JPH10284474A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JPH10284474A
JPH10284474A JP8422497A JP8422497A JPH10284474A JP H10284474 A JPH10284474 A JP H10284474A JP 8422497 A JP8422497 A JP 8422497A JP 8422497 A JP8422497 A JP 8422497A JP H10284474 A JPH10284474 A JP H10284474A
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JP8422497A
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Hironori Hoshi
博則 星
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Original Assignee
Sony Corp
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/4412Details relating to the exhausts, e.g. pumps, filters, scrubbers, particle traps

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウェハの付着ダストの低減が可能な、
減圧状態で成膜処理やエッチング処理をする半導体製造
装置を提供する。 【解決手段】 減圧CVD装置1の排気系4を、主排気
系30と副排気系40とで構成し、主排気系30と副排
気系40とを切り換える排気系切り換え部50を主排気
管18a、18bの途中のプロセスチャンバ12に近接
した位置に設け、CVD時の反応ガス等の排気は主排気
系30で行い、CVD時以外の排気は副排気系40で行
い、プロセスチャンバ12への窒素ガス導入時には、窒
素ガスが主排気管18bに導入されないようにする。 【効果】 半導体装置の製造歩留が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造装置に関
し、さらに詳しくは、被処理基板である半導体ウェハを
減圧状態で処理する成膜装置およびプラズマエッチング
装置の排気系に特徴を有する半導体製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化に伴い、半
導体装置の製造における各種被処理膜の加工パターン
は、益々微細化してきている。半導体装置の製造におけ
るパターン寸法がハーフミクロン以下となると、半導体
ウェハ上に付着したダスト(付着ダスト)の大きさが
0.2μm程度であっても、パターニング時に付着ダス
トに起因したパターンくずれ等が発生し、製造された半
導体装置の特性不良となる確率が大きくなり、半導体装
置の製造歩留を低下させる原因となる。この半導体ウェ
ハへの付着ダストの発生箇所の大部分は、半導体製造装
置内であり、高集積化した半導体装置の製造において
は、特にダスト発生の少ない半導体製造装置が要望され
ている。
【0003】この付着ダスト低減の要望の高い半導体製
造装置として、TEOS(Tetraethyl or
thosilicate)酸化膜、ポリシリコン膜、S
34 膜を成膜する減圧CVD(Chemical
Vapor Deposition)装置等の成膜装置
や、絶縁膜、ポリシリコン膜、金属膜等をパターニング
するプラズマエッチング装置等がある。ここでは、上述
した成膜装置やプラズマエッチング装置の一例として、
Si34 膜を形成する縦型の減圧CVD装置を、図5
を参照して説明する。
【0004】縦型の減圧CVD装置1の構成は、図5に
示すように、CVD法により半導体ウェハ10にSi3
4 膜を堆積する反応炉部2、シラン系ガスと窒素系ガ
スを供給するガス供給系3および反応生成物ガスや未反
応ガス等を排気する排気系4、ロードロック部5(一部
図示)により概略構成されている。反応炉部2は、ベー
ス基板11と、ベース基板11上に設置された、内心管
13と外心管14とで構成されたプロセスチャンバ12
と、プロセスチャンバ12部を加熱する加熱ヒータ(図
示省略)と、半導体ウェハが載置されたウェハボート
(図示省略)がロードロック部5のロードロックチャン
バ15よりプロセスチャンバ12の内心管13部内に出
入りする際に開閉されるゲートバルブ16等で概略構成
されている。
【0005】ガス供給系3は、図示は省略したが、減圧
CVDの反応ガスを供給する供給部、流量調整部および
反応ガスを供給部より反応炉部2のプロセスチャンバ1
2に導く供給配管(図5に一部図示)17により概略構
成されている。排気系4は、主排気管18と、主排気管
18の途中に取り付けられた、バラトロン等の真空計1
9と、バルブ20と、バルブ20をバイパスする副排気
管21と、この副排気管21に取り付けられた排気量の
調整ができる排気調整バルブ22と、減圧CVD時の反
応生成物等を除去するトラップ23と、メカニカルブー
スタポンプとドライポンプを組み合わせた排気ポンプ2
4等で概略構成されている。
【0006】次に、この減圧CVD装置1の動作につい
て説明する。まず、ロードロック部5のロードロックチ
ャンバ15内にあるウェハボートに半導体ウェハ10を
載置する。次に、ロードロックチャンバ15をロックし
た後、ロードロックチャンバ15内を真空ポンプ(図示
省略)により排気し、所定の真空に到達した時点で、窒
素ガスをロードロックチャンバ15内に導入して大気圧
にすることで、ロードロックチャンバ15内の窒素置換
を行う。次に、ゲートバルブ16を開き、ウェハボート
をロードロックチャンバ15より、加熱ヒータ(図示省
略)により、予め所定の温度に加熱されている反応炉部
2のプロセスチャンバ12の内心管13内に移動させ
る。ウェハボートの移動完了後、ゲートバルブ16を閉
じる。なお、このウェハボート移動時のプロセスチャン
バ12内は、窒素ガスによる大気圧状態となっているの
で、ロードロックチャンバ15とプロセスチャンバ12
間での気圧差はない。
【0007】次に、排気系4によりプロセスチャンバ1
2内の排気を行う。この排気は、まず排気調整バルブ2
2を調整して、ゆっくりした排気速度で排気を行い、真
空度がある程度以上になった時点で、バルブ20を開
け、排気調整バルブ22を閉じ、その後の排気を行うと
いう方法を採る。この様にすることで、プロセスチャン
バ12内でのダストの舞い上がりによる、半導体ウェハ
10上への付着ダストを抑制する。
【0008】プロセスチャンバ12内の真空度が所定の
真空度以上となった段階で、ガス供給系3のガス供給部
より、反応ガスであるSiH2 Cl2 ガスとNH3 ガス
とを所定の流量で、供給配管17を通して、プロセスチ
ャンバ12内の内心管13内に導入する。内心管13内
に導入された反応ガスは、加熱されている半導体ウェハ
10表面やプロセスチャンバ12の内心管13表面で反
応、所謂表面反応してこれら表面にSi3 4 膜を堆積
しながら上方に向かい、その後内心管13と外心管14
の間を通り、この内心管13と外心管14の表面にSi
3 4 膜を堆積しながら、排気系4に向かい、排気され
てゆく。この排気系4に向かうガスは、反応炉部2で反
応しなかった反応ガスおよび不完全な反応による反応生
成物等である。
【0009】半導体ウェハ10上に所定膜厚のSi3
4 膜が堆積した段階で、反応ガスの供給を停止する。そ
の後、バルブ20を閉じて排気調整バルブ22を開けた
後、例えば供給配管17に接続した窒素ガス供給部等よ
り、供給配管17を通して、プロセスチャンバ12内に
窒素ガスを導入し、プロセスチャンバ12内が所定の真
空度になった時点で排気調整バルブ22を閉じ、窒素ガ
スはそのまま導入し続けてプロセスチャンバ12内を大
気圧にする。その後、ゲートバルブ16を開き、半導体
ウェハ10を載置したウェハボートを、プロセスチャン
バ12からロードロックチャンバ15に移動させ、ゲー
トバルブを閉じる。次に、ロードロックチャンバ15の
扉を開けて、ウェハボートより、Si3 4 膜が形成さ
れた半導体ウェハ10を取り出す。
【0010】上述した減圧CVD装置においては、CV
D時に、半導体ウェハ10やプロセスチャンバ12に付
着しなかった不完全な反応生成物等の粒子が主排気管1
8に送られ、プロセスチャンバ12よりトラップ23に
至る主排気管18内壁に付着する。この主排気管18内
壁に付着した粒子による膜は、減圧CVD処理回数の増
加に伴い除々に厚くなってゆく。この様な状態になる
と、膜の剥離が起き、主排気管18内壁には、弱い接合
で付着した、剥離した膜片によるダスト(図5に図示)
25が多数発生した状態となる。
【0011】従来例の減圧CVD装置においては、プロ
セスチャンバ12部よりバルブ20に至る主排気管18
の距離Lが約2m程度と長く、この距離Lの主排気管1
8内壁の上述したダスト25が、プロセスチャンバ12
内へに窒素ガス等を導入する際や、プロセスチャンバ1
2内のガスを排気する初期排気段階で、プロセスチャン
バ12内に舞い戻り、半導体ウェハ10表面への付着ダ
ストとなる。また、通常の保守作業である、プロセスチ
ャンバ12の表面付着膜除去等を行うプロセスチャンバ
12の洗浄時に、この主排気管18の清掃等は行われ
ず、長期間使用されるので、主排気管18内壁のダスト
25は、減圧CVD処理回数の増加に伴い、益々増加し
てゆく。この主排気管18内のダスト25に起因する半
導体ウェハの付着ダストは、フォトリソグラフィ工程で
のパターンくずれ等を発生させ、半導体装置の製造歩留
を低下させるという問題が発生する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した半
導体製造装置における問題点を解決することをその目的
とする。即ち本発明の課題は、半導体ウェハの付着ダス
トの低減が可能な、減圧状態で成膜処理やエッチング処
理をする半導体製造装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体製造装置
は、上述の課題を解決するために提案するものであり、
排気系の主排気管に設けられた主バルブと、主バルブを
バイパスする副排気管およびこの副排気管に設けた排気
量調整バルブと、前記主バルブと排気ポンプのとの間に
前記主排気管に設けられトラップを有する、減圧状態で
半導体ウェハを処理する半導体製造装置において、排気
系の主排気管の、半導体ウェハを処理する処理チャンバ
に近接した位置に設けた排気系切り換え部と、排気系切
り換え部に接続し、トラップと排気ポンプとの間の主排
気管に接続する副排気系とを有することを特徴とするも
のである。
【0014】本発明によれば、排気系の主排気管の、半
導体ウェハを処理する処理チャンバに近接した位置に設
けた排気系切り換え部により、主排気系の主排気管内壁
にダストが堆積した長い主排気管の大部分を、処理チャ
ンバ内へのガス導入時や、プロセスチャンバ内のガスを
排気する初期排気段階時に分離することができ、主排気
管内壁のダストが処理チャンバ内に舞い戻って、半導体
ウェハへの付着ダストとなることを抑制することができ
る。従って、半導体ウェハの付着ダストによるフォトリ
ソグラフィ工程でのパターンくずれ等の発生が抑制さ
れ、半導体装置の製造歩留が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的実施の形態
例につき、添付図面を参照して説明する。なお従来技術
の説明で参照した図5中の構成部分と同様の構成部分に
は、同一の参照符号を付すものとする。
【0016】本実施の形態例は、Si3 4 膜を形成す
る縦型の減圧CVD装置に本発明を適用した例であり、
これを図1〜図4を参照して説明する。まず、減圧CV
D装置1の概略基本構成は、図1に示すように、従来例
とほぼ同様なので、減圧CVD装置1の従来例と同様な
部分に関しては、この説明を省略する。本実施の形態例
の減圧CVD装置1の排気系4は、主排気系30と、副
排気系40とで概略構成されている。主排気系30は、
プロセスチャンバより排気系切り換え部50に至る主排
気管18aと、排気系切り換え部50と、排気系切り換
え部50よりメカニカルブースタポンプとドライポンプ
を組み合わせた排気ポンプ24に至る主排気管18b
と、主排気管18bの途中に取り付けられたバラトロン
等の真空計19と、バルブ20と、減圧CVD時の反応
生成物等を除去するトラップ23と、メカニカルブース
タポンプとドライポンプを組み合わせた排気ポンプ24
等で概略構成されている系である。
【0017】副排気系40は、プロセスチャンバ12部
より排気系切り換え部50に至る、主排気系30と共通
の主排気管18aと、排気系切り換え部50と、排気系
切り換え部50より排気ポンプ24に至る副排気系40
用の主排気管41と、この主排気管41の途中に取り付
けられたバルブ42と、バルブ42の取り付けられた位
置の前後で、主排気管41に並列に配管されたバイパス
排気管である、副排気系40用の副排気管43と、副排
気管43に取り付けられた排気量の調整ができる、副排
気系40用の排気調整バルブ44と、この副排気管43
の途中で、排気調整バルブ44の手前に設けられた真空
計45と、主排気系30と共通の排気ポンプ24等で概
略構成されている系である。
【0018】排気系切り換え部50は、図2に示すよう
に、主排気管18a、18bの間に設けられたバルブ5
1と、バルブ51に近接した位置で主排気管18aに接
続する副排気系40用の主排気管41とで構成されてい
る。なお、上述した構成の排気系切り換え部50の代わ
りに、図3に示すような排気系切り換え部50、即ち主
排気管18a、18bおよび副排気系40用の主排気管
41の内径を同じ径の孔がT字状に形成されている三方
弁60でもよい。
【0019】なお、図4に示すように、プロセスチャン
バ12部より排気系切り換え部50に至る主排気管18
a内に、ベローズ管のような屈伸可能な保守用内管70
を、プロセスチャンバ12部より脱着可能な形態で設け
てもよい。この保守用内管70は、反応生成物による主
排気管18a内壁への付着膜の増加に伴って発生するダ
スト低減を目的とするもので、プロセスチャンバ12部
の保守作業時におけるプロセスチャンバ12の洗浄時に
保守用内管70の清掃も行い、常時プロセスチャンバ1
2部と同程度のクリーン度を保つようにしておく。
【0020】次に、上述した減圧CVD装置の動作に関
して説明する。まず、半導体ウェハ10を載置したウェ
ハボート(図示省略)が反応炉部2に設置されるまでの
動作は、従来例で説明したと同様な動作なので、説明を
省略する。ウェハボート(図示省略)が反応炉部2に設
置された後、プロセスチャンバ12内の雰囲気ガス、例
えば窒素ガスを副排気系40で排気する。この排気は、
まず排気調整バルブ44を調整して、ゆっくりした排気
速度で排気を行い、真空度がある程度以上になった時点
で、バルブ42を開け、排気調整バルブ44を閉じ、そ
の後の排気を行うという方法を採る。この様にすること
で、プロセスチャンバ12内でのダストの舞い上がり
や、排気系切り換え部50よりプロセスチャンバ12部
までの、主排気管18a内壁に蓄積したダスト25のプ
ロセスチャンバ12内への舞い戻り等による、半導体ウ
ェハ10上へのダストの付着を抑制する。
【0021】上述した副排気系40で排気により、プロ
セスチャンバ12内が所定の真空度以上となった時点
で、バルブ42を閉じ、その後、排気系切り換え部50
のバルブ51を開け、主排気系30による排気にする。
なお、排気系切り換え部50が三方弁60の場合は、横
向きのT字状孔を90°回転させて逆向きのT字状孔と
して、主排気系30による排気にする。
【0022】次に、ガス供給系3のガス供給部より、反
応ガス、例えばSiH2 Cl2 ガスとNH3 ガスとを所
定の流量で、供給配管17を通して、プロセスチャンバ
12内の内心管13内に導入する。内心管13内に導入
された反応ガスは、加熱されている半導体ウェハ10表
面やプロセスチャンバ12の内心管13表面で反応、所
謂表面反応してこれら表面にSi3 4 膜を堆積しなが
ら上方に向かい、その後内心管13と外心管14の間を
通り、この内心管13と外心管14の表面にSi3 4
膜を堆積しながら、排気系4に向かい、排気されてゆ
く。この排気系4に向かうガスは、反応炉部2で反応し
なかった反応ガスおよび不完全な反応による反応生成物
等である。半導体ウェハ10上に所定膜厚のSi3 4
膜が堆積した段階で、反応ガスの供給を停止する。
【0023】次に、排気系4によるプロセスチャンバ1
2内の排気の停止、即ち排気系切り換え部50が図2に
示す構成の場合は、排気系切り換え部50のバルブ51
を閉じることにより停止、又は排気系切り換え部50が
図3に示す三方弁60の場合は、横向きのT字状孔とな
るよう90°回転させ、副排気系40で排気した元の位
置に戻すことにより停止させる。次に、例えば供給配管
17に接続した窒素ガス供給部等より、供給配管17を
通して、プロセスチャンバ12内に窒素ガスを導入し、
大気圧とする。その後、ゲートバルブを開き、半導体ウ
ェハ10を載置したウェハボートを、プロセスチャンバ
12からロードロックチャンバ15に移動させ、ゲート
バルブを閉じる。次に、ロードロックチャンバ15の扉
を開けて、ウェハボートより、Si3 4膜が形成され
た半導体ウェハ10を取り出す。
【0024】上述した減圧CVD装置1においても、従
来例の減圧CVD装置1と同様に、排気系4の主排気管
18a、18bには、半導体ウェハ10やプロセスチャ
ンバ12に付着しなかった不完全な反応生成物等の粒子
が付着して膜を形成し、CVDの処理回数と伴にこの膜
が厚くなり、この膜の剥離した膜片によるダストが主排
気管18a、18bの内壁に蓄積されて、主排気管18
a、18bがダストの発生源の一つになる。
【0025】しかし、上述した減圧CVD装置1におい
ては、プロセスチャンバ12内に窒素ガスを導入して、
プロセスチャンバ12内を大気圧にする際、プロセスチ
ャンバ12部より排気系切り換え部50までの、短い長
さL1 の主排気管18a、および反応生成物の蓄積が少
ない、排気系切り換え部50からバルブ42までの主排
気管41および主排気管41より排気調整バルブ44ま
での副排気管43に窒素ガスは導入されるが、主排気系
30の排気系切り換え部50からバルブ20までの、長
さL2 (約2m程度)の主排気管18bには、窒素ガス
が導入されない。従って、窒素ガス導入で排気系4より
プロセスチャンバ12内に舞い戻るダスト25は、短い
長さL1 の主排気管18a内壁に付着したダスト25が
主となり、半導体ウェハへの付着ダストが低減できる。
【0026】また、図4に示すように、主排気管18a
内に、プロセスチャンバ12部より脱着可能な保守用内
管70を設ければ、反応生成物による膜が厚く堆積し、
剥離した膜片によるダストが多くなる前に、保守用内管
70の清掃が行えるので、主排気管18a部からのダス
ト25による半導体ウェハへの付着ダストは、更に低減
できる。
【0027】以上、本発明を実施の形態例により説明し
たが、本発明は実施の形態例に何ら限定されるものでは
ない。例えば、本発明の実施の形態例では、減圧状態す
る半導体ウェハを処理する成膜装置およびエッチング装
置の例としてSi3 4 膜を形成する減圧CVD装置に
本発明を適応させたが、TEOS酸化膜やポリシリコン
膜を形成する減圧CVD装置等の成膜装置や、半導体ウ
ェハ上の各種膜をプラズマエッチング法でエッチングす
るプラズマエッチング装置に本発明を適応させてもよ
い。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の半導体製造装置は、主排気系と副排気系とを設け、こ
の主排気系と副排気系との排気系切り換え部をプロセス
チャンバに近接した位置に設けることで、主排気系の主
排気管内壁に付着したダストに起因する半導体ウェハ上
への付着ダストを低減することが可能となる。従って、
本発明の半導体製造装置を用いて作製する半導体装置の
製造歩留が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した減圧CVD装置の概略図であ
る。
【図2】本発明を適用した減圧CVD装置における、バ
ルブと主排気管とで構成した排気系切り換え部の概略図
である。
【図3】本発明を適用した減圧CVD装置における、三
方弁で構成した排気系切り換え部の概略平面図である。
【図4】本発明を適用した減圧CVD装置で、プロセス
チャンバと排気系切り換え部との間の主排気管内に、脱
着可能な保守用内管を設けた前記主排気管部近傍の概略
図である。
【図5】従来例の減圧CVD装置の概略図である。
【符号の説明】
1…減圧CVD装置、2…反応炉部、3…ガス供給系、
4…排気系、5…ロードロック部、10…半導体ウェ
ハ、11…ベース基板、12…プロセスチャンバ、13
…内心管、14…外心管、15…ロードロックチャン
バ、16…ゲートバルブ、17…供給配管、18,18
a,18b,41…主排気管、19,45…真空計、2
0,42,51…バルブ、21,43…副排気管、2
2,44…排気調整バルブ、23…トラップ、24…排
気ポンプ、25…ダスト、30…主排気系、40…副排
気系、50…排気系切り換え部、60…三方弁、70…
保守用内管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気系の主排気管に設けられた主バルブ
    と、前記主バルブをバイパスする副排気管およびこの副
    排気管に設けた排気量調整バルブと、前記主バルブと排
    気ポンプとの間の前記主排気管に設けられたトラップを
    有する、減圧状態で半導体ウェハを処理する半導体製造
    装置において、 前記排気系の前記主排気管の、前記半導体ウェハを処理
    する処理チャンバに近接した位置に設けた排気系切り換
    え部と、 前記排気系切り換え部に接続し、前記トラップと前記排
    気ポンプとの間の前記主排気管に接続する副排気系とを
    有することを特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】 前記排気系切り換え部は、前記主排気管
    に設けたバルブと、前記処理チャンバと前記バルブとの
    間の前記主排気管に接続する排気管で構成されているこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 前記排気系切り換え部は、三方弁である
    ことを特徴とする、請求項1に記載の半導体製造装置。
  4. 【請求項4】 前記副排気系は、前記排気系切り換え部
    に接続し、前記トラップと前記排気ポンプの間の前記主
    排気管に接続する排気管と、前記排気管に設けた前記副
    排気系用のバルブと、前記バルブをバイパスする前記副
    排気系用の副排気管および副排気系用の前記副排気管に
    設けた副排気系用の排気量調整バルブとを有して構成さ
    れることを特徴とする、請求項1に記載の半導体製造装
    置。
  5. 【請求項5】 前記処理チャンバと前記排気系切り換え
    部との間の主排気管内に、脱着可能な保守用内管を設け
    たことを特徴とする、請求項1に記載の半導体製造装
    置。
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