JPH10288187A - ドライポンプ - Google Patents
ドライポンプInfo
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- JPH10288187A JPH10288187A JP9941897A JP9941897A JPH10288187A JP H10288187 A JPH10288187 A JP H10288187A JP 9941897 A JP9941897 A JP 9941897A JP 9941897 A JP9941897 A JP 9941897A JP H10288187 A JPH10288187 A JP H10288187A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- bearing
- dynamic pressure
- pressure gas
- dry pump
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/05—Shafts or bearings, or assemblies thereof, specially adapted for elastic fluid pumps
- F04D29/051—Axial thrust balancing
- F04D29/0513—Axial thrust balancing hydrostatic; hydrodynamic thrust bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D19/00—Axial-flow pumps
- F04D19/02—Multi-stage pumps
- F04D19/04—Multi-stage pumps specially adapted to the production of a high vacuum, e.g. molecular pumps
- F04D19/042—Turbomolecular vacuum pumps
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】メンテナンスに便利であり、寿命も長く、しか
もイニシャルコストやランニングコストを低減できる軸
受構造を備えたドライポンプを提供する。 【解決手段】ドライポンプの軸受として、動圧ガス軸受
13、14を採用し、この動圧ガス軸受13、14の配
設位置を、シャフト2を密接に包囲する位置に形成した
支軸部7とシャフト2との間に設定しているので、簡易
な構成でポンプの延命化を計り、イニシャルコストやラ
ンニングコストを大幅に低減するとともに、シャフト2
の軸支を安定、確実なものとし、震動や騒音の低減化や
回転の高速化を計ることができる。
もイニシャルコストやランニングコストを低減できる軸
受構造を備えたドライポンプを提供する。 【解決手段】ドライポンプの軸受として、動圧ガス軸受
13、14を採用し、この動圧ガス軸受13、14の配
設位置を、シャフト2を密接に包囲する位置に形成した
支軸部7とシャフト2との間に設定しているので、簡易
な構成でポンプの延命化を計り、イニシャルコストやラ
ンニングコストを大幅に低減するとともに、シャフト2
の軸支を安定、確実なものとし、震動や騒音の低減化や
回転の高速化を計ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メンテナンスの便
を有効に向上させたドライポンプに関するものである。
を有効に向上させたドライポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドライポンプは、ハウジング内にオイル
を持ち込まずに稼働するものであり、オイルフリーな環
境が要求される用途には極めて有用なものである。この
種のドライポンプは、ハウジングに軸受を介してシャフ
トを回転可能に軸支し、このシャフトに、ハウジング内
周に形成したステータとの間にポンプ作用を営むロータ
を軸着して構成されるものであり、前記軸受には玉軸
受、磁気軸受、静圧軸受が一般に用いられている。
を持ち込まずに稼働するものであり、オイルフリーな環
境が要求される用途には極めて有用なものである。この
種のドライポンプは、ハウジングに軸受を介してシャフ
トを回転可能に軸支し、このシャフトに、ハウジング内
周に形成したステータとの間にポンプ作用を営むロータ
を軸着して構成されるものであり、前記軸受には玉軸
受、磁気軸受、静圧軸受が一般に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、玉軸受に
は、封入したオイルが劣化し易い環境のため、メンテナ
ンスが大変であると同時に、寿命が比較的短いという欠
点がある。また、磁気軸受は何よりも高価であるという
欠点があり、静圧軸受は給気用ガスの消費量が多いため
ランニングコストが高くつくという欠点がある。
は、封入したオイルが劣化し易い環境のため、メンテナ
ンスが大変であると同時に、寿命が比較的短いという欠
点がある。また、磁気軸受は何よりも高価であるという
欠点があり、静圧軸受は給気用ガスの消費量が多いため
ランニングコストが高くつくという欠点がある。
【0004】本発明は、メンテナンスに便利であり、寿
命も長く、しかもイニシャルコストやランニングコスト
を低減できる軸受構造を備えたドライポンプを提供する
ことを目的としている。
命も長く、しかもイニシャルコストやランニングコスト
を低減できる軸受構造を備えたドライポンプを提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、この種のドライポンプとしての一般
的構成を備えてなるものにおいて、軸受に動圧ガス軸受
を採用するとともに、この動圧ガス軸受の配設位置を、
シャフトを密接に包囲する位置に形成した支軸部と該シ
ャフトとの間に設定してなることを特徴とする。
ために、本発明は、この種のドライポンプとしての一般
的構成を備えてなるものにおいて、軸受に動圧ガス軸受
を採用するとともに、この動圧ガス軸受の配設位置を、
シャフトを密接に包囲する位置に形成した支軸部と該シ
ャフトとの間に設定してなることを特徴とする。
【0006】このように構成すれば、動圧ガス軸受は、
シャフトの回転に伴い周辺にある気体を巻き込むことに
より自身で動圧を発生しシャフトを支持する。したがっ
て、玉軸受のようにオイルを使用せず完全なオイルフリ
ー環境を実現し、オイルを使用しないため封入したオイ
ルが劣化するといった不都合がなく、メンテナンスフリ
ーや軸受ひいてはポンプ全体の延命化が計れる。また、
動圧ガス軸受は、磁気軸受を採用する場合に比べて簡易
な構成であるためイニシャルコストを大巾に軽減でき
る。さらに、動圧は周辺にある気体を巻き込むことによ
り自身で発生するものであって、静圧軸受のように外部
から大量のガスを供給する必要がなくランニングコスト
も大巾に削減される。
シャフトの回転に伴い周辺にある気体を巻き込むことに
より自身で動圧を発生しシャフトを支持する。したがっ
て、玉軸受のようにオイルを使用せず完全なオイルフリ
ー環境を実現し、オイルを使用しないため封入したオイ
ルが劣化するといった不都合がなく、メンテナンスフリ
ーや軸受ひいてはポンプ全体の延命化が計れる。また、
動圧ガス軸受は、磁気軸受を採用する場合に比べて簡易
な構成であるためイニシャルコストを大巾に軽減でき
る。さらに、動圧は周辺にある気体を巻き込むことによ
り自身で発生するものであって、静圧軸受のように外部
から大量のガスを供給する必要がなくランニングコスト
も大巾に削減される。
【0007】また、動圧ガス軸受の配設位置を、シャフ
トを密接に包囲する位置に形成した支軸部と該シャフト
との間に設定しており、シャフトを極めて安定、確実に
軸支し、振動や騒音の低減化や回転の高速化にも寄与し
得るものである。
トを密接に包囲する位置に形成した支軸部と該シャフト
との間に設定しており、シャフトを極めて安定、確実に
軸支し、振動や騒音の低減化や回転の高速化にも寄与し
得るものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。この実施例のドライポンプは、図1に示すよ
うに、ハウジング1に軸受を介してシャフト2を回転可
能に軸支し、このシャフト2に、ハウジング1の内周に
形成したステータ3との間にポンプ作用を営むロータ4
を軸着して構成されるものである。
説明する。この実施例のドライポンプは、図1に示すよ
うに、ハウジング1に軸受を介してシャフト2を回転可
能に軸支し、このシャフト2に、ハウジング1の内周に
形成したステータ3との間にポンプ作用を営むロータ4
を軸着して構成されるものである。
【0009】具体的に説明すると、ハウジング1は有底
筒状のもので、上端に設けた開口部を吸気口1aとな
し、下端近傍の周壁に設けた開口部を排気口1bとなし
ている。そして、このハウジング1の内周に、積層形の
ステータスペーサ5を静翼6を狭持させながら積み上げ
てステータ3を構成するとともに、中心部に底壁から上
方に向けて支軸部7を立設し、この支軸部7にシャフト
2を回転可能に軸支している。最上段のステータスペー
サ8の内周には円環状の凹部17が設けてある。
筒状のもので、上端に設けた開口部を吸気口1aとな
し、下端近傍の周壁に設けた開口部を排気口1bとなし
ている。そして、このハウジング1の内周に、積層形の
ステータスペーサ5を静翼6を狭持させながら積み上げ
てステータ3を構成するとともに、中心部に底壁から上
方に向けて支軸部7を立設し、この支軸部7にシャフト
2を回転可能に軸支している。最上段のステータスペー
サ8の内周には円環状の凹部17が設けてある。
【0010】シャフト2は、シャフト本体9の下端に偏
平なスラスト円盤10を取着したものであり、前記支軸
部7は、そのスラスト円盤10を比較的緊密かつ非接触
に収容し得る偏平な内空を有した基端部分11、及び、
この基端部分11からシャフト本体9の長手寸法に略等
しい距離だけ上方に起立して該シャフト本体9を比較的
緊密かつ非接触に収容し得る内空を有した円筒部分12
からなっている。
平なスラスト円盤10を取着したものであり、前記支軸
部7は、そのスラスト円盤10を比較的緊密かつ非接触
に収容し得る偏平な内空を有した基端部分11、及び、
この基端部分11からシャフト本体9の長手寸法に略等
しい距離だけ上方に起立して該シャフト本体9を比較的
緊密かつ非接触に収容し得る内空を有した円筒部分12
からなっている。
【0011】一方、ロータ4は、前記シャフト2の上端
に螺着される釣鐘状のもので、その外周には、下端近傍
から上端近傍にかけて前記各静翼6間に挿入される動翼
(円周インペラ)16を有し、また上端に前記最上段の
ステータスペーサ8に形成した凹部17に収容される遠
心インペラ18を有している。動翼16と静翼6とは協
働して周辺気体を下流に向かって叩き飛ばすことで強制
排気する周知の軸流ポンプ作用を営むものであり、遠心
インペラ18はその上下両面18a、18bと対向する
凹部17の内壁17aとの間に気体を引き込んで螺旋運
動させることにより下流に向かって送り出す周知の遠心
ポンプ作用を営むものである。
に螺着される釣鐘状のもので、その外周には、下端近傍
から上端近傍にかけて前記各静翼6間に挿入される動翼
(円周インペラ)16を有し、また上端に前記最上段の
ステータスペーサ8に形成した凹部17に収容される遠
心インペラ18を有している。動翼16と静翼6とは協
働して周辺気体を下流に向かって叩き飛ばすことで強制
排気する周知の軸流ポンプ作用を営むものであり、遠心
インペラ18はその上下両面18a、18bと対向する
凹部17の内壁17aとの間に気体を引き込んで螺旋運
動させることにより下流に向かって送り出す周知の遠心
ポンプ作用を営むものである。
【0012】このような構成において、本実施例は前記
シャフト2を、該シャフト2と支軸部7との間に配設し
た動圧ガス軸受13、14によって支持している。動圧
ガス軸受13は、スラスト円盤10の上下面10a、1
0bと支軸部7の基端部分11の対向壁11a、11b
との間に配設されるスラスト軸受用のもので、この動圧
ガス軸受13にはフォイルタイプ、ティルティングパッ
ドタイプ、スパイラルタイプなど適宜のものが用いられ
る。フォイルタイプはスラスト円盤10と対向壁11
a、11bとの間に配設するフォイルによって回転方向
に漸次狭小となる楔状の隙間を形成しこの隙間に周辺気
体を巻き込んで動圧を発生させるものであり、ティルテ
ィングパッドタイプは同様の作用をフォイルの代わりに
パッドを用いて実現するものであり、スパイラルタイプ
はスラスト円盤10の上下面10a、10b又は対向壁
11a、11bの一方に形成した螺旋溝に周辺気体を巻
き込みその溝の断面積を送り方向に漸次狭小とすること
で動圧を発生させるものであって、各々周知のものであ
る。
シャフト2を、該シャフト2と支軸部7との間に配設し
た動圧ガス軸受13、14によって支持している。動圧
ガス軸受13は、スラスト円盤10の上下面10a、1
0bと支軸部7の基端部分11の対向壁11a、11b
との間に配設されるスラスト軸受用のもので、この動圧
ガス軸受13にはフォイルタイプ、ティルティングパッ
ドタイプ、スパイラルタイプなど適宜のものが用いられ
る。フォイルタイプはスラスト円盤10と対向壁11
a、11bとの間に配設するフォイルによって回転方向
に漸次狭小となる楔状の隙間を形成しこの隙間に周辺気
体を巻き込んで動圧を発生させるものであり、ティルテ
ィングパッドタイプは同様の作用をフォイルの代わりに
パッドを用いて実現するものであり、スパイラルタイプ
はスラスト円盤10の上下面10a、10b又は対向壁
11a、11bの一方に形成した螺旋溝に周辺気体を巻
き込みその溝の断面積を送り方向に漸次狭小とすること
で動圧を発生させるものであって、各々周知のものであ
る。
【0013】一方、動圧ガス軸受14は、シャフト本体
9の上端近傍の外周と支軸部7の円筒部分12の対向壁
12aとの間およびシャフト本体9の下端近傍の外周と
支軸部7の円筒部分12の対向壁12aとの間にそれぞ
れ配設されるラジアル軸受用のもので、この動圧ガス軸
受14にも前述したフォイルタイプ、ティルティングパ
ッドタイプ、スパイラルタイプなど適宜のものが用いら
れる。
9の上端近傍の外周と支軸部7の円筒部分12の対向壁
12aとの間およびシャフト本体9の下端近傍の外周と
支軸部7の円筒部分12の対向壁12aとの間にそれぞ
れ配設されるラジアル軸受用のもので、この動圧ガス軸
受14にも前述したフォイルタイプ、ティルティングパ
ッドタイプ、スパイラルタイプなど適宜のものが用いら
れる。
【0014】なお、図において符号15で示すものは動
圧ガス軸受空間を封止する非接触シールであり、下端側
にもこのような非接触シールを適宜用いることができ
る。また、シャフト本体9の外周適宜部位には、支軸部
7の円筒部分12の対向壁12aとの間にシャフト2を
回転駆動するモータ(図示省略)が構成してある。しか
して、このドライポンプのモータを起動させると、遠心
インペラ18の上面18a及び下面18bと最上段のス
テータスペーサ8の凹部17の対向壁17aとの間にお
いて営まれる周知の遠心ポンプ作用によって吸気口1a
付近にある気体が引き込まれ、引き続きその気体は下段
に配置した動翼16及び静翼6の間に営まれる周知の軸
流ポンプ作用によって圧縮されながら最下段にまで運ば
れた後、排気口1bを介して外部に排出されることとな
る。
圧ガス軸受空間を封止する非接触シールであり、下端側
にもこのような非接触シールを適宜用いることができ
る。また、シャフト本体9の外周適宜部位には、支軸部
7の円筒部分12の対向壁12aとの間にシャフト2を
回転駆動するモータ(図示省略)が構成してある。しか
して、このドライポンプのモータを起動させると、遠心
インペラ18の上面18a及び下面18bと最上段のス
テータスペーサ8の凹部17の対向壁17aとの間にお
いて営まれる周知の遠心ポンプ作用によって吸気口1a
付近にある気体が引き込まれ、引き続きその気体は下段
に配置した動翼16及び静翼6の間に営まれる周知の軸
流ポンプ作用によって圧縮されながら最下段にまで運ば
れた後、排気口1bを介して外部に排出されることとな
る。
【0015】以上のように機能する本実施例のドライポ
ンプは、ハウジング1内にオイルを持ち込まずに稼働す
るものであり、オイルフリーな環境が要求される用途、
例えば半導体製造装置のチャンバの排気などに適用して
極めて有用なものである。しかも、この実施例では、軸
受に動圧ガス軸受13、14を採用しており、玉軸受の
ようにオイルを使用しないため封入したオイルが劣化す
るといった不都合がなく、メンテナンスフリーや軸受ひ
いてはポンプ全体の延命化に資する効果がある。また、
磁気軸受を採用する場合に比べて簡易な構成であるため
イニシャルコストを大巾に軽減できる効果があり、さら
に動圧は周辺にある気体を巻き込むことにより自身で発
生するものであって静圧軸受のように外部から大量のガ
スを供給する必要がなくランニングコストも大巾に削減
できる効果が得られる。
ンプは、ハウジング1内にオイルを持ち込まずに稼働す
るものであり、オイルフリーな環境が要求される用途、
例えば半導体製造装置のチャンバの排気などに適用して
極めて有用なものである。しかも、この実施例では、軸
受に動圧ガス軸受13、14を採用しており、玉軸受の
ようにオイルを使用しないため封入したオイルが劣化す
るといった不都合がなく、メンテナンスフリーや軸受ひ
いてはポンプ全体の延命化に資する効果がある。また、
磁気軸受を採用する場合に比べて簡易な構成であるため
イニシャルコストを大巾に軽減できる効果があり、さら
に動圧は周辺にある気体を巻き込むことにより自身で発
生するものであって静圧軸受のように外部から大量のガ
スを供給する必要がなくランニングコストも大巾に削減
できる効果が得られる。
【0016】さらにまた、この実施例は、支軸部7でシ
ャフト2の略全体を包囲し、この支軸部7とシャフト2
との間に前記動圧ガス軸受13、14を構成しているた
め、シャフト2を極めて安定、確実に軸支することがで
き、振動や騒音の低減化や回転の高速化にも寄与し得る
ものとなる。なお、各部の具体的な構成は、図示実施例
のものに限定されるものではない。例えば、ロータ4
は、本実施例のようにシャフト2の上端から垂下する釣
鐘状のものに限らず、シャフト2の上端に上向きに取着
されるもの等であっても構わない。また、動圧ガス軸受
に、静圧軸受、磁気軸受を組み合わせハイブリッドガス
軸受にしてもよい。その他の構成も本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。
ャフト2の略全体を包囲し、この支軸部7とシャフト2
との間に前記動圧ガス軸受13、14を構成しているた
め、シャフト2を極めて安定、確実に軸支することがで
き、振動や騒音の低減化や回転の高速化にも寄与し得る
ものとなる。なお、各部の具体的な構成は、図示実施例
のものに限定されるものではない。例えば、ロータ4
は、本実施例のようにシャフト2の上端から垂下する釣
鐘状のものに限らず、シャフト2の上端に上向きに取着
されるもの等であっても構わない。また、動圧ガス軸受
に、静圧軸受、磁気軸受を組み合わせハイブリッドガス
軸受にしてもよい。その他の構成も本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、ドライ
ポンプの軸受として動圧ガス軸受を採用しているので、
オイルフリーな環境を実現し、メンテナンスフリーや軸
受ひいてはポンプ全体の延命化に資する効果がある。さ
らに、簡易な構成であるためイニシャルコストを軽減
し、静圧軸受に比べランニングコストも大幅に削減する
ことができるほか小型化も図れるという優れた効果を奏
する。
ポンプの軸受として動圧ガス軸受を採用しているので、
オイルフリーな環境を実現し、メンテナンスフリーや軸
受ひいてはポンプ全体の延命化に資する効果がある。さ
らに、簡易な構成であるためイニシャルコストを軽減
し、静圧軸受に比べランニングコストも大幅に削減する
ことができるほか小型化も図れるという優れた効果を奏
する。
【0018】さらに、動圧ガス軸受の配設位置を、シャ
フトを密接に包囲する位置に形成した支軸部と該シャフ
トとの間に設定しているので、シャフトを極めて安定、
確実に軸支することができ、振動や騒音の低減化や回転
の高速化にも寄与し得るものである。
フトを密接に包囲する位置に形成した支軸部と該シャフ
トとの間に設定しているので、シャフトを極めて安定、
確実に軸支することができ、振動や騒音の低減化や回転
の高速化にも寄与し得るものである。
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図。
1…ハウジング 2…シャフト 3…ステータ 4…ロータ 7…支軸部 13、14…動圧ガス軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三谷 寿 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会 社島津製作所三条工場内
Claims (1)
- 【請求項1】ハウジングに軸受を介してシャフトを回転
可能に軸支し、このシャフトに、ハウジング内周に形成
したステータとの間にポンプ作用を営むロータを軸着し
てなるものにおいて、 前記軸受に動圧ガス軸受を採用するとともに、この動圧
ガス軸受の配設位置を、シャフトを密接に包囲する位置
に形成した支軸部と該シャフトとの間に設定してなるこ
とを特徴とするドライポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9941897A JPH10288187A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | ドライポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9941897A JPH10288187A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | ドライポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10288187A true JPH10288187A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14246933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9941897A Pending JPH10288187A (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | ドライポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10288187A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002039092A (ja) * | 2000-07-25 | 2002-02-06 | Shimadzu Corp | ターボ形ドライポンプ |
WO2015033835A1 (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-12 | Ntn株式会社 | フォイル軸受ユニット |
JP2015052345A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | Ntn株式会社 | フォイル軸受ユニット |
JP2015108380A (ja) * | 2013-12-03 | 2015-06-11 | Ntn株式会社 | 回転部材とこれを有するフォイル軸受ユニット及びターボ機械 |
WO2021069874A1 (en) * | 2019-10-09 | 2021-04-15 | Edwards Limited | Vacuum pump comprising an axial magnetic bearing and a radial gas foil bearing |
-
1997
- 1997-04-16 JP JP9941897A patent/JPH10288187A/ja active Pending
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CN105492786A (zh) * | 2013-09-06 | 2016-04-13 | Ntn株式会社 | 箔片轴承单元 |
EP3043080A4 (en) * | 2013-09-06 | 2017-02-15 | NTN Corporation | Foil bearing unit |
US9689422B2 (en) | 2013-09-06 | 2017-06-27 | Ntn Corporation | Foil bearing unit |
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