JPH10284165A - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
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- JPH10284165A JPH10284165A JP8842697A JP8842697A JPH10284165A JP H10284165 A JPH10284165 A JP H10284165A JP 8842697 A JP8842697 A JP 8842697A JP 8842697 A JP8842697 A JP 8842697A JP H10284165 A JPH10284165 A JP H10284165A
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- JP
- Japan
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- lance
- terminal fitting
- housing
- cavity
- cover
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
できるようにする。 【解決手段】 上下のハウジング1,2に設けられたラ
ンス11,11Aは、セミロック構造とされている。上
側ハウジング1のランス11は、上下のハウジング1,
2を重ね合わせた場合に、下側ハウジング2の上面が当
てられることによってその撓み変形が規制され、雌側端
子金具4がキャビティ5内に強固に本係止される。下側
ハウジング2のランス11Aは、カバー3を装着すると
規制部25が逃がし部22に進入することによってその
撓み変形が規制され、雌側端子金具4がキャビティ5内
に強固に本係止される。上下のハウジング1,2を分解
し、あるいはカバー3を外すと、ランス11,11Aの
撓み変形の規制が解除されるので、所定以上の引張力で
雌側端子金具4を抜き操作すると、ランス11,11A
を外方に撓ませつつ係止を解除して雌側端子金具4の抜
き取りができる。
Description
となく端子金具の抜き取りができるようにしたコネクタ
に関する。
ィ内に抜け止め状態に保持する構造の一例として、特開
平8−148193号に開示されたものが知られてい
る。このものは、図16に示すように、端子金具aに設
けられた接続部bの底面からランスcが切り起こしによ
り形成される一方、キャビティdの底面に段差状の係止
面eが設けられ、端子金具aがキャビティd内の正規位
置まで挿入されると、ランスcが係止面eで係止される
ことにより、端子金具aが抜け止め状態に保持されるよ
うになっている。一方、係止面eの前方には、嵌合面f
に開口するようにして治具挿入溝gが形成されていて、
メンテナンス等において端子金具aを抜き取りたい場合
は、治具挿入溝gに治具を突っ込んでランスcを内方に
撓ませ、係止面eに対する係止を解除して端子金具aを
引き抜くようになっている。
子金具aをキャビティdから抜き取る場合は、治具によ
りランスcを撓み変形させる操作が必要であって面倒で
あった。また、特にハウジングが小型であると、治具挿
入溝gの大きさも十分に取れないために治具がうまく挿
入できず、治具挿入溝gに損傷を与えたり、場合によっ
ては端子金具aにも損傷を与えるおそれがあった。な
お、キャビティ側に端子金具に係止する樹脂ランスを設
けたものでも、治具によりランスを撓み変形させて係止
を解除する操作が必要であることは同様であって、同じ
不具合を招くところである。本発明は上記のような事情
に基づいて完成されたものであって、その目的は、治具
を使用することなく端子金具の抜き取りができるように
したコネクタを提供するところにある。
めの手段として、請求項1の発明は、端子金具を収容す
るキャビティを設けたハウジングが複数個重ね合わせ状
に結合可能とされるとともに、前記キャビティには、端
子金具に係合可能なランスが形成され、そのランスは、
隣合うハウジングとの整合面において外方に撓み変形し
つつ端子金具の挿入を許容して端子金具を抜け止め状態
に係止可能で、かつ同方向に撓み変形しつつ端子金具の
抜き操作を許容するセミロック構造とされており、隣合
うハウジング同士が重ねられることで前記ランスの撓み
変形が規制される構成としたところに特徴を有する。
具を収容するキャビティが設けられ、このキャビティに
は、端子金具に係合可能なランスと、キャビティ内にお
いて端子金具に電線を圧接すべく治具の挿入を許容する
開口が形成されるとともに、その開口を塞ぐカバーが備
えられたコネクタにおいて、前記ランスは、前記カバー
の装着面において外方に撓み変形しつつ端子金具の挿入
を許容して端子金具を抜け止め状態に係止可能で、かつ
同方向に撓み変形しつつ端子金具の抜き操作を許容する
セミロック構造とされており、前記カバーに前記ランス
の撓み変形を規制する規制部が設けられている構成とし
たところに特徴を有する。
2の発明において、前記ランスには、端子金具に設けら
れた被係止部に係止可能な係止突部が形成されており、
その係止突部には、端子金具が抜き操作された場合に前
記被係止部に当接してそのランスが撓み変形するように
案内する案内面が設けられることで、前記セミロック構
造が構成されているところに特徴を有する。
つキャビティ内に挿入されて弾性的に係止される。ハウ
ジングが隣合うハウジングと重ねられると、ランスの撓
み変形が規制され、端子金具は抜け止め状態に本係止さ
れる。ハウジング同士を分解すると、ランスの撓み変形
の規制が解除されるので、端子金具を所定以上の引張力
で抜き操作すると、ランスを撓み変形させつつ端子金具
をキャビティから抜き取ることができる。すなわちハウ
ジングを分解したのちは、治具を使用することなく端子
金具を抜き取ることができる。ハウジングを重ねるだけ
でランスの撓み変形が規制でき、リテーナ等の格別の規
制手段を備えることなく、端子金具を抜け止め状態に本
係止することができる。
み変形させつつキャビティ内に挿入されて弾性的に係止
される。電線の圧接後カバーを被せると、カバーの規制
部によってランスの撓み変形が規制され、端子金具は抜
け止め状態に本係止される。カバーを外すとランスの撓
み変形の規制が解除されるので、端子金具を所定以上の
引張力で抜き操作すると、ランスを撓み変形させつつ端
子金具をキャビティから抜き取ることができる。カバー
を外したのちは、治具を使用することなく端子金具を抜
き取ることができる。キャビティの開口を塞ぐべくカバ
ーを被せるだけでランスの撓み変形が規制でき、リテー
ナ等の格別の規制手段を備えることなく、端子金具を抜
け止め状態に本係止することができる。
したのち、あるいはカバーを外したのちに端子金具を所
定以上の引張力で抜き操作すると、ランスが案内面で案
内されつつ外方に撓み変形して、端子金具の被係止部が
係止突部から外れ、端子金具がキャビティから抜き取ら
れる。
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>まず、図1ないし図13によって本発
明の第1実施形態を説明する。この実施形態では雌側の
ブロックコネクタを例示しており、図1ないし図3に示
すように、上側ハウジング1と下側ハウジング2とを積
み重ね、さらに下側ハウジング2の下面にカバー3を装
着して構成される。両ハウジング1,2は、後記するよ
うに雌側端子金具4をキャビティ5内へ組み付けた状態
で電線Wの圧接作業を行うことができるようになってい
る。
端子金具4は、導電性を有する金属薄板を折曲げて形成
され、前側(図1の手前側)に相手の雄側端子金具のタ
ブが挿入される箱形の接続部8が形成され、その後方
に、電線Wの芯線を圧接するための圧接部9と、電線W
の被覆をかしめるためのバレル10が順次に形成されて
いる。雌側端子金具4の一面(キャビティ5内に挿入さ
れた場合の下面)には、図4に示すように、ランス孔8
Aが形成されている。
形され、その内部には、図3に示すように複数のキャビ
ティ5が横一列に並んで形成されている。各キャビティ
5内には、上記した雌側端子金具4が後側(図3の右
側)から挿入されて組み付けられるようになっている。
上側ハウジング1の下面の後半分は開口しており、この
開口6を介して図示しない圧接治具が各キャビティ5内
へ挿入され、もってキャビティ5内に雌側端子金具4を
組み付けた状態で電線Wの圧接作業が行えるようになっ
ている(図3の鎖線参照)。キャビティ5の前面には、
相手の雄側端子金具のタブが挿入される端子挿入口7が
開口されている。
る構造は以下のようである。各キャビティ5の底面には
ランス11が形成されている。詳細には、このランス1
1は、キャビティ5の残った底板部分の後端縁に位置し
て形成されており、図5にも示すように、両側にスリッ
ト12を入れることで、先端が後方に向けて延出し、か
つ図3の下方への撓み変形可能となっている。
14が突出形成されている。この係止突部14は、全体
として断面山形に形成され、図6に示すように、右側の
第1傾斜面14Aが雌側端子金具4が挿入される際にラ
ンス11を撓み変形させるための案内面となっている。
一方、左側の第2傾斜面14Bは、下端側が急な上り勾
配で、上端側が緩やかな上り勾配の2段階の傾斜面とな
っており、この第2傾斜面14Bが雌側端子金具4に係
止する係止面と、雌側端子金具4を抜き操作した場合に
ランス11を撓み変形させるための案内面とを兼用して
いる。
に後方から挿入されると、接続部8の先端がランス11
における係止突部14の第1傾斜面14Aに当たり、ラ
ンス11を下方に向けて撓み変形させて接続部8の下面
に乗り上げさせつつ押し込まれ、雌側端子金具4が所定
位置まで押し込まれると、ランス11が復元変形しつ
つ、係止突部14がランス孔8A内に嵌まり、ランス孔
8Aの前縁が第2傾斜面14Bで係止されて雌側端子金
具4が抜け止め状態とされる。一方、雌側端子金具4を
所定以上の力で抜き操作すると、ランス孔8Aの前縁が
ランス11の係止突部14の第2傾斜面14Bに押し付
けられて、その第2傾斜面14Bで案内されつつランス
11が下方に撓み変形し、係止が解除されるようになっ
ている。したがって、セミロック構造となっている。
アーム16が片持ち状に形成されており、このロックア
ーム16には、相手側のコネクタハウジングに係合可能
なロック突部17と、撓ませることにより相手側とのロ
ックを解除する解除操作部18とが形成されている。ま
た、上面の左右両縁部には、ロックアーム16の下側へ
の異物の侵入を阻止するための保護壁19が形成されて
いるとともに、各保護壁19の後端部に、ロックアーム
16が撓み方向とは反対方向へ反り返ることを規制する
ための反り返り規制部20が形成されている。
って形成され、その内部には上側ハウジング1と同様に
複数のキャビティ5が横一列に並設されている。各キャ
ビティ5内には、同様に雌側端子金具4が後側から挿入
されて組み付けられるようになっている。下側ハウジン
グ2の下面の後半分は開口しており、同様にこの開口6
を介して図示しない圧接治具が各キャビティ5内へ挿入
され、もってキャビティ5内に雌側端子金具4を組み付
けた状態で電線Wの圧接作業が行えるようになってい
る。キャビティ5の前面には、相手の雄側端子金具のタ
ブが挿入される端子挿入口7が開口されている。
4を係止するためのランス11Aが設けられている。こ
のランス11Aは、上記した上側ハウジング1のキャビ
ティ5に設けられたランス11と、セミロック機能を含
めて同様の機能を果たすものであり、ただこのランス1
1Aの先端の下面には、後記するカバー3の規制部25
が入り込む逃がし部22が形成されている点で、上側ハ
ウジング1のランス11とは形状を異にしている。
方向を向いた複数のリブ23が並設されており、上側ハ
ウジング1の下面に重ね合わせることにより、各リブ2
3が上側ハウジング1に組み込まれた雌側端子金具4に
圧接された電線Wを押圧保持するようになっている。ま
たリブ23の両側には、あご部8Bと称される雌側端子
金具4の接続部8の後縁に係止可能な端子押え24が形
成されている。
側ハウジング2の開口6を塞ぐ大きさに形成されてお
り、かつその先端縁には、上記した下側ハウジング2に
おけるランス11Aの逃がし部22内に突出可能な規制
部25が設けられている。なお、カバー3の上面には前
後方向を向いた複数のリブ23が並設されており、カバ
ー3が下側ハウジング2の開口6を塞ぐ位置に装着され
ると、各リブ23は下側ハウジング2内に組み付けられ
た各雌側端子金具4に圧接された電線Wを押圧するよう
になっている。リブ23の両側には、同様に雌側端子金
具4の接続部8の後縁(あご部8B)に係止可能な端子
押え24が形成されている。
2及びカバー3の間には、それらを一体に組み付けるた
めのロック機構が備えられており、以下それについて簡
単に説明する。上側ハウジング1と下側ハウジング2と
の間には、前後2箇所のロック機構が設けられている。
前側のロック機構では、下側ハウジング2の上面にあり
溝状をなす係止溝27が全幅にわたって形成されている
一方、上側ハウジング1には、上記の係止溝27に圧入
可能なあり状をなす係止リブ28が形成されている。し
たがって、係止リブ28は係止溝27内に圧入されるこ
とで抜けが規制された状態で嵌合し、また、上下のハウ
ジング1,2を引き離すような外力を作用させると、係
止リブ28と係止溝27の斜めの側面で案内されて、係
止溝27の開口縁を弾性的に広げつつ係止リブ28を係
止溝27から抜くことが可能となっている。
上面の左右両縁に、上側ハウジング1の左右両側壁の後
端部を収容する収容部30が形成されており、その収容
部30の外側の壁に方形状の係止孔31が形成されてい
る一方、上側ハウジング1の左右両側面における後端部
に、上記の係止孔31に嵌合可能な係止突部32が形成
されている。この係止突部32には、図7に示すよう
に、上側ハウジング1の側面からほぼ垂直に突出した係
止面32Aと、下方に向けて傾斜した案内面32Bとが
設けられ、また係止面32Aと案内面32Bとの間の角
部にC面32Cが形成されているとともに、そのC面3
2Cにおける前縁部が斜めに切り欠かれて解除案内面3
2Dが形成された形状となっている。
ハウジング1を積み重ねると、係止突部32が係止孔3
1に弾性的に嵌まって係止され、また係止突部32が上
記の構造であることにより、両ハウジング1,2が後端
部を中心に引き離す方向に回動されると、図8に示すよ
うに、係止突部32が解除案内面32Dで案内されつつ
係止孔31から抜け出すようになっている。なお、下側
ハウジング2の上面の前縁部には、左右2個の斜めに切
り欠かれた凹部34が形成されており、上側ハウジング
1の下面に重ね合わされることにより分解治具Gを挿入
するための治具挿入孔35を形成するようになってい
る。
ロック機構については、カバー3の上面後端部における
左右両端には、下側ハウジング2の左右両側壁の後端部
を収容する収容部37が形成されている。この収容部3
7の外側の壁には係止孔38が形成され、カバー3を下
側ハウジング2の開口6を塞ぐ位置に装着すると、下側
ハウジング2の左右両側面に形成された係止突部39が
嵌り込むようになっている。
続いてその作用を説明する。ブロックコネクタを組み立
てるには、雌側端子金具4を各ハウジング1,2におけ
るキャビティ5内へ挿入する。雌側端子金具4が挿入さ
れると、接続部8の先端がランス11,11Aの係止突
部14における第1傾斜面14Aに当たってランス1
1,11Aを外方に向けて撓み変形させて接続部8に乗
り上げさせつつ押し込まれ、所定位置まで押し込まれる
と、ランス11,11Aが元形に復元変形しつつ係止突
部14が雌側端子金具4のランス孔8Aに嵌まって、そ
の前縁がが第2傾斜面14Bに係止されることで雌側端
子金具4が抜け止め状態に保持される。かかる状態にお
いて、キャビティ5の開口から圧接治具が挿入されつつ
各雌側端子金具4に電線Wが圧接される。雌側端子金具
4に圧接された電線Wは各ハウジング1,2の後面から
引き出される。
ジング1を積み重ねると、前側においては、上側ハウジ
ング1の係止リブ28が、下側ハウジング2の係止溝2
7内に開口縁を広げつつ圧入されて嵌り込み、また後側
では、上側ハウジング1の係止突部32が案内面32B
で案内されて係止孔31へ嵌まり込み、係止面32Aが
係止孔31の上縁に係止される。これにより、両ハウジ
ング1,2が積み重ねられた状態で保持される。また、
下側ハウジング2の下面にカバー3を装着することで、
ブロックコネクタの組立作業が完了する(図9,10参
照)。
ハウジング1に設けられたランス11の下面には、下側
ハウジング2の上面が当てられるため、ランス11の撓
み変形が規制され、ランス11がセミロック構造を採っ
ているにも拘らず、雌側端子金具4は強固に抜け止め状
態に保持される。また、あご部8Bに端子押え24が係
止して二重係止される。一方、下側ハウジング2の下面
にカバー3が装着されると、カバー3に設けられた規制
部25が、下側ハウジング2のランス11Aの逃がし部
22に進入し、同じくランス11Aの撓み変形が規制さ
れて、雌側端子金具4は強固に抜け止め状態に保持され
る。同じくあご部8Bに端子押え24が係止して二重係
止される。
コネクタをリペアの必要性等から分解する場合は、以下
のようにして行われる。まず図12に示すように、分解
治具Gの先端を治具挿入孔35へ差し込んで、上側ハウ
ジング1を持ち上げるように分解治具Gをこじる。そう
すると、両ハウジング1,2の前端側が互いに引き離さ
れる方向へと変位し、係止リブ28は傾斜面で案内され
て開口縁を広げつつ係止溝27から抜け出し、係止リブ
28と係止溝27間のロックは解除される。続いて、図
13に示すように、両ハウジング1,2をその後端部を
中心としてこじり開けられた前端部をさらに開くように
回動すると、既述ように、後端側に設けられた係止突部
32が解除案内面32Dで案内されて係止孔31から抜
け出し、係止突部32と係止孔31との係合が解除され
て、両ハウジング1,2が引き離される。
11は撓み変形の規制が解除された状態となり、また端
子押え24もあご部8Bから外れる。その状態で電線W
を後方に引っ張ると、対応する雌側端子金具4のランス
孔8Aの前縁がランス11の係止突部14における第2
傾斜面14Bに押し付けられて、ランス11を外方に撓
み変形させて係止突部14がランス孔8Aから外され、
引き続いて雌側端子金具4をキャビティ5から引き抜く
ことができる。
すと、下側ハウジング2の各ランス11Aは撓み変形の
規制が解除された状態となり、また端子押え24もあご
部8Bから外れるので、電線Wを後方に引っ張ると、対
応する雌側端子金具4のランス孔8Aの前縁がランス1
1Aの係止突部14における第2傾斜面14Bに押し付
けられて、ランス11Aを外方に撓み変形させて係止突
部14がランス孔8Aから外され、引き続いて雌側端子
金具4がキャビティ5から引き抜かれる。
上下のハウジング1,2を分解し、また下側ハウジング
2からカバー3を外すことに伴って、それぞれのランス
11,11Aの撓み変形の規制が解除される。ランス1
1,11A自体はセミロック構造となっているため、電
線Wを所定の力で引張することによって、治具を使用す
ることなく雌側端子金具4をキャビティ5から抜き取る
ことができる。また、上下のハウジング1,2を重ね、
また下側ハウジング2にカバー3を装着するだけでラン
ス11,11Aの撓み変形が規制でき、リテーナ等の格
別の規制手段を備えることなく、雌側端子金具4を抜け
止め状態に本係止することができる。
明の第2実施形態を示す。上記の第1実施形態では、圧
接型のハウジングを上下2段に積み重ねたブロックコネ
クタを例示したが、この第2実施形態ではハウジングが
1個で使用される場合を例示している。この第2実施形
態のハウジング1Aは、第1実施形態に示した上側ハウ
ジング1とほぼ同様の形状に形成されている。ただし、
ハウジング同士の結合用の係止リブ28は除去されてい
る。また、キャビティ5に設けられたランス11Aは同
じくセミロック構造であって、第1実施形態の下側ハウ
ジング2のランスと同様に先端の下面に逃がし部22が
形成されている。また、キャビティ5の開口6を塞ぐた
めのカバー3が備えられており、第1実施形態のカバー
と同様に、その先端縁に、ハウジング1Aのランス11
Aの逃がし部22内に突出可能な規制部25が設けられ
ている。なお、第1実施形態に示したものと同一の機能
を有する部分については、同一符号を付すことで重複し
た説明は省略する。
内に雌側端子金具4を挿入して電線Wを圧接後に、図1
5に示すように開口6にカバー3を装着すると、カバー
3に設けられた規制部25がランス11Aの逃がし部2
2に進入し、ランス11Aの撓み変形が規制されて雌側
端子金具4は強固に抜け止め状態に保持される。カバー
3を外すとハウジング1Aの各ランス11Aは撓み変形
の規制が解除された状態となるので、電線Wを後方に引
っ張ると、ランス11Aを外方に撓み変形させて係止突
部14がランス孔8Aから外され、引き続いて雌側端子
金具4がキャビティ5から引き抜かれる。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明は、雄側の圧接タイプのブロックコネクタ
や、単品で使用されるコネクタにも同様に適用すること
ができる。 (2)また、電線の端末にかしめ圧着された端子金具を
ハウジング内に収容するようにした、圧着タイプのブロ
ックコネクタにも同様に適用することが可能である。 (3)上記実施形態では、カバーがハウジングとは別ピ
ースとして設けられている場合を例示したが、ヒンジを
介して一体に設けられていてもよい。
の組立前の斜視図である。
である。
る。
の係止突部を示す斜視図である。
る。
の縦断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 端子金具を収容するキャビティを設けた
ハウジングが複数個重ね合わせ状に結合可能とされると
ともに、前記キャビティには、端子金具に係合可能なラ
ンスが形成され、そのランスは、隣合うハウジングとの
整合面において外方に撓み変形しつつ端子金具の挿入を
許容して端子金具を抜け止め状態に係止可能で、かつ同
方向に撓み変形しつつ端子金具の抜き操作を許容するセ
ミロック構造とされており、隣合うハウジング同士が重
ねられることで前記ランスの撓み変形が規制される構成
となっていることを特徴とするコネクタ。 - 【請求項2】 ハウジングには端子金具を収容するキャ
ビティが設けられ、このキャビティには、端子金具に係
合可能なランスと、キャビティ内において端子金具に電
線を圧接すべく治具の挿入を許容する開口が形成される
とともに、その開口を塞ぐカバーが備えられたコネクタ
において、 前記ランスは、前記カバーの装着面において外方に撓み
変形しつつ端子金具の挿入を許容して端子金具を抜け止
め状態に係止可能で、かつ同方向に撓み変形しつつ端子
金具の抜き操作を許容するセミロック構造とされてお
り、前記カバーに前記ランスの撓み変形を規制する規制
部が設けられていることを特徴とするコネクタ。 - 【請求項3】 前記ランスには、端子金具に設けられた
被係止部に係止可能な係止突部が形成されており、その
係止突部には、端子金具が抜き操作された場合に前記被
係止部に当接してそのランスが撓み変形するように案内
する案内面が設けられることで、前記セミロック構造が
構成されていることを特徴とする請求項1または請求項
2記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08842697A JP3235509B2 (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08842697A JP3235509B2 (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10284165A true JPH10284165A (ja) | 1998-10-23 |
JP3235509B2 JP3235509B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=13942466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08842697A Expired - Fee Related JP3235509B2 (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3235509B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020202031A (ja) * | 2019-06-06 | 2020-12-17 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ及びコネクタ付き電線 |
JP2022039032A (ja) * | 2020-08-27 | 2022-03-10 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
-
1997
- 1997-04-07 JP JP08842697A patent/JP3235509B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020202031A (ja) * | 2019-06-06 | 2020-12-17 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ及びコネクタ付き電線 |
JP2022039032A (ja) * | 2020-08-27 | 2022-03-10 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
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