JPH10285394A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH10285394A
JPH10285394A JP9093310A JP9331097A JPH10285394A JP H10285394 A JPH10285394 A JP H10285394A JP 9093310 A JP9093310 A JP 9093310A JP 9331097 A JP9331097 A JP 9331097A JP H10285394 A JPH10285394 A JP H10285394A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 網点上文字を所定条件で多く含む地図、パン
フレット、カタログに代表される原稿を自動的に認識
し、地図モード的処理を施す。 【解決手段】 プレスキャン時または初版作像時に、原
稿判定回路8は入力原稿が地図的原稿か一般原稿かを判
定する。地図的原稿と判定されると、本スキャン時また
は第2版以降の作像時に、空間フィルタ3のエッジ強調
を中程度に制御し、また中間調処理6におけるディザサ
イズを小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレスキャン時あ
るいはファースト版作成時に、原稿が特に網点上の文字
に代表されるような部分を多く含む原稿(例えば地図原
稿、旅行のパンフレット)であって、視覚的に読みやす
さを求められる原稿であると判定した場合には、判定後
の処理において、解像度を重視したような所定の処理
(この結果、滑らかさよりシャープに画像を再生する)
を施して再現するような画像処理装置に関し、たとえば
ディジタル・カラー複写機やカラーFAXあるいはカラ
ーDTP処理装置などにおいて利用可能である。
【0002】
【従来の技術】カラー複写機などにおいては、種々の原
稿が複写対象原稿となるが、中でも、背景に色のついた
文字が多く存在するような原稿は頻繁に扱われる原稿の
一つである。このような原稿としては、例えば、地図
(山の等高線に見られる)、旅行のパンフレット、カタ
ログの仕様を記載した原稿などがある。これらは本来印
刷物であるため、文字の背景となっている色のついた部
分は、ミクロ的には網点とよばれるハーフトーンから出
来ている。
【0003】従来から網点原稿に対しては、平滑化処理
と呼ばれるフィルタリング処理を行なうことでモアレを
抑制したり、サイズの大きなディザ処理を施すことで階
調性を保存するようなことが行なわれてきた。
【0004】例えば、自動で原稿を判別する装置とし
て、特開昭60−32475号公報に記載された画像処
理装置がある。この装置では、エッジ部の頻度を基に注
目の画像が、文字画像であるか中間調画像であるかを判
定する。そして、この装置においては、地図やパンフレ
ットなど注目の原稿は、判定パラメータにより、何れか
に判定されるが、文字原稿と判定された場合は階調性が
不足し(モアレが発生する場合もある)、中間調画像と
判定された場合は解像度が不足する。
【0005】自動で原稿を判別する他の装置として、特
開平7−274001号公報に記載された画像処理装置
がある。この装置は所謂プレスキャンにおいて注目画像
が網点画像であるか否かを判定し、網点画像であれば積
極的に平滑化処理を行なってモアレを出さないような効
果を狙っている(なお、この装置の場合は特に変倍も考
慮している)。しかし、この装置においては、地図やパ
ンフレットなどの原稿は、網点画像と判定されることか
ら、解像度が不足する。つまり、網点の中に囲まれた文
字(網点上文字)を多く含む原稿に対しても、平滑化処
理が施され、このため、文字の画質が著しく劣化し、読
み取りが困難になる可能性もある。
【0006】一方、手動で原稿を指定する装置例とし
て、富士ゼロックステクニカルレポートに記載されてい
るカラー複写機(Acolor 635/630)があ
る。このカラー複写機は、原稿種に応じて処理を切り替
える機能を備え、原稿タイプを四つ(文字/写真、文
字、写真、地図)のモードに分類し、ユーザーがキー操
作により指定するモードに従って、空間フィルタの強さ
やスクリーン線数を切り替える。そして、網点上文字を
多く含むような地図やパンフレットなどの原稿は、上記
した地図モードで複写するのが画質上好ましいと言え
る。
【0007】つまり、網点上文字を多く含む原稿は、階
調性よりも文字を読むことが重要であるため、平滑化
は、網点を考慮した写真モードに比べて弱く(シャープ
ネスと言う見方であればより強く)、またスクリーン線
数は、小さいサイズのディザ処理(1×1サイズ)で処
理することが望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したモード指定を
備えたカラー複写機を用いて、一般のユーザーが地図原
稿を複写する際に、比較的簡単に地図モードを選択する
ことができる。しかし、網点上文字を多く含むパンフレ
ットやカタログ原稿を複写するときに、画質的に望まし
い地図モードを選択できるとは限らず、他のモードを選
択して複写することが多いに予想される。例えば、一般
的にデフォルト処理である文字/写真モードを選択して
複写すると、その結果として、網点上文字の画質が劣化
し、読みにくい字になってしまう。
【0009】本発明は上記した事情を考慮してなされた
もので、本発明の目的は、網点上文字を所定条件で多く
含む地図、パンフレット、カタログに代表される原稿
(以後、説明簡単のため地図的原稿と呼ぶ)を自動的に
認識し、従来のカラー複写機における所謂地図モード的
処理を施す画像処理装置を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、1ドラム方式のカラ
ー複写機において、プレスキャンを行わずに、初版を作
像すると同時に原稿判定を行い、地図的原稿と判定され
たとき二回目以降の作像処理において、地図的原稿に適
合した処理を行うことにより高速化を図った画像処理装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、原稿をデジタル信号とし
て読み出し、該原稿の地図的特徴量を基に該原稿の種類
を判定する手段と、該判定結果に応じて所定の処理を切
り替える手段を備えた画像処理装置であって、前記判定
結果に応じて空間フィルタ処理によるエッジ強調の度合
を制御することを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明では、前記判定結果に
応じてディザ処理のディザサイズを制御することを特徴
としている。
【0013】請求項3記載の発明では、前記判定結果に
応じて誤差拡散法の処理またはディザ処理を行うことを
特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明では、前記判定結果に
応じて誤差拡散法のマトリクスサイズを制御することを
特徴としている。
【0015】請求項5記載の発明では、前記地図的特徴
量は、文字部の尾根に相当する画素数であることを特徴
としている。
【0016】請求項6記載の発明では、前記地図的特徴
量は、文字部の尾根に相当する画素数と網点領域に相当
する画素数であることを特徴としている。
【0017】請求項7記載の発明では、前記原稿の種類
の判定は、プレスキャン時に行うことを特徴としてい
る。
【0018】請求項8記載の発明では、前記原稿の種類
の判定は、初版を作像するファーストスキャン時に行う
ことを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて具体的に説明する。本発明では、画像を再生する
系と並列に地図的原稿か否かを判定する装置を設け、プ
レスキャンあるいは初版作像時に判定装置を作動させ、
その判定結果を、後の画像作像処理にフィードバックす
るようにしたものである。
【0020】図1は、本発明の実施例の構成を示す。図
1において、1はカラースキャナ、2はLog変換部、
3はエッジ強調を行う空間フイルタ部、4は色補正/墨
生成部、5はUCR部、6はディザ処理、濃度変換処理
を行う中間調処理部、7はカラープリンタ、8は原稿の
特徴量を基に地図的原稿か一般原稿かを判定する原稿判
定回路である。
【0021】まず、図1の概要を説明する。カラースキ
ャナ等の画像入力装置1から反射率に対しリニアなRG
Bデータが入力される。次に、Log変換部2では、対
数変換を行い、概ね濃度リニアなRGBデータを生成す
る。次に、空間フイルタ部3では、エッジ強調(シャー
プネス)処理を行う。ここで、空間フイルタは少なくと
も2種類以上備えているものとし、後述するように、地
図的原稿であるか一般原稿であるかに応じて、施すエッ
ジ強調の程度を切り替える。
【0022】色補正/墨生成部4では、画像入力装置と
画像出力装置の色再現特性を考慮し、RGB信号を補色
のYMC信号に変換する。色補正方法としては、線形近
似所謂マスキング法や四面体補間法、三角柱補間法など
が提案されており、これらの方法を利用して色補正を行
う。同時に、K信号はmin(C,M,Y)に適当な乗
数を掛けることにより算出する。
【0023】次に、UCR部5では、YMC信号から下
色除去を行って、YMCBkの信号を生成する。そし
て、中間調処理部6では、ディザ処理と画像出力装置の
特性に適した濃度変換処理を施してカラープリンタなど
の画像出力装置7にデータを送る。ここで、ディザは少
なくとも2種類以上備えているものとし、後述するよう
に、地図的原稿か否かに応じて、施すディザの種類(サ
イズ)を切り替える。また、本スキャンに先立って、プ
レスキャン時に原稿判定回路8により原稿が地図的原稿
であるか一般原稿であるかを判定する。
【0024】次に、本発明の原稿判定回路8について説
明する。本判定回路8は地図的原稿が以下のような特徴
を持つことを利用して判定するものである。すなわち、 (1)所定サイズ(例えば画像全面)において、網点上
文字画素数が多い。 (2)所定サイズ(例えば画像全面)において、網点画
素数に占める網点上文字画素数が多い。
【0025】図2は、前者の特徴量(1)に基づく本判
定回路8の構成例である。また、図3は、後者の特徴量
(2)に基づく本判定回路8の構成例である。
【0026】まず、図2から説明する。この原稿判定回
路は、注目画素(あるいはブロック)が網点に含まれる
か否かを判定する網点領域検出回路21と、注目画素が
文字の尾根部に相当するか否かを判定する尾根画素検出
回路22とを備え、検出された両者の特徴のAND23
をとって、その頻度を基に読み込まれた原稿が地図的原
稿か否かを判定する。
【0027】判定の対象となる領域は、原稿全面でも良
いし、図4に示すように画像を複数の領域に分割して、
領域毎に特徴をカウントし、それらの最大値に対して、
閾値判定を行なっても良い。このように領域に分割して
判定を行う場合は、文字はある程度固まって存在すると
言う特徴を活かせるため、認識性能がより向上する。
【0028】図2の各構成要素を説明する。網点領域検
出回路21は、本出願人が先に提案した技術を用いる
(特開平4−25282号公報を参照)。前記公報に記
載されている判定方法の要点は、網点部に多く存在する
山ピーク画素と谷ピーク画素を検出し、それらの画素が
所定ブロック内で所定個数存在すれば、注目ブロックを
網点領域と判定するものである。
【0029】また、尾根画素検出回路22は、線状部に
属す画素をパターンマッチングで検出するが、網点の中
に埋もれた文字部でも検出可能なパターンを準備する。
ここでは本出願人が先に提案した技術を用いる(特開平
3−82269号公報を参照)。すなわち、尾根画素パ
ターンは、所定サイズ(例えば5×5の画素サイズ)の
局所領域を用い、その領域内の中心画素の濃度レベルを
Lcとし、かつ中心画素Lcを中に挾んで任意の対称位
置にある画素対の濃度レベルをそれぞれLa、Lbとす
るとき、該局所領域内で、 Lc−La≧TH かつ Lc−Lb≧TH THは閾値 を1つでも満たせば、中心画素Lcを尾根画素として抽
出するものである。
【0030】上記二つの特徴を持つ部分が網点上の文字
画素であり、従ってそれらのANDをとった後、画素数
をカウンタ24で計数し、その計数値を、閾値判定部2
5で閾値処理して、計数値が所定の閾値以上のとき地図
的原稿、そうでないとき一般原稿であると判定を行な
う。
【0031】図3は、原稿判定回路の他の構成例であ
り、網点領域検出回路31、尾根画素検出回路32は図
2のものと同様である。図3では比率算出部36が設け
られ、上記した網点上文字画素数(カウンタ35の値)
を網点画素数(カウンタ34の値)で正規化し、この値
を、閾値判定部37で判定処理して、所定の閾値以上の
とき地図的原稿、そうでないとき一般原稿であると判定
を行なう。つまり、この正規化された値が大きいと言う
ことは、網点画素数に占める網点上文字画素数が多いと
いうことと同じである。なお、前掲した特開平4−25
282号公報では、網点ブロックを検出しているが、こ
れを網点画素に変更すればよい。
【0032】<地図的原稿/一般原稿に応じて空間フィ
ルタを切り替える実施例>ここでは、説明を簡単にする
ため、非地図的原稿がー般の原稿であるとして、それぞ
れに対して処理を切り替える実施例を説明する。地図的
原稿は、一般の絵柄原稿よりも、よりコントラストをつ
けて再生した方が見やすいあるいは読みやすい画像とな
る。しかしながら、地図的原稿には大概の場合において
網点部が含まれることが多い。このため、これらのこと
を考慮して中程度のエッジ強調フイルタを掛けることが
好ましい。図5に地図的原稿用空間フィルタの空間周波
数特性の例を示す。
【0033】これに対して、一般の絵柄原稿用の空間フ
ィルタは、後のディザ処理にも影響されるが、地図用の
それよりもさらに弱エッジ強調フィルタをかける。これ
らと比較するために、文字原稿用の空間フィルタの特性
も図5に示した。
【0034】<地図的原稿/一般原稿に応じてディザ処
理を切り替える実施例>地図的原稿は、階調性よりも解
像度を優先して画像を再生した方が見やすい画像とな
る。例えば、400dpiのプリンタであれば、地図的
原稿には1ドット単位のディザを、そうでない原稿には
2×1のディザ処理(200dpiの万線型になる)を
行えば良い。本実施例のサイズはこれに限定されるもの
ではなく、地図的原稿には一般の絵柄原稿よりも小サイ
ズのディザ処理を施せばよい。
【0035】<地図的原稿/一般原稿に応じて誤差拡散
/ディザ処理を切り替える実施例>地図的原稿に対し
て、解像度を優先して画像を再生する処理として誤差拡
散型の中間調処理も有効である。一般的にはサイズの大
きなディザ処理よりも誤差拡散法は解像度が良い。例え
ば、地図的原稿に対しては誤差拡散法による処理を行
い、そうでない原縞に対しては上記した2×1のディザ
処理を行えば良い。図6は、誤差拡散法の処理回路を示
す。図6では閾値が一つの二値化の例であるが、必要に
応じて複数の閾値を設け、多値出力にすることも可能で
ある。また、誤差拡散法と類似の方法に平均誤差最小法
があるが、この方法を地図的原稿用の処理に利用しても
良い。
【0036】<地図的原稿/一般原稿に応じて誤差拡散
処理を切り替える実施例>地図的原稿に対して、解像度
を優先して画像を再生する場合に、誤差拡散法の処理の
中で解像度をさらによくすることも可能である。これは
重み付け処理を行う際のマトリクスサイズを小さくする
ことで達成できる。すなわち、図6に示すような二種類
のサイズの重み付け用マトリクスを準備し、地図的原稿
であれば小サイズのマトリクス2を用い、そうでない原
稿には大きいサイズのマトリクス1を用いるように切り
替えを行う。本実施例のサイズはこれに限定されるもの
ではなく、地図的原稿には一般の絵柄原稿よりも小サイ
ズの重み付けマトリクスを使用すればよい。
【0037】上記した各実施例は、プレスキャン時に地
図的原稿か否かを判定し、その後の本スキャン時に処理
を切り替える実施例であるが、例えば1ドラムタイプの
所謂、面順次方式によって画像を再生する装置において
は、ファースト版を作像すると同時に原稿種判定を行
い、その判定結果が地図的原稿であれば、セカンド後の
版に対して地図的原稿用の処理を行う方法も可能であ
る。このときは、ファースト版に対しては所定の処理、
例えば前述した一般絵柄用の弱いエッジ強調や2×1の
ディザ処理を行う(デフォルト処理)。
【0038】また、上記実施例では地図的原稿と判明し
た場合に、空間フィルタとディザ処理を制御したが、さ
らに他の実施例として、例えばプリンタに打ち出す直前
の濃度変換特性を地図的原稿用に切り替えることも有効
である。すなわち、一般の絵柄が忠実な再現を目指すの
に対し、地図的原稿に対しては、見やすいように、ある
いは読みやすいように画像を加工し、例えばコントラス
トをより付けるような補正をしたり、あるいはハイライ
ト部の濃度を持ち上げるような補正を実施しても良い。
図7は、これらの処理を一次元の濃度変換テーブルで実
施する場合の例を示す。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、原稿が地図に代表される特徴(つまり、
網点上文字)を多く含む原稿であるか否かを判定し、原
稿が地図的原稿であるとき、地図的原稿用の空間フィル
タを自動的に選択しているので、ユーザーに負担をかけ
ることなく、全体的にシャープでかつモアレの少ない再
生画像を得ることができる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、原稿が地図
に代表される特徴(つまり、網点上文字)を多く含む原
稿であるか否かを判定し、中間調処理としてサイズの異
なる二種類以上のディザ処理を準備し、原稿が地図的原
稿であるとき、地図的原稿用としてサイズの小さなディ
ザを選択しているので、ユーザーに負担をかけることな
く、全体的にシャープな再生画像を得ることができる。
【0041】請求項3記載の発明によれば、原稿が地図
に代表される特徴(つまり、網点上文字)を多く含む原
稿であるか否かを判定し、中間調処理として誤差拡散処
理とディザ処理を準備し、原稿が地図的原稿であると
き、地図的原稿用として誤差拡散法による処理を選択し
ているので、ユーザーに負担をかけることなく、全体的
にシャープな再生画像を得ることができる。
【0042】請求項4記載の発明によれば、原稿が地図
に代表される特徴(つまり、網点上文字)を多く含む原
稿であるか否かを判定し、中間調処理として誤差拡散法
を利用する際に、サイズの異なる二種類以上の重み付け
処理用のマトリクスを準備し、原稿が地図的原稿である
とき、地図的原稿用としてサイズの小さなマトリクスを
選択しているので、ユーザーに負担をかけることなく、
全体的にシャープな再生画像を得ることができる。
【0043】請求項5、6記載の発明によれば、地図的
原稿の特性(網点上の文字の頻度)を基に原稿種の判定
を行っているので、地図に代表される網点上の文字を多
く含む原稿を高精度に判別することができる。
【0044】請求項7記載の発明によれば、原稿の判定
をプレスキャン時に行っているので、初版再生時には原
稿種が判明していて、高画質な画像を再生することがで
きる。
【0045】請求項8の発明によれば、原稿の判定を、
初版を作像するファーストスキャン時に行っているの
で、プレスキャンを実行しない時間だけ処理時間が短縮
され、高速に画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す。
【図2】原稿判定回路の第1の構成例を示す。
【図3】原稿判定回路の第2の構成例を示す。
【図4】画像を複数の領域に分割した例を示す。
【図5】地図的原稿に施す空間フィルタの特性例を示
す。
【図6】誤差拡散法の処理回路を示す。
【図7】地図的原稿用の濃度変換テーブルの例を示す。
【符号の説明】
1 カラースキャナ 2 Log変換部 3 空間フイルタ部 4 色補正/墨生成部 5 UCR部 6 中間調処理部 7 カラープリンタ 8 原稿判定回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿をデジタル信号として読み出し、該
    原稿の地図的特徴量を基に該原稿の種類を判定する手段
    と、該判定結果に応じて所定の処理を切り替える手段を
    備えた画像処理装置であって、前記判定結果に応じて空
    間フィルタ処理によるエッジ強調の度合を制御すること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記判定結果に応じてディザ処理のディ
    ザサイズを制御することを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記判定結果に応じて誤差拡散法の処理
    またはディザ処理を行うことを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記判定結果に応じて誤差拡散法のマト
    リクスサイズを制御することを特徴とする請求項3記載
    の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記地図的特徴量は、文字部の尾根に相
    当する画素数であることを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記地図的特徴量は、文字部の尾根に相
    当する画素数と網点領域に相当する画素数であることを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記原稿の種類の判定は、プレスキャン
    時に行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記原稿の種類の判定は、初版を作像す
    るファーストスキャン時に行うことを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6775031B1 (en) 1999-03-24 2004-08-10 Minolta Co., Ltd. Apparatus and method for processing images, image reading and image forming apparatuses equipped with the apparatus, and storage medium carrying programmed-data for processing images
US8311333B2 (en) 2008-06-04 2012-11-13 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Area determination method, image compression method, image compression apparatus, and recording medium

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