JPH10287304A - 特に巻きたばこ包装体を製造するための包装機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】小型な構造を持つ包装機を作り、かくして、使
用空間を減少する方法で取り付け可能とすること。 【解決手段】巻きたばこ包装体を製造するための複合包
装機は、制御部品、制御手段、電線などを収容するた
め、開閉装置キャビネット１４を割当てられる。開閉装
置キャビネット１４は、包装機の一体化した構成部分と
する。このため、開閉装置キャビネット１４は、包装機
ハウジングと結合させるか、または部分的に包装機の個
別の組立部品ハウジング１１，１２，１３と結合させ
る。この結果、開閉装置キャビネット１４は、Ｕ字形に
設計され、相対的に使用空間の実質量が減少し、制御手
段と部品の良好な割当も可能である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、特に巻きたばこ包
装体を製造するための包装機械に関するもので、それ
は、複数の相互作用機械組立部品、詳しくは、折畳みタ
レットと、巻きたばこ貯蔵庫と、巻きたばこまたは包装
体のための運搬用部品とを有し、また電気制御手段、例
えば制御部品や電線などを収容するための開閉装置キャ
ビネットを有し、その機械組立部品は、機械ハウジング
および／または相互結合する組立部品ハウジングにより
囲まれている。

【０００２】

【従来の技術】包装機械、詳しくは、一般に知られてい
る軟質カ−トン包装体などの巻きたばこ包装体を製造す
るための包装機械は、複数の相互作用組立部品および部
品を具備している。その包装機械は、全体的に機械ハウ
ジングにより囲まれている。代わりに、その個々の機械
組立部品が、それらに割当てられる相互結合する機械組
立部品ハウジングにより囲まれることもある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】包装機械およびその機
械組立部品の電気制御のため、またそれらを駆動さすた
めに必要である開閉装置キャビネットは、その包装機械
からある間隔をおいて配置される独立した装置であるの
が通常である。これにより、特に使用空間の問題が生じ
る。

【０００４】本発明は、さらに小型な構造を持つような
包装機械を作り、かくして使用空間が減少する方法で取
り付け可能とすることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に基づく包装機械は、その開閉装置キャビネ
ットが、特に開閉装置キャビネットの効能によって、機
械ハウジングおよび／または組立部品ハウジングと結合
して、包装機械とともに１つの装置を形成する包装機械
である。

【０００６】このため、本発明によれば、開閉装置キャ
ビネットは、もはや包装機械から遠く離れて独立した装
置ではない。むしろ、包装機械の利用可能空間を利用し
て開閉装置キャビネットが、包装機械と組み合わされ、
言い換えれば開閉装置キャビネットが、その機械ハウジ
ングまたはその組立部品ハウジングと結合する。

【０００７】この目的を達成するために、本発明のさら
なる特徴によれば、一方では利用可能空間を的確に利用
しながら、しかし他方ではまた、サブキャビネットに収
容される制御部品、電気工学的開閉手段などの機能を考
慮しながら、開閉装置キャビネットは、異なる場所で包
装機械と嵌合する複数のサブキャビネットに分割され
る。

【０００８】本発明の有利な実施例の場合、開閉装置キ
ャビネットは、包装機械および第３のキャビネット、す
なわち横キャビネットの相互に向かい合う端部にある２
つの直立サブキャビネットで、全体的にＵ字形に設計さ
れており、その横キャビネットは、直立サブキャビネッ
トと相互に結合し、包装機械の上部を通る。サブキャビ
ネットは、すべて互いに結合し、互いに対して開口し、
これにより、電気工学的手段を収容するための連続的空
間を作り出している。

【０００９】さらなる特徴によれば、包装機械の上部を
通る開閉装置キャビネットまたはサブキャビネットは、
開閉装置キャビネット（サブキャビネット）を形成する
ために、ねじ結合または任意の他の方法で相互を結合す
る相互結合キャビネット区画部を具備する。サブキャビ
ネットおよびキャビネット区画部には、電気工学的部品
に確実に接近するため、扉または垂れ蓋を設ける。

【００１０】本発明のさらなる詳細を、図面に示される
具体的実施例を参照しながら、本明細書の下記でさらに
詳細に説明する。

【００１１】

【発明の実施の形態】図面に示されている具体的実施例
は、巻きたばこ包装体、正確には、特に軟質カ−トン巻
きたばこ包装体を製造するための包装機械１０である。
その包装機械１０は、適当な普通の設計のものである。
その包装機械１０は、複数の相互作用機械組立部品を具
備する。特に、これらは、折畳みタレットと、少なくと
も１つの巻きたばこ貯蔵庫と、巻きたばこの集合体およ
び全体的または部分的に完成した包装体を包装機械の内
部で輸送するための運搬用部品とである。この形式の機
械組立部品の詳細は、例えば、ＥＰ ２１０ ５４４お
よびＥＰ ２２６ ８７２から集めることができる。

【００１２】包装機械は、包装機械全体を覆う連続的な
機械ハウジングにより囲まれてもよい。包装機械１０に
ついての具体的本実施例の場合、機械ハウジングは、個
々の機械組立部品に割当てられる複数の相互結合する組
立部品ハウジングを具備する。図１および３で組立部品
ハウジングとして示されているものは、包装機械１０の
前面の領域において、折畳みタレットのためのタレット
ハウジング１１と、巻きたばこ貯蔵庫のための貯蔵庫ハ
ウジング１２と、巻きたばこ貯蔵庫から折畳みタレット
まで巻きたばこの集合体を輸送するためのポケット鎖用
の運搬装置ハウジング１３とである。タレットハウジン
グ１１は、全体で機械ハウジングを形成するさらなる組
立部品ハウジングと連結している。

【００１３】包装機械１０の機械組立部品およびさらな
る部品には、制御部品と制御手段と駆動部品とが割り当
てられ、それらは、機械組立部品および部品の作用並び
にそれらの相互作用を制御する。これらの制御部品およ
び制御手段は、開閉装置キャビネット１４の中に収容さ
れる。特別に設計され、かつ配置される開閉装置キャビ
ネット１４は、その全体を、すなわち実際の包装機械を
除いて、図２に示されている。

【００１４】本質的な特別な特徴は、開閉装置キャビネ
ット１４が、包装機械１０と結合して１つの装置を形成
することである。また重要な特徴は、利用可能空間並び
に制御部品および制御手段の機能を考慮した開閉装置キ
ャビネット１４の形状、すなわち外形である。開閉装置
キャビネット１４が相関的配置により設けられるかぎ
り、開閉装置キャビネット１４は、機械ハウジングまた
は組立部品ハウジング１１、１２、１３と結合する。こ
の目的を達成するため、開閉装置キャビネット１４は、
複数のサブキャビネットおよびキャビネット区画部とを
具備し、それらの複数のサブキャビネットおよびキャビ
ネット区画部は、異なる外形を持つが、しかし相互結合
し連結する。

【００１５】具体的本実施例の場合、開閉装置キャビネ
ット１４は、全体的にＵ字形の外形（図２）である。間
隔を隔てた２個の直立サブキャビネット１５および１６
は、上部領域において横向きで細長い第３のサブキャビ
ネット、すなわち横キャビネット１７と相互に結合す
る。一方ではサブキャビネット１５が、他方ではサブキ
ャビネット１６が、横キャビネット１７に対してそれぞ
れの状況下で開口している。これらサブキャビネット１
５、１６、１７のハウジングは相互に、例えばねじ結合
により、内側に向いた突縁部（フランジ）の領域におい
て結合する。

【００１６】２個の直立キャビネット１５、１６は、細
長い包装機械１０の相互に向かい合う端部に配置させら
れる。しかしながら、本発明の場合、これらのサブキャ
ビネット１５、１６は、包装機械１０の基本平面の領域
内に置かれている。横キャビネット１７は、包装機械１
０の上部を通り、正確には、この場合、包装機械から目
立った距離だけ離れているが、その結果として横キャビ
ネット１７は、全側面が束縛を受けず、利用しやすい。
直立キャビネット１５、１６は、この領域において機械
ハウジングの１部と結合する。

【００１７】サブキャビネット１５、１６および横キャ
ビネット１７は、それらの部分が再分割される。サブキ
ャビネット１５および１６、または少なくともサブキャ
ビネット１６には、キャビネット扉１８が設けられる。
サブキャビネット１６の例（図３）の場合、キャビネッ
ト扉１８は、サブキャビネット１６の高さ一杯まで延在
する。このキャビネット扉１８は、同時に、サブキャビ
ネット１６の１部であり、言い換えれば制御手段および
／または制御部品を収容するため、箱型の中空体として
設計される。キャビネット扉１８は、蝶番（図示しな
い）を介してサブキャビネット１６と結合する。

【００１８】各サブキャビネット１５、１６、１７は、
複数の組立部品キャビネット区画部を具備できる。具体
的本実施例の場合、横キャビネット１７は、長手方向に
相互に隣接して配置される複数のキャビネット区画部１
９、２０、２１を具備する。隣接するキャビネット区画
部１９、２０、２１は、他の区画部に対して開口し、既
述の方法で他の区画部と結合する。さらなるキャビネッ
ト区画部を、他のキャビネット区画部と並んで側面に配
置してもよく、収容する制御手段および制御部品に左右
されながら、また包装機械１０による所定の特別の特徴
を考慮しつつ、サブキャビネット１５、１６、１７に対
しくぼみおよび突起、言い換えれば、全体的に複雑な幾
何学的外形を形成することもできる。

【００１９】具体的本実施例の場合、キャビネット区画
部１９、２０、２１には、回動可能な垂れ蓋２２が設け
られる。（図３）に示す例の場合、これらの垂れ蓋は、
包装機械１０の後側に配置される。各キャビネット区画
部１９、２１には、上部にある水平に伸びている蝶番の
周囲を回動できる垂れ蓋２２を割当てられ、このため、
キャビネット区画部１９、２０、２１の内容物に確実に
容易に接近できる。

【００２０】開閉装置キャビネット１４の外形および配
置は、制御手段の収容に関するかぎり、さらに特別な特
徴を持つことができる。特に、図２から分かるように、
直立ダクトキャビネット２３は、上部サブキャビネッ
ト、すなわち横キャビネット１７に配置される。このダ
クトキャビネット２３は、キャビネット区画部１９、２
０、２１のうちの１個と結合する。このダクトキャビネ
ット２３は、例えば移動部品、例えば折り畳みタレット
や運搬装置などのためのモ−タ−を駆動さす制御電線を
収容するのに役立つ。その電線は、適当な場所でダクト
キャビネット２３から出て来ることができ、また機械ハ
ウジングの領域において、制御および／または駆動する
組立部品への経路となる。

【００２１】さらに、組立部品は、サブキャビネット１
５、１６、１７の外側に嵌合してもよい。具体的本実施
例の場合、ファンハウジング２４は、サブキャビネット
１６のキャビネット扉１８の外側に嵌合される。このフ
ァンは、隣接するサブキャビネット１６から直接空気を
抜き取るが、具体的本実施例の場合、そのサブキャビネ
ット１６には、換気を必要とする変圧器が配置される。

【００２２】またこの場合、主スイッチ２５は、サブキ
ャビネット１６の外側に設けられ、その主スイッチ２５
は、包装機械１０の全エネルギ−供給を切ることができ
る。その配置の結果、主スイッチ２５には、容易に接近
可能である。

【００２３】開閉装置キャビネット１４の外形は、機械
組立部品への割当てにしたがって、制御手段および制御
部品を収容することができる。具体的本実施例の場合、
サブキャビネット１５の中に、中でも、プログラム可能
制御装置（ＳＰＳ），変圧器による主電圧供給器および
非常用電圧供給器、安全継電器および材料のウェブ縁部
を制御するための制御装置を収容可能である。サブキャ
ビネット１６は、キャビネット扉１８の内側に、制御手
段２６、すなわち、例えば、モ−タ−保護用スイッチ、
周波数変換器、モ−タ−用接続端末およびモ−タ−接触
器を収容できる。サブキャビネット１６の取り付け領域
内に収容される部品および／または制御手段２７は、主
スイッチ、主ヒュ−ズ、主駆動のためのサ−ボ制御器、
第２駆動のためのサ−ボ制御器、サ−ボ制御器のための
接触器である。最後に、端子を固着しさらに接触するノ
ズルのための制御手段は、上部にある横軸キャビネット
１７に配置される。また必要な電線は、サブキャビネッ
ト１５、１６、１７の中を通る。

【００２４】

【発明の効果】包装機械およびその機械組立部品の電気
制御のため、またそれらを駆動さすために必要である開
閉装置キャビネットは、従来は、その包装機械からある
間隔をおいて配置される独立した装置であるのが通常で
あったが、本発明によって、さらに小型な構造を持つよ
うな包装機械を作り、かくして使用空間が減少する方法
で取り付けることが可能となるので使用空間の問題が解
決される。

【図面の簡単な説明】

【図１】一体化された開閉装置キャビネットを有する包
装機械の斜視図。

【図２】包装機械を除き、特に開閉装置キャビネットの
装置のみの斜視図。

【図３】図１と類似した図面であるが、開閉装置キャビ
ネット（サブキャビネット）が開放している異なる斜視
図。

【符号の説明】

１０…包装機械、１１…タレットハウジング、１２…貯
蔵庫ハウジング、１３…運搬装置ハウジング、１４…開
閉装置キャビネット、１５…サブキャビネット、１６…
サブキャビネット、１７…横キャビネット、１８…キャ
ビネット扉、１９…キャビネット区画部、２０…キャビ
ネット区画部、２１…キャビネット区画部、２２…垂れ
蓋、２３…直立ダクトキャビネット、

フロントページの続き (72)発明者 ハラルド・ゴ−ゼブルフ ドイツ連邦共和国、27283 フェルデン、 ビュルガーマイスター − ウルバン − シュトラーセ 11

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 特に巻きたばこ包装体を製造するための
   包装機械において、複数の相互作用機械組立部品、詳し
   くは折畳みタレットと、巻きたばこ貯蔵庫と、巻きたば
   こまたは包装体のための運搬用部品とを有し、また電気
   制御手段、例えば制御部品、電線などを収容するための
   開閉装置キャビネット（１４）を有し、前記機械組立部
   品が、機械ハウジングおよび／または相互接合する組立
   部品ハウジング（１１、１２、１３）により囲まれ、前
   記開閉装置キャビネット（１４）が、２個の直立サブキ
   ャビネット（１５、１６）と、相互にこれらを接合する
   第３のサブキャビネット、すなわち上部にあり、ほぼ水
   平に通っている横キャビネット（１７）とにより本質的
   にＵ字形の設計であり、前記２個の直立サブキャビネッ
   ト（１５、１６）が、好ましくは、包装機械（１０）お
   よび包装機械（１０）の上部を通る横キャビネット（１
   ７）の相互に向かい合う端部に配置され、正確には包装
   機械（１０）またはその機械ハウジングから距離を隔て
   て配置されている包装機械。
2. 【請求項２】 前記開閉装置キャビネット（１４）、ま
   たは前記サブキャビネット（１５、１６、１７）、特に
   包装機械（１０）の上部を通る前記横キャビネット（１
   ７）が、相互接合するキャビネット区画部（１９、２
   ０、２１）を具備し、隣接し隣り合う該キャビネット区
   画部（１９、２０、２１）が、互いに対して開口する請
   求項１に記載の包装機械。
3. 【請求項３】 前記各サブキャビネット（１５、１６、
   １７）および／またはキャビネット区画部（１９、２
   ０、２１）が、少なくとも１枚のキャビネット扉（１
   ８）または垂れ蓋（２２）を有し、そのキャビネット扉
   （１８）および／または垂れ蓋（２２）が、制御手段お
   よび制御部品を収容ため設計される請求項１または２に
   記載の包装機械。
4. 【請求項４】 さらなる開閉装置キャビネットの１部、
   すなわち前記包装機械（１０）の駆動組立部品用電線を
   収容するための直立ダクトキャビネット（２３）が、前
   記横キャビネット（１７）と嵌合する請求項１に記載の
   包装機械。