JPH10288422A - 冷凍機用凝縮器の空冷機構 - Google Patents

冷凍機用凝縮器の空冷機構

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JPH10288422A
JPH10288422A JP11188097A JP11188097A JPH10288422A JP H10288422 A JPH10288422 A JP H10288422A JP 11188097 A JP11188097 A JP 11188097A JP 11188097 A JP11188097 A JP 11188097A JP H10288422 A JPH10288422 A JP H10288422A
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condenser
opening
duct
air
temperature
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JP11188097A
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Inventor
Tsuyoshi Maruyama
強志 丸山
Yoshinori Tokunaga
好範 徳永
Yoshiro Kuroiwa
芳郎 黒岩
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Orion Machinery Co Ltd
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Orion Machinery Co Ltd
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝縮器内から吐き出される冷媒の圧力を、所
定の許容範囲内に的確に保持できる、冷凍機用凝縮器の
空冷機構を得る。 【解決手段】 凝縮器20を配設したダクト10の吸気
側と、排気用のファン30を配置したダクト10の排気
側との間の、ダクト10周壁に、開閉扉40付きの開口
部50を設ける。それと共に、凝縮器20内から吐き出
される冷媒の圧力が所定の許容範囲内から外れた場合
に、開閉扉40により、開口部50の開口度を調整する
調整手段を設ける。そして、凝縮器20内から吐き出さ
れる冷媒の圧力が所定の許容範囲内から外れた場合に、
調整手段を用いて、開閉扉40により、開口部50の開
口度を広狭に調整する。そして、凝縮器20周囲を通過
させる冷却用の空気の量を大小に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍機に用いられ
る凝縮器周囲を通過させる冷却用空気の量を調整する手
段を備えた、冷凍機用凝縮器の空冷機構に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍機用の凝縮器として、空冷式の凝縮
器が広く用いられている。この凝縮器においては、凝縮
器近くに備えた吸気用又は排気用のファンにより、凝縮
器周囲に冷却用の空気を通過させている。そして、その
空気により、凝縮器内を通過する冷媒を冷却して液化し
ている。
【0003】この凝縮器では、上記のようにして、冬季
等において、凝縮器周囲に低温の空気を通過させた場合
に、凝縮器内を通過する冷媒が過度に冷却されて、凝縮
器内から吐き出される冷媒の圧力や温度が大幅に低下し
てしまう。
【0004】その結果、凝縮器内からキャピラリー(膨
張弁)内に供給される冷媒の圧力と、キャピラリー内か
ら吐き出される冷媒の圧力との差が、小さくなってしま
う。そして、キャピラリー内を通過する液冷媒の量が減
少して、冷凍機の冷却能力が低下してしまう。
【0005】そのため、上記空冷式の凝縮器では、冬季
等において、気温が低下した場合に、インバーター等を
用いてファンの回転数を低下させている。そして、その
ファンにより、凝縮器周囲を通過させる冷却用空気の量
を少なく抑えている。そして、その凝縮器周囲への空気
の通過量を減少させることにより、凝縮器内を通過する
冷媒が過度に冷却されて、凝縮器内から吐き出される冷
媒の圧力や温度が大幅に低下するのを防いでいる。
【0006】又は、凝縮器内から吐き出される冷媒の圧
力や温度が大幅に低下した場合に、該冷媒の大幅な圧力
や温度の低下をセンサで検知して、ファンの回転を停止
させている。そして、凝縮器周囲に冷却用の空気を通過
させるのを停止している。そして、その凝縮器周囲への
空気の通過を停止することにより、凝縮器内を通過する
冷媒が過度に冷却されて、凝縮器内から吐き出される冷
媒の圧力や温度が大幅に低下するのを防いでいる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにして、ファンの回転数を調整して、凝縮器周囲を
通過させる空気の量を調整した場合には、ファンの回転
数を上昇又は降下させた場合に、ファンの振動を受け
て、ファンが取着された冷凍機の筐体等が、共振した
り、騒音を発したりした。また、ファンの回転数調整用
のインバーターが電気ノイズの発生源となって、そのノ
イズがインバーター周辺の電子機器に悪影響を与えた。
加えて、インバーターは、高価であって、冷凍機をコス
トアップさせる原因となった。
【0008】また、凝縮器内から吐き出される冷媒の圧
力や温度が大幅に低下した際に、上記のようにして、フ
ァンの回転を停止させて、凝縮器周囲に冷却用の空気を
通過させるのを停止した場合には、凝縮器の冷却能力の
微調整が困難となって、凝縮器の冷却効率が大幅に落ち
てしまった。そして、凝縮器内から吐き出される冷媒が
凝縮不足となって、キャピラリー内を通過する液冷媒の
量が減少し、冷凍機の冷却能力が落ちてしまった。
【0009】本発明は、このような課題を解消可能な、
凝縮器周囲を通過させる冷却用の空気の量を調整する調
整手段を備えた、冷凍機用凝縮器の空冷機構(以下、空
冷機構という)を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の空冷機構は、冷却用の空気を通すダ
クト内の吸気側に、冷凍機用の凝縮器を配設し、前記ダ
クト内の排気側に排気用のファンを設置してなる冷凍機
用凝縮器の空冷機構において、前記凝縮器の配設箇所と
前記ファンの設置箇所との間のダクト周壁に、ダクト外
部から空気をダクト内に導入する開閉扉付きの開口部を
設けると共に、前記凝縮器内から吐き出される冷媒の圧
力又は温度が所定の許容範囲内から外れた場合に、前記
開閉扉により、前記開口部の開口度を調整して、前記凝
縮器周囲を通過させる空気の量を調整する調整手段を備
えたことを特徴としている。
【0011】また、本発明の第2の空冷機構は、冷却用
の空気を通すダクト内の排気側に、冷凍機用の凝縮器を
配設し、前記ダクト内の吸気側に吸気用のファンを設置
してなる冷凍機用凝縮器の空冷機構において、前記凝縮
器の配設箇所と前記ファンの設置箇所との間のダクト周
壁に、ダクト内の空気をダクト外部に排出する開閉扉付
きの開口部を設けると共に、前記凝縮器内から吐き出さ
れる冷媒の圧力又は温度が所定の許容範囲内から外れた
場合に、前記開閉扉により、前記開口部の開口度を調整
して、前記凝縮器周囲を通過させる空気の量を調整する
調整手段を備えたことを特徴としている。
【0012】この第1又は第2の空冷機構においては、
凝縮器内から吐き出される冷媒の圧力又は温度が所定の
許容範囲内から外れた場合に、調整手段を用いて、開閉
扉により、開口部の開口度を広狭に調整できる。そし
て、その開口部を通して、凝縮器の配設箇所とファンの
設置箇所との間のダクト内にダクト外部から導入する空
気の量又は凝縮器の配設箇所とファンの設置箇所との間
のダクト内からダクト外部に排出する空気の量を増減さ
せることができる。
【0013】そして、本発明の第1の空冷機構では、排
気用のファンにより、ダクト内からダクト外部に排出す
る空気の一部を、開口部を通してダクト内に導入する空
気で置き換えることができる。そして、その分、ダクト
内の吸気側に配設した凝縮器周囲を通過させて、ダクト
外部に排出する空気の量を少なく抑えることができる。
そして、その凝縮器周囲を通過させる空気の量を調整す
ることにより、凝縮器を適度に冷却し続けて、凝縮器内
から吐き出される冷媒の圧力又は温度を所定の許容範囲
内に保持し続けることができる。
【0014】また、本発明の第2の空冷機構では、吸気
用のファンにより、ダクト外部からダクト内に吸入した
空気の一部を、ダクト内の排気側に配設した凝縮器周囲
を通過させずに、開口部を通して、ダクト外部に直接に
排出できる。そして、その分、ダクト内の排気側に配設
した凝縮器周囲を通過させる空気の量を少なく抑えるこ
とができる。そして、その凝縮器周囲を通過させる空気
の量を調整することにより、凝縮器を適度に冷却し続け
て、凝縮器内から吐き出される冷媒の圧力又は温度を所
定の許容範囲内に保持し続けることができる。
【0015】本発明の第1又は第2の空冷機構において
は、開口部を開閉扉で一部閉じた場合は勿論、開口部を
完全に閉じたり逆に開口部を全開したりした場合におい
ても、排気用又は吸気用のファンを停止させずに、該フ
ァンを回転させ続けることができる。そして、ダクト内
の吸気側又は排気側に配設された凝縮器周囲を冷却用の
空気を通過させ続けることができる。そして、その空気
により、凝縮器を適度に冷却し続けて、凝縮器内から吐
き出される冷媒の圧力又は温度を所定の許容範囲内に保
持し続けることができる。
【0016】また、開閉扉により、開口部の開口度を広
げて、ダクト内に配設された凝縮器周囲を通過させる空
気の量を少なく抑えた場合においても、凝縮器周囲を通
過させる空気の量を減少させた分、開口部を通してダク
ト外部からダクト内に空気を吸入したり、開口部を通し
てダクト内からダクト外部に空気を排出したりできる。
そして、開口部を通してダクト内に吸入する空気の量と
凝縮器周囲を通過させる空気の量の総計、又は開口部を
通してダクト外部に排出する空気の量と凝縮器周囲を通
過させる空気の量の総計を、開口部を開閉扉で完全に閉
じて、排気用のファンによりダクト内からダクト外部に
排出する空気の量、又は吸気用のファンによりダクト外
部からダクト内に吸入する空気の量に、一致させること
ができる。
【0017】換言すれば、開口部を通してダクト内に吸
入する空気の量、又は開口部を通してダクト外部に排出
する空気の量の大小に係わらず、排気用のファンにより
ダクト内からダクト外部に排出する空気の量、又は吸気
用のファンによりダクト外部からダクト内に吸入する空
気の量を一定に保持できる。そして、開閉扉により開口
部の開口度を広げて、凝縮器周囲を通過させる空気の量
を少なく抑えたために、排気用又は吸気用のファンに機
械的又は電気的なストレスが加わるのを防ぐことができ
る。
【0018】本発明の第1又は第2の空冷機構において
は、凝縮器内から吐き出される冷媒の圧力又は温度を検
知するセンサを設けて、該センサにより検知した冷媒の
圧力又は温度に基づき、開閉扉により、開口部の開口度
を調整する調整手段を備えた構造とすることを好適とし
ている。
【0019】この第1又は第2の空冷機構にあっては、
凝縮器内から吐き出される冷媒の圧力又は温度が所定の
許容範囲内から外れた場合に、それをセンサにより検知
できる。そして、該検知結果に基づき、調整手段を用い
て、開閉扉により、開口部の開口度を広狭に調整でき
る。そして、その開口部を通してダクト外部からダクト
内に導入する空気の量、又はその開口部を通してダクト
内からダクト外部に排出する空気の量を増減させること
ができる。そして、その分、ダクト内に配設された凝縮
器周囲を通過させる空気の量を大小に調整できる。そし
て、その凝縮器周囲を通過させる空気により、凝縮器を
適度に冷却し続けて、凝縮器内から吐き出される冷媒の
圧力又は温度を所定の許容範囲内に保持し続けることが
できる。
【0020】本発明の第1又は第2の空冷機構において
は、凝縮器の周囲温度を検知する温度センサを設けて、
該温度センサにより検知した温度に基づき、凝縮器内か
ら吐き出される冷媒の圧力又は温度を想定して、該想定
値に基づき、開閉扉により、開口部の開口度を調整する
調整手段を備えた構造とすることを好適としている。
【0021】この第1又は第2の空冷機構にあっては、
凝縮器の周囲温度が過度に上昇又は低下した場合に、そ
れを温度センサにより検知できる。そして、該検知結果
に基づき、凝縮器内から吐き出される冷媒の圧力又は温
度が所定の許容範囲内から外れたことを想定できる。そ
して、該想定結果に基づき、調整手段を用いて、開閉扉
により、開口部の開口度を広狭に調整できる。そして、
開口部を通してダクト外部からダクト内に導入する空気
の量、又は開口部を通してダクト内からダクト外部に排
出する空気の量を増減させることができる。そして、そ
の分、ダクト内に配設された凝縮器周囲を通過させる冷
却用空気の量を大小に調整できる。そして、その凝縮器
周囲を通過させる空気により、凝縮器を適度に冷却し続
けて、凝縮器内から吐き出される冷媒の圧力又は温度を
所定の許容範囲内に保持し続けることができる。
【0022】また、この第1又は第2の空冷機構におい
ては、ダクト外方を向く凝縮器の周囲部分に、温度セン
サを備えた構造とすることを好適としている。
【0023】この第1又は第2の空冷機構にあっては、
温度センサと、排気用又は吸気用のファンとの間に、凝
縮器を介在させることができる。そして、排気用又は吸
気用のファンによりダクト内を送られる凝縮器で加熱さ
れた高温の排気風又は外気温と同じ低温の吸気風の影響
を、温度センサが直に受けるのを、凝縮器で防ぐことが
できる。そして、温度センサの測定値が、凝縮器の周囲
部分の実際の温度から離隔するのを防いで、その温度セ
ンサにより、凝縮器の周囲温度を正確に検知できる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。図1ないし図3は本発明の第1の空冷
機構の好適な実施の形態を示し、図1はその概略構造説
明図、図2又は図3はその開閉扉付きの開口部周辺の拡
大構造説明図である。以下に、この第1の空冷機構を説
明する。
【0025】図の第1の空冷機構においては、冷却用の
空気を通す方形箱体状のダクト10を設けている。ダク
ト10の左側の側部は、広く開口させていて、そのダク
ト10の左側の側部の内側に凝縮器20を、ダクト10
の左側の側部の開口面10aを覆うようにして配設して
いる。ダクト10の上部の側壁には、円形状、スリット
状等の穴12を複数散点状に開口している。ダクト10
の上部の側壁の内側には、排気用のファン30を設置し
ている。
【0026】そして、そのファン30を回転させること
により、ダクト10の左側の側部からダクト10内に冷
却用の空気を吸入して、その空気を凝縮器20周囲を通
過させることができるようにしている。そして、その空
気により、凝縮器20を冷却できるようにしている。凝
縮器20を冷却した後の空気は、排気用のファン30に
より、ダクト10内及びダクト10の上部の側壁の複数
の穴12を通して、ダクト10外部に排出できるように
している。
【0027】以上の構成は、従来の空冷機構と同様であ
るが、図の第1の空冷機構では、凝縮器20の配設箇所
と排気用のファン30の設置箇所との間のダクト10周
壁に当たる、ダクト10の右側の側壁に、ダクト10外
部からダクト10内に空気を導入する、開閉扉40付き
の開口部50を設けている。
【0028】それと共に、凝縮器20内から吐き出され
る冷媒の圧力が所定の許容範囲内の例えば12〜19K
g/cm2 から外れたり、凝縮器20内から吐き出され
る冷媒の温度が所定の許容範囲内の例えば27〜45度
から外れたりした場合に、開閉扉40により、開口部5
0の開口度を広狭に調整して、凝縮器20周囲を通過さ
せる空気の量を大小に調整する調整手段60を備えてい
る。
【0029】調整手段60には、図2又は図3に示した
構造のものを用いている。
【0030】図2に示した調整手段60は、開閉扉40
が開口部50の開口部表面に沿ってスライドする構造を
している。開閉扉40は、ループ状をしたベルト61表
面に固定している。ベルト61は、一対のプーリ62周
囲に亙って巡回可能にループ状に巻き掛けている。ベル
ト61の中途部は、駆動輪64に巻き掛けている。駆動
輪64は、パルスモータ等のアクチュエータ(図示せ
ず)で正逆に回転させることができるようにしている。
【0031】そして、アクチュエータにより駆動輪64
を所定角度正逆に回転させることにより、ベルト61を
一対のプーリ62周囲を正逆に巡回させることができる
ようにしている。そして、ベルト61表面に固定された
開閉扉40を開口部50の開口部表面に沿ってスライド
させて、開閉扉40により、開口部50の開口度を広狭
に調整できるようにしている。
【0032】図3に示した調整手段60は、開閉扉40
の一方の側縁を開口部50の一方の側縁に軸65を介し
て回動自在に支持している。開口部50の一方の側縁近
くには、駆動輪66を配設している。開閉扉40の他方
の側縁には、ワイヤ67の一端を固定している。ワイヤ
67の他端は、駆動輪66周囲に複数回巻き付けて固定
している。駆動輪66は、アクチュエータ(図示せず)
により正逆に回転させることができるようにしている。
【0033】そして、アクチュエーターにより駆動輪6
6を正逆に回転させることにより、ワイヤ67の他端を
駆動輪66周囲から巻き戻したり駆動輪66周囲に巻き
付けたりできるようにしている。そして、ワイヤ67に
より、開閉扉40を軸65周囲を正逆に回動させて、開
閉扉40により、開口部50の開口度を広狭に調整でき
るようにしている。
【0034】凝縮器20内から吐き出された冷媒が通過
する管路(図示せず)内には、図1に実線で示したよう
に、該管路内を通過する圧力又は温度を検知するセンサ
70を設けている。センサ70には、該センサ70によ
り検知した冷媒の圧力又は温度に基づき、調整手段60
のアクチュエーターを駆動制御する電子回路等からなる
制御手段80を接続している。
【0035】そして、凝縮器20内から吐き出される冷
媒の圧力が所定の許容範囲内の例えば12〜19Kg/
cm2 から外れたり、凝縮器20内から吐き出される冷
媒の温度が所定の許容範囲内の例えば27〜45度から
外れたりした場合に、それをセンサ70により検知でき
るようにしている。そして、該検知結果に基づき、制御
手段80により、アクチュエーターを駆動制御して、開
閉扉40により、開口部50の開口度を広狭に調整でき
るようにしている。
【0036】又は、ダクト10外方を向く凝縮器20の
周囲部分に、図1に破線で示したように、凝縮器20の
周囲温度を検知する温度センサ90を設けている。温度
センサ90には、該温度センサにより検知した温度に基
づき、凝縮器20内から吐き出される冷媒の圧力が所定
の許容範囲内の例えば12〜19Kg/cm2 、又は凝
縮器20内から吐き出される冷媒の温度が所定の許容範
囲内の例えば27〜45度から外れたことを想定して、
該想定結果に基づき、調整手段60のアクチュエーター
を駆動制御する電子回路等からなる調整手段100を接
続している。温度センサ90により検知した温度から、
凝縮器20内から吐き出される冷媒の圧力又は温度を想
定する場合には、運転中の冷凍機における、凝縮器20
の周囲温度と凝縮器20内から吐き出される冷媒の圧力
又は温度との相互関係の実測データから、想定してい
る。
【0037】そして、凝縮器20の周囲温度が過度に上
昇又は低下して、凝縮器20内から吐き出される冷媒の
圧力又は温度が所定の許容範囲内から外れた場合に、そ
れを温度センサ90により検知できるようにしている。
そして、該検知結果に基づき、制御手段100により、
アクチュエーターを駆動制御して、開閉扉40により、
開口部50の開口度を広狭に調整できるようにしてい
る。
【0038】図1ないし図3に示した空冷機構は、以上
のように構成していて、この空冷機構においては、凝縮
器20内から吐き出される冷媒の圧力が所定の許容範囲
内の例えば12〜19Kg/cm2 から外れたり、凝縮
器20内から吐き出される冷媒の温度が所定の許容範囲
内の例えば27〜45度から外れたりした場合に、それ
をセンサ70により検知できる。そして、該検知結果に
基づき、制御手段80により、調整手段60のアクチュ
エーターを駆動制御して、開閉扉40により、開口部5
0の開口度を広狭に調整できる。
【0039】又は、凝縮器20の周囲温度が過度に上昇
又は低下して、凝縮器20内から吐き出される冷媒の圧
力が所定の許容範囲内の例えば12〜19Kg/cm2
から外れたり、凝縮器20内から吐き出される冷媒の温
度が所定の許容範囲内の例えば27〜45度から外れた
りした場合に、それを温度センサ90により検知でき
る。そして、該検知結果に基づき、制御手段100によ
り、調整手段60のアクチュエーターを駆動制御して、
開閉扉40を開いて、開口部50の開口度を広狭に調整
できる。
【0040】そして、その開口部50を通して、凝縮器
20の配設箇所と排気用のファン30の設置箇所との間
のダクト10内にダクト10外部から導入する空気の量
を増減させることができる。
【0041】そして、排気用のファン30により、ダク
ト10内からダクト10外部に排出する空気の一部を、
開口部50を通してダクト10内に導入する空気で置き
換えることができる。そして、その分、ダクト10内の
吸気側に配設した凝縮器20周囲を通過させて、ダクト
10外部に排出する空気の量を少なく抑えることができ
る。そして、その凝縮器20周囲を通過させる空気の量
を調整することにより、凝縮器20を適度に冷却し続け
て、凝縮器20内から吐き出される冷媒の圧力を所定の
許容範囲内の例えば12〜19Kg/cm2 に保持し続
けたり、凝縮器20内から吐き出される冷媒の温度を所
定の許容範囲内の例えば27〜45度に保持し続けたり
できる。
【0042】図4は本発明の第2の空冷機構の好適な実
施の形態を示し、図4はその概略構造説明図である。以
下に、この第2の空冷機構を説明する。
【0043】図の第2の空冷機構では、ダクト10の上
部の側壁の内側に、排気用のファン30に代えて、吸気
用のファン32を設置している。そして、該ファン32
を設置したダクト10側部分を、ダクト10外部から空
気をダクト10内に吸入する吸気側としている。それと
共に、凝縮器20が設置されたダクト10側部分を、ダ
クト10内から空気をダクト10外部に排出する排気側
としている。
【0044】その他は、図1ないし図3に示した第1の
空冷機構に同様に構成していて、この第2の空冷機構に
おいては、前述第1の空冷機構と同様にして、凝縮器2
0内から吐き出される冷媒の圧力又は温度が所定の許容
範囲内から外れた場合に、それをセンサ70で検知でき
る。そして、該検知結果に基づき、調整手段60を用い
て、開閉扉40により、開口部50の開口度を広狭に調
整できる。そして、凝縮器20周囲を通過させる空気の
量を大小に調整して、凝縮器20内から吐き出される冷
媒の圧力又は温度を所定の許容範囲内に保持し続けるこ
とができる。
【0045】又は、凝縮器20の周囲温度が過度に上昇
又は低下して、凝縮器20内から吐き出される冷媒の圧
力又は温度が所定の許容範囲内から外れた場合に、それ
を温度センサ90で検知できる。そして、該検知結果に
基づき、調整手段60を用いて、開閉扉40により、開
口部50の開口度を広狭に調整できる。そして、凝縮器
20周囲を通過させる空気の量を大小に調整して、凝縮
器20内から吐き出される冷媒の圧力又は温度を所定の
許容範囲に保持し続けることができる。
【0046】図5は、凝縮器20内から吐き出される冷
媒の圧力を検知するセンサ70と、該センサ70の検知
結果に基づき、調整手段60のアクチュエーターを駆動
制御する制御手段80とを備えた、上述第1又は第2の
空冷機構における、凝縮器20の空冷調整方法を示すフ
ローチャート図である。
【0047】図6は、上述第1又は第2の空冷機構によ
り、凝縮器20内から吐き出される冷媒の圧力又は温度
をセンサ70により検知して、該検知結果に基づき、凝
縮器20内か吐き出される冷媒の圧力又は温度の調整を
行った場合、又は凝縮器20の周囲温度を温度センサ9
0により検知して、該検知結果に基づき、凝縮器20内
から吐き出される冷媒の圧力又は温度の調整を行った場
合の、時間tの経過に伴う、凝縮器20内から吐き出さ
れる冷媒の圧力P又は温度Tの変化を示したグラフ図で
ある。このグラフ図において、Hは、凝縮器20内から
吐き出される冷媒の圧力P又は温度Tの最適値を示し、
Rは、凝縮器20内から吐き出される冷媒の圧力P又は
温度Tの変化の許容範囲を示し、Sは、冷凍機が定常運
転状態に達するまでの時間tを表している。
【0048】この図6に示したグラフ図によれば、定常
運転状態に達した冷凍機の凝縮器20内から吐き出され
る冷媒の圧力P又は温度Tを、上述第1又は第2の空冷
機構を用いて、ほぼ所定の許容範囲R内に保持できるこ
とが判る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1又は
第2の空冷機構によれば、冬季等において、空気の温度
が低下した場合においても、その空気により、凝縮器が
過度に冷却されるのを防ぐことができる。そして、凝縮
器内から吐き出される冷媒の圧力又は温度を、一年を通
して、所定の許容範囲内に的確に保持し続けることがで
きる。そして、冷凍機の冷却能力が落ちるのを防ぐこと
ができる。
【0050】また、ダクト内に配設した凝縮器周囲を冷
却用の空気を常に通過させ続けることができる。そし
て、その空気により凝縮器を的確に冷却し続けて、凝縮
器内から吐き出される冷媒の圧力が大幅に低下するのを
防ぐことができる。そして、冷凍機の冷却能力が低下す
るのを防ぐことができる。
【0051】また、ダクト内に配設した排気用又は吸気
用のファンに機械的又は電気的なストレスが加わるのを
防ぐことができる。そして、そのファンの寿命が短縮化
したり、そのファンが電力を無駄に消費したりするのを
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の空冷機構の概略構造説明図であ
る。
【図2】本発明の第1の空冷機構の調整手段周辺の拡大
構造説明図である。
【図3】本発明の第1の空冷機構の調整手段周辺の拡大
構造説明図である。
【図4】本発明の第2の空冷機構の概略構造説明図であ
る。
【図5】本発明の第1又は第2の空冷機構による凝縮器
内から吐き出される冷媒の圧力調整方法を示すフローチ
ャート図である。
【図6】本発明の第1又は第2の空冷機構を用いて凝縮
器内から吐き出される冷媒の圧力又は温度の調整を行っ
た場合の冷媒の圧力又は温度の変化を示すグラフ図であ
る。
【符号の説明】
10 ダクト 12 穴 20 凝縮器 30 排気用のファン 32 吸気用のファン 40 開閉扉 50 開口部 60 調整手段 70 センサ 80 制御手段 90 温度センサ 100 制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却用の空気を通すダクト内の吸気側
    に、冷凍機用の凝縮器を配設し、前記ダクト内の排気側
    に排気用のファンを設置してなる冷凍機用凝縮器の空冷
    機構において、前記凝縮器の配設箇所と前記ファンの設
    置箇所との間のダクト周壁に、ダクト外部から空気をダ
    クト内に導入する開閉扉付きの開口部を設けると共に、
    前記凝縮器内から吐き出される冷媒の圧力又は温度が所
    定の許容範囲内から外れた場合に、前記開閉扉により、
    前記開口部の開口度を調整して、前記凝縮器周囲を通過
    させる空気の量を調整する調整手段を備えたことを特徴
    とする冷凍機用凝縮器の空冷機構。
  2. 【請求項2】 冷却用の空気を通すダクト内の排気側
    に、冷凍機用の凝縮器を配設し、前記ダクト内の吸気側
    に吸気用のファンを設置してなる冷凍機用凝縮器の空冷
    機構において、前記凝縮器の配設箇所と前記ファンの設
    置箇所との間のダクト周壁に、ダクト内の空気をダクト
    外部に排出する開閉扉付きの開口部を設けると共に、前
    記凝縮器内から吐き出される冷媒の圧力又は温度が所定
    の許容範囲内から外れた場合に、前記開閉扉により、前
    記開口部の開口度を調整して、前記凝縮器周囲を通過さ
    せる空気の量を調整する調整手段を備えたことを特徴と
    する冷凍機用凝縮器の空冷機構。
  3. 【請求項3】 凝縮器内から吐き出される冷媒の圧力又
    は温度を検知するセンサを設けて、該センサにより検知
    した冷媒の圧力又は温度に基づき、開閉扉により、開口
    部の開口度を調整する調整手段を備えた請求項1又は2
    記載の冷凍機用凝縮器の空冷機構。
  4. 【請求項4】 凝縮器の周囲温度を検知する温度センサ
    を設けて、該温度センサにより検知した温度に基づき、
    凝縮器内から吐き出される冷媒の圧力又は温度を想定し
    て、該想定値に基づき、開閉扉により、開口部の開口度
    を調整する調整手段を備えた請求項1又は2記載の冷凍
    機用凝縮器の空冷機構。
  5. 【請求項5】 ダクト外方を向く凝縮器の周囲部分に、
    温度センサを備えた請求項4記載の冷凍機用凝縮器の空
    冷機構。
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