JPH10291623A - 電磁フィーダー - Google Patents

電磁フィーダー

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JPH10291623A
JPH10291623A JP11533097A JP11533097A JPH10291623A JP H10291623 A JPH10291623 A JP H10291623A JP 11533097 A JP11533097 A JP 11533097A JP 11533097 A JP11533097 A JP 11533097A JP H10291623 A JPH10291623 A JP H10291623A
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JP
Japan
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electromagnetic
trough
electromagnetic coil
coil
base member
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JP11533097A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Asada
弘志 浅田
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Ishida Co Ltd
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Ishida Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板バネに支持されたトラフを電磁コイルに対
する間欠的な通電により前後に振動させて物品を搬送す
る電磁フィーダーにおいて、上記トラフ上の物品の重量
に拘わらず、所望の搬送能力が得られるようにする。 【解決手段】 ベース部材12上に前後一対の板バネ1
3,13を介して前後に振動可能にトラフ16を配置す
ると共に、該ベース部材12上にトラフ16側に設けら
れた磁性体17に間欠的に電磁力を作用させることによ
り該トラフ16を前後に振動させる電磁コイル18を設
置した構成において、この電磁コイル18を、電磁力が
上記板バネ13,13に抗してトラフ16を物品搬送方
向に変位させるように設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は組合せ計量装置等で
用いられる電磁フィーダーの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の計量機に被計量物を供給してそれ
ぞれ重量を計量すると共に、これらの重量値に基づいて
組合せ演算を行って組合せ加算値が目標重量に最も近く
なる計量機の組合せを選択することにより、被計量物を
所定重量に計量する組合せ計量装置においては、被計量
物を貯留部から複数の計量機に分散して供給するための
電磁フィーダーが備えられるのが通例であり、その代表
的なものが特開平5−338762号公報に開示されて
いる。
【0003】この電磁フィーダー1は、図5に示すよう
に、複数のコイルスプリング2…2を介して所定の場所
に設置されるベース部材3と、該ベース部材3に下端部
が固着された前後一対の板バネ4,4と、これらの板バ
ネ4,4の上端部を連結する連結部材5と、該連結部材
5上に支持部材6を介して支持されたトラフ7と、上記
ベース部材3上に設置されて、通電時に上記連結部材5
に取り付けられた磁性体8に電磁力を及ぼす電磁コイル
9とで構成されている。その場合に、上記板バネ4,4
は、搬送方向Aに対して下部が前方に、上部が後方に位
置する後傾姿勢とされている。
【0004】そして、上記電磁コイル9に間欠的に通電
したときに、その通電時には板バネ4,4の弾性力に抗
して上記磁性体8が後方へ引き寄せられて、連結部材5
および支持部材6を介してトラフ7が下方へ沈み込みな
がら後方に変位し、また、非通電時には板バネ4,4の
弾性復元力により上記連結部材5および支持部材6を介
してトラフ7が上方へ浮き上がりながら前方に変位し
て、該トラフ7が図に示すa−b方向に振動し、この振
動により該トラフ7上の物品が前方へ搬送されるように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成の電磁フィーダー1においては、板バネ4,4の
弾性復元力によって物品を搬送する構成であるから、こ
の板バネ4,4に支持されたバネ上部分、即ち連結部材
5、支持部材6、トラフ7及び該トラフ7上の物品等で
なる部分の固有振動数と電磁コイル9に対する間欠通電
の周波数とが一致して、該バネ上部分が共振するときに
トラフ7の前後方向の振幅が最大となり、このとき搬送
能力が最も高くなるのであるが、バネ上部分の固有振動
数は板バネ4,4の特性や該バネ上部分の重量等に依存
し、したがってトラフ7上の物品の重量によって変化す
ることになる。そのため、この固有振動数と電磁コイル
9に対する間欠通電の周波数とが一致しない場合が生
じ、この場合、搬送能力が低下することになる。
【0006】これに対しては、トラフ7上の物品の重量
に応じて電磁コイル9に対する間欠通電の周波数を調整
することが考えられるが、この場合、その調整のための
手段が必要となると共に、一般に供給されている家庭用
或は工場用等の交流電源をそのまま使用することができ
なくなり、電磁コイル9に対する通電制御のための構造
が著しく複雑化することになる。
【0007】そして、特に上記のような従来の電磁フィ
ーダー1においては、トラフ7上の物品の重量が重くな
ると、該トラフ7が後方に変位するように板バネ4,4
が撓んで、電磁コイル9と磁性体8との間隔が狭くな
り、そのため、電磁コイル9に通電したときのトラフ7
の後方への変位量が減少して該トラフ7の振動の振幅が
小さくなり、大きな搬送力が要求される重い物品の搬送
時に、所要の搬送性能が得られないことになるのであ
る。
【0008】なお、上記公報には、電磁力の方向が板バ
ネの傾斜方向に対して所定の角度に設定された2個の電
磁コイルを備え、これらのコイルの電磁力を合成して振
動を発生させるようにしたものが開示されているが、こ
の電磁フィーダーにおいても、電磁力によって板バネを
撓ませると共に、その板バネの弾性復元力によって物品
を搬送する構成であるから、物品の重量によって搬送能
力が低下するという上記の問題がある。
【0009】本発明は、従来における上記のような問題
を解決し、電磁コイルに対する通電制御の著しい複雑化
を招くことなく、この種の電磁フィーダーの性能の向上
を図ることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る電磁フィーダーは次のように構成した
ことを特徴とする。
【0011】まず、本願の請求項1に記載の発明(以
下、第1発明という)に係る電磁フィーダーは、ベース
部材と、該ベース部材上に板バネを介して支持されて前
後に振動することにより物品を前方へ搬送するトラフ
と、上記ベース部材上に設置され、トラフ側に設けられ
た磁性体に間欠的に電磁力を作用させることにより該ト
ラフを前後に振動させる電磁コイルとを有する構成にお
いて、上記電磁力が上記板バネに抗してトラフを前方へ
変位させるように電磁コイルを設けたことを特徴とす
る。
【0012】また、請求項2に記載の発明(以下、第2
発明という)に係る電磁フィーダーは、ベース部材と、
上記第1発明の電磁フィーダーと同様に、ベース部材
と、該ベース部材上に板バネを介して支持されて前後に
振動することにより物品を前方へ搬送するトラフと、上
記ベース部材上に設置され、トラフ側に設けられた磁性
体に間欠的に電磁力を作用させることにより該トラフを
前後に振動させる電磁コイルとを有する構成において、
上記電磁コイルとして、電磁力がトラフを後方へ変位さ
せるように設けられた第1電磁コイルと、電磁力がトラ
フを前方へ変位させるように設けられた第2電磁コイル
とを備えると共に、両電磁コイルに交互に通電する通電
回路を設けたことを特徴とする。
【0013】そして、請求項3に記載の発明(以下、第
3発明という)に係る電磁フィーダーは、上記第2発明
に係る電磁フィーダーにおいて、通電回路に、第1電磁
コイルに通電する電流の大きさを制御する第1電流制御
部と、第2電磁コイルに通電する電流の大きさを制御す
る第2電流制御部とを設けたことを特徴とする。
【0014】上記のように構成することにより、本発明
に係る電磁フィーダーは次のように作用する。
【0015】まず、第1発明に係る電磁フィーダーによ
れば、電磁コイルに間欠的に通電したときに、その通電
時には電磁力により板バネの弾性力に抗してトラフが前
方へ変位し、非通電時には上記板バネの弾性復元力によ
りトラフが後方へ変位することになり、該トラフ上の物
品が上記電磁力によって前方へ搬送されることになる。
【0016】したがって、トラフ上の物品の重量によっ
て板バネに支持されたバネ上部分の固有振動数が変化し
て、これが電磁コイルに対する間欠通電の周波数と一致
しない場合が生じても、該コイルによる電磁力の大き
さ、即ちトラフの振幅を通電電流の制御によって調整す
ることができ、常に所望の搬送能力が得られることにな
る。
【0017】そして、特に上記板バネが後傾姿勢で設け
られる場合には、トラフ上の物品の重量によって該トラ
フが後方に変位するように板バネが撓むことになるが、
磁性体を電磁コイルの後方に配置して、該コイルによっ
て磁性体に吸引方向の電磁力を作用させることによりト
ラフを前方へ変位させるように構成すれば、トラフが物
品の重量によって後方に変位したときに、電磁コイルと
磁性体との間の間隔が広くなるので、トラフ上の物品の
重量が大きくなるに従って該トラフの振幅を大きくする
ことが可能となり、特に大きな搬送力が要求される重い
物品の搬送時にも、これを良好に搬送することができる
ことになる。
【0018】また、第2発明に係る電磁フィーダーによ
れば、通電回路によって第1、第2電磁コイルが一定周
波数で交互に通電されて、第1電磁コイルが通電された
ときには、その電磁力によりトラフが後方に変位され、
また、第2電磁コイルが通電されたときには、その電磁
力によりトラフが前方に変位されることになり、これを
繰り返すことにより、トラフが前後に振動して物品が前
方へ搬送されることになる。
【0019】つまり、この電磁フィーダーによれば、ト
ラフの振動が上記第1、第2電磁コイルによって交互に
発生される前方および後方への電磁力によって強制的に
生成されることになり、したがって、板バネに支持され
たバネ上部分の固有振動数、換言すればトラフ上の物品
の重量に拘わらず、上記電磁力の大きさ、即ち第1、第
2電磁コイルに通電する電流の大きさによって任意に制
御することが可能となり、常に所望の搬送能力を得るこ
とができるようになる。
【0020】そして、第3発明によれば、上記第2発明
に係る電磁フィーダーにおいて、第1、第2電磁コイル
に対する通電電流の大きさを個々に調整することができ
るから、例えばトラフを後方へ変位させるときには小さ
な電磁力を、前方へ変位させるときには大きな電磁力を
作用させるなどにより、搬送する物品の性状や搬送距離
等の条件などに応じて最も良好な搬送状態が得られる振
動モードを実現することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0022】図1は第1実施形態に係る電磁フィーダー
10を示すもので、この電磁フィーダー10は、複数の
コイルスプリング11…11を介して所定の場所に設置
され、かつバランスウエイト12aが設けられたベース
部材12と、該ベース部材12に下端部が固着された前
後一対の板バネ13,13と、これらの板バネ13,1
3の上端部を連結する連結部材14と、該連結部材14
上に支持部材15を介して支持されたトラフ16と、上
記ベース部材12上に設置されて、上記連結部材14に
取り付けられた磁性体17に電磁力を及ぼす電磁コイル
18とで構成されている。
【0023】ここで、上記トラフ16は板バネ13,1
3の撓みにより前後に振動するようになっているが、こ
れらの板バネ13,13は搬送方向Aに対して下部が前
方に、上部が後方に位置する後傾姿勢とされていること
により、トラフ16は、連結部材14および支持部材1
5を介して、後方へ変位するときには、矢印aで示すよ
うに下方へ沈み込み、前方へ変位するときには、矢印b
で示すように上方に浮き上がることになり、この浮き上
がりながら前方へ変位するときに、収容している物品を
前方へ搬送するようになっている。
【0024】そして、特に、この電磁フィーダー10に
おいては、連結部材14に取り付けられた磁性体17が
電磁コイル18の後方に位置するように設けられている
と共に、該電磁コイル18の通電時に磁性体17に吸引
方向の電磁力が作用するように構成され、この電磁力が
該磁性体17に前向きの力として作用するようになって
いる。
【0025】したがって、この電磁フィーダー10によ
れば、上記電磁コイル18に間欠的に通電したときに、
その通電時には、磁性体17に作用する電磁力により、
板バネ13,13の弾性力に抗してトラフ16が上方へ
浮き上がりながら前方へ変位し、また、非通電時には、
上記板バネ13,13の弾性復元力によりトラフ16が
下方へ沈み込みながら後方へ変位することになり、該ト
ラフ16上の物品が電磁コイル18の吸引力によって搬
送されることになる。
【0026】これにより、板バネ13,13に支持され
た連結部材14、支持部材15、トラフ16および該ト
ラフ16上の物品でなるバネ上部分の固有振動数がトラ
フ16上の物品の重量によって変化し、これが電磁コイ
ル18に対する間欠通電の周波数と一致しない場合が生
じても、該電磁コイル18によって発生される電磁力の
大きさを該コイル18に通電する電流の大きさによって
調整することにより、トラフ16の振幅を制御して所望
の搬送能力を得ることができるようになるのである。
【0027】そして、特に、トラフ16上の物品の重量
に応じて板バネ13,13が撓んだときに、電磁コイル
18と磁性体17との間の間隔が広くなるから、トラフ
16上の物品の重量が大きくなるに従って振幅を大きく
することができ、これにより、大きな搬送力が要求され
る重い物品の搬送時にも、これを良好に搬送することが
できるようになるのである。
【0028】次に、図2に示す第2実施形態に係る電磁
フィーダー20について説明する。
【0029】この電磁フィーダー20は、第1実施形態
に係る電磁フィーダー10と同様に、複数のコイルスプ
リング21…21を介して所定の場所に設置され、かつ
バランスウエイト22aが設けられたベース部材22
と、該ベース部材22に下端部が固着された前後一対の
板バネ23,23と、これらの板バネ23,23の上端
部を連結する連結部材24と、該連結部材24上に支持
部材25を介して支持されたトラフ26と、連結部材2
4に取り付けられた磁性体27とを有する。
【0030】ここで、上記板バネ23,23は、搬送方
向Aに対して下部が前方に、上部が後方に位置する後傾
姿勢とされている点も前記第1実施形態に係る電磁フィ
ーダー10と同様であり、該板バネ23,23の撓みに
より、トラフ26は後方へ変位するときには下方へ沈み
込み、前方へ変位するときには上方に浮き上がって、こ
の浮き上がりながら前方へ変位するときに、収容してい
る物品を前方へ搬送するようになっている。
【0031】一方、この第2実施形態に係る電磁フィー
ダー20においては、上記磁性体27の後方および前方
にそれぞれ位置するように第1、第2の2個の電磁コイ
ル28a,28bがベース部材22上に設置されてい
る。そして、図3に示す通電回路30によりこれらの電
磁コイル28a,28bに対する通電が制御されるよう
になっている。
【0032】この通電回路30は、交流電源31の両極
間に、調整器32を有する電流制御回路33と、並列に
設けられた2系統のコイル回路34a,34bとを直列
に接続した構成で、両コイル回路34a,34bは、互
いに反対方向の電流のみを通過させる整流器35a,3
5bにより、第1、第2電磁コイル28a,28bに同
一周波数で間欠的に、かつ交互に電流を供給するように
構成されている。
【0033】この電磁フィーダ20によれば、通電回路
30の電源31を投入したときに、第1、第2電磁コイ
ル28a,28bが一定周波数で間欠的に、かつ交互に
通電されることになり、第1電磁コイル28aが通電さ
れたときには、その電磁力により磁性体27が後方に引
き寄せられて板バネ23,23が後方に撓むことによ
り、連結部材24および支持部材25を介してトラフ2
6が下方へ沈み込みながら後方に変位し、また、第2電
磁コイル28bが通電されたときには、その電磁力によ
り上記磁性体27が前方に引き寄せられて板バネ23,
23が前方に撓むことにより、連結部材24および支持
部材25を介してトラフ26が上方へ浮き上がりながら
前方に変位し、これを繰り返すことにより、該トラフ2
6が矢印a,bで示すように前後に振動し、物品が前方
へ搬送されることになる。
【0034】その場合に、このトラフ26の振動は、上
記第1、第2電磁コイル28a,28bによって交互に
発生される前方および後方への電磁力によって強制的に
生成されるものであるから、板バネ23,23に支持さ
れたバネ上部分の固有振動数、換言すればトラフ26上
の物品の重量に拘わらず、上記電磁力の大きさに応じた
振幅で振動することになる。
【0035】そして、この電磁力の大きさは、電磁コイ
ル28a,28bに対する通電電流の強さに対応し、こ
れが通電回路30における電流制御回路33の調整器3
2によって調整されるから、この調整器32によって搬
送力が制御されることになり、これにより、常に最適の
搬送力で物品を搬送することが可能となる。
【0036】なお、図2に示す電磁フィーダー20に対
する通電回路は図4に示すように構成してもよい。
【0037】つまり、この通電回路40においては、交
流電源41の両極間に、2系統のコイル回路42a,4
2bを並列に接続した構成で、第1のコイル回路42a
は、調整器43aを有する電流制御回路44aと、電流
を一方向にのみ通過させる整流器45aとを第1電磁コ
イル28aに直列に接続した構成とされ、第2のコイル
回路42bは、同じく調整器43bを有する電流制御回
路44bと、電流を上記整流器45aとは逆方向に通過
させる整流器45bとを第2電磁コイル28bに直列に
接続した構成とされている。
【0038】この通電回路40を用いれば、2個の調整
器43a,43bにより第1、第2電磁コイル28a,
28bに対する通電電流の大きさを個々に調整すること
ができるようになり、したがって、例えばトラフ26を
後方へ変位させるときには小さな電磁力を作用させ、前
方へ変位させるときには大きな電磁力を作用させるなど
により、搬送する物品の性状や搬送距離等の条件などに
応じて最も良好な搬送状態が得られる振動モードを実現
することが可能となる。
【0039】なお、以上の実施形態においては、電磁コ
イル18,28a,28bによって発生される電磁力が
磁性体17,27に対して吸引方向に作用するように構
成したが、磁性体として磁石を用いれば、電磁コイルに
よって発生される電磁力を該磁性体に対して反発方向に
作用させることも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本願の第1発明によれ
ば、板バネに支持されたトラフを電磁コイルに対する間
欠的な通電により前後に振動させて物品を搬送する電磁
フィーダーにおいて、上記電磁コイルにより発生する電
磁力によりトラフを前方、即ち物品搬送方向に変位させ
るようにしたから、従来における板バネの弾性復元力に
よってトラフを前方に変位させていた場合のように、ト
ラフ上の物品の重量によって板バネに支持されたバネ上
部分の固有振動数が変化して搬送能力が低下する、とい
った不具合が防止され、常に所望の搬送能力が得られる
ようになる。
【0041】また、第2発明に係る電磁フィーダーによ
れば、トラフの振動が上記第1、第2電磁コイルによっ
て交互に発生される前方および後方への電磁力によって
強制的に生成されることにより、上記第1発明に係る電
磁フィーダーと同様に、電磁コイルに対する通電電流の
制御により、トラフ上の物品の重量に拘わらず常に所望
の搬送力を得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る電磁フィーダー
の側面図である。
【図2】 本発明の第2実施形態に係る電磁フィーダー
の側面図である。
【図3】 第2実施形態に係る電磁フィーダーの通電回
路の一例を示す回路図である。
【図4】 同通電回路の他の例を示す回路図である。
【図5】 従来の電磁フィーダーの側面図である。
【符号の説明】
10,20 電磁フィーダー 12,22 ベース部材 13,23 板バネ 16,26 トラフ 17,27 磁性体 18,28a,28b 電磁コイル 30,40 通電回路 44a,44b 電流制御回路(電流制御部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材と、該ベース部材上に板バネ
    を介して支持されて前後に振動することにより物品を前
    方へ搬送するトラフと、上記ベース部材上に設置され、
    トラフ側に設けられた磁性体に間欠的に電磁力を作用さ
    せることにより該トラフを前後に振動させる電磁コイル
    とを有する電磁フィーダーであって、上記電磁コイル
    は、電磁力が上記板バネに抗してトラフを前方へ変位さ
    せるように設けられていることを特徴とする電磁フィー
    ダー。
  2. 【請求項2】 ベース部材と、該ベース部材上に板バネ
    を介して支持されて前後に振動することにより物品を前
    方へ搬送するトラフと、上記ベース部材上に設置され、
    トラフ側に設けられた磁性体に間欠的に電磁力を作用さ
    せることにより該トラフを前後に振動させる電磁コイル
    とを有する電磁フィーダーであって、上記電磁コイルと
    して、電磁力がトラフを後方へ変位させるように設けら
    れた第1電磁コイルと、電磁力がトラフを前方へ変位さ
    せるように設けられた第2電磁コイルとが備えられてい
    ると共に、両電磁コイルに交互に通電する通電回路が設
    けられていることを特徴とする電磁フィーダー。
  3. 【請求項3】 通電回路は、第1電磁コイルに通電する
    電流の大きさを制御する第1電流制御部と、第2電磁コ
    イルに通電する電流の大きさを制御する第2電流制御部
    とを有することを特徴とする請求項2に記載の電磁フィ
    ーダー。
JP11533097A 1997-04-16 1997-04-16 電磁フィーダー Pending JPH10291623A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102649116A (zh) * 2011-02-28 2012-08-29 塔工程有限公司 用于分选电子部件的装置
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