しないセンサにより記録開始位
置を特定し、ドラム8の回転を一時停止させる。
【0007】この状態で、前記ドラム8を中間転写ロー
ラ2に強い圧接力で圧接させるとともに、サーマルヘッ
ド4を中間転写ローラ2に圧接させ、インクリボン6を
一定速度で巻取るとともに、中間転写ローラ2およびド
ラム8を回転させながら、所定の印字信号に基づいて前
記サーマルヘッド4の各発熱素子5を選択的に発熱させ
る。そして、このサーマルヘッド4の各発熱素子5の選
択的な発熱により、インクリボン6のイエローインク6
aを部分的に溶融させて中間転写ローラ2の表面に転写
させる。このようにして中間転写ローラ2の表面に転写
されたインク6aは、ドラム8の回転動作により搬送さ
れる前記記録用紙10に前記ドラム8の圧接力により再
転写される。
【0008】そして、前記インクリボン6のイエローイ
ンク6aを記録用紙10に再転写し終わった後、ドラム
8のクランパ11が前記中間転写ローラ2と対向するこ
とになるため、前記ドラム8の中間転写ローラ2に対す
る圧接を解除して中間転写ローラ2とドラム8のクラン
パ11との接触を回避させるとともに、前記サーマルヘ
ッド4の中間転写ローラ2への圧接を解除して前記イン
クリボン6を空搬送させ、次のマゼンダインクリボン6
の先頭位置の頭出しを行なう。
【0009】このマゼンダインクリボン6の頭出しが完
了したら、前記イエローインク6aによる転写、再転写
動作と同様に、前記中間転写ローラ2とサーマルヘッド
4とを圧接させるとともに、中間転写ローラ2とドラム
8とを圧接させた後、サーマルヘッド4を動作させてマ
ゼンダインク6aの中間転写ローラ2への転写およびド
ラム8の記録用紙10への再転写を行なう。そして、前
記各動作を各色のインクリボン6について行なうことに
より、所望のカラー記録を得るようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の熱
転写プリンタ1においては、所定の色のインクリボン6
による記録が終了した後に、前記ドラム8の中間転写ロ
ーラ2に対する圧接を解除して中間転写ローラ2とドラ
ム8のクランパ11との接触を回避させるとともに、前
記サーマルヘッド4の中間転写ローラ2への圧接を解除
して前記インクリボン6の頭出しを行なうようにしてい
るので、すべての色の記録を行なうために、ドラム8お
よびサーマルヘッド4の中間転写ローラ2に対する圧接
および解除動作を複数回繰り返す必要があり、記録速度
が著しく遅くなってしまい、迅速な記録を行なうことが
できないという問題を有している。
【0011】また、圧接および解除動作を繰り返して行
なうことにより、サーマルヘッド4と中間転写ローラ2
との相対的な位置ずれが生じてしまい、記録精度の悪化
を招いたり、さらに、中間転写ローラ2とドラム8との
送り動作にずれが生じてしまうと、記録用紙10への記
録の重なりや記録の抜け等が生じてしまい、記録品質の
低下を招いてしまうという問題をも有している。
【0012】本発明は前記した点に鑑みなされたもの
で、迅速に記録することができるとともに、記録精度お
よび記録品質の向上を図ることのできる熱転写プリンタ
を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係る熱転写プリンタは、所望の
印字信号に基づいて、サーマルヘッドに整列配置された
複数の発熱素子を選択的に発熱させてインクリボンのイ
ンクを中間転写体に一次転写し、この中間転写体のイン
クをドラムに巻回され前記中間転写体に圧接された記録
用紙に再転写することにより記録を行なう熱転写プリン
タであって、前記ドラムの外周面に前記記録用紙の一端
部を保持するクランパを配設し、このドラムに前記中間
転写体に接触し前記クランパの上端部より大きい高さに
形成されたカム部を有するフランジを配設し、前記サー
マルヘッドを前記インクリボンを介して前記中間転写体
に圧接したまま前記記録用紙に連続して記録するように
したことを特徴とするものである。
【0014】この請求項1の発明によれば、フランジに
中間転写体に接触しクランパの上端部より大きい高さに
形成されたカム部を形成するようにしているので、この
カム部が前記中間転写ローラに当接することにより、前
記ドラムを中間転写体から離隔させて、前記クランパを
前記中間転写体に接触することなく通過させることがで
き、その結果、前記中間転写体に対する前記ドラムの圧
接や前記中間転写体に対する前記サーマルヘッドの圧接
を解除することなく、連続して記録を行なうことができ
るものである。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
において、前記インクリボンがカラーインクリボンの場
合に、各色のインクリボンの長さ寸法を、前記ドラムの
外周長と同一に設定したことを特徴とするものである。
【0016】この請求項2の発明によれば、インクリボ
ンがカラーインクリボンの場合に、各色のインクリボン
の長さ寸法を、前記ドラムの外周長と同一に設定するよ
うにしているので、前色での記録終了後自動的に次色の
インクの先頭位置をサーマルヘッドに相対する位置に搬
送させることができ、インクリボンを空搬送することな
く、そのまま各色のインクによる記録を連続して行なう
ことができるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図9を参照して説明する。
【0018】図1は本発明に係る熱転写プリンタの実施
の一形態を示したもので、この熱転写プリンタ1には、
図示しないモータにより回転駆動される中間転写体とし
ての中間転写ローラ2が配設されており、この中間転写
ローラ2は、円筒形に形成された芯金の表面にシリコー
ンゴム等のゴム材を被覆してゴム部を形成するととも
に、このゴム部の表面にゴム部のシリコーンゴムとは異
なる材質からなるシリコーンゴム等からなる密着性を有
する転写体を被膜して構成され、プラテンローラとして
の機能も有するようになされている。また、前記中間転
写ローラ2は、その剛性を確保する観点から直径20m
m以上のものが望ましいが、芯金の材質により剛性が確
保できればさらに小さくすることも可能である。本実施
形態においては、芯金の外径を31mm、内径を28m
mとし、芯金として炭素鋼Niメッキ材料を使用してい
る。さらに、本実施形態においては、前記中間転写ロー
ラ2のゴム部の厚さは0.5mmとされ、このゴム部の
表面に被膜される転写体の膜厚は150μmとされてい
る。
【0019】さらに、前記中間転写ローラ2の内部には
中間転写ローラ2を加熱するためのローラヒータ3が配
設されており、本実施形態においては、このローラヒー
タ3として、500Wのハロゲンランプを使用してい
る。なお、前記ローラヒータ3としては、前記ハロゲン
ランプに限定されるものではなく、前記中間転写ローラ
2の表面に転写されたインクリボン6のインク6aの溶
融、軟化状態を持続させるための熱量を発生させること
ができるものであれば、いずれのものを用いてもよく、
例えば、200Wのカートリッジヒータ等を使用するこ
ともできる。
【0020】また、前記中間転写ローラ2の近傍には、
所定の印字データに基づいて駆動されるサーマルヘッド
4が配設されており、このサーマルヘッド4は、中間転
写ローラ2の中央部に対向するように直線状に整列配置
された複数の発熱素子5を有する00dpi〜600d
piのラインヘッドとされ、その幅寸法は、75mm〜
300mmとされるものである。本実施形態において
は、300dpi、幅220mmで、ドット数は256
0ドットとされている。
【0021】さらに、前記サーマルヘッド4の両側に
は、インクリボン6を前記中間転写ローラ2とサーマル
ヘッド4との間にほぼ直線状に案内する一対のリボンロ
ール7,7が配設されており、このインクリボン6は、
一般に使用されている熱転写用インクリボン6と同様の
構成のものを使用する。本実施形態においては、インク
リボン6は、PETを3.5μmの厚さ寸法に形成した
ベースフィルムを有しており、このベースフィルム上
に、厚さ寸法が1μmの離型層としてのWAX層からな
る下層と、厚さ寸法が1μmのインク層としての樹脂層
からなる上層とから構成される2層のインク層を形成し
て構成されている。さらに、このインクリボン6は、図
2に示すように、例えば、イエロー、マゼンダ、シア
ン、ブラックの4色のインクリボン6がその長手方向に
順次繰り返し形成されたカラーインクリボン6とされて
おり、このイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン
(C)、ブラック(Bk)の4色のインクリボン6を1
組としてこの1組のインクリボン6毎にマーカ12が形
成されている。
【0022】また、前記中間転写ローラ2の前記サーマ
ルヘッド4と直径方向の反対位置には、前記中間転写ロ
ーラ2に対して強い圧接力で圧接される円筒形状のドラ
ム8が図示しないステッピングモータの駆動により回転
自在に配設されており、このドラム8の外周面には、こ
の外周面を弦方向に切り欠いてなる平面状の平坦面13
が形成されている。この平坦面13には、図示しない機
構によりドラム8の半径方向に動作して普通紙あるいは
OHPフィルム等の記録用紙10の一端部を挟持してド
ラム8に装着するための一対の平板状のクランパ11,
11がドラム8の軸方向に沿って配設されており、この
クランパ11の上端面は、前記ドラム8の外周面よりも
内側に位置するようになされている。
【0023】さらに、前記ドラム8は、図3に示すよう
に、記録用紙10を巻き付けるために十分な外周長L1
を有しており、例えば、記録用紙10のサイズをA4、
レターサイズとした場合には、ドラム8の外周長L1と
して約300mmの記録紙長が必要であり、しかも、前
記クランパ11の設置スペースとして約14mm程度を
確保する必要があるため、前記ドラム8の直径を100
mmに形成するようになっている。
【0024】この場合に、本実施形態においては、図2
および図3に示すように、長さL2を有する前記1組の
インクリボン6の各色のインクリボン6の長さL3が、
前記ドラム8の外周長L1と等しくなるように形成され
ている。
【0025】また、図4に示すように、前記ドラム8の
両端部中心には、支持軸14,14が軸方向に突出する
ように一体に形成されており、これら各支持軸14に
は、それぞれフランジ15が前記ドラム8と同軸状に取
付けられている。また、図4および図5に示すように、
このフランジ15の外周面であって前記ドラム8のクラ
ンパ11が配設された平坦面13に対応する位置には、
半径方向外方に突出するカム部16が形成されており、
このカム部16は、前記ドラム8が中間転写ローラ2に
圧接された状態で回転駆動される際に、前記クランパ1
1が中間転写ローラ2に接触しないだけの高さ寸法が必
要である。このカム部16の高さ寸法は、大きければ大
きいほど中間転写ローラ2とクランパ11との接触を回
避することができるが、前記カム部16を有するフラン
ジ15を回転させるための回転力が余分に必要となるた
め、小さくしておくことが望ましく、例えば、1mm〜
5mm程度に形成されるものである。本実施形態におい
ては、前記カム部16の高さ寸法は、1.5mmに形成
されている。
【0026】また、本実施形態においては、前記カム部
16の基部の長さ寸法L4は、前記ドラム8の平坦面1
3の両側縁の間の長さ寸法L5より長く形成されてお
り、これにより、フランジ15の前記両端縁部分が中間
転写ローラ2に接触してしまうことを防止することがで
き、記録用紙10に対して折目等の傷が付いてしまうこ
とを確実に防止することができる。さらに、前記フラン
ジ15のカム部16以外の直径は、前記ドラム8の直径
よりわずかに小さく形成されている。これは、前記中間
転写ローラ2に対してドラム8が圧接された場合に、中
間転写ローラ2のゴム部が弾性変形を起こしてフランジ
15がゴム部に接触してしまうことを防止するためであ
る。なお、このような中間転写ローラ2のゴム部とフラ
ンジ15との接触を防止するため、前記フランジ15を
中間転写ローラ2のゴム部が形成されていない両端部近
傍、すなわち、中間転写ローラ2の芯金に対応する位置
に配設するようにしてもよい。
【0027】なお、従来のように、ドラム8に平坦面1
3を形成することなく、前記クランパ11をドラム8の
表面に配設するようにしてもよく、この場合には、前記
フランジ15のカム部16の高さを前記クランパ11の
上面より高く形成すればよい。この場合には、カム部1
6によりドラム8を中間転写ローラ2から離隔させるた
めにの駆動トルクが多く必要となる。
【0028】さらに、前記ドラム8の内部には、このド
ラム8を所定温度に加熱するためのドラムヒータ9が内
蔵されており、本実施形態においては、このドラムヒー
タ9として、1kwのハロゲンランプを使用している。
なお、前記ドラムヒータ9としては、ドラム8に巻回さ
れる記録用紙10を加熱保温してインク6aの再転写性
能を高めるための熱量を発生させることができるもので
あればいずれのものを用いてもよい。
【0029】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0030】初期状態では、前記サーマルヘッド4は、
図1中の矢印A方向に位置して中間転写ローラ2および
インクリボン6に対して離間した状態で待機されてお
り、前記ドラム8も図1中の矢印B方向に位置して中間
転写ローラ2から離間した状態で待機されている。
【0031】この熱転写プリンタ1に電源が投入される
と、ローラヒータ3およびドラムヒータ9に通電されて
前記中間転写ローラ2およびドラム8の加熱が開始され
るとともに、サーマルヘッド4にも所定のパルスが断続
的に与えられサーマルヘッド4の温度を上昇させる予備
加熱が開始される。なお、これらの温度制御は、図示し
ないサーミスタまたは赤外線放射温度センサ等で感知し
ながら所定の温度まで加熱して保温するようになってい
る。
【0032】このような温度制御においては、サーマル
ヘッド4、中間転写ローラ2およびドラム8を40℃〜
70℃の範囲ですべて同じ温度に制御するものであり、
さらに好ましくは、50℃〜60℃の範囲で制御する。
この制御温度は、使用するインクリボン6の種類により
それぞれ最適な温度条件に設定されるものであり、例え
ば、WAXリボンでは約55〜58℃、メタリックリボ
ンでは約65〜70℃、レジン相を含むリボンでは約6
0〜65℃の温度に設定される。本実施形態において
は、インクリボン6としてWAXリボンを使用している
ため、すべての温度を55〜58℃になるように制御し
ている。
【0033】一方、前記温度制御を行なうとともに、記
録用紙10をドラム8に巻回させる動作も並行して行な
われる。前記記録用紙10は、図示しない給紙トレイか
ら1枚ずつドラム8に搬送され、この搬送された記録用
紙10は、前記ドラム8上のクランパ11に一端部を挟
持された後、前記ドラム8の回転に従って前記ドラム8
の外周に沿って巻回されるようにして初期記録位置まで
搬送される。
【0034】そして、前記記録用紙10が所望の記録開
始位置まで搬送されると、前記ドラム8の回転を停止す
べく前記中間転写ローラ2の回転を停止させる。
【0035】続いて、インクリボン6を巻取り動作させ
て所望の色のインクリボン6の頭出しを行なう。本実施
形態においては、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラッ
クの4色のカラーインクリボン6を使用しており、イエ
ロー、マゼンダ、シアン、ブラックの順序で記録するよ
うになされているから、まず、イエローのインクリボン
6の先頭位置がサーマルヘッド4と相対する位置となる
ように前記インクリボン6を空搬送する。このときのイ
ンクリボン6の色判別は、図示しないフォトセンサ等が
前記インクリボン6に形成されたマーカ12を認識する
ことにより行なう。
【0036】なお、モノクロインクリボン6を使用する
際にはインク6aを識別する必要はないので、前記イン
クリボン6の空搬送は行なわれないが、インクリボン6
の弛みをなくすために空搬送を行なう場合もある。
【0037】次に、前記サーマルヘッド4を矢印C方向
へ移動させて前記インクリボン6を挟んで前記中間転写
ローラ2に圧接させるとともに、前記ドラム8も前記サ
ーマルヘッド4の移動と同時に矢印D方向へ移動させて
前記中間転写ローラ2に圧接させる。この場合に、サー
マルヘッド4の中間転写ローラ2に対する圧接圧は10
0〜300g/cm2 とされており、本実施形態では2
00g/cm2 とされている。また、前記ドラム8の前
記中間転写ローラ2に対する圧接圧は1〜10Kg/c
m2 であり、本実施形態では5Kg/cm2 とされてい
る。
【0038】この状態から、中間転写ローラ2を回転駆
動させることにより、その摩擦力によりインクリボン6
を搬送させるとともに、前記ドラム8も記録用紙10を
介した中間転写ローラ2との摩擦力により回転駆動させ
ながら、所定の印字情報に基づいて前記サーマルヘッド
4を駆動することにより、前記サーマルヘッド4の各発
熱素子5を発熱させ、この発熱によりインクリボン6の
イエローインク6aを中間転写ローラ2に溶融転写させ
る。
【0039】前記中間転写ローラ2の表面は、前述のよ
うに転写体により形成されており、記録用紙10への再
転写性能を考えて離型性のよい材料が選択されている。
そして、この転写体への画像の書込みはインクリボン6
のインク6aの熱時剥離により行なわれるものであり、
すなわち、溶融状態にあるインク6aの付着力で転写体
上にインク6aが付着するものである。
【0040】前記中間転写ローラ2に溶融転写されたイ
エローインク6aは、前記中間転写ローラ2がローラヒ
ータ3により加熱されているため、前記中間転写ローラ
2が回転駆動されている間、溶融状態あるいは半溶融状
態に保持されている。その後、このイエローインク6a
は、前記ドラム8の前記中間転写ローラ2に対する圧接
力と、前記ドラム8内に配設されたドラムヒータ9の加
熱により、前記ドラム8に巻回されている記録用紙10
に再転写される。
【0041】このとき、本実施形態においては、中間転
写ローラ2への書込みの開始位置が再転写時に記録用紙
10の先頭にくるようにドラム8の位置決めがなされて
いるため、前記クランパ11は、中間転写ローラ2への
書込み終了後に前記中間転写ローラ2と対向することに
なる。しかしながら、本実施形態においては、前記フラ
ンジ15にカム部16を形成するようにしているので、
このカム部16が前記中間転写ローラ2に当接すること
により、前記ドラム8が押し下げられ、前記クランパ1
1は前記中間転写ローラ2の転写体に接触することなく
通過させることができる。また、このフランジ15のカ
ム部16以外の直径はドラム8の直径よりわずかに小さ
く形成されているため、中間転写ローラ2から記録用紙
10への再転写を行なっているときは、前記フランジ1
5と中間転写ローラ2とが接触してしまうことがなく、
適正な再転写圧力を得ることができる。
【0042】そして、前記インクリボン6のイエローイ
ンク6aでの記録が終了したら、次のマゼンダインク6
aでの記録を行なう。
【0043】この場合に、本実施形態においては、前記
インクリボン6の各色のインクリボン6の長さL3が、
前記ドラム8の外周長L1と等しくなるように形成され
ているので、前色での記録終了後自動的に次色のインク
リボンの先頭位置が、サーマルヘッド4に相対する位置
まで搬送されることになり、その結果、インクリボン6
を空搬送することなく、しかも、前記中間転写ローラ2
に対する前記ドラム8の圧接状態や、前記中間転写ロー
ラ2に対する前記サーマルヘッド4の圧接状態を解除す
ることなく、そのままマゼンダインク6aによる記録を
開始することができる。
【0044】このようにして、連続して各色のインクリ
ボン6のインク6aの転写および再転写を繰り返すこと
により、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックインク
6aについてすべての記録が終了すると、前記サーマル
ヘッド4は矢印A方向へ移動して前記中間転写ローラ2
から離間し、また前記ドラム8は矢印B方向へ移動して
前記中間転写ローラ2から離間し、それぞれ前記中間転
写ローラ2に対する圧接が解除され、前記記録用紙10
はドラム8上のクランパ11から開放されて排紙され
る。
【0045】なお、本実施形態においては、カラー記録
を想定して説明したため、前記記録用紙10をクランパ
11によりドラム8上に保持するようにしたが、ブラッ
クインク6a等の単色記録を行なう場合には、再転写と
同時に記録用紙10を排紙すればよいため必ずしも記録
用紙10を保持する必要はない。
【0046】したがって、本実施形態においては、前記
ドラム8のフランジ15にカム部16を形成することに
より、このカム部16により、前記ドラム8を中間転写
ローラ2から離隔させてドラム8のクランパ11を前記
中間転写ローラ2に接触させずに通過させることができ
るとともに、前記インクリボン6の各色のインクリボン
6の長さL3を前記ドラム8の外周長L1と等しくなる
ように形成することにより、前色での記録終了後自動的
に次色のインクリボン6の先頭位置が、サーマルヘッド
4に相対する位置に搬送させるようにしているので、イ
ンクリボン6を空搬送することなく、しかも、前記中間
転写ローラ2に対する前記ドラム8の圧接状態や、前記
中間転写ローラ2に対する前記サーマルヘッド4の圧接
状態を解除することなく、そのまま各色のインク6aに
よる記録を連続して行なうことができる。
【0047】また、図6は本発明に係る熱転写プリンタ
の他の実施形態を示したもので、本実施形態において
は、中間転写体として中間転写ローラ2の代わりに中間
転写ベルト17を用いるようにしたものである。
【0048】すなわち、本実施形態においては、サーマ
ルヘッド4が圧接されるプラテンローラ18およびドラ
ム8が一定の圧接力で圧接されるプレッシャローラ19
をそれぞれ平行に、かつ、回転駆動自在に配設し、これ
らプラテンローラ18とプレッシャローラ19との間
に、中間転写ベルト17を一定の張力をもって掛け渡す
ようにしたものである。
【0049】前記中間転写ベルト17としては、シーム
レスベルトが適しているが、その他のつなぎ目を有する
ベルト等であっても、そのつなぎ目位置におけるインク
6aの転写、再転写を回避しながら使用すれば問題はな
い。本実施形態においては、前記中間転写ベルト17と
して、厚さ寸法50μmのポリイミドの表面に、膜厚が
150μmの転写用コーティングゴム層を形成してなる
シームレスベルトが用いられている。
【0050】また、前記プラテンローラ18とプレッシ
ャローラ19とは、それぞれ機能が独立しており、前記
プラテンローラ18は前記中間転写ベルト17へのイン
ク6aの転写を行なうものであり、前記プレッシャロー
ラ19は前記記録用紙10へのインク6aの再転写を行
なうものである。
【0051】本実施形態における前記プラテンローラ1
8は、芯金として直径16mmのアルミニウム合金を使
用し、この芯金の外周にシリコーンゴムからなる膜厚1
mmのゴム部を形成するようになされている。さらに、
このプラテンローラ18の内部には、例えば、消費電力
200Wのハロゲンランプ等からなる第1ローラヒータ
3aが配設されており、この第1ローラヒータ3aによ
り、前記中間転写ベルト17の表面温度が所定の温度
(本実施形態においては40℃)となるように温度制御
を行なっている。
【0052】また、本実施形態における前記プレッシャ
ローラ19は、芯金として直径42mmのアルミニウム
合金を使用し、この芯金の外周にシリコーンゴムからな
る膜厚0.5mmのゴム部を形成するようになされてい
る。さらに、このプレッシャローラ19の内部には、例
えば、消費電力200Wのハロゲンランプ等からなる第
2ローラヒータ3bが配設されており、この第2ローラ
ヒータ3bにより、前記中間転写ベルト17の表面温度
が所定の温度(本実施形態においては65℃)となるよ
うに温度制御を行なっている。
【0053】このように、本実施形態においては、サー
マルヘッド4が圧接されるプラテンローラ18およびド
ラム8が圧接されるプレッシャローラ19を別個に設け
ることにより、サーマルヘッド4によるインク6aの転
写およびドラム8の記録用紙10へのインク6aの再転
写を行なう場合に、設定温度等の条件を各機能に適合す
るように設定することができるものである。
【0054】その他の構成については、前述した実施形
態のものと同様であるため、同一部分には同一符号を付
してその説明を省略する。
【0055】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0056】まず、サーマルヘッド4をインクリボン6
および中間転写ベルト17を介してプラテンローラ18
に圧接させ、前記プラテンローラ18を回転駆動させる
ことにより、前記中間転写ベルト17が移動され、さら
に、前記インクリボン6も前記中間転写ベルト17との
摩擦力により一定速度で搬送される。
【0057】この状態で、所定の印字情報に基づいて前
記サーマルヘッド4の複数の発熱素子5を選択的に発熱
させて、前記インクリボン6のインク6aを前記中間転
写ベルト17に一次的に転写させる。
【0058】前記中間転写ベルト17上のインク6a
が、前記ドラム8と前記プレッシャローラ19との間ま
で搬送されると、前記ドラム8を矢印D方向へ移動して
前記記録用紙10および前記中間転写ベルト17を介し
て前記プレッシャローラ19に圧接させる。このとき、
前記中間転写ベルト17は前記プレッシャローラ19を
介して前記第2ローラヒータ3bにより加熱されてお
り、また、前記ドラム8も前記ドラムヒータ9により加
熱されているため、前記インク6aを記録用紙10に確
実に再転写することができる。
【0059】この場合に、本実施形態においても、前記
ドラム8のフランジ15にカム部16を形成しているの
で、このカム部16により、前記ドラム8を中間転写ベ
ルト17から離隔させてドラム8のクランパ11が前記
中間転写ベルト17に接触することを防止することがで
き、しかも、前記インクリボン6の各色のインクリボン
6の長さを前記ドラム8の外周長と等しくなるように形
成しているので、前色での記録終了後自動的に次色のイ
ンクリボンの先頭位置が、サーマルヘッド4に相対する
位置に搬送させることができ、その結果、インクリボン
6を空搬送することなく、しかも、前記中間転写ベルト
17に対する前記ドラム8の圧接状態や、前記中間転写
ベルト17に対する前記サーマルヘッド4の圧接状態を
解除することなく、そのまま各色のインク6aによる記
録を連続して行なうことができるものである。
【0060】このようにして、連続して各色のインクリ
ボン6のインク6aの転写および再転写を繰り返すこと
により、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックインク
6aの各色についての記録を行ない、すべての記録が終
了すると、前記サーマルヘッド4は矢印A方向へ移動し
て前記中間転写ベルト17およびプラテンローラ18か
ら離間し、また前記ドラム8は矢印B方向へ移動して前
記中間転写ベルト17およびプレッシャローラ19から
離間し、それぞれ圧接が解除され、前記記録用紙10は
ドラム8上のクランパ11から開放されて排紙される。
【0061】したがって、本実施形態においても前記実
施形態と同様に、前記ドラム8のフランジ15に形成し
たカム部16により、前記ドラム8のクランパ11を前
記中間転写ベルト17に接触させずに通過させることが
できるとともに、前記インクリボン6の各色のインクリ
ボン6の長さを前記ドラム8の外周長と等しくなるよう
に形成することにより、前色での記録終了後自動的に次
色のインクリボン6の先頭位置が、サーマルヘッド4に
相対する位置に搬送させるようにしているので、インク
リボン6を空搬送することなく、しかも、前記中間転写
ベルト17に対する前記ドラム8の圧接状態や、前記中
間転写ベルト17に対する前記サーマルヘッド4の圧接
状態を解除することなく、そのまま各色のインク6aに
よる記録を連続して行なうことができる。
【0062】なお、前述した本発明の各実施形態におい
ては、記録用紙10の片面だけに記録を行なう場合につ
いて説明したが、記録用紙10の表面と裏面に、前述の
実施の形態による記録をそれぞれ繰り返すことにより両
面記録を行なうことも可能である。
【0063】次に、このような記録用紙10の両面に記
録を行なう場合の記録用紙10の搬送手段の実施形態に
ついて図7から図9を参照して説明する。
【0064】図7に示す実施形態においては、前記実施
形態で述べた熱転写プリンタ1の一側に給紙トレイ20
を配設するとともに、他側に排紙トレイ21を配設する
ようになされている。
【0065】本実施形態においては、前記給紙トレイ2
0に所定の記録用紙10を積層配置し、この給紙トレイ
20から1枚ずつ記録用紙10を取出して熱転写プリン
タ1に搬送し、この熱転写プリンタ1により前記記録用
紙10の一面に所定の記録を行ない、記録後の記録用紙
10を排紙トレイ21に排出させる。
【0066】そして、記録用紙10に両面記録を行なう
場合は、前記排紙トレイ21に排紙された記録用紙10
を使用者が取出して、この記録用紙10を他面に記録で
きるように再び給紙トレイ20に配置し、両面記録を施
すようにするようになっている。
【0067】また、図8に示す実施形態においては、排
紙トレイ21の上面に、給紙用スタッカとしても使用で
きる排紙用スタッカ22を設置し、この状態で、給紙ト
レイ20に設置された記録用紙10の一面に対して記録
を行ない、記録後の記録用紙10を前記排紙用スタッカ
22に積層して貯留しておく。次に、この排紙用スタッ
カ22を給紙トレイ20の上面に上下を逆にして装着し
て給紙用スタッカとして使用するものであり、この給紙
用スタッカ22から1枚ずつ記録用紙10を取出してこ
の記録用紙10の他面に記録を行なうことにより、両面
記録を行なうようになっている。
【0068】さらに、図9に示す実施形態においては、
熱転写プリンタ1の内部に保管用スタッカ23を配設
し、両面記録に係る記録用紙10の搬送を、すべて熱転
写プリンタ1内で行なうようにしたものである。
【0069】すなわち、給紙トレイ20に積層配置され
た記録用紙10を1枚ずつ取出して熱転写プリンタ1に
よりその一面に記録を行ない、この記録後の記録用紙1
0は、外部には排出されずに搬送経路24aを通って保
管用スタッカ23に一時保管される。その後、この保管
用スタッカ23から記録用紙10を取出して、その記録
面が他面となるように搬送経路24bを通ってドラム8
と中間転写ローラ2との間に搬送し、記録用紙10の他
面に記録を行なう。そして、両面の記録が終了した記録
用紙10は、搬送経路24cを通って排紙トレイ21に
排紙されるようになっている。
【0070】このような搬送手段を使用することによ
り、両面記録を容易に行なうことができるものである。
【0071】なお、本発明は前記各実施形態のものに限
定されるものではなく、必要に応じて種々変更すること
が可能である。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように請求項1の発明に係る
熱転写プリンタは、フランジに形成されたカム部によ
り、ドラムを中間転写体から離隔させ、クランパを前記
中間転写体に接触することなく通過させることができる
ので、中間転写体に対するドラムの圧接や前記中間転写
体に対するサーマルヘッドの圧接を解除することなく、
連続して記録を行なうことができる。
【0073】また、請求項2の発明は、インクリボンが
カラーインクリボンの場合に、各色のインクリボンの長
さ寸法をドラムの外周長と同一に設定するようにしてい
るので、前色での記録終了後自動的に次色のインクの先
頭位置をサーマルヘッドに相対する位置に搬送させるこ
とができ、インクリボンを空搬送することなく、そのま
ま各色のインクによる記録を連続して行なうことができ
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る熱転写プリンタの実施の一形態
を示す要部断面図
【図2】 図1の熱転写プリンタに用いられるインクリ
ボンの実施形態を示す概略構成図
【図3】 図1の熱転写プリンタのドラムを示す正面図
【図4】 図1の熱転写プリンタのドラム部分の構造を
示す斜視図
【図5】 図3のドラムのフランジの形状を示す正面図
【図6】 本発明に係る熱転写プリンタの他の実施形態
を示す要部断面図
【図7】 本発明に係る熱転写プリンタの各実施形態に
おける両面記録を施す際の記録紙の搬送手段の実施の一
形態を示す説明図
【図8】 本発明に係る熱転写プリンタの各実施形態に
おける両面記録を施す際の記録紙の搬送手段の他の実施
形態を示す説明図
【図9】 本発明に係る熱転写プリンタの各実施形態に
おける両面記録を施す際の記録紙の搬送手段の他の実施
形態を示す説明図
【図10】 従来の熱転写プリンタを示す要部拡大断面
【符号の説明】
1 熱転写プリンタ 2 中間転写ローラ 4 サーマルヘッド 5 発熱素子 6 インクリボン 6a インク 8 ドラム 10 記録用紙 11 クランパ 13 平坦面 15 フランジ 16 カム部 17 中間転写ベルト 18 プラテンローラ 19 プレッシャローラ 20 給紙トレイ 21 排紙トレイ 22 排紙用スタッカ
フロントページの続き (72)発明者 大和田 功 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 高橋 博光 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の印字信号に基づいて、サーマルヘ
    ッドに整列配置された複数の発熱素子を選択的に発熱さ
    せてインクリボンのインクを中間転写体に一次転写し、
    この中間転写体のインクをドラムに巻回され前記中間転
    写体に圧接された記録用紙に再転写することにより記録
    を行なう熱転写プリンタであって、前記ドラムの外周面
    に前記記録用紙の一端部を保持するクランパを配設し、
    このドラムに前記中間転写体に接触し前記クランパの上
    端部より大きい高さに形成されたカム部を有するフラン
    ジを配設し、前記サーマルヘッドを前記インクリボンを
    介して前記中間転写体に圧接したまま前記記録用紙に連
    続して記録するようにしたことを特徴とする熱転写プリ
    ンタ。
  2. 【請求項2】 前記インクリボンがカラーインクリボン
    の場合に、各色のインクリボンの長さ寸法を、前記ドラ
    ムの外周長と同一に設定したことを特徴とする請求項1
    に記載の熱転写プリンタ。
JP18718396A 1996-07-17 1996-07-17 熱転写プリンタ Withdrawn JPH1029332A (ja)

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JP18718396A JPH1029332A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 熱転写プリンタ

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