JP2002039092A - ターボ形ドライポンプ - Google Patents

ターボ形ドライポンプ

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JP2002039092A
JP2002039092A JP2000223412A JP2000223412A JP2002039092A JP 2002039092 A JP2002039092 A JP 2002039092A JP 2000223412 A JP2000223412 A JP 2000223412A JP 2000223412 A JP2000223412 A JP 2000223412A JP 2002039092 A JP2002039092 A JP 2002039092A
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housing
bearing
cooling
pump
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JP2000223412A
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Koji Horikawa
浩司 堀川
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C37/00Cooling of bearings
    • F16C37/002Cooling of bearings of fluid bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D17/00Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps
    • F04D17/08Centrifugal pumps
    • F04D17/16Centrifugal pumps for displacing without appreciable compression
    • F04D17/168Pumps specially adapted to produce a vacuum
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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    • F04D23/008Regenerative pumps
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    • F04D29/05Shafts or bearings, or assemblies thereof, specially adapted for elastic fluid pumps
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    • F04D29/0513Axial thrust balancing hydrostatic; hydrodynamic thrust bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F04D29/582Cooling; Heating; Diminishing heat transfer specially adapted for elastic fluid pumps
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受を冷却した冷却ガスが高温で排出されな
いようにしたターボ形ドライポンプを提供する。 【解決手段】 ターボ形ポンプ機構のスラスト用フォイ
ル軸受5を冷却する冷却ガスを供給する供給パイプ10
と、ハウジング1から排出する排出パイプ11を熱交換
器14を介して接続し、循環路を構成するラインに熱交
換器14を設ける。したがって、冷却ガスが高温で排出
されても、この熱交換器14で冷却媒体により熱量が奪
われて低温化され、またポンプの排気ガスがこの冷却ガ
スライン系に流入しても、その排気ガスが大気に放出さ
れることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジング内にオ
イルを持ち込まず作動し、オイルフリーな環境が要求さ
れる用途に利用されるターボ形ドライポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のドライポンプは、円筒状のハウ
ジング内に軸受を介してロータを軸着するとともにこの
ロータと前記ハウジングの内周に形成したステータとの
間でガス圧縮のポンプ作用を行う円周流ポンプを多段に
設け、ハウジングの軸方向一端側の吸気口からのガスを
圧縮しハウジングの軸方向他端側の排気口に排出する。
この円周流ポンプは非接触形でターボ形ポンプに属する
ものである。しかも、このターボ形ドライポンプは大気
圧の状態から排気が可能で真空域をつくることができ
る。このようなドライポンプにおける軸受としては、メ
ンテナンスに便利であり寿命も長く、完全なオイルフリ
ー環境を実現できる動圧ガス軸受が提案されている。
【0003】この動圧ガス軸受としては、薄片すなわち
フォイルを使用するフォイル軸受やティルティングパッ
ドを使用するティルティングパッド軸受、さらにはスパ
イラル方式を採用するスパイラル軸受等がある。たとえ
ばフォイル軸受の場合、支持する支持面と支持される回
転体の面が近接対向された間にフォイルが片持ち状に設
置され、フォイルによって回転方向に漸次狭小となる楔
状の隙間が形成される。そしてこの楔状隙間に気体(ガ
ス)を巻き込んで動圧を発生させ、回転体を基体面に対
して支承するものである。したがって玉軸受のようにオ
イルを使用するというものではなく、完全なオイルフリ
ー環境(ドライ)が実現される。
【0004】動圧ガス軸受は、回転体の回転によって気
流を生じさせ動圧を発生させることから、この気流の摩
擦により発熱が生起する。発熱は器械の変形、さらには
ガタ(ゆるみ)を生じ騒音が発生したり円周流ポンプ機
能の低下にもつながる。このようなことから、通常この
軸受部に冷却ガスを流通させて冷却している。冷却ガス
としては窒素ガス等の不活性ガスが使用される。
【0005】ところで、この種のドライポンプにおいて
は、円周流ポンプの構成上非接触であり、円周流ポンプ
の回転体を支持する軸受部と円周流ポンプ部は連通して
いる。したがって、軸受部の冷却ガスと円周流ポンプ部
による排気ガスの混入が起こり得る。冷却ガスに対し、
真空排気するガス(気体)の量は桁違いに少なく微量で
ある。したがって、たとえばこの種ドライポンプを半導
体製造装置などに利用する場合では、取り扱う真空排気
するガスが腐蝕性のあるガスの場合は、排気したガスは
適切な処理をする必要があるわけであるが、腐蝕性ガス
が混入した冷却ガスを外部に排出した後、適切に処理す
ることが必要である。そのためにこの種のターボ形ドラ
イポンプでは、排気口側より軸方向他端側の回転体とス
テータを互いに近接対向させてシール機構を構成すると
ともに、このシール機構の位置より他端側のハウジング
にて軸受を冷却する冷却ガスを供給、排出するガスライ
ン系を設けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】動圧ガス軸受は物理的
には非接触の軸受であるが、流体摩擦が行われており、
その発熱量は極めて大きい。また、円周流ポンプも多段
で構成され、このポンプ機構での発熱も大きい。したが
って、冷却ガスの供給、排出を行うガスライン系が設け
られているが、それでも排出口に接続された排出ライン
が非常に高熱となり、そのため高熱による管路破裂や燃
焼、あるいは排出系における弁等の機器を損傷させるこ
とになる。したがって、この排出系における機器等の安
全対策を採用する必要がある。また、軸受を冷却するた
めに必要となる冷却ガスは大量であり、たとえば、ガス
軸受での発熱量が600Wの場合、そこでの温度上昇を
摂氏50度に抑えるためには約0.01m/Sの窒素
ガスが必要であり、そのためポンプ運転に必要なランニ
ングコストが高くなる。さらに、真空ポンプとして排気
するガス体が腐蝕性ガスのような場合、上述のようなシ
ール機構を有するとしても、万が一ポンプ自体が故障を
おこし、損傷した場合、冷却ガスラインを介して外部に
排出され問題となる。この外部漏洩を防止させるために
は、この排出系に腐蝕ガス処理装置が必要となる。本発
明はこのような問題を解決するターボ形ドライポンプを
提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が提供するターボ
形ドライポンプは、上記課題を解決するために、円筒状
のハウジング内に軸受を介して回転体を軸着するととも
にこの回転体の円周部と前記ハウジングの内周に形成し
たステータとの間でガス圧縮のポンプ作用を行う円周流
ポンプを前記回転体の軸方向に多段に設け、ハウジング
の軸方向一端側の吸気口からのガスを圧縮しハウジング
の軸方向他端側の排気口に排出するポンプであって、前
記排気口より軸方向他端側の回転体とステータを互いに
近接対向させてシール機構を構成するとともに、このシ
ール機構の位置より他端側のハウジングに前記軸受を冷
却する冷却ガスを前記軸受に供給する供給口と、前記シ
ール機構の位置より他端側のハウジングに前記軸受を冷
却したガスを外部に排出する排出口を設けたターボ形ド
ライポンプにおいて、前記排出口に接続した冷却ガスの
排出ラインに熱交換器を介設したものである。したがっ
て、この熱交換器により熱交換器の冷却媒体に冷却ガス
の熱が奪われ、低温のガスとなって排出されることにな
る。
【0008】さらに本発明が第2に提供するターボ形ド
ライポンプにおいては、円周流ポンプにおけるステータ
に近接したハウジングにジャケットを設け、このジャケ
ットに冷却媒体を流通させるようにしたものである。し
たがって、円周流ポンプからの発熱が抑えられることに
なる。
【0009】本発明が第3に提供するターボ形ドライポ
ンプは、冷却ガスの排出ラインにおける熱交換器とジャ
ケットの冷却媒体を同一源としたものである。したがっ
て、ポンプの低温化機構が簡略な構成となる。
【0010】さらに、本発明が第4に提供するターボ形
ドライポンプは、ガス軸受を冷却する冷却ガスの排気口
と供給口をハウジング外方にて接続して循環路を形成さ
せ、この循環路に熱交換器を介設したものである。した
がって、冷却ガスの排出ラインは大気に開放されておら
ず、ポンプ自体が万が一の事故で故障したとき、真空排
気の対象ガスが腐蝕ガスであっても、このガスが冷却ガ
スのガスラインを介して大気に放出されることはない。
【0011】さらに、本発明が第5に提供するターボ形
ドライポンプは、冷却ガスの循環路に冷却ガスを補充で
きる冷却ガス源を接続し、常時微量のガスを供給するこ
とにより循環路に真空排気の対象ガスが流されることを
防ぎ、循環流路内の機器への腐食等を防ぐことができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるターボ形ドラ
イポンプを図面に示す実施例にしたがって説明する。図
1は本発明が提供するターボ形ドライポンプDPの基本
的な構成を示す図で、ポンプ全体を縦断面して示してい
る。
【0013】このドライポンプDPの主体は、円筒状の
ハウジング1とこのハウジング1の内方で軸受にて回転
自在に軸着された回転体(以下ロータという)2で構成
されている。ハウジング1は具体的には図示のとおり有
底形となっていて、軸方向一端側(上方)の開口部が吸
気口1Kであり、中段には軸方向他端側(下方)にて排
気口1Hが設置されている。そしてロータ2の円周部と
ハウジング1の内周に形成されたステータ部1Tとの組
み合わせにより円周流ポンプSPが構成されている。こ
の円周流ポンプSPはロータ2の軸方向に複数段、すな
わち多段に設けられている。なお、図1に示される実施
例においては、円周流ポンプSPの上方にねじ溝ポンプ
NPが設置されたいわゆるハイブリッド形のドライポン
プの例が示されている。
【0014】以下この構成を詳述すると、まずハウジン
グ1の内周上段にはねじ溝1Mが刻設されていて、この
ねじ溝1Mに近接すべくロータ2における上段の円筒部
2Pが対向している。このねじ溝1Mとロータ2の円筒
部2Pの組み合わせによって、上記ねじ溝ポンプ機構N
Pが構成され、ロータ2の回転によって気体の粘性流域
の分子を圧縮し下方へと圧送する。
【0015】さらに、ハウジング1の内周中段には、上
記ステータ部1Tが多段、具体的には7段、軸方向に積
設されている。他方ロータ2には、その中段から下方に
これら各ステータ部1T間に挿入されるロータ円周部2
Bが対向して設けられている。そしてステータ部1Tに
は内周端に溝1Gが形成され、他方ロータ円周部2Bの
外周端にも溝2Gが形成されている。この両溝1G、2
Gの相対的変位にて気流を生起させポンプ機能が作動す
る。このポンプ機能が流路1Nを介して後段に順次連接
され全体としてガスの圧縮が行われる。
【0016】この両者はもちろん非接触であるが、その
組み合わせによって円周流ポンプSPが形成される。こ
の多段の円周流ポンプSPの作動によって、ねじ溝ポン
プ機構NPにて圧送されたガスは、さらに圧縮されて下
方へと圧送され排気路1Rを経て排気口1Hに排気され
ることになる。すなわち、各段の円周流ポンプSPはそ
の円周でガスを圧縮し、終端で流路1Nを経て次段の円
周流ポンプSPにガスを送り出し、これを各段順次行っ
て排気していくものである。
【0017】以上がターボ形ドライポンプの基本的な原
理とその作動であるが、ロータ2は図面に示すとおり断
面がH形をなしていて、その中央部が回転駆動機構に連
結されるとともに軸着されている。すなわち、3は回転
駆動軸でハウジング1の軸芯上に配置されている。この
回転駆動軸3には中段に軸受のためのフランジ部3Fが
顎設され、さらにその下方に電動機(モータ)4が一体
的に設置されている。このモータ4は電機子に相当する
ハウジング1の内周に設置された電機子巻線4Mと回転
子に相当する回転駆動軸3に設置された回転子巻線3M
との組み合わせによって構成され、外部からの電気エネ
ルギー9の供給によって回転駆動軸3を高速回転させる
ものである。なお、図において3Sは回転駆動軸3の上
端のねじ部でナット3Nと協働し、ロータ2をこの回転
駆動軸3に固着するものである。
【0018】このような回転体すなわちロータ2は、動
圧ガス軸受からなる軸受機構によってハウジング1に軸
着されている。すなわち、図示例の動圧ガス軸受はフォ
イル形軸受で、具体的にはフランジ部3Fとハウジング
1の円筒部1Eとの上下隙間にはスラスト軸受としての
スラスト用フォイル軸受5が周囲均等に複数個設置され
ている。フランジ部3Fの上下に設置されることで強力
なスラスト力にも対応できるようになっている。
【0019】他方、回転駆動軸3の上下には、ハウジン
グ1の円筒部1Eとの隙間に上下2段にてラジアル用フ
ォイル軸受6が設置されている。これら両方のフォイル
軸受5、6によってロータ2が非接触でかつ円滑に軸受
されている。このような動圧ガス軸受としての両フォイ
ル軸受5、6は非接触形軸受であるが、ガス流による発
熱が生起する。この熱を取り除かねばならない。そこで
図1に示すように冷却ガスの供給口1Fが設けられてお
り、ここから供給された冷却ガスによって上記両フォイ
ル軸受5、6の冷却が行われる。
【0020】このターボ形ドライポンプの構成において
は、さらにフォイル軸受5、6を冷却する冷却ガスと排
気するガス(気体)との混入を阻止する手段が付設され
ている。すなわち、排気口1Hより更に他端側すなわち
図示例の下方位において回転体(ロータ)とステータの
組み合わせが設けられている。
【0021】すなわち、図に示すようにロータ2は排気
口1Hより下方(ハウジング1の他端側方向)に延設さ
れていて下方端部のロータ2Mが設けられている。他
方、ステータ部1T側も排気口1Hより下方に1段のス
テータ1Lが設けられている。このロータ2Mとステー
タ1Lは互いに凹凸状に組み合わされているとともに、
互いに近接して対向されている。すなわち両者2M、1
Lは近接し微小の隙間を有して対向されている。この隙
間は気流が生起しにくい程度の隙間であって、この両者
によりシール機構が構成されている。
【0022】このシール機構のさらに下方(ハウジング
1の他端側方向)には冷却ガスの排出口1Zが穿設され
ている。冷却ガスは前述したとおり図1に示す供給口1
Fから供給され両フォイル軸受5、6を冷却するが、そ
の後ハウジング1の円筒部1Eの外方より下方に流れ排
出口1Zに至る。このときロータ2Mとステータ1Lと
の間は非接触であり、冷却ガスは本来ならこの隙間から
円周流ポンプSP側に流れ込もうとするが、この両者間
によるシール機構が構成されているので、冷却ガスは排
出口1Zから外部に排出されることになる。
【0023】さて、本発明は以上の構成において、つぎ
のような構成が付加されている点に特徴を有するもので
ある。第1の特徴である構成は、冷却ガスの排出口1Z
に排出パイプ11が接続され、この排出パイプ11の延
長上に熱交換器14が設けられている点である。さらに
この構成に加えて冷却ガスの供給口1Fに供給パイプ1
0を接続し熱交換器14を介してこの両パイプ10、1
1を連結させている点である。この連結によって冷却ガ
スの供給、排出系は循環路を構成する。なお、12は熱
交換器14に冷却媒体を供給する供給パイプであり、1
3は熱交換器14から冷却媒体を排出する排出パイプで
ある。
【0024】第2の特徴であるで構成は、ステータ部1
Tに近接するハウジング1にジャケット17が形成され
ている点である。本発明実施例においては、モータ4に
近接するハウジング1部分にもジャケット18が形成さ
れていて、この両ジャケット17、18に冷却媒体、た
とえば水を供給する供給パイプ19と排出する排出パイ
プ21が設けられている。第3の特徴である構成は、冷
却ガスの供給を行う系、具体的には循環路に冷却ガス源
15を付設した点にある。この冷却ガス源15としては
具体的には窒素ガス源が採用される。
【0025】まず、冷却ガスの供給、排出機構である
が、実用的には供給パイプ10と排出パイプ11を熱交
換器14を介して連接することにより循環路を構成す
る。このような構成によって、構成は簡略でかつ所期の
目的が達成される。すなわち、排出された冷却ガスは熱
交換器14にて冷却媒体(水)によって熱を奪われて低
温化される。と同時に、低温化されたその冷却ガスが再
度供給口1Fに導かれるため、再度ガス軸受部の冷却を
行うので経済的である。22はファンで熱交換器14を
出てきた冷却ガスを供給口1Fに向かい送風させる。さ
らにこの供給パイプ10には開閉弁16を介して冷却ガ
ス源15が接続されていて、冷却ガス系のガス量がシー
ル機構より円周流ポンプSP側に微量及び流出リーク等
により少なくなった分、この冷却ガス源15より補給さ
れるようになっている。
【0026】他方、冷却のためのもジャケット17はス
テータ部1Tに近接し、かつステータ部1Tの全域に亘
る長さを有してハウジング1に設けられているが、この
ハウジング1への形成は円周流ポンプを囲繞する形のリ
ングに設けられている。また、モータ4に近接したジャ
ケット18も上記と同様リング状で形成されている。こ
の両ジャケット17、18への冷却媒体(水)の供給は
供給パイプ19から行われ、ジャケット17を流通しこ
のジャケット17から流出した冷却媒体は連接パイプ2
0を経てジャケット18に流入し冷却を行う。そして排
出パイプ21より排出されることになる。
【0027】さらに本発明はつぎのようなターボ形ドラ
イポンプを提供する。すなわち、図2に示すとおり、冷
却ガスの低温化のための熱交換器14と冷却ジャケット
17、18に対して供給する冷却媒体、具体的には水の
供給源を同一にしたターボ形ドライポンプを提供する。
そのために図2に示すとおり、冷却媒体を供給する供給
パイプ12は熱交換器14に接続されているとともに供
給パイプ19にも接続され、冷却媒体が熱交換器14と
ジャケット17、18に同時的に供給される。他方、排
出パイプ21は熱交換器14からの排出パイプ13に連
接され合流して排出されるようになっている。このよう
な構成によって冷却媒体の取り扱いも良くなり、メンテ
ナンスも向上する。
【0028】本発明の特徴は以上詳述したとおりである
が、上記ならびに図示例に限定されるものではなく、こ
の特徴を生かした種々の変形実施例を挙げることができ
る。まず、本発明が第1に提供するターボ形ドライポン
プにおいては、冷却ガスの排出パイプは循環路を形成し
なくてもよく、この排出パイプに熱交換器が介設された
ものも含まれる。つぎにジャケットの形成については、
リング状でなくてもよく、機械的強度が上記リング状よ
り大きい円弧状にすることもできる。本発明が第2に提
供するターボ形ドライポンプの場合、モータの近傍にも
ジャケットを形成したが、この第2に提供する発明にお
いては、このモータ側ジャケットの形成は必須条件では
ない。本発明は、これらすべての変形例を包含する。
【0029】
【発明の効果】本発明が提供するターボ形ドライポンプ
は、以上詳述したとおりであるから、冷却ガスの排出側
の温度が下げられ安全性を高めることができる。また、
真空ポンプ本体側の冷却をも行うことで冷却ガスによる
冷却を効果的ならしめることができる。さらに真空ポン
プ本体を冷却する媒体と熱交換器用の冷却媒体を供給す
るラインを同一にすることで冷却ラインの整備性および
メンテナンス性を向上できる。
【0030】さらに冷却ガスの供給、排出系を循環形に
することにより、冷却ガスの消費量を低減することがで
きる。また、真空ポンプに万が一事故が発生し、停止等
があった場合、排気の対象である腐蝕性ガスなどが軸受
部の方へ流出しても冷却ガスラインが循環形であり、大
気に放出されることはなく、安全である。また、冷却ガ
スを補充できるようにしたので、常に真空排気側に対し
高圧にすることで、冷却ガスパイプへの腐蝕ガスの混入
を防ぎ、ガス軸受部、モータ部等は冷却ガス源から供給
されるガス(窒素ガス)で充満されるので、腐蝕等が発
生することは防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が提供するターボ形ドライポンプの構成
を示す図である。
【図2】本発明が提供するターボ形ドライポンプの別の
実施例を示す図である。
【符号の説明】
1…ハウジング 1K…吸気口 1Z…排出口 1H…排気口 1F…供給口 1L…ステータ 2…ロータ 4…モータ 5…フォイルスラスト軸受 10、12、19…供給パイプ 11、13、21…排出パイプ 14…熱交換器 15…冷却ガス源 17、18…ジャケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 29/58 F04D 29/58 S M Fターム(参考) 3H022 AA01 BA06 BA07 CA11 CA14 CA15 CA16 CA18 CA32 CA48 DA02 DA14 DA16 DA20 3H031 DA01 DA05 DA07 EA02 EA05 EA09 FA15 FA32 FA35 3H034 AA01 AA11 BB04 BB09 CC03 CC06 CC07 DD01 DD28 EE03 EE11 EE12 EE17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のハウジング内に軸受を介して回
    転体を軸着するとともにこの回転体の円周部と前記ハウ
    ジングの内周に形成したステータとの間でガス圧縮のポ
    ンプ作用を行う円周流ポンプを前記回転体の軸方向に多
    段に設け、ハウジングの軸方向一端側の吸気口からのガ
    スを圧縮しハウジングの軸方向他端側の排気口に排出す
    るポンプであって、前記排気口より軸方向他端側の回転
    体とステータを互いに近接対向させてシール機構を構成
    するとともに、このシール機構の位置より他端側のハウ
    ジングに前記軸受を冷却する冷却ガスを前記軸受に供給
    する供給口と、前記シール機構の位置より他端側のハウ
    ジングに前記軸受を冷却したガスを外部に排出する排出
    口を設けたターボ形ドライポンプにおいて、前記排出口
    に接続した冷却ガスの排出ラインに熱交換器を介設した
    ことを特徴とするターボ形ドライポンプ。
  2. 【請求項2】 円筒状のハウジング内に軸受を介して回
    転体を軸着するとともにこの回転体の円周部と前記ハウ
    ジングの内周に形成したステータとの間でガス圧縮のポ
    ンプ作用を行う円周流ポンプを前記回転体の軸方向に多
    段に設け、ハウジングの軸方向一端側の吸気口からのガ
    スを圧縮しハウジングの軸方向他端側の排気口に排出す
    るポンプであって、前記排気口より軸方向他端側の回転
    体とステータを互いに近接対向させてシール機構を構成
    するとともに、このシール機構の位置より他端側のハウ
    ジングに前記軸受を冷却する冷却ガスを前記軸受に供給
    する供給口と、前記シール機構の位置より他端側のハウ
    ジングに前記軸受を冷却したガスを外部に排出する排出
    口を設けたターボ形ドライポンプにおいて、前記ステー
    タに近接したハウジングに冷却媒体を流通させるジャケ
    ットを設けるとともに、このジャケットに冷却媒体の流
    体を供給、排出させる冷却媒体流体ラインを接続したこ
    とを特徴とするターボ形ドライポンプ。
  3. 【請求項3】 円筒状のハウジング内に軸受を介して回
    転体を軸着するとともにこの回転体の円周部と前記ハウ
    ジングの内周に形成したステータとの間でガス圧縮のポ
    ンプ作用を行う円周流ポンプを前記回転体の軸方向に多
    段に設け、ハウジングの軸方向一端側の吸気口からのガ
    スを圧縮しハウジングの軸方向他端側の排気口に排出す
    るポンプであって、前記排気口より軸方向他端側の回転
    体とステータを互いに近接対向させてシール機構を構成
    するとともに、このシール機構の位置より他端側のハウ
    ジングに前記軸受を冷却する冷却ガスを前記軸受に供給
    する供給口と、前記シール機構の位置より他端側のハウ
    ジングに前記軸受を冷却したガスを外部に排出する排出
    口を設けたターボ形ドライポンプにおいて、前記排気口
    に接続した冷却ガスの排出ラインに熱交換器を介設する
    とともに、前記ステータに近接したハウジングにジャケ
    ットを設け、この熱交換器の冷却媒体とジャケットに流
    通させる冷却媒体を同一源の冷却媒体で行わせるように
    したことを特徴とするターボ形ドライポンプ。
  4. 【請求項4】 冷却ガスの排気口と供給口をポンプのハ
    ウジング外方にて接続して循環路を形成するとともに、
    この循環路に熱交換器を介設したことを特徴とする請求
    項1記載のターボ形ドライポンプ。
  5. 【請求項5】 循環路に冷却ガスを補充できる冷却ガス
    源を接続したことを特徴とする請求項4記載のターボ形
    ドライポンプ。
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