JPH08163365A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
- Publication number
- JPH08163365A JPH08163365A JP6295390A JP29539094A JPH08163365A JP H08163365 A JPH08163365 A JP H08163365A JP 6295390 A JP6295390 A JP 6295390A JP 29539094 A JP29539094 A JP 29539094A JP H08163365 A JPH08163365 A JP H08163365A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- character
- area
- processing
- line drawing
- edge emphasis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】網点領域であり、かつ、文字・線画領域である
と判定された場合に、網点領域の中の文字・線画を強調
するため、文字・線画領域の部分に対して、前記平滑化
処理に加えてエッジ強調処理を行う。 【効果】網点領域の中の文字・線画領域の部分に対し
て、前記平滑化処理に加えてエッジ強調処理を行うの
で、網点領域の中の文字・線画をくっきりと強調するこ
とができる。
と判定された場合に、網点領域の中の文字・線画を強調
するため、文字・線画領域の部分に対して、前記平滑化
処理に加えてエッジ強調処理を行う。 【効果】網点領域の中の文字・線画領域の部分に対し
て、前記平滑化処理に加えてエッジ強調処理を行うの
で、網点領域の中の文字・線画をくっきりと強調するこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像を光学的に読
み取って、読み取られた原稿画像が網点領域の原稿画像
であるかどうか、文字・線画領域の原稿画像であるかど
うかの判定を行い、網点領域の中の文字・線画領域であ
れば網点領域中の文字・線画を強調処理することのでき
る画像処理装置に関するものである。
み取って、読み取られた原稿画像が網点領域の原稿画像
であるかどうか、文字・線画領域の原稿画像であるかど
うかの判定を行い、網点領域の中の文字・線画領域であ
れば網点領域中の文字・線画を強調処理することのでき
る画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラーディジタル複写機は、カラー原稿
をCCD(電荷結合素子)等で構成したスキャナにより
読み取って赤(R)、緑(G)、青(B)の各電気信号
に変換するとともに、原稿領域を文字・線画領域、網点
(screen)領域、写真領域のいずれであるかを判定し、領
域の種別に応じた画像処理を行うという機能を有してい
る。
をCCD(電荷結合素子)等で構成したスキャナにより
読み取って赤(R)、緑(G)、青(B)の各電気信号
に変換するとともに、原稿領域を文字・線画領域、網点
(screen)領域、写真領域のいずれであるかを判定し、領
域の種別に応じた画像処理を行うという機能を有してい
る。
【0003】そして、文字・線画領域であれば、エッジ
強調や黒色の強調を行い、網点領域であれば平滑化(ぼ
かし)の処理をする。前記網点領域は、次のようにして
判定される。原稿を読み取って一時保存したディジタル
画像情報の中の各画素に注目し、この注目画素を中心と
する連続した一定画素数(例えば3画素×3画素)の検
出領域の中で、注目画素が周囲よりも濃度が濃いか又は
周囲よりも濃度が薄いかを判定し、周囲よりも濃度が濃
いならばこの画素をピーク画素とし、濃度が薄いならば
この画素をディップ画素とする。
強調や黒色の強調を行い、網点領域であれば平滑化(ぼ
かし)の処理をする。前記網点領域は、次のようにして
判定される。原稿を読み取って一時保存したディジタル
画像情報の中の各画素に注目し、この注目画素を中心と
する連続した一定画素数(例えば3画素×3画素)の検
出領域の中で、注目画素が周囲よりも濃度が濃いか又は
周囲よりも濃度が薄いかを判定し、周囲よりも濃度が濃
いならばこの画素をピーク画素とし、濃度が薄いならば
この画素をディップ画素とする。
【0004】そしてこのようにして検出されたピーク/
ディップ同士の間隔が適切なものかどうか、あるいはピ
ーク対、ディップ対の出現ピッチに一定性があるかどう
か等を調べることによって、網点領域であるかどうかの
判定を行っている。
ディップ同士の間隔が適切なものかどうか、あるいはピ
ーク対、ディップ対の出現ピッチに一定性があるかどう
か等を調べることによって、網点領域であるかどうかの
判定を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記網点領
域の中に、文字・線画や線画が存在することがある。こ
の文字・線画領域は、それが細いものであれば網点領域
と判定されることがあり、通常どおり平滑化の処理をす
れば、文字・線画のシャープさや黒さが失われてしまう
という欠点があった。
域の中に、文字・線画や線画が存在することがある。こ
の文字・線画領域は、それが細いものであれば網点領域
と判定されることがあり、通常どおり平滑化の処理をす
れば、文字・線画のシャープさや黒さが失われてしまう
という欠点があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、網点領域と判定された場合であっても、そ
の中の文字・線画領域を判別し、文字・線画を強調する
ことのできる画像処理装置を提供することである。
題を解決し、網点領域と判定された場合であっても、そ
の中の文字・線画領域を判別し、文字・線画を強調する
ことのできる画像処理装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの本発明の画像処理装置は、網点領域であり、かつ、
文字・線画領域であると判定された場合に、網点領域の
中の文字・線画を強調するため、文字・線画領域の部分
に対して、前記平滑化処理に加えてエッジ強調処理を行
う文字・線画強調手段を含むものである。
めの本発明の画像処理装置は、網点領域であり、かつ、
文字・線画領域であると判定された場合に、網点領域の
中の文字・線画を強調するため、文字・線画領域の部分
に対して、前記平滑化処理に加えてエッジ強調処理を行
う文字・線画強調手段を含むものである。
【0008】
【作用】前記の構成によれば、網点領域の中の文字・線
画領域の部分に対して、前記平滑化処理に加えてエッジ
強調処理を行うので、網点領域の中の文字・線画をくっ
きりと強調することができる。
画領域の部分に対して、前記平滑化処理に加えてエッジ
強調処理を行うので、網点領域の中の文字・線画をくっ
きりと強調することができる。
【0009】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1は、カラーディジタル複写機の要部の電気
的構成を示すブロック図である。このカラーディジタル
複写機は、カラー原稿をCCD(電荷結合素子)等で構
成したスキャナ1により一方向(主走査方向という)に
読み取ってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)による3原色信号に変換する。スキャナ1の分解
能は、1インチ当たり400画素程度である。
明する。図1は、カラーディジタル複写機の要部の電気
的構成を示すブロック図である。このカラーディジタル
複写機は、カラー原稿をCCD(電荷結合素子)等で構
成したスキャナ1により一方向(主走査方向という)に
読み取ってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)による3原色信号に変換する。スキャナ1の分解
能は、1インチ当たり400画素程度である。
【0010】前記Y,M,Cの3原色信号は、入力処理
回路2でトナーの特性等に応じた補正処理がなされて、
FIFOメモリ3に一時記憶され、このうち原稿種別判
定用に選ばれた一定ライン分(例えば3ライン)の情報
だけ、文字・線画・網点・写真判定回路4に転送されラ
インメモリ41に記憶され、ここにおいて当該原稿領域
が文字・線画領域、網点(screen)領域、写真領域の判定
がなされる。
回路2でトナーの特性等に応じた補正処理がなされて、
FIFOメモリ3に一時記憶され、このうち原稿種別判
定用に選ばれた一定ライン分(例えば3ライン)の情報
だけ、文字・線画・網点・写真判定回路4に転送されラ
インメモリ41に記憶され、ここにおいて当該原稿領域
が文字・線画領域、網点(screen)領域、写真領域の判定
がなされる。
【0011】一方、前記Y,M,Cの3原色信号は、黒
生成回路5に供給され、ここで高濃度原稿の濃度不足を
補うための黒(BK)データが作られる。さらに、前記
4つの信号Y,M,C,BKは、色セレクタ回路6でい
ずれか一色ずつ取り出され、ズーム・移動回路7で、設
定倍率等に応じた信号内容に変換される。
生成回路5に供給され、ここで高濃度原稿の濃度不足を
補うための黒(BK)データが作られる。さらに、前記
4つの信号Y,M,C,BKは、色セレクタ回路6でい
ずれか一色ずつ取り出され、ズーム・移動回路7で、設
定倍率等に応じた信号内容に変換される。
【0012】そして、フィルタ回路8で、領域判定され
た原稿の種別に応じて、平滑化が行われる。最後に、階
調処理/エッジ強調回路9で、エッジ尖鋭化が行われた
り、中間調表示(ディザ)がなされて、出力制御回路1
0を通してレーザプリンタに出力される。
た原稿の種別に応じて、平滑化が行われる。最後に、階
調処理/エッジ強調回路9で、エッジ尖鋭化が行われた
り、中間調表示(ディザ)がなされて、出力制御回路1
0を通してレーザプリンタに出力される。
【0013】以上がカラーディジタル複写機における信
号の流れの概要であるが、以下、文字・網点・写真判定
回路4における網点領域、文字・線画領域等の領域判定
機能、フィルタ機能、階調処理/エッジ強調機能を中心
に説明する。 (1) 領域判定機能 前記文字・網点・写真判定回路4のラインメモリ41に
一時記憶された3ライン分の情報は、3ドット×3ライ
ンのマトリクス(図2参照)が掛けられ、ピーク/ディ
ップ画素の検出が行われる。
号の流れの概要であるが、以下、文字・網点・写真判定
回路4における網点領域、文字・線画領域等の領域判定
機能、フィルタ機能、階調処理/エッジ強調機能を中心
に説明する。 (1) 領域判定機能 前記文字・網点・写真判定回路4のラインメモリ41に
一時記憶された3ライン分の情報は、3ドット×3ライ
ンのマトリクス(図2参照)が掛けられ、ピーク/ディ
ップ画素の検出が行われる。
【0014】ピーク/ディップ画素検出の判定基準は、
図2に示す3×3マトリクスでは、中心の注目画素Xの
濃度が周囲の画素B,C,D,Hの濃度よりも濃く、か
つ注目画素Xの濃度から所定値引いた値が周囲の画素
A,E,F,Gの濃度よりも濃いことをもって、その注
目画素Xをピーク画素と判定し、中心の注目画素Xの濃
度が周囲の画素B,C,D,Hの濃度よりも薄く、かつ
注目画素Xの濃度に所定値加えた値が周囲の画素A,
E,F,Gの濃度よりも薄いことをもって、その注目画
素Xをディップ画素と判定する。
図2に示す3×3マトリクスでは、中心の注目画素Xの
濃度が周囲の画素B,C,D,Hの濃度よりも濃く、か
つ注目画素Xの濃度から所定値引いた値が周囲の画素
A,E,F,Gの濃度よりも濃いことをもって、その注
目画素Xをピーク画素と判定し、中心の注目画素Xの濃
度が周囲の画素B,C,D,Hの濃度よりも薄く、かつ
注目画素Xの濃度に所定値加えた値が周囲の画素A,
E,F,Gの濃度よりも薄いことをもって、その注目画
素Xをディップ画素と判定する。
【0015】以上の処理は、ラインメモリ41に一時記
憶された3ライン分の情報の、真ん中のラインの各ドッ
ト(注目画素)ごとに行われる。以上の処理が、ライン
メモリ41に一時記憶されたラインについて完了する
と、次のラインについても同様に行われる。このよう
に、原稿画像データを構成する各色Y,M,Cの各画素
がピーク/ディップ画素であるかどうかを検出すること
ができる。
憶された3ライン分の情報の、真ん中のラインの各ドッ
ト(注目画素)ごとに行われる。以上の処理が、ライン
メモリ41に一時記憶されたラインについて完了する
と、次のラインについても同様に行われる。このよう
に、原稿画像データを構成する各色Y,M,Cの各画素
がピーク/ディップ画素であるかどうかを検出すること
ができる。
【0016】次に、原稿が網点領域であるか、文字・線
画領域であるかの判定をそれぞれ独立して行う。この判
定は、それぞれ従来より知られているが、例えば次のよ
うにして行う。ある領域の原稿画像データについて、例
えばピーク画素の出現の一次元、二次元の周期性に着目
し、一定の周期性が満たされていれば、網点領域とする
(特開平63−109656号公報参照)。
画領域であるかの判定をそれぞれ独立して行う。この判
定は、それぞれ従来より知られているが、例えば次のよ
うにして行う。ある領域の原稿画像データについて、例
えばピーク画素の出現の一次元、二次元の周期性に着目
し、一定の周期性が満たされていれば、網点領域とする
(特開平63−109656号公報参照)。
【0017】濃度の急激な立ち上がり、立ち下がりのエ
ッジ部分を検出し、一定領域内のエッジを構成する画素
数と二値化された一方の画素数との比により文字・線画
領域かどうかの判定を行う(特開平2−222074
号、特開平2−110677号公報参照)。前記網点領
域であるか、文字・線画領域であるかの判定は、互いに
独立しているので、結果的には、(a) 網点領域であっ
て、文字・線画領域(網点の中の文字・線画)である、
(b) 網点領域であって、文字・線画領域でない、(c) 網
点領域でなく、文字・線画領域である、(d) 網点領域で
なく、文字・線画領域でもない(写真)、の4通りの判
定となる。 (2) フィルタ機能 図3は、フィルタ回路8の要部を示す内部ブロック図で
ある。Y,M,Cいずれかの3原色信号は、2つに分か
れ、一つはそのままセレクタに入り、他の1つはスムー
ジング回路に入り平滑化処理がなされる。この平滑化処
理は、同図に示すような3×3の平滑マトリクスによっ
て行われる。平滑化された信号はセレクタに入力され
る。そして、文字・網点・写真判定回路4の判定結果
が、「網点領域」でなければセレクタは3原色信号をそ
のまま通し、「網点領域」であれば平滑化された信号を
通す。したがって、領域判定された原稿の種別に応じ
て、平滑化が行われたり、行われなかったりする。平滑
化が行われた場合、網点領域でのモアレの発生等が抑え
られる。 (3) 階調処理/エッジ強調機能 図4は、階調処理/エッジ強調回路9の要部を示すブロ
ック図である。フィルタ回路8の出力信号は、注目画素
と周辺画素との濃度さを強調するため、強中弱3段階の
エッジ強調が施されるとともに、階調レベル調整処理が
行われる。
ッジ部分を検出し、一定領域内のエッジを構成する画素
数と二値化された一方の画素数との比により文字・線画
領域かどうかの判定を行う(特開平2−222074
号、特開平2−110677号公報参照)。前記網点領
域であるか、文字・線画領域であるかの判定は、互いに
独立しているので、結果的には、(a) 網点領域であっ
て、文字・線画領域(網点の中の文字・線画)である、
(b) 網点領域であって、文字・線画領域でない、(c) 網
点領域でなく、文字・線画領域である、(d) 網点領域で
なく、文字・線画領域でもない(写真)、の4通りの判
定となる。 (2) フィルタ機能 図3は、フィルタ回路8の要部を示す内部ブロック図で
ある。Y,M,Cいずれかの3原色信号は、2つに分か
れ、一つはそのままセレクタに入り、他の1つはスムー
ジング回路に入り平滑化処理がなされる。この平滑化処
理は、同図に示すような3×3の平滑マトリクスによっ
て行われる。平滑化された信号はセレクタに入力され
る。そして、文字・網点・写真判定回路4の判定結果
が、「網点領域」でなければセレクタは3原色信号をそ
のまま通し、「網点領域」であれば平滑化された信号を
通す。したがって、領域判定された原稿の種別に応じ
て、平滑化が行われたり、行われなかったりする。平滑
化が行われた場合、網点領域でのモアレの発生等が抑え
られる。 (3) 階調処理/エッジ強調機能 図4は、階調処理/エッジ強調回路9の要部を示すブロ
ック図である。フィルタ回路8の出力信号は、注目画素
と周辺画素との濃度さを強調するため、強中弱3段階の
エッジ強調が施されるとともに、階調レベル調整処理が
行われる。
【0018】前記エッジ強調は、図5に示すように、3
×3のエッジ強調マトリクスによって行われる。最も強
いエッジ強調は、同図(a) に示すように、注目画素の濃
度に5をかけ、対角周辺の画素の濃度に−1をかけて、
1.2倍するものである。中程度のエッジ強調は、同図
(b) に示すように、注目画素の濃度に5をかけ、対角周
辺の画素の濃度に−1をかけて、1.0倍する。弱いエ
ッジ強調は、同図(c)に示すように、注目画素の濃度に
3.4をかけ、対角周辺の画素の濃度に−0.6をかけ
るものである。
×3のエッジ強調マトリクスによって行われる。最も強
いエッジ強調は、同図(a) に示すように、注目画素の濃
度に5をかけ、対角周辺の画素の濃度に−1をかけて、
1.2倍するものである。中程度のエッジ強調は、同図
(b) に示すように、注目画素の濃度に5をかけ、対角周
辺の画素の濃度に−1をかけて、1.0倍する。弱いエ
ッジ強調は、同図(c)に示すように、注目画素の濃度に
3.4をかけ、対角周辺の画素の濃度に−0.6をかけ
るものである。
【0019】強いエッジ強調がなされた場合は、図4に
示すように、レベル変換処理が引き続いて行われる。こ
の処理は、文字・線画の中の黒を強調する処理であっ
て、CやYの値をMの値に置き換えてしまうという処理
である。これにより、Y,M,Cが全部同じレベルにな
り、黒が強調される。階調レベル調整処理は、エッジ強
調処理と並行して行われるものであって、Y,M,Cの
各値のうち、最も濃度の薄い値を検出し、Y,M,Cの
各値をすべてこの最小値に置き換える処理である。これ
により、文字・線画周辺の滲みを抑えることができる。
示すように、レベル変換処理が引き続いて行われる。こ
の処理は、文字・線画の中の黒を強調する処理であっ
て、CやYの値をMの値に置き換えてしまうという処理
である。これにより、Y,M,Cが全部同じレベルにな
り、黒が強調される。階調レベル調整処理は、エッジ強
調処理と並行して行われるものであって、Y,M,Cの
各値のうち、最も濃度の薄い値を検出し、Y,M,Cの
各値をすべてこの最小値に置き換える処理である。これ
により、文字・線画周辺の滲みを抑えることができる。
【0020】セレクタは、文字・網点・写真判定回路4
の判定結果に応じて、下記(a) 〜(d) のように、いずれ
の信号を通すかの切替えをする。 (a) 網点領域であって、文字・線画領域である場合(網
点の中の文字・線画):中程度のエッジ強調をする。 (b) 網点領域であって、文字・線画領域でない場合:弱
いエッジ強調をする。 (c) 網点領域でなく、文字・線画領域である場合:強い
エッジ強調、及びレベル変換処理をし、文字・線画の周
辺の領域に対しては、階調レベル調整処理をする。 (d) 網点領域でなく、文字・線画領域でもない場合(写
真領域):弱いエッジ強調をする。 (4) 効果 以上の処理により、網点の中の文字・線画は、平滑化処
理を行った上、中程度のエッジ強調をする。これによっ
て、網点領域でのモアレの発生等が抑えられ、かつ、文
字・線画部分が強調され、文字・線画の持つシャープさ
が保存される。
の判定結果に応じて、下記(a) 〜(d) のように、いずれ
の信号を通すかの切替えをする。 (a) 網点領域であって、文字・線画領域である場合(網
点の中の文字・線画):中程度のエッジ強調をする。 (b) 網点領域であって、文字・線画領域でない場合:弱
いエッジ強調をする。 (c) 網点領域でなく、文字・線画領域である場合:強い
エッジ強調、及びレベル変換処理をし、文字・線画の周
辺の領域に対しては、階調レベル調整処理をする。 (d) 網点領域でなく、文字・線画領域でもない場合(写
真領域):弱いエッジ強調をする。 (4) 効果 以上の処理により、網点の中の文字・線画は、平滑化処
理を行った上、中程度のエッジ強調をする。これによっ
て、網点領域でのモアレの発生等が抑えられ、かつ、文
字・線画部分が強調され、文字・線画の持つシャープさ
が保存される。
【0021】単なる網点領域の場合は、平滑化処理を行
った上、弱いエッジ強調をする。この結果、平滑化処理
で減衰された階調変化をある程度戻すことができ、モア
レのない良好な画像を得ることができる。網点領域でな
い文字・線画領域である場合は、強いエッジ強調をし、
レベル変換処理をすることにより、文字・線画の持つシ
ャープさが強調され、しかも文字・線画の黒さを出すこ
とができる。また、文字・線画の周辺の領域に対して
は、階調レベル調整処理をすることにより、文字・線画
からはみ出た滲みを消すことができる。
った上、弱いエッジ強調をする。この結果、平滑化処理
で減衰された階調変化をある程度戻すことができ、モア
レのない良好な画像を得ることができる。網点領域でな
い文字・線画領域である場合は、強いエッジ強調をし、
レベル変換処理をすることにより、文字・線画の持つシ
ャープさが強調され、しかも文字・線画の黒さを出すこ
とができる。また、文字・線画の周辺の領域に対して
は、階調レベル調整処理をすることにより、文字・線画
からはみ出た滲みを消すことができる。
【0022】写真領域であれば、弱いエッジ強調をする
ことにより、写真の中間階調を保存しながら、階調変化
を強調することができ、メリハリ(奥行き感)のきいた
画像が得られる。
ことにより、写真の中間階調を保存しながら、階調変化
を強調することができ、メリハリ(奥行き感)のきいた
画像が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、網点領域
の中の文字・線画に対して、平滑化処理を行った上、中
程度のエッジ強調をするので、網点領域での文字・線画
が平滑化処理のためぼやけてしまうといったことがなく
なる。したがって、網点領域の中であっても、文字・線
画部分がある程度は強調され、くっきりした文字・線画
画像を出力することができる。
の中の文字・線画に対して、平滑化処理を行った上、中
程度のエッジ強調をするので、網点領域での文字・線画
が平滑化処理のためぼやけてしまうといったことがなく
なる。したがって、網点領域の中であっても、文字・線
画部分がある程度は強調され、くっきりした文字・線画
画像を出力することができる。
【図1】カラーディジタル複写機の要部の電気的構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】注目する画素を中心とした検出領域の一例であ
る3×3マトリクス領域を示す図である。
る3×3マトリクス領域を示す図である。
【図3】フィルタ回路の要部を示すブロック図である。
【図4】階調処理/エッジ強調回路の要部を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】エッジ強調をするためのフィルタの例を示す図
である。
である。
1 スキャナ 2 入力処理回路 4 文字・線画・網点・写真判定回路 8 フィルタ回路 9 階調処理/エッジ強調回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/52 H04N 1/40 104 1/46 B
Claims (1)
- 【請求項1】原稿画像を光学的に読み取ってその濃度に
対応する画像データに変換する変換手段と、一定画素数
の検出領域を設定する設定手段と、設定手段により設定
された検出領域における画素の濃度情報に基づいて前記
読み取られた原稿画像が網点領域であるかの判定、文字
・線画領域であるかの判定を行う判定手段と、網点領域
と判定された原稿画像に対して平滑化処理を行う平滑化
手段とを有する画像処理装置において、 前記判定手段により、領域が網点領域であり、かつ、文
字・線画領域であると判定された場合に、網点領域の中
の文字・線画を強調するため、文字・線画領域の部分に
対して、エッジ強調処理を行う文字・線画強調手段を含
むことを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6295390A JPH08163365A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 画像処理装置 |
US08/556,843 US5754708A (en) | 1994-11-16 | 1995-11-02 | Dotted image area detecting apparatus and dotted image area detecting method |
EP95117930A EP0713325A1 (en) | 1994-11-16 | 1995-11-14 | Dotted image area detecting apparatus and dotted image area detecting method |
US09/032,996 US6049635A (en) | 1994-11-16 | 1998-03-02 | Dotted image area detecting apparatus and dotted image area detecting method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6295390A JPH08163365A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08163365A true JPH08163365A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17820008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6295390A Pending JPH08163365A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-29 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08163365A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7848589B2 (en) | 2005-02-01 | 2010-12-07 | Richoh Company, Ltd. | Method and apparatus for applying edge enhancement based on image characteristics |
-
1994
- 1994-11-29 JP JP6295390A patent/JPH08163365A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7848589B2 (en) | 2005-02-01 | 2010-12-07 | Richoh Company, Ltd. | Method and apparatus for applying edge enhancement based on image characteristics |
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