JPH10286169A - ひだ付きカーテンの製造方法 - Google Patents

ひだ付きカーテンの製造方法

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JPH10286169A
JPH10286169A JP9113416A JP11341697A JPH10286169A JP H10286169 A JPH10286169 A JP H10286169A JP 9113416 A JP9113416 A JP 9113416A JP 11341697 A JP11341697 A JP 11341697A JP H10286169 A JPH10286169 A JP H10286169A
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JP
Japan
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width
curtain
cloth
pleating
pleats
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JP9113416A
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Yukimitsu Kato
幸光 加藤
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TOWA ENG KK
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TOWA ENG
TOWA ENG KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ひだ付きカーテンの巾継線とひだ位置を整合
させて能率よくカーテンを製造する。 【解決手段】 この発明は丈裁断された所定織巾Bの複
数枚の生地2の隣接端を接合(巾継ぎ)する巾継ぎ工程
と、巾継ぎ後の生地2に所定間隔P毎にひだを取りを行
うひだ取り工程と、カーテン1の仕上げ巾Wに応じて
生地2の端部を所定巾切り落とす脇落とし工程とを経て
カーテン1の製造を行う方法に関するものである。上記
巾継ぎによって形成された巾継線9a,9bが前記ひだ
6に近接し沿わされ、又はひだ6によって表面側から隠
されるようにひだ取りを行うとともにひだ取り工程より
前の工程、特に丈裁断後巾継ぎ前に脇落としを行う。ま
たこの方法では、カーテン1の仕上げ寸法Wと使用す
る生地2の織巾Bとに応じて各生地2に対するひだ取り
位置とひだ間隔P及びカーテン1の中央側と外側の生地
巾(脇落とし寸法)とを所定の計算式に基づいて必要な
寸法値を決定し、該寸法値に基づいて生地2の裁断,縫
製及びひだ取りを行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は主として注文に基
づいて製造するひだ付きカーテンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にひだ付きカーテンのひだは図1
(A)に示す2つひだ山,(B)の3つひだ山,(C)
の片ひだ山,(D)のハコひだ山等が知られている。そ
して2つひだ山又は片ひだ山の場合は仕上がり巾の1.
5〜1.8倍,3つひだ山又はハコひだ山では同じく2
〜3倍位の生地幅が必要である。例えば織巾100cm
の生地で3つひだ山のカーテンを作る場合、仕上がり巾
に対して使用する生地枚数(使用巾)は経験的に概ね次
のような関係にある。 <仕上がり巾>20〜40(cm)・50〜90・100〜120・125〜1
50・160〜190・200〜250 <生地枚数> 1(巾)・2・2.5・3・4・5
【0003】ちなみにひだの形成や上端の芯付けは、3
つ山ひだを例にとれば、図2のようにカーテン1を構成
する生地2の上端に所定巾のベルト状の芯地3を生地2
で覆うようにして差し込み、生地の差し込み下端をかが
り付け等によって固着して(芯地3を直接縫着する場合
もある)芯付部4を形成する。
【0004】次いで芯付部4において3つ折りのひだ6
を形成するために必要な巾(ひだ取り巾)のひだ布6′
をひだ間隔毎にループ状に形成縫着(縫合部5a)して
ひだ取りを行い、その後ループ状のひだ布6′に3つ山
のひだ6を折り畳み形成し、各ひだを重ねた状態で縫着
(縫合部5b)してひだ綴じを行うのが一般的手法であ
る。
【0005】7は吊り金具で上記ひだ綴じ後に芯付部4
の下端側より差し込んで取り付ける。また一般にカーテ
ンは図5に示すように左右対称な一対のカーテンから構
成されるが、以下の説明はすべて片側(右側)のカーテ
ンのみについて説明する。
【0006】また後で詳述するようにひだ付けカーテン
は、先ず仕上がり寸法とひだの種類や数等に応じた所定
巾の生地の丈裁断を行った後に、隣接端を縫接して必要
巾の巾継ぎを行った後脇の仕上げを行い、仕上げた両端
を基準にして先に選択したひだ高さ,ひだ数に応じてひ
だ取りを行う。この時仕上がり巾に対する全生地巾に
は、仕上がり巾の他にひだ取り、巾継ぎ及び脇仕上げに
要する巾を含んでいる。
【0007】この時生地の織巾とひだの種類やひだ山数
等とは相関関係がないために、巾継ぎ部分がひだ山の中
に入ってひだ形状が不揃いなったり、巾継ぎ部分がひだ
山間に表れてデザイン上好ましくない等の不都合があ
る。
【0008】このため従来特別な製法として、巾継ぎ部
分がひだ山の中に入らず且つ表面側においてひだ山に隠
されるようにひだの形成を行うカーテンの製造が行われ
ている。以下この方法を図2〜図4に基づいて説明す
る。
【0009】図4に示す例では、仕上がり巾Wに対
し、少なくとも3枚の生地2a〜2cを巾継ぎする必要
があり、巾継ぎ後の全生地巾をWとしている。縫製工
程は図3(A)に示すように、上端の芯付けと下端の裾
縫いスペースを考慮して上下高さを決める生地2の丈裁
断をし、巾継ぎを行った後、前述した芯付け加工,裾縫
い,前述したひだ取り,脇落とし,脇仕上げ,ひだ綴
じ,吊り金差しの各工程を経て、最後に寸法を含む仕上
がり状態チェックのための検査を経て完了する。
【0010】上記工程の内のひだ取り作業は図4(B)
に示すように中央の生地2bの左右いずれかの巾継線
(この例では右側の巾継線8b)を基準にして開始され
る。巾継線8bを基準にするのは巾継線8bにひだ6を
隣接させて形成することにより、巾継線8bがひだ6の
片側に沿っているため、正面視ではひだ6に隠され又は
殆ど表れない状態にするためである。また中央の生地2
bからひだ取り開始するのは生地2の中央から左右に向
かって進む方がひだ間隔Pの誤差の発生を少なくするた
めである。
【0011】上記ひだ取り開始は上述のように中央の生
地2bの巾継線8bの隣接位置から左方向に進められる
が、この時のひだ高さh及びひだ間隔(ピッチ)Pは、
図4(B),(C)に示すように隣接する生地2aの左
端に(巾継線8aを隠すように)形成されるひだ6に略
均一間隔を保ってひだ6が連続するように概ねの寸法を
目測等によって決めている。図示する例では巾継ぎ後の
巾継線8a,8b間に4個のひだと4間隔(全体で12
個のひだ数)を取るようにひだ取りが行われている。
【0012】ひだ取りは中央の生地2bから左右に向か
って行われるが、図4(B)に示されるようにこのケー
スでは右端における脇仕上げのための生地スペースが不
足するため生地2dを追加して巾継ぎしている。そして
同図(C)に示すように生地2の左右両端を、脇仕上げ
に必要なスペースを残して切断線9a,9bに沿ってカ
ット(脇落とし)した後、脇仕上げ(脇縫い)が行わ
れ、続いてひだ綴じが行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の方
法によれば、生地の織巾や仕上がり寸法,全生地巾寸法
等に応じ、その都度ひだ間隔やひだ高さ等を決め、しか
もひだ取り時のひだ間隔は目測等によって順次決められ
るためひだ間隔の寸法誤差が生じ易く、間隔も不揃いに
なる等の問題があった。
【0014】またひだ取り等の縫製開始後に脇落としを
行い、場合によっては上記の追加生地2dのようにひだ
取り途中で巾継ぎを行う必要がある。そしてひだ取り等
によって上下端の伸縮長さが異なり、あるいはひだ形成
による生地2のふくらみが生ずる等の条件下で巾の広い
生地を広げてカットする必要がある。このため全体の作
業能率が非常に悪く、カット寸法等も不正確になるほ
か、高コスト化し、このような方法で作られたカーテン
は特注価格を設定せざるを得ない等コスト的にも不経済
であった。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明方法は、第1に丈裁断された所定織巾Bの複
数枚の生地2の隣接端を接合(巾継ぎ)する巾継ぎ工程
と、巾継ぎ後の生地2に所定間隔P毎にひだを取りを行
うひだ取り工程と、カーテン1の仕上げ巾Wに応じて
生地2の端部を所定巾切り落とす脇落とし工程とを経て
カーテン1の製造を行う方法において、上記巾継ぎによ
って形成された巾継線9a,9bが前記ひだ6に近接し
沿わされ、又はひだ6によって表面側から隠されるよう
にひだ取りを行うとともにひだ取り工程より前の工程で
脇落としを行うことを特徴としている。
【0016】第2に丈裁断後巾継ぎ前に脇落としを行う
ことを特徴としている。
【0017】第3にカーテン1の仕上げ寸法Wと使用
する生地2の織巾Bとに応じて各生地2に対するひだ取
り位置とひだ間隔P及びカーテン1の中央側と外側の生
地巾(脇落とし寸法)とを所定の計算式に基づいて必要
な寸法値を決定し、該寸法値に基づいて生地2の裁断,
縫製及びひだ取りを行うことを特徴としている。
【0018】第4に計算式に基づいて数値的に決定され
た各種寸法値をカーテン1の仕上がり寸法Wと生地の
織巾Bとに応じて予め規格化するとともに、該規格化さ
れた寸法値をそれぞれ一覧表にまとめておき、該一覧表
に基づいてカーテンの各種寸法取りを行うことを特徴と
している。
【0019】第5にカーテン1の寸法値の決定を、予め
コンピューターに記憶させて計算式にカーテンの仕上が
り寸法と使用する生地の織巾を入力することにより行う
ことを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】この実施形態における作業工程は
図3(B)に示すように、同図(A)に示す従来の方法
に比して、生地2のカッティング工程である脇落としを
丈裁断と巾継ぎの間で行うとともに、脇仕上げも巾継ぎ
後芯付け前に行う点、即ち生地取りのカッティング(裁
断)工程と縫製工程をそれぞれ単一化した点が異なり、
その他の部分は概ね図3(A)に示される従来の方法と
略同一である。
【0021】一方本実施形態では、生地寸法が確定する
脇仕上げ後においてひだ取りやひだ6の形成、ひだ間隔
P及びひだ高さhの決定等が行われるため、寸法的な面
で特別に正確さが求められることになり、以下主として
これらの従来の技術との相違部分を脇落とし・脇仕上げ
とひだ取り工程とに分けて詳述する。
【0022】I.脇落とし・脇仕上げ 前述した従来の製法では、脇落とし及び脇仕上げは、ひ
だ取り終了によって仕上がり寸法に対する余分な長さが
明らかになるため、ひだ取り後に行われていた。しかし
本発明では仕上がり寸法と使用生地の織巾Bとによっ
て、各巾継線8a〜8cとひだ6とが重ならず且つ隣接
ひだ間に巾継線が表れないようにひだ高さとひだ間隔を
決めるため、これから逆算して巾継ぎ前の生地の全生地
巾W及び左右端(片側カーテンの内側端と外側端)の
一方又は両方の生地の脇落とし寸法を求めることができ
る。このため巾継ぎ前に端部の生地の脇落としが可能と
なり、巾継ぎ後の脇仕上げも可能となる。
【0023】脇落とし(即ち全生地巾Wの調整)を左
右両側の生地で行うか、片側の生地で行うかは、所定織
巾Bを2巾用いるか3巾以上用いるかにより、あるいは
左右端の生地でのひだ取り位置のデザイン上のバランス
等による。
【0024】II.ひだ取りと寸法決め ひだ取りの方法は既に図2の説明において説明したが、
この発明ではひだ取りの寸法決めに際し、ひだ高さhと
ひだピッチPをカーテンの仕上がり寸法と使用生地2の
織巾Bによって計算的に決めるとともに、巾継ぎ前に行
われる端部に巾継ぎされる端部生地のひだ数やひだ間隔
及びこれらに基づいて決められる脇落とし寸法も同様に
予め計算的に決められる。
【0025】1.基本計算式 次に上記寸法の計算に用いる計算式について説明する
が、計算式に使用される文字は次の意味で使用され、寸
法単位はセンチルートル(cm)である。 B :生地の織巾 W:巾継ぎ後の全生地巾 W:カーテンの仕上がり巾 N :基礎巾(織巾のまま巾継ぎされた布巾)に対する
ひだ間隔(ピッチ)数(整数) n :仕上がりカーテンの全ひだ間隔数(整数) P :ひだ間隔(ピッチ) h :ひだ取り状態でのひだ高さ(ひだ布の二つ折り高
さ) S :1枚のカーテンでの使用生地枚数(0.5進法に
よる) M :織巾のまま巾継ぎする生地枚数 C :中央寄り(図6中左端)の生地のひだ間隔数 R :中央寄り生地の巾寸法 U :外側寄り(図6中右端)の生地のひだ間隔数 L :外側寄りの生地の巾寸法
【0026】(1)基礎巾に対するひだ間隔数Nを求め
る。 生地の織巾B<120又はB≧125の場合 N=B/24 (但し、小数切り捨て) 生地の織巾B≧120又はB<125の場合 N=B/23.2(但し、小数切り捨て) 備考1)「24」又は「23.2」は計算の便宜上仮定
されたひだ間隔(P=14又は13.2)とひだ高さh
(ひだ形成前のひだ布巾の1/2=10)との合計寸法
に対応している。
【0027】(2)仕上がり巾W2から下記又は式
で全ひだ間隔数n(整数)を求める。 120>B又はB≧125の場合・・・P=14 n=W2/14+0.99 120≦B又はB<125の場合・・・P=13.2 n=W2/13.2+0.99 備考1)「+0.99」はW2/Pの端数切り上げのため
の数字である。 2)「14」,「13.2」は計算の便宜上仮定された
ひだ間隔。
【0028】(3)ひだ間隔Pを決める。 P=W2/n (小数2位切り上げ)
【0029】(4)ひだ高さhを決める。 h={(B−4)/N−P}/2 (少数2位切り捨
て) 備考1)「4」は巾継ぎのための左右の縫い代。 2)1/2の剰数は、ひだ高さhがひだ布巾の1/2で
あるため。
【0030】(5)左又は右の1枚のカーテンの使用生
地枚数Sを求める。 S=W2/(N×P)+0.55 備考1)「+0.55」の意味・・・Bの端数には織巾
Bの1/2を越えさせ、整数位に切り上げるため。 2)Sの小数1位が4以下は切り捨て。 3)Sの小数1位が5なら5のまま(B/2巾も使用す
る)。
【0031】(6)1枚のカーテン中織巾のまま使用さ
れる生地の枚数Mを求める。 M=(S−2)+0.5 (小数切り捨て) 備考1)「0.5」は(5)式でSの小数が出た場合の
処理のため。
【0032】(7)中央寄りの生地のひだ間隔数Cを求
める。 C=N−1 備考1)CはN未満である。
【0033】(8)外側寄りの生地のひだ間隔数Uを求
める。 U=n−(N×M+C)<N
【0034】(9)もし(8)式でN≧Uとなった場
合、 (6)式をM=(S−2)+0.5+1 (小数切り
捨て) (7)式をC=N−1−1 として 再度(8)式によってUを求め直す。 このケースのデータに限ってM,C,Uは〜式によ
り求めた値を正しいものとする。 備考1)式中の「+1」は通常巾Bの生地を余分に加
えるための切り上げ操作の意味。 2)式中の「−1」の付加は、中央寄り生地のひだ間
隔数Cを減少させるため。
【0035】(10)中央寄りの生地の巾Rを求める。 R=(C×P)+(C+1)×2×h+9 (小数切り
上げ) 備考1)「+9」は脇仕上げ及び巾継ぎ時の縫い代分
(次式においても同じ)。
【0036】(11)外側寄りの生地の巾Lを求める。 L=(U+P)+(U×2×h)+9 (小数切り上
げ)
【0037】2.寸法計算の具体例 次に上記(1)〜(11)式を用いて、織巾B=10
5,120,130(cm)の生地で、仕上がり巾W2
180cmのカーテンを作る場合の寸法計算例を示す。 例題(1) B=105の場合 (1)式で 120>B なので、 105÷24=4.375→小数切り捨て→4 ∴N=4 (2)の式で 120>Bなので、 180(W2)÷14+0.99=13.84…→小数切り捨て→ ∴n=13 (3)式で 180(W2)÷13(n)=13.84…→小数2位切り上げ→ ∴P=13.9 (4)式で [(105(B)−4)÷4−13.9(P)]÷2=5.675 →小数2位切り捨て ∴h=5.6 (5)式で 180(W2)÷(4(N)×13.9(P))+0.55=3.784… →小数1位が6以上なので整数位に繰り上げ→4 ∴S=4 (6)式で (4(N)−2)+0.5=2.5→小数切り捨て→2 ∴M=2 (7)式で 4(N)−1=3 ∴C=3 (8)式で 13(n)−(4(N)×2(M)+3(C))=2で 2<4が成立するので ∴U=2 (9)式で n−(4×2+3)=2≧4 は成立しないので、(9)式は不要 (10)式で [(3(C)×13.9(P)+(3(C)+1)×2×5.6(h)]+9 =95.5→小数切り上げ ∴R=96 (11)式で [(2(U)×13.9+(2(U))×2×5.6(h)]+9=59.2 →小数切り上げ ∴L=60
【0038】 例題(2) B=120の場合 (1)式で 120≦Bなので 120÷23.2=5.172…→小数切り捨て→5 ∴N=5 (2)式で 120≦Bなので 180(W2)÷13.2+0.99=14.62…→小数切り捨て→ ∴n=14 (3)式で 180(W2)÷14(n)=12.857…→小数2位切り上げ→ ∴P=12.9 (4)式で [(120(B)−4)÷5(N)−12.9(P)]÷2=5.15 →小数2位切り捨て ∴h=5.1 (5)式で 180(W2)÷(5(N)×12.9(P))+0.55=3.340… →小数1位が4以下なので切り捨て ∴S=3 (6)式で (3(S)−2)+0.5=1.5→小数切り捨て ∴M=1 (7)式で 5(N)−1=4 ∴C=4 (8)式で 14(n)−(5(N)×1(M)+4(C))=5 但し、5≧5(N)なので、(9)式で式の一部を代えて、再度計算する。 (6)式で (3(S)−2)+0.5+1=2.5→小数切り捨て→ ∴M=2 (7)式で 5(N)−1−1=3 ∴C=3 (8)式で 14(n)−(5(N)×2(M)+3(C))=1 ∴U=1 (9)式で 1<5(N)が成立したので ∴U=1 (10)式で [(3(C)×12.9(P))+(C+1)×2×5.1(h))]+9 =88.5→小数切り上げ→89 ∴R=89 (11)式で [1(U)×12.9+1(U)×2×5.1(h)]+9=32.1 →小数切り上げ=33 ∴L=33
【0039】 例題(3) B=130の場合 (1)式で B>125なので 125÷24=5.208…→小数切り捨て→5 ∴N=5 (2)式で B>125なので 180(W2)÷14+0.99=13.847…→小数切り捨て→13 ∴n=13 (3)式で 180(W2)÷13(n)=13.846…→小数2位切り上げ→ ∴P=13.9 (4)式で [(130(B)−4)÷5(N)−13.9(P)]÷2=5.65 ∴h=5.6 (5)式で 180(W2)÷(5(N)×13.9(P))+0.55=3.139… →小数1位が4以下なので切り捨て→3 ∴S=3 (6)式で (3(S)−2)+0.5=1.5→小数切り捨て→1 ∴M=1 (7)式で 5(N)−1=4 ∴C=4 (8)式で 13(n)−(5(N)×1(M)+4(C))=4 ∴U=4 (9)式で 4(U)<5(N)が成立するので、(9)式は不要 (10)式で [(4(C)×13.9(P))+(4(C)+1)×2×5.7(h)]+9 =121.6→小数切り上げ→122 ∴R=122 (11)式で [(4(U)×13.9(P))+(4(U)×2×5.7(h))]+9 =110.2→小数切り上げ→111 ∴L=111
【0040】実際のカーテン製造に当たっては上記計算
式を予めコンピューターに記憶させておき、必要の都度
カーテン仕上がり巾及び使用生地の織巾等の数値を入力
してカーテンのひだ取りその他の寸法計算等を行うこと
ができる。
【0041】さらに前記計算式により計算した数値を表
1〜表3に示すように、生地の織巾に応じ、例えば1c
m刻み毎の仕上がり巾と該各仕上がり巾に応じた各部寸
法を記入しておき、カーテンの注文を受ける度に仕上が
り巾と織巾から所定の各部の寸法を上記表により特定す
ることも可能である。これらの表はコンピューター内の
記憶装置内に記憶させておいて必要時にディスプレイに
表示することは勿論、現物のカードや帳面等であっても
良い。
【0042】なお各部の寸法を織巾毎にまとめるか、仕
上がり巾毎にまとめるかは任意である。また表1〜表3
には生地織巾105,120,130(cm)のそれぞ
れにつき、仕上がり巾Wが175〜182cmの間を
1cm毎に区切ったものを表したが、織巾B及び仕上が
り巾Wともにこれら以外の多種にわたって一覧表を用
意できるものである。
【0043】表1
【0044】表2
【0045】表3
【0046】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の方法に
よれば、使用生地のカット工程が寸法取りや縫製工程の
前にすべて終了するので、ひだ取り等の縫製途中に脇落
とし等を行う従来の方法に比して作業能率が著しく向上
するとともに、脇落とし等のカッティングの寸法精度が
高くなり、低コスト化も実現できる。
【0047】またカーテンの丈寸法と仕上がり巾及び使
用生地の織巾だけ決まれば、巾継線を表に出すことなく
カーテンその他の寸法が略自動的に決まるので、作業開
始から終了まで一連の作業を停止させることなく製造作
業を流れ作業的に行うことができるほか、従来のように
ひだ取り等を目測で行う場合に比して寸法精度及び作業
能率の面で向上するという利点がある。さらにカーテン
のオーダーを受ける場合も寸法的にはカーテンの丈寸
法,仕上がり寸法のみ確認すれば足り、製造現場ではさ
らに使用生地巾を加えて伝票化するだけで製造上のすべ
ての寸法管理が可能であるという利点がある。
【0048】その他各種寸法取り等をコンピューターを
使って瞬時にできるほか、予め算出した寸法一覧表によ
りコンピューターなしでも寸法取りが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(D)はカーテンのひだの種類を示す
説明用平面図。
【図2】ひだ付きカーテンの芯付部及びひだ部分を示す
拡大斜視図。
【図3】(A)は従来のカーテン製造の、(B)は本発
明による製造の工程図をそれぞれ示す。
【図4】(A)〜(D)は従来のカーテン製造方法を図
示する説明図。
【図5】左右一対で完成したカーテンの使用状態正面
図。
【図6】(A)は巾継ぎ状態のカーテン生地を、(B)
は仕上がり状態のカーテンをそれぞれ示す説明用正面
図。
【符号の説明】
1 カーテン 2(2a,2b) 生地 9a,9b 巾継線 B 織巾 P ひだピッチ W 仕上がり巾
【表1】
【表2】
【表3】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丈裁断された所定織巾(B)の複数枚の
    生地(2)の隣接端を接合(巾継ぎ)する巾継ぎ工程
    と、巾継ぎ後の生地(2)に所定間隔(P)毎にひだを
    取りを行うひだ取り工程と、カーテン(1)の仕上げ巾
    (W)に応じて生地(2)の端部を所定巾切り落とす
    脇落とし工程とを経てカーテン(1)の製造を行う方法
    において、上記巾継ぎによって形成された巾継線(9
    a),(9b)が前記ひだ(6)に近接し沿わされ、又
    はひだ(6)によって表面側から隠されるようにひだ取
    りを行うとともにひだ取り工程より前の工程で脇落とし
    を行うひだ付きカーテンの製造方法。
  2. 【請求項2】 丈裁断後巾継ぎ前に脇落としを行う請求
    項1又は2のひだ付きカーテンの製造方法。
  3. 【請求項3】 カーテン(1)の仕上げ寸法(W)と
    使用する生地(2)の織巾(B)とに応じて各生地
    (2)に対するひだ取り位置とひだ間隔(P)及びカー
    テン(1)の中央側と外側の生地巾(脇落とし寸法)と
    を所定の計算式に基づいて必要な寸法値を決定し、該寸
    法値に基づいて生地(2)の裁断,縫製及びひだ取りを
    行う請求項2又は3のひだ付きカーテンの製造方法。
  4. 【請求項4】 計算式に基づいて数値的に決定された各
    種寸法値をカーテン(1)の仕上がり寸法(W)と生
    地の織巾(B)とに応じて予め規格化するとともに、該
    規格化された寸法値をそれぞれ一覧表にまとめておき、
    該一覧表に基づいてカーテンの各種寸法取りを行う請求
    項3のひだ付きカーテンの製造方法。
  5. 【請求項5】 カーテン(1)の寸法値の決定を、予め
    コンピューターに記憶させて計算式にカーテンの仕上が
    り寸法と使用する生地の織巾を入力することにより行う
    請求項3のひだ付きカーテンの製造方法。
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