JPH10289339A - 遺失定期券の不正使用防止システム - Google Patents
遺失定期券の不正使用防止システムInfo
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- JPH10289339A JPH10289339A JP9998497A JP9998497A JPH10289339A JP H10289339 A JPH10289339 A JP H10289339A JP 9998497 A JP9998497 A JP 9998497A JP 9998497 A JP9998497 A JP 9998497A JP H10289339 A JPH10289339 A JP H10289339A
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
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- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 5
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- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000003442 weekly effect Effects 0.000 description 1
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 他人の定期券を拾得した第三者の定期券の不
正使用を防止する。 【解決手段】 定期券発行時に暗証番号を記録すると共
に、自動改札機の利用回数が書込めるための利用回数記
録部を設け、かつ利用限度回数を設定するようにした定
期券を発行する。そして、自動改札機側では、定期券を
利用するごとに前記利用回数記録部に利用回数を加算
し、利用回数が前記利用限度回数に達した場合はドアを
閉じて通行を阻止する。利用回数が利用限度回数に達し
た定期券は、リセット装置により暗証番号が一致してい
ることを条件にして定期券の利用回数を0の状態にリセ
ットし、再度定期券を利用できるようにする。
正使用を防止する。 【解決手段】 定期券発行時に暗証番号を記録すると共
に、自動改札機の利用回数が書込めるための利用回数記
録部を設け、かつ利用限度回数を設定するようにした定
期券を発行する。そして、自動改札機側では、定期券を
利用するごとに前記利用回数記録部に利用回数を加算
し、利用回数が前記利用限度回数に達した場合はドアを
閉じて通行を阻止する。利用回数が利用限度回数に達し
た定期券は、リセット装置により暗証番号が一致してい
ることを条件にして定期券の利用回数を0の状態にリセ
ットし、再度定期券を利用できるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遺失した定期券
を第三者が不正に使用するのを防止するための遺失定期
券の不正使用防止システムに関するものである。
を第三者が不正に使用するのを防止するための遺失定期
券の不正使用防止システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】定期券のみからでは、定期券を購入した
購入者と、定期券を使用する使用者とが同一人物である
かどうかを特定するのは非常に難しい。定期券に表示さ
れている個人情報としては、購入者の氏名、年令、性別
が印刷表示されているが、人によっては、性別までは駅
員の目の前で購入すること及び女性の場合は定期券に赤
線を引き女性定期券であることを表示することから誤魔
化さないが、氏名および年令、特に女性の場合は年令を
気にすることからこれらの個人情報を誤魔化すことが少
なくない。
購入者と、定期券を使用する使用者とが同一人物である
かどうかを特定するのは非常に難しい。定期券に表示さ
れている個人情報としては、購入者の氏名、年令、性別
が印刷表示されているが、人によっては、性別までは駅
員の目の前で購入すること及び女性の場合は定期券に赤
線を引き女性定期券であることを表示することから誤魔
化さないが、氏名および年令、特に女性の場合は年令を
気にすることからこれらの個人情報を誤魔化すことが少
なくない。
【0003】従って、定期券を紛失した場合は、紛失し
た定期券を第三者が拾得し、この定期券が第三者によっ
て不正使用される場合がある。
た定期券を第三者が拾得し、この定期券が第三者によっ
て不正使用される場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記点に着目
してなされたものであって、定期券発行時に該定期券に
購入者の暗証番号データを記録し、該定期券に使用回数
を設定することにより、定期券の使用回数を更新させる
ことにより、長期にわたる遺失定期券の不正使用を防止
するようにした遺失定期券の不正使用防止システムを提
供することを課題とするものである。
してなされたものであって、定期券発行時に該定期券に
購入者の暗証番号データを記録し、該定期券に使用回数
を設定することにより、定期券の使用回数を更新させる
ことにより、長期にわたる遺失定期券の不正使用を防止
するようにした遺失定期券の不正使用防止システムを提
供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、暗証番号データおよび利用限度回数を定期券
に磁気記録できるようにした定期券発行機と; 前記定
期券を利用するたびに該定期券に利用回数を加算して記
録し、該利用回数が前記利用限度回数になったときには
定期券の使用不可と判定し、開閉ドアを閉じて通行を拒
否する自動改札機と; 前記暗証番号を入力し、前記定
期券に記録されている暗証番号と照合して一致た場合、
前記利用回数を0にリセットする機能を有し、改札口の
内側および外側に設置されるリセット装置と; とから
成る遺失定期券の不正使用防止システムとした。
本発明は、暗証番号データおよび利用限度回数を定期券
に磁気記録できるようにした定期券発行機と; 前記定
期券を利用するたびに該定期券に利用回数を加算して記
録し、該利用回数が前記利用限度回数になったときには
定期券の使用不可と判定し、開閉ドアを閉じて通行を拒
否する自動改札機と; 前記暗証番号を入力し、前記定
期券に記録されている暗証番号と照合して一致た場合、
前記利用回数を0にリセットする機能を有し、改札口の
内側および外側に設置されるリセット装置と; とから
成る遺失定期券の不正使用防止システムとした。
【0006】前記改札口の内側に設置される前記リセッ
ト装置(60,60)は、自動精算機と併用するようにしても
よく、また、前記改札口の外側に設置される前記リセッ
ト装置は、自動券売機と併用するようにしてもよい。
ト装置(60,60)は、自動精算機と併用するようにしても
よく、また、前記改札口の外側に設置される前記リセッ
ト装置は、自動券売機と併用するようにしてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例に
ついて図面に基づき詳細に説明する。図1は定期券発行
機10の全体を示した概略図である。
ついて図面に基づき詳細に説明する。図1は定期券発行
機10の全体を示した概略図である。
【0008】定期券発行機10は、画面上で操作を行う
タッチパネル11を有している。符号12は紙幣挿入
口、符号13は硬貨投入口、符号14は継続定期券を購
入する場合の定期券挿入口、符号15は定期券の発行口
である。また、符号16は釣札返却口であり、符号17
は釣銭返却口である。
タッチパネル11を有している。符号12は紙幣挿入
口、符号13は硬貨投入口、符号14は継続定期券を購
入する場合の定期券挿入口、符号15は定期券の発行口
である。また、符号16は釣札返却口であり、符号17
は釣銭返却口である。
【0009】図2は定期券発行機10のブロック図を示
している。図2において、紙幣処理ユニット21は、図
1に示した紙幣挿入口12に挿入された紙幣Bの真偽を
識別する紙幣鑑別手段や、釣札として排出するための返
却手段を含んでいる。挿入された紙幣Bは、紙幣処理ユ
ニット21により識別されその料金データは制御ユニッ
ト20に供給される。
している。図2において、紙幣処理ユニット21は、図
1に示した紙幣挿入口12に挿入された紙幣Bの真偽を
識別する紙幣鑑別手段や、釣札として排出するための返
却手段を含んでいる。挿入された紙幣Bは、紙幣処理ユ
ニット21により識別されその料金データは制御ユニッ
ト20に供給される。
【0010】符号22は硬貨処理ユニットであって、該
硬貨処理ユニット22は、図1に示した硬貨投入口13
に投入された硬貨Cの真偽を識別する硬貨鑑別手段や、
釣銭として排出するための排出手段を含んでいる。投入
された硬貨Cは、硬貨処理ユニット22により識別され
その料金データは制御ユニット20に供給される。
硬貨処理ユニット22は、図1に示した硬貨投入口13
に投入された硬貨Cの真偽を識別する硬貨鑑別手段や、
釣銭として排出するための排出手段を含んでいる。投入
された硬貨Cは、硬貨処理ユニット22により識別され
その料金データは制御ユニット20に供給される。
【0011】符号23は定期券処理ユニットであって、
該定期券処理ユニット23は、継続定期券を購入する場
合は使用している定期券の各種情報を読取るための読取
り手段を有する他、定期券を発行するための発行手段を
含んでいる。この定期券発行手段は、定期券の磁気面に
使用区間、使用期間等の通常の定期券データの他、暗証
番号や定期券の利用限度回数データを記録するための磁
気ヘッドからなる書込み手段と、定期券の表面に所定情
報を目視可能にするための印刷手段とを有している。
該定期券処理ユニット23は、継続定期券を購入する場
合は使用している定期券の各種情報を読取るための読取
り手段を有する他、定期券を発行するための発行手段を
含んでいる。この定期券発行手段は、定期券の磁気面に
使用区間、使用期間等の通常の定期券データの他、暗証
番号や定期券の利用限度回数データを記録するための磁
気ヘッドからなる書込み手段と、定期券の表面に所定情
報を目視可能にするための印刷手段とを有している。
【0012】符号11は前述したタッチパネルであり、
符号24は定期券発行機として動作させるためのプログ
ラムが格納されているROMである。
符号24は定期券発行機として動作させるためのプログ
ラムが格納されているROMである。
【0013】次に、定期券発行機の動作のうち、本発明
に係る要部の動作について図3に示すフローチャートに
基づいて説明する。
に係る要部の動作について図3に示すフローチャートに
基づいて説明する。
【0014】定期券を購入する際に、ステップ(以下、
STという)30において、タッチパネル11が暗証番
号選択画面になり、購入しようとする定期券に購入者自
身の暗証番号を記録するかどうか判断される。暗証番号
を選択した場合(YESの場合)、ST31に進みタッ
チパネル11の画面は、0〜9までの数字画面となり、
暗証番号入力モードになる。ST30で暗証番号を選択
しなかった場合は、通常の定期券発行を行う。なお、暗
証番号は何桁でもよいが、通常、4桁ないし5桁が好ま
しい。
STという)30において、タッチパネル11が暗証番
号選択画面になり、購入しようとする定期券に購入者自
身の暗証番号を記録するかどうか判断される。暗証番号
を選択した場合(YESの場合)、ST31に進みタッ
チパネル11の画面は、0〜9までの数字画面となり、
暗証番号入力モードになる。ST30で暗証番号を選択
しなかった場合は、通常の定期券発行を行う。なお、暗
証番号は何桁でもよいが、通常、4桁ないし5桁が好ま
しい。
【0015】ST31でタッチパネル11が暗証番号入
力モードになったところで、購入者は番号を入力するこ
とによりST32に進み、定期券に暗証番号が磁気デー
タとして記録される。
力モードになったところで、購入者は番号を入力するこ
とによりST32に進み、定期券に暗証番号が磁気デー
タとして記録される。
【0016】ST33では、定期券の利用回数を記録で
きるように定期券の磁気エンコード部に利用回数記録部
を設ける。この利用回数とは、定期券でもって自動改札
機を利用(通行)する際の回数である。
きるように定期券の磁気エンコード部に利用回数記録部
を設ける。この利用回数とは、定期券でもって自動改札
機を利用(通行)する際の回数である。
【0017】ST34では、定期券に利用限度回数を磁
気データとして設定記録する。この利用限度回数とは、
定期券でもって自動改札機を利用(通行)できる限度を
設定した回数である。例えば、定期券の利用限度回数を
10回と設定すれば、前記利用回数が10回となったと
ころで利用限度回数となり、それ以上の自動改札機の利
用ができないようにする。しかし、前記利用回数をリセ
ットすることにより0に書き換えれば、再度、その定期
券を利用することができる。
気データとして設定記録する。この利用限度回数とは、
定期券でもって自動改札機を利用(通行)できる限度を
設定した回数である。例えば、定期券の利用限度回数を
10回と設定すれば、前記利用回数が10回となったと
ころで利用限度回数となり、それ以上の自動改札機の利
用ができないようにする。しかし、前記利用回数をリセ
ットすることにより0に書き換えれば、再度、その定期
券を利用することができる。
【0018】前記利用限度回数の設定は、あまり多くと
ると、定期券を紛失して第三者が拾得して不正使用する
場合、利用限度回数まで長く不正使用することができる
ため好ましくない。しかし、あまり少ないと、定期券利
用者は、何度も利用回数をリセットする必要があり煩わ
しくなる。そこで、一日、往復で2回定期券を利用する
として、一週間に週休二日制を考慮すれば、10回また
は12回程度の利用限度回数とするのが好ましい。この
利用限度回数は定期券を購入する際に利用客が任意に設
定できるようにしてもよい。
ると、定期券を紛失して第三者が拾得して不正使用する
場合、利用限度回数まで長く不正使用することができる
ため好ましくない。しかし、あまり少ないと、定期券利
用者は、何度も利用回数をリセットする必要があり煩わ
しくなる。そこで、一日、往復で2回定期券を利用する
として、一週間に週休二日制を考慮すれば、10回また
は12回程度の利用限度回数とするのが好ましい。この
利用限度回数は定期券を購入する際に利用客が任意に設
定できるようにしてもよい。
【0019】このようにして図1から図3に示す定期券
発行機10により、利用回数記録部を有し、暗証番号お
よび利用限度回数が記録された定期券Pが発行される。
発行機10により、利用回数記録部を有し、暗証番号お
よび利用限度回数が記録された定期券Pが発行される。
【0020】図4は、自動改札機40の要部を示したブ
ロック図である。符号42は読取り部であって、該読取
り部42は、前記定期券Pの磁気情報を読取り、制御ユ
ニット41にその磁気データを供給する。
ロック図である。符号42は読取り部であって、該読取
り部42は、前記定期券Pの磁気情報を読取り、制御ユ
ニット41にその磁気データを供給する。
【0021】符号43は書込み部であって、該書込み部
43は、通常の自動改札機が入出場データ等を記録する
他に、制御ユニット41の指示データに基づき前記定期
券Pの利用回数記録部に利用回数を記録する。
43は、通常の自動改札機が入出場データ等を記録する
他に、制御ユニット41の指示データに基づき前記定期
券Pの利用回数記録部に利用回数を記録する。
【0022】符号44は自動改札機の開閉ドアであっ
て、該ドア44は、自動改札機に挿入された定期券Pが
正常であると開いて通行可能となり、エラー(例えば、
使用期間切れ、区間外等)が発生すると閉じて利用客の
通行を阻止するようになっている他、前記定期券Pの利
用回数が利用限度回数に達していると制御ユニット41
が判断した場合は、ドアは閉じて利用客の通行を阻止す
るようになっている。
て、該ドア44は、自動改札機に挿入された定期券Pが
正常であると開いて通行可能となり、エラー(例えば、
使用期間切れ、区間外等)が発生すると閉じて利用客の
通行を阻止するようになっている他、前記定期券Pの利
用回数が利用限度回数に達していると制御ユニット41
が判断した場合は、ドアは閉じて利用客の通行を阻止す
るようになっている。
【0023】符号45は、自動改札機として動作させる
ためのプログラムが格納されているROMである。
ためのプログラムが格納されているROMである。
【0024】次に、自動改札機10の制御ユニット41
の本発明の要部の動作について図5に示すフローチャー
トに基づいて説明する。
の本発明の要部の動作について図5に示すフローチャー
トに基づいて説明する。
【0025】ST51では、前述した定期券発行機で発
行された定期券Pの磁気データを読取り部42により読
取る。読取ったデータのうち、ST52では、前述した
利用限度回数から自動改札機の利用回数を減ずる演算処
理を行ない、その後、ST53に進む。
行された定期券Pの磁気データを読取り部42により読
取る。読取ったデータのうち、ST52では、前述した
利用限度回数から自動改札機の利用回数を減ずる演算処
理を行ない、その後、ST53に進む。
【0026】ST53では、前記ST52で演算した結
果が0より大きいか否かの判定を行う。例えば利用限度
回数が10であり、利用回数が5である場合は、10−
7=3であり、演算結果は0より大きく、定期券の利用
回数が利用限度回数に達していないことを示している。
この場合はST54に進んで自動改札機のドア44を開
放し利用客の通行を許容する。演算結果が0である場合
は、定期券の利用回数が利用限度回数に達しているとし
て、ST55に進んで自動改札機のドア44を閉鎖し利
用客の通行を阻止する。
果が0より大きいか否かの判定を行う。例えば利用限度
回数が10であり、利用回数が5である場合は、10−
7=3であり、演算結果は0より大きく、定期券の利用
回数が利用限度回数に達していないことを示している。
この場合はST54に進んで自動改札機のドア44を開
放し利用客の通行を許容する。演算結果が0である場合
は、定期券の利用回数が利用限度回数に達しているとし
て、ST55に進んで自動改札機のドア44を閉鎖し利
用客の通行を阻止する。
【0027】ST56では、利用回数を加算する演算を
行い、加算された利用回数を定期券Pの利用回数記録部
に書込み部43により書込み更新する。
行い、加算された利用回数を定期券Pの利用回数記録部
に書込み部43により書込み更新する。
【0028】このように自動改札機40では、定期券P
に記録されている利用回数が利用限度回数に達している
かどうかチェックし、達している場合は、その定期券P
の使用を禁止するようにし、達していない場合は、利用
回数を定期券Pに加算していく。従って、遺失した定期
券を第三者が拾得して不正使用しようとしても、第三者
は利用限度回数のみしかその定期券を利用することがで
きず、不正使用を最小限に抑えることができる。
に記録されている利用回数が利用限度回数に達している
かどうかチェックし、達している場合は、その定期券P
の使用を禁止するようにし、達していない場合は、利用
回数を定期券Pに加算していく。従って、遺失した定期
券を第三者が拾得して不正使用しようとしても、第三者
は利用限度回数のみしかその定期券を利用することがで
きず、不正使用を最小限に抑えることができる。
【0029】図6は定期券Pの利用回数が利用限度回数
に達して利用できなくなった場合、正規の定期券利用者
が再度定期券を利用可能にするために、利用回数を0に
書き換えるようにしたリセット装置60を概略的に示し
た図である。このリセット装置60は、改札口の内側と
外側に設置する必要があり、この実施例では、改札口の
内側に設置された自動精算機を利用している例を示して
いるが、改札口の外側に設置するリセット装置として
は、自動券売機を利用するようにしてもよく、本発明の
要部機能としては両者とも同一である。従って、本実施
例においては、改札口の内側に設置する自動精算機のみ
について説明する。
に達して利用できなくなった場合、正規の定期券利用者
が再度定期券を利用可能にするために、利用回数を0に
書き換えるようにしたリセット装置60を概略的に示し
た図である。このリセット装置60は、改札口の内側と
外側に設置する必要があり、この実施例では、改札口の
内側に設置された自動精算機を利用している例を示して
いるが、改札口の外側に設置するリセット装置として
は、自動券売機を利用するようにしてもよく、本発明の
要部機能としては両者とも同一である。従って、本実施
例においては、改札口の内側に設置する自動精算機のみ
について説明する。
【0030】図6に示す自動精算機60において、符号
61は画面が可変であるタッチパネルである。このタッ
チパネル61の表示に従って自動精算機60を操作する
ことにより精算券が発行される。符号62は紙幣挿入
口、符号63は硬貨投入口、符号64は乗越し精算を行
う場合の乗車券または定期券等を挿入する券挿入口、符
号65は精算券の発行口である。また、符号66は釣札
返却口であり、符号67は釣銭返却口である。符号68
は、前記自動精算機60の精算モードから前述した定期
券に記録された利用回数をリセットするためのリセット
モード画面に切換えるモード切換えボタンである。
61は画面が可変であるタッチパネルである。このタッ
チパネル61の表示に従って自動精算機60を操作する
ことにより精算券が発行される。符号62は紙幣挿入
口、符号63は硬貨投入口、符号64は乗越し精算を行
う場合の乗車券または定期券等を挿入する券挿入口、符
号65は精算券の発行口である。また、符号66は釣札
返却口であり、符号67は釣銭返却口である。符号68
は、前記自動精算機60の精算モードから前述した定期
券に記録された利用回数をリセットするためのリセット
モード画面に切換えるモード切換えボタンである。
【0031】図7は自動精算機60のブロック図を示し
ている。図7において、紙幣処理ユニット71は、図6
に示した紙幣挿入口62に挿入された紙幣Bの真偽を識
別する紙幣鑑別手段や、釣札として釣札返却口66に排
出するための返却手段を含んでいる。挿入された紙幣B
は、紙幣処理ユニット71により識別されその料金デー
タは制御ユニット70に供給される。
ている。図7において、紙幣処理ユニット71は、図6
に示した紙幣挿入口62に挿入された紙幣Bの真偽を識
別する紙幣鑑別手段や、釣札として釣札返却口66に排
出するための返却手段を含んでいる。挿入された紙幣B
は、紙幣処理ユニット71により識別されその料金デー
タは制御ユニット70に供給される。
【0032】符号72は硬貨処理ユニットであって、該
硬貨処理ユニット72は、図6に示した硬貨投入口63
に投入された硬貨Cの真偽を識別する硬貨鑑別手段や、
釣銭として釣銭返却口67に排出するための排出手段を
含んでいる。投入された硬貨Cは、硬貨処理ユニット7
2により識別されその料金データは制御ユニット70に
供給される。
硬貨処理ユニット72は、図6に示した硬貨投入口63
に投入された硬貨Cの真偽を識別する硬貨鑑別手段や、
釣銭として釣銭返却口67に排出するための排出手段を
含んでいる。投入された硬貨Cは、硬貨処理ユニット7
2により識別されその料金データは制御ユニット70に
供給される。
【0033】符号73は券処理ユニットであって、該券
処理ユニット73は、定期券Pや乗車券等の各種情報を
読取るための磁気ヘッドからなる読取り手段を有する
他、定期券Pを返却する際に降車駅データの書込みや、
前述した利用回数を0に書き換えるための磁気ヘッドか
らなる書込み手段を含んでいる。
処理ユニット73は、定期券Pや乗車券等の各種情報を
読取るための磁気ヘッドからなる読取り手段を有する
他、定期券Pを返却する際に降車駅データの書込みや、
前述した利用回数を0に書き換えるための磁気ヘッドか
らなる書込み手段を含んでいる。
【0034】符号74は精算券発行ユニットであって、
該精算券発行ユニット74は、精算券Rの磁気面に精算
済み情報等の所定データを記録するための磁気ヘッドか
らなる書込み手段と、精算券Rの表面に目視可能に所定
情報を印刷する印刷手段とを含んでいる。
該精算券発行ユニット74は、精算券Rの磁気面に精算
済み情報等の所定データを記録するための磁気ヘッドか
らなる書込み手段と、精算券Rの表面に目視可能に所定
情報を印刷する印刷手段とを含んでいる。
【0035】符号61は前述したタッチパネルであり、
符号75は自動精算機およびリセット装置として動作さ
せるためのプログラムが格納されているROMである。
符号75は自動精算機およびリセット装置として動作さ
せるためのプログラムが格納されているROMである。
【0036】次に、自動精算機の動作のうち、リセット
装置60として機能する本発明に係る要部の動作につい
て図8に示すフローチャートに基づき説明する。
装置60として機能する本発明に係る要部の動作につい
て図8に示すフローチャートに基づき説明する。
【0037】ST81では自動精算機のモードから定期
券の利用回数をリセットするためのリセット装置60と
して機能するモードになっているかどうか判断され、こ
れは図6に示したモード切換えボタン68を押下するこ
とによりリセットモード画面にタッチパネル61は切り
替わる。リセットモードでない場合は通常の精算券発行
処理が行われる。
券の利用回数をリセットするためのリセット装置60と
して機能するモードになっているかどうか判断され、こ
れは図6に示したモード切換えボタン68を押下するこ
とによりリセットモード画面にタッチパネル61は切り
替わる。リセットモードでない場合は通常の精算券発行
処理が行われる。
【0038】タッチパネル61の画面がリセットモード
になり、ST82では自己の暗証番号を画面上で入力す
る。
になり、ST82では自己の暗証番号を画面上で入力す
る。
【0039】ST83では入力された暗証番号と定期券
に記録されている暗証番号とを比較し、一致しているか
どうか判断される。一致していない場合はST81にリ
ターンし、一致している場合はST84に進む。
に記録されている暗証番号とを比較し、一致しているか
どうか判断される。一致していない場合はST81にリ
ターンし、一致している場合はST84に進む。
【0040】ST84では、画面上で定期券の利用回数
を0にするためのリセットボタンを押下すると、ST8
5に進み、定期券の利用回数データを0にするよう書き
換え処理を行う。その後は定期券がST86で返却処理
される。
を0にするためのリセットボタンを押下すると、ST8
5に進み、定期券の利用回数データを0にするよう書き
換え処理を行う。その後は定期券がST86で返却処理
される。
【0041】このように定期券の利用回数が利用限度回
数に達した場合、自動改札機を利用できなくなるが、個
人情報である暗証番号を入力し、定期券に記録されてい
る暗証番号と一致していれば、利用回数をリセットして
初期状態である0の状態に書き換えられるので、正規の
定期券の利用者であっても再度定期券を利用することが
できる。しかし、他人の定期券を拾得して不正使用する
第三者は、前記暗証番号を知らないために、リセット装
置60により利用限度回数に達した定期券の利用回数の
書き換えができず、利用限度回数を越える定期券の不正
使用ができなくなる。
数に達した場合、自動改札機を利用できなくなるが、個
人情報である暗証番号を入力し、定期券に記録されてい
る暗証番号と一致していれば、利用回数をリセットして
初期状態である0の状態に書き換えられるので、正規の
定期券の利用者であっても再度定期券を利用することが
できる。しかし、他人の定期券を拾得して不正使用する
第三者は、前記暗証番号を知らないために、リセット装
置60により利用限度回数に達した定期券の利用回数の
書き換えができず、利用限度回数を越える定期券の不正
使用ができなくなる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、定
期券発行時に暗証番号を記録すると共に、自動改札機の
利用回数が書込めるための利用回数記録部を設け、かつ
利用限度回数を設定するようにした定期券を発行する。
そして、自動改札機側では、定期券を利用するごとに前
記利用回数記録部に利用回数を加算し、利用回数が前記
利用限度回数に達した場合はドアを閉じて通行を阻止す
る。利用回数が利用限度回数に達した定期券は、リセッ
ト装置により暗証番号が一致していることを条件にして
定期券の利用回数を0の状態にリセットする。従って、
他人の定期券を拾得して不正使用する第三者は、前記暗
証番号を知らないために、定期券の利用回数の書き換え
ができず、利用限度回数を越える定期券の不正使用が確
実に防止されるという効果を発揮する。
期券発行時に暗証番号を記録すると共に、自動改札機の
利用回数が書込めるための利用回数記録部を設け、かつ
利用限度回数を設定するようにした定期券を発行する。
そして、自動改札機側では、定期券を利用するごとに前
記利用回数記録部に利用回数を加算し、利用回数が前記
利用限度回数に達した場合はドアを閉じて通行を阻止す
る。利用回数が利用限度回数に達した定期券は、リセッ
ト装置により暗証番号が一致していることを条件にして
定期券の利用回数を0の状態にリセットする。従って、
他人の定期券を拾得して不正使用する第三者は、前記暗
証番号を知らないために、定期券の利用回数の書き換え
ができず、利用限度回数を越える定期券の不正使用が確
実に防止されるという効果を発揮する。
【図1】定期券発行機の概略図である。
【図2】定期券発行機のブロック図である。
【図3】本発明に係る定期券発行の要部を示したフロー
チャートである。
チャートである。
【図4】自動改札機のブロック図である。
【図5】本発明に係る自動改札機の要部を示したフロー
チャートである。
チャートである。
【図6】リセット装置の一例である自動精算機の概略図
である。
である。
【図7】自動精算機のブロック図である。
【図8】本発明に係るリセット装置のフローチャートで
ある。
ある。
10 定期券発行機 20 制御ユニット 40 自動改札機 41 制御ユニット 60 リセット装置(自動精算機,自動券売機) 70 制御ユニット P 定期券
Claims (2)
- 【請求項1】 暗証番号データおよび利用限度回数を定
期券(P)に磁気記録できるようにした定期券発行機(10)
と;前記定期券(P)を利用するたびに該定期券(P)に利用
回数を加算して記録し、該利用回数が前記利用限度回数
になったときには定期券(P)の使用不可と判定し、開閉
ドア(44)を閉じて通行を拒否する自動改札機(40)と;前
記暗証番号を入力し、前記定期券(P)に記録されている
暗証番号と照合して一致た場合、前記利用回数を0にリ
セットする機能を有し、改札口の内側および外側に設置
されるリセット装置(60,60)と;とから成ることを特徴
とする遺失定期券の不正使用防止システム。 - 【請求項2】 前記改札口の内側に設置される前記リセ
ット装置(60,60)は自動精算機であり、前記改札口の外
側に設置される前記リセット装置は自動券売機であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の遺失定期券の不正使用
防止システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09998497A JP3447511B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 遺失定期券の不正使用防止システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09998497A JP3447511B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 遺失定期券の不正使用防止システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10289339A true JPH10289339A (ja) | 1998-10-27 |
JP3447511B2 JP3447511B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=14261932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09998497A Expired - Fee Related JP3447511B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | 遺失定期券の不正使用防止システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3447511B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003099811A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-04 | Toshiba Corp | 定期券発行システム及び定期券発行方法 |
JP2004295479A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Jr East Mechatronics Co Ltd | 座席券発売システム |
-
1997
- 1997-04-17 JP JP09998497A patent/JP3447511B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003099811A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-04 | Toshiba Corp | 定期券発行システム及び定期券発行方法 |
JP2004295479A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Jr East Mechatronics Co Ltd | 座席券発売システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3447511B2 (ja) | 2003-09-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |