JPH10285267A - ハンズフリー通話機能付き温浴器 - Google Patents
ハンズフリー通話機能付き温浴器Info
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- JPH10285267A JPH10285267A JP9640397A JP9640397A JPH10285267A JP H10285267 A JPH10285267 A JP H10285267A JP 9640397 A JP9640397 A JP 9640397A JP 9640397 A JP9640397 A JP 9640397A JP H10285267 A JPH10285267 A JP H10285267A
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- JP
- Japan
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- signal
- cordless
- echo
- circuit
- codec
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ディジタルシグナルプロセッサを使用して邪魔
となる音響エコー等を取り除き、またハンズフリー通話
機能を持つコードレス子機を用いることで通話線の工事
を不要とする 【解決手段】コードレス親機と無線にて接続されて、相
手機器とハンズフリーにて通話状態となるコードレス子
機と、上記コードレス子機を固定する温浴器とから構成
され、温浴器から電源供給を受けた上記コードレス子機
のベースバンド回路の受話路における出力端からのアナ
ログ音声信号をPCM信号に変換するとともに、マイク
出力が変換されたPCM信号をアナログ音声信号に変換
する第1のCODECと、上記受話路におけるPCM信
号をアナログ信号に変換するとともに、マイク出力のア
ナログ音声信号をPCM信号に変換する第2のCODE
Cと、第1のCODECと第2のCODECとの間に挿
入された回線側エコー消去回路と音響エコー消去回路と
を備えたもの
となる音響エコー等を取り除き、またハンズフリー通話
機能を持つコードレス子機を用いることで通話線の工事
を不要とする 【解決手段】コードレス親機と無線にて接続されて、相
手機器とハンズフリーにて通話状態となるコードレス子
機と、上記コードレス子機を固定する温浴器とから構成
され、温浴器から電源供給を受けた上記コードレス子機
のベースバンド回路の受話路における出力端からのアナ
ログ音声信号をPCM信号に変換するとともに、マイク
出力が変換されたPCM信号をアナログ音声信号に変換
する第1のCODECと、上記受話路におけるPCM信
号をアナログ信号に変換するとともに、マイク出力のア
ナログ音声信号をPCM信号に変換する第2のCODE
Cと、第1のCODECと第2のCODECとの間に挿
入された回線側エコー消去回路と音響エコー消去回路と
を備えたもの
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本発明は風呂場に
て使用されるハンズフリー通話機能付き温浴器に関す
る。
て使用されるハンズフリー通話機能付き温浴器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来は、ホームテレホンの親電話機に有
線にて接続されたインターホンを風呂場に設置するもの
で、親電話機からの転送を受けて外線とハンズフリーに
て通話状態となることができるものがある。また一般的
に、スピーカからの出力の一部がマイクに入力されてし
まい音響エコーが発生したり、電話回線をマイク及びス
ピーカ側からみた場合においても回線側エコーが発生し
てしまう欠点があった。風呂場においては、なお一層悪
い環境条件となり音響エコー等が増大してしまうもので
あった。
線にて接続されたインターホンを風呂場に設置するもの
で、親電話機からの転送を受けて外線とハンズフリーに
て通話状態となることができるものがある。また一般的
に、スピーカからの出力の一部がマイクに入力されてし
まい音響エコーが発生したり、電話回線をマイク及びス
ピーカ側からみた場合においても回線側エコーが発生し
てしまう欠点があった。風呂場においては、なお一層悪
い環境条件となり音響エコー等が増大してしまうもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来装置では、風
呂場という環境から音響エコーが発生するため、明瞭な
通話が困難であった。またインターホンは有線で接続さ
れるため、既設の風呂場等に新たにこの従来装置を設置
する配線等の工事が容易でなかった。本発明の目的は、
この従来の欠点を解消するため、ディジタルシグナルプ
ロセッサを使用して邪魔となる音響エコー等を取り除い
たハンズフリー通話機能を持つコードレス子機を用いる
ことで通話線の工事を不要とし、電源については温浴器
に使用されるものを利用することにより、コードレス子
機用の電源回路を新たに設置する必要がないハンズフリ
ー通話機能付き温浴器を提供することにある。
呂場という環境から音響エコーが発生するため、明瞭な
通話が困難であった。またインターホンは有線で接続さ
れるため、既設の風呂場等に新たにこの従来装置を設置
する配線等の工事が容易でなかった。本発明の目的は、
この従来の欠点を解消するため、ディジタルシグナルプ
ロセッサを使用して邪魔となる音響エコー等を取り除い
たハンズフリー通話機能を持つコードレス子機を用いる
ことで通話線の工事を不要とし、電源については温浴器
に使用されるものを利用することにより、コードレス子
機用の電源回路を新たに設置する必要がないハンズフリ
ー通話機能付き温浴器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ため、本発明に係るハンズフリー機能付き温浴器の構成
を以下のようにした。 (1) 電話回線を収容するコードレス親機と無線回線
にて接続されて、電話回線を介した相手機器とハンズフ
リーにて通話状態となるコードレス子機と、上記コード
レス子機を固定する温浴器とから構成され、上記コード
レス子機のベースバンド回路の受話路における出力端か
らのアナログ音声信号をPCM信号に変換するととも
に、マイク出力のアナログ音声信号が変換されたPCM
信号を上記ベースバンド回路の送話路における入力端へ
送られるアナログ音声信号に変換する第1のCODEC
(21)と、上記受話路におけるPCM信号をスピーカ
入力端に送られるアナログ音声信号に変換するととも
に、マイク出力のアナログ音声信号をPCM信号に変換
する第2のCODEC(26)と、第1のCODEC
(21)と第2のCODEC(26)との間に挿入され
た第1のエコー消去回路(22)と第2のエコー消去回
路(24)とを備え、上記受話路における第2のエコー
消去回路(24)の受話路における入力端に入力するP
CM信号に基づき上記スピーカと上記マイクによる音響
エコーを消去する疑似エコー信号を作成し、送話路にお
ける第2のCODEC(26)の出力端のPCM信号か
ら差し引くことで上記音響エコーを消去し、上記送話路
における第1のエコー消去回路(22)の送話路におけ
る入力端に入力するPCM信号に基づき回線側エコーを
消去する疑似エコー信号を作成し、上記受話路における
第1のCODEC(21)の出力端のPCM信号を差し
引くことで上記回線側エコーを消去して同時送受話を行
うようにしたコードレス子機を温浴器に固定するととも
に、温浴器からコードレス子機に電源供給線にて電源供
給を行うハンズフリー通話機能付き温浴器。 (2) コードレス子機に非常通報ボタンと、音声信号
を記憶した音声回路を設け、非常通報ボタンが押された
ときにはコードレス子機とコードレス親機とを無線回線
を介し通話状態とし、上記音声回路からの音声信号を上
記送話路におけるマイクの出力端に供給することにより
コードレス親機へ送信する前記(1)のハンズフリー通
話機能付温浴器。
ため、本発明に係るハンズフリー機能付き温浴器の構成
を以下のようにした。 (1) 電話回線を収容するコードレス親機と無線回線
にて接続されて、電話回線を介した相手機器とハンズフ
リーにて通話状態となるコードレス子機と、上記コード
レス子機を固定する温浴器とから構成され、上記コード
レス子機のベースバンド回路の受話路における出力端か
らのアナログ音声信号をPCM信号に変換するととも
に、マイク出力のアナログ音声信号が変換されたPCM
信号を上記ベースバンド回路の送話路における入力端へ
送られるアナログ音声信号に変換する第1のCODEC
(21)と、上記受話路におけるPCM信号をスピーカ
入力端に送られるアナログ音声信号に変換するととも
に、マイク出力のアナログ音声信号をPCM信号に変換
する第2のCODEC(26)と、第1のCODEC
(21)と第2のCODEC(26)との間に挿入され
た第1のエコー消去回路(22)と第2のエコー消去回
路(24)とを備え、上記受話路における第2のエコー
消去回路(24)の受話路における入力端に入力するP
CM信号に基づき上記スピーカと上記マイクによる音響
エコーを消去する疑似エコー信号を作成し、送話路にお
ける第2のCODEC(26)の出力端のPCM信号か
ら差し引くことで上記音響エコーを消去し、上記送話路
における第1のエコー消去回路(22)の送話路におけ
る入力端に入力するPCM信号に基づき回線側エコーを
消去する疑似エコー信号を作成し、上記受話路における
第1のCODEC(21)の出力端のPCM信号を差し
引くことで上記回線側エコーを消去して同時送受話を行
うようにしたコードレス子機を温浴器に固定するととも
に、温浴器からコードレス子機に電源供給線にて電源供
給を行うハンズフリー通話機能付き温浴器。 (2) コードレス子機に非常通報ボタンと、音声信号
を記憶した音声回路を設け、非常通報ボタンが押された
ときにはコードレス子機とコードレス親機とを無線回線
を介し通話状態とし、上記音声回路からの音声信号を上
記送話路におけるマイクの出力端に供給することにより
コードレス親機へ送信する前記(1)のハンズフリー通
話機能付温浴器。
【0005】
【実施例】図1は、ハンズフリー通話機能付き温浴器の
コードレス子機部分のブロック図である。図2は、コー
ドレス親機のブロック図である。図3は、ハンズフリー
通話機能付き温浴器の外観図である。1はコードレス子
機、11はマイク、12はスピーカ、13はダイヤルボ
タン、14は通話ボタン、15は内線保留ボタン、16
は非常警報ボタン、17はアンテナである。3は温浴
器、31は温浴器操作部である。17はアンテナ、18
は受信回路、19は送信回路、20は復調した信号また
は変調前の信号等を取り扱うベースバンド回路、21、
26は音声信号とPCM信号とを相互に変換するCOD
EC、22、24はエコー消去回路であるエコー消去L
SI、27は各種制御を行うCPU、28は非常警報ボ
タン16が操作されたことを検知したCPU27に制御
され記録された警報音声信号または警報信号を発生する
音声回路である音声LSIである。32は温浴器3から
直流の電源供給を受ける電源供給線である。7はベース
バンド回路20からスピーカ12の入力端までの受話音
声信号を伝える受話路、8はマイク11の出力端からベ
ースバンド回路20までの送話音声信号を伝える送話路
である。
コードレス子機部分のブロック図である。図2は、コー
ドレス親機のブロック図である。図3は、ハンズフリー
通話機能付き温浴器の外観図である。1はコードレス子
機、11はマイク、12はスピーカ、13はダイヤルボ
タン、14は通話ボタン、15は内線保留ボタン、16
は非常警報ボタン、17はアンテナである。3は温浴
器、31は温浴器操作部である。17はアンテナ、18
は受信回路、19は送信回路、20は復調した信号また
は変調前の信号等を取り扱うベースバンド回路、21、
26は音声信号とPCM信号とを相互に変換するCOD
EC、22、24はエコー消去回路であるエコー消去L
SI、27は各種制御を行うCPU、28は非常警報ボ
タン16が操作されたことを検知したCPU27に制御
され記録された警報音声信号または警報信号を発生する
音声回路である音声LSIである。32は温浴器3から
直流の電源供給を受ける電源供給線である。7はベース
バンド回路20からスピーカ12の入力端までの受話音
声信号を伝える受話路、8はマイク11の出力端からベ
ースバンド回路20までの送話音声信号を伝える送話路
である。
【0006】まず最初にコードレス子機のハンズフリー
着信動作を説明する。電話回線4から図2におけるコー
ドレス親機に着信信号が到来すると、コードレス親機の
整流器49の出力によりリンガ50が鳴動するとともに
着信を検知したCPU54がベースバンド回路44を介
して送信回路42から呼出信号を送る。この呼出信号は
アンテナ41にて発射され、図1のコードレス子機2の
アンテナ17に到達する。受信回路18はアンテナ17
を介しコードレス親機から送信された呼出信号を受け処
理しベースバンド回路20へ送る。ベースバンド回路2
0を介してこの呼出信号である制御信号を受けたCPU
27は、ベースバンド回路20を介し応答信号を送信回
路19へ送出する。送信回路19からアンテナ17を介
し発射された応答信号はコードレス親機のアンテナ41
を介し受信回路43にて受信される。受信回路43で受
信された応答信号はベースバンド回路44を介しCPU
54に入力される。ここでコードレス親機とコードレス
子機とは無線リンクが確立される。
着信動作を説明する。電話回線4から図2におけるコー
ドレス親機に着信信号が到来すると、コードレス親機の
整流器49の出力によりリンガ50が鳴動するとともに
着信を検知したCPU54がベースバンド回路44を介
して送信回路42から呼出信号を送る。この呼出信号は
アンテナ41にて発射され、図1のコードレス子機2の
アンテナ17に到達する。受信回路18はアンテナ17
を介しコードレス親機から送信された呼出信号を受け処
理しベースバンド回路20へ送る。ベースバンド回路2
0を介してこの呼出信号である制御信号を受けたCPU
27は、ベースバンド回路20を介し応答信号を送信回
路19へ送出する。送信回路19からアンテナ17を介
し発射された応答信号はコードレス親機のアンテナ41
を介し受信回路43にて受信される。受信回路43で受
信された応答信号はベースバンド回路44を介しCPU
54に入力される。ここでコードレス親機とコードレス
子機とは無線リンクが確立される。
【0007】次にCPU54は上述したルートでコード
レス子機に着信音信号を送る。この信号を受けたコード
レス子機のCPU27は表示部29にて着信音を鳴動さ
せる。ここで風呂場にいる操作者が着信に気付き通話ボ
タン14を押すと、これを検知したCPU27が上記応
答信号を返送したと同じルートでコードレス親機のCP
U54にコードレス子機1が応答したことを伝える。C
PU54はリンガ50の鳴動を止め送受器52がオフフ
ックされていないと通話路切換回路45をスピーチIC
46とベースバンド回路44が接続されるように切り換
えるとともにスイッチ47を導通させる。これにより電
話回線4はコードレス親機により捕捉され次のルートで
コードレス子機が電話回線4を介し発呼した相手機器と
通話状態となる。電話回線4からの音声信号−コードレ
ス親機の整流器48−スイッチ47−スピーチIC46
−通話路切換回路45−ベースンド回路44−送信回路
42−アンテナ41−コードレス子機のアンテナ17−
受信回路18−ベースバンド回路20(受話路7)−C
ODEC21−エコー消去LSI22−エコー消去LS
I24−CODEC26−スピーカ12。コードレス子
機1のマイク11に入力された音声−(送話路8)CO
DEC26−エコー消去LSI24−エコー消去LSI
22−CODEC21−ベースンド回路20−送信回路
19−アンテナ17−コードレス親機のアンテナ41−
受信回路43−ベースンド回路44−通話路切換回路4
5−スピーチIC46−スイッチ47−整流器48−電
話回線4。
レス子機に着信音信号を送る。この信号を受けたコード
レス子機のCPU27は表示部29にて着信音を鳴動さ
せる。ここで風呂場にいる操作者が着信に気付き通話ボ
タン14を押すと、これを検知したCPU27が上記応
答信号を返送したと同じルートでコードレス親機のCP
U54にコードレス子機1が応答したことを伝える。C
PU54はリンガ50の鳴動を止め送受器52がオフフ
ックされていないと通話路切換回路45をスピーチIC
46とベースバンド回路44が接続されるように切り換
えるとともにスイッチ47を導通させる。これにより電
話回線4はコードレス親機により捕捉され次のルートで
コードレス子機が電話回線4を介し発呼した相手機器と
通話状態となる。電話回線4からの音声信号−コードレ
ス親機の整流器48−スイッチ47−スピーチIC46
−通話路切換回路45−ベースンド回路44−送信回路
42−アンテナ41−コードレス子機のアンテナ17−
受信回路18−ベースバンド回路20(受話路7)−C
ODEC21−エコー消去LSI22−エコー消去LS
I24−CODEC26−スピーカ12。コードレス子
機1のマイク11に入力された音声−(送話路8)CO
DEC26−エコー消去LSI24−エコー消去LSI
22−CODEC21−ベースンド回路20−送信回路
19−アンテナ17−コードレス親機のアンテナ41−
受信回路43−ベースンド回路44−通話路切換回路4
5−スピーチIC46−スイッチ47−整流器48−電
話回線4。
【0008】次に本発明のコードレス子機で行っている
エコー消去を説明する。コードレス子機において電話回
線4からの音声信号がベースバンド回路20の出力端か
ら受話路7を経てCODEC21へ送られてくる。この
音声信号はCODEC21でPCM信号に変換され、エ
コー消去LSI22の受話路合成部23及びエコー消去
LSI24を経、CODEC21にて再度アナログの音
声信号に変換されスピーカ12から音声として出力され
る。一方マイク11に入力された音声はマイク11の出
力端から送話路8へ送出され、CODEC26にてPC
M信号に変換され、エコー消去LSI24の送話路合成
部25及びエコー消去LSI22を経、CODEC21
にて再度アナログの音声信号に変換されベースバンド回
路20の送話路8における入力端に入力する。
エコー消去を説明する。コードレス子機において電話回
線4からの音声信号がベースバンド回路20の出力端か
ら受話路7を経てCODEC21へ送られてくる。この
音声信号はCODEC21でPCM信号に変換され、エ
コー消去LSI22の受話路合成部23及びエコー消去
LSI24を経、CODEC21にて再度アナログの音
声信号に変換されスピーカ12から音声として出力され
る。一方マイク11に入力された音声はマイク11の出
力端から送話路8へ送出され、CODEC26にてPC
M信号に変換され、エコー消去LSI24の送話路合成
部25及びエコー消去LSI22を経、CODEC21
にて再度アナログの音声信号に変換されベースバンド回
路20の送話路8における入力端に入力する。
【0009】まず、音響エコー消去の動作を説明する。
エコー消去LSI24は、受話路における電話回線側か
らの入力信号がCODEC21により変換されて入力し
たPCM信号を基に疑似エコー信号を生成する。スピー
カ12出力の一部が入力してしまったマイク11の入力
信号がCODEC26によりPCM信号に変換されてエ
コー消去LSI24の送話路8における入力端に入力し
たときに、エコー消去LSI24の送話路合成部25に
て、前記変換されたPCM信号から前記疑似エコー信号
を差し引くことでスピーカ12から回り込む音響エコー
成分を打ち消す。次に回線側エコー消去を説明する。エ
コー消去LSI22は、送話路におけるマイク11から
の入力信号がCODEC26により変換されて入力した
PCM信号を基に疑似エコー信号を生成する。マイク1
1出力の一部戻りを含む電話回線側からの音声信号がC
ODEC21によりPCM信号に変換されてエコー消去
用LSI22の受話路側入力端に入力したときに、前記
エコー消去LSI22の受話路合成部23にて、前記変
換されたPCM信号から前記疑似エコー信号を差し引く
ことで回線側エコーを打ち消す。よって、エコー消去L
SI24は、マイクとスピーカによる音響エコーを、エ
コー消去LSI2は、回線川エコーを打ち消すことにな
る。
エコー消去LSI24は、受話路における電話回線側か
らの入力信号がCODEC21により変換されて入力し
たPCM信号を基に疑似エコー信号を生成する。スピー
カ12出力の一部が入力してしまったマイク11の入力
信号がCODEC26によりPCM信号に変換されてエ
コー消去LSI24の送話路8における入力端に入力し
たときに、エコー消去LSI24の送話路合成部25に
て、前記変換されたPCM信号から前記疑似エコー信号
を差し引くことでスピーカ12から回り込む音響エコー
成分を打ち消す。次に回線側エコー消去を説明する。エ
コー消去LSI22は、送話路におけるマイク11から
の入力信号がCODEC26により変換されて入力した
PCM信号を基に疑似エコー信号を生成する。マイク1
1出力の一部戻りを含む電話回線側からの音声信号がC
ODEC21によりPCM信号に変換されてエコー消去
用LSI22の受話路側入力端に入力したときに、前記
エコー消去LSI22の受話路合成部23にて、前記変
換されたPCM信号から前記疑似エコー信号を差し引く
ことで回線側エコーを打ち消す。よって、エコー消去L
SI24は、マイクとスピーカによる音響エコーを、エ
コー消去LSI2は、回線川エコーを打ち消すことにな
る。
【0010】次にコードレス子機から電話回線への発信
動作を説明する。コードレス子機から外線発信するため
操作者により通話ボタン14が押されると、これを検知
したCPU27はベースバンド回路20を介し送信回路
19へ無線リンク確立要求の信号を送出する。送信回路
19はアンテナ17からこの信号を発射する。コードレ
ス親機の受信回路43はアンテナ41にてこの信号を受
信するとベースバンド回路44を介しCPU54に送出
する。CPU54では、コードレス親機と子機との無線
リンクを確立する。また電話回線4を捕捉し、受信時と
同様に電話回線とコードレス子機との音声パスを生成す
る。すると電話回線4からの発信音がコードレス子機の
スピーカ12から出力される。操作者がダイヤルボタン
13にてダイヤルすると、これを検知したCPU27は
ベースバンド回路20を介し送信回路19へダイヤル信
号を送出する。送信回路19はアンテナ17からこの信
号を発射する。コードレス親機の受信回路43はアンテ
ナ41にてダイヤル信号を受信するとCPU54に送出
する。CPU54はダイヤルIC回路51を制御してダ
イヤル信号を電話回線4に送出させる。通話先にて応答
があればコードレス子機は電話回線4を介した通話先機
器と通話状態となる。
動作を説明する。コードレス子機から外線発信するため
操作者により通話ボタン14が押されると、これを検知
したCPU27はベースバンド回路20を介し送信回路
19へ無線リンク確立要求の信号を送出する。送信回路
19はアンテナ17からこの信号を発射する。コードレ
ス親機の受信回路43はアンテナ41にてこの信号を受
信するとベースバンド回路44を介しCPU54に送出
する。CPU54では、コードレス親機と子機との無線
リンクを確立する。また電話回線4を捕捉し、受信時と
同様に電話回線とコードレス子機との音声パスを生成す
る。すると電話回線4からの発信音がコードレス子機の
スピーカ12から出力される。操作者がダイヤルボタン
13にてダイヤルすると、これを検知したCPU27は
ベースバンド回路20を介し送信回路19へダイヤル信
号を送出する。送信回路19はアンテナ17からこの信
号を発射する。コードレス親機の受信回路43はアンテ
ナ41にてダイヤル信号を受信するとCPU54に送出
する。CPU54はダイヤルIC回路51を制御してダ
イヤル信号を電話回線4に送出させる。通話先にて応答
があればコードレス子機は電話回線4を介した通話先機
器と通話状態となる。
【0011】上記説明では、電話回線4に対するコード
レス子機の着信、発信を説明したが、コードレス子機と
親機間の内線通話、その他ドアホンとコードレス親機又
は子機との通話も同様に可能である。
レス子機の着信、発信を説明したが、コードレス子機と
親機間の内線通話、その他ドアホンとコードレス親機又
は子機との通話も同様に可能である。
【0012】次に風呂場にいる者が気分が悪くなったり
したときに外部の人にその状況を知らせる非常時の警報
発報について説明する。図3の非常警報ボタンが押され
ると、これを検知したCPU27はベースバンド回路2
0を介し送信回路19へ無線リンク確立要求の信号を送
出する。送信回路19はアンテナ17からこの信号を発
射する。コードレス親機の受信回路43はアンテナ41
にてこの信号を受信するとベースバンド回路44を介し
CPU54に送出する。CPU54では、コードレス親
機と子機との無線リンクを確立する。次にCPU54は
非常時の予め設定された状態(ここでは一例としてコー
ドレス親機への内線非常アナウンスとする)を判別し通
話路切換回路45を制御しベースバンド回路44とスピ
ーカ53を接続する。その後コードレス子機のCPU2
7は音声LSI28に予め記録してある警報音声をマイ
ク11の出力端に出力する。警報音声はベースバンド回
路20等を経て送信回路19に到達、アンテナ17から
送信される。コードレス親機ではアンテナ41を介し受
信回路43で受信し、ベースバンド回路44、通話路切
換回路45をへてスピーカ53から警報音声が出力され
る。すると、コードレス親機の近くにいる者が風呂場の
状況を知ることができる。
したときに外部の人にその状況を知らせる非常時の警報
発報について説明する。図3の非常警報ボタンが押され
ると、これを検知したCPU27はベースバンド回路2
0を介し送信回路19へ無線リンク確立要求の信号を送
出する。送信回路19はアンテナ17からこの信号を発
射する。コードレス親機の受信回路43はアンテナ41
にてこの信号を受信するとベースバンド回路44を介し
CPU54に送出する。CPU54では、コードレス親
機と子機との無線リンクを確立する。次にCPU54は
非常時の予め設定された状態(ここでは一例としてコー
ドレス親機への内線非常アナウンスとする)を判別し通
話路切換回路45を制御しベースバンド回路44とスピ
ーカ53を接続する。その後コードレス子機のCPU2
7は音声LSI28に予め記録してある警報音声をマイ
ク11の出力端に出力する。警報音声はベースバンド回
路20等を経て送信回路19に到達、アンテナ17から
送信される。コードレス親機ではアンテナ41を介し受
信回路43で受信し、ベースバンド回路44、通話路切
換回路45をへてスピーカ53から警報音声が出力され
る。すると、コードレス親機の近くにいる者が風呂場の
状況を知ることができる。
【0013】また、コードレス子機からも警報音声が確
認できるように音声LSI28の出力はベースバンド回
路20の受話路側出力端に入力される。よって、音声L
SI28からの非常警報信号はCODEC20、エコー
消去LSI22、24、CODEC26を経てスピーカ
12に出力される。
認できるように音声LSI28の出力はベースバンド回
路20の受話路側出力端に入力される。よって、音声L
SI28からの非常警報信号はCODEC20、エコー
消去LSI22、24、CODEC26を経てスピーカ
12に出力される。
【0014】上述した非常警報時の出力設定が電話回線
4を介した外部通報先への警報音声送出である場合に
は、CPU54はダイヤルIC51を制御し発報先のダ
イヤル番号を自動ダイヤルさせて電話回線4に送出させ
る。通報先が応答するとマイク11の出力端に入力され
た警報音声が子機からの発信時と同様の状態で電話回線
を介した通報先に届く。通報先の応答がない場合は、繰
り返しダイヤル発信を行う。また他の方式として、コー
ドレス親機に警報信号を送ったが予め定めた時間に応答
がなっか場合に外部通報先に自動的にダイヤルするよう
にしてもよい。さらにそこでも応答が得られなければ次
の外部通報先に自動ダイヤルを行うようにしてもよい。
4を介した外部通報先への警報音声送出である場合に
は、CPU54はダイヤルIC51を制御し発報先のダ
イヤル番号を自動ダイヤルさせて電話回線4に送出させ
る。通報先が応答するとマイク11の出力端に入力され
た警報音声が子機からの発信時と同様の状態で電話回線
を介した通報先に届く。通報先の応答がない場合は、繰
り返しダイヤル発信を行う。また他の方式として、コー
ドレス親機に警報信号を送ったが予め定めた時間に応答
がなっか場合に外部通報先に自動的にダイヤルするよう
にしてもよい。さらにそこでも応答が得られなければ次
の外部通報先に自動ダイヤルを行うようにしてもよい。
【0015】上述した非常警報時の設定がコードレス親
機その他への音声通報になっているが、これは音声LS
I28に音声通報の代わりに非常警報音を発生させるこ
とでもよい。
機その他への音声通報になっているが、これは音声LS
I28に音声通報の代わりに非常警報音を発生させるこ
とでもよい。
【0016】上述した非常警報時、コードレス子機から
親機への音声による通報になっているが、この音声を送
る代わりにコードレス子機からは非常警報のデータを送
り、この非常警報のデータを受信したコードレス親機の
CPU54が音声処理回路57を制御し警報音または非
常警報メッセージをスピーカ53から出力させてもよ
い。
親機への音声による通報になっているが、この音声を送
る代わりにコードレス子機からは非常警報のデータを送
り、この非常警報のデータを受信したコードレス親機の
CPU54が音声処理回路57を制御し警報音または非
常警報メッセージをスピーカ53から出力させてもよ
い。
【0017】風呂場に設置しているコードレス子機以外
にコードレス親機と無線回線にて接続されている他のコ
ードレス子機があれば非常警報時、コードレス親機とと
もに一斉内線呼出しをし警報音声を送出するようにして
もよい。
にコードレス親機と無線回線にて接続されている他のコ
ードレス子機があれば非常警報時、コードレス親機とと
もに一斉内線呼出しをし警報音声を送出するようにして
もよい。
【0018】コードレス子機は温浴器に使用される直流
電源を電源供給線32にて電源供給を受けている。
電源を電源供給線32にて電源供給を受けている。
【0019】火災その他のセンサー入力線がコードレス
親機に接続されており、そこからセンサー出力がCPU
54に入力されると、コードレス子機から到来する非常
警報信号と同様な制御が行われる。
親機に接続されており、そこからセンサー出力がCPU
54に入力されると、コードレス子機から到来する非常
警報信号と同様な制御が行われる。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るハンズフリー通話機能付き
温浴器は、風呂場での使用に耐えるように音響エコー等
を取り除いたものでハンズフリー同時通話を可能にして
おり、またハンズフリーとしたので手に持つ必要もなく
防水構造が簡単なものでよい。さらに浴室外にあるコー
ドレス親機とコードレス子機間の通話は無線にて行うた
め、通話線の配線を不要とし、コードレス子機の電源は
温浴器から供給を受けるため面倒な配線をする必要がな
い。
温浴器は、風呂場での使用に耐えるように音響エコー等
を取り除いたものでハンズフリー同時通話を可能にして
おり、またハンズフリーとしたので手に持つ必要もなく
防水構造が簡単なものでよい。さらに浴室外にあるコー
ドレス親機とコードレス子機間の通話は無線にて行うた
め、通話線の配線を不要とし、コードレス子機の電源は
温浴器から供給を受けるため面倒な配線をする必要がな
い。
【図1】ハンズフリー通話機能付き温浴器のコードレス
子機部分のブロック図
子機部分のブロック図
【図2】コードレス親機のブロック図
【図3】ハンズフリー通話機能付き温浴器の外観図
1 コードレス子機 3 温浴器 4 電話回線 7 受話路 8 送話路 11 マイク 12 スピーカ 14 通話ボタン 15 内線保留ボタン 16 非常警報ボタン 17 アンテナ 18 受信回路 19 送信回路 20 ベースバンド回路 21 CODEC 22 エコー消去LSI 24 エコー消去LSI 26 CODEC 27 CPU 28 音声LSI 32 電源供給線
Claims (2)
- 【請求項1】 電話回線を収容するコードレス親機と無
線回線にて接続されて、電話回線を介した相手機器とハ
ンズフリーにて通話状態となるコードレス子機と、上記
コードレス子機を固定する温浴器とから構成され、上記
コードレス子機のベースバンド回路の受話路における出
力端からのアナログ音声信号をPCM信号に変換すると
ともに、マイク出力のアナログ音声信号が変換されたP
CM信号を上記ベースバンド回路の送話路における入力
端へ送られるアナログ音声信号に変換する第1のCOD
EC(21)と、上記受話路におけるPCM信号をスピ
ーカ入力端に送られるアナログ音声信号に変換するとと
もに、マイク出力のアナログ音声信号をPCM信号に変
換する第2のCODEC(26)と、第1のCODEC
(21)と第2のCODEC(26)との間に挿入され
た第1のエコー消去回路(22)と第2のエコー消去回
路(24)とを備え、上記受話路における第2のエコー
消去回路(24)の受話路における入力端に入力するP
CM信号に基づき上記スピーカと上記マイクによる音響
エコーを消去する疑似エコー信号を作成し、送話路にお
ける第2のCODEC(26)の出力端のPCM信号か
ら差し引くことで上記音響エコーを消去し、上記送話路
における第1のエコー消去回路(22)の送話路におけ
る入力端に入力するPCM信号に基づき回線側エコーを
消去する疑似エコー信号を作成し、上記受話路における
第1のCODEC(21)の出力端のPCM信号を差し
引くことで上記回線側エコーを消去して同時送受話を行
うようにしたコードレス子機を温浴器に固定するととも
に、温浴器からコードレス子機に電源供給線にて電源供
給を行うことを特徴としたハンズフリー通話機能付き温
浴器。 - 【請求項2】 コードレス子機に非常通報ボタンと、音
声信号を記憶した音声回路を設け、非常通報ボタンが押
されたときにはコードレス子機とコードレス親機とを無
線回線を介し通話状態とし、上記音声回路からの音声信
号を上記送話路におけるマイクの出力端に供給すること
によりコードレス親機へ送信することを特徴とした請求
項1のハンズフリー通話機能付温浴器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9640397A JPH10285267A (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-01 | ハンズフリー通話機能付き温浴器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9640397A JPH10285267A (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-01 | ハンズフリー通話機能付き温浴器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10285267A true JPH10285267A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=14164005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9640397A Withdrawn JPH10285267A (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-01 | ハンズフリー通話機能付き温浴器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10285267A (ja) |
-
1997
- 1997-04-01 JP JP9640397A patent/JPH10285267A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |