JPH10285189A - 車両多重通信装置 - Google Patents
車両多重通信装置Info
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- JPH10285189A JPH10285189A JP8301597A JP8301597A JPH10285189A JP H10285189 A JPH10285189 A JP H10285189A JP 8301597 A JP8301597 A JP 8301597A JP 8301597 A JP8301597 A JP 8301597A JP H10285189 A JPH10285189 A JP H10285189A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各電子制御装置のスリープ/ウェイクアップ
制御を簡単に行なうことのできる車両多重通信装置を提
供する。 【解決手段】 バス3に接続された各ノード1a〜1d
間に送信権を予め定められた順番で循環させ送信権を獲
得したノードがバスに所定数のデータを送出する装置で
あって、同期パルス生成部13は、ノードが動作停止状
態でないときノードの動作停止状態が不成立であること
を示す同期パルスを生成してバスに出力し、データ送受
信部15は、同期パルスのバス上における有無を検出
し、コントローラ11は、同期パルスが検出された場合
に送信権を獲得したノードからバスに所定数のデータを
送出させるためのデータ送信処理を開始させ、同期パル
スが検出されない場合に複数のノードの全てを動作停止
状態にさせる。
制御を簡単に行なうことのできる車両多重通信装置を提
供する。 【解決手段】 バス3に接続された各ノード1a〜1d
間に送信権を予め定められた順番で循環させ送信権を獲
得したノードがバスに所定数のデータを送出する装置で
あって、同期パルス生成部13は、ノードが動作停止状
態でないときノードの動作停止状態が不成立であること
を示す同期パルスを生成してバスに出力し、データ送受
信部15は、同期パルスのバス上における有無を検出
し、コントローラ11は、同期パルスが検出された場合
に送信権を獲得したノードからバスに所定数のデータを
送出させるためのデータ送信処理を開始させ、同期パル
スが検出されない場合に複数のノードの全てを動作停止
状態にさせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
複数のノードがバスに接続され、各ノード間に送信権を
予め定められた順番で循環させ、送信権を獲得したノー
ドがバスに所定数のデータを送出する車両多重通信装置
に関する。
複数のノードがバスに接続され、各ノード間に送信権を
予め定められた順番で循環させ、送信権を獲得したノー
ドがバスに所定数のデータを送出する車両多重通信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両には、複数の電子制御
ノード(電子制御装置)が共通のバスに接続され、各ノ
ード間でデータの送受信を行なっている。この場合、各
ノード間において、送信権を予め定められた順番で循環
させ、送信権を獲得したノードがバスに所定数のデータ
を送出するトークンパッシング方式が知られている。
ノード(電子制御装置)が共通のバスに接続され、各ノ
ード間でデータの送受信を行なっている。この場合、各
ノード間において、送信権を予め定められた順番で循環
させ、送信権を獲得したノードがバスに所定数のデータ
を送出するトークンパッシング方式が知られている。
【0003】この種のトークンパッシング方式を採用し
た車載用電子制御装置の技術として、例えば特開昭62
−51331号公報に記載されたものがある。特開昭6
2−51331号公報に記載された車載用電子制御装置
は、複数の電子制御装置の各々が1つの信号ラインに接
続され、各電子制御装置が予め定められた順番で信号ラ
インに所定数のデータを送出するもので、各電子制御装
置は図6に示すように構成されている。
た車載用電子制御装置の技術として、例えば特開昭62
−51331号公報に記載されたものがある。特開昭6
2−51331号公報に記載された車載用電子制御装置
は、複数の電子制御装置の各々が1つの信号ラインに接
続され、各電子制御装置が予め定められた順番で信号ラ
インに所定数のデータを送出するもので、各電子制御装
置は図6に示すように構成されている。
【0004】そして、図7に示すように、所定のデータ
転送休止期間T0 を経た後、電子制御装置110(図7
中では110で示す。)は予め定められた所定数のデー
タ(0〜3)をトランジスタ133を介して出力端子T
から信号ライン120に出力する。この所定数のデータ
の転送が完了すると、次に、電子制御装置111が同様
に所定数のデータ(0〜4)を信号ライン120に転送
する。
転送休止期間T0 を経た後、電子制御装置110(図7
中では110で示す。)は予め定められた所定数のデー
タ(0〜3)をトランジスタ133を介して出力端子T
から信号ライン120に出力する。この所定数のデータ
の転送が完了すると、次に、電子制御装置111が同様
に所定数のデータ(0〜4)を信号ライン120に転送
する。
【0005】さらに、図7に示すように、電子制御装置
112が信号ライン120に所定数のデータ(0〜2)
を転送し、その後に、電子制御装置113が信号ライン
120に所定数のデータ(0〜5)を転送する。そし
て、信号ライン120上の所定数のデータが自己の電子
制御装置に必要であれば、そのデータを受信する。
112が信号ライン120に所定数のデータ(0〜2)
を転送し、その後に、電子制御装置113が信号ライン
120に所定数のデータ(0〜5)を転送する。そし
て、信号ライン120上の所定数のデータが自己の電子
制御装置に必要であれば、そのデータを受信する。
【0006】このように、各電子制御装置相互間で多重
通信を行なう場合において、車搭用電子制御装置全体の
スタンバイ電流を小さくするために、各電子制御装置の
動作停止(以下、スリープと称する。)や各電子制御装
置の再起動(以下、ウェイクアップと称する。)の制御
を行なう必要がある。
通信を行なう場合において、車搭用電子制御装置全体の
スタンバイ電流を小さくするために、各電子制御装置の
動作停止(以下、スリープと称する。)や各電子制御装
置の再起動(以下、ウェイクアップと称する。)の制御
を行なう必要がある。
【0007】例えば、全ての電子制御装置がスリープ可
能な状態である場合には、全ての電子制御装置をスリー
プさせることができるためにスタンバイ電流を流す必要
がなく、また、いずれか1つの装置でもスリープ可能な
状態でない場合には、全ての電子制御装置にトークンパ
ッシングによるデータの送受信を可能な状態にするため
のスタンバイ電流を流す必要がある。
能な状態である場合には、全ての電子制御装置をスリー
プさせることができるためにスタンバイ電流を流す必要
がなく、また、いずれか1つの装置でもスリープ可能な
状態でない場合には、全ての電子制御装置にトークンパ
ッシングによるデータの送受信を可能な状態にするため
のスタンバイ電流を流す必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車搭用電子制御装置を用いて、各電子制御装置のスリー
プ/ウェイクアップ制御を行なう場合には、電子制御装
置110がその他の電子制御装置111〜113の各装
置からスリープ可否データを収集し、スリープ制御する
必要があった。このため、各電子制御装置のスリープ/
ウェイクアップ制御が複雑であった。
車搭用電子制御装置を用いて、各電子制御装置のスリー
プ/ウェイクアップ制御を行なう場合には、電子制御装
置110がその他の電子制御装置111〜113の各装
置からスリープ可否データを収集し、スリープ制御する
必要があった。このため、各電子制御装置のスリープ/
ウェイクアップ制御が複雑であった。
【0009】本発明は、各電子制御装置のスリープ/ウ
ェイクアップ制御を簡単に行なうことのできる車両多重
通信装置を提供することにある。
ェイクアップ制御を簡単に行なうことのできる車両多重
通信装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の手段を採用した。請求項1の発明
は、複数のノードがバスに接続され、各ノード間に送信
権を予め定められた順番で循環させ送信権を獲得したノ
ードが前記バスに所定数のデータを送出する車両多重通
信装置において、前記ノードがスリープ可能な状態でな
いとき、このノードのスリープ条件が不成立であること
を示すスリープ条件不成立信号を生成して前記バスに出
力する信号生成部と、この信号生成部により生成された
前記スリープ条件不成立信号の前記バス上における有無
を検出する信号検出部と、この信号検出部により前記ス
リープ条件不成立信号が検出された場合に前記送信権を
獲得したノードから前記バスに所定数のデータを送出さ
せるためのデータ送信処理を開始させ、前記スリープ条
件不成立信号が検出されない場合にノードをスリープ状
態にさせる制御部とを各ノードにそれぞれ備えることを
特徴とする。
決するために以下の手段を採用した。請求項1の発明
は、複数のノードがバスに接続され、各ノード間に送信
権を予め定められた順番で循環させ送信権を獲得したノ
ードが前記バスに所定数のデータを送出する車両多重通
信装置において、前記ノードがスリープ可能な状態でな
いとき、このノードのスリープ条件が不成立であること
を示すスリープ条件不成立信号を生成して前記バスに出
力する信号生成部と、この信号生成部により生成された
前記スリープ条件不成立信号の前記バス上における有無
を検出する信号検出部と、この信号検出部により前記ス
リープ条件不成立信号が検出された場合に前記送信権を
獲得したノードから前記バスに所定数のデータを送出さ
せるためのデータ送信処理を開始させ、前記スリープ条
件不成立信号が検出されない場合にノードをスリープ状
態にさせる制御部とを各ノードにそれぞれ備えることを
特徴とする。
【0011】この発明によれば、ノードがスリープ可能
な状態でないとき、ノードのスリープ条件が不成立であ
ることを示すスリープ条件不成立信号を信号生成部が生
成してバスに出力すると、信号検出部は、生成されたス
リープ条件不成立信号のバス上における有無を検出す
る。そして、スリープ条件不成立信号が検出された場合
には、制御部は、送信権を獲得したノードからバスに所
定数のデータを送出させるためのデータ送信処理を開始
させ、スリープ条件不成立信号が検出されない場合に
は、制御部は、それぞれのノードをスリープ状態にさせ
る。
な状態でないとき、ノードのスリープ条件が不成立であ
ることを示すスリープ条件不成立信号を信号生成部が生
成してバスに出力すると、信号検出部は、生成されたス
リープ条件不成立信号のバス上における有無を検出す
る。そして、スリープ条件不成立信号が検出された場合
には、制御部は、送信権を獲得したノードからバスに所
定数のデータを送出させるためのデータ送信処理を開始
させ、スリープ条件不成立信号が検出されない場合に
は、制御部は、それぞれのノードをスリープ状態にさせ
る。
【0012】すなわち、スリープ条件不成立信号がある
かどうかによって、車両多重通信装置全体がスリープ可
能な状態かどうかを容易に判定でき、車両多重通信装置
のスリープ制御を簡単に行なうことができる。
かどうかによって、車両多重通信装置全体がスリープ可
能な状態かどうかを容易に判定でき、車両多重通信装置
のスリープ制御を簡単に行なうことができる。
【0013】請求項2の発明は、前記各ノードには前記
送信権の順番を示すためのアドレスが付加され、前記信
号生成部、前記信号生成部及び前記制御部は、各ノード
にそれぞれ設けられることを特徴とする。
送信権の順番を示すためのアドレスが付加され、前記信
号生成部、前記信号生成部及び前記制御部は、各ノード
にそれぞれ設けられることを特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、バス上のデータの有無
を監視することによりデータ転送休止期間を検出するデ
ータ転送休止検出部を備え、前記スリープ可能な状態で
ないノードにおける前記信号生成部は、最終番目のアド
レスを有するノードが所定数のデータの送信を完了した
後、前記データ転送休止検出部によりデータ転送休止期
間が検出されたときには、前記スリープ条件不成立信号
を前記バスに送出することを特徴とする。
を監視することによりデータ転送休止期間を検出するデ
ータ転送休止検出部を備え、前記スリープ可能な状態で
ないノードにおける前記信号生成部は、最終番目のアド
レスを有するノードが所定数のデータの送信を完了した
後、前記データ転送休止検出部によりデータ転送休止期
間が検出されたときには、前記スリープ条件不成立信号
を前記バスに送出することを特徴とする。
【0015】この発明によれば、スリープ可能な状態で
ないノードにおける信号生成部は、最終番目のアドレス
を有するノードが所定数のデータの送信を完了した後、
データ転送休止検出部によりデータ転送休止期間が検出
されたときには、スリープ条件不成立信号をバスに送出
するので、各ノードはそれぞれスリープ条件不成立信号
を検出して送信権の順番に従って、データ送信処理を開
始させることができる。
ないノードにおける信号生成部は、最終番目のアドレス
を有するノードが所定数のデータの送信を完了した後、
データ転送休止検出部によりデータ転送休止期間が検出
されたときには、スリープ条件不成立信号をバスに送出
するので、各ノードはそれぞれスリープ条件不成立信号
を検出して送信権の順番に従って、データ送信処理を開
始させることができる。
【0016】請求項4の発明は、前記ノードが前記スリ
ープ状態に入った後に前記複数のノードのウェクアップ
を要求するノードにおける前記信号生成部は、前記複数
のノードをウェクアップさせるためのウェクアップ信号
を生成して、そのウェクアップ信号を前記バスに送出す
ることを特徴とする。
ープ状態に入った後に前記複数のノードのウェクアップ
を要求するノードにおける前記信号生成部は、前記複数
のノードをウェクアップさせるためのウェクアップ信号
を生成して、そのウェクアップ信号を前記バスに送出す
ることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、ノードがスリープ状態
に入った後に複数のノードのウェクアップを要求するノ
ードにおける信号生成部が、ウェクアップ信号を生成し
てバスに送出するので、複数のノードのウェイクアップ
制御を容易に行なうことができる。
に入った後に複数のノードのウェクアップを要求するノ
ードにおける信号生成部が、ウェクアップ信号を生成し
てバスに送出するので、複数のノードのウェイクアップ
制御を容易に行なうことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両多重通信装置
の実施の形態を図面を参照して説明する。図1に本発明
の車両多重通信装置の実施の形態の構成ブロック図を示
す。図1に示す車両多重通信装置において、ネットワー
ク内のバス3には第1のノード1a、第2のノード1
b、第3のノード1c、第4のノード1dが接続され、
トークンパッシング方式によりノード相互間で必要な所
定数のデータの送受信が行なわれる。すなわち、各ノー
ド1a〜1d相互間に送信権を予め定められた順番で循
環させ、送信権を獲得したノードがバス3に所定数のデ
ータを送出する。
の実施の形態を図面を参照して説明する。図1に本発明
の車両多重通信装置の実施の形態の構成ブロック図を示
す。図1に示す車両多重通信装置において、ネットワー
ク内のバス3には第1のノード1a、第2のノード1
b、第3のノード1c、第4のノード1dが接続され、
トークンパッシング方式によりノード相互間で必要な所
定数のデータの送受信が行なわれる。すなわち、各ノー
ド1a〜1d相互間に送信権を予め定められた順番で循
環させ、送信権を獲得したノードがバス3に所定数のデ
ータを送出する。
【0019】第1のノード1aは、例えば、エンジン制
御ノードなどであり、運転者のアクセルペダルの操作等
に応じてエンジンの作動を制御する。第2のノード1b
は、例えば、ミッション制御ノードなどであり、車両の
運転状態に応じて自動変速機の制御を行う。
御ノードなどであり、運転者のアクセルペダルの操作等
に応じてエンジンの作動を制御する。第2のノード1b
は、例えば、ミッション制御ノードなどであり、車両の
運転状態に応じて自動変速機の制御を行う。
【0020】第3のノード1cは、例えば、ブレーキ制
御ノードなどであり、車輪のロック状態を検出すること
によりブレーキ制御を行う。第4のノード1dは、例え
ば、出力トルク制御ノードなどであり、車両の駆動輪の
スリップ状態を検出し、エンジンの出力トルクの制御を
行なう。
御ノードなどであり、車輪のロック状態を検出すること
によりブレーキ制御を行う。第4のノード1dは、例え
ば、出力トルク制御ノードなどであり、車両の駆動輪の
スリップ状態を検出し、エンジンの出力トルクの制御を
行なう。
【0021】第1のノード1a乃至第4のノード1dの
各ノードは、マイクロプロセッサ等を有するコントロー
ラ11、信号生成部を構成する同期パルス生成部13、
データ送受信部15、トランジスタ17、抵抗19、バ
ッファ21、アイドル検出部23、メモリ25を有す
る。
各ノードは、マイクロプロセッサ等を有するコントロー
ラ11、信号生成部を構成する同期パルス生成部13、
データ送受信部15、トランジスタ17、抵抗19、バ
ッファ21、アイドル検出部23、メモリ25を有す
る。
【0022】コントローラ11には同期パルス生成部1
3、データ送受信部15、アイドル検出部23、メモリ
25が接続され、トランジスタ17のベースには同期パ
ルス生成部13及びデータ送受信部15が接続される。
トランジスタ17のエミッタは接地され、トランジスタ
17のコレクタにはバス3とバッファ21の入力側と抵
抗19の一端が接続されている。バッファ21の出力側
はデータ送受信部15及びアイドル検出部23に接続さ
れている。
3、データ送受信部15、アイドル検出部23、メモリ
25が接続され、トランジスタ17のベースには同期パ
ルス生成部13及びデータ送受信部15が接続される。
トランジスタ17のエミッタは接地され、トランジスタ
17のコレクタにはバス3とバッファ21の入力側と抵
抗19の一端が接続されている。バッファ21の出力側
はデータ送受信部15及びアイドル検出部23に接続さ
れている。
【0023】同期パルス生成部13は、自己のノードが
スリープでないとき(スリープ条件不成立)、あるい
は、自己のノードがスリープ中にウェイクアップ要求を
したとき(ウェイクアップ条件成立)、パルス幅Tから
なる同期パルスを生成して、その同期パルスをトランジ
スタ17を介してバス3に送出する。この同期パルス
は、ノードがスリープ条件不成立であることを示すスリ
ープ条件不成立信号であり、しかも、ノードをウェクア
ップさせるためのウェクアップ信号でもある。
スリープでないとき(スリープ条件不成立)、あるい
は、自己のノードがスリープ中にウェイクアップ要求を
したとき(ウェイクアップ条件成立)、パルス幅Tから
なる同期パルスを生成して、その同期パルスをトランジ
スタ17を介してバス3に送出する。この同期パルス
は、ノードがスリープ条件不成立であることを示すスリ
ープ条件不成立信号であり、しかも、ノードをウェクア
ップさせるためのウェクアップ信号でもある。
【0024】メモリ25は、送信データ及び受信データ
を記憶する。送信データ及び受信データの各々は、所定
数のデータからなる。データ送受信部15は、メモリ2
5に記憶された所定数の送信データを順番に1つずつト
ランジスタ17を介してバス3に転送し、他のノードか
らバス3及びバッファ21を介して順番に1つずつ転送
されてくる所定数の送信データを受信してコントローラ
11に送る。
を記憶する。送信データ及び受信データの各々は、所定
数のデータからなる。データ送受信部15は、メモリ2
5に記憶された所定数の送信データを順番に1つずつト
ランジスタ17を介してバス3に転送し、他のノードか
らバス3及びバッファ21を介して順番に1つずつ転送
されてくる所定数の送信データを受信してコントローラ
11に送る。
【0025】アイドル検出部23は、データ転送休止検
出部を構成し、バッファ21を介してバス3上のデータ
の有無を監視することによりデータ転送休止期間(以
下、アイドル期間と称する。)を検出するもので、タイ
マー等を有して構成される。このアイドル期間として
は、第1のアイドル期間t0 とこの第1のアイドル期間
t0 よりも長い期間を持つ第2のアイドル期間t1 を設
定する。
出部を構成し、バッファ21を介してバス3上のデータ
の有無を監視することによりデータ転送休止期間(以
下、アイドル期間と称する。)を検出するもので、タイ
マー等を有して構成される。このアイドル期間として
は、第1のアイドル期間t0 とこの第1のアイドル期間
t0 よりも長い期間を持つ第2のアイドル期間t1 を設
定する。
【0026】第1のアイドル期間t0 は、あるノードの
データ転送期間とその次のノードのデータ転送期間との
間のアイドル期間である。第2のアイドル期間t1 は、
最終アドレスを有する第4のノード1dがデータ送信を
完了した後のアイドル期間である。
データ転送期間とその次のノードのデータ転送期間との
間のアイドル期間である。第2のアイドル期間t1 は、
最終アドレスを有する第4のノード1dがデータ送信を
完了した後のアイドル期間である。
【0027】コントローラ11は、制御部を構成し、送
信権の委譲先ノードを委譲先ノードのアドレスにより設
定し、委譲先ノードのアドレスを1ずつインクリメント
することにより委譲先ノードを設定する。
信権の委譲先ノードを委譲先ノードのアドレスにより設
定し、委譲先ノードのアドレスを1ずつインクリメント
することにより委譲先ノードを設定する。
【0028】ノードのアドレス値として、例えば、1〜
4を設定し、第1のノードのアドレスを”1”とし、第
2のノードのアドレスを”2”とし、第3のノードのア
ドレスを”3”とし、第4のノードのアドレスを”4”
としてもよい。データ送受信部15は、コントローラ1
1により設定された送信権の委譲先ノードに送信権の委
譲メッセージを送出する。
4を設定し、第1のノードのアドレスを”1”とし、第
2のノードのアドレスを”2”とし、第3のノードのア
ドレスを”3”とし、第4のノードのアドレスを”4”
としてもよい。データ送受信部15は、コントローラ1
1により設定された送信権の委譲先ノードに送信権の委
譲メッセージを送出する。
【0029】また、第1のノード1aのデータ送受信部
15は、信号検出部を構成し、他のノードからバス3に
送出された同期パルスを検出した場合には、所定数のデ
ータの送信を開始する。他のノードの各々は、第1のノ
ード1aのデータ送信に続けて第1のアイドル期間t0
を設けながらアドレス順番にデータを送信する。
15は、信号検出部を構成し、他のノードからバス3に
送出された同期パルスを検出した場合には、所定数のデ
ータの送信を開始する。他のノードの各々は、第1のノ
ード1aのデータ送信に続けて第1のアイドル期間t0
を設けながらアドレス順番にデータを送信する。
【0030】さらに、スリープ条件が成立していないノ
ードは、最終アドレスを持つ第4のノード1dがデータ
送信を完了した後、第2のアイドル期間t1 が経過した
後に同期パルスを送信する。
ードは、最終アドレスを持つ第4のノード1dがデータ
送信を完了した後、第2のアイドル期間t1 が経過した
後に同期パルスを送信する。
【0031】スリープ条件が成立したノードは、最終ア
ドレスを持つ第4のノード1dがデータ送信を完了して
も同期パルスを送信しない。どのノードも同期パルスを
送信しない状態がスリープ状態である。また、車両多重
通信装置がスリープ状態である場合に、ウェイクアップ
条件が成立したノードは、同期パルスをバス3に送信す
る。
ドレスを持つ第4のノード1dがデータ送信を完了して
も同期パルスを送信しない。どのノードも同期パルスを
送信しない状態がスリープ状態である。また、車両多重
通信装置がスリープ状態である場合に、ウェイクアップ
条件が成立したノードは、同期パルスをバス3に送信す
る。
【0032】次に、このように構成された車両多重通信
装置の実施の形態の動作を図2に示すフローチャートに
従って説明する。図3に1以上のノードでスリープ条件
が不成立であって同期パルスを送信した場合のタイミン
グチャートを示し、図4に全てのノードでスリープ条件
が成立してスリープに入る場合のタイミングチャートを
示し、図5にスリープ中にウェイクアップ要求が発生し
たノードが同期パルスを送信した場合のタイミングチャ
ートを示す。
装置の実施の形態の動作を図2に示すフローチャートに
従って説明する。図3に1以上のノードでスリープ条件
が不成立であって同期パルスを送信した場合のタイミン
グチャートを示し、図4に全てのノードでスリープ条件
が成立してスリープに入る場合のタイミングチャートを
示し、図5にスリープ中にウェイクアップ要求が発生し
たノードが同期パルスを送信した場合のタイミングチャ
ートを示す。
【0033】なお、ここでは、例えば、第1のノード1
a、第2のノード1b、第3のノード1c、第4のノー
ド1dの順番で送信権が循環するとして説明する。
a、第2のノード1b、第3のノード1c、第4のノー
ド1dの順番で送信権が循環するとして説明する。
【0034】まず、例えば、第2のノード1bにおいて
スリープ条件が不成立であって、第2のノード1b内の
同期パルス生成部13がトランジスタ17を介して図3
に示すように、同期パルスSP1をバス3上に転送した
ものとする。
スリープ条件が不成立であって、第2のノード1b内の
同期パルス生成部13がトランジスタ17を介して図3
に示すように、同期パルスSP1をバス3上に転送した
ものとする。
【0035】すると、第1のノード1aのデータ送受信
部15は、バス3上の同期パルスSP1の有無を判定す
る(ステップS11)。第1のノード1aのデータ送受
信部15が、バス3上の同期パルスSP1を検出した場
合には、第1のノード1aのコントローラ11は、デー
タの送信権を設定し(ステップS13)、ステップS1
5に進む。
部15は、バス3上の同期パルスSP1の有無を判定す
る(ステップS11)。第1のノード1aのデータ送受
信部15が、バス3上の同期パルスSP1を検出した場
合には、第1のノード1aのコントローラ11は、デー
タの送信権を設定し(ステップS13)、ステップS1
5に進む。
【0036】次に、ステップS15において、第1のノ
ード1aのアイドル検出部23は、同期パルスSP1の
後の第1のアイドル期間t0 の有無を判定する。第1の
アイドル期間t0 が検出された場合には、そのノードが
送信権を有するかどうかが判定され(ステップS1
7)、そのノードが送信権を有する場合には、そのノー
ドから所定数のデータをバス3に送信する(ステップS
19)。ここでは、最初に第1のノード1aが送信権を
有するから、第1のノード1aは所定数のデータND1
(1〜7)の各々を1つずつ順番にバス3に転送する。
ード1aのアイドル検出部23は、同期パルスSP1の
後の第1のアイドル期間t0 の有無を判定する。第1の
アイドル期間t0 が検出された場合には、そのノードが
送信権を有するかどうかが判定され(ステップS1
7)、そのノードが送信権を有する場合には、そのノー
ドから所定数のデータをバス3に送信する(ステップS
19)。ここでは、最初に第1のノード1aが送信権を
有するから、第1のノード1aは所定数のデータND1
(1〜7)の各々を1つずつ順番にバス3に転送する。
【0037】次に、第1のノード1aは、送信権を次の
アドレスのノードである第2のノード1bに設定して
(ステップS21)、第2のノード1bに委譲先メッセ
ージを送出すると、第2のノード1bが送信権を得て処
理がステップS11に戻る。
アドレスのノードである第2のノード1bに設定して
(ステップS21)、第2のノード1bに委譲先メッセ
ージを送出すると、第2のノード1bが送信権を得て処
理がステップS11に戻る。
【0038】次に、第2のノード1bでは、ステップS
11で同期パルスを検出せず、ステップS15において
第1のアイドル期間t0 を検出すると、第2のノード1
bが送信権を有するから、第2のノード1bは所定数の
データND2(1〜6)の各々を1つずつ順番にバス3
に転送する。同様にして、第3のノード1cが第1のア
イドル期間t0 の後に所定数のデータND3を転送し、
第4のノード1dが第1のアイドル期間t0 の後に所定
数のデータND4を転送する。
11で同期パルスを検出せず、ステップS15において
第1のアイドル期間t0 を検出すると、第2のノード1
bが送信権を有するから、第2のノード1bは所定数の
データND2(1〜6)の各々を1つずつ順番にバス3
に転送する。同様にして、第3のノード1cが第1のア
イドル期間t0 の後に所定数のデータND3を転送し、
第4のノード1dが第1のアイドル期間t0 の後に所定
数のデータND4を転送する。
【0039】次に、スリープ条件が成立していない第2
のノード1bは、最終アドレスを有する第4のノード1
dのデータ送信が完了した後に、第2のアイドル期間t
1 の検出の有無を判定する(ステップS23)。第2の
アイドル期間t1 を検出した場合には、スリープ条件が
不成立として(ステップS25のNO)、同期パルスS
P2をバス3に送信し(ステップS27)、ステップS
11に戻る。
のノード1bは、最終アドレスを有する第4のノード1
dのデータ送信が完了した後に、第2のアイドル期間t
1 の検出の有無を判定する(ステップS23)。第2の
アイドル期間t1 を検出した場合には、スリープ条件が
不成立として(ステップS25のNO)、同期パルスS
P2をバス3に送信し(ステップS27)、ステップS
11に戻る。
【0040】すると、第1のノード1aが同期パルスS
P2を検出するので、第1のノード1aがデータ送信を
開始し、他のノード1b〜1dも第1のノード1aに続
いて第1のアイドル期間t0 を設けながらアドレス順に
データをバス3に送信することになる。
P2を検出するので、第1のノード1aがデータ送信を
開始し、他のノード1b〜1dも第1のノード1aに続
いて第1のアイドル期間t0 を設けながらアドレス順に
データをバス3に送信することになる。
【0041】すなわち、図3に示すように、いずれか1
つのノードでスリープ条件が不成立である場合には、そ
のノードから同期パルスが送信されるので、その同期パ
ルスにより全てのノードをデータ送受信可能な状態とさ
せることができる。
つのノードでスリープ条件が不成立である場合には、そ
のノードから同期パルスが送信されるので、その同期パ
ルスにより全てのノードをデータ送受信可能な状態とさ
せることができる。
【0042】次に、例えば、第2のノード1bを含む全
てのノードのスリープ条件が成立した場合には、図4に
示すように、これらのノードは、最終アドレスを有する
第4のノード1dのデータ送信が完了しても、同期パル
スを送信しない(図4中の点線で示す部分)。すなわ
ち、どのノードも同期パルスをバス3に送信しなけれ
ば、車両多重通信装置がスリープ状態に入る。
てのノードのスリープ条件が成立した場合には、図4に
示すように、これらのノードは、最終アドレスを有する
第4のノード1dのデータ送信が完了しても、同期パル
スを送信しない(図4中の点線で示す部分)。すなわ
ち、どのノードも同期パルスをバス3に送信しなけれ
ば、車両多重通信装置がスリープ状態に入る。
【0043】さらに、車両多重通信装置が図5に示すよ
うに、スリープ状態に入った後に、例えば、第3のノー
ド1cにおいてウェイクアップ条件が成立したとする。
すると、この第3のノード1cは、同期パルスSP3を
バス3に転送するから、第1のノード1aが同期パルス
SP3を検出する。
うに、スリープ状態に入った後に、例えば、第3のノー
ド1cにおいてウェイクアップ条件が成立したとする。
すると、この第3のノード1cは、同期パルスSP3を
バス3に転送するから、第1のノード1aが同期パルス
SP3を検出する。
【0044】このため、第1のノード1aがデータ送信
を開始し、他のノード1b〜1dも第1のノード1aに
続いて第1のアイドル期間t0 を設けながらアドレス順
にデータをバス3に送信することになる。すなわち、こ
の場合も、図3に示すような処理が開始され、車両多重
通信装置全体がウェイクアップする。
を開始し、他のノード1b〜1dも第1のノード1aに
続いて第1のアイドル期間t0 を設けながらアドレス順
にデータをバス3に送信することになる。すなわち、こ
の場合も、図3に示すような処理が開始され、車両多重
通信装置全体がウェイクアップする。
【0045】このように、トークンパッシング方式を採
用する車両多重通信装置において、第1のノード1aの
データ送受信部15が、他のノードからバス3に送出さ
れた同期パルスを検出した場合には、所定数のデータの
送信を開始する。他のノードの各々は、第1のノード1
aのデータ送信に続けて第1のアイドル期間t0 を設け
ながらアドレス順番にデータを送信する。
用する車両多重通信装置において、第1のノード1aの
データ送受信部15が、他のノードからバス3に送出さ
れた同期パルスを検出した場合には、所定数のデータの
送信を開始する。他のノードの各々は、第1のノード1
aのデータ送信に続けて第1のアイドル期間t0 を設け
ながらアドレス順番にデータを送信する。
【0046】スリープ条件の不成立ノード及びウェイク
アップ条件の成立ノードは、同期パルスを送信し、スリ
ープ条件成立ノードは、同期パルスを送信しないので、
第1のノード1aは、第2のアイドル期間t1 の後に同
期パルスがあるかどうかによって、車両多重通信装置全
体がスリープ状態かウェイクアップ状態かを容易に判定
でき、車両多重通信装置のスリープ及びウェイクアップ
制御を簡単に行なうことができる。
アップ条件の成立ノードは、同期パルスを送信し、スリ
ープ条件成立ノードは、同期パルスを送信しないので、
第1のノード1aは、第2のアイドル期間t1 の後に同
期パルスがあるかどうかによって、車両多重通信装置全
体がスリープ状態かウェイクアップ状態かを容易に判定
でき、車両多重通信装置のスリープ及びウェイクアップ
制御を簡単に行なうことができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、ノードがスリープ可能
な状態でないとき、ノードのスリープ条件が不成立であ
ることを示すスリープ条件不成立信号を信号生成部が生
成してバスに出力すると、信号検出部は、生成されたス
リープ条件不成立信号のバス上における有無を検出す
る。そして、スリープ条件不成立信号が検出された場合
には、制御部は、各ノードの動作を開始または継続させ
る。また、スリープ条件不成立信号が検出されず、自ノ
ードのスリープ条件が成立している場合には、各ノード
の制御部は、それぞれのノードをスリープさせる。すな
わち、スリープ条件不成立信号があるかどうかによっ
て、車両多重通信装置全体がスリープ可能な状態かどう
かを容易に判定することができる。
な状態でないとき、ノードのスリープ条件が不成立であ
ることを示すスリープ条件不成立信号を信号生成部が生
成してバスに出力すると、信号検出部は、生成されたス
リープ条件不成立信号のバス上における有無を検出す
る。そして、スリープ条件不成立信号が検出された場合
には、制御部は、各ノードの動作を開始または継続させ
る。また、スリープ条件不成立信号が検出されず、自ノ
ードのスリープ条件が成立している場合には、各ノード
の制御部は、それぞれのノードをスリープさせる。すな
わち、スリープ条件不成立信号があるかどうかによっ
て、車両多重通信装置全体がスリープ可能な状態かどう
かを容易に判定することができる。
【0048】また、スリープ可能な状態でないノードに
おける信号生成部は、最終番目のアドレスを有するノー
ドが所定数のデータの送信を完了した後、データ転送休
止検出部によりデータ転送休止期間が検出されたときに
は、スリープ条件不成立信号をバスに送出するので、各
ノードはスリープ条件不成立信号を検出して、データ送
信処理を開始させることができる。
おける信号生成部は、最終番目のアドレスを有するノー
ドが所定数のデータの送信を完了した後、データ転送休
止検出部によりデータ転送休止期間が検出されたときに
は、スリープ条件不成立信号をバスに送出するので、各
ノードはスリープ条件不成立信号を検出して、データ送
信処理を開始させることができる。
【0049】さらに、ノードがスリープ状態になった後
でいずれかのノードでウェクアップ条件が成立すると、
そのノードにおける信号生成部がウェクアップ信号を生
成してバスに送出するので、複数のノードで構成される
車両多重通信装置全体のウェイクアップ制御を容易に行
なうことができる。
でいずれかのノードでウェクアップ条件が成立すると、
そのノードにおける信号生成部がウェクアップ信号を生
成してバスに送出するので、複数のノードで構成される
車両多重通信装置全体のウェイクアップ制御を容易に行
なうことができる。
【図1】本発明の車両多重通信装置の実施の形態を示す
構成ブロック図である。
構成ブロック図である。
【図2】車両多重通信装置の実施の形態の動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図3】1以上のノードでスリープ条件が不成立で同期
パルスを送信した場合のタイミングチャートである。
パルスを送信した場合のタイミングチャートである。
【図4】全てのノードでスリープ条件が成立してスリー
プに入る場合のタイミングチャートである。
プに入る場合のタイミングチャートである。
【図5】スリープ中にウェイクアップ要求が発生したノ
ードが同期パルスを送信した場合のタイミングチャート
である。
ードが同期パルスを送信した場合のタイミングチャート
である。
【図6】従来の車載用電子制御装置における各電子制御
装置を示す構成ブロック図である。
装置を示す構成ブロック図である。
【図7】従来の車載用電子制御装置におけるデータ伝送
を示すタイミングチャートである。
を示すタイミングチャートである。
1a 第1のノード 1b 第2のノード 1c 第3のノード 1d 第4のノード 3 バス 11 コントローラ 13 同期パルス生成部 15 データ送受信部 17 トランジスタ 19 抵抗 23 アイドル検出部 25 メモリ
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のノードがバスに接続され、各ノー
ド間に送信権を予め定められた順番で循環させ送信権を
獲得したノードが前記バスに所定数のデータを送出する
車両多重通信装置において、 前記ノードが動作停止可能な状態でないとき、このノー
ドの動作停止条件が不成立であることを示す動作停止条
件不成立信号を生成して前記バスに出力する信号生成部
と、 この信号生成部により生成された前記動作停止条件不成
立信号の前記バス上における有無を検出する信号検出部
と、 この信号検出部により前記動作停止条件不成立信号が検
出された場合に前記送信権を獲得したノードから前記バ
スに所定数のデータを送出させるためのデータ送信処理
を開始させ、前記動作停止条件不成立信号が検出されな
い場合に各ノードを動作停止状態にさせる制御部と、を
備えることを特徴とする車両多重通信装置。 - 【請求項2】 前記各ノードには前記送信権の順番を示
すためのアドレスが付加され、前記信号生成部、前記信
号検出部及び前記制御部は、前記各ノードに設けられる
ことを特徴とする請求項1記載の車両多重通信装置。 - 【請求項3】 バス上のデータの有無を監視することに
よりデータ転送休止期間を検出するデータ転送休止検出
部を備え、 前記動作停止可能な状態でないノードにおける前記信号
生成部は、最終番目のアドレスを有するノードが所定数
のデータの送信を完了した後、前記データ転送休止検出
部によりデータ転送休止期間が検出されたときには、前
記動作停止条件不成立信号を前記バスに送出することを
特徴とする請求項2記載の車両多重通信装置。 - 【請求項4】 前記ノードが前記動作停止状態に入った
後に前記複数のノードの再起動を要求するノードにおけ
る前記信号生成部は、前記複数のノードを再起動させる
ための再起動信号を生成して前記バスに送出することを
特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の
車両多重通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08301597A JP3354070B2 (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-01 | 車両多重通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08301597A JP3354070B2 (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-01 | 車両多重通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10285189A true JPH10285189A (ja) | 1998-10-23 |
JP3354070B2 JP3354070B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=13790429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08301597A Expired - Fee Related JP3354070B2 (ja) | 1997-04-01 | 1997-04-01 | 車両多重通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3354070B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006007805A (ja) * | 2004-06-22 | 2006-01-12 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 車載通信システム及び通信制御機能付きコネクタ装置 |
CN102843266A (zh) * | 2011-06-22 | 2012-12-26 | 比亚迪股份有限公司 | 一种can网络数据发送方法 |
US8818628B2 (en) | 2012-09-17 | 2014-08-26 | Hyundai Motor Company | System and method for controlling integrated network of a vehicle |
-
1997
- 1997-04-01 JP JP08301597A patent/JP3354070B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006007805A (ja) * | 2004-06-22 | 2006-01-12 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 車載通信システム及び通信制御機能付きコネクタ装置 |
JP4601337B2 (ja) * | 2004-06-22 | 2010-12-22 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 車載通信システム及び通信制御機能付きコネクタ装置 |
CN102843266A (zh) * | 2011-06-22 | 2012-12-26 | 比亚迪股份有限公司 | 一种can网络数据发送方法 |
US8818628B2 (en) | 2012-09-17 | 2014-08-26 | Hyundai Motor Company | System and method for controlling integrated network of a vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3354070B2 (ja) | 2002-12-09 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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