JPH10293132A - 検体の測定方法 - Google Patents

検体の測定方法

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JPH10293132A
JPH10293132A JP9103083A JP10308397A JPH10293132A JP H10293132 A JPH10293132 A JP H10293132A JP 9103083 A JP9103083 A JP 9103083A JP 10308397 A JP10308397 A JP 10308397A JP H10293132 A JPH10293132 A JP H10293132A
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Kazunori Hirose
和典 廣瀬
Akihiko Okamura
明彦 岡村
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KDK Corp
Kyoto Daiichi Kagaku KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酵素電極を用いる既存の測定装置による測定
において、測定を精度良くかつ迅速に行う方法を提供す
る。 【解決手段】 電極により得られる電気信号の出力値
(I)を時間(T)の関数として出力し、その出力値に
ついて、変化率(V)およびベースラインを基準とする
高さ(H)をモニターし、1つの測定用試料の測定を行
い、その測定により得られる出力の極大ピーク位置を超
えて所定時間経過後における高さ(H)および変化率
(V)がそれぞれ所定の範囲にあるかを調べる。次の試
料の測定に際して、高さ(H)および変化率(V)が共
に所定の範囲内にある場合、高さ(H)および変化率
(V)のいずれか一方が所定の範囲内にない場合ならび
に高さ(H)および変化率(V)の両者が所定範囲内に
ない場合に応じて、適切な操作を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、検体中に含まれる
特定成分の濃度(または量)を、測定装置によって複数
の検体を連続的または断続的に測定し、精度良い測定結
果を迅速に得るための測定方法に関する。更に詳しく
は、本発明は、検体のサンプリング、場合により行う緩
衝液による希釈、特定成分を検出するための試薬溶液と
の反応、特定成分の濃度に応じた信号の検出、および既
得の検量線に基づいた特定成分の濃度を出力するという
一連の操作を、複数検体について順次行う、臨床検査分
野における生化学的検査を自動測定装置によって行う方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】臨床検査の分野における生化学的検査で
使用される測定装置は、検体として血漿、血清、全血、
尿、リコールなどに含まれる特定成分濃度、例えばグル
コース濃度(血糖値)を測定するために、それらの検体
を所定量サンプリングし、緩衝液で希釈した後に試薬溶
液と反応させ、或いは検体と直接試薬溶液を反応させて
特定成分濃度に応じた信号を検出部によって出力・検出
し、既存の検量線に基づいて特定成分濃度を求め、その
結果を測定者に知らしめる過程を順次繰り返すことによ
って測定を実施している。
【0003】ここで言う特定成分濃度に応じた「信号を
検出部によって出力・検出」するとは、特定成分の濃度
および/またはその変化を、例えば信号としての色の変
化を分光吸光光度計を用いて透過率や吸光度として検出
したり、あるいは電極を用いて電気的な出力として検出
する場合のことである。この他に特定成分濃度に応じた
信号を検出部によって検出する方法は数多く知られてい
る。
【0004】この様な検体の連続的な測定においては、
1つの検体と試薬溶液を反応させて特定成分濃度に応じ
た信号を検出部によって検出した後、検体と試薬溶液の
混合液である反応液を排出して、洗浄液を用いて洗浄を
行い、その次の検体、即ち、次検体の測定に移るが、こ
の時、反応液の排出と洗浄が十分に行われなかった場
合、つまり反応液の一部分が残留して次検体を測定した
時に影響を与える場合がある。ここで言う影響とは、検
体の特定成分濃度が高く、洗浄によっても反応液を完全
に除去できなかったために、次検体の測定結果が本来の
値よりも高い結果として得られてしまう、即ち、前検体
が次検体に影響を及ぼすことである。
【0005】測定装置において複数の検体を連続的に測
定する場合は、この様に直前に測定した検体、即ち、前
検体の影響が次検体の測定結果に影響を及ぼさないため
に、次検体の測定前に洗浄を行っている。例えば固定化
酵素膜を利用した電極によるグルコース濃度の測定装置
を例にとると、測定セル内に存在する酵素反応の生成産
物を検出するための電極付近で前検体の反応液が局部的
に残存することがあり、特に局部的に高濃度の反応液が
残存する場合は1回の洗浄でも十分な洗浄効果が見られ
ない時もある。
【0006】これは電極が反応系である測定セル中に直
接露出しておらず、固定化酵素膜によって覆われてお
り、膜と電極間に反応液が存在してしまうためである。
この意味では、この膜は存在しない方が好ましいが、こ
の膜は測定結果に影響を与える妨害物質の通過を防止す
るという利点もあるため膜は必要である。そこで、次検
体に及ぼす影響を回避するためには、洗浄回数を増やし
たり、膜と電極間に残存する反応溶液から得られる信号
が無視小になるまで次検体の測定を待たねばならなかっ
た。従って、1検体の測定時間を、検体の採取から洗浄
後に電極の応答が限りなくベースラインに近づく、また
は一定になるまでと設定したときに、測定時間が長くな
ってしまっていた。
【0007】この様な次検体に及ぼす影響が認められる
場合は、通常、検体の特定成分濃度が高い時に起こるこ
とが確認されている。次検体に及ぼす影響は、測定精度
の低下に直接結び付くため、特に精度が要求される検査
項目、例えばグルコース濃度(血糖値)の測定を行う装
置においては十分に考慮されなければならない問題であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】次検体に及ぼす影響を
回避するためには、実際に影響を及ぼすか否かにかかわ
らず、すべての検体を測定するにあたって、測定の直後
に通常行われる1回の洗浄の後、更にもう1回追加して
反応セルの洗浄を行い次検体の測定に移るという工程を
検体の濃度に拘わらずに一律に行う方法がある。
【0009】しかし、一般的な臨床検査用の多くのサン
プルについての測定の場合、次検体に影響を及ぼすの
は、特定成分濃度が高い検体である。日常的に行われる
測定では高濃度の検体の割合は、対象となる検査項目に
よって異なるため一概には言えないが、例えば上述のグ
ルコース濃度の測定においては、総数の1〜2割程度の
検体が影響を及ぼし得、残りは次検体に影響を及ぼす程
の濃度ではない場合が多い。
【0010】従って、次検体に及ぼす影響を防止するた
めに一律に追加の洗浄を行う方法は、大半の検体につい
ては、実際に次検体に影響を与えていないにもかかわら
ず、追加の洗浄が行われていることになる。一律に追加
洗浄を行う測定方法は、洗浄液が無駄に消費されること
になり、全体として1検体あたりの測定コストが高くな
ってしまう。更に、1検体あたりの測定に要する時間も
追加の洗浄を行っている分だけ長くかかってしまい、効
率的な測定ができていないという問題が生じていた。
【0011】次検体に及ぼす影響を防止するための別の
方法として、あらかじめ次検体に影響を及ぼさない検体
の特定成分濃度の下限を調べておき、これを基準値とし
て前検体の測定において基準値以上の特定成分濃度が得
られた時に限って、次検体の測定に移る前に追加の洗浄
を行うという方法もある。
【0012】ただし、この基準値を定めることは非常に
難しい。例えば上述のグルコース濃度の測定では、同一
の固定化酵素膜であっても、膜の使用頻度によって次検
体に及ぼす基準値となる濃度が異なる。具体的には、使
い始めは固定化酵素膜の応答性が良いので、該基準値を
高く設定しても充分対応できるが、使用回数が増す程に
固定化酵素膜の疲労が起こり、応答性が悪くなり該基準
値を低く設定しなければならない。そうすると結局低い
基準値を採用しなければならず、依然として洗浄液の浪
費、測定時間の短縮化がなされないという問題が解決さ
れないことになる。
【0013】尚、ここで言う応答性とは、電極が酵素反
応による反応生成物の濃度(または量)の変化率を検知
する、単位時間当りに発生または減少する出力信号の量
を言う。応答性が良いとは、変化率が大きいことを意味
し、これは、洗浄後短時間でベースライン電流まで出力
信号が戻ることにも相当する。
【0014】そこで本発明は、測定装置による検体の測
定、特に連続的な測定において、前検体の及ぼす影響を
確実に回避し、洗浄液の節約及び測定効率の向上を図
り、その結果、高い測定精度を維持しつつ1検体あたり
の測定費用のコストダウンと効率化を達成する方法を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の測定方法は、検
体中の特定成分濃度が未知である複数検体中の特定成分
濃度を、濃度に応じた出力値を発生する装置を用いて特
定成分の濃度または量を測定する方法において、前検体
について測定し、次に、次検体について測定する前に、
前検体についての測定が次検体についての測定に及ぼす
影響の程度を検知することを特徴する。
【0016】本発明の1つの態様では、影響の程度の検
知の結果、次検体に及ぼす影響の程度が次検体の測定結
果に影響を与えないと判断される場合は次検体の測定を
行い、次検体に及ぼす影響の程度が次検体の測定結果に
影響を及ぼすと判断される場合は、次検体についての測
定の前に、測定系内の洗浄を行う。本発明の方法におい
て、洗浄とは、測定装置内の液を排出して、影響を減ら
す効果を有する所定の液(即ち、洗浄液)、例えば検体
を含まない測定に用いる試薬溶液または緩衝液により測
定装置を共洗いすることを意味する。
【0017】本発明の1つの好ましい態様では、前検体
の測定の終了後、第1回目の洗浄を予め実施し、その
後、前検体についての測定が次検体についての測定に及
ぼす影響の程度を検知する。本発明の別の好ましい態様
では、洗浄後、前検体についての測定が次検体について
の測定に及ぼす影響の程度を検知して、影響を及ぼすと
判断される時は、洗浄を再度実施し、その後、前検体に
ついての測定が次検体についての測定に及ぼす影響の程
度を検知する、というように、影響を与えないと判断さ
れるまで洗浄/検知を繰り返すことを特徴とする。
【0018】本発明の方法の実施に使用できる装置は、
例えば検体のサンプリング、緩衝液による希釈、検体中
の特定成分と試薬溶液との反応、特定成分濃度に応じた
信号の検出部による検出、および既存の検量線に基づい
た特定成分濃度の演算、該演算結果としての特定成分濃
度値の出力、という一連の操作を、複数の検体について
順次または断続的に行う測定装置である。より具体的に
は、酵素電極を用いる市販のクルコース濃度測定装置を
例示できる。
【0019】測定装置の検出部により得られる出力信号
値(Ι)を時間の関数として把握し、特定成分濃度に応
じた出力信号を検知した後に、次検体に及ぼす影響の程
度を検出する。つまり、特定成分濃度に応じた出力信号
値がベースラインに向かって低下する間において影響の
程度を検知する。影響の程度は、出力信号値のベースラ
インからの高さ(H)または時間に対する変化率(V)
を検知する。具体的には、どの程度の時間においてどの
程度の高さ(H)および/または変化率(V)であれば
次の測定に実質的に影響が無いかを判断する。実際に
は、特定成分が種々の濃度のモデル検体を調製して、実
際に測定装置で測定して試行錯誤的に高さ(H)および
/または変化率(V)を決定できる。
【0020】出力信号値は、例えば電極法による測定の
場合は電流値または電圧値として得られ、分光光度法に
よる測定の場合には吸光度として得られるが、いずれの
場合にも電気的信号として取り扱うことができる。出力
信号値の変化率(V)は、得られる出力信号値(Ι)の
時間微分値として得ることもできる。
【0021】通常、検体を用いて測定を行う前と、例え
ば20〜30検体に一回の割合で特定成分濃度が既知の
標準検体を用いて同じ測定を行い、測定濃度と標準検体
の既知の濃度が異なれば、測定濃度が標準濃度となるよ
うに特定成分濃度の出力信号特性に応じて所定の換算を
行う。例えば、標準濃度と測定濃度との差を求めて、こ
れにより測定値を補正したり、標準濃度と測定濃度との
比率を求めて、これにより測定値を補正したりできる。
【0022】このような操作を一般的にキャリブレーシ
ョンと呼んでいる。キャリブレーションは、精度の良い
測定結果を得るために行う操作で、一定濃度の標準溶液
を測定したときは、必ず常に一定濃度になるように、例
えば上述のように換算することにより調整している。キ
ャリブレーションは測定時における測定装置の状態を一
定に保つことができ、しかも20〜30検体に一回の割
合で短時間に調整されるので精度の高い信頼性のおける
測定結果を得ることができる。よって、このキャリブレ
ーション時に、標準溶液を測定して基準値を設定するこ
とが望ましい。
【0023】特に、標準溶液の標準濃度に応じた出力信
号を検知した後に、好ましくは1回目の洗浄の後に、出
力信号値がベースラインに向かって低下する間で、所定
時間における出力値のベースラインからの高さ(H)及
び出力信号(Ι)の時間変化率(V)を基準値として選
定する。キャリブレーション時において基準値の設定を
行うことは、タイムリーに測定環境の状態が反映される
ため非常に好都合である。
【0024】出力信号値(I)の代わりに、出力信号値
の微分値を出力信号値として経時的に測定することによ
っても特定成分濃度が求められる。この例には、例えば
特公平7−37991号に記載の「一次微分法」を用い
るグルコース濃度測定方法がある。この場合であっても
単位時間における微分値のベースラインからの高さ
(H)を基準値H'として設定するか、出力信号(Ιの
時間微分値)の時間変化率(V)を基準値V'として設
定することも可能である。
【0025】続いて、次検体への影響程度の検知、従っ
て、洗浄を行うか否か(尚、本発明の好ましい態様では
第1回目の洗浄を実施するので、追加の第2回目の洗浄
を行うか否か)の判定について説明する。通常、標準溶
液の測定を行った後に、検体の測定を行うが、各検体に
おいて特定成分濃度に応じた信号を検出し、所定時間に
おける出力値のベースラインからの高さ(H)を基準値
(h)と比較するか、所定時間における変化率(V)を
基準値(v)と比較する。高さ(H)が基準値(h)以
下である場合、変化率(V)が基準値(v)以下である
場合、或いは高さ(H)と変化率(V)が共に基準値以
下である場合には、次検体には影響を及ぼさないと判断
して洗浄することなしに次の検体の測定に移る。
【0026】高さ(H)が基準値(h)以上である場合
および変化率(V)が基準値(v)以上である場合に
は、次検体に影響を及ぼす程度を検知する基準に基づい
て、次検体に影響を及ぼすと判断して洗浄を行う。尚、
高さ(H)と変化率(V)が少なくともどちらか一方が
基準値以上である場合には、次検体に影響を及ぼす程度
を検知する基準に基づいて、次検体に影響を及ぼさない
と判断せずに、及ぼすと判断して洗浄を行うようにする
ことも可能である。
【0027】洗浄を行った後更に高さ(H2)と変化率
(V2)を求め、それぞれの基準値と比較して2回目の
洗浄を行うかどうかの確認を行っても良い。本発明にお
いて、洗浄とは、例えば測定終了後において次検体を測
定する前に測定セル内の緩衝液と検体の混合液を排出
し、洗浄液或いは緩衝液で測定セル内を洗浄することを
意味する。測定が検体と緩衝液を混合して実施する場合
にあっては、緩衝液により洗浄して、次検体の測定に及
ぼす影響を検知して、影響を及ぼさないとの結果が出る
と、直ちに検体を測定セル内に既に存在する緩衝液に加
えるだけで次の洗浄が可能となる(即ち、洗浄が次の測
定の準備を兼ねる)ので好都合である。以下本発明の方
法を、酵素電極を備えた測定装置によって血液中のグル
コース濃度を測定する場合を例に挙げて説明する。
【0028】
【発明の実施の形態】血液中のグルコース濃度(血糖
値)を測定する方法の1つに、グルコースオキシダーゼ
(GOD)を用いた酵素電極(GOD電極)によるグル
コースセンサーが利用されている。グルコースセンサー
はグルコースオキシダーゼによって検体中のグルコース
を基質として酵素反応によって生成される過酸化水素量
或いは反応時において消費される酸素量を電気化学的に
測定し、その測定結果から検体中のグルコース濃度を求
めている。
【0029】上述のような酵素電極を用いるグルコース
センサ法によるグルコース濃度測定装置として、例え
ば、GODを固定化した膜(本発明においてGOD固定
化膜とも称する。)と過酸化水素電極とを組み合わせて
用いる測定装置が、株式会社京都第一科学からGA−1
160の商品名で市販されている。この測定装置の要部
は図1に模式的に示すように構成されている。
【0030】グルコース濃度測定装置内の測定セル1は
GOD固定化膜を過酸化水素電極に密着させた酵素電極
2を有し、測定セル内の液体は、スターラ3及び撹拌子
4により充分に撹拌されるようになっている。ポンプ5
により緩衝液がバルブ6を介して測定セル1に供給さ
れ、グルコース濃度を測定する検体はサンプリングノズ
ル9により測定セル1に供給される。測定が終了する
と、測定に用いた液はポンプ7によりバルブ8を介して
排出される。測定は、サンプリングノズル9から検体を
測定セル内に供給した時点をt0として、t0からt秒後
における出力値(I)を求めるか、単位時間毎に得られ
る出力信号値(I)の時間変化率V′を微分値(dI/
dt)として求め、既存の検量線から特定成分であるグ
ルコース濃度を求める。
【0031】特定成分濃度を求めるための信号を得た後
も出力信号値又はその時間微分値の測定を継続する。図
2にグルコースセンサ法によって得られる電流の出力値
(I)を縦軸に、時間(T)を横軸としたグラフを示
す。グラフはいわゆる平衡点法(上記特開平7−379
91号公報参照)によって示される出力値を用いてい
る。
【0032】図2ではグルコース濃度が(a)300m
g/dlおよび(b)150mg/dlの試料を用いて
連続して測定している。グルコース濃度300mg/d
lの試料について測定した結果、図2の左側部分のプラ
トー(a)が得られ、続いてグルコース濃度150mg
/dlの試料について測定した結果、図2の右側部分の
プラトー(b)が得られた。
【0033】まず、ta0において測定用セル内に測定用
試料がサンプリングノズルによって注入されると、検体
は緩衝液によって希釈された後、グルコースがグルコー
スオキシダーゼによって分解されて、この時発生する過
酸化水素を電極で分解することにより電流出力値(I)
は上昇する。電流出力値(I)は発生する過酸化水素量
に比例する。時間T1が経過した時刻ta1における平衡
状態に達した電流出力値(Ia)が検体中のグルコース
濃度に対応し、予め求めておいた検量線に基づいてグル
コース濃度の値が求められる。
【0034】時刻ta1において平衡状態での出力値(I
a)が得られると、セル内の測定に用いた検体および緩
衝液を排出する。この時に現れる鋭いピークは、酵素電
極に局在する検体と緩衝液の混合溶液に含まれるグルコ
ースがGODと反応して、過酸化水素が生成されるが、
測定セル内に液が存在しないため、拡散できずに捕らえ
られて出力信号として検出される。測定セルには次検体
を測定するための緩衝液が満たされるが、緩衝液が酵素
電極と接液した時から、酵素電極内で生成されている過
酸化水素が拡散されるため、出力信号がベースラインに
向かって降下する。ベースラインに戻るまでの速さは、
過酸化水素電極による過酸化水素の分解と、洗浄作用に
よる過酸化水素の拡散によって決まる。一度緩衝液で洗
浄した後に廃液し、続いてセル内に新たな緩衝液を注入
する。その降下率は徐々に低下して次第に傾きの緩やか
な曲線となってベースラインに近付き、時刻ta1から時
間T2だけ経過した時刻ta2にてほとんどベースライン
に戻る。
【0035】ただし、時間T2は検体の濃度が高い場合
には長くなるので、自動測定装置において時間T2の変
動を調節するための時間T3が設けられている。1つの
検体について時間(T1+T2+T3)が経過すると、一
般にベースラインが安定しているとみなして、次検体の
測定に移っている。
【0036】本明細書においては、1つの検体を測定す
る時間(T1+T2+T3)を便宜上、1検体測定時間と
称する。ただし、本発明における1検体測定時間は、従
来の自動分析装置のように固定されているものではな
く、次検体に影響を及ぼさない程度までに要する時間で
ある。次検体(b)については、時刻tb0において測定
用セル内に次検体がサンプリングノズルによって注入さ
れて、その後、上述の検体(a)と同様に測定操作が行
われる。
【0037】例えば、測定する検体が血漿であってグル
コース濃度を測定する場合、グルコース濃度の正常値と
される範囲は70〜120mg/dlであって、実際に
測定を行ってみると8〜9割の検体は正常域の濃度であ
り、残り検体は正常域を越えるいわゆる高グルコース濃
度を示す検体である。
【0038】そこで、従来の測定装置においては、高濃
度グルコース検体にも対応ができるように、例えば図2
では1検体の測定時間が30秒に設定されている。15
0mg/dlのグルコース濃度の検体については、実際
には24秒で安定しているので、測定を開始してから3
0秒も経過すれば、出力値(I)は十分に安定したベー
スラインを描いており、次検体の測定に対応することが
できる。
【0039】ところが、臨床検査に供される検体群の中
には、上記の検体300mg/dlを越える検体も存在
する。例えば600mg/dlの濃度値を示す検体につ
いて、1検体測定時間は36秒という結果が得られてい
る。よって自動分析装置の1検体測定時間を36秒に設
定しなければならない。例えば検体群の中に600mg
/dlの濃度値の検体が存在しなくとも、存在する可能
性がある限り1検体測定時間を36秒に設定しなければ
ならないのである。
【0040】このように、従来の自動分析装置では、存
在する確率が少ない高濃度検体のために1検体測定時間
を長く設定してしまうと、実際には多くの検体が設定さ
れた1検体測定時間よりも早く出力値(I)がベースラ
インに戻っているため、その分ロス時間が生じていた。
例えば1検体のロス時間が3〜5秒であっても、検体数
が数百本或いは数千にも及ぶ場合は、累積ロス時間は決
して無視できない時間となる。
【0041】このような問題を回避するには、検体を測
定する毎に、グルコース濃度を求めるための出力信号を
検出した後、そのままの状態で検出した時点から、ある
いは(測定後に1回洗浄するのであれば)測定セル内の
液を排出して緩衝液を注入する送液ポンプが作動し終え
た時点から、所定時間として例えば0〜20秒間の出力
値(I)の高さ(H)又は出力値の変化率(V)を測定
して調べ、得られた値を基準値と比較して次検体への影
響の程度を検知する。尚、この場合の基準値とは、次検
体に及ぼす影響が無い濃度である標準溶液の出力値
(I)の所定時間における高さ(h)および/または出
力値の変化率(v)の値であると言うことができる。こ
の基準値は、固定化酵素膜のロットや使用頻度あるいは
測定装置のロットによってばらつきを回避するため、キ
ャリブレーション時に改めて設定されるのが望ましい。
【0042】検体を測定した後に得られた値が基準値よ
りも大きい場合、次検体への影響があると判断されて洗
浄を行う。ここで、更に所定時間後における出力値Iの
高さ(H2)又は出力値の変化率(V2)を測定して再
度基準値と比較して次検体への影響が無いことを確認し
た後に、次検体の測定に移行することができる。
【0043】
【実施例】実施例におけるグルコース濃度の測定には、
株式会社京都第一科学から市販されているグルコース濃
度測定装置GA−1160を用いた。
【0044】グルコース濃度値が、150mg/dl、
300mg/dlおよび600mg/dlの血清を用意
して、これを測定用検体とした。各検体について、平衡
点法によりグルコース濃度の測定を行い、時間を横軸に
とり、装置の出力値である電流値を縦軸にとってグラフ
とした。尚、本実施例では、測定後に測定セル内の液を
排出した後、緩衝液により必ず一回の洗浄を行い、その
後に、次検体への影響の有無を検知する態様を実施し
た。
【0045】まず、測定セル内にサンプリングを注入し
た時を時刻t0とし、時刻t0から6秒後の時刻t1にお
ける出力電流値によってグルコース濃度値を求める。次
に、測定セル内の検体と緩衝液の混合液が排液され、測
定セルが新しい緩衝液によって満たされる(時刻
2)。緩衝液が満たされた時刻t2以降における電流値
のベースラインからの高さ(H)および変化率(V)を
それぞれの濃度について求めた。また、この時ベースラ
インからの高さ(H)が実質的に変化しないようになる
までの1検体当りの測定時間を求めた。
【0046】<操作1>まず、測定系の洗浄をグルコー
ス濃度が得られた直後に1回だけ行う方法で、前検体の
次検体に及ぼす影響の程度が、次検体の測定結果に影響
を及ぼさないと判断することができるようになるまでの
時間、即ち、1検体測定時間を、上記した3濃度を示す
検体を用いて連続測定を行った。その結果得られたグラ
フを模式的に図3に示す。
【0047】<基準値の設定>グルコース濃度150m
g/dlの検体について測定を行った。時刻t0から6
秒後の時刻t1における出力電流値は7nAであった。
次に、測定セルから排液して緩衝液を満たした時刻t2
の後の6秒後の電流値の変化率(V)は0.1nA/s
ec、およびベースラインからの高さ(H)は1nAで
あった。ベースラインからの高さ(H)が実質的に変化
しないようになるまでの時刻t0からの時間は24秒で
あった。
【0048】次に、グルコース濃度300mg/dlの
検体について測定を行った。時刻t0から6秒後のt1
おける出力電流値は14nAであった。次に、測定セル
から排液して緩衝液を満たした時刻t2の後の6秒間の
電流値の変化率(V)は0.2nA/sec 、および
ベースラインからの高さ(H)は2nAであった。ベー
スラインからの高さ(H)が実質的に変化しないように
なるまでの1検体当りの時刻t0からの測定時間は30
秒であった。
【0049】最後にグルコース濃度600mg/dlの
検体について測定を行った。時刻t0から6秒後の時刻
1における出力電流値は28nAであった。次に、測
定セルから排液して緩衝液を満たした時刻t2の後の6
秒間の電流値の変化率(V)は0.4nA/sec、ベ
ースラインからの高さ(H)は3nAであった。ベース
ラインからの高さ(H)が0になるまでの時刻t0から
の1検体測定時間は36秒であった。
【0050】グルコース濃度が150mg/dlである
検体は次検体に影響を及ぼさないことが予め確認できて
いることに加えて、検体のほとんどが150mg/dl
以下の値を示すこと、更に、通常の検体測定時にキャリ
ブレーションとして用いられている濃度であるため、次
検体に影響を及ぼす程度の基準値の設定は、150mg
/dl時の値を用いることにした。
【0051】グルコース標準溶液を測定した時に、測定
後に測定セル内に緩衝液が満たされた時刻t2から6秒
間における電流値の変化率(V)が0.1nA/se
c、時刻t2から6秒後におけるベースラインからの高
さ(H)が1nAであったためこれを基準値として選択
した。よって、検体を測定した後に、時刻t2から6秒
後における電流値の変化率および高さが、このように選
択した基準値以上の値を示す検体を測定した場合は、次
検体に影響を及ぼすとみなして洗浄を追加することにし
た。洗浄に要する時間は、緩衝液の排出から注入までお
よそ3秒間であった。
【0052】<操作2>グルコース濃度300mg/d
lの検体について、同様に測定したところ、ベースライ
ンからの高さ(H)が3nAおよび電流値の変化率
(V)が0.4nA/sec、であり、基準値を上回っ
ているため次検体に影響を及ぼすと判断されたので、追
加の洗浄を行ったところ,ベースラインからの高さ
(H)が0.07nAおよび変化率(V)が0.09n
A/sec に低下し、次検体に及ぼす影響が回避され
た。測定開始の時刻t0から追加の洗浄が終了するまで
の時間は24秒間で、追加洗浄を行わない測定方法と比
較して6秒間の短縮に成功した。この時の測定結果は、
301mg/dlであった。測定誤差が1%未満で許容
範囲内であった。続いてグルコース濃度150mg/d
lの検体を測定したところ測定結果は149mg/dl
であり、測定誤差1%未満で許容範囲内であった。次検
体には影響を及ぼしていないことが再確認された。
【0053】グルコース濃度600mg/dlの検体に
ついて、同様に測定したところ、ベースラインからの高
さ(H)が3nA、および電流値の変化率(V)が0.
4nA/secであり、基準値を上回っており次検体に
影響を及ぼすため、追加の洗浄を行ったところ、ベース
ラインからの高さ(H)が0.07nA、変化率(V)
が0.09nAに低下し、次検体に及ぼす影響は回避さ
れた。測定開始の時刻t0から追加の洗浄が終了するま
での時間は24秒間で、追加洗浄を行わない測定方法と
比較して12秒間の短縮に成功した。この時の測定結果
は、602mg/dlであり、測定誤差が1%未満で許
容範囲内であった。続いてグルコース濃度150mg/
dlの検体を測定したところ測定結果は150mg/d
lであり、次検体には影響を及ぼしていないと判断でき
た。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、連続的に測定する個々
の検体について、前検体の次検体に及ぼす影響の程度が
実質的に影響を及ぼさないことを確認した上で次検体の
測定に移るので、正確な測定値を得ることができる。追
加の洗浄は必要な場合だけ行うので、洗浄液を無駄に消
費することが防止され、検体測定にかかるコストを従来
よりも低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電極からの出力値(I)と時間(T)との関
係を模式的に示す図である。
【図2】 グルコース濃度測定装置を模式的に示す図で
ある。
【図3】 実施例および比較例の測定結果を模式的に示
す図である。
【符号の説明】
1・・・グルコース濃度測定セル、2・・・GOD固定化過酸
化水素電極、3・・・スターラ、4・・・攪拌子、5・・・ポン
プ、6・・・バルブ、7・・・ポンプ、8・・・バルブ、9・・・サ
ンプラー。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体中の特定成分の濃度に対応する出力
    値(I)を発生する手段を用いて複数の検体中の特定成
    分の濃度を順次測定する方法において、1つの検体につ
    いて測定を実施し、次の検体についての測定に移る前
    に、前の検体についての測定が次の検体についての測定
    に及ぼす影響の程度を検出することを特徴とする測定方
    法。
  2. 【請求項2】 該次の検体についての測定に及ぼす影響
    の程度を出力値(I)の時間的変化率(V)により検出
    することを特徴とする請求項1記載の測定方法。
  3. 【請求項3】 該次の検体についての測定に及ぼす影響
    の程度を出力値(I)のベースラインからの高さ(H)
    により検出することを特徴とする請求項1記載の測定方
    法。
  4. 【請求項4】 該次の検体についての測定に及ぼす影響
    の程度を出力値(I)の時間的変化率(V)及び出力値
    (I)のベースラインからの高さ(H)により検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の測定方法。
  5. 【請求項5】 該次の検体についての測定に及ぼす影響
    の検出した程度を予め設定した基準値と比較して、追加
    洗浄を行うか否かの判断をすることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の測定方法。
  6. 【請求項6】 該基準値の設定は、出力値(I)を発生
    する手段のキャリブレーション時に行う請求項5記載の
    測定方法。
  7. 【請求項7】 該次の検体についての測定に及ぼす影響
    の程度を検出した結果、次の検体についての測定に影響
    を及ぼすと判断される場合には、洗浄を行った後、再
    度、該次の検体についての測定に及ぼす影響の程度を検
    出することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
    の測定方法。
  8. 【請求項8】 1つの検体について測定を実施した後、
    該次の検体についての測定に及ぼす影響の程度を検出す
    る前に、予め洗浄を実施し、その後、前の検体について
    の測定が次の検体についての測定に及ぼす影響の程度を
    検出することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載の測定方法。
  9. 【請求項9】 該検体は、血漿、血清、全血、尿または
    リコールであり、該検体中の特定成分は、グルコースで
    あり、該出力値(I)を発生する手段は、固定化酵素電
    極である請求項7または8記載の測定方法。
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