JPH10288252A - ブリーザ装置 - Google Patents

ブリーザ装置

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Publication number
JPH10288252A
JPH10288252A JP9113489A JP11348997A JPH10288252A JP H10288252 A JPH10288252 A JP H10288252A JP 9113489 A JP9113489 A JP 9113489A JP 11348997 A JP11348997 A JP 11348997A JP H10288252 A JPH10288252 A JP H10288252A
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JP
Japan
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breather
case
oil
pressure
breather chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP9113489A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumimori Imaeda
史守 今枝
Koichi Muto
幸一 武藤
Takashi Matsuda
尚 松田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH10288252A publication Critical patent/JPH10288252A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0482Gearings with gears having orbital motion
    • F16H57/0483Axle or inter-axle differentials
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/027Gearboxes; Mounting gearing therein characterised by means for venting gearboxes, e.g. air breathers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブリーザを介してオイルの漏洩を確実に防止
でき、また組み付け性あるいは製造性の良好なブリーザ
装置を提供する。 【解決手段】 オイルによって潤滑される回転部材
(2,4,9)を回転自在に保持したケース(1)が回
転部材(2,4,9)を収容する本体部(10)と、そ
の開口端部に取り付けられた蓋部(11)とを有し、そ
の蓋部(11)に、本体部(10)の内部空間に連通す
るブリーザ室(29)が形成され、そのブリーザ室(2
9)に連通するようにブリーザ(32)が蓋部(11)
に取り付けられ、さらにブリーザ室(29)を回転部材
(2,4,9)もしくは他の回転部材の回転によって圧
力の低くなるケース(1)内の所定箇所に連通させるオ
イル還流路(33)が蓋部(11)に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ギヤなどのオイ
ルによって潤滑される回転部材を収容したケースの内部
と外部との間で通気を行うブリーザ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】車両における変速装置や終減速装置ある
いはトランスファなどは、ギヤを主体とした伝動装置で
あり、ギヤの歯面や軸受部などの摺動部分をオイルによ
って潤滑するように構成されている。したがってそれら
のギヤなどの伝動部材をケースの内部に収容するととも
に、開口部にシール剤を設けてケースの液密性を確保し
ている。
【0003】一方、そのケースの内部は、ギヤの回転に
伴う温度上昇やポンプ作用によって圧力が上昇すること
がある。このような場合には、ケースの内外の圧力差が
大きくなると、シール部分からオイルが漏洩するおそれ
があり、そのため従来、ケースにブリーザを設けて、ケ
ースの内外の圧力差を抑制することが行われている。そ
の一例が特開昭64−3368号公報に記載されてい
る。
【0004】この公報に記載されたブリーザ装置は、例
えばリングギヤを有するトランスファにおけるブリーザ
装置であって、リングギヤの背面側に位置に、ケースの
内外を連通するブリーザ通路を設け、そのブリーザ通路
のケース外の端部に、ブリーザキャップを設けたもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のブリー
ザ装置は、リングギヤの回転に伴ってその背面側が負圧
になることに着目し、この位置にブリーザ通路を設ける
ことにより、ケースの内部からブリーザ通路を介してオ
イルが吹き出ることを防止するようにしている。しかし
ながらブリーザ装置は、前述したように、ケースの内外
の圧力差を低下させるために設けてあるのであり、上記
のようにケース内の負圧部にブリーザ通路を設けたので
は、ケース内の高圧部から排気してその部分の圧力を下
げることが難しくなる。すなわち高圧部分がそのまま残
ってしまい、ケースの内外の圧力差によってオイルが漏
洩する可能性がある。
【0006】このような不都合を解消するために、ブリ
ーザ通路をケース内の高圧部分に配置することが考えら
れる。しかしながら、例えば前述したリングギヤを内蔵
したケースであれば、リングギヤの外周部近傍が高圧部
分に相当するが、この部分では、リングギヤによるオイ
ルの飛沫も激しく生じており、ブリーザ通路からのオイ
ルの漏洩の可能性がする。そこでオイルの飛沫が直接、
ブリーザ通路に侵入しないようにするために、ケース内
の上部にブリーザ室を設け、このブリーザ室の上部にブ
リーザ通路を開口させることもできる。
【0007】しかしながらそのブリーザ室に溜まったオ
イルをケースの内部に戻すべく、そのブリーザ室とケー
スの内部とを単に連通させるとすれば、ケースの内部が
上記のように高圧になることがあるので、ブリーザ室か
らケース内にオイルを戻せない場合が生じる。さらにケ
ースの内部にブリーザ室を新たに組み付けるとすれば、
組付けの工数が増大して装置の製造性が悪化するおそれ
がある。
【0008】この発明は上記の事情を背景にしてなされ
たものであり、オイルの吹き出しあるいは漏洩を確実に
防止することができ、しかも製造性の良好なブリーザ装
置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の課
題を解決するために、請求項1に記載した発明は、オイ
ルによって潤滑される回転部材をケースの内部に回転自
在に保持し、かつそのケースの内部の圧力を逃がすブリ
ーザが前記ケースに取り付けられたブリーザ装置におい
て、前記ケースが前記回転部材を収容する本体部と、該
本体部の開口端部に取り付けられた蓋部とを有し、その
蓋部に、本体部の内部空間に連通するブリーザ室が形成
されるとともに、そのブリーザ室に連通するように前記
ブリーザが蓋部に取り付けられ、さらに前記ブリーザ室
を前記回転部材もしくは他の回転部材の回転によって圧
力の低くなるケース内の所定箇所に連通させるオイル還
流路が前記蓋部に形成されていることを特徴とするもの
である。
【0010】したがって請求項1に記載した発明によれ
ば、ケースの内部の圧力が高くなった場合、そのケース
の内外の圧力差によってケースの内部からブリーザ室お
よびブリーザを介して排気され、ケースの内外の圧力差
が解消もしくは抑制される。その場合、ケースの内部の
オイルは、ブリーザ室において空気流から分離されるの
で、ケースの外部に吹き出し、あるいは漏洩することが
防止される。またブリーザ室は、回転部材の回転によっ
て低圧になっている箇所に連通されているので、ブリー
ザ室からケース内へのオイルの還流が確実に行われる。
そしてブリーザおよびブリーザ室ならびにオイル還流路
が、ケースの本体部に組み付けられる蓋部に形成されて
いるから、これらの部材のスペースを確保することがで
きるうえに、組付けが容易になる。
【0011】また請求項2の発明は、オイルによって潤
滑されるリングギヤをケースの内部に回転自在に保持
し、かつそのケースの内部の圧力を逃がすブリーザがケ
ースに取り付けられたブリーザ装置において、前記リン
グギヤの回転中心軸線の上方位置に前記リングギヤを収
容しているケースの内部空間と連通した状態にブリーザ
室が設けられるとともに、そのブリーザ室の上部に前記
ブリーザが連通され、また前記ブリーザ室の下部には、
前記ケースの内部で回転部材の回転に伴って低圧となる
箇所に開口するオイル還流路が連通され、さらに前記リ
ングギヤを含む所定の回転部材の回転に伴って圧力の高
くなるケース内の所定位置と前記ブリーザ室の上部とを
連通させる圧力コントロール通路が設けられていること
を特徴とするものである。
【0012】したがって請求項2の発明によれば、請求
項1の発明と同様に、オイルの吹き出しや漏洩を確実に
防止しつつ、ブリーザ室からケース内へのオイルの還流
を確実に行わせることができる。これに加え、請求項2
の発明では、ブリーザ室の上部がケース内の高圧部分と
圧力コントロール通路によって連通されてブリーザ室と
ケース内空間部との圧力が均衡させられているので、オ
イル還流路からのオイルの逆流やそれに起因するブリー
ザからのオイルの吹き出しを確実に防止することができ
る。
【0013】さらに請求項3の発明は、請求項2に記載
した構成に加え、前記圧力コントロール通路が、前記ケ
ースの外部を経由するように配置されていることを特徴
とするものである。
【0014】したがって請求項3の発明によれば、圧力
コントロール通路からの放熱が促進されるので、ケース
の内部の冷却作用が増大する。その結果、ブリーザを介
した空気流からのオイルの分離が促進され、ブリーザか
らのオイルの吹き出しあるいは漏洩が、さらに確実に防
止される。
【0015】また請求項4の発明は、請求項2もしくは
3に記載した構成に加え、前記圧力コントロール通路の
一部に、前記低圧となる箇所側から前記ブリーザ室側に
向けて上昇傾斜する傾斜部が形成されていることを特徴
とするものである。
【0016】したがって請求項4の発明によれば、圧力
コントロール通路にケース内の高圧部側からオイルが侵
入したとしても、そのオイルがブリーザ室に向けて流動
することが前記の傾斜部で阻害され、その結果、圧力コ
ントロール通路を介したブリーザ室へのオイルの流入を
防止することができる。
【0017】そして請求項5の発明は、オイルによって
潤滑される回転部材をケースの内部に回転自在に保持
し、かつそのケースの内部の圧力を逃がすブリーザが前
記ケースに取り付けられたブリーザ装置において、前記
ケースが前記回転部材を収容する本体部と、該本体部の
開口端部に取り付けられた蓋部とを有し、その蓋部に、
本体部の内部空間に連通するブリーザ室が形成されると
ともに、そのブリーザ室に連通するように前記ブリーザ
が蓋部に取り付けられ、さらに前記ブリーザ室を前記回
転部材もしくは他の回転部材の回転によって圧力の低く
なるケース内の所定箇所に連通させるオイル還流路が前
記蓋部に形成され、さらに前記本体部のうち前記回転部
材の回転によって圧力の高くなる箇所と前記ブリーザ室
の上部とを連通する連通管が前記ケースの外部に取り付
けられていることを特徴とするものである。
【0018】したがって請求項5の発明によれば、ブリ
ーザを介した空気流からオイルを分離するブリーザ室や
このブリーザ室からケース内にオイルを戻すオイル還流
路が、ケースの本体部に取り付けられる蓋部に設けられ
ているから、請求項1の発明と同様に組み付け性が優
れ、また回転部材の回転に伴う低圧部にオイルを還流さ
せるから、ブリーザ室からケース内へのオイルの還流を
確実に行うことができ、さらにはブリーザを介した空気
流からのオイルの分離を促進することができる。これに
加えて請求項5の発明では、蓋部におけるブリーザ室と
ケース内の高圧部との連通を、ケースの外側に設けた連
通管によって行う構成であるから、その連通管のための
スペースの確保が容易であり、またその組み付けも容易
になる。
【0019】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明をより具体的に
説明する。まず、この発明を適用した車両用のリヤデフ
ァレンシャルの全体的に構成について説明すると、図7
において、ケーシング(デフキャリヤ)1の内部に差動
機構2とこれを駆動するドライブピニオン3とが収容さ
れている。その差動機構2は、周知の構成のものであっ
て、左右両側(図7では上下両側)を一対の円錐ころ軸
受4によって回転自在に支持されたデフケース5の内部
には、デフケース5の軸線に回転中心軸を一致させた左
右一対のサイドギヤ6が回転自在に配置され、さらにこ
れらのサイドギヤ6に噛合したピニオンギヤ7が、デフ
ケース5の回転中心軸線に直交するようにデフケース5
に取り付けたピニオンピン8に、回転自在に保持されて
いる。すなわちピニオンギヤ7は、デフケース5と共に
公転し、かつピニオンピン8を中心に自転するように構
成されている。
【0020】ここで各円錐ころ軸受4,4は、そのイン
ナーレースの大径側が、差動機構2側を向くように配置
されている。したがって円錐ころ軸受4,4が回転した
場合に、遠心力により、差動機構2とは反対側のいわゆ
る背面側から流体を吸引して差動機構2側に吐出するポ
ンプ作用が生じる。
【0021】またデフケース5の外面には、その回転軸
線に回転中心軸を一致させたリングギヤ9が固定されて
いる。このリングギヤ9はハイポイドギヤからなるもの
であって、その回転軸線に対して垂直な平面内に回転中
心軸を設定したドライブピニオン3がリングギヤ9に噛
合している。
【0022】上記の差動機構2およびドライブピニオン
3を収容したケーシング1の構造について説明すると、
このケーシング1は、本体部10と蓋部11とから構成
されている。本体部10は、前記デフケース5を支持し
ている一方の軸受4を除いた他の構成部材を収容し、か
つ支持しており、したがってこの一方の軸受4側が開口
した形状となっている。また本体部10には、前記差動
機構2を収容する空間部A1 から差動機構2の回転軸線
に対して垂直な平面方向に延びた円筒部12が形成され
ている。この円筒部12は、前記ドライブピニオン3の
軸部13を回転自在に支持するための部分であって、そ
の軸線方向での前後二箇所に円錐ころ軸受14が嵌合固
定されている。そしてこれらの軸受14にドライブピニ
オン3の軸部13が挿入されて軸受14によって回転自
在に保持されている。
【0023】なお、各軸受14は、それぞれのインナー
レースの小径側の端部が、円筒部12の軸線方向での中
心部側に位置するように、すなわち小径側の端部を突き
合わせるように配置されている。そのため、回転するこ
とに伴う遠心力によって、円筒部12の軸線方向での中
心部側から外側に向けて流体を加圧するポンプ作用が生
じるようになっている。
【0024】また、上記の円筒部12の側部(図7では
下側)には、潤滑用オイルのための油路15,16が形
成されている。これらの油路15,16は図8に示して
あり、前記差動機構2の回転軸線およびドライブピニオ
ン3の回転軸線がそれぞれほぼ水平となるように設置し
た状態での上側に、軸受14に対してオイルを供給する
供給油路15が形成され、ドライブピニオン3から離れ
て位置する軸受14から戻るオイルを差動機構2側に導
くリターン油路16がその下側に形成されている。
【0025】供給油路15について更に説明すると、本
体部10の内部に、空間部を上下に区画する隔壁17
を、前記ドライブピニオン3の軸部13とほぼ平行な方
向に延ばして形成することにより、その隔壁17の上側
に供給油路15が形成されている。したがってこの供給
油路15は、前記リングギヤ9の半径方向で外側に位置
し、かつリングギヤ9に向けて開口している。またこの
供給路15のリングギヤ9とは反対側の端部には、ドラ
イブピニオン3の軸部13を回転自在に支持している軸
受14の間に開口する供給口18が形成されている。し
たがってこの供給口18は、図7では上下方向に向け、
また図8では紙面に垂直な方向に向けて形成されてい
る。
【0026】そして前記油路15,16は、円筒部12
に対して蓋部11側に形成されていることにより、本体
部10の側部に向けてその全長に亘って開口した形状に
なっている。
【0027】また前記隔壁17の下側に形成されている
リターン油路16もリングギヤ9の半径方向で外側に位
置するよう形成され、その一方の端部がリングギヤ9に
接近して開口するとともに、他方の端部は、軸部13を
支持している軸受14のうちドライブピニオン3から離
れた位置の軸受14を越えた位置まで延び、さらに外軸
受14を越えた位置に開口する排出口19が形成されて
いる。したがってこの排出口19も前記供給口18と同
様に図7の上下方向に向け、また図8の紙面に垂直な方
向に向けて形成されている。
【0028】したがって本体部10は、差動機構2を収
容する空間部A1 の全体が、差動機構2を回転自在に支
持する一方の軸受4側に開口し、これに連続して油路1
5,16の延在方向の側面がわに開口している。前記蓋
部11は、この開口部を密閉するものであり、したがっ
てその形状は、差動機構2を収容する空間部A1 をその
回転軸線方向に投影した円形形状に、油路15,16に
沿って延びた矩形形状を連続させた形状であり、その形
状を図9に示してある。そしてその蓋部11の矩形形状
部の端部は、本体部10の端部近くまで延びている。
【0029】さらにこの蓋部11に、前記差動機構2を
回転自在に支持する一方の軸受4が嵌合固定されてい
る。したがって差動機構2を回転自在に支持する一対の
軸受4のそれぞれは、同一軸線上に位置する必要があ
り、そこで上記の終減速装置では、本体部10と蓋部1
1とが以下のようにして一体化されている。
【0030】すなわち蓋部11は図9に示すように、そ
の周辺部を貫通する複数本のボルト20によって本体部
10に固定されている。またいずれかの2本のボルト2
0のそれぞれに接近した箇所には、ノックピン21が貫
通して取り付けられており、蓋部11はこのノックピン
21を基準にして本体部10に対して位置決めされ、そ
の状態でボルト20によって本体部10に対して固定さ
れている。このようにすることにより、本体部10にお
ける軸受4と蓋部11における軸受4とがそれぞれの軸
線を一致させた状態に配置されている。
【0031】前記ドライブピニオン3における軸部13
は、前記各軸受14,14によって回転自在に保持され
るとともに、その端部は、本体部10から突出してい
る。この軸部13が突出している本体部10の端部に
は、円筒状のホルダ22が取り付けられており、その内
部にビスカスカップリング23が回転自在に保持されて
いる。このビスカスカップリング23は、従来知られて
いるものであって、円筒状のアウターケース24の内部
にハブ25が同心上にかつ回転自在に保持され、またア
ウターケース24の内周面にスプライン嵌合させた複数
のアウタープレートとハブ25の外周面にスプライン嵌
合させた複数のインナープレートとが軸線方向に交互に
配置され、さらにこれらアウターケース24の内部空間
にシリコンオイルなどの粘性流体と共に所定量の空気が
封入されている。
【0032】なお、図中符号26はオイルシールを示
し、これらのオイルシール26は、各サイドギヤ6に連
結された車軸27と本体部10および蓋部11との間、
および前記アウターケース24と本体部10との間に介
在され、ケーシング1が液密状態に封止されている。
【0033】上述したようにケーシング1は、本体部1
0と蓋部11とに分割され、その分割面28は、リング
ギヤ9の軸線に対して垂直でかつドライブピニオン3の
軸線に対してほぼ平行に設定されている。そしてこれら
本体部10と蓋部11とを上述したように組み付け、か
つビスカスカップリング23や車軸27を組み付けるこ
とによりケーシング1の内部が密閉され、その内部には
所定量のオイルが封入されている。
【0034】つぎにこの発明を適用した上記のリヤデフ
ァレンシャルにおけるブリーザ装置について説明する
と、上述した蓋部11における車載状態での最も高い位
置、すなわち前記リングギヤ9の回転軸線の上方に相当
する位置に、ブリーザ室29が形成されている。このブ
リーザ室29は、前記蓋部11における分割面28側の
上部を、厚さ方向に窪ませて形成されたものであって、
蓋部11をダイカスト鋳造する際に一体に成形すること
ができる。したがってこのブリーザ室29は、分割面2
8側に開口しており、その開口端にデフレクター30が
取り付けられている。このデフレクター30は、図1お
よび図4に示すように、ブリーザ室29の開口端を覆う
薄板状の部材であり、その上端部には小さく切り欠いた
開口部31が形成されている。したがってブリーザ室2
9はこの開口部31を介してケーシング1の内部空間部
A1 (より正確には、リングギヤ9の外周側近傍の空間
部A1 )に連通している。
【0035】また図3および図4に示すように、ブリー
ザ室29の上部には、ブリーザ32が連通して取り付け
られている。このブリーザ32は、バルブを内蔵したパ
イプや上端にキャップを被せたパイプなどの公知のもの
を使用することができ、ブリーザ室29の内部圧力が高
くなった場合に、外部に排気してケーシング1の内外の
圧力差を抑制するように構成されている。
【0036】さらにブリーザ室29の下部には、差動機
構2を支持する一方の円錐ころ軸受4の背面側に開口し
たオイル還流路33が設けられている。このオイル還流
路33は、例えば円錐ころ軸受4を取り付ける円筒部3
4側からブリーザ室29に向けてドリル加工することに
より形成できる。したがって円錐ころ軸受4が回転する
ことによるポンプ作用で低圧となる円錐ころ軸受4の背
面側の部分とブリーザ室29の底部とが、オイル還流路
33によって連通されている。
【0037】したがって上記の構成では、ブリーザ室2
9およびブリーザ32ならびにオイル還流路33などの
ブリーザ装置の主な構成部材が蓋部11に設けられてい
るから、これらの構成部材の組付けやブリーザ装置の組
み立てを容易に行うことができる。
【0038】そして図1および図2に示すように、ブリ
ーザ室29の上部と本体部10の内部空間部A1 とが、
圧力コントロール通路を形成する連通管35によって接
続されている。この連通管35の一方の端部を開口させ
るケーシング1の空間部A1の位置は、要は、差動機構
2やリングギヤ9が回転することに伴って圧力が高くな
る箇所であり、特に上記の装置では、差動機構2の軸線
方向での中心部に対してリングギヤ9あるいはブリーザ
室29とは反対側の位置である。すなわちブリーザ室2
9とケーシング1の内部空間部A1 との圧力を、連通管
35によって均衡させるようになっている。またこの連
通管35は、ケーシング1の外部に位置するから、その
他のスペースを容易に確保でき、またその組み付けも容
易である。
【0039】また前記連通管35の形状は、図1に示す
とおりであり、ケーシング1に開口させている端部側が
低いことにより、その中間部が二段に屈曲し、その屈曲
箇所の間が、ブリーザ室29側で高くなった傾斜部36
とされている。
【0040】上記の終減速装置は、車載状態では、差動
機構2の回転中心軸線が水平でかつドライブピニオン3
の中心軸線がほぼ水平(わずかに上向きに傾斜していて
もよい)であり、したがって本体部10に封入されたオ
イルが、その底部に溜まった状態になる。その状態でビ
スカスカップリング23に連結したプロペラシャフト
(図示せず)を回転させると、ビスカスカップリング2
3およびドライブピニオン3ならびにリングギヤ9を介
して差動機構2にトルクが入力される。その場合のリン
グギヤ9の回転方向は、図8における反時計方向であ
り、リングギヤ9のこのような回転によって本体部10
の底部に溜まっているオイルが掻き上げられ、これによ
り本体部10の内部でのリングギヤ9や差動機構2ある
いは軸受4などの回転部材の潤滑が行われる。さらにオ
イルが遠心力によってリングギヤ9から飛散することに
より供給油路15に入り込み、この供給油路15を経て
供給口18から軸受14の間の部分に供給される。
【0041】このようにリングギヤ9や差動機構2など
が回転し、またそれに伴ってオイルが撹拌されることに
より、ケーシング1の内部の圧力が高くなる。これに対
してブリーザ室29の内部は、ブリーザ32によって外
部に連通していてその圧力が低くなっている。したがっ
てケーシング1の内外の圧力差により、本体部10の内
部空間部A1 からブリーザ室29およびブリーザ32を
介したケーシング1の外部への空気流が生じ、本体部1
0の内部圧力の上昇が抑制される。
【0042】すなわちリングギヤ9の外周部の近傍は前
記デフレクター30の開口部31を介してブリーザ室2
9に連通しており、またリングギヤ9から離れた箇所の
空間部A1 は前記連通管35によってブリーザ室29に
連通している。そのためブリーザ室29の内部圧力と本
体部10の内部空間部A1 の内部圧力とが等しくなる。
これに対してケーシング1の外部の圧力が低いから、ブ
リーザ32を介して空気が排出され、ケーシング1の内
部空間部A1 の圧力上昇が抑制される。
【0043】その場合、撹拌されて飛散したオイルが空
気の流れによって運ばれることがあるが、このようにし
てブリーザ室29に侵入したオイルは、ブリーザ室29
での空気の一時的な滞留によってブリーザ室29に溜ま
る。また連通管35の内部に侵入したオイルは、連通管
35の傾斜部36によって逆流させられ、ブリーザ室2
9への流動あるいは侵入が抑制される。さらに連通管3
5は、ケーシング1の外部に設けられているので、外気
によって直接冷却され、したがってその内部を流通する
空気やオイルが冷却されてオイルの粘度が相対的に高く
なり、空気流からのオイルの分離が良好になる。
【0044】一方、ブリーザ室29の底部がオイル還流
路33によって本体部10の内部空間部A1 に連通して
いるので、ブリーザ室29に溜まったオイルは、このオ
イル還流路33を介して本体部10の内部空間部A1 に
還流する。特に上述した構成では、円錐ころ軸受4の回
転に伴うポンプ作用で圧力の低くなる箇所にオイル還流
路33が開口しているので、そのポンプ作用によってブ
リーザ室29からオイルを吸引することになり、その結
果、ブリーザ室29からオイル還流路33を介した本体
部10の内部空間部A1 へのオイルの還流を促進するこ
とができる。
【0045】そして上記の構成では、連通管35を設け
たことにより本体部10の内部空間部A1 の圧力上昇を
抑制でき、その結果、オイル還流路33を介したオイル
の逆流やそれに起因するブリーザ32からのオイルの吹
き出しを防ぐことができる。すなわち上記連通管35を
設けていない場合には、本体部10における内部空間部
A1 の全体の圧力が高くなり、これは、前記オイル還流
路33が開口している円錐ころ軸受4の背面側の部分も
同様である。このような状況は、リングギヤ9あるいは
差動機構2の回転数やオイルの温度などが所定の値にな
った場合に生じる。このような場合には、オイル還流路
33でのオイルの逆流が生じ、その結果、ブリーザ室2
9に多量のオイルが溜まってしまうので、ブリーザ32
からオイルが吹き出してしまう。
【0046】このような状況を圧力の変化によって示せ
ば、図5のとおりであり、回転開始後、ある程度時間が
経過した時点にケーシング1の内部空間部A1 の圧力お
よびブリーザ室29の圧力が共に急激に上昇し、油漏れ
が生じる。これに対して上記の連通管35を設けた場合
には、図6に示すように、本体部10の内部空間部A1
とブリーザ室29との圧力が共に低い圧力に維持され、
その結果、油漏れを生じることがない。
【0047】このような作用・効果は、直接的には、前
記連通管35を設けることにより得られるのであるが、
これは、次のように説明することができる。すなわち前
述した構成では、リングギヤ9の外周近傍の圧力が最も
高くなり、そのリングギヤ9に接近してブリーザ室29
が開口して設けられている。これに対してリングギヤ9
を挟んでブリーザ室29とは反対側の空間部A1 は、リ
ングギヤ9の近傍に対して圧力が若干低くなる。そのた
め、当該空間部A1 の圧力がブリーザ室29より高くな
ったとしても、連通管35がない限り、リングギヤ9の
近傍の高圧部分に遮られた状態になって、当該空間部A
1 の圧力を低下させることができない。そのため回転数
やオイルの温度がある値に達した時点で、ケーシング1
の内部空間部A1 の圧力が高くなる。
【0048】これに対して連通管35を設けた場合に
は、リングギヤ9の近傍の高圧部分に遮られることなく
前記空間部A1 をブリーザ室29に連通させて圧力を低
下させることが可能になるのである。そして、結局、ケ
ーシング1の内部圧力を低圧に維持して油漏れを防止す
ることができる。
【0049】以上、この発明を具体的に説明したが、こ
の発明は上述した終減速装置のブリーザ装置に限定され
ないのであって、各種の変速装置や伝動装置など、ギヤ
あるいはスプロケット、チェーンなどを内蔵した装置の
ブリーザ装置に適用することができる。また上記の実施
例では、圧力コントロール通路を連通管によって構成し
たが、これに替えて、ケーシングの肉部を貫通するよう
に形成した管路を圧力コントロール通路としてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ケースの内外の圧力差によって排気が生じた場
合、空気流に含まれる潤滑をブリーザ室で捕捉して外部
に漏洩することを防止でき、またそのブリーザ室が回転
部材の回転によって低圧になっている箇所に連通されて
いるので、ブリーザ室からケース内へのオイルの還流が
確実に行われる。そしてブリーザおよびブリーザ室なら
びにオイル還流路が、ケースの本体部に組み付けられる
蓋部に形成されているから、これらの部材のスペースを
確保することができるうえに、組付けが容易になる。
【0051】また請求項2の発明によれば、ブリーザ室
の上部がケース内の高圧部分と圧力コントロール通路に
よって連通されてブリーザ室とケース内空間部との圧力
が均衡させられているので、オイル還流路からのオイル
の逆流やそれに起因するブリーザからのオイルの吹き出
しを確実に防止することができる。
【0052】さらに請求項3の発明によれば、圧力コン
トロール通路からの放熱が促進されるので、ケースの内
部の冷却作用が増大し、ブリーザを介した空気流からの
オイルの分離が促進され、ブリーザからのオイルの吹き
出しあるいは漏洩が、さらに確実に防止される。
【0053】また請求項4の発明によれば、圧力コント
ロール通路にケース内の高圧部側からオイルが侵入した
としても、そのオイルがブリーザ室に向けて流動するこ
とが圧力コントロール通路に設けた傾斜部で阻害され、
その結果、圧力コントロール通路を介したブリーザ室へ
のオイルの流入を防止することができる。
【0054】そして請求項5の発明によれば、ブリーザ
を介した空気流からオイルを分離するブリーザ室やこの
ブリーザ室からケース内にオイルを戻すオイル還流路
が、ケースの本体部に取り付けられる蓋部に設けられて
いるから、請求項1の発明と同様に組み付け性が優れ、
また回転部材の回転に伴う低圧部にオイルを還流させる
から、ブリーザ室からケース内へのオイルの還流を確実
に行うことができ、さらにはブリーザを介した通気から
のオイルの分離を促進することができる。これに加えて
請求項5の発明では、蓋部におけるブリーザ室とケース
内の高圧部との連通を、ケースの外側に設けた連通管に
よって行う構成であるから、その連通管のためのスペー
スの確保が容易であり、またその組み付けも容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るブリーザ装置の一例を示す図で
あり、図2のI−I線断面図である。
【図2】この発明に係るブリーザ装置を設けた車両用リ
ヤデファレンシャルの平面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】デフレクターの形状を示す部分図である。
【図5】連通管を設けていない場合のケース内部空間部
およびブリーザ室の圧力変化を測定した結果を示す図で
ある。
【図6】連通管を設けた場合のケース内部空間部および
ブリーザ室の圧力変化を測定した結果を示す図である。
【図7】この発明に係るブリーザ装置を取り付けた車両
用リヤデファレンシャルを示す横断平面図である。
【図8】その本体部における油路の部分を示す側面図で
ある。
【図9】図7に示す終減速装置の側面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 差動機構 4 軸受 9 リングギヤ 10 本体部 11 蓋部 29 ブリーザ室 32 ブリーザ 33 オイル還流路 35 連通管 36 傾斜部 A1 内部空間部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルによって潤滑される回転部材をケ
    ースの内部に回転自在に保持し、かつそのケースの内部
    の圧力を逃がすブリーザが前記ケースに取り付けられた
    ブリーザ装置において、 前記ケースが前記回転部材を収容する本体部と、該本体
    部の開口端部に取り付けられた蓋部とを有し、その蓋部
    に、本体部の内部空間に連通するブリーザ室が形成され
    るとともに、そのブリーザ室に連通するように前記ブリ
    ーザが蓋部に取り付けられ、さらに前記ブリーザ室を前
    記回転部材もしくは他の回転部材の回転によって圧力の
    低くなるケース内の所定箇所に連通させるオイル還流路
    が前記蓋部に形成されていることを特徴とするブリーザ
    装置。
  2. 【請求項2】 オイルによって潤滑されるリングギヤを
    ケースの内部に回転自在に保持し、かつそのケースの内
    部の圧力を逃がすブリーザがケースに取り付けられたブ
    リーザ装置において、 前記リングギヤの回転中心軸線の上方位置に前記リング
    ギヤを収容しているケースの内部空間と連通した状態に
    ブリーザ室が設けられるとともに、そのブリーザ室の上
    部に前記ブリーザが連通され、また前記ブリーザ室の下
    部には、前記ケースの内部で回転部材の回転に伴って低
    圧となる箇所に開口するオイル還流路が連通され、さら
    に前記リングギヤを含む所定の回転部材の回転に伴って
    圧力の高くなるケース内の所定位置と前記ブリーザ室の
    上部とを連通させる圧力コントロール通路が設けられて
    いることを特徴とするブリーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力コントロール通路が、前記ケー
    スの外部を経由するように配置されていることを特徴と
    する請求項2に記載のブリーザ装置。
  4. 【請求項4】 前記圧力コントロール通路の一部に、前
    記低圧となる箇所側から前記ブリーザ室側に向けて上昇
    傾斜する傾斜部が形成されていることを特徴とする請求
    項3もしくは4に記載のブリーザ装置。
  5. 【請求項5】 オイルによって潤滑される回転部材をケ
    ースの内部に回転自在に保持し、かつそのケースの内部
    の圧力を逃がすブリーザが前記ケースに取り付けられた
    ブリーザ装置において、 前記ケースが前記回転部材を収容する本体部と、該本体
    部の開口端部に取り付けられた蓋部とを有し、その蓋部
    に、本体部の内部空間に連通するブリーザ室が形成され
    るとともに、そのブリーザ室に連通するように前記ブリ
    ーザが蓋部に取り付けられ、さらに前記ブリーザ室を前
    記回転部材もしくは他の回転部材の回転によって圧力の
    低くなるケース内の所定箇所に連通させるオイル還流路
    が前記蓋部に形成され、さらに前記本体部のうち前記回
    転部材の回転によって圧力の高くなる箇所と前記ブリー
    ザ室の上部とを連通する連通管が前記ケースの外部に取
    り付けられていることを特徴とするブリーザ装置。
JP9113489A 1997-04-15 1997-04-15 ブリーザ装置 Pending JPH10288252A (ja)

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