JPH10288732A - 光電変換装置 - Google Patents

光電変換装置

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JPH10288732A
JPH10288732A JP9096120A JP9612097A JPH10288732A JP H10288732 A JPH10288732 A JP H10288732A JP 9096120 A JP9096120 A JP 9096120A JP 9612097 A JP9612097 A JP 9612097A JP H10288732 A JPH10288732 A JP H10288732A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路構成で複数の光電変換素子アレイ
の各々について適正な蓄積レベルを得ることが可能な光
電変換装置を提供する。 【解決手段】 複数の光電変換素子からなる光電変換素
子アレイ1a〜1cを複数有する光電変換装置におい
て、これら光電変換素子アレイ毎に各光電変換素子アレ
イの蓄積レベルに応じた蓄積レベル信号を出力する蓄積
レベル発生手段2a〜2cと、この蓄積レベル発生手段
の出力に基づいて各光電変換素子アレイ毎に適正蓄積レ
ベルに達する蓄積時間を予測する蓄積時間予測手段4
と、この蓄積時間予測手段による予測時間に基づいて光
電変換素子アレイの蓄積時間を制御する制御手段5と、
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電変換装置、詳
しくは、撮影画面内の複数の領域において焦点検出を行
う焦点検出装置に係る光電変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より撮影領域内の複数に領域におい
て焦点検出を行う焦点検出装置については種々の提案が
なされている。たとえば特開平1−288178号公報
には、複数の光電変換素子アレイ毎にその近傍に各々配
置されたモニターセンサの出力をモニターし、そのうち
最も輝度の大きいモニターセンサの出力に基づいて全て
の光電変換素子アレイの蓄積動作を終了させるように蓄
積制御を行う技術手段が開示されている。
【0003】また特開平7−98428号公報には、所
定の時間間隔を有する複数の時刻での蓄積レベルに基づ
いて、適正な蓄積レベルとなるような蓄積時間を予測演
算し、その演算結果に基づいて蓄積制御を行う技術手段
が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平1−288178号公報で提案された焦点検出装置
においては、各焦点検出領域は各々撮影領域の異なった
領域を検出しており、各々の領域において被写体の輝度
やコントラストは当然のことながら異なっている。その
ため最も輝度の高い光電変換素子アレイの蓄積量が適正
となるように全ての光電変換素子アレイの蓄積時間を制
御すると、他の輝度の異なる光電変換素子アレイの蓄積
レベルが不足し、焦点検出不能となるという問題があっ
た。
【0005】さらに蓄積制御のために非常に大規模な回
路構成を必要としており、コストアップとなるという問
題もある。
【0006】また上記特開平7−98428号公報で提
案された焦点検出装置においては、複数の光電変換素子
アレイの蓄積制御方法については何等開示されていな
い。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、簡単な回路構成で複数の光電変換素子アレイ
の各々について適正な蓄積レベルを得ることが可能な光
電変換装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の光電変換装置は、複数の光電変換素
子からなる光電変換素子アレイを複数有する光電変換装
置において、上記光電変換素子アレイ毎に、各光電変換
素子アレイの蓄積レベルに応じた蓄積レベル信号を出力
する蓄積レベル発生手段と、この蓄積レベル発生手段の
出力に基づいて、各光電変換素子アレイ毎に、適正蓄積
レベルに達する蓄積時間を予測する蓄積時間予測手段
と、この蓄積時間予測手段による上記予測時間に基づい
て上記光電変換素子アレイの蓄積時間を制御する制御手
段と、を具備する。
【0009】すなわち、上記第1の光電変換装置は、蓄
積レベル発生手段で、光電変換素子アレイ毎に各光電変
換素子アレイの蓄積レベルに応じた蓄積レベル信号を出
力し、蓄積時間予測手段で上記蓄積レベル発生手段の出
力に基づいて、各光電変換素子アレイ毎に適正蓄積レベ
ルに達する蓄積時間を予測する。また、上記蓄積時間予
測手段による上記予測時間に基づいて上記光電変換素子
アレイの蓄積時間を制御する。
【0010】上記の目的を達成するために本発明の第2
の光電変換装置は、上記第1の光電変換装置において、
上記蓄積時間予測手段は、上記蓄積レベル発生手段の出
力に基づき、蓄積レベルの高い光電変換素子アレイから
順次予測し、上記制御手段は、各予測時間の経過時に対
応する光電変換素子アレイの電荷蓄積動作を停止する。
上記の目的を達成するために本発明の第3の光電変換
装置は、上記第1の光電変換装置において、上記制御手
段は、上記複数の光電変換素子アレイの内、上記蓄積レ
ベル発生手段から出力される蓄積レベルが高く、かつ略
同レベルの光電変換素子アレイについては同時に、上記
蓄積時間予測手段による上記予測時間に基づいて蓄積時
間制御を行い、この蓄積時間制御の終了後に他の光電変
換素子アレイの蓄積制御を行なう。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0012】まず、本発明の第1の実施形態の基本的な
構成、作用を図1を参照して説明する。図1は、本発明
の第1の実施形態である焦点検出装置の基本的な構成を
示したブロック図である。
【0013】図1に示すように、この実施形態は、複数
の電荷蓄積型の光電変換素子アレイ1a,1b,1c
と、上記複数の電荷蓄積型の光電変換素子アレイ1a,
1b,1cの蓄積中の蓄積レベルを各々発生する蓄積レ
ベル発生手段2a,2b,2cと、これら蓄積レベル発
生手段2a,2b,2cの出力を各々の光電変換素子ア
レイ1a,1b,1cについて異なる時刻にお互い独立
してサンプリングするモニター手段3と、このモニター
手段3の出力に基づき、適正な蓄積レベルとなる蓄積時
間を各々の光電変換素子アレイ1a、1b、1cについ
て独立に予測演算する蓄積時間予測手段4と、この蓄積
時間予測手段4の出力に基づき、上記複数の光電変換素
子アレイ1a,1b,1cの蓄積を制御する制御手段5
と、を備えている。
【0014】このように構成された本第1の実施形態の
焦点検出装置は、上記制御手段5により全ての上記光電
変換素子アレイ1a,1b,1cの蓄積動作が開始され
ると、上記蓄積レベル発生手段2a,2b,2cは各々
の光電変換素子アレイ毎に蓄積レベルを出力する。
【0015】上記モニター手段3は上記蓄積レベル発生
手段2a,2b,2cの出力である蓄積レベルを各々光
電変換素子アレイ毎に異なる時刻にサンプリングする。
そして上記蓄積時間予測手段4はサンプリングされた複
数の蓄積レベルに基づいて光電変換素子アレイ毎に適正
な蓄積レベルとなる蓄積時間を予測演算する。上記制御
手段5は上記蓄積時間予測手段4の演算した蓄積時間に
基づいて上記光電変換素子アレイ1a,1b,1c各々
についての蓄積を制御する。
【0016】以下、このような構成、作用をなす実施形
態をさらに詳しく説明する。
【0017】図2は、本第1の実施形態の焦点検出装置
が搭載された一眼レフレックスカメラの主要構成を示し
た断面図である。また、図3は、当該焦点検出装置内の
焦点検出光学系およびその周辺部を示す要部拡大斜視図
である。
【0018】図2に示すように、カメラボディ11内の
前部には通常の撮影機能を備える撮影レンズ12が配設
されており、該撮影レンズ12の後方には、メインミラ
ー13,サブミラー14が順に配設されている。また、
メインミラー13の上方にはファインダ23を備えるフ
ァインダ光学系が配設され、一方サブミラー14の下
方、すなわち、当該カメラボディ11の下部には焦点検
出装置22が配設されている。
【0019】上記撮影レンズ12を通過した被写体から
の光束はメインミラー13によりその一部は反射され、
又一部は透過される。メインミラー13で反射した光束
は、一方でファインダ23に導かれ、他方メインミラー
13を透過した光束はサブミラー14で反射されて焦点
検出装置22に導かれる。
【0020】上記焦点検出装置22は、撮影レンズ12
を通過した光束を絞り込む視野マスク21,赤外光をカ
ットする赤外カットフィルタ20,光束を集めるための
コンデンサレンズ19、光束を全反射する全反射ミラー
18,光束を制御するセパレータ絞りマスク17,光束
を再結像させるセパレータレンズ16,光電変換素子列
とその処理回路からなるAFセンサ15とから構成され
ている。
【0021】図3に示すように、上記AFセンサ15に
は3個の光電変換素子列Pa(31a),Pb(31
b),Pc(31c)が設けられている。これら光電変
換素子列31a〜31cのうち1個の光電変換素子31
aは光軸を含む水平位置に配置され、2個の光電変換素
子列31b,31cは光電変換素子列31aの垂直方向
で光軸を含まない位置に配置されている。
【0022】AFセンサ15の前方にはセパレータレン
ズ16が設けられ、セパレータレンズ16には光電変換
素子列Pa〜Pcに各々対応するセパレータレンズ16
a〜16cが一体に形成されている。セパレータレンズ
16の前方には絞りマスク17が設けられ、絞りマスク
17にはセパレータレンズ16a〜16cに各々対応す
る開口17a〜17cが形成されている。
【0023】上記絞りマスク17とサブミラー14との
間には反射ミラー18が設けられ、反射ミラー18はサ
ブミラー14で下方に反射された焦点検出用光束を絞り
マスク17の開口17a〜17c、セパレータレンズ1
6a〜16cを介して光電変換素子列31a〜31cに
導く。
【0024】また、サブミラー14と反射ミラー18と
の間には、絞りマスク17に対向し絞りマスク17の開
口17a〜17cに対応する各コンデンサレンズ19a
〜19cが一体に形成されているコンデンサレンズ19
が設けられ、コンデンサレンズ19の上面には焦点検出
光束を位置と方向が異なる光電変換素子列31a〜31
cに対応させるように分離するための開口21a〜21
cを有する視野マスク21が設けられている。
【0025】このように構成された焦点検出装置22
は、焦点検出の一原理であるTTL位相差方式であっ
て、撮影レンズ12の射出瞳面の互いに異なる領域12
a、12bと12c、12dとを通過する焦点検出光束
を光電変換素子列31a〜31cでそれぞれ受光して像
の光強度分布パターンを電気信号に変換してそれらの像
間隔を相関演算により求めて自動焦点検出を行い、撮影
レンズのでフォーカス量を求め、これに基づいて撮影レ
ンズを駆動して自動焦点調節を行う。
【0026】図4は、本第1の実施形態の焦点検出装置
を用いたカメラの撮影画面(SG)28に対する焦点検
出領域及びファインダ表示を示した正面図である。
【0027】ここでは撮影画面に対し画面内に示す実線
でターゲット表示TGa、TGb、TGcを、点線で焦
点検出領域SKa、SKb、SKcを示している。
【0028】図5は、本第1の実施形態の焦点検出装置
を備えるカメラの主要電気回路を示したブロック図であ
る。以下、本図を参照して、本カメラの電気回路的構成
について説明する。
【0029】図5に示すように、当該カメラはカメラ全
体の制御を司る制御装置(コントローラ)41を備えて
いる。この制御装置41は、その内部にCPU(中央処
理装置)43、ROM44、RAM45、ADコンバー
タ(ADC)42を有しており、上記ROM44に格納
されたカメラのシークエンスプログラムに従ってカメラ
の一連の動作が行なわれるようになっている。またコン
トローラ41はその内部にEEPROM46を有してお
り、オートフォーカス制御、測光等に関する補正データ
を予めカメラ毎に記憶するようになっている。
【0030】また、上記コントローラ41にはレンズ駆
動部(LD)51を介してレンズ駆動モータ(ML)5
2が接続されるとともに、撮影レンズ12の移動量を検
出するエンコーダ(EL)53が接続されている。上記
レンズ駆動部51はコントローラ41によって制御さ
れ、撮影レンズ12のフォーカシングレンズをレンズ駆
動モータ52によって駆動する。フォーカシングレンズ
の駆動によりエンコーダ53にはフォーカシングレンズ
移動量に応じたパルスが発生し、コントローラ41がこ
れを読みとってレンズ駆動を制御する。
【0031】さらに上記コントローラ41には、ファー
ストレリーズスイッチ(1RSW)61、セカンドレリ
ーズスイッチ(2RSW)62が接続されている。これ
らレリーズスイッチは、図示しないレリーズ釦に連動し
たスイッチであり、該レリーズ釦の第1段階の押し下げ
によりファーストレリーズスイッチ61がオンし、引き
続いて第2段階の押し下げでセカンドレリーズスイッチ
62がオンするようになっている。
【0032】これらのレリーズスイッチによりコントロ
ーラ41は、ファーストレリーズスイッチ61のオン動
作で測光、オートフォーカスを行い、セカンドレリーズ
スイッチ62のオン動作で露出動作とフィルム巻き上げ
を行うようになっている。
【0033】次に、AFセンサ15の内部構成について
説明する。AFセンサ15は、3個の焦点検出領域に対
応する光電変換素子列のフォトダイオードアレイ(P
a,Pb,Pc)31a,31b,31cと、これらフ
ォトダイオードアレイに接続された画素増幅部(EC
a,ECb,ECc)32a,32b,32cと、さら
に画素増幅部に接続されたシフトレジスタ(SRa,S
Rb,SRc)33a,33b,33cおよび上記フォ
トダイオードアレイ、画素増幅部、シフトレジスタを制
御するセンサ制御回路(SCC)34とを備えている。
【0034】上記フォトダイオードアレイ31a,31
b,31cは、いずれも前述の焦点検出光学系により2
分割される光束に対応する1対のフォトダイオードアレ
イで構成されている。すなわち、フォトダイオードアレ
イ31aは1対のフォトダイオードアレイ31aL,3
1aRより構成され、さらにフォトダイオードアレイ3
1bも同様に1対のフォトダイオードアレイ31bL,
31bRで、フォトダイオードアレイ31cは1対のフ
ォトダイオードアレイ31cL,31cRで構成されて
いる。
【0035】上述したフォトダイオードアレイ31a,
31b,31cは、後に詳述するが、いずれも複数のフ
ォトダイオードで構成され、各フォトダイオードは入射
する光量に応じた電荷を発生しそれぞれ独立して上記画
素増幅部32a,32b,32c内の対応する回路部分
に入力される。
【0036】画素増幅部32a,32b,32cでは、
上記フォトダイオードアレイ31a,31b,31cで
発生する電荷をそれぞれ独立して増幅しそれぞれの電荷
量に対応する電圧信号に変換して蓄積信号を発生する。
【0037】センサ制御回路(SCC)34は、コント
ローラ41からの5個の制御信号RES,END,CL
K,K1,K2,に応じてAFセンサ15の内部全体の
動作を制御し、蓄積、読み出し動作を実行する。
【0038】一方、AFセンサ15は、画素増幅部32
a,32b,32cよりモニタ出力信号MDATAと蓄
積信号出力信号SDATAをコントローラ41内部のA
Dコンバータ42に対して出力する。
【0039】すなわち、画素増幅部32a,32b,3
2cからは何れからも蓄積中の蓄積レベルを表すモニタ
出力信号MDATAが出力されるが、該出力端には、そ
れぞれスイッチ(SWMa)37a,(SWMb)37
b,(SWMc)37cが接続されている。これらのス
イッチ37a,37b,37cで何れかの画素増幅部が
選択され、選択されたモニタ出力信号MDATAはバッ
ファ35を介してA/Dコンバータ42に入力される。
【0040】一方、何れの画素増幅部32a,32b,
32cからは蓄積終了後保持されている蓄積信号レベル
を表すセンサデータ信号SDATAが出力されるが、該
出力端には、それぞれスイッチ(SWSa)38a,
(SWSb)38b,(SWSc)38cが接続されて
いる。これらのスイッチ38a,38b,38cで何れ
かの画素増幅部が選択され、選択された信号SDATA
はバッファ36を介してA/Dコンバータ42に入力さ
れる。
【0041】なお、上記スイッチ(SWMa)37a,
(SWMb)37b,(SWMc)37cおよびスイッ
チ(SWSa)38a,(SWSb)38b,(SWS
c)38cの切り換えは、コントローラ41からのデコ
ード信号K1,K2に応じて、センサ制御回路34によ
って表1に示すように選択されてオン、オフされるよう
になっている。
【0042】
【表1】 上述したように上記コントローラ41からは各種の制御
信号がセンサ制御回路34に対して送出されるが、この
うち信号RESは全センサアレイの蓄積電荷はすべてリ
セットするためのリセット信号であり、センサ制御回路
34はこのRES信号を受けると全センサアレイの画素
増幅部32a,32b,32cにリセット信号ΦRES
を出力する。
【0043】また、上記コントローラ41から出力され
る信号ENDは各センサアレイの蓄積を終了させるため
の信号であり、センサ制御回路34はこのEND信号を
受けると各センサアレイの画素増幅部32a,32b,
32cに対して蓄積終了信号ΦENDa〜ΦENDcを
選択的に出力する。
【0044】さらに、上記コントローラ41からの信号
CLKは各センサアレイの蓄積信号であるセンサデータ
を読み出すためのクロック信号であり、センサ制御回路
34はこのCLK信号を受けると各センサアレイの画素
増幅部32a,32b,32cに対してクロック信号Φ
CLKを出力する。このクロック信号ΦCLKはデコー
ド信号K1,K2に応じて動作する上記スイッチ(SW
Ca,SWCb,SWCc)39a,39b,39cの
オン状態に応じてシフトレジスタ33a,33b,33
cに選択的に入力される(表1参照)。
【0045】このようにデコード信号K1,K2は各セ
ンサアレイを選択するための信号として機能し、センサ
制御回路34はこの信号K1,K2を受けて、選択する
フォトダイオードアレイ31a,31b,31cを決定
し、そのフォトダイオードアレイ31a,31b,31
cに対応する信号ΦEND、スイッチ(SWMa)37
a,(SWMb)37b,(SWMc)37c、スイッ
チ(SWSa)38a,(SWSb)38b,(SWS
c)38cおよびスイッチ(SWCa)39a,(SW
Cb)39b,(SWCc)39cを選択して有効とす
る。
【0046】次に、上記フォトダイオードアレイ、画素
増幅部、シフトレジスタについて図6を参照してさらに
詳しく説明する。図6は、本第1の実施形態の焦点検出
装置において、上記AFセンサ15におけるフォトダイ
オードアレイ、画素増幅部、シフトレジスタの構成を示
したブロック図である。
【0047】なお、上記フォトダイオードアレイ31
a,31b,31c、画素増幅部32a,32b,32
c、シフトレジスタ33a,33b,33cにおいて、
フォトダイオードアレイ31b,31c、画素増幅部3
2b,32c、シフトレジスタ33b,33cに関して
は、それぞれフォトダイオードアレイ31a、画素増幅
部32a、シフトレジスタ33aとほぼ同様の構成をな
すので、重複を避けるため、ここでは代表して1組のフ
ォトダイオードアレイ31a、画素増幅部32a、シフ
トレジスタ33aについて説明する。
【0048】上述したようにフォトダイオードアレイ3
1aは複数のフォトダイオードで構成され、図に示すよ
うに、いま当該フォトダイオードアレイ31aがフォト
ダイオードPDa1・・・PDanで構成されるとす
る。
【0049】一方、画素増幅部32aは、図に示すよう
に上記フォトダイオードPDa1・・・PDanにそれ
ぞれ対応する複数の画素増幅回路ECa1・・・ECa
nからなる画素増幅回路群93aと、これら画素増幅回
路ECa1・・・ECanと1対1で対応するP型MO
SトランジスタP1・・・PnとこれらP型MOSトラ
ンジスタP1〜Pnのソースに接続される定電流負荷I
Lとからなるモニタ出力信号MDATA生成部91a
と、画素増幅回路ECa1・・・ECanの出力端に接
続され上記シフトレジスタ33aからの信号により制御
されるスイッチSWs1・・・SWsnからなるセンサ
データ信号SDATA生成部92aと、で構成される。
【0050】すなわち、上記フォトダイオードPDa1
・・・PDanの出力はそれぞれ画素増幅回路ECa1
・・・ECanに入力され、各フォトダイオードPDa
1・・・PDanで発生する電荷はそれぞれ各画素増幅
回路ECa1・・・ECanで増幅され、電圧信号Vs
1・・・Vsnとして出力される。上記電圧信号Vs1
〜Vsnは、P型MOSトランジスタP1〜Pnのゲー
トに各々接続されるとともに、スイッチSWs1・・・
SWsnに接続されている。
【0051】また、P型MOSトランジスタP1〜Pn
のドレインは全てGNDに接続され、一方ソースは全て
共通に定電流負荷ILに接続されている。さらにソース
は上記スイッチSWMa37aを介してバッファ35に
入力され、このバッファ35より信号MDATAとして
出力される。
【0052】ここで上記P型MOSトランジスタP1〜
Pn、定電流負荷IL、バッファ35は画素増幅回路E
Ca1〜ECanの各蓄積レベルの最大値を検出するピ
ーク検出部としての役目を果たしている。すなわち、最
も入射光量の大きいフォトダイオードに対応する画素増
幅回路ECanの出力に応じたモニタ信号がバッファ3
5より信号MDATAとして出力される。
【0053】また画素増幅回路ECa1〜ECanの各
出力電圧信号Vs1〜VsnはスイッチSWs1〜SW
snを介した後、共に上記スイッチSWSa38aを経
てバッファ36に入力され、このバッファ36より信号
SDATAとして出力される。
【0054】上記スイッチSWs1〜SWsnは、それ
ぞれシフトレジスタ33aからの制御信号S1〜Snに
よりそのオン・オフが制御されるようになっている。な
お、この制御信号S1〜Snは、上記センサ制御回路
(SCC)34からの信号ΦCLKに同期してシフトレ
ジスタ33aから順次オン信号として発せられる。した
がって、この制御信号S1〜Snにより上記スイッチS
Ws1〜SWsnが順次オンし、各画素増幅回路ECa
1〜ECanの出力電圧信号Vs1〜Vsnがスイッチ
SWSa38a,バッファ36を介して信号SDATA
として順次出力させる。
【0055】次に、上記画素増幅回路についてさらに詳
しく説明する。図7は、上記画素増幅回路ECa1〜E
Canのうち、1画素分の画素増幅回路ECa1の詳細
な構成を示した回路図である。なお、本図においてはこ
のように1画素分の画素増幅回路について示したが、そ
の他の画素増幅回路も同一の構成をなすので、ここでは
画素増幅回路ECa1を代表として説明する。
【0056】フォトダイオード70のアノードはGND
に接続され、カソードは初段アンプ部81に入力され
る。この初段アンプ81は、反転増幅器78、積分コン
デンサ(C1)74、スイッチ(SW)71、とからな
るいわゆる積分回路を構成している。
【0057】また、上記スイッチ71はセンサ制御回路
(SCC)34からの信号ΦRESによりオン/オフ制
御される。
【0058】蓄積動作時はスイッチ71をオンして積分
コンデンサ74を初期化した後、該スイッチ71をオフ
して蓄積動作を開始し、蓄積量に応じた電圧が初段アン
プ部81の出力V1として発生する。
【0059】上記初段アンプ部81の出力端は、2段目
アンプ部82の入力端に接続されている。この2段目ア
ンプ部82はコンデンサ(C2)75,(C3)76,
(C4)77、反転増幅器79、バッファ80、スイッ
チ(SW)72,73とで構成され、サンプルホールド
機能を有するとともに、増幅率−C2/C3を有する反
転増幅回路となっている。
【0060】上記スイッチ72、73は各々センサ制御
回路(SCC)34からの信号ΦRES、ΦENDによ
りそれぞれオン、オフ制御される。
【0061】蓄積制御時はスイッチ72、73を共にオ
ンさせ各部を初期化し、その後スイッチ72をオフして
蓄積中の初段アンプ81の出力V1を前記所定の増幅率
で増幅して出力VS1を発生する。
【0062】そして信号ΦENDによりスイッチ73を
オフするとホールドコンデンサ(C4)77にその時点
での蓄積レベルに対応する電圧レベルを維持、即ちホー
ルドして蓄積レベルを保持する。
【0063】次に、図8のタイムチャートを参照して、
図6、図7に示すフォトダイオードアレイ31aに対応
させた蓄積動作と蓄積信号読み出し動作を説明する。
【0064】まず、信号RES(ΦRES)を“H”レ
ベル→“L”レベル、END(ΦENDa)を“L”レ
ベル→“H”レベルとすることによりスイッチ71(図
中、SW71と記す)、スイッチ72(同SW72)、
スイッチ73(同SW73)をオンして画素増幅回路9
3a各部の初期化を行う。
【0065】この後、所定時間後に信号RES(ΦRE
S)を“L”レベル→“H”レベルとすることによりス
イッチ71,72をオフして蓄積動作を開始する。蓄積
動作中は各フォトダイオード毎の入射光量に応じた傾き
で、各画素増幅回路出力Vs1〜Vsnのレベルが下降
していく。このとき、上記バッファ35の出力端には、
上記Vs1〜Vsnのうちで最もレベルの低い出力(M
AX)に追従した出力がモニタ信号MDATAとして出
力される。
【0066】コントローラ41(図5参照)は、上記モ
ニタ信号MDATAを所定のタイミングで内蔵している
ADコンバータ(ADC)42でA/D変換してそのレ
ベルを判定する。そして蓄積量が適性なレベルになる時
刻において信号END(ΦENDa)を“H”レベル→
“L”レベルとすることによりスイッチ73をオフして
同一センサアレイ内の全画素ブロックの蓄積を終了し、
同時に各画素ブロックの蓄積レベルを保持する。
【0067】上述の蓄積動作終了後、次に蓄積信号を読
み出しを行う。ここで、信号CLK(ΦCLK)として
読み出しクロックをスイッチ(SWCa)39a(図5
参照)を介して入力すると、シフトレジスタ(SRa)
33aより制御信号S1〜Snが出力される。これによ
り、スイッチSWs1〜SWsnが順次オンされ、各画
素の蓄積信号がスイッチSWSa、バッファ36を介し
て順次信号SDATAとして出力される。
【0068】コントローラ41は、信号SDATAを信
号CLK(ΦCLK)に同期してA/D変換し、内部の
RAM45に格納していき、全ての画素についての蓄積
信号の読み出しが完了したところでその読み出し動作を
終了する。
【0069】次に、本第1の実施形態の焦点検出装置を
適用したカメラの動作について図9に示すフローチャー
トを参照して説明する。なお、本フローチャートは、上
記コントローラ41の動作制御手順を示すメインルーチ
ンである。
【0070】まず、コントローラ41が動作を開始する
と、図9に示すメインルーチンが実行されて、最初にE
EPROM46に予め記憶されている各種補正データや
蓄積制御データを読み込んでRAM45に展開する(ス
テップS200)。
【0071】続くステップS201では、ファーストレ
リーズスイッチ(図中、1Rと記す)61がオンされて
いるか否かを判断し、オンでなければ、ステップS20
9に分岐する。一方、上記ファーストレリーズスイッチ
がオンであれば、露出量を決定するために不図示の測光
回路を動作させて被写体輝度を測定して測光処理を行う
(ステップS202)。そして、被写体に対する焦点状
態を検出し、それに基づいて撮影レンズを合焦位置へ駆
動して被写体にピントを合わせるAF動作を行う(ステ
ップS203)。
【0072】このAF動作の結果、合焦したか否かを判
断する(ステップS204)。合焦していなければステ
ップS208に進み、一方合焦している場合は、更にセ
カンドレリーズスイッチ(図中、2Rと記す)62がオ
ンされているか否かを判別する(ステップS205)。
このセカンドレリーズスイッチ62がオンされていなけ
ればステップS208に進む。
【0073】一方、上記セカンドレリーズスイッチ62
がオンされている場合は、露出動作を行うためにまず上
記ステップS202で求めた測光値に基づいて決定され
た絞り値に撮影レンズの絞りを絞り込み、次にシャッタ
を制御して所定時間だけシャッタを開いて露出動作を行
う(ステップS206)。このシャッタ動作が終了した
ら絞りを開放状態に戻した後、撮影したフィルムを巻き
上げて、次のコマの位置に給送する(ステップS20
7)。
【0074】その後、一連の撮影動作を終了して続くス
テップS208に進み、不図示の表示装置LCD、LE
Dの表示動作を制御して前記ステップS201に戻って
同様の処理を繰り返す。
【0075】一方、上記ステップS209では、ファー
ストレリーズスイッチ61やセカンドレリーズスイッチ
62以外のスイッチのどれかが操作されていることを想
定して他のスイッチの状態を判定し、オンされていなけ
れば上記ステップS208に進む。一方オンされている
スイッチがある場合はそのオンされたスイッチに応じた
処理を実行して(ステップS210)、ステップS20
8に進む。
【0076】次に、上記ステップS203でコールされ
たサブルーチン「AF(自動焦点)動作」を図10に示
すフローチャートを参照して説明する。
【0077】このAF動作では、まずステップS300
で蓄積中フラグを参照してAFセンサ15が蓄積中か否
か判断し、まだ蓄積中であればステップS302に進
む。また、蓄積中でなければ、蓄積終了フラグを参照し
て、AFセンサ15の全てのフォトダイオードアレイ3
1a,31b,31cの蓄積が終了したか否かを判断す
る(ステップS301)。ここで蓄積終了していればス
テップS303に進み、まだ蓄積終了していなければ続
くステップS302に進む。
【0078】ステップS302ではサブルーチン「蓄積
制御」をコールすることにより、AFセンサ15の蓄積
動作を開始すると共に、AFセンサ15の蓄積中のフォ
トダイオードアレイのモニタ出力をそれぞれ判定して蓄
積終了時間を求める。そして蓄積中を示すフラグをセッ
トし、ステップS300に戻る。
【0079】ステップS303では、AFセンサ15に
おいて蓄積された信号をセンサデータとして読み出す。
コントローラ41から読み出し信号CLKをAFセンサ
15に与え、それに同期したセンサデータがAFセンサ
15より出力されるので、コントローラ41はこのセン
サデータを順次A/D変換して内部のRAM45に格納
する。
【0080】この後、コントローラ41はRAM45に
格納されたセンサデータに基づいて焦点検出演算を行う
(ステップS304)。またここで蓄積中フラグ、蓄積
終了フラグを初期化して次回の蓄積動作に備える。
【0081】次に、ステップS304における焦点検出
演算により求められたデフォーカス量が許容範囲内にあ
るかいなかを判別して(ステップS305)、範囲内に
あれば合焦状態にあるのでステップS308に進んで合
焦処理を行い、リターンする。このステップS308の
合焦処理では合焦を示す不図示のファインダ内発光ダイ
オードを点灯させたり、不図示の発音体を発音させて合
焦となったことを報知する。
【0082】一方、上記ステップS305において非合
焦状態であれば上記ステップS304で求められたデフ
ォーカス量に基づいてレンズ駆動量を計算する(ステッ
プS306)。この後ステップS307に進み、上記レ
ンズ駆動量だけレンズを駆動を行う(ステップS30
7)。その後は再度ステップS300に戻って同様にA
F動作を行い、合焦するまで蓄積動作レンズ駆動を繰り
返す。
【0083】次に、上記ステップS302におけるサブ
ルーチン「蓄積制御」を図11ないし図13に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0084】まず図11に示すステップS400におい
て、コントローラ41は、蓄積中フラグを参照して蓄積
中か否かを判別する(ステップS400)。ここで蓄積
中でなければAFセンサ15をリセットして全センサア
レイの蓄積を開始する。同時にコントローラ41内部の
不図示のカウンタの計時を開始して、蓄積中フラグをセ
ットする(ステップS401)。
【0085】一方、上記ステップS400において蓄積
中の場合は図12に示すステップS420に進む。
【0086】上記ステップS401の後、コントローラ
41はデコード信号K1、K2を“L”レベル、“H”
レベルに設定してフォトダイオードアレイ31a(P
a)のモニタ信号MDATAを選択し、該信号出力をA
/D変換してモニタA/D変換値MaとしてRAM45
に格納する。また、コントローラ41はこのときのカウ
ンタ値Taをモニタ検出時刻として同RAM45に格納
する(ステップS402)。
【0087】この後、コントローラ41はフォトダイオ
ードアレイ31b,31c(Pb、Pc)についても同
様にモニタ信号のA/D変換値Mb、Mc及び検出時刻
Tb、TcをRAM45に格納する(ステップS40
3、S404)。
【0088】そして、コントローラ41は上記モニタA
/D変換値Ma、Mb、Mcの内で最も蓄積量が大きい
ものを選択する(ステップS405)。次に、蓄積量が
大きい方が電圧値として小さくなるので、このように選
択された蓄積量MAXをMminとして所定の判定値V
th1と比較する(ステップS406)。これは蓄積量
MAXのモニタ信号に対応する被写体が非常に高輝度で
あって、非常に短い蓄積時間で制御する必要があるか否
かを判断するためである。
【0089】上記ステップS406において、蓄積量M
minが所定判定値Vth1よりも小さい場合は、コン
トローラ41は非常に高輝度と判断する。この場合、蓄
積時間を非常に短時間に制御しないと蓄積レベルが飽和
してしまうので次のステップS407以降で蓄積制御を
行う。すなわち、コントローラ41は、ステップS40
7ではモニタ信号MDATAのサンプリング間隔を所定
時間とるため所定時間だけ待ち状態とし、その後ステッ
プS408において上記蓄積量MAXのフォトダイオー
ドのモニタ信号出力MDATAを再度A/D変換し、該
A/D変換値をMx、検出時刻をTxとしてRAM45
に格納する。
【0090】コントローラ41は、次にステップS40
9において、蓄積レベルが適正となるような蓄積時間を
上記モニタA/D値を用いて予測計算をおこなう。検出
時刻Txから適正な蓄積量となる蓄積終了時刻までの時
間をΔTとすると、ΔTはフォトダイオードアレイ31
a,31b,31cに対してそれぞれ以下のように示さ
れる。これは蓄積量の時間に対する変化量が一定である
と仮定して、時間間隔(Tx−Ta)内の蓄積量変化
(Mx−Ma)より単位時間当たりの蓄積量変化率(M
x−Ma)/(Tx−Ta)を用いて、適正な蓄積量M
thとなる残り蓄積時間ΔTaを1次式で計算するもの
である(図18参照)。
【0091】 ΔTa=(Tx−Ta)/(Ma−Mx)×(Mx−Mth)…(1) ΔTb=(Tx−Tb)/(Mb−Mx)×(Mx−Mth)…(2) ΔTc=(Tx−Tc)/(Mc−Mx)×(Mx−Mth)…(3) 但し、Mthは適正な蓄積量を表わす。
【0092】次に、コントローラ41はステップS41
0において上記計算した残り蓄積時間ΔTを処理時間分
の遅れ時間ΔT′だけ補正して、割り込みタイマーに設
定する。ここで割り込みタイマーはフォトダイオードア
レイ31a,31b,31cにそれぞれ対応して3個の
タイマーが用意されており、対応する割込みタイマーに
カウント値を設定する。
【0093】この後コントローラ41は該タイマー割込
みを許可し(ステップS411)、上記タイマーの計時
をスタートさせ、対応するタイマーセット済フラグをセ
ットして(ステップS412)、リターンする。割込み
設定されたタイマーは設定された時間をカウントすると
コントローラ41内部で割込みを発生し、後述する割込
み処理を実行する。
【0094】一方、上記ステップS406において、蓄
積量MAXのMminが判定値Vth1以上の場合は、
蓄積制御のための時間が十分にあるのでそのままリター
ンする。
【0095】上記ステップS400において蓄積中の場
合は、図12に移ってステップS420においてコント
ローラ41はカウンタのカウント値を判定し、蓄積リミ
ット時間に達したか否かを判定する。ここで蓄積リミッ
ト時間に達している場合は、コントローラ41は全ての
フォトダイオードアレイの蓄積動作を強制終了させて
(ステップS421)、全ての蓄積終了フラグをセット
してリターンする。 一方、上記ステップS420にお
いて蓄積リミットに達していない場合は、コントローラ
41は、フォトダイオードアレイ(Pa)31a,(P
b)31b,(Pc)31cの蓄積終了タイマーが設定
(セット)済みであるか否かを判定し(ステップS42
2,ステップS423,ステップS424等)、設定済
みではないフォトダイオードアレイについてモニタ出力
の判定と適正蓄積時間の予測計算を行う。
【0096】以下、これら3つのフォトダイオードアレ
イ31a,31b,31cの蓄積終了タイマー設定状況
に応じて進行されるモニタ出力の判定と適正蓄積時間の
予測計算の動作について、いくつかの場合に分けて説明
する。
【0097】まず、上記フォトダイオードアレイ31
a,31b,31cの蓄積終了タイマーが何れも設定さ
れていない場合について説明する。通常の場合、フォト
ダイオードアレイ31a,31b,31cについて蓄積
終了タイマーはまだ設定されていないので、図12のフ
ローチャートにおいて、コントローラ41はステップS
422、S423、S424、S425と進む。そし
て、コントローラ41は、ステップS425、S42
6、S427においてフォトダイオードアレイ(Pa)
31a,(Pb)31b,(Pc)31cの各モニター
出力のA/D変換値Ma、Mb、Mc、検出時刻Ta、
Tb、TcをそれぞれRAM45に格納する。
【0098】この後、コントローラ41はステップS4
28で上記複数のモニターデータの内の蓄積量MAXの
モニターデータを選択し、図13のステップS429に
移行する。
【0099】このステップS429においてコントロー
ラ41は上記蓄積量MAXモニターデータMminを所
定の判定値Vth2と比較する。ここで、蓄積量MAX
モニターデータMminが所定判定値Vth2より小さ
いときは、コントローラ41は所定時間待った後(ステ
ップS430)、上記選択された蓄積量MAXのフォト
ダイオードアレイのモニター出力をA/D変換し、A/
D変換値Mx、検出時間TxをそれぞれRAM45に記
憶する(ステップS431)。
【0100】一方上記ステップS429において蓄積量
MAXデータが所定値Vth2より大きいとき、すなわ
ち蓄積量が少ないときは、適正蓄積終了時刻の予測計算
精度が悪化しやすいのでデータを採用しないでリターン
する。
【0101】上記ステップS431の後、コントローラ
41はステップS432において、蓄積レベルが適正と
なるような蓄積時間を上記モニタ値Mxを用いて予測計
算をおこなう。なお、検出時刻Txから適正な蓄積量と
なる蓄積終了時刻までの時間ΔTは前述の式(1),
(2),(3)によって求められる。
【0102】次に、コントローラ41はステップS43
3において上記計算した残り蓄積時間ΔTを処理時間分
の遅れ時間ΔT’だけ補正して、蓄積量MAXのフォト
ダイオードアレイに対応するタイマーに設定する。そし
てタイマー割込み処理を許可してから(ステップS43
4)、上記タイマーの計時をスタートさせ、対応するタ
イマーセット済みフラグをセットし(ステップS43
5)、リターンする。この割込み設定されたタイマーは
設定された時間をカウントするとコントローラ41内部
で割込みを発生し、後述する割込み処理を実行する。
【0103】次に、上記3つのフォトダイオードアレイ
31a,31b,31cのうち1つのフォトダイオード
アレイのみ蓄積終了タイマーが設定されている場合につ
いて説明する。
【0104】まず、フォトダイオードアレイ(Pa)3
1aについては蓄積時間タイマーが設定済みであり、フ
ォトダイオードアレイ(Pb、Pc)31b,31cに
ついては未設定の場合について、以下、説明する。
【0105】このとき、コントローラ41は、上記ステ
ップS422(図12参照)において、フォトダイオー
ドアレイ31aの蓄積時間タイマーが設定済みであると
判定し、ステップS436に移行する。そして、以下、
ステップS436、S437、S438と進む。コント
ローラ41は、ステップS438、S439においてフ
ォトダイオードアレイ(Pb、Pc)31b、31cの
モニター出力をそれぞれA/D変換し、そのA/D変換
値Mb、Mcと検出時刻Tb、TcとをそれぞれRAM
45に記憶する。
【0106】このステップS439の後、コントローラ
41はステップS428においてモニター出力のA/D
変換値Mb、Mcのうちの蓄積量の大きい方を選択し、
以下、選択した方に基づいて適正な蓄積時間を求める処
理を同様に行う。
【0107】また、フォトダイオードアレイ(Pb)3
1bについては蓄積時間タイマーが設定済みであり、フ
ォトダイオードアレイ(Pa、Pc)31a,31cに
ついては未設定の場合について、以下の通りとなる。
【0108】すなわち、フォトダイオードアレイ(P
b)31bのみ蓄積タイマーが設定済みの場合は、コン
トローラ41は、ステップS422以下、ステップS4
23、S440、S441、S442、S428の処理
を行う。
【0109】さらに、フォトダイオードアレイ(Pc)
31cについては蓄積時間タイマーが設定済みであり、
フォトダイオードアレイ(Pa、Pb)31a,31b
については未設定の場合について、以下の通りとなる。
【0110】すなわち、フォトダイオードアレイ(P
c)31cのみ蓄積タイマーが設定済みの場合は、コン
トローラ41は、上記同様にステップS422、S42
3、S424、S444、S445の処理を行う。
【0111】以上、3つのフォトダイオードアレイ31
a,31b,31cのうち、2つのフォトダイオードア
レイの蓄積タイマーが未設定である場合について説明し
たが、次に、3つのフォトダイオードアレイのうち1つ
のフォトダイオードアレイについてのみ蓄積終了タイマ
ーが未設定の場合は以下に示すようになる。
【0112】まず、3つのフォトダイオードアレイ31
a,31b,31cのうち、フォトダイオードアレイ
(Pa)31aのみ蓄積タイマーが未設定の場合は、コ
ントローラ41は、ステップS422、S423、S4
40の処理を行い、ステップS443に進む。ここでコ
ントローラ41はデコード信号K1、K2を“L”レベ
ル、“H”レベルと設定してフォトダイオードアレイ3
1aを選択し、同フォトダイオードアレイ31aのモニ
タ出力をA/D変換後、該A/D変換値Maと検出時刻
TaとをRAM45に格納する。
【0113】そしてステップS429においてコントロ
ーラ41は、モニター出力のA/D変換値Maを判定値
Vth2と比較し、上記同様の処理を行う。
【0114】次に、3つのフォトダイオードアレイ31
a,31b,31cのうち、フォトダイオードアレイ
(Pb)31bのみ蓄積タイマーが未設定の場合は、コ
ントローラ41はステップS422、S436、S43
7、S446の処理を行う。このステップS446にお
いてコントローラ41は、フォトダイオードアレイ31
bのモニター出力をA/D変換して、A/D変換値Mb
と検出時刻Tbとに基づいて、ステップS429以降で
適正蓄積時刻を演算する。
【0115】また、3つのフォトダイオードアレイ31
a,31b,31cのうち、フォトダイオードアレイ
(Pc)31cのみ蓄積タイマーが未設定の場合は、コ
ントローラ41は、上記同様にステップS422、S4
36、S447、S448の処理を実行する。
【0116】一方、フォトダイオードアレイ31a,3
1b,31c全てについて蓄積終了タイマーが設定済み
の場合は、コントローラ41は、ステップS422以
下、ステップS436、S447を実行し、図13に移
行してリターンして終了する。
【0117】次に、上記蓄積終了タイマーの割込み処理
のサブルーチンを図14ないし図16に示すフローチャ
ートを参照して説明する。
【0118】図14は、フォトダイオードアレイ(P
a)31aに対応した割込み処理であり、蓄積を終了さ
せる「タイマー割込みPa」の処理を示したフローチャ
ートである。
【0119】この処理は、割込みタイマーの蓄積時間カ
ウントが終了すると実行される。すなわち、ステップS
500においてコントローラ41は、デコード信号K1
を“L”レベル、同信号K2を“H”レベルとしてフォ
トダイオードアレイ(Pa)31aを選択する。次に、
ステップS501において信号ENDを“H”レベル→
“L”レベル(ΦENDa:H→L)としてフォトダイ
オードアレイ(Pa)31aの蓄積動作を終了させる。
そしてフォトダイオードアレイ(Pa)31aの蓄積終
了フラグをセットして(ステップS502)、リターン
する。
【0120】また、図15、図16は、それぞれフォト
ダイオードアレイ(Pb)31b、フォトダイオードア
レイ(Pc)31cに対応した割込み処理であり、蓄積
を終了させる「タイマー割込みPb」,「タイマー割込
みPc」の処理を示したフローチャートである。
【0121】なお、これらフォトダイオードアレイ(P
b)31b、フォトダイオードアレイ(Pc)31cに
対応した割込み処理も、上記図14に示すフォトダイオ
ードアレイ(Pa)31aに係る割り込み処理と同様の
処理が行われるようになっている。
【0122】すなわち、図15、図16中、ステップS
503〜ステップS505およびステップS506〜ス
テップS508は、ともに上記図14に示すフローチャ
ート中、ステップS500〜ステップS502と同様の
動作がなされるので、ここでの詳しい説明は省略する。
【0123】次に、本第1の実施形態の焦点検出装置に
おける上記AFセンサ15の蓄積動作およびセンサデー
タ読み出し動作を、図17に示すタイムチャートを参照
して説明する。
【0124】まずコントローラ41は、信号RESを所
定時間“L”レベルとしてAFセンサ15の全フォトダ
イオードアレイ(Pa)31a,(Pb)31b,(P
c)31cを初期化する。その後、コントローラ41は
該信号RESを“L”レベル→“H”レベルとしてフォ
トダイオードアレイ31a,31b,31cにおいて同
時に蓄積を開始する。
【0125】コントローラ41は蓄積中の各フォトダイ
オードアレイ31a,31b,31cの蓄積レベルを判
定するために、デコード信号K1、K2をそれぞれ
“L”レベル、“H”レベルとして上記センサ制御回路
34に対して送出する。これにより、フォトダイオード
アレイ(Pa)31aが選択され、該フォトダイオード
アレイ(Pa)31aのモニター出力信号MDATAが
出力される。この後、コントローラ41は該モニター出
力信号MDATAをA/D変換する。
【0126】そして前述したようにコントローラ41は
該モニター出力信号のA/D変換値Maと検出時刻Ta
とをRAM45に記憶する。
【0127】次にコントローラ41は、デコード信号K
1、K2をそれぞれ“H”レベル、“L”レベルに設定
してフォトダイオードアレイ(Pb)31bを選択す
る。これにより、上記同様フォトダイオードアレイ(P
b)31bのモニター出力信号MDATAが出力され、
コントローラ41はこのMDATA信号をA/D変換し
てA/D変換値Maと検出時刻TbとをRAM45に記
憶する。
【0128】さらにコントローラ41は、フォトダイオ
ードアレイ(Pc)31cについても同様にデコード信
号K1、K2を“L”レベル、“L”レベルとした後、
モニタ出力信号MDATAのA/D変換値Mc、検出時
刻TcをRAM45に記憶する。
【0129】そしてコントローラ41は、各フォトダイ
オードアレイ31a,31b,31cのモニター出力信
号のA/D変換値Ma、Mb、Mcのうちの蓄積量の最
大値であるMcを選択して、所定時間後に再度モニター
出力のA/D変換を行い、A/D変換値Mxと変換タイ
ミングTxとをRAMに記憶する。
【0130】また、コントローラ41は、前述の式
(1)に基づいて適正な蓄積時間を演算して、蓄積を終
了させるための割込みタイマーにΔTcをセットし、計
時を開始する。その後、時間ΔTcが経過してタイマー
割込みが発生すると、コントローラ41はデコード信号
K1、K2を“L”レベル、“L”レベルとしてフォト
ダイオードアレイ(Pc)31cを選択し、信号END
を“H”レベル→“L”レベルにする。
【0131】これにより、センサ制御回路34は、信号
ENDの“H”レベル→“L”レベルに同期して、信号
ΦENDaを“H”レベル→“L”レベルとしてフォト
ダイオードアレイ(Pc)31cの蓄積を終了させる。
【0132】このような手順でフォトダイオードアレイ
(Pa)31a、フォトダイオードアレイ(Pb)31
bについても同様の蓄積制御が行われる。
【0133】そして全てのフォトダイオードアレイの蓄
積が終了すると、コントローラ41次にセンサデータの
読み出しを行う。
【0134】すなわちコントローラ41は、デコード信
号K1、K2を“L”レベル、“H”レベルにセットし
てフォトダイオードアレイ(Pa)31aを選択し、信
号CLKをAFセンサ15に出力する。
【0135】AFセンサ15内部では、センサ制御回路
34が信号CLKに応じて信号ΦCLKをフォトダイオ
ードアレイ(Pa)31aに対して出力する。これによ
り、フォトダイオードアレイ(Pa)31aは信号ΦC
LKに同期して画素毎の蓄積信号SDATAを順次出力
する。
【0136】コントローラ41は上記信号CLKに同期
して、信号SDATAを順次A/D変換し、フォトダイ
オードアレイ(Pa)31aに対応するRAM45に格
納して行く。
【0137】次にコントローラ41はデコード信号K
1、K2を“H”レベル、“L”レベルとしてフォトダ
イオードアレイ(Pb)31bを選択して、信号CLK
を出力し、センサデータのA/D変換を行う。また、フ
ォトダイオードアレイ(Pc)31cについても同様に
センサデータの読み出しを行い、全てのセンサアレイの
センサデータを読みだしを終了する。
【0138】以上述べたように、本第1の実施形態の焦
点検出装置によると、簡単な回路構成で複数のフォトダ
イオードアレイの蓄積量を適正に制御することが可能と
なる。また、蓄積中のほぼ同一時刻において蓄積レベル
が大きいフォトダイオードアレイを優先して蓄積制御を
行うので、効率良く制御することができる。
【0139】次に本発明の第2の実施形態について説明
する。
【0140】この第2の実施形態の焦点検出装置は、そ
の構成は上記第1の実施形態とほぼ同様であり、蓄積動
作の一部が異なっている。したがって、ここでは差異の
みの言及にとどめ、同様部分の詳しい説明は省略する。
【0141】図19,図20は、本第2の実施形態の焦
点検出装置における蓄積制御動作を示したフローチャー
トである。
【0142】本第2の実施形態の焦点検出装置において
も、上記第1の実施形態と同様に蓄積制御が開始される
とステップS400(図11参照)において蓄積中であ
るか否かの判定がなされる。そして、蓄積中でない場合
はある第1の実施形態と同様の動作、すなわちステップ
S401〜ステップS412に示す動作がなされる。
【0143】一方、上記ステップS400において、蓄
積中であると判定されると図19に示すステップS62
0以降の動作に移行する。以下、ステップS620以降
の動作について説明する。
【0144】コントローラ41は、ステップS620に
おいて蓄積時間を判定して蓄積リミット時間に達してい
るか判断し、達している場合は全てのセンサアレイ(フ
ォトダイオードアレイ)31a,31b,31cの蓄積
を強制終了する(ステップS621)。
【0145】一方、上記ステップS620において蓄積
リミット時間に達していない場合は、コントローラ41
は、ステップS622〜S628において各フォトダイ
オードアレイ31a,31b,31cの蓄積終了フラグ
を判定して蓄積終了状況に応じて場合分けを行う。ここ
で蓄積終了フラグは各々フォトダイオードアレイ31
a,31b,31cが蓄積を終了するとセットされるフ
ラグであり、フォトダイオードアレイ31a,31b,
31c(Pa,Pb,Pc)に対して各々フラグEa、
Eb、Ecを対応させている。
【0146】ステップS622においてコントローラ4
1は(Ea∩Eb∩Ec)を判定し、“1”ならば全て
のフォトダイオードアレイ31a,31b,31cの蓄
積が終了しているのでリターンする。このステップS6
22において“0”ならばコントローラ41はステップ
S623で(Ea∩Eb)を判定する。
【0147】このステップS623で判定結果が“1”
ならばフォトダイオードアレイ(Pc)31cのみ蓄積
終了していないので、コントローラ41はステップS6
29において該フォトダイオードアレイ(Pc)31c
のモニターを確認し、ステップS645に進む。
【0148】一方、ステップS623で判定結果が
“0”ならばコントローラ41はステップS624にお
いて(Ea∩Ec)を判定する。ここで判定結果が
“1”ならばコントローラ41はステップS630でフ
ォトダイオードアレイ(Pb)31bのモニターを確認
してステップS645に進む。一方、ステップS624
において判定結果が“0”ならばステップS625にお
いて同様に(Eb∩Ec)の判定を行う。
【0149】このステップS625において判定結果が
“1”ならばステップS631でフォトダイオードアレ
イ(Pa)31aのモニターを確認し、ステップS64
5に進む。
【0150】上記ステップS625において判定結果が
“0”ならばコントローラ41は次にステップS626
においてフラグEaを判定する。ここで、該フラグが
“1”であればフォトダイオードアレイ(Pb)31
b、フォトダイオードアレイ(Pc)31cの蓄積は終
了していないので、コントローラ41はステップS63
2、S633においてフォトダイオードアレイ(Pb)
31b、フォトダイオードアレイ(Pc)31cのモニ
ターを確認し、ステップS641に進む。
【0151】また上記ステップS626においてフラグ
Eaが“0”であればコントローラ41はステップS6
27でフラグEbを判定する。ここで該フラグが“1”
であればステップS634、S635においてフォトダ
イオードアレイ(Pa)31a、フォトダイオードアレ
イ(Pc)31cのモニターを確認し、ステップS64
1に進む。
【0152】上記ステップS627においてフラグEb
が“0”ならば、コントローラ41はステップS628
に進みフラグEcを判定する。ここでフラグEcが
“1”ならばコントローラ41はフォトダイオードアレ
イ(Pa)31a、フォトダイオードアレイ(Pb)3
1bのモニターを確認し(ステップS636、S63
7)、また“0”ならば全てのフォトダイオードアレイ
31a,31b,31cのモニターを確認する(ステッ
プS638、S639、S640)。
【0153】このように蓄積終了していないフォトダイ
オードアレイ(センサアレイ)が複数ある場合、コント
ローラ41はステップS641に進み、複数のモニター
信号のうちの蓄積量MAX(=Mmin)のものを選択
して所定の判定値Vth2と比較する。
【0154】そしてこの比較の結果、判定値Vth2以
上場合は上記第1の実施形態と同様の理由でリターンす
る。一方、複数のモニター信号のうちの蓄積量MAX
(=Mmin)が判定値Vth2より小さい場合は、コ
ントローラ41はステップS642で一括蓄積制御フラ
グISをクリアし、ステップS643で蓄積量MAX
(=Mmin)と蓄積量MIN(=Mmax)との比を
所定の判定値Hthと比較する。これは複数のフォトダ
イオードアレイの蓄積レベルが所定の範囲内にあり、蓄
積制御を一括して同時に制御してもセンサデータに支障
がないかを判断している。
【0155】この比較結果より、上記蓄積量MAX(=
Mmin)と蓄積量MIN(=Mmax)との比が判定
値Hthより小さい場合は、コントローラ41はステッ
プS644に進み、一括蓄積制御フラグISをセット
し、全てのフォトダイオードアレイ31a,31b,3
1cの蓄積を一括制御するように設定する。
【0156】一方、蓄積終了していないフォトダイオー
ドアレイが1つの場合は、コントローラ41はステップ
S645においてモニターデータMと所定の判定値Vt
h2とを比較し、該モニターデータMがVth2より小
さいときはステップS646に進み、Vth2以上のと
きはリターンする。
【0157】ステップS646においては、モニターの
所定のサンプリング間隔を得るため、コントローラ41
は所定時間待つ。
【0158】図20に移って、コントローラ41は、ス
テップS647で上記選択された蓄積量MAXのフォト
ダイオードアレイのモニター出力をA/D変換し、A/
D変換値Mx、検出時間TxをRAM45に記憶する。
また、コントローラ41は、ステップS648におい
て、蓄積レベルが適正となるような蓄積時間を上記モニ
タ値Mxを用いて予測計算をおこなう。検出時刻Txか
ら適正な蓄積量となる蓄積終了時刻までの時間ΔTは前
述の式(1)、(2)、(3)によって求められる。
【0159】さらに、ステップS649では、コントロ
ーラ41は選択されたフォトダイオードアレイをフラグ
WTa、WTb、WTcをセットする。また、ステップ
S650で上記計算した残り蓄積時間ΔTを処理時間分
の遅れ時間ΔT’だけ補正して、蓄積量MAXのセンサ
アレイに対応するタイマーに設定する。
【0160】この後、コントローラ41はタイマー割込
み処理を許可してから(ステップS651)、上記タイ
マーの計時をスタートさせ、対応するタイマーセット済
みフラグをセットし(ステップS652)、リターンす
る。
【0161】この割込み設定されたタイマーは設定され
た時間をカウントするとコントローラ41内部で割込み
を発生し、後述する割込み処理を実行する。
【0162】図21は、本第2の実施形態におけるタイ
マー割込み処理を示したフローチャートである。
【0163】コントローラ41は、まずステップS70
0においてフラグISを判定し、ここで該フラグが
“1”であれば、蓄積時間一括制御モードなのでステッ
プS701においてK1、K2を“H”レベル、“H”
レベルに設定し、センサ制御回路34において、蓄積終
了信号ΦENDa,ΦENDb,ΦENDcを同時に出
力するモードとする(表2参照)。
【0164】
【表2】 この後、コントローラ41はステップS702で信号E
NDを“L”レベルとして、全フォトダイオードアレイ
31a,31b,31cの蓄積を終了し、ステップS7
03で蓄積終了フラグEa、Eb、Ecをセットしてリ
ターンする。
【0165】また、上記ステップS700においてフラ
グISが“0”の場合は、コントローラ41はステップ
S704に進み、選択されたフォトダイオードアレイを
示すフラグWTaを判定する。ここで該フラグが“1”
の場合は、コントローラ41はデコード信号K1、K2
を“L”レベル、“H”レベルとし、フォトダイオード
アレイ(Pa)31aを選択する(ステップS70
5)。さらに信号ENDを“L”レベルとし、フォトダ
イオードアレイ(Pa)31aの蓄積を終了させ(ステ
ップS706)、蓄積終了フラグEaをセットし(ステ
ップS707)、リターンする。
【0166】上記ステップS704でフラグWTaが
“0”の場合は、コントローラ41はステップS708
に進み、選択フォトダイオードアレイを示すフラグWT
bを判定する。そして該フラグWTbが“1”の場合は
デコード信号K1、K2を“H”レベル、“L”レベル
としフォトダイオードアレイ(Pb)31bを選択する
(ステップS709)。さらに信号ENDを“L”レベ
ルとしフォトダイオードアレイ(Pb)31bの蓄積を
終了させ(ステップS710)、蓄積終了フラグEbを
セットし(ステップS711)、リターンする。
【0167】上記ステップS708でフラグWTbが
“0”の場合は、コントローラ41はデコード信号K
1、K2を“L”レベル、“L”レベルとし、フォトダ
イオードアレイ(Pc)31cを選択する(ステップS
712)。さらに、信号ENDを“L”レベルとしフォ
トダイオードアレイ(Pc)31cの蓄積を終了させ
(ステップS713)、蓄積終了フラグEcをセットし
(ステップS714)、リターンする。
【0168】以上説明したように本第2の実施形態の焦
点検出装置では、1つのフォトダイオードアレイ(セン
サアレイ)の蓄積が終了した後に、別のフォトダイオー
ドアレイについてモニター出力に基づく蓄積制御を行
う。すなわち時系列に蓄積制御を実行するので、第1の
実施形態では3つ必要であった割込み用タイマーを1つ
にしても同等の作用を実現することができ、回路規模を
さらに縮小することが可能となる。
【0169】また蓄積時間を同一にしても、センサデー
タに支障がない場合だけ一括して蓄積時間制御を行うよ
うに構成したので、センサデータの飽和や信号量不足に
より焦点検出不能を防止することができる。
【0170】以上述べたように、上述した各実施形態の
焦点検出装置によれば、簡単な回路構成で、複数の光電
変換素子アレイの蓄積量をそれぞれ適正となるように制
御することが可能となるという顕著な効果を得ることが
できる。
【0171】さらに、各フォトダイオードアレイの出力
を非破壊で読み出すための回路を設ける必要がなく、構
成が簡単となる。
【0172】[付記]以上詳述した如き本発明の実施形態
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1) 複数の光電変換素子からなる光電変換素子アレ
イを複数有する光電変換装置において、上記光電変換素
子アレイ毎に、各光電変換素子アレイの蓄積レベルに応
じた蓄積レベル信号を出力する蓄積レベル発生手段と、
この蓄積レベル発生手段の出力に基づいて、各光電変換
素子アレイ毎に、適正蓄積レベルに達する蓄積時間を予
測する蓄積時間予測手段と、この蓄積時間予測手段によ
る上記予測時間に基づいて上記光電変換素子アレイの蓄
積時間を制御する制御手段と、を具備したことを特徴と
する光電変換装置。
【0173】(2) 上記制御手段は、各光電変換素子
アレイ毎に順次並列に実行する上記(1)に記載の光電
変換装置。
【0174】(2)に記載の光電変換装置は、第1の実
施形態に対応し、1つの光電変換素子アレイについて蓄
積時間予測手段によって予測動作が終了すると、直ちに
他の光電変換素子アレイの予測動作を行って蓄積動作を
行なうので、各光電変換素子アレイに応じて細かな制御
が可能である。
【0175】(3) 上記制御手段は、各光電変換素子
アレイの内、上記蓄積レベル発生手段の出力レベルが所
定範囲内の光電変換素子アレイについては、同時に制御
を行なう上記(1)に記載の光電変換装置。
【0176】(3)に記載の光電変換装置は、第2の実
施形態に対応し、蓄積レベルが所定範囲内であれば、一
緒に制御を行なうようにしたので、処理が簡単になる。
【0177】(4) 上記制御手段は、各光電変換素子
アレイの内、1つの光電変換素子アレイについて蓄積動
作が終了した後に、他の光電変換素子アレイについての
蓄積動作を実行する上記(1)に記載の光電変換装置。
【0178】(4)に記載の光電変換装置によれば、1
つの蓄積動作が終了した後に他の蓄積動作に移るので、
ハードウェアは各光電変換素子アレイ毎に設ける必要が
なく、構成が簡単となる。
【0179】(5) 上記制御手段は、割り込みタイマ
手段を有し、上記蓄積時間予測手段によって予測された
時間を上記割り込みタイマ手段にセットし、上記予測時
間経過時に電荷蓄積動作を停止する上記(1)に記載の
光電変換装置。
【0180】(5)に記載の光電変換装置によれば、割
り込み処理によって電荷蓄積動作を終了することがで
き、構成が簡単となる。
【0181】(6) 上記蓄積レベル発生手段は、上記
光電変換素子に接続され、光電変換素子の電荷蓄積量に
基づいて信号を出力する上記(1)に記載の光電変換装
置。
【0182】(6)に記載の光電変換装置によれば、光
電変換素子の出力をそのままモニタすることができるの
で、正確に電荷蓄積制御を行なうことができる。
【0183】(7) 上記蓄積レベル発生手段は、上記
光電変換素子アレイの各アレイ毎に、その近傍に配置さ
れたモニタ用の光電変換素子を含む上記(1)に記載の
光電変換装置。
【0184】(7)に記載の光電変換装置によれば、各
光電変換素子の出力を非破壊で読み出すための回路を設
ける必要がなく、構成が簡単となる。
【0185】(8) 上記蓄積予測手段は、上記電荷蓄
積動作の開始直後は、所定輝度より高輝度の場合には、
最高輝度に対応するアレイのみについて蓄積時間を予測
する上記(1)に記載の光電変換装置。
【0186】(8)に記載光電変換装置は、第1の実施
形態に対応し、高輝度時における予測遅れを防止するこ
とができる。
【0187】(9) 上記光電変換装置は焦点検出装置
のセンサ部に搭載され、上記各光電変換アレイは、それ
ぞれ焦点検出ポイントに対応して配置されている上記
(1)に記載の光電変換装置。
【0188】(9)に記載の光電変換装置は、焦点検出
装置に設けられ、複数のポイントの焦点状態を検出する
に便利である。
【0189】(10) 複数の電荷蓄積型光電変換素子
アレイを有する光電変換装置において、各光電変換素子
アレイ毎に、蓄積動作中に上記アレイの電荷蓄積レベル
が適正レベルに達するタイミングを予測し、この予測さ
れたタイミングに達した時点で、各アレイ毎に電荷蓄積
動作を停止するようにしたことを特徴とする光電変換装
置。
【0190】(10)に記載の光電変換装置によれば、
各アレイ毎に電荷蓄積量を適正に制御することができ
る。
【0191】(11) 複数の電荷蓄積型の光電変換素
子アレイと、上記複数の電荷蓄積型の光電変換素子アレ
イの蓄積中の蓄積レベルを各々発生する蓄積レベル発生
手段と、上記蓄積レベル発生手段の出力を各々光電変換
素子アレイについて異なる時刻にお互いに独立してサン
プリングするモニタ手段と、上記モニタ手段の出力に基
づき、適正な蓄積レベルとなる蓄積時間を各々の光電変
換素子アレイについて独立に予測演算する蓄積時間予測
手段と、上記蓄積時間予測手段の出力に基づき、上記複
数の光電変換素子アレイの蓄積を制御する制御手段と、
を具備してなることを特徴とする焦点検出装置。
【0192】(12) 上記複数の光電変換素子アレイ
に関する上記蓄積レベル発生手段の出力に基づいて、蓄
積制御を行なう優先順位を設定する優先順位設定手段を
有し、上記制御手段は、上記優先順位決定手段の出力に
基づいて、上記複数の光電変換素子アレイの蓄積を制御
する上記(11)に記載の焦点検出装置。
【0193】(12)に記載の焦点検出装置は、第1の
実施形態に対応し、優先順位毎に複数の光電変換素子ア
レイの蓄積制御を行なうことができるので、各アレイ毎
に最適の蓄積制御を行なうことができる。
【0194】(13) 上記制御手段は、上記複数の光
電変換素子アレイの内の第1の光電変換素子アレイの蓄
積が終了した後に、第2の光電変換素子アレイに関する
上記モニタ手段の出力に基づいて、第2光電変換素子ア
レイの蓄積制御を行なうことを特徴とする上記(1)に
記載の焦点検出装置。
【0195】(13)に記載の焦点検出装置は、第2の
実施形態に対応し、第1光電変換素子アレイの蓄積動作
が終了した後に、第2光電変換素子アレイの蓄積動作に
移るので、ハードウェアを簡略化することができる。
【0196】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な回路構成で複数の光電変換素子アレイの各々につい
て適正な蓄積レベルを得ることが可能な光電変換装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である焦点検出装置の
基本的な構成を示したブロック図である。
【図2】上記第1の実施形態の焦点検出装置が搭載され
た一眼レフレックスカメラの主要構成を示した断面図で
ある。
【図3】上記第1の実施形態の焦点検出装置内の焦点検
出光学系およびその周辺部を示す要部拡大斜視図であ
る。
【図4】上記第1の実施形態の焦点検出装置を用いたカ
メラの撮影画面に対する焦点検出領域及びファインダ表
示を示した正面図である。
【図5】上記第1の実施形態の焦点検出装置を備えるカ
メラの主要電気回路を示したブロック図である。
【図6】上記第1の実施形態の焦点検出装置において、
AFセンサにおけるフォトダイオードアレイ、画素増幅
部、シフトレジスタの構成を示したブロック図である。
【図7】上記第1の実施形態の焦点検出装置において、
1画素分の画素増幅回路ECa1の詳細な構成を示した
回路図である。
【図8】上記第1の実施形態の焦点検出装置において、
1つのフォトダイオードアレイに対応させた蓄積動作と
蓄積信号読み出し動作を示したタイミングチャートであ
る。
【図9】上記第1の実施形態の焦点検出装置を適用した
カメラのメイン動作を示したフローチャートである。
【図10】上記第1の実施形態の焦点検出装置を適用し
たカメラにおける、サブルーチン「AF(自動焦点)動
作」を示したフローチャートである。
【図11】上記第1の実施形態の焦点検出装置を適用し
たカメラにおける、サブルーチン「蓄積制御」を示した
フローチャートである。
【図12】上記第1の実施形態の焦点検出装置を適用し
たカメラにおける、サブルーチン「蓄積制御」を示した
フローチャートである。
【図13】上記第1の実施形態の焦点検出装置を適用し
たカメラにおける、サブルーチン「蓄積制御」を示した
フローチャートである。
【図14】上記第1の実施形態の焦点検出装置におけ
る、1のフォトダイオードアレイにおける、サブルーチ
ン「蓄積終了タイマーの割込み処理」を示したフローチ
ャートである。
【図15】上記第1の実施形態の焦点検出装置におけ
る、他のフォトダイオードアレイにおける、サブルーチ
ン「蓄積終了タイマーの割込み処理」を示したフローチ
ャートである。
【図16】上記第1の実施形態の焦点検出装置におけ
る、さらに他のフォトダイオードアレイにおける、サブ
ルーチン「蓄積終了タイマーの割込み処理」を示したフ
ローチャートである。
【図17】上記第1の実施形態の焦点検出装置における
AFセンサの蓄積動作およびセンサデータ読み出し動作
を示したタイムチャートである。
【図18】上記第1の実施形態の焦点検出装置における
蓄積量を示した線図である。
【図19】本発明の第2の実施形態の焦点検出装置にお
ける蓄積制御動作を示したフローチャートである。
【図20】上記第2の実施形態の焦点検出装置における
蓄積制御動作を示したフローチャートである。
【図21】上記第2の実施形態の焦点検出装置における
タイマー割込み処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1a,1b,1c…光電変換素子アレイ 2a,2b,2c…蓄積レベル発生手段 3…モニター手段 4…蓄積時間予測手段 5…制御手段 15…AFセンサ 31a…フォトダイオードアレイ(Pa) 31b…フォトダイオードアレイ(Pb) 31c…フォトダイオードアレイ(Pc) 32a,32b,32c…画素増幅部 33a,33b,33c…シフトレジスタ 34…センサ制御回路(SCC) 41…コントローラ 42…A/Dコンバータ 45…RAM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光電変換素子からなる光電変換素
    子アレイを複数有する光電変換装置において、 上記光電変換素子アレイ毎に、各光電変換素子アレイの
    蓄積レベルに応じた蓄積レベル信号を出力する蓄積レベ
    ル発生手段と、 この蓄積レベル発生手段の出力に基づいて、各光電変換
    素子アレイ毎に、適正蓄積レベルに達する蓄積時間を予
    測する蓄積時間予測手段と、 この蓄積時間予測手段による上記予測時間に基づいて上
    記光電変換素子アレイの蓄積時間を制御する制御手段
    と、 を具備することを特徴とする光電変換装置。
  2. 【請求項2】 上記蓄積時間予測手段は、上記蓄積レベ
    ル発生手段の出力に基づき、蓄積レベルの高い光電変換
    素子アレイから順次予測し、上記制御手段は、各予測時
    間の経過時に対応する光電変換素子アレイの電荷蓄積動
    作を停止する、ことを特徴とする請求項1に記載の光電
    変換装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記複数の光電変換素
    子アレイの内、上記蓄積レベル発生手段から出力される
    蓄積レベルが高く、かつ略同レベルの光電変換素子アレ
    イについては同時に、上記蓄積時間予測手段による上記
    予測時間に基づいて蓄積時間制御を行い、この蓄積時間
    制御の終了後に他の光電変換素子アレイの蓄積制御を行
    なうことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
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