JPH10292879A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH10292879A
JPH10292879A JP10203597A JP10203597A JPH10292879A JP H10292879 A JPH10292879 A JP H10292879A JP 10203597 A JP10203597 A JP 10203597A JP 10203597 A JP10203597 A JP 10203597A JP H10292879 A JPH10292879 A JP H10292879A
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JP
Japan
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movable core
core
fixed core
solenoid valve
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP10203597A
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English (en)
Inventor
Tsugio Sugiura
次男 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化することなく通電切り換えに対する応
答性を向上する電磁弁を提供する。 【解決手段】 可動コア20の固定コア11との対向側
に固定コア11とほぼ同一径を有するつば部21が形成
されており、つば部21から反固定コア11側に延びて
可動コア20の外周壁に、空間53と空間54とを連通
する溝通路22が4か所形成されている。つば部21を
設けることにより、所定の吸引力を発生するために必要
な固定コア11と可動コア20との対向面積を可動コア
20を大径化することなく確保することができる。さら
に、可動コア20の往復移動に伴い溝通路22を通って
作動油が流通するので、可動コア20の往復移動を妨げ
ることなくコイル41への通電切り換えに対して応答性
に優れた電磁弁1を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁弁に関し、特
にデューティ比制御する液圧制御弁として用いる電磁弁
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁弁として、特開平2−190
685号公報に開示されるものは、可動コアとしてのプ
ランジャとともにバルブが往復移動し、このバルブを軸
受けするガイドとプランジャとの間に形成されている空
間が略密封されているため、プランジャが往復移動する
際に前記密封空間に流体が殆ど出入りしない。したがっ
て、プランジャの往復移動が妨げられコイルへの通電切
り換えに対する電磁弁の応答性が低下する。
【0003】このような通電切り換えに対して応答性の
低い電磁弁を高精度な流量制御を要求される開閉弁に用
いると流量誤差が生じ、デューティ比制御により液圧を
制御する電磁弁に用いると所定液圧に保持することが困
難になる。さらに、前述した特開平2−190685号
公報に開示される構成の電磁弁を作動油の流路に配設す
ると、低温時において作動油の粘性が高くなるのでプラ
ンジャの往復移動がさらに妨げられ電磁弁の応答性が低
下する。
【0004】実開平1−115085号公報に開示され
るソレノイドバルブでは、可動子を軸方向に貫通する孔
部を設けているので可動子の往復移動に伴い孔部を通っ
て流体が出入りする。したがって、可動子の往復移動が
妨げられないので、通電切り換えに対する応答性が向上
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
1−115085号公報に開示されるソレノイドバルブ
では、可動子に孔部を設けたために固定子と対向する可
動子の対向面積が孔部の開口面積分減少する。所定の吸
引力を固定子と可動子との間に発生し電磁弁に対する要
求応答性を満たすためには、固定子および可動子の径を
大きくし所定の対向面積を確保する必要があるので、電
磁弁が大型化するという問題がある。
【0006】本発明の目的は、大型化することなく通電
切り換えに対する応答性を向上する電磁弁を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
電磁弁によると、可動コアの固定コアとの対向側につば
部を形成し、つば部よりも反固定コア側の可動コアの外
周壁に溝通路を形成したことにより、固定コアとの対向
面積を減少させることなく可動コアの反固定コア側に形
成される空間と、可動コアの外周に形成される空間とを
溝通路が連通する。したがって、可動コアの往復移動に
伴い溝通路を介して流体が流通するので、電磁弁を大型
化することなく通電切り換えに対する電磁弁の応答性を
向上できる。
【0008】本発明の請求項2記載の電磁弁を通電切り
換えに対する素早い応答性を要求される液圧制御のデュ
ーティ比弁に用いることにより、低温時において粘性が
高くなる液体に対しても高精度に液圧を制御できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
実施例を図面に基づいて説明する。本発明の一実施例に
よる電磁弁を自動変速機の油圧制御弁に用いた例を図1
に示す。図1に示す電磁弁1は、自動変速機の係合装置
であるクラッチまたはブレーキに供給する作動油の油圧
を制御する電磁三方弁である。
【0010】固定コア11、ヨーク12、ベースハウジ
ング13および可動コア20は磁性体からなり、電磁弁
1の磁気回路を構成している。固定コア11はヨーク1
2の内周壁に固定されており、ベースハウジング13は
ヨーク12にかしめ固定されている。流入口50、流通
孔51およびドレイン口52はベースハウジング13に
形成されている。流入口50は高圧の油圧供給源と接続
し、流通孔51は図示しない油通路を介して自動変速機
のクラッチまたはブレーキと接続し、ドレイン口52は
低圧のドレイン側に開口している。
【0011】可動コア20はベースハウジング13の内
壁に往復移動可能に支持されており、スプリング30の
付勢力により反固定コア11側に付勢されている。可動
コア20の固定コア11との対向側に固定コア11とほ
ぼ同一径を有するつば部21が形成されている。つば部
21から反固定コア11側に延びて可動コア20の外周
壁に、図2の(A)に示すように溝通路22が4か所9
0°間隔で形成されている。したがって、溝通路22は
可動コア20の固定コア11との対向面積を減少させる
要因になっていない。可動コア20とプランジャ23の
軸受け31との間に空間53が形成されており、可動コ
ア20の外周壁とボビン40の内周壁との間に空間54
が形成されており、溝通路22は空間53と空間54と
を連通している。
【0012】プランジャ23は、軸受け31に往復移動
可能に支持され、可動コア20とともに往復移動する。
ボール弁24は、流入口50から流入する作動油の油圧
によりプランジャ23側に力を受けるのでプランジャ2
3とともに往復移動する。ボール弁24は、弁座32、
33にそれぞれ着座可能である。ボビン40に巻回され
たコイル41は固定コア11および可動コア20の外周
を取り囲んで配設されている。コネクタ42のピン43
からコイル41にデューティ比制御された制御電流が供
給される。
【0013】次に、電磁弁1の作動について説明する。
コイル41への通電オフ時、可動コア20、プランジャ
23およびボール弁24を図1の下方に付勢するスプリ
ング30の付勢力により、ボール弁24は弁座32に着
座する。ボール弁24が弁座32に着座すると流入口5
0が閉塞され、流通孔51とドレイン口52とが連通す
る。流通孔51とドレイン口52とが連通すると、自動
変速機のクラッチまたはブレーキに供給されていた作動
油はドレイン口52から排出されクラッチまたはブレー
キに加わる油圧が低下するので、クラッチまたはブレー
キが解除状態になる。
【0014】コイル41への通電をオンすると、スプリ
ング30の付勢力に抗して可動コア20が固定コア11
側に吸引される。可動コア20とともにプランジャ23
が固定コア11側に移動すると、流入口50に供給され
る作動油の油圧により、ボール弁24は弁座32から離
座し弁座33に着座する。すると、流通孔51とドレイ
ン口52との連通が遮断され、流入口50と連通孔51
とが連通する。流入口50と連通孔51とが連通する
と、高圧の作動油が流通孔51からクラッチまたはブレ
ーキに供給されるのでクラッチまたはブレーキが係合状
態になる。
【0015】図示しないエンジン制御装置でコイル41
に供給する制御電流をデューティ比制御することにより
流通孔51に接続するクラッチまたはブレーキに加わる
油圧が調整され、クラッチまたはブレーキの係合状態が
制御される。コイル41に供給される制御電流は例えば
60Hzでオン、オフを繰り返し、可動コア20はこの周
波数でデューティ比に従って往復移動を繰り返す。可動
コア20の往復移動にともない、可動コア20の外周壁
に形成された溝通路22を通って空間53と空間54と
の間で油が流通するので、可動コア20は滑らかに往復
移動を続けることができる。特に、作動油の粘性が上昇
する低温時において溝通路22を通って作動油が流通す
るので、可動コア20はデューティ比に従って優れた応
答性を保持することができる。
【0016】以上説明した本発明の上記実施例では、可
動コア20の外周壁に空間53と空間54とを連通する
溝通路22を設けたことにより溝通路22を通って作動
油が流通するので、可動コア20の往復移動を妨げるこ
となく自動変速機の係合装置に供給する作動油の油圧を
制御電流のデューティ比に応じて高精度に制御できる。
【0017】さらに、可動コア20の固定コア11との
対向側に固定コア11とほぼ同一径のつば部21を設
け、つば部21の反固定コア11側に溝通路22を形成
しているので、溝通路22は可動コア20の固定コア1
1との対向面積を減少させない。したがって、所定の吸
引力を発生するために必要な固定コア11と可動コア2
0との対向面積を可動コア20を大径化することなく確
保することができるので、電磁弁1を大型化することな
く通電切り換えに対して応答性に優れた電磁弁1を提供
することができる。
【0018】また上記実施例では、デューティ比制御さ
れる三方弁について説明したが、デューティ比制御され
ない開閉弁に本発明の電磁弁を適用することにより、開
閉時の応答性に優れた開閉弁を提供できる。したがっ
て、高精度な流量制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電磁弁を示す断面図で
ある。
【図2】(A)は図1のA−A線断面図であり、(B)
は図1のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 電磁弁 11 固定コア 12 ヨーク 13 ベースハウジング 20 可動コア 21 つば部 22 溝通路 23 プランジャ 24 ボール弁 32、33 弁座 41 コイル 53、54 空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定コアと、 前記固定コアに対向して配設されるとともに、前記固定
    コアとの対向側につば部が形成され、前記つば部よりも
    反固定コア側の外周壁に溝通路を形成した可動コアとを
    備え、 前記可動コアの反固定コア側に形成される空間と、前記
    可動コアの外周に形成される空間とを前記溝通路が連通
    していることを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 デューティ比制御することにより液圧を
    制御することを特徴とする請求項1記載の電磁弁。
JP10203597A 1997-04-18 1997-04-18 電磁弁 Pending JPH10292879A (ja)

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JP10203597A JPH10292879A (ja) 1997-04-18 1997-04-18 電磁弁

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6715509B2 (en) 2000-12-19 2004-04-06 Denso Corporation Electromagnetic valve and assembling method
JP2006242384A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Eaton Corp バイパスオリフィスを有するソレノイドボールバルブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6715509B2 (en) 2000-12-19 2004-04-06 Denso Corporation Electromagnetic valve and assembling method
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