JPH1029006A - 圧延機の水切り装置 - Google Patents
圧延機の水切り装置Info
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- JPH1029006A JPH1029006A JP18338596A JP18338596A JPH1029006A JP H1029006 A JPH1029006 A JP H1029006A JP 18338596 A JP18338596 A JP 18338596A JP 18338596 A JP18338596 A JP 18338596A JP H1029006 A JPH1029006 A JP H1029006A
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Abstract
る。 【解決手段】 胴部2a両端に面取り部2bを有する水
平多段圧延機の控えロール2の胴部2aに転動可能に当
接するロール胴形成部10aと、ロール胴形成部10a
の両端に連なり且つ前記の控えロール2の面取り部2b
に転動可能に当接するロール端形成部10bとからなる
水切りロール9を備え、水切りロール9により、控えロ
ール2の胴部2a及び胴部両端の面取り部2bから圧延
材へのクーラント液の飛散を防止する。
Description
に関するものである。
ル1,1と該作業ロール1を支持する上下一対の控えロ
ール2,2とを備えた水平多段圧延機3を適用したアル
ミ合金材4の圧延成形作業においては、水平多段圧延機
3の送入側(図5に示すA側)にアルミ合金材4の上方
並びに下方に位置するように配置した噴射ノズル5,5
から、水を主体としたクーラント液6を作業ロール1,
1の胴部1a,1aに向って噴射して、アルミ合金材4
を圧延成形する作業ロール1,1の熱変形防止とアルミ
合金材4に対する作業ロール1,1の潤滑を図るように
している。
形されて水平多段圧延機3から送出されるアルミ合金材
4の上面及び下面に、上述した冷却潤滑手段として用い
られるクーラント液6の液滴6aが付着したままである
と、ウォータステインと呼ばれる白錆が生じる。
に示すB側)にアルミ合金材4の上方及び下方に位置す
るように配置した吸引ダクト7,7によってクーラント
液6を積極的に吸引除去し、また、図6に示すように作
業ロール1,1の胴部1a,1aの全長にわたって当接
する合成ゴム等の弾力性を具備する材料から形成させた
胴部シール部材8,8を、作業ロール1,1の胴部1
a,1aの全長にわたって当接するように設け、控えロ
ール2,2の胴部2a,2aから水平多段圧延機3の送
出側に位置するアルミ合金材4の上面及び下面に対し
て、クーラント液6が飛散されないようにしている。
延機3の送入側で噴射ノズル5,5から噴射されるクー
ラント液6の一部が、控えロール2,2の胴部2aの両
端の面取り部2bからロール端面2cを伝って、水平多
段圧延機3から送出されるアルミ合金材4の上面及び下
面に液滴6aとして付着することがある。
で、水平多段圧延機から送出される圧延成形部材の上面
及び下面に対するクーラント液の液滴の付着を防止する
ことが可能な圧延機の水切り装置を提供することを目的
としている。
め、本発明の請求項1に記載した圧延機の水切り装置で
は、胴部両端に面取り部を有する水平多段圧延機の控え
ロールの胴部に転動可能に当接するロール胴形成部と、
該ロール胴形成部の両端に連なり且つ前記の控えロール
の面取り部に転動可能に当接するロール端形成部とを備
えた水切りロールを、作業ロールに対するクーラント液
の噴射手段の設置側に配設している。
り装置では、胴部両端に面取り部を有する水平多段圧延
機の控えロールの胴部に転動可能に当接するロール胴形
成部と、該ロール胴形成部の両端に着脱可能に設けられ
且つ前記の控えロールの面取り部に転動可能に当接する
ロール端形成部とを備えた水切りロールを、作業ロール
に対するクーラント液の噴射手段の設置側に配設してい
る。
の水切り装置では、上述した本発明の請求項1あるいは
請求項2に記載の圧延機の水切り装置の構成に加えて、
控えロールのロール端面を液密に被覆するロール端面シ
ール部材を設けている。
機の水切り装置では、上述した本発明の請求項1から請
求項3のいずれかに記載の圧延機の水切り装置の構成に
加えて、ロール胴形成部の外周に控えロールの胴部に当
接するロール胴外皮部を設け、ロール端形成部の外周に
控えロールの面取り部に当接するロール端外皮部を設
け、各外皮部を弾力性を具備する材料によって形成して
いる。
圧延機の水切り装置のいずれにおいても、水平多段圧延
機の控えロールの胴部及び面取り部に転動可能に当接す
る水切りロールのロール胴形成部及びロール端形成部
が、控えロールの胴部及び胴部両端の面取り部から圧延
材へのクーラント液の飛散を防止する。
の水切り装置においては、水平多段圧延機の控えロール
の胴部及び面取り部に転動可能に当接する水切りロール
のロール胴形成部及びロール端形成部が、控えロールの
胴部及び胴部両端の面取り部から圧延材へのクーラント
液の飛散を防止し、控えロールのロール端面を液密に被
覆するロール端面シール部材が、控えロールのロール端
面から圧延材へのクーラント液の飛散を防止する。
機の水切り装置においては、水切りロールのロール胴形
成部及びロール端形成部を被覆する外皮部が、控えロー
ルの胴部及び胴部両端の面取り部に密着し、控えロール
から圧延材へのクーラント液の飛散をより確実に防止す
る。
図示例とともに説明する。
置の実施の形態の第1の例を示すものであり、図中、図
5と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
は、上下一対の作業ロール1,1と、該作業ロール1,
1を支持するように配置され且つ円筒形状の胴部2aの
両端に面取り部2b,2bを有する上下一対の控えロー
ル2,2とを備え、前記の作業ロール1,1のアルミ合
金材4を送入する側(図1のA側)に、アルミ合金材4
の上方並びに下方に位置するように配置され且つ水を主
体としたクーラント液6を作業ロール1,1の胴部1
a,1aに向って噴射し得る噴射ノズル5,5を備えた
水平多段圧延機3において、前記の控えロール2.2に
対して転動可能に当接する水切りロール9,9を控えロ
ール2,2の一側(図1に示すA側)に設けている。
ロール本体10と、該ロール本体10の両端部に内嵌さ
れている転がり軸受11,11と、ロール本体10の外
周を被覆する外皮部13とによって構成されている。
aに転動可能に当接するよう円筒形状に形成されたロー
ル胴形成部10aと、該ロール胴形成部10aの両端に
連なり且つ前記の控えロール2の面取り部2b,2bに
転動可能に当接するよう外周がロール胴形成部10a側
から外側へ向かって漸次直径が大きくなる形状を有する
ロール端形成部10b,10bとにより形成されてい
る。
を具備する材料によって形成され、該外皮部13の弾力
によって控えロール2に強く外接するようになってい
る。
体10の軸心を貫通する固定軸12により転がり軸受1
1,11を介して回転自在に支持されている。
ロール2のロール端面2cを液密に被覆し得るロール端
面シール部材14,14が設けられている。
ゴム等の弾力性を具備する材料によって、控えロール2
の軸2dに外嵌固着される中空円板形状のシール部材本
体14aと、該シール部材本体14aの周縁部から控え
ロール2のロール端面2cの周縁部に向かって延び且つ
該周縁部に対して密着し得る先端部分を有するリップ部
14bとを一体的に形成したものである。
装置の作動を説明する。
に、アルミ合金材4を圧延成形する作業ロール1,1の
熱変形防止とアルミ合金材4に対する作業ロール1,1
の潤滑を図るために、水平多段圧延機3の送入側(図1
に示すA側)にアルミ合金材4の上方並びに下方に位置
するように配置された噴射ノズル5,5から作業ロール
1,1の胴部1aに向かってクーラント液6が噴射され
ると、該クーラント液6は、作業ロール1,1の胴部1
a表面から該作業ロール1,1を支持しながら転動する
控えロール2,2の胴部2aの表面に転じ、控えロール
2,2の表面に付着したクーラント液6は、該控えロー
ル2,2の胴部2a及び面取り部2bに当接して転動す
る水切りロール9のロール本体10によって塞き止めら
れる。
ール端面2cへ迂回して流れようとするクーラント液6
の一部は、控えロール2,2の両側のロール端面2cに
密着しているロール端面シール部材14によって、控え
ロール2,2のロール端面2cを伝って流れることを阻
止される。
水切り装置では、控えロール2,2の胴部2a及び面取
り部2bの表面に付着したクーラント液6を、控えロー
ル2,2の胴部2a及び面取り部2bに転動自在に当接
している水切りロール9のロール本体10によって塞き
止め、控えロール2,2のロール端面2cに迂回し流れ
ようとするクーラント液6を、ロール端面2cに設けた
ロール端面シール部材14によって阻止するので、控え
ロール2,2からアルミ合金材4へのクーラント液6の
飛散が防止され、図5に示すようなクーラント液6の液
滴6aが圧延されたアルミ合金材4に付着することがな
い。
の形態の第2の例を示すもので、図中、図1から図3と
同一の符号を付した部分は同一物を表しており、控えロ
ール2を有する水平多段圧延機(図1における符号3参
照)は、先に述べた本発明の圧延機の水切り装置の実施
の形態の第1の例が適用されるものと同一構成となって
いる。
ール2,2に対して転動可能に当接する水切りロール1
5,15を控えロール2,2の一側に設けている。
成するロール胴形成部16a及びロール端形成部16b
と、ロール胴形成部16aの両端部に内嵌されている転
がり軸受11,11と、前記のロール胴形成部16a及
びロール端形成部16bの外周を被覆する各外皮部1
7,18とによって構成されている。
aに転動可能に当接するよう円筒形状に形成されたロー
ル胴形成部16aと、該ロール胴形成部16aの両端に
着脱可能に設けられ且つ前記の控えロール2の面取り部
2b,2bに転動可能に当接するよう外周がロール胴形
成部16a側から外側へ向かって漸次直径が大きくなる
形状を有するロール端形成部16b,16bとにより形
成されている。
胴形成部16aの両端に前記の転がり軸受11の側方に
当接するよう且つ同心的に嵌合され、ボルト19によっ
て締結されている。
弾力性を具備する材料によって形成され、該外皮部1
7,18の弾力によって控えロール2に強く外接するよ
うになっている。
を貫通する固定軸10により、転がり軸受11を介して
回転自在に支持されている。
動を説明する。
控えロール2,2の表面に付着したクーラント液6は、
該控えロール2,2の胴部2a及び面取り部2bに当接
して転動する水切りロール15のロール本体16によっ
て塞き止められる。
ール端面2cへ迂回して流れようとするクーラント液6
の一部は、控えロール2,2の両側のロール端面2cに
密着しているロール端面シール部材14によって、控え
ロール2,2のロール端面2cを伝って流れることを阻
止される。
置では、控えロール2,2の胴部2a及び面取り部2b
の表面に付着したクーラント液6を、控えロール2,2
の胴部2a及び面取り部2bに転動自在に当接している
水切りロール15のロール本体16によって塞き止め、
控えロール2,2のロール端面2cに迂回し流れようと
するクーラント液6を、ロール端面2cに設けたロール
端面シール部材14によって阻止するので、控えロール
2,2からアルミ合金材4へのクーラント液6の飛散が
防止され、図5に示すようなクーラント液6の液滴6a
が圧延されたアルミ合金材4に付着することがない。
うことにより、該控えロール2の外径が減少した場合に
は、ボルト19によるロール胴形成部16aとロール端
形成部16bとの締結を解除し、該ロール端形成部16
bを研削作業が完了した控えロール2の面取り部2bに
対応する形状の外皮部18を有するものに交換する。
うと、該控えロール2の胴部2aと面取り部2bとの境
界が、ロール端側へ移動することになる。
部16aの外周を被覆する外皮部17よりも、ロール端
形成部16bの外周を被覆する外皮部18を厚く形成し
ておけば、研削作業による控えロール2の胴部2aと面
取り部2bとの境界の移動に応じて外皮部18を研削す
ることにより、ロール端形成部材16b及び外皮部18
を交換することなく、控えロール2の外周に水切りロー
ル15を当接させることができる。
した形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。
切り装置によれば、下記のような種々の優れた効果を奏
し得る。
載の圧延機の水切り装置のいずれにおいても、水切りロ
ールのロール胴形成部及びロール端形成部によって、控
えロールの胴部及び胴部両端の面取り部の表面に伝わる
クーラント液を塞き止めるので、控えロールの胴部及び
面取り部から圧延材へのクーラント液の飛散を防止でき
る。
水切り装置においては、ロール端形成部がロール胴形成
部に対して着脱可能であるので、研削作業によって控え
ロールの外径が減少した場合には、ロール端形成部を研
削作業が完了した控えロールの外径に対応する小径のも
のに交換することにより、速やかに作業を再開すること
ができる。
水切り装置においては、ロール端面シール部材によっ
て、控えロールのロール端面に流れようとするクーラン
ト液を遮断するので、控えロールのロール端面から圧延
材へのクーラント液の飛散を防止できる。
水切り装置においては、ロール胴形成部及びロール端形
成部を被覆する外皮部が控えロールの胴部及び胴部両端
の面取り部に密着するので、控えロールの胴部及び面取
り部から圧延材へのクーラント液の飛散の防止をさらに
確実なものとすることができる。
1の例を示す側面図である。
面図である。
ル部材の断面拡大図である。
2の例を示す水切りロールとロール端面シール部材の断
面拡大図である。
である。
平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 胴部両端に面取り部を有する水平多段圧
延機の控えロールの胴部に転動可能に当接するロール胴
形成部と、該ロール胴形成部の両端に連なり且つ前記の
控えロールの面取り部に転動可能に当接するロール端形
成部とを備えた水切りロールを、作業ロールに対するク
ーラント液の噴射手段の設置側に配設してなることを特
徴とする圧延機の水切り装置。 - 【請求項2】 胴部両端に面取り部を有する水平多段圧
延機の控えロールの胴部に転動可能に当接するロール胴
形成部と、該ロール胴形成部の両端に着脱可能に設けら
れ且つ前記の控えロールの面取り部に転動可能に当接す
るロール端形成部とを備えた水切りロールを、作業ロー
ルに対するクーラント液の噴射手段の設置側に配設して
なることを特徴とする圧延機の水切り装置。 - 【請求項3】 控えロールのロール端面を液密に被覆す
るロール端面シール部材を設けた請求項1あるいは請求
項2に記載の圧延機の水切り装置。 - 【請求項4】 ロール胴形成部の外周に控えロールの胴
部に当接するロール胴外皮部を設け、ロール端形成部の
外周に控えロールの面取り部に当接するロール端外皮部
を設け、各外皮部を弾力性を具備する材料によって形成
した請求項1から請求項3のいずれかに記載の圧延機の
水切り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18338596A JP3564879B2 (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 圧延機の水切り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18338596A JP3564879B2 (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 圧延機の水切り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1029006A true JPH1029006A (ja) | 1998-02-03 |
JP3564879B2 JP3564879B2 (ja) | 2004-09-15 |
Family
ID=16134855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18338596A Expired - Fee Related JP3564879B2 (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 圧延機の水切り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3564879B2 (ja) |
-
1996
- 1996-07-12 JP JP18338596A patent/JP3564879B2/ja not_active Expired - Fee Related
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