JP2757852B2 - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

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JP2757852B2 JP8122058A JP12205896A JP2757852B2 JP 2757852 B2 JP2757852 B2 JP 2757852B2 JP 8122058 A JP8122058 A JP 8122058A JP 12205896 A JP12205896 A JP 12205896A JP 2757852 B2 JP2757852 B2 JP 2757852B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はカメラなどにおける
光学系の焦点検出装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】焦点検出装置を構成するイメージセンサ
の受光部に入射する光量をモニタするモニタ素子を受光
部近傍に設け、そのモニタの出力に応じてイメージセン
サの電荷蓄積時間を制御することにより、被写体輝度が
変化しても略一定の受光出力を得るようにした焦点検出
装置が特開昭57−64711号公報において提案され
ている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、より広
範囲の対象物に対して焦点検出をしようとした場合、例
えば焦点検出ゾーンの幅を広げたり、複数の焦点検出ゾ
ーンを設けたりしようとすると、以下のような問題点が
生じる。即ち、焦点検出の範囲が広がることにより、そ
の範囲内に輝度の異なる対象物部分が入る確率が高くな
るが、モニタ出力は高輝度部分の影響を受けるため、イ
メージセンサの電荷蓄積時間は高輝度に応じた値とな
る。その結果、高輝度の対象物部分については適切な焦
点検出に必要な所定レベルの出力が得られるが、低輝度
の対象物部分についてはそれより低レベルとなるので適
切な焦点検出が行なえない場合が生じる。本発明は、上
述の不都合を生じることなく各焦点検出ゾーンにおいて
適切な焦点検出が行なえる焦点検出装置を得ることをそ
の目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題達成のため、本
発明は、複数のイメージセンサを有し、各イメージセン
サが対象領域のうちの互いに異なる領域からの光束を受
光してそれぞれの領域の焦点状態に関する情報を出力す
るよう構成された焦点検出装置であって、上記互いに異
なる領域毎に上記イメージセンサの受光部近傍に配置さ
れ、各イメージセンサに入射する光量をモニタするモニ
タ手段と、上記モニタ手段の各出力に応じて各イメージ
センサにおける受光出力の増幅率をそれぞれ制御する制
御手段と、上記制御手段により制御された受光出力に基
づいて光学系の焦点状態を検出する検出手段とを備えた
ものである。また、イメージセンサは各領域毎に基準部
と参照部とを有し、上記モニタ手段はその一方の近傍に
配置することができる。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態との比較のた
めに従来の装置につき説明する。図1(a)は従来の合焦
検出域を示す視野図である。従来の装置では、図に示す
ように視野の中央の狭い一つの領域が指示枠により焦点
検出域として示され、実際の合焦検出装置の感度域もこ
の視野に対応した領域の中央の極めて狭い一つの領域に
限られていた。そのため、自動焦点調節(以下AFとい
う)時、操作者はまず自分のフレーミング意図とは関係
なく、まず主たる対象物の像に視野中央の指示枠を合わ
せて合焦検出感度域を主要対象物に合わせてAFを行っ
た後、その合焦状態を固定、所謂AF LOCKし、こ
の後意図によるフレーミングを行う必要があった。また
移動する対象物に追随する場合、主対象物を常時この合
焦検出感度域にとらえておくことは非常に困難で、高速
の移動体等はしばしば合焦検出感度域からはずれるため
AF動作が不安定となる。 【0006】本発明の実施形態ではこれらの操作の煩雑
さのない装置、即ち図1(b)に示したように、複数個の
合焦検出感度域を持つ装置を使用している。以下、本発
明の好適な実施の形態について説明する。図2に本発明
の実施形態の光学的構成を示す。本発明を一眼レフレッ
クスカメラに適した実施形態の光学系全体を概略的に示
す図2(a)において、撮影レンズ(1)を透過した光の一部
はメインミラー(2)によって反射されファインダー部(5)
に進み、残りはメインミラー(2)の半透明部を透過し、
サブミラー(3)で反射されて自動焦点検出モジュール(4)
に進む。ファインダー部(5)に向かった光はマット面(7)
に結像されペンタプリズム(9)を介して撮影者の眼へと
出力される。そのファインダー光の一部は回折格子(8)
によりマット内で全反射を繰り返しマット側面に配置さ
れたスポット測光素子(10)に導かれ、測光素子の検出光
として用いられる。 【0007】図2(c)にマット面(7)における回折格子体
の配置とスポット測光素子(BV1)〜(BV4)の配置を
示す。回折格子体は図示のごとく4箇所に平面的に配置
され、それぞれ下方から入射する光をマットの側端に向
けて反射し、それぞれの光射出口には測光素子BV1〜
BV4が配置されている。 【0008】メインミラー(2)を透過しサブミラー(3)で
カメラボディ下部に送られた光は、赤外カットフィルタ
(11)、焦点面付近に配置された視野マスク(12)、コンデ
ンサーレンズ(13)、ミラー(14)、再結像レンズ系(15)を
介して光電変換素子(16)上に結像される。この詳細を図
2(b)に示す。 【0009】図2(b)において、赤外カットフィルタ(1
1)を通過した光は焦点面付近に配置された視野マスク(1
2)に到達する。視野マスクは図1(b)で示した4ゾーン
の光のみを通過させる。この光はコンデンサーレンズ(1
3)を通過後、ミラー(14)で90゜偏向された後、再結像
レンズ(15)により瞳分割され、第1ゾーンは(PA
L1)と(PAR1)、第2ゾーンは(PAL2)と(PA
R2)、第3ゾーンは(PAL3)と(PAR3)、第4ゾ
ーンは(PAL4)と(PAR4)というように、それぞれ
基準部と参照部との2像が光電変換素子上に結像され
る。 【0010】このそれぞれの基準部、参照部の像(PA
Lz),(PARz)(z=1〜4)間の像間隔Xzがそれ
ぞれ予め定められた間隔Lzの時に合焦、Xz>Lzの
時にはレンズ位置に対して被写体が近くに、Xz<Lz
の時にはレンズ位置に対して被写体が遠方に存在するこ
とになる。図2(d) は、図2(b) の光学系を展開して示
したものである。 【0011】次に、図3に本実施形態の電気的構成を示
す。本実施形態は、カメラ全体を制御するマイクロプロ
セッサ(以下制御マイコンと言う)(COP)、AF制御の
ためのマイクロプロセッサ(以下AFマイコンと言う)
(AFP)の2つにより制御される。(S1)は測光及びA
Fを開始させる開始スイッチ、(S2)はカメラの撮影動
作を起動するレリーズスイッチ、(S4)は前記メインミ
ラー及びフォーカルプレンシャッタのシャッタ幕のチャ
ージによりOFFされ露出完了でONされるスイッチ
で、いずれもその開閉信号が制御マイコン(COP)に入
力される。 【0012】前述のスポット測光素子(BV1)〜(BV
4)の出力はマルチプレクサ(AEMP)で制御マイコン
(COP)からの選択信号AEMPSにより選択出力さ
れ、A/D変換器(AEAD)でディジタル化された値と
して制御マイコン(COP)に入力される。制御マイコン
(COP)は、レンズデータ出力回路(LDM)から、自動
焦点検出部で検出されたデフォーカス量を個々のレンズ
に応じたレンズ繰り出し量に変換する変換係数等AFに
必要なデータや、最大絞り値、最小絞り値等のデータ
(LDS)を入力し、AFに必要なデータのみをAFマイ
コン(AFP)に転送する。 【0013】制御マイコン(COP)はフィルム感度のア
ペックス値Svのデータを出力するISOデータ出力手
段(SVM)からのデータを入力する。制御マイコン(C
OP)はこれらの入力データにより露出演算を行い、露
出値信号(AES)を露出表示装置(AED)に出力して表
示を行い、さらにレリーズスイッチ(S2)のレリーズ信
号が入力された後、露出制御信号(BCS)を露出コント
ローラ(BCR)に出力しそれにより露出制御を行わせ
る。 【0014】一方、AF制御マイコン(AFP)は、AF
インターフェース(AFIF)を介しCCDからなるAF
センサー(CCD)を駆動し、AFセンサー(CCD)の出
力をAFインターフェース(AFIF)によりアナログ処
理、A/D変換を行い、ディジタル像情報を入力する。
その入力情報に従いAF演算を行いデフォーカス量を算
出する。 【0015】更に、AFマイコン(AFP)は、前述の制
御マイコン(COP)より送られたレンズデータによりこ
のデフォーカス量をレンズ繰出量に換算し、その値だけ
モーター(MO)をモーターエンコーダ(ENC)の出力
(DCL)により回転量を確認しながら、モーター駆動信
号によりモータードライバー(MDR)を用いて駆動す
る。さらに、AFマイコン(AFP)は、合焦状態確認等
のために、合焦状態信号(FAS)を合焦表示装置(FA
D)に出力して、合焦状態の表示を行う。 【0016】次に、制御マイコン(COP)とAFマイコ
ン(AFP)との信号の授受について説明する。(AFS
T)は、制御マイコン(COP)からAFマイコン(AF
P)に送られてAF動作を開始させるためのAFスター
ト信号であり、この信号(AFST)が「H」レベルから
「L」レベルに変化することによってAFマイコン(A
FP)はAF動作を開始する。 【0017】(AFE)は、AFマイコン(AFP)から制
御マイコン(COP)にAF動作が終了して合焦状態であ
ることを伝達するためのAF終了信号であり、この信号
(AFE)が「H」レベルになることによってAF終了状
態であることが伝達される。(AFSP)は制御マイコン
(COP)からAFマイコン(AFP)にAF動作を停止さ
せるために送られるAFストップ信号であり、この信号
(AFSP)にパルスが入力されることによってAFマイ
コン(AFP)はAF動作を停止する。 【0018】更に、(AFZS)は上述した4つのゾーン
の内のいずれかが選択されたときに「H」レベルとなる
AFゾーン選択信号であり、(SZS)はその選択された
ゾーンを示す信号である。(LDTS)は制御マイコン
(COP)がレンズデータ出力回路(LDM)から入力した
レンズデータ(LDS)の内でAF動作に必要なデータの
みをAFマイコン(AFP)に転送するためのAFレンズ
データバスである。 【0019】図4、図5を用いて本実施形態のこれらの
構成要素の動作フローを制御マイコン(COP)、AF制
御マイコン(AFP)のそれぞれについて説明する。レリ
ーズ釦の第一段までの押下によりスイッチ(S1)がON
の状態となり、制御マイコン(COP)の割り込み端子
(INT0)に割り込み信号が印加される(図4#1)。こ
の信号により制御マイコン(COP)はストップモードか
ら抜け出し、AFスタート信号(AFST)を「L」とし
てAF制御マイコン(AFP)を動作させ(図4#2)、測
光動作を開始させる(図4#3)。次に、制御マイコン
(COP)は露出演算に必要なデータの入力を行う。即
ち、Sv値出力手段(SVM)からSvデータ、レンズデ
ータ出力手段(LDM)より各種レンズデータを入力し
(図4#4)、AFに必要なレンズデータのみAF制御マ
イコン(AFP)に出力(図4#5)し、さらに測光データ
を入力する。 【0020】次に、制御マイコン(COP)はAFマイコ
ン(AFP)からのAFゾーン選択信号(AFZS)を入力
しそれが「H」かどうか判別する(図3#7)。この信号
(AFZS)は後述するが、動作開始当初は「L」が出力
されるのでここでは「L」の場合について説明を加えて
おく。 【0021】AFゾーン選択信号(AFZS)が「L」の
場合(AFゾーン未選択の場合)、AFゾーンが選択され
ないので主被写体を限定できず、測光素子を選択できな
いので制御マイコン(COP)は測光データ(BV1)〜
(BV4)の平均を測光値として採り(#8)、各データよ
り露出演算を行う(図4#11)。露出演算が終了する
と、制御マイコン(COP)はその結果を露出表示装置に
出力して表示を行う(#12)。以上の1ループ動作の完
了でスイッチ(S1)が連続して押下されているかどうか
を判断し、押下されていればシャッターチャージが完了
しているか(#14)、合焦状態になっているか(#15)
のチェックを行い、いずれも満足していれば、レリーズ
許可状態として割込端子(INT1)からの割り込みを
許可した後(#16)、各データの再入力(#4)に戻りル
ープを形成し、いずれか一方でも満足していない場合
は、レリーズ許可状態とせずに各データの再入力(#4)
に戻りループを形成する。 【0022】そして、スイッチ(S1)が押下されていな
い場合には測光及び表示を停止させ、AF動作を停止さ
せるべくAFストップ信号(AFSP)を出力し、更にA
Fスタート信号(AFST)を「H」レベルにする。次に
端子(INT0)からの割り込みを許可しスイッチ(S2)
からの端子(INT1)の割り込みを禁止して、フラグB
IFを0にリセットしてからストップ状態に入る。 【0023】一方、AFマイコン(AFP)の動作は、制
御マイコン(COP)より送られたAFスタート信号(A
FST)がAFマイコン(AFP)の割り込み端子(INT
A)に印加されること(図5#30)でストップモードか
ら抜け出し動作を開始する。AFマイコン(AFP)はま
ずAF終了信号(AFE)を「L」に落とし、AFゾーン
選択信号(AFZS)を「L」としてAF動作中、ゾーン
未選択であることを制御マイコン(COP)に出力すると
ともにレンズを駆動した場合1にセットされるフラグL
DFに0をセットする(図5#31)。 【0024】次に、AFセンサーであるCCDのイニシ
ャライズを行った後(図5#32)、AFゾーンの数を示
す変数Zを4にセットして(#33)制御マイコン(CO
P)よりAF動作に必要なレンズデータを入力する(#3
4)。次にCCDを制御する。まずCCDの積分を行
い、積分光量が適切なレベルに達した時点、あるいは被
写体輝度が低い場合にはあらかじめ設定された最大積分
時間に達した時点でシフトパルスを印加し、CCDのデ
ータ、すなわち像情報をディジタル値として入力する
(図5#35)。この動作については後に詳しく説明を加
えるが、ここでは1〜4の全ゾーンについてのCCDデ
ータを入力する。 【0025】次に、被写体のコントラストが低いか否か
を示すローコントラスト(以下、略してローコンと称す
る)フラグをセットする(図5#36)。このフラグは前
回のCCD積分時に焦点検出が可能だった場合のみクリ
アされ、ここでは第1回目のCCD積分であったためこ
のフラグをセットする。このフラグは後にローコンスキ
ャンを行うか、レンズ位置をそのままで再度合焦検出動
作を行うかの判断に用いられる。ここで、ローコンスキ
ャンとは、あるレンズ位置で被写体のコントラストが低
いとき、コントラストの高くなるレンズ位置を求めてレ
ンズをその駆動範囲全域にわたって例えば一往復駆動す
ることである。 【0026】次に4つのゾーンについて合焦検出演算を
行う優先順位を決定するためにデータの前処理(#37
〜#57)、前相関(#57〜#72)、前相関ローコン
判別(#73〜#81)、ゾーンの優先順位づけ(#83
〜#94)を行う。これらの動作については後に詳しく
述べるが、各ゾーンに含まれている被写体で最近接の被
写体を含むゾーン、すなわち各ゾーンで簡易的に演算さ
れた像間隔の最も大きなゾーンを選択しそのゾーンにつ
いてのみ焦点検出を行うもので、全ゾーンについて本相
関演算を行うと演算時間が長大となるため演算時間の短
縮を計るためである。#82では、変数Zが0であるか
否かをチェックし、変数Zが0であれば、全AFゾーン
についてローコンであることになる。 【0027】ここでのローコン判別は後の本相関後さら
にもう一度繰り返すため、簡易的でかつローコンという
判別領域の狭い判別を行っている。このようにして前相
関によって選択されたゾーンについてより精度の高い合
焦状態検出演算を行う(#96〜#105)。この相関演
算を基にさらにローコンチェックを行い、選択されたゾ
ーンがローコンでないと判断され、デフォーカス量が算
出されるか(#112)、あるいは全ゾーンがローコンで
あると判別されるまでこの本相関演算、ローコン判別を
順位づけに従い各ゾーンについて行う。全ゾーンがロー
コンであると判別されローコンフラグがセットされてい
る時はレンズ位置が被写体に合焦する位置から極めて大
きく離れているために、合焦状態検出不能なデフォーカ
ス量であると考えられ、レンズ位置を変化させレンズを
最近接撮影距離から無限大までの1往復移動間に何回も
CCD積分、演算を繰り返し合焦状態検出可能なレンズ
位置をサーチするローコンスキャンを行う(#110〜
#33)。 【0028】ローコンでないと判断されデフォーカス量
が算出された場合には、この状態をメモリするためまず
ローコンフラグをクリアし(#113)、これによって次
の積分で万一ローコンとなった場合にもレンズ駆動は行
わず、そのままのレンズ位置でCCDの全ゾーンの再積
分、再演算を行うようにしている。これは主被写体とカ
メラとの間の距離に変動がなく、前回主被写体が含まれ
たゾーンから主被写体がはずれた場合に前回選択された
ゾーンではローコンとなり、ローコンスキャンを行うこ
とで焦点近傍位置にあったレンズ位置が大きく変動する
のを防止するためである。 【0029】次に、AF制御マイコン(AFP)は制御マ
イコン(COP)にその測光ゾーンを指定するためにAF
制御マイコン(AFP)が選択したゾーン信号(SZS)を
制御マイコン(COP)に出力し、AFゾーン選択信号
(AFZS)をHighとし出力する。これ以後、制御マイコ
ン(COP)側フローが#7のAFゾーン選択信号AFZ
Sによる分岐(#7)にきた時には前述の場合とは逆にA
Fゾーン信号(SZS)を入力し(#9)、その測光ゾーン
の測光素子出力(#10)をもとにスポット測光演算を行
うことになる。 【0030】ここで、図4の#7でAFゾーン選択信号
(AFZS)が「H」と判定されると、#7−1でAF終
了信号(AFE)が「H」か否かが判別される。そして、
このAF終了信号(AFE)が「H」で合焦状態に達して
いる場合には、#7−2でフラグBIFが1かどうかを
判別する。このフラグBIFが1でなければ、#7−3
でこのフラグBIFを1にセットして#9に移行する。
逆に、このフラグBIFが1であれば、#10でBvcの
更新を行うことなく#11に移行する。従って、レンズ
が合焦状態に達した直後のAFゾーン選択信号(AFZ
S)に対応する測光データがAEロックされることにな
る。#7−1でAF終了信号(AFE)が「H」でなくて
レンズが合焦状態に達していなければ、#7−4でフラ
グBIFを0にリセットして#9に進む。 【0031】次に、AF制御マイコン(AFP)は算出さ
れたデフォーカス量があらかじめ設定された合焦ゾーン
内にあるかどうか判断し(#115)、合焦ゾーン内にレ
ンズがあると判断した時はAF終了信号(AFE)を
「H」とし、制御マイコン(COP)にAF動作の完了を
指示し合焦表示を行って、レリーズ許可をうながす(#
121、#123)。逆に合焦ゾーン外の場合には先に
入力したレンズ繰出量にデフォーカス量を変換する変換
係数を用いてレンズ繰出量をエンコーダのパルスカウン
ト(LEP)として算出し(#116)、カウンタ(PC)を
用いて、算出されたパルスカウント数だけモータを駆動
し(#117、#118、#119)、レンズ位置を算出
されたレンズ繰出量だけ移動させモータを停止させる
(#120)。この後、CCDの再積分を行い、合焦か非
合焦かを再チェックする必要があるが、この時、動作時
間の短縮を計るためCCDは前回演算により選択された
CCDのみを対象として再積分、データの出力を行う
(#127)。 【0032】これ以前に、選択されたCCDのみのロー
コン判別を行うべく、変数Zが1にセットされ、AF動
作に必要なデータ(LDTS)がAFマイコン(AFP)に
入力される(#125,#126)。この後、そのブロッ
クのみの本相関演算を行い、合焦、非合焦判断でレンズ
繰出しを行う。万一、この段階でローコンと判断された
場合には先に述べたようにレンズ位置をそのままにして
全ゾーンのCCDの積分からの動作を繰り返す。以上が
主被写体のファインダー視野内の位置とは無関係に適切
な自動焦点調整、及びその主被写体に対するスポット測
光による露出制御をする手段を有する自動焦点カメラの
基本的な動作である。 【0033】次に、説明を省略した箇所について補足説
明を加える。まず演算時間短縮のため設けられたデータ
前処理、前相関、前相関ローコン判別、ゾーン優先順位
づけの部分についてそれぞれ第6、7、8、9図を用い
て説明を行う。 【0034】まず、図6図示のデータ前処理ルーチンに
ついて説明する。AFマイコン(AFP)は、まずAFゾ
ーンの数を示す変数Zを1にセットし、コントラスト値
を示す変数C(Z)を0にセットし、コントラスト演算を
行う回数を示す変数jを0にセットする(#37,#3
8,#39)。次に、基準部となるCCDの隣接する画
素間のA/D変換されたデータの差分をとり、この差分
が正か負かを判定し、判定結果ごとにデータLdjに符合
付けを行ってこれをメモリする(#40,#41,#4
2)。すなわち、基準部の各画素の出力データをLDj
とすると、#40では LDj(Z)−LDj+1(Z)………(1) を演算して、この結果が正か負かが判定されるのであ
る。そして、この結果が正であれば#41でその変数j
に対応した値Ldjを1とし、逆にこの結果が負であれ
ば#42でこの値Ldjを0とする。 【0035】次に、#43で(1)式と同様の演算を行っ
てその結果をコントラスト値Cとし、#44でこの絶対
値|C|を前回までのコントラスト値C(Z)に加えて、得
られた差分データまでの総コントラスト値C(Z)を得
る。そして、#45で変数jに1を加え、#46で変数
jがk−1(ここで、kは基準部の画素数である。)とな
るまで#38〜#45の動作を繰り返す。 【0036】#46でjがk−1と等しくなると、4つ
のAFゾーンのすべてについて上記#38〜#45の動
作を行うべく、#47でAFゾーンの数を示す変数Zが
4か否かを判別する。そして、変数Zが4でない場合は
#48でこの変数Zに1を加えて#38に戻り、変数Z
が4となるまで#38〜#47の動作を繰り返す。 【0037】#47で変数Zが4になると#49に進
む。#49〜#57では基準部に対する#37〜#47
(#38,#42,#43を除く)と同様な方法で、参照
部となる画素データから4つのAFゾーンのすべてにつ
いてコントラスト値を求めている。ここで、lは参照部
の画素数であり、差分データが正か負かはRdjとして
メモリされる。 【0038】以上第1〜第4の基準部の各コントラスト
値C(1)〜C(4)、基準部差分符合データLdj(1)〜L
dj(4)、〔j=1〜k−1〕、参照部差分符合データ
Rdj(1)〜Rdj(4)、〔j=1〜l−1〕が用意され
て前処理作業は完了する(図6)。 【0039】次に前相関ルーチンのフローチャートを図
7に示し、これについて説明する。AFマイコン(AF
P)は、#58でAFゾーンの数を示す変数Zを1にセ
ットし、#59で1ビットの基準部の差分データ(Ldj)
に対して1ビットの参照部の差分データ(Rdj)を1画素
分ずつシフトさせて相関値を得るときのシフト数を示す
変数nを1にセットする。更に、AFマイコン(AFP)
は、#60で相関度を示す変数hn(Z)を0にセット
し、#61で1つの相関値を得るときに行われる演算の
回数を示す変数jを0にセットする。 【0040】そして、#62で1ビットの基準部の差分
データ(Ldj)と1ビットの参照部の差分データ(Rdj)と
の差を演算し、両データが同一でないとき(すなわち差
が0でないとき)には相関度が良くないと判断して、#
63で変数hn(Z)に1を加える。両データが同一であ
るときには#63をスキップする。この#62,#63
の動作を基準部で得たコントラストの数(k−1)だけ行
う(#64,#65)。 【0041】更に、AFマイコン(AFP)は、最大相関
を得たシフト数を算出する動作を行う。まず、#66で
変数nが1(シフトされていないことを示す)であるか否
かを判定し、n=1であれば、#68で相関度を示す値
Mhn(Z)に変数hn(Z)をセットし、像間隔誤差Mn
(Z)をn−Lzで求める。尚、ここでLzは合焦状態の
像間隔である。一方、#66で変数nが1でないときに
は、#67でメモリされている相関値Mhn(Z)と今回
の演算で求められたhn(Z)とを比較する。 【0042】そして、今回の相関値hn(Z)の方がメモ
リされている相関値Mhn(Z)よりも小さければ、相関
度が高いと判断して#68に進んで、そのときの相関値
及び像間隔誤差を演算する。逆に、今回の相関値hn
(Z)の方がメモリされている相関値Mhn(Z)よりも小
さくなければ、#68をスキップする。このような#6
0〜#68の動作をl−k+1回行って最小相関値(最
大相関度)及びそのときの像間隔誤差を得る(#69,#
70)。 【0043】更に、#59〜#70の動作を4つのAF
ゾーンのすべてについて行い、それぞれのAFゾーンに
関して最小相関値Mhn(1)〜Mhn(4)とそのときの像
間隔誤差Mn(1)〜Mhn(4)を得て前相関ルーチンが終
了する(#71,#72)。ここで、#71で変数Zが4
となりすべてのAFゾーンに対して上記演算が終了すれ
ば図8図示の前相関ローコン判別ルーチンに移行する。 【0044】図8の前相関ローコン判別ルーチンにおい
ては、前相関ルーチンの演算結果に対してローコントラ
スト判別を行う。まず、AFマイコン(AFP)は、各A
Fゾーンについてローコントラスト判別を行うために、
#73で変数jを1にセットする。そして、#74では
各AFゾーンに対して演算されたコントラスト値C(j)
が所定値CSを越えているか否かが判定され、#75で
は前相関ルーチンで得られた最小相関値Mhn(j)が所
定値SM未満か否かが判定される。そして、それぞれの
AFゾーンについて、コントラスト値C(j)が所定値C
Sを越えているとともに、最小相関値Mhn(j)が所定
値SM未満である場合には、そのAFゾーンについては
焦点検出が可能であると判断して、#76でそのゾーン
に対応するローコンゾーンフラグLZF(j)を0にリセ
ットする。 【0045】一方、コントラスト値C(j)が所定値CS
以下である場合、あるいは最小相関値Mhn(j)が所定
値SM以上である場合には、#78で初期値として4に
セットされている変数Zから1を減じ、#79で、その
AFゾーンについては焦点検出不能であると判断して、
そのゾーンに対応するローコンゾーンフラグLZF(j)
を1にセットする。そして、#74〜#79の動作をす
べてのAFゾーンについて行うべく、#80で変数jが
4か否かを判定し、4でなければ#81で変数jに1を
加えて#74にリターンする。 【0046】#80で変数jが4になれば、#82で焦
点検出可能と判断されたAFゾーンの数を示す変数Zが
0か否かを判定する。そして、この変数Zが0であれば
すべてのAFゾーンについて焦点検出が不能であると判
断して図5図示の#109に進み、変数Zが0でなけれ
ば、焦点検出可能なAFゾーンがあると判断して本相関
を行うAFゾーンの優先順位を決定するために、図9の
ゾーン優先順位ルーチンに進む。 【0047】図9のゾーン優先順位ルーチンにおいて
は、AFマイコン(AFP)は、まず#83で、変数jを
1にセットし、像間隔誤差をメモリするための変数M1
〜M4を−LZにセットし、変数Qを0にセットする。
そして、#84で各AFゾーンに対応するローコンゾー
ンフラグLZF(j)がセットされてするか否かを判定す
る。ここで、あるAFゾーンについてローコンゾーンフ
ラグLZF(j)がセットされている場合は、そのAFゾ
ーンについて本相関のための優先順位を決定する必要は
ないので、#94に進んで変数jに1を加えて次のAF
ゾーンに対応するローコンゾーンフラグを判定すべく#
84にリターンする。 【0048】#84で、各AFゾーンに対応するローコ
ンゾーンフラグLZF(j)がセットされていないとき
は、#85〜#93の動作が施されて、焦点検出可能な
AFゾーンに関してのみ、像間隔誤差が大きい順、すな
わち検出された合焦位置に対応する被写体距離が短い順
に順位づけがなされ、その順位づけに対応して像間隔誤
差もメモリされる。すなわち、焦点検出可能なAFゾー
ンの内で、最も被写体距離が短いと判定したAFゾーン
に対応する像間隔誤差から順にM1,M2,M3として
メモリされ、その順にAFゾーンの番号もB1,B2,
B3,B4としてメモリされる。 【0049】ここで前処理、前相関、前相関ローコン判
別、ゾーン優先順位づけについての本実施形態での説明
を行ってきたが、このほかにも所定値あるいはCCDデ
ータの平均出力値等によりCCDデータを2値化した前
処理あるいは本相関の相関値を求める図10のステップ
#97の演算(減算)のかわりに2つのデータの排他的
論理和をとり、その結果をたしあわせて最小値となるシ
フト位置を求めて前相関を行う等の手段で同様の機能は
実現しうる。 【0050】次に、本相関の手順について詳しい説明を
加える。相関値としては、前相関で指定されているゾー
ンの基準部画素と参照部画素の2値化していない出力値
差の和で評価する。この相関値H(P)を基準部画素列に
対し参照部画素を1画素ずつl−k+1個までずらして
求めて(#96〜#99)、その中で最小値H(PM)を求
める(#101)。 【0051】次に、AFマイコン(AFP)は真の最小相
関値を求めるべく補間演算を行う。まず、AFマイコン
(AFP)は、#102でずらし量PMが1もしくはl−
k+1であるか否かを判定する。そして、このずらし量
PMが1もしくはl−k+1でないときには、#103
で補間演算を行った結果から合焦時の像間隔LBiを減
じて像間隔XMを求め、更に#104で最小相関値YM
を求める。一方、#102でずらし量PMが1もしくは
l−k+1であるときには、補間演算が行えないので、
#105でずらし量PMから像間隔XMを求めるととも
に#101で演算された最小値H(PM)をそのまま最小
相関値YMとする。この演算の中で最小相関値を持つ像
間隔はすでに前相関の結果Mn(Bi)からあらかじめ予
想しうるので、指定されているゾーン内の予想された像
間隔の付近のみの演算を行い演算時間の短縮を計ること
も可能である。 【0052】こうして求められた最小相関値YM、その
時の像間隔をもとに再びローコン判別を行う。ここでは
この最小相関値YMを前処理で求めたコントラスト値で
割った値が所定の値以下であることが条件となる。所定
値以上の場合にはそのゾーンは完全なローコンゾーンと
見なされる(#106−1)。 【0053】第1のループでデフォーカス量を求め、レ
ンズ駆動をすでに行い合焦近傍までレンズを移動させた
後、CCDの再積分での2度目以上の演算作業の場合に
は(#106−2、LDF=1)対象被写体が移動被写体
であることを考慮し、デフォーカス量が急激に大きくな
った場合(一定値D以上となったとき)被写体がそのゾ
ーンからはずれたとしてそのゾーンをローコン状態であ
ると判定して全ゾーンの再積分を行う(#107)。逆に
#107で像間隔XMの絶対値が一定値D未満であれ
ば、図5図示の#112に進んでデフォーカス量を演算
してからレンズ駆動を行う。 【0054】前相関はあくまでも簡易的な相関であるた
め、特殊な像情報に対して、また第一ループにおいて
は、前相関と本相関とのデフォーカス量に大きな差が生
じる場合が考えられる。この時、他の合焦検出ゾーンに
求められたゾーンの被写体よりカメラに近い主被写体が
存在する可能性も含まれる。そこで、本実施形態では、
一例として、予備相関の像間隔から本相関の像間隔を減
算し(ここで、変数qは初期値として0が設定されてい
る(図5#95)ので、#106−3ではq=1とな
り、#106−4から#106−5に進む。)その結果
が1より大きい、すなわち前相関結果にくらべ、1 pit
ch以上本相関ではカメラに対し遠い被写体であった場合
(#106−5)にはその演算結果をメモリし、その次に
選択されたゾーンの本相関を終った後(#106−4)、
第1選択ゾーンと第2選択ゾーンの本相関結果を比較し
(#106−7)、その像間隔の大きな像間隔を有するゾ
ーンを選択し、その像間隔演算結果に従いデフォーカス
量を求めレンズ駆動を行う。 【0055】逆に減算結果が1より小さい場合には最初
から正しいゾーンが前相関により選択されたものとして
その本相関像間隔演算結果に従いデフォーカス量を求
め、レンズ駆動へと進む。図11では同様の作業である
が、#106−5での減算対象がそのゾーンの前相関像
間隔量の代わりに第2に選択された前相関像間隔量で行
ったもので(#106−5')、前述の効果とまったく同
じ効果を果たす。 【0056】以上で本実施形態における動作全体のフロ
ーの説明を終わり、電気回路構成、AFセンサー(CC
D)及びAFインターフェース(AFIF)の詳細な構成
について説明する。 【0057】図12に本実施形態におけるAFセンサー
(CCD)として用いられるCCDの構成を二つ例示す
る。図12(a)は出力用CCDレジスタが直列に配置さ
れた構成、図12(b)は出力用レジスタが並列に配置さ
れた例であり、いずれもワンチップ化されたCCDであ
る。 【0058】まず、図12(a)(b)に共通な構成から説
明する。第1プロック〜第4ブロックの像は瞳分割さ
れ、基準部像として基準部フォトダイオードアレイ(P
AL1)〜(PAL4)上、参照部像として参照部フォト
ダイオードアレイ(PAR1)〜(PAR4)の上に結像さ
れる。尚、ここで、各フォトダイオードアレイは、ダイ
オードアレイに対応した蓄積部を含んでいる。基準部フ
ォトダイオードアレイはk個、参照部フォトダイオード
アレイはm個の画素を有する(k<m)。 【0059】基準部フォトダイオードアレイ(PAL1)
〜(PAL4)それぞれの近傍にはCCDの積分時間制御
を目的として被写体輝度モニター用フォトダイオード
(MP1)〜(MP4)がそれぞれ配置され、フォトダイオ
ード(MP1)〜(MP4)で発生する光電流は積分クリア
ゲートパルス(ICG)に応じて略電源レベルまで充電さ
れたコンデンサ(C1)〜(C4)の電荷をそれぞれの入射
光量に比例した傾きで低下させる。このコンデンサの電
圧が高入力インピーダンス、低出力インピーダンスのバ
ッファを介して外部へモニター出力(AGCOS1〜4)
として出力される。 【0060】また積分クリアゲートパルス(ICG)は各
画素の蓄積部(フォトダイオードアレイ)と電源との間に
設けられたMOSゲートに印加され、積分クリアゲート
パルス(ICG)が「H」の間に蓄積部はほぼ電源電圧レ
ベルまで充電されクリアされる。この後積分クリアゲー
トパルス(ICG)が「L」の時にMOSゲート(MOS)
は開の状態となり、フォトダイオードアレイで発生した
像輝度分布に比例した光電流で電源電圧まで充電された
蓄積部の電荷を放出し、各画素の輝度分布の情報が蓄え
られる。 【0061】各ブロックの基準部、参照部のペアそれぞ
れに対して電荷蓄積部とレジスタとの間にMOSゲート
(MOS)が設置されSHパルス(SH1)〜(SH4)の
「H」印加時にそれぞれのゲートが閉じ蓄積部に積分ク
リアゲートパルス(ICG)印加後蓄積された電荷がレジ
スタに転送される。 【0062】モニター出力(AGCOS1)〜(AGCO
S4)の補償出力としてDOS回路が設置されている。
この回路はモニター出力部のコンデンサ及びバッファと
同一特性のもので形成され、その入力端をOPENの状
態とした回路で、積分クリアゲートパルス(ICG)に応
じてほぼ電源電圧まで充電された電位をこの積分クリア
ゲートパルス(ICG)の消滅後も出力しつづける。 【0063】次に、図12(a),(b)の構成で異なる点
について説明を加える。図12(a),(b)はCCDレジ
スタの構成及びそれに続くCCDの出力段の構成が異な
る。図12(a)はCCDレジスタが各ゾーンに対して直
列に配置され、そのCCDレジスタの終端に出力用バッ
ファが設けられ、その出力は第1ゾーン基準部、第2ゾ
ーン基準部、第1ゾーン参照部、第2ゾーン参照部、第
4ゾーン参照部、第3ゾーン参照部、第4ゾーン基準
部、第3ゾーン基準部の順に転送クロックφ1の立下が
りに同期して順次出力される。 【0064】一方、図12(b)に示したCCDイメージ
センサの出力構成は各ゾーンそれぞれが異なるレジスタ
を有し、そのそれぞれのCCDレジスタ終端に合計4つ
の出力がバッファを有する並列構成となっている。第1
〜4のバッファ出力からは第1〜4ゾーンの基準部、参
照部の出力が転送クロックφ1の立下がりに同期して順
次出力される。また、このCCDイメージセンサでは4
つのゾーンで異なる積分時間での制御を行うために図1
2(a)では各ゾーンの基準部、参照部両者の出力端側に
アルミマスクで遮光を施した画素を設け(斜線部)、温
度、積分時間で大きく変動する暗時出力レベルの補正用
画素として用いている。図12(b)ではこの暗時出力レ
ベル補正用画素(斜線部)は各基準部の出力端側にのみ設
置され、基準部、参照部両者の補正に用いられている。 【0065】次に、AFインターフェース(AFIF)の
回路構成とCCDイメージセンサの具体的な駆動法につ
いて説明を加える。まず図12(a)に示した直列型CC
Dレジスタを有するCCDイメージセンサの駆動法を図
13を用いて説明する。図13において、図面左側はC
CDイメージセンサとの接続部、右側はAFマイコン
(AFP)との接続部である。AF動作開始後の第1回目
のCCD積分では全ゾーンの出力を必要とする。この時
の動作はAFマイコン(AFP)からの積分クリアゲート
パルス(ICG)の印加で積分を開始する。このパルス印
加でCCDの全画素蓄積部及びモニター出力が初期化さ
れ、このパルスの消滅後両者は同時に光電変換出力の蓄
積を開始する。 【0066】一方、AFマイコン(AFP)から供給され
る原クロックφ0とそのクロックを複数段分周したクロ
ックφaが入力されているAFタイミング制御回路(AF
TC)では、AFマイコン(AFP)から全ゾーン出力命
令がゾーン選択記号(AFZS)で供給されると、転送ク
ロックはその周期が後段のA/D変換可能な周期として
φaを選択する。積分クリアゲートパルス(ICG)はま
たR/Sフリップフロップのリセット入力に入力され、
R/SフリップフロップをリセットすることでCCDへ
の転送クロックφ1を「H」、φ2を「L」の状態に固
定化する。この状態で画素蓄積部の蓄積が進み、同時に
モニターの蓄積もすすみ補償出力より一定レベルV1だ
け降下するモニター出力が生じはじめる。この時画素蓄
積部に蓄積された電荷は後段のA/D変換、また合焦検
出演算に適切な平均出力レベルであるという点でV1と
いう値はあらかじめ設定される。 【0067】被写体輝度の高いゾーンから順にそのレベ
ルV1を上回り、各コンパレータ(COM11)〜(CO
M14)は反転し、その出力はORゲート及びワンショ
ットパルス発生器を介しCCDイメージセンサへのシフ
トパルス(SH1)〜(SH4)として供給される。このイ
メージセンサへのシフトパルス(SH1)〜(SH4)は画
素蓄積部の電荷をそれぞれ転送レジスタへシフトする
が、転送クロックがレジスタに供給されていないので画
素に対応したレジスタのポテンシャルに電荷はホールド
される。このようにしてコンパレータ(COM11)〜
(COM14)の反転が完了した時、すなわちANDゲー
トの出力(TINT)が「H」となった時点には適正な平
均レベルの出力を得た各ゾーンの出力がレジスタに格納
された状態となる。 【0068】ここでANDゲートの出力(TINT)の反
転がAFマイコン(AFP)にCCDイメージセンサの全
ゾーンの積分完了信号として、またORゲート及び遅延
素子を介してR/Sフリップフロップに入力されること
で転送クロック印加開始信号として用いられる。図14
にそのタイムチャートを示す。この後OS端子からφ1
の立下がりに同期して各画素出力が出力されるが、AF
タイミング制御回路はφ2をカウントすることで暗時出
力補正用画素出力時にぞれぞれのタイミングでサンプリ
ング信号を発生させ、またADコンバータにはADスタ
ート信号(ADS)を供給する。 【0069】こうしてCCDの出力は第1ゾーン基準
部、第2ゾーン基準部、第1ゾーン参照部、第2ゾーン
参照部、第4ゾーン参照部、第3ゾーン参照部、第4ゾ
ーン基準部、第3ゾーン基準部の順でそれぞれの積分時
間にみあった暗時出力補正が施された後、A/D変換さ
れ、AD変換完了信号に同期して出力されAF制御マイ
コン(AFP)に入力されることになる。 【0070】次に、この回路で図5のステップ#127
に示した選択ゾーンの積分駆動について説明する。ま
ず、ゾーン信号(SZS)がAFタイミング制御回路(A
FTC)に送信されると、同回路内部のカウンタにその
ゾーンが出力されるまでに必要な転送クロック数がセッ
トされる。積分クリアゲートパルス(ICG)の印加後、
AFマイコン(AFP)は出力したいブロックのモニター
用コンパレータ(COM11)〜(COM14)の出力(I
NT1)〜(INT4)を選択しておき、そのコンパレー
タの反転と同時にマニュアルシフト信号(SHM)を発生
させて転送クロックφ1,φ2の停止を解除する。 【0071】カウンタをセットされたAFタイミング制
御回路(AFTC)はクロックφaのカウントを行い、カ
ウンタがセットされた値と等しくなるまで原クロックφ
0をCCDに供給し、選択ゾーンの出力が出力される時
のみA/D変換可能なクロックを供給し、AFマイコン
(AFP)にはそのゾーンのみのデータが(EOC)に同期
して供給され、またカウンタセットを行い、また他のゾ
ーンが出力されている時は高速転送を行い、注目ゾーン
の残り画素の時に同様の動作を行う。このようにするこ
とでデータダンプ時間及び積分時間のむだな時間を軽減
し、AF動作の高速化を計る。この動作のタイムチャー
トを図15に示す。 【0072】最後に、図12(b)に示した並列型CCD
レジスタを有するCCDイメージセンサの駆動法を図1
6を用いて説明する。図面左側はCCDイメージセン
サ、マルチプレクサ(MPX)より右側がAFインターフ
ェース(AFIF)で、右端の端子列はAFマイコン(A
FP)に接続されている。 【0073】このCCDイメージセンサではAF開始後
第1回目のCCDの全ゾーン出力を、次のような駆動法
で時間短縮を計り、得ることができる。まず、AFマイ
コン(AFP)は各画素蓄積部及びモニターに蓄積された
電荷を排除するために積分クリアゲートパルス(ICG)
を発生させる。このときに、第1ゾーンを示すゾーン信
号(ZS)によって、マルチプレクサ(MPX)の出力端子
(AGCOS0)からは入力信号(AGCOS1)が出力さ
れ、入力信号(SH0)は出力端子(SH1)から出力さ
れ、出力端子(OS0)からは入力信号(OS1)が出力さ
れるようにセットされる。 【0074】そして、第1ゾーンに対するCCDイメー
ジセンサの電荷蓄積のモニタリングは、マルチプレクサ
(MPX)を介して信号(AGCOS 1)をコンパレータ
(COM20)でモニターすることによってなされる。第
1ゾーンのモニター部及び各画素部の電荷蓄積が進ん
で、信号(AGCOS1)が後段のアナログ処理回路及び
後段の焦点検出演算に適切なレベルV1に達するとコン
パレータ(COM20)の出力が反転して、シフトパルス
(SH0)が、マルチプレクサ(MPX)を介して、シフト
パルス(SH1)として第1ゾーンのCCDイメージセン
サに供給される。 【0075】また、信号(AGCOS1)がレベルV1に
達せずに予め設定された最大積分時間が経過したときに
は、AFマイコン(AFP)からのマニュアルシフトパル
ス(SHM)の印加によって、シフトパルス(SH0)がマ
ルチプレクサ(MPX)を介してシフトパルス(SH1)と
して第1ゾーンのCCDイメージセンサに供給される。
このシフトパルス(SH1)の供給によって第1ゾーンの
CCDイメージセンサは電荷蓄積動作を終了し、画素蓄
積部に蓄積された電荷はシフトゲートを介して第1ゾー
ンのCCDシフトレジスタ(Rg1)にシフトされる。 【0076】ここで、シフトパルス(SH0)を発生する
遅延及びワンショット回路(DO)の入力信号は、φ1,
φ2の2つの転送クロックを発生する転送クロック発生
回路(TCG)にも供給され、転送クロックφ1が「H」
レベルである区間内にシフトパルス(SH1)が第1ゾー
ンのCCDイメージセンサに供給されるように位相が調
整されている。そして、転送クロックφ1の立ち下がり
に同期して、第1ゾーンのCCDイメージセンサに蓄積
された像の光電変換出力(OS1)がマルチプレクサ(M
PX)の出力端子(OS0)を介して順次出力される。 【0077】次に、シフトパルス(SH0)の発生直後
に、AFマイコン(AFP)は、第2の積分クリアゲート
パルス(ICG)をCCDイメージセンサに対して供給す
る。この第2の積分クリアゲートパルス(ICG)は第2
ゾーンのCCDイメージセンサに対する積分開始信号で
あり、第1ゾーンの電荷蓄積動作終了の直後に第2ゾー
ンのモニター部及び画素部の電荷蓄積動作及び蓄積され
た電荷の排出動作を引き続いて行わせるためのものであ
る。 【0078】この後、AFマイコン(AFP)は、第1ゾ
ーンに対する光電変換出力(OS1)の内で暗時出力補正
用画素の出力をサンプル・ホールド回路(S/H)にメモ
リさせ、その後に出力される各画素出力とメモリされた
暗時出力補正用画素の出力との差をA/D変換して像情
報として入力する。 【0079】ここで、AFマイコン(AFP)からのマニ
ュアルシフトパルス(SHM)によってCCDイメージセ
ンサの電荷蓄積を強制的終了させたときには、コンパレ
ータ(COM20)〜(COM22)の出力によりそのモニ
ター部の出力の平均蓄積レベルに応じて自動ゲイン調整
回路(AGC)が自動的にそのゲインを調整する。すなわ
ち、自動ゲイン調整回路(AGC)には、光電変換出力
(OS0)とサンプル・ホールド回路(S/H)の出力とが
入力されて、両出力の差が適当に増幅されて出力され
る。そして、自動ゲイン調整回路(AGC)の出力はA/
D変換回路(ADC)に入力されてディジタル値に変換さ
れ、このディジタル値が像情報としてAFマイコン(A
FP)に入力される。 【0080】第1ゾーンの像情報がこのようにしてAF
マイコン(AFP)に入力されると、次に、先だって電荷
蓄積が開始された第2ゾーンのCCDイメージセンサの
電荷蓄積状態の検出がなされる。このために、まず、A
Fマイコン(AFP)は信号(TINTC)を「L」としてマニ
ュアルシフトパルス(SHM)がシフトパルス(SH0)と
して出力されることを禁止し、ゾーン信号(ZS)を第1
ゾーンから第2ゾーンに切り換える。これによって、マ
ルチプレクサ(MPX)の出力端子(AGCOS0)からは
入力信号(AGCOS2)が出力され、入力信号(SH0)
は出力端子(SH2)から出力され、出力端子(OS0)か
らは入力信号(OS2)が出力されるようにセットされ
る。 【0081】そして、AFマイコン(AFP)は信号(T
INT0)の確認を行い、信号(TINT0)が「H」の
ときには第2ゾーンのCCDイメージセンサの電荷蓄積
は既に過剰であるから、再び積分クリアゲートパルス
(ICG)をCCDイメージセンサに供給して第2ゾーン
のCCDイメージセンサの電荷蓄積を再び開始させる。
逆に、信号(TINT0)が「L」の場合には、第2ゾー
ンのCCDイメージセンサの電荷蓄積が第1ゾーンのC
CDイメージセンサのAFマイコン(AFP)への像情報
の取り込み中には完了していない。そこで、AFマイコ
ン(AFP)は信号(TINTC)を再び「H」として信号
(TINT0)の反転を待つ。 【0082】そして、この信号(TINT0)が反転した
場合、もしくは第1ゾーンのCCDイメージセンサから
の像情報の取り込みに要した時間に信号(TINT0)の
反転の待ち時間を加えた時間が予め定められた最大電荷
蓄積時間に達した場合には、シフトパルス(SH0)が発
生させられて第2ゾーンのCCDイメージセンサの電荷
蓄積が終了する。以下同様に、第3ゾーンのCCDイメ
ージセンサの電荷蓄積開始、第2ゾーンの像情報の取り
込み、第3ゾーンのCCDイメージセンサの電荷蓄積状
態の検出という順に全ゾーンに対してCCDイメージセ
ンサの電荷蓄積及び像情報の取り込みが行われる。 【0083】ここで、被写体が低輝度であるので長時間
の電荷蓄積時間が必要である場合には、 (像情報の取り込み時間)×{(全ゾーン数)−1} の時間だけCCDの駆動時間が短縮されるが、被写体が
低輝度ではなく長時間の電荷蓄積時間が必要でない場合
には、CCDの駆動時間は短縮されない。 【0084】しかし、図12(b)図示の回路構成におい
ては、シフトパルス(SH1)のゲート(SHG1)〜(S
HG4)とレジスタ(Rg1)〜(Rg4)との間にバッフ
ァ部とシフトゲート部とを増設することによって、被写
体が高輝度のときにも電荷蓄積動作の完了時に蓄積部か
らバッファ部への蓄積電荷の第1のシフト動作を行い、
前述の電荷蓄積状態検出時に積分完了信号(TINT0)
が既に発生していた場合にはバッファ部からレジスタ
(Rg1)〜(Rg4)への電荷の第2シフト動作を行うよ
うに構成して、CCDの駆動時間の短縮を可能とするこ
ともできる。 【0085】また、図12(a)図示の回路構成でも、上
述と同様のバッファ部及びシフトゲート部を増設するこ
とによって、電荷蓄積動作中の転送クロックφ1の停止
という煩雑な回路構成をより簡素化することができると
ともに、煩雑な回路構成によるノイズなどの不都合を低
減させることができる。 【0086】又、上記実施形態はレンズが合焦状態に達
したときにシャッターのレリーズが許可されるいわゆる
AF優先式のカメラであったが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、合焦状態か否かにかかわらずシャッ
タレリーズ操作に応じてシャッタがレリーズされるいわ
ゆるレリーズ優先式のカメラでもよい。 【0087】更にAFゾーンに対応した合焦検出感度域
と露出制御用の測光感度域とが必ずしも正確に一致する
必要はなく、例えば1つの測光感度域が1つの合焦検出
感度域を含むより広い範囲をカバーしていても良いし、
撮影範囲の中央をにらむ測光感度域以外の範囲では1つ
の測光感度域が複数の合焦検出感度域をカバーするよう
にしても良い。 【0088】後者の場合、1つの測光感度域にカバーさ
れる複数の合焦検出感度域のいずれが選択されても、そ
の測光感度域が選択されるように構成すればよい。更
に、CCDイメージセンサの電荷蓄積状態をモニターす
るために各CCDイメージセンサに対してそれぞれ設け
られたモニター部の出力をそのまま測光信号として用
い、選択された合焦検出感度域に対応するCCDイメー
ジセンサの電荷蓄積状態モニター用に設けられたモニタ
ー部の出力をその合焦検出感度域に対応して選択された
測光感度域の情報として使用しても良い。 【0089】更に本実施形態では、最も短い被写体距離
を検出したAFゾーンを最も優先してレンズの焦点調節
を行うように構成されているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば検出された最も短い被写体距
離と検出された最も長い被写体距離との中間にピントが
合うように焦点調節を行うように構成しても良いし、検
出された最も長い被写体距離にピントが合うように焦点
調節を行っても良い。また、どのようなゾーンを優先し
て選択するかを切り換えられるように構成しても良い。
ここで、一般に撮影される写真の統計データに基づい
て、一般の撮影に最も適したゾーンが選択されるように
ゾーンの切り換えの要否をカメラ設計時に決定すれば良
い。 【0090】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
イメージセンサを有し、各イメージセンサが対象領域の
うちの互いに異なる領域からの光束を受光してそれぞれ
の領域の焦点状態に関する情報を出力するよう構成され
た焦点検出装置であって、上記互いに異なる領域毎に上
記イメージセンサの受光部近傍に配置され、各イメージ
センサに入射する光量をモニタするモニタ手段と、上記
モニタ手段の各出力に応じて各イメージセンサにおける
受光出力の増幅率をそれぞれ制御する制御手段と、上記
制御手段により制御された各イメージセンサの受光出力
に基づいて光学系の焦点状態を検出する検出手段とを備
えたものであるから、各イメージセンサへの入射輝度に
差があっても適切な焦点検出結果が得られるものであ
る。 【0091】なお、イメージセンサが各領域毎に基準部
と参照部とを有している場合において、上記モニタ手段
はその一方の近傍に配置することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来及び本発明の一実施形態における合焦領域
と測光領域を比較する説明図 【図2】上記実施形態の光学系の説明図 【図3】上記実施形態の回路の全体を示すブロック図 【図4】図3における制御マイコンの動作を示すフロー
チャート 【図5】図3におけるAFマイコンの動作を示すフロー
チャート 【図6】上記実施形態におけるデータ前処理ルーチンを
示すフローチャート 【図7】上記実施形態における前相関ルーチンを示すフ
ローチャート 【図8】上記実施形態における前相関ローコン判別ルー
チンを示すフローチャート 【図9】上記実施形態におけるゾーンの優先順位付けル
ーチンを示すフローチャート 【図10】上記実施形態における本相関ルーチンを示す
フローチャート 【図11】図10の変形例を示すフローチャート 【図12】上記実施形態におけるCCDの一構成例を示
す説明図 【図13】図12のCCDの駆動回路の構成例を示す回
路図 【図14】図13の動作を示すタイミングチャート 【図15】図5における選択ゾーンの積分駆動動作のタ
イミングチャート 【図16】図12のCCDの駆動回路の他の構成例を示
す回路図 【図17】図16の動作を示すタイミングチャート 【符号の説明】 PAL1、PAL2、PAL3、PAL4:イメージセ
ンサ PAR1、PAR2、PAR3、PAR4:イメージセ
ンサ MP1、MP2、MP3、MP4:モニタ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 糊田 寿夫 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大 阪国際ビル ミノルタ株式会社内 審査官 木村 敏康 (56)参考文献 特開 昭58−120111(JP,A) 特開 昭59−101612(JP,A) 特開 昭62−200312(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 7/11

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.複数のイメージセンサを有し、各イメージセンサが
    対象領域のうちの互いに異なる領域からの光束を受光し
    てそれぞれの領域の焦点状態に関する情報を出力するよ
    う構成された焦点検出装置であって、 上記互いに異なる領域毎に上記イメージセンサの受光部
    近傍に配置され、各イメージセンサに入射する光量をモ
    ニタするモニタ手段と、 上記モニタ手段の各出力に応じて各イメージセンサにお
    ける受光出力の増幅率をそれぞれ制御する制御手段と、 上記制御手段により制御された各イメージセンサの受光
    出力に基づいて光学系の焦点状態を検出する検出手段と
    を備えた焦点検出装置。 2.上記イメージセンサは各領域毎に基準部と参照部と
    を有し、上記モニタ手段はその一方の近傍に配置されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
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