JPH10291119A - ダムバーカッター - Google Patents
ダムバーカッターInfo
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Landscapes
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Abstract
寿命化できるようにしたダムバーカッターを提供する。 【解決手段】 IC等が搭載されたリードフレームのダ
ムバー領域をカットするダムバーカッターであって、櫛
歯状切り刃部を有するカットパンチと、この櫛歯状切り
刃部を受け入れる切り刃受部を有するカットダイとから
構成され、少なくともカットパンチの櫛歯状切り刃部の
先端にDLC(ダイヤモンド状カーボン)をコートす
る。櫛歯状切り刃部は、面粗さRmax 0.5μm以下に
加工する。DLCコート厚みは、0.3μm〜1.0μ
mとする。
Description
たリードフレームのダムバー領域を切断するためのダム
バーカッターに関する。
いては、図1に示すようにリードフレームに搭載された
IC1の周囲に複数の端子2が所定の間隔をあけて配設
され、これ等の端子2はダムバー部3によって基端部付
近が連結され、先端部は外枠部4によって連結保持され
ている。前記IC1の上にはその保護と絶縁を兼ねた樹
脂がモールド(この樹脂部5はダムバー部3によって塞
き止められている)された後に、前記ダムバー部3と外
枠部4を切断除去し、各端子2を分離独立させると共
に、通常は基端部付近からそれぞれ下向きに折り曲げて
IC等の電子部品が形成される。前記ダムバー部3の切
断には、従来図2に示すような櫛歯状切り刃部Bを有す
るカットパンチAと、この櫛歯状切り刃部Bを受け入れ
るカットダイ(図略)とを備えたダムバーカッターが使
用される。即ち、所定の間隔をあけて形成された櫛歯状
切り刃部Bが前記端子2間を通過するように位置決めし
てカットパンチAを下降させ、リードフレームの一側面
のダムバー部3を打ち抜いて切断する(図3参照)。残
る三側面のダムバー部3も、これと同じ要領で順次切断
して除去する。四側面全部にカットパンチAをそれぞれ
配置し、一工程で四側面のダムバー部3を同時に切断す
ることも可能である。前記外枠部4は、各端子2との接
続内縁部を切断することで除去することができる。
は、端子2の材料(通常はNi−Fe合金)よりも遥か
に硬い超硬材で形成され、自動ラインで頻繁に行われる
切断作業に長期間耐えられるようにしてある。しかしな
がら、前記のようにダムバー領域Cの切断の際に、ダム
バー部3のみならず前記樹脂部5も同時に除去するた
め、この樹脂部5が櫛歯状切り刃部Bに付着して切れ味
を悪化させ、バリ等が発生するのみならずカットパンチ
Aの寿命を縮める原因にもなる。樹脂部5が付着して硬
化すると切断抵抗が大きくなり、この切断抵抗は切削熱
を引き起こして櫛歯状切り刃部Bを熱劣化させ、超硬材
といえども寿命が大幅に短縮されるからである。
れたもので、カットパンチの櫛歯状切り刃部を保護して
長寿命化できるようにしたダムバーカッターを提供する
ことを目的とする。
の具体的手段として、本発明は、IC等が搭載されたリ
ードフレームのダムバー領域をカットするダムバーカッ
ターであって、このダムバーカッターは、櫛歯状切り刃
部を有するカットパンチと、この櫛歯状切り刃部を受け
入れる切り刃受部を有するカットダイとから構成され、
少なくともカットパンチの櫛歯状切り刃部の先端にDL
C(ダイヤモンド状カーボン)をコートしたことを要旨
とする。ここで、リードフレームのダムバー領域とは、
ダムバー部、樹脂部、ダムバー部及び樹脂部のいずれか
であること、カットパンチの櫛歯状切り刃部は、面粗さ
Rmax 0.5μm以下に加工され、その加工面にDLC
をコートすること DLCをコートする厚さは、0.3μm〜1.0μmで
あること、カットパンチは、超硬合金、超微粒子超硬合
金、高速度工具鋼のいずれかの素材で形成されること、
カットパンチは、WC硬質相平均粒径が1.0μm以下
の微粒子からなる超微粒子超硬合金で形成されること カットダイを成形する素材とカットパンチを成形する素
材とが同質であり、カットダイの切り刃受部が、カット
パンチの櫛歯状切り刃部に含めてDLCコートされるこ
と、を要旨とするものである。
図面に基づいて詳説する。図4は本発明に係るカットパ
ンチ6を示すもので、下端部に所定の間隔をあけて櫛歯
状切り刃部7が並設され、それらの先端部にはDLC
(ダイヤモンド状カーボン)がコート8されている。
(例えば、東芝タンガロイ社のマイクロアレイ)製であ
って、WC硬質相平均粒径が1.0μm以下の微細粒子
から形成されている。前記櫛歯状切り刃部7は、湿式砥
石加工法により形成され、具体的には200メッシュサ
イズのダイヤモンド或は炭化珪素を砥粒とするレジン砥
石を用いて、研削液を供給しながら冷却状態で切設され
る。
5mm、幅wは1.5mm、高さhは10mm、間隔p
は0.25mmであり、刃数は前記端子2の数に応じて
決定される。
従来のカットパンチAと同様に前記リードフレームのダ
ムバー領域Cを切断除去するのに使用される。ここで、
ダムバー領域Cとは、ダムバー部3、樹脂部5、ダムバ
ー部3及び樹脂部5のいずれかを指す。
くてダイヤモンドより軟らかく、しかも摩擦抵抗(トラ
イポロジー)が小さい膜であり、主成分が炭素のみであ
るためICを形成する半導体組織の半導体効果を損なう
ものではない。このDLCコート8を施したカットパン
チ6は、コート無し品に比べると数倍の寿命が得られる
が、櫛歯状切り刃部7に対するDLCコート8の密着性
が寿命に大きな影響を与えることが分かった。
部7の面粗さと関係があり、実験の結果Rmax 0.5μ
m以下が好ましいとの結論を得た。前記櫛歯状切り刃部
7を乾式砥石によるプロファイル加工方法で形成したと
ころ、面粗さRmax 0.8〜1.5μmのものが得られ
た。
トパンチの性能を調べると、図5に示すように櫛歯状切
り刃部7にDLCコート8を施さない(膜なし)場合
は、連続切断回数が10万回(相対寿命10)であり、
DLCコート8を施した場合には、20万回(相対寿命
20)であった。
ドホイール)による加工法で櫛歯状切り刃部7を形成す
ると、面粗さはRmax 0.2〜0.5μmのものが得ら
れた。このカットパンチの性能を調べると、図5に示す
ように櫛歯状切り刃部7にDLCコート8を施さない
(膜なし)場合は、連続切断回数が15万回(相対寿命
15)であり、DLCコート8を施した場合には、10
0万回(相対寿命100)にも達した。
LCコート8を施すと、カットパンチの寿命を2〜7倍
近く延ばすことができ、且つ櫛歯状切り刃部7の面粗さ
は微細な程長寿命化に効果のあることが判明した。これ
は櫛歯状切り刃部7の面粗さが細かくなったことで、D
LCの付着力が増すと共にDLCコート8の表面も平滑
となって滑り易くなり、しかも摩擦抵抗の小さいDLC
コート8面により樹脂部5の付着を防止し、切断が円滑
になったことによると考えられる。
たが、その厚みとカットパンチ6の寿命との関係を調べ
て見た。DLCコート8を厚くすると櫛歯状切り刃部7
の刃先が鈍くなり、1μmを超えると切れ味が悪くなる
ため、上限を1μm厚として0.1μm、0.3μm、
0.5μm厚についてそれぞれ実験した。
0.1μm厚ではカットパンチ6の連続切断回数は20
万回(相対寿命20)、0.3μm厚では50万回(相
対寿命50)、0.5μm厚では60万回(相対寿命6
0)、そして1.0μm厚では70万回(相対寿命7
0)であった。従って、0.1μm厚でも効果があるも
のの、コート厚の影響が顕著に出るのは0.3〜1.0
μmの範囲内であることが判明した。
具鋼、ハイス鋼等DLCコートが行える他の材料への適
用も充分可能である。又、カットダイを成形する素材と
カットパンチを成形する素材とを同質とし、カットダイ
の切り刃受部にも、カットパンチの櫛歯状切り刃部と同
様のDLCコートを施して実施しても良い。
少なくともカットパンチの櫛歯状切り刃部の先端に、
0.3μm〜1.0μm厚のDLCコートを施したの
で、ダムバーカッターの寿命を大幅に延ばすことがで
き、リードフレームのダムバー領域の連続切断作業の効
率化が図れると共に、半導体チップ製品の高品質化及び
低廉化を図ることができる等の優れた効果を奏する。
平面図である。
平面図である。
る。
ある。
験結果を示すグラフ図である。
Claims (7)
- 【請求項1】IC等が搭載されたリードフレームのダム
バー領域をカットするダムバーカッターであって、 このダムバーカッターは、櫛歯状切り刃部を有するカッ
トパンチと、この櫛歯状切り刃部を受け入れる切り刃受
部を有するカットダイとから構成され、少なくともカッ
トパンチの櫛歯状切り刃部の先端にDLC(ダイヤモン
ド状カーボン)をコートしたことを特徴とするダムバー
カッター。 - 【請求項2】リードフレームのダムバー領域とは、ダム
バー部、樹脂部、ダムバー部及び樹脂部のいずれかであ
る請求項1記載のダムバーカッター。 - 【請求項3】カットパンチの櫛歯状切り刃部は、面粗さ
Rmax 0.5μm以下に加工され、その加工面にDLC
をコートする請求項1、2記載のダムバーカッター。 - 【請求項4】DLCをコートする厚さは、0.3μm〜
1.0μmである請求項1、2、3記載のダムバーカッ
ター。 - 【請求項5】カットパンチは、超硬合金、超微粒子超硬
合金、高速度工具鋼のいずれかの素材で形成される請求
項1、2、3、4記載のダムバーカッター。 - 【請求項6】カットパンチは、WC硬質相平均粒径が
1.0μm以下の微粒子からなる超微粒子超硬合金で形
成される請求項5記載のダムバーカッター。 - 【請求項7】カットダイを成形する素材とカットパンチ
を成形する素材とが同質であり、カットダイの切り刃受
部が、カットパンチの櫛歯状切り刃部に含めてDLCコ
ートされる請求項1、2、3、4、5、6記載のダムバ
ーカッター。
Priority Applications (1)
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JP9889397A JPH10291119A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | ダムバーカッター |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JPH10291119A true JPH10291119A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14231820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9889397A Pending JPH10291119A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | ダムバーカッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10291119A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020006341A (ko) * | 2000-07-12 | 2002-01-19 | 마이클 디. 오브라이언 | 트리밍용 펀치 |
KR100780015B1 (ko) | 2006-11-23 | 2007-11-27 | 미크론정공 주식회사 | 반도체 패키지용 절단장치 |
CN110280665A (zh) * | 2019-07-19 | 2019-09-27 | 广州市正业塑料模具有限公司 | 一种无膜冲压美工刀刀壳模具 |
-
1997
- 1997-04-16 JP JP9889397A patent/JPH10291119A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020006341A (ko) * | 2000-07-12 | 2002-01-19 | 마이클 디. 오브라이언 | 트리밍용 펀치 |
KR100780015B1 (ko) | 2006-11-23 | 2007-11-27 | 미크론정공 주식회사 | 반도체 패키지용 절단장치 |
CN110280665A (zh) * | 2019-07-19 | 2019-09-27 | 广州市正业塑料模具有限公司 | 一种无膜冲压美工刀刀壳模具 |
CN110280665B (zh) * | 2019-07-19 | 2024-04-05 | 广州正业科技有限公司 | 一种无膜冲压美工刀刀壳模具 |
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