JPH1029089A - 貫通管の溶接用拘束治具 - Google Patents

貫通管の溶接用拘束治具

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JPH1029089A
JPH1029089A JP18739896A JP18739896A JPH1029089A JP H1029089 A JPH1029089 A JP H1029089A JP 18739896 A JP18739896 A JP 18739896A JP 18739896 A JP18739896 A JP 18739896A JP H1029089 A JPH1029089 A JP H1029089A
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JP
Japan
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semi
tubular member
cylinder
welding
floating
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18739896A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Kamei
博正 亀井
Shoji Kushimoto
彰司 櫛本
Yasuto Nishiu
康人 西宇
Takao Ikeda
孝夫 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力容器の鏡板の傾斜部分に貫通配管を円周
溶接するに際し、溶接による貫通配管の倒れ変形を防止
する。 【解決手段】 貫通管の溶接用拘束治具10は、一端に
完全円状フランジ13を備えた固定半管筒11、固定半
管筒11に対向し協働して完全円管部を形成する浮動半
管筒21、浮動半円筒21と固定半円筒11との間に挿
通され前記完全円状フランジ13を貫通するねじ部39
を有する楔軸30及びねじ部39に螺合して楔軸30を
締め上げるナット51からなり、前記完全円管部が被溶
接貫通管の内径より若干小さい外径を有するように形成
されている。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管を溶接する際に
使用する溶接変形防止用治具に関し、特に容器等の構造
物の傾斜部に貫通管を溶接するための溶接変形防止用治
具に関する。
【0002】
【従来の技術】大型の圧力容器にはしばしば半球殻状の
鏡板が設けられ、この部分にも種々の目的から配管が貫
設される場合がある。この場合長い配管が直接鏡板に挿
通するのはまれで、一般には管台と称する管状部材が鏡
板に挿通され円周溶接される。そして管台が半球殻状鏡
板の中心軸に平行に延びる場合は、鏡板の面に管台が傾
いて溶接されるので、円周溶接面は管台の中心軸に傾斜
した形になり、溶接部に引っ張られた形で管台が傾く傾
向がある。このような管台の溶接による傾斜乃至倒れを
防ぐために管台の内径より僅かに小さい外径のパイプを
管台に差し込み、倒れとは逆の方向にワイヤロープで引
っ張っる拘束治具を使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように溶接すべ
き管状部材に小径のパイプを差し込んで機械的な拘束力
で倒れを防止する拘束治具では、相手形の鏡板の傾斜が
大きいと、倒れを完全に防止することは困難であった。
しかも、パイプを所定の方向に引っ張った状態にしてい
るので、回転アーム等を持つ自動溶接器の使用は不可能
であり、手動溶接に頼らざるを得なかった。本出願人
は、自動溶接を可能にすべく管台内面からの冷却装置を
備えた自動溶接器用支持装置を提案したが(特願平8−
133578号),この内部冷却装置だけでは、前述の
管台の倒れを確実に防止するのは難しかった。従って、
本発明は更に確実に傾斜部を貫通する配管の溶接時の倒
れを防止する貫通管の溶接用拘束治具を提供することを
課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】如上の課題を解決するた
め、本発明によれば、鏡板のような傾斜面部材に管台の
ような貫通管を溶接するときの変形を防止するために使
用する貫通管の溶接用拘束治具は、一端に完全円状フラ
ンジを備えた固定半管状部材、この固定半管状部材に対
向し協働して完全円管部を形成する浮動半管状部材、こ
の浮動半管状部材と固定半管状部材の間に挿通されその
完全円状フランジを貫通する延長ねじ軸を有する楔軸及
びその延長ねじ軸に螺合し楔軸を締め上げて浮動半管状
部材を押し広げるナットから構成され、前記完全円管部
が被溶接貫通管の内径より若干小さい外径を有するよう
に形成されていることを特徴とする。そして好適には、
その固定半管状部材及び前記浮動半管状部材に多数の小
貫通孔を分布して形成し、該固定半管状部材及び該浮動
半管状部材の対向管壁間に弾性閉鎖部材を挟持し、前記
楔軸に冷却水導入通路及び導出孔を形成し、前記楔軸の
一端から供給された冷却水が前記小貫通孔から噴出され
るように構成される。
【0005】
【発明の実施の形態】以下添付の図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。なお、全図に亙り同一部分には
同一の符号を付している。先ず図1及び図2を参照する
に、全体としては半球殻状の蓋用鏡板Aが2点鎖線で示
され、これに貫通管である管台Bが貫通して示されてい
る。そして鏡板Aと管台Bとは後述する拘束治具10を
使用して溶接部Cが形成される。拘束治具10の固定半
管状部材即ち固定半円筒11の上端には、完全円形のフ
ランジ13が形成されていて、使用時には管台Bの上端
面に載った形になる。そしてフランジ13に近い完全円
部の外周面及び内周面には円周溝が削成され、これらに
Oリング15,17が充填され後述するように冷却水を
シールする。そして固定半円筒11の大部分は、図3に
示すように半環状の断面であり、内側にはほぼ矩形の空
所を有している。図3において半円筒11に対向して配
置される浮動半円筒21は、固定半円筒11にほぼ対称
の断面形状を有し、図1に示すように固定半円筒11の
半環状断面部のほぼ全長に亙って延びている。更に浮動
半円筒21は、特に図3に示すように開口部の両端にガ
イド21a,21bを有し、図に示すように固定半円筒
11に嵌合し、両者は全体としておおよそ完全な円形断
面を形成する。そして図4に示すような馬蹄形の止め板
23が固定半円筒11の下端面にねじ止めされていて、
浮動半円筒21の下落が防止されている。
【0006】特に図1及び図3を併せて参照するに、固
定半円筒11と浮動半円筒21との間には、楔軸30が
挿通されている。楔軸30は中心部に冷却水導入通路即
ち軸穴31を有し、その上端は開口して冷却水供給ホー
スが接続できるようになっているがその下端はプラグ3
3(図4参照)で閉止されている。更に楔軸30はその
外形形状から下部の矩形断面の楔部35,中間部の螺旋
溝部37及び上部のねじ部39に分けて認識でき、ねじ
部39と螺旋溝部37の間は円筒形外周面41を形成し
Oリング17と協働して良好なシール部を形成してい
る。そして楔部35には、浮動半円筒21に面して楔面
35aが形成され、浮動半円筒21の楔面25に摺動自
在に接している。ねじ部39にはナット51が螺合し、
ワッシャ53を介して固定半円筒11の上端ボス部に接
している。従って、ナット51を締め上げると、楔軸3
0は固定半円筒11及び浮動半円筒21に対して相対的
に上方向へ変位し、楔効果により浮動半円筒21を半径
方向外方に押し出す。即ち、固定半円筒11及び浮動半
円筒21は、管台Bの内面に押し付けられてこれを拘束
する。
【0007】更に図1及び図3を参照するに、楔軸30
の螺旋溝部37にはほぼ四半円周間隔で導出孔43が穿
設されている。更に楔軸30の螺旋溝部37を取り囲む
固定半円筒11及び浮動半円筒21には、貫通孔19,
29が半径方向に延びて穿設されている。そして、固定
半円筒11及び浮動半円筒21の間には特に図3に明示
されるように弾性部材である水密性スポンジ45が挟持
されて、螺旋軸部37と固定半円筒11及び浮動半円筒
21の間に閉じられた空間28を画成している。このよ
うにすると、溶接部Cを形成するに際し、楔軸30の軸
穴31に導入された冷却水は、導出孔43,空間28及
び貫通孔19,29を順次通過して管台Bの内面に吹き
付けられ、溶接部の熱を吸収し、冷却する。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定半管状部材と、浮動半管状部材とは、楔軸の作用に
より半径方向外方に拡大され、挿入された管台の内側へ
固定半管状部材と浮動半管状部材とが押し付けられ拘束
されるので、管台を内側から拘束すると共に冷却するこ
とができ、溶接変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の要部を示す立断面図であ
る。
【図2】前記実施形態の立面図である。
【図3】図2のIII−III 線に沿う平断面図である。
【図4】前記実施形態の底面図である。
【符号の説明】
10 拘束治具 11 固定半円筒 13 フランジ 15、17 Oリング 19 貫通孔 21 浮動半円筒 23 止め板 28 空間 25 楔面 29 貫通孔 30 楔軸 31 軸穴 33 プラグ 35 楔部 37 螺旋溝部 39 ねじ部 41 円筒形外周面 43 導出孔 51 ナット 53 ワッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 孝夫 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目8番19号 高菱エンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に完全円状フランジを備えた固定半
    管状部材、同固定半管状部材に対向し協働して完全円管
    部を形成する浮動半管状部材、同浮動半管状部材と前記
    固定半管状部材の間に挿通され前記完全円状フランジを
    貫通する延長ねじ軸を有する楔軸及び前記延長ねじ軸に
    螺合し前記楔軸を締め上げるナットからなり、前記完全
    円管部が被溶接貫通管の内径より若干小さい外径を有す
    るように形成されていることを特徴とする貫通管の溶接
    用拘束治具。
  2. 【請求項2】 前記固定半管状部材及び前記浮動半管状
    部材に多数の小貫通孔を分布して形成し、該固定半管状
    部材及び該浮動半管状部材の対向管壁間に弾性部材を挟
    持し、前記楔軸に冷却水導入通路及び導出孔を形成し、
    前記楔軸の一端から前記導入通路に供給された冷却水が
    前記導出孔を通って前記小貫通孔から噴出されることを
    特徴とする請求項1記載の貫通管の溶接用拘束治具。
JP18739896A 1996-07-17 1996-07-17 貫通管の溶接用拘束治具 Withdrawn JPH1029089A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014076474A (ja) * 2012-10-11 2014-05-01 Ihi Corp 配管溶接用治具及び配管の溶接方法
CN106077935A (zh) * 2016-06-29 2016-11-09 内蒙古第机械集团有限公司 一种高精度框架的焊接工艺装置
CN107009085A (zh) * 2017-05-27 2017-08-04 何冠阅 一种稳定的焊接设备

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JP2014076474A (ja) * 2012-10-11 2014-05-01 Ihi Corp 配管溶接用治具及び配管の溶接方法
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Effective date: 20031007