JPH10292199A - 高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方法 - Google Patents
高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方法Info
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- JPH10292199A JPH10292199A JP11621697A JP11621697A JPH10292199A JP H10292199 A JPH10292199 A JP H10292199A JP 11621697 A JP11621697 A JP 11621697A JP 11621697 A JP11621697 A JP 11621697A JP H10292199 A JPH10292199 A JP H10292199A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アニオン界面活性剤の酸性前駆体を固体アル
カリビルダーで乾式中和することを含む高嵩密度粒状洗
剤組成物の製造方法において、蛍光増白剤の劣化がなく
且つ蛍光むらのない色調の良好な高嵩密度粒状洗剤を１
ステップで得る。 【解決手段】 蛍光増白剤を非イオン界面活性剤に分散
又は溶解させた溶液とアニオン界面活性剤の酸性前駆体
との混合液を固体アルカリビルダーで中和する。
カリビルダーで乾式中和することを含む高嵩密度粒状洗
剤組成物の製造方法において、蛍光増白剤の劣化がなく
且つ蛍光むらのない色調の良好な高嵩密度粒状洗剤を１
ステップで得る。 【解決手段】 蛍光増白剤を非イオン界面活性剤に分散
又は溶解させた溶液とアニオン界面活性剤の酸性前駆体
との混合液を固体アルカリビルダーで中和する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高嵩密度でしかも
色調の良好な粒状洗剤組成物の製造方法に関し、更に詳
しくは、アニオン界面活性剤の噴霧乾燥法を使用しない
乾式中和により色調の良好な高嵩密度粒状洗剤組成物を
製造する方法に関する。
色調の良好な粒状洗剤組成物の製造方法に関し、更に詳
しくは、アニオン界面活性剤の噴霧乾燥法を使用しない
乾式中和により色調の良好な高嵩密度粒状洗剤組成物を
製造する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】粒状洗剤は従来噴霧乾燥によった製造さ
れているが、この方法では界面活性剤スラリー及びビル
ダー等を混合してスラリーを形成させ、次いでこれを加
熱・噴霧乾燥するものであるため、比較的大きなエネル
ギーと噴霧乾燥塔に代表される大型設備が必要であると
いう難点がある。そこで、噴霧乾燥法を使用しない洗剤
の製造方法として、アニオン界面活性剤の液体酸性前駆
体を固体アルカリビルダーにて中和する「乾式中和法」
が種々検討され、その代表的な方法として特公平６−７
８５５８号公報（ユニリーバ）、特開平３−７２６００
号公報（プロクターアンドギャンブル）に記載の方法が
ある。
れているが、この方法では界面活性剤スラリー及びビル
ダー等を混合してスラリーを形成させ、次いでこれを加
熱・噴霧乾燥するものであるため、比較的大きなエネル
ギーと噴霧乾燥塔に代表される大型設備が必要であると
いう難点がある。そこで、噴霧乾燥法を使用しない洗剤
の製造方法として、アニオン界面活性剤の液体酸性前駆
体を固体アルカリビルダーにて中和する「乾式中和法」
が種々検討され、その代表的な方法として特公平６−７
８５５８号公報（ユニリーバ）、特開平３−７２６００
号公報（プロクターアンドギャンブル）に記載の方法が
ある。
【０００３】たゞ、噴霧乾燥プロセスでは、各種原料を
事前に均一混合し乾燥させるため、微量成分である蛍光
増白剤の均一性や製品水分のコントロールにおいて、技
術的課題はそう多くはなかった。ところが、上記の「乾
式中和法」では、例えば、製品の色調については必ずし
も満足すべきものでなかった。即ち、蛍光増白剤をその
まま直接添加すると、製造された製品に蛍光むらが発生
し、衣類の染色むらなどを引き起こす。更に、蛍光増白
剤は酸との接触によって劣化するため、中和段階では添
加することができないので、中和が終了してから添加す
るという複数のステップを必要としていた。
事前に均一混合し乾燥させるため、微量成分である蛍光
増白剤の均一性や製品水分のコントロールにおいて、技
術的課題はそう多くはなかった。ところが、上記の「乾
式中和法」では、例えば、製品の色調については必ずし
も満足すべきものでなかった。即ち、蛍光増白剤をその
まま直接添加すると、製造された製品に蛍光むらが発生
し、衣類の染色むらなどを引き起こす。更に、蛍光増白
剤は酸との接触によって劣化するため、中和段階では添
加することができないので、中和が終了してから添加す
るという複数のステップを必要としていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、上
記のような課題を解決した、即ち製品に蛍光むらが発生
せず、しかも中和段階で蛍光増白剤を添加することがで
きる高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方法を提供すること
を目的とする。
記のような課題を解決した、即ち製品に蛍光むらが発生
せず、しかも中和段階で蛍光増白剤を添加することがで
きる高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方法を提供すること
を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果、アニオン界面活性剤
の酸性前駆体の乾式中和プロセスにおいて、あらがじめ
非イオン界面活性剤に蛍光増白剤を分散させ、その分散
液とアニオン界面活性剤の酸性前駆体とを混合した混合
液を固体アルカリビルダーで中和することにより、蛍光
増白剤の劣化もなくまた蛍光むらのない高嵩密度粒状洗
剤が得られることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
を解決するため鋭意検討した結果、アニオン界面活性剤
の酸性前駆体の乾式中和プロセスにおいて、あらがじめ
非イオン界面活性剤に蛍光増白剤を分散させ、その分散
液とアニオン界面活性剤の酸性前駆体とを混合した混合
液を固体アルカリビルダーで中和することにより、蛍光
増白剤の劣化もなくまた蛍光むらのない高嵩密度粒状洗
剤が得られることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【０００６】即ち、本発明によれば、アニオン界面活性
剤の酸性前駆体を固体アルカリビルダーで中和して粒状
洗剤組成物を製造する方法において、蛍光増白剤を非イ
オン界面活性剤に分散又は溶解させた溶液とアニオン界
面活性剤の酸性前駆体との混合液を固体アルカリビルダ
ーで中和することを特徴とする高嵩密度粒状洗剤組成物
の製造方法が提供される。
剤の酸性前駆体を固体アルカリビルダーで中和して粒状
洗剤組成物を製造する方法において、蛍光増白剤を非イ
オン界面活性剤に分散又は溶解させた溶液とアニオン界
面活性剤の酸性前駆体との混合液を固体アルカリビルダ
ーで中和することを特徴とする高嵩密度粒状洗剤組成物
の製造方法が提供される。
【０００７】本発明の高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方
法は、蛍光増白剤を非イオン界面活性剤に分散又は溶解
させた溶液とアニオン界面活性剤の酸性前駆体との混合
液を固体アルカリビルターで中和する、という構成にし
たことから、蛍光増白剤の劣化もなく、且つ蛍光むらの
ない嵩密度０．６ｇ／ｃｃ以上の高嵩密度粒状洗剤組成
物を製造できるものとなる。これは蛍光増白剤が非イオ
ン界面活性剤に分散又は溶解されていることによって、
酸と混合した際、劣化が抑制され、また非イオン界面活
性剤によって酸が低粘化し、固体成分とより均一に混合
されるからであると推測される。更に、中和する段階に
おいて、固体アルカリビルダーと共に他の残りの洗剤固
体成分を添加することによって、中和・造粒を単一ステ
ップでシンプルに行なうことができる。
法は、蛍光増白剤を非イオン界面活性剤に分散又は溶解
させた溶液とアニオン界面活性剤の酸性前駆体との混合
液を固体アルカリビルターで中和する、という構成にし
たことから、蛍光増白剤の劣化もなく、且つ蛍光むらの
ない嵩密度０．６ｇ／ｃｃ以上の高嵩密度粒状洗剤組成
物を製造できるものとなる。これは蛍光増白剤が非イオ
ン界面活性剤に分散又は溶解されていることによって、
酸と混合した際、劣化が抑制され、また非イオン界面活
性剤によって酸が低粘化し、固体成分とより均一に混合
されるからであると推測される。更に、中和する段階に
おいて、固体アルカリビルダーと共に他の残りの洗剤固
体成分を添加することによって、中和・造粒を単一ステ
ップでシンプルに行なうことができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、具体的に
詳しく説明する。本発明の高嵩密度粒状洗剤組成物の製
造方法は、噴霧乾燥塔を使用せずにアニオン界面活性剤
前駆体と固体アルカリビルダーとを中和して洗剤を製造
する方法において、あらかじめ蛍光増白剤を非イオン界
面活性剤に分散又は溶解させ、その分散液又は溶液をア
ニオン界面活性剤の酸性前駆体と混合し、得られた混合
液を固体アルカリビルダーで中和することを特徴とす
る。本方法によると、蛍光増白剤の劣化がなく且つ蛍光
むらのない、色調の良好な嵩密度０．６ｇ／ｃｃ以上の
高嵩密度粒状洗剤組成物が得られる。
詳しく説明する。本発明の高嵩密度粒状洗剤組成物の製
造方法は、噴霧乾燥塔を使用せずにアニオン界面活性剤
前駆体と固体アルカリビルダーとを中和して洗剤を製造
する方法において、あらかじめ蛍光増白剤を非イオン界
面活性剤に分散又は溶解させ、その分散液又は溶液をア
ニオン界面活性剤の酸性前駆体と混合し、得られた混合
液を固体アルカリビルダーで中和することを特徴とす
る。本方法によると、蛍光増白剤の劣化がなく且つ蛍光
むらのない、色調の良好な嵩密度０．６ｇ／ｃｃ以上の
高嵩密度粒状洗剤組成物が得られる。
【０００９】本発明の方法においては、まず蛍光増白剤
が非イオン界面活性剤に分散ないし溶解されるが、この
場合の非イオン界面活性剤としては各種の非イオン界面
活性剤を使用することができる。特に好ましい非イオン
界面活性剤としては、次のものが挙げられる。 １）下記一般式で示される化合物。
が非イオン界面活性剤に分散ないし溶解されるが、この
場合の非イオン界面活性剤としては各種の非イオン界面
活性剤を使用することができる。特に好ましい非イオン
界面活性剤としては、次のものが挙げられる。 １）下記一般式で示される化合物。
【化１】 （式中、Ｒ1、ＡＯ、ｎ及びＲ2はそれぞれ以下のものを
表す。 Ｒ1：炭素数６〜２０の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐
鎖の脂肪族炭化水素基、 ＡＯ：炭素数２〜４のオキシアルキレン基、又はそれら
の混合したオキシアルキレン基、 ｎ：オキシアルキレンの平均付加モル数３〜３０、 Ｒ2：炭素数１〜５の低級アルキル基。） ２）炭素数８〜１８の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖
のアルコールに、平均３〜３０モルのエチレンオキサイ
ドを付加させたポリオキシエチレンアルキルエーテル。 ３）炭素数８〜１８の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖
のアルコールに、平均３〜３０モルのエチレンオキサイ
ドと平均２〜３０モルのプロピレンオキサイドを付加さ
せたポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル
エーテル。
表す。 Ｒ1：炭素数６〜２０の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐
鎖の脂肪族炭化水素基、 ＡＯ：炭素数２〜４のオキシアルキレン基、又はそれら
の混合したオキシアルキレン基、 ｎ：オキシアルキレンの平均付加モル数３〜３０、 Ｒ2：炭素数１〜５の低級アルキル基。） ２）炭素数８〜１８の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖
のアルコールに、平均３〜３０モルのエチレンオキサイ
ドを付加させたポリオキシエチレンアルキルエーテル。 ３）炭素数８〜１８の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖
のアルコールに、平均３〜３０モルのエチレンオキサイ
ドと平均２〜３０モルのプロピレンオキサイドを付加さ
せたポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル
エーテル。
【００１０】また、使用する蛍光増白剤は、ビフェニル
型とスチルベン型の２種類に分類される。ビフェニル型
の市販品としては、チノパールＣＢＳ−Ｘ（チバガイギ
ー社製）が、スチルベン型の市販品としては、ホワイテ
ックスＳＫＣ（住友化学社製）がある。前者は水溶性
（溶解度：２５℃約０．２％、７０℃７．５％）で、品
質的に後者より優れている。後者は水分散性で、価格は
前者より安価である。
型とスチルベン型の２種類に分類される。ビフェニル型
の市販品としては、チノパールＣＢＳ−Ｘ（チバガイギ
ー社製）が、スチルベン型の市販品としては、ホワイテ
ックスＳＫＣ（住友化学社製）がある。前者は水溶性
（溶解度：２５℃約０．２％、７０℃７．５％）で、品
質的に後者より優れている。後者は水分散性で、価格は
前者より安価である。
【００１１】なお、蛍光増白剤と非イオン界面活性剤と
の混合比率は、混合液中の蛍光増白剤重量濃度が０．５
〜４０％（純分として）となる範囲が好ましい。
の混合比率は、混合液中の蛍光増白剤重量濃度が０．５
〜４０％（純分として）となる範囲が好ましい。
【００１２】本発明の方法においては、次に蛍光増白剤
／非イオン界面活性剤分散液又は溶液が、アニオン界面
活性剤の酸性前駆体と混合される。混合はできるだけ短
時間で実施することが好ましく、１時間以内、特に１０
分以内とすることが好ましい。また、蛍光増白剤分散液
又は溶液とアニオン界面活性剤の酸性前駆体との混合比
率は、混合液中のアニオン界面活性剤酸性前駆体重量濃
度が１〜４０％となる範囲が好ましい。
／非イオン界面活性剤分散液又は溶液が、アニオン界面
活性剤の酸性前駆体と混合される。混合はできるだけ短
時間で実施することが好ましく、１時間以内、特に１０
分以内とすることが好ましい。また、蛍光増白剤分散液
又は溶液とアニオン界面活性剤の酸性前駆体との混合比
率は、混合液中のアニオン界面活性剤酸性前駆体重量濃
度が１〜４０％となる範囲が好ましい。
【００１３】アニオン界面活性剤の酸性前駆体として
は、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸、α−オレフィン
スルホン酸、アルキルサルフェート、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル硫酸、α−スルホ脂肪酸エステルな
ど洗剤成分としての公知の活性剤の酸性前駆体単独、又
はそれらを組み合わせから任意に選択できる。
は、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸、α−オレフィン
スルホン酸、アルキルサルフェート、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル硫酸、α−スルホ脂肪酸エステルな
ど洗剤成分としての公知の活性剤の酸性前駆体単独、又
はそれらを組み合わせから任意に選択できる。
【００１４】本発明の方法において、前記蛍光増白剤／
非イオン界面活性剤／アニオン界面活性剤酸性前駆体混
合液は、続いて固体アルカリビルダーで中和される。上
記混合液と固体アルカリビルダーとの中和に際しては、
上記混合液に対して中和当量か、あるいはそれ以上の固
体アルカリビルダーが添加される。この場合、固体アル
カリビルダーとしては任意の固体アルカリ性無機材料か
ら選択されるが、好ましいのは炭酸ナトリウム及び／又
は炭酸カリウムである。
非イオン界面活性剤／アニオン界面活性剤酸性前駆体混
合液は、続いて固体アルカリビルダーで中和される。上
記混合液と固体アルカリビルダーとの中和に際しては、
上記混合液に対して中和当量か、あるいはそれ以上の固
体アルカリビルダーが添加される。この場合、固体アル
カリビルダーとしては任意の固体アルカリ性無機材料か
ら選択されるが、好ましいのは炭酸ナトリウム及び／又
は炭酸カリウムである。
【００１５】中和装置としては、任意のタイプのものが
選択されるが、粒状を維持しながら中和・造粒を行うた
めに、撹拌造粒装置を使用することが好ましい。例え
ば、レーディゲミキサー（レーディゲ社）、プロ−シエ
アミキサー（太平洋機工社）、ハイスピードミキサー
（フカエ工業社）等が挙げられる。
選択されるが、粒状を維持しながら中和・造粒を行うた
めに、撹拌造粒装置を使用することが好ましい。例え
ば、レーディゲミキサー（レーディゲ社）、プロ−シエ
アミキサー（太平洋機工社）、ハイスピードミキサー
（フカエ工業社）等が挙げられる。
【００１６】以下、実施例により本発明を更に詳細に説
明するが、本発明の技術的範囲がこれらにより限定され
るものではない。
明するが、本発明の技術的範囲がこれらにより限定され
るものではない。
【００１７】実施例１ 下記ミキサーを用意した。 機種 ：レーディゲＦＫＭ５０Ｄ（５０Ｌバ
ッチ式レーディゲミキサー） 主軸回転数 ：１５０ｒｐｍ（Ｆｒ数：２．２４） チョッパー回転数：２８８０ｒｐｍ 最初に表１に示す量の炭酸ナトリウム、ゼオライト、Ｓ
ＴＰＰ等の粉体原料をミキサーに投入し、次に撹拌羽
根、チョッパーを起動してから、蛍光増白剤を非イオン
界面活性剤に分散又は溶解させた溶液と、アニオン界面
活性剤の酸性前駆体との混合液を、約６〜７分かけてミ
キサー内に添加し、中和反応を行った。なお、ミキサー
のジャケットには、冷却水を流して中和・造粒物の温度
を制御した。これらの温度と得られた中和・造粒物の物
性を表１に併せ示す。
ッチ式レーディゲミキサー） 主軸回転数 ：１５０ｒｐｍ（Ｆｒ数：２．２４） チョッパー回転数：２８８０ｒｐｍ 最初に表１に示す量の炭酸ナトリウム、ゼオライト、Ｓ
ＴＰＰ等の粉体原料をミキサーに投入し、次に撹拌羽
根、チョッパーを起動してから、蛍光増白剤を非イオン
界面活性剤に分散又は溶解させた溶液と、アニオン界面
活性剤の酸性前駆体との混合液を、約６〜７分かけてミ
キサー内に添加し、中和反応を行った。なお、ミキサー
のジャケットには、冷却水を流して中和・造粒物の温度
を制御した。これらの温度と得られた中和・造粒物の物
性を表１に併せ示す。
【００１８】
【表１】 ＊１：蛍光増白剤濃度１０％の非イオン界面活性剤への溶解液とＬＡＳ−Ｈの 混合液（混合液中の蛍光増白剤非イオン界面活性剤溶解液の濃度３．６ ７％） ＊２：日本電色工業社製の色差計を用いて中和物の反射率を測定した。 Ｌ値は白度、ｂ値は黄度を表わす値
【００１９】この中和・造粒物を、ゼオライト（中和・
造粒物に対して４．５％）を粉砕助剤として、粉砕（ニ
ュースピードミルＮＫ１０型）して良好な製品を得た。
その性状を表２に示す。
造粒物に対して４．５％）を粉砕助剤として、粉砕（ニ
ュースピードミルＮＫ１０型）して良好な製品を得た。
その性状を表２に示す。
【００２０】
【表２】
【００２１】比較例１ アニオン界面活性剤の酸性前駆体を固体ビルダーで中和
した後、蛍光増白剤／非イオン界面活性剤混合物を添加
する方法により、高嵩密度粒状洗剤組成物を調製した。
なお、この方法では蛍光増白剤をＬＡＳ−Ｈと接触させ
ないため、２段階の工程が必要となる。原料組成と結果
を表３に示す。
した後、蛍光増白剤／非イオン界面活性剤混合物を添加
する方法により、高嵩密度粒状洗剤組成物を調製した。
なお、この方法では蛍光増白剤をＬＡＳ−Ｈと接触させ
ないため、２段階の工程が必要となる。原料組成と結果
を表３に示す。
【００２２】
【表３】
【００２３】この造粒物を、ゼオライト（中和・造粒物
に対して４．５％）を粉砕助剤として、粉砕（ニュース
ピードミルＮＫ１０型）して製品を得た。その性状を表
４に示す。
に対して４．５％）を粉砕助剤として、粉砕（ニュース
ピードミルＮＫ１０型）して製品を得た。その性状を表
４に示す。
【００２４】
【表４】
【００２５】
【発明の効果】本発明によれば、アニオン界面活性剤の
酸性前駆体の乾式中和プロセスにおいて、蛍光増白剤を
非イオン界面活性剤に分散又は溶解させた溶液とアニオ
ン界面活性剤の酸性前駆体との混合液を固体アルカリビ
ルダーで中和するという構成にしたことから、蛍光増白
剤の劣化もなく、且つ蛍光むらのない、色調の良好な嵩
密度０．６ｇ／ｃｃ以上の高嵩密度粒状洗剤組成物を製
造することが可能となる。
酸性前駆体の乾式中和プロセスにおいて、蛍光増白剤を
非イオン界面活性剤に分散又は溶解させた溶液とアニオ
ン界面活性剤の酸性前駆体との混合液を固体アルカリビ
ルダーで中和するという構成にしたことから、蛍光増白
剤の劣化もなく、且つ蛍光むらのない、色調の良好な嵩
密度０．６ｇ／ｃｃ以上の高嵩密度粒状洗剤組成物を製
造することが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 直基 東京都墨田区本所一丁目３番７号 ライオ ン株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 アニオン界面活性剤の酸性前駆体を固体
アルカリビルダーで中和して粒状洗剤組成物を製造する
方法において、蛍光増白剤を非イオン界面活性剤に分散
又は溶解させた溶液とアニオン界面活性剤の酸性前駆体
との混合液を固体アルカリビルダーで中和することを特
徴とする高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11621697A JPH10292199A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11621697A JPH10292199A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10292199A true JPH10292199A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14681716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11621697A Pending JPH10292199A (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 高嵩密度粒状洗剤組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10292199A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007177013A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Kao Corp | 粉末洗浄剤組成物の製造方法 |
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-
1997
- 1997-04-18 JP JP11621697A patent/JPH10292199A/ja active Pending
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