JPH10283857A - フラットハーネスの製造方法及びこの製造方法に用いられる製造装置 - Google Patents

フラットハーネスの製造方法及びこの製造方法に用いられる製造装置

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JPH10283857A
JPH10283857A JP9086789A JP8678997A JPH10283857A JP H10283857 A JPH10283857 A JP H10283857A JP 9086789 A JP9086789 A JP 9086789A JP 8678997 A JP8678997 A JP 8678997A JP H10283857 A JPH10283857 A JP H10283857A
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flat
harness
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harness main
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Sanae Kato
早苗 加藤
Motofumi Maejima
基文 前嶋
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線を隙間なく密着させたフラットハーネス
を製造する。 【解決手段】 複数本の電線14を平面状に且つ隙間な
く配列したハーネス本体15の軸方向の両側をフラット
整列部材11、12でそれぞれ支持し、フラット整列部
材11、12の少なくとも一方のフラット整列部材12
をハーネス本体15の軸方向に移動させてハーネス本体
15に張力を付与し、この状態でハーネス本体15をホ
ットメルト接着剤を塗布した可撓性のシート31で包み
込んだ後に、加熱プレス機13の上型27と下型30と
の間に挟んで加熱することによりシート31とハーネス
本体15とを相互に接合する。フラット整列部材12が
移動することにより、電線14に張力が作用し、隙間が
なく電線を密に配列した状態とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本の電線を平
面状に配列したフラットハーネスの製造方法及び製造装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10は、フラットハーネスを
製造する従来の装置を示し、図9は整列板1、図10は
シート張り付け装置2である。
【0003】整列板1は電線3を収束する収束ガイド4
と、電線3を整列させる整列ガイド5とを有し、整列ガ
イド5の間には、整列された電線3を浮き上がり状とす
るための切欠部6が形成されている。この整列板1は、
収束ガイド4を通過した電線3を整列ガイド5によっ
て、個々に離して平面状とし、この状態で切欠部6に移
動させる。
【0004】シート張り付け装置2は、切欠部6で平面
状となっている複数の電線3に自己融着性のシート7を
貼り付けるものであり、シート7が巻回された上下のロ
ール8と、電線3の上下からシート7を圧着する上下一
対の圧着ローラ9とを備えている。
【0005】この従来の装置では、整列板1の整列ガイ
ド5が複数の電線3を平面状とする。この電線3に対し
てシート張り付け装置2からのシート7が上下から挟
み、圧着ローラ9が回転することによって、上下のシー
ト7を接着して電線3が平面状に配列された状態で固定
されたフラットハーネスを製造する。
【0006】図11及び図12は、このようにして製造
されたフラットハーネス10を示し、図11に示すよう
に、複数の電線3が上下のシート7によって挟まれると
共に、電線3の間にシート7が入り込むことによって、
図12に示すように相互に離れた状態で整列されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製造装置では、電線3が相互に離れた状態でシート7に
よって固定するため、電線間に隙間が生じて電線密度が
小さくなり、効率の低い配列状態となっていると共に、
フラットハーネス10の幅が広くなり、狭いスペースへ
の配置に支障を生じている。
【0008】又、電線3が離れているため、電線3間の
隙間に空気が入り易く、接着されているシートが空気の
圧力によって剥がれる問題を有している。
【0009】さらに、収束ガイド4から整列ガイド5に
案内される際に、内側に位置する電線3と、外側に位置
する電線3との間で電線の長さに差異が生じる。このた
め個々の電線の供給長が異なり、内側と外側とによって
電線の供給量を調整する必要があり、そのための制御が
難しい問題も有している。
【0010】本発明はこのような従来の問題点を考慮し
てなされてものであり、電線を隙間なく配列した高密度
のフラットハーネスを製造することができ、これにより
幅を小さくでき、空気の侵入を防止できると共に、電線
の供給量の調整も不要としたフラットハーネスの製造方
法を提供することを目的とする。又、本発明は、この製
造方法に使用することができる製造装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の製造方法は、複数本の電線を平面状に且
つ隙間なく配列したハーネス本体の軸方向の両側をフラ
ット整列部材でそれぞれ支持し、前記フラット整列部材
の少なくとも一方を前記ハーネス本体の軸方向に移動さ
せてハーネス本体に張力を付与し、この状態でハーネス
本体をホットメルト接着剤を塗布した可撓性のシートで
包み込んだ後に、加熱プレス機の上型と下型との間に挟
んで加熱することによりシートとハーネス本体とを相互
に接合することを特徴とする。
【0012】この方法において、フラット整列部材をハ
ーネス本体の軸方向に移動させることにより、平面状で
隙間なく配列されている電線に張力が作用し、電線がさ
らに密に、相互に密着する。この状態で加熱プレス機の
上型及び下型が、シートとハーネス本体とを相互に接合
するため、電線が密に配列されたフラットハーネスとす
ることができる。
【0013】このようにして製造されたフラットハーネ
スは、電線が相互に密着した高密度に配列されているた
め、幅が小さくなり、空気の侵入もなくなる。又、製造
においては、同じ供給量で全ての電線を供給でき、その
制御も容易となる。
【0014】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記シートによって包み込まれたハーネス本体
を、前記上型と下型とで、前記複数本の電線の配列高さ
が異なる位置で挟むことを特徴とする。
【0015】電線の配列高さが異なる位置とすることに
より、電線にさらに張力が作用し、電線間の密着性が増
大する。このため電線の密着度が増大したフラットハー
ネスを製造することができる。
【0016】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
フラットハーネスの製造方法に用いられる製造装置であ
って、複数本の電線の軸方向の両側を平面状に且つ隙間
なく整列して配列し、ハーネス本体を形成する一対のフ
ラット整列部材と、これらのフラット整列部材の少なく
とも一方を移動させてハーネス本体に張力を付与する張
力付与手段と、前記一対のフラット整列部材の間に進退
自在に配置されて一対のフラット整列部材間のハーネス
本体を可撓性のシートで包み込んだ状態で上型と下型と
の間に挟む加熱プレス機とを備えていることを特徴とす
る。
【0017】この構造のフラット整列部材は電線を平面
状に隙間なく配列したハーネス本体を成形し、張力付与
手段がフラット整列部材を移動させて電線に張力を付与
し、加熱プレス機がシートとハーネス本体とを接合す
る。このため、シート内で電線が密に密着した高密度の
フラットハーネスを製造することができる。
【0018】請求項4の発明は、請求項3記載の発明で
あって、前記フラット整列部材が、複数本の電線が平面
状に配列された状態で挿入される溝部を有するフォーク
部材と、このフォーク部材に挿入された複数本の電線を
前記溝部内に保持するストッパ部材と、フォーク部材の
溝部に挿入された電線を固定するクランプ部材とからな
ることを特徴とする。
【0019】フォーク部材が複数の電線を平面状に配列
し、この状態の電線をストッパ部材が保持する。そし
て、クランプ部材が電線を固定するため、電線が移動す
ることがなくなる。従って、フラット整列部材の全体が
移動しても、クランプ部材によって保持されている電線
は移動することがなく、これにより電線に張力を作用さ
せることができる。
【0020】請求項5の発明は、請求項3又は4記載の
発明であって、前記加熱プレス機の上型と下型とが、ハ
ーネス本体の配列方向の高さと異なる高さでハーネス本
体を挟むことを特徴とする。
【0021】ハーネス本体の配列方向の高さに対して、
異なる高さでハーネス本体を挟むことにより、フラット
整列部材によって付与された張力に加えて、さらに大き
な張力が電線に作用する。このため、電線間の密着性が
増大し、電線の密着度が増大したフラットハーネスとす
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の一実施
形態を説明する。図1はフラットハーネスの製造装置の
全体を示し、図2及び図3は第1のフラット整列部材
を、図4及び図5は第2のフラット整列部材を示し、図
6及び図7は製造工程の作動を、図8は製造されたフラ
ットハーネスを示す。
【0023】製造装置は、図1に示すように、左右一対
の第1のフラット整列部材11及び第2のフラット整列
部材12と、これらのフラット整列部材11、12の間
に配置された加熱プレス機13とを備えている。
【0024】フラット整列部材11及び12は、複数の
電線14を平面状に且つ隙間なく整列させることによっ
てハーネス本体15を形成するものであり、いずれも支
柱16、17上に支持されている。これらのフラット整
列部材11、12は図3及び図5に示すように、水平状
の溝部11a、12aを有したフォーク部材11b、1
2bと、ストッパ部材11c、12cと、クランプ部材
11d、12dとをそれぞれ有している。
【0025】それぞれのフォーク部材11b、12b
は、溝部11a、11bを挟むコ字形に成形されてい
る。フォーク部材11b、12bの溝部11a、12a
には、複数の電線14が平面状に配列された状態で貫通
状に挿入される。なお、この実施形態では、径が異なる
複数種の電線14を整列させるものであり、このため溝
部11a、12aは同一の径毎に電線14を整列させる
ように、電線14の径に合わせた複数段の溝間隔となっ
ている。
【0026】各溝部11a、12aは一端側が開放され
ており、ストッパ部材11c、12cはこの開放端を封
鎖するために設けられる。ストッパ部材11c、12c
は、フォーク部材11b、12bに取り付けられた支軸
18を中心に、2点鎖線で示す水平状態及び実線で示す
起立状態の間を回転し、起立状態となったとき、溝部1
1a、12aを封鎖する。この封鎖によって電線14は
溝部11a、12孔異に保持される。又、各ストッパ部
材11c、12cは起立状態でフォーク部材11b、1
2bに係合する係合部19を有しており、これにより溝
部11a、12aの封鎖状態を安定的に維持することが
できる。
【0027】クランプ部材11d、12dは、溝部11
a、12aの開放端と反対側に位置するようにフォーク
部材11b、12bに取り付けられた軸ピン20に回動
可能に取り付けられている。このクランプ部材11d、
12dは軸ピン20からフォーク部材11b、12bに
沿って溝部11a、12b側に伸びており、上方への回
動によって溝部11a、12a内の電線14に下方から
押圧して電線14を溝部11a、12a内に固定する。
この押圧を行うため、各クランプ部材11d、12dは
図2及び図4に示すように、回転操作されるクランプ釦
11e、12eを有しており、クランプ釦11e、12
eを回転させることによって電線14の押圧及びその押
圧力の調整を行うことができるようになっている。
【0028】以上の構造からなるフラット整列部材1
1、12の内、第1のフラット整列部材11は定位置に
固定されるが、第2のフラット整列部材12は移動可能
となっている。この移動はハーネス本体15の軸方向に
沿って行われる。このため、第2のフラット整列部材1
2の支柱17の下方には、図1に示すように、駆動部材
21が配置されている。駆動部材21としては、フラッ
ト整列部材12をハーネス本体15の軸方向に沿って移
動させるものであれば良く、シリンダ、直進モータ、そ
の他の部材を使用することができる。フラット整列部材
12の下端には、この駆動歩合21に係合する支持ブロ
ック22が設けられ、駆動部材21の駆動によってフラ
ット整列部材12の全体が進退移動する。
【0029】かかる駆動部材21の駆動によって第2の
フラット整列部材12が第1のフラット整列部材11か
ら離れるように移動し、この移動によって後述するよう
に、電線14に張力が作用する。従って、駆動部材21
は電線14に張力を付与する張力付与手段として機能す
るものである。
【0030】加熱プレス機13は、図1に示すように、
一対のフラット整列部材11、12の配置方向と直交す
る方向に伸びるガイドレール23上にスライド可能に支
持されたベース24と、ベース24上に取り付けられた
ロアシリンダ25と、ロアシリンダ25に取付板26を
介して支持された下型27とを有している。又、ベース
24には、図示を省略した連結板が起立しており、この
連結板にアッパーシリンダ28が取り付けられ、このア
ッパーシリンダ28に取付板29を介して上型30が下
型27と対向するように取り付けられている。下型27
及び上型30は、シート31の上下に位置しており、そ
の型締めによってシート31を圧接する。
【0031】シート31は可撓性を有していると共に、
ホトメルト接着剤が片面に塗布されている。このシート
31にはハーネス本体15が載置されると共に、載置さ
れたハーネス本体15を包むように巻回される。32は
シート31の巻回状態を維持するためのテープである。
次に、この実施形態によるフラットハーネスの製造を説
明する。図1に示すように、各フラット整列部材11、
12に対し、径が異なる複数の電線14を掛け渡し、そ
れぞれのフォーク部材11b、12bの溝部11a、1
2aによって電線14を平面状に配列する。
【0032】そして、ストッパ部材11c、12cを起
立させることによって電線14を溝部11a、12a内
に押し込み、この押し込みによって電線14を溝部11
a、12a内に隙間なく整列させる。
【0033】この整列の後、クランプ釦11e、12e
を操作し、クランプ部材11d、12dを上方に回動さ
せて押圧することにより、電線14が動かないように溝
部11a、12a内に固定する。
【0034】この電線14の固定の後、駆動部材21が
駆動して第2のフラット整列部材12を、ハーネス本体
15の軸方向に沿い、且つ第1のフラット整列部材11
から離れる方向に移動させる。これに対し、電線14は
クランプ部材11d、12dによって移動が拘束されて
いるため、第2のフラット整列部材12の移動により、
張力が付与される。これにより、電線14は弛み部分が
なくなって引張状態となり、相互に密に密着した状態と
なる。
【0035】この電線の張力状態のハーネス本体15に
対し、加熱プレス機13が移動して、シート31によっ
てハーネス本体15を包み込み、さらにテープ32によ
って包み状態が維持される。この状態では、クランプ部
材11d、12dによるクランプは解除されることがな
く、電線14は両端が固定されたままとなっている。
【0036】この状態で、ロアシリンダ25が下型27
を上昇させる。下型27には、シート31及びシート3
1に包まれたハーネス本体15が載置されており、下型
27に上昇によって、これらの全体が上昇する。
【0037】図6は、この状態を示し、下型27の上昇
によってハーネス本体15の電線14は、ハーネス本体
15での配列高さよりも高くなり、これによりさらに張
力が作用する。従って電線14は、さらに密に密着した
状態となる。
【0038】かかる高度の張力付与状態に対し、アッパ
シリンダ28が作動して上型30が下降して型締めが行
われる。この型締めによってシート31が下型27及び
上型30によって加熱され、ホットメルト接着剤が感熱
して溶融し、シート31及びハーネス本体15の電線1
4が相互に接合される。
【0039】この接合の後、ロアシリンダ25によっ
て、下型27、上型30を含む全体を下降させる。図7
は、この状態を示し、シート31が接合している部分の
電線14の両側に弛み部33が形成される。従って、そ
の後、型締めを開放することにより、電線14が平面状
で、且つ、隙間なく密に配列されたフラットハーネスを
作製することができる。
【0040】図8は、このフラットハーネス34を示
し、径が異なる電線14が径毎に並列に並べられている
と共に、隙間なく密に密着した状態で配列されており、
シート31がこの状態を保持するように作用する。
【0041】このようなフラットハーネス34では、電
線14間に隙間がなく、電線密度が増大して効率の良い
配列状態とすることができると共に、フラットハーネス
34の幅が小さく、コンパクトとすることができる。
【0042】又、電線間に空気が侵入することがなくな
り、空気侵入に起因したシート31の剥離もなくなる。
さらには、電線14が密着状態で供給されるため、並列
されている電線間の供給量が略同一であり、供給量の制
御を行う必要もなくなる。
【0043】本発明においては、第1及び第2のフラッ
ト整列部材11、12の双方を移動させて電線14に張
力を付与しても良い。又、した型27を上昇させること
なく、上型30を下降させて、ハーネス本体の高さを異
なるようにしても良い。さらには、電線14に端子やコ
ネクタが接続されている場合にも、シート31の接合位
置を確認することにより、これらの接続部位を避けた部
位にフラットハーネスを作製することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、フラット整列部材をハーネス本体の軸方向に移
動させることにより、平面状で隙間なく配列されている
電線に張力が作用し、電線が密に相互に密着するため、
電線が密に配列されたフラットハーネスとすることがで
きる。このフラットハーネスは、電線が相互に密着した
高密度に配列されているため、幅が小さくなり、空気の
侵入もなくなる。又、製造においては、同じ供給量で全
ての電線を供給でき、その制御も容易となる。
【0045】請求項2の発明によれば、電線の配列高さ
が異なる位置とするため、電線にさらに張力が作用して
密着性が増大し、電線の密着度が増大したフラットハー
ネスを製造することができる。
【0046】請求項3の発明によれば、フラット整列部
材が電線を平面状に隙間なく配列したハーネス本体を成
形し、張力付与手段がフラット整列部材を移動させて電
線に張力を付与し、加熱プレス機がシートとハーネス本
体とを接合するため、シート内で電線が密に密着した高
密度のフラットハーネスを製造することができる。
【0047】請求項4の発明によれば、フォーク部材が
複数の電線を平面状に配列し、この状態の電線をストッ
パ部材が保持し、クランプ部材が電線を固定して電線の
移動を拘束する。従って、フラット整列部材の全体が移
動しても、クランプ部材によって保持されている電線は
移動することがなく、電線に張力を確実に作用させるこ
とができる。
【0048】請求項5の発明によれば、請求項3又は4
記載の発明であって、前記加熱プレス機の上型と下型と
が、ハーネス本体の配列方向の高さに対して、異なる高
さでハーネス本体を挟むことにより、フラット整列部材
によって付与された張力に加えて、さらに大きな張力が
電線に作用するため、電線間の密着性が増大し、電線の
密着度が増大したフラットハーネスとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の製造装置の全体の斜視図
である。
【図2】第1のフラット整列部材の正面図である。
【図3】第1のフラット整列部材の側面図である。
【図4】第2のフラット整列部材の正面図である。
【図5】第2のフラット整列部材の側面図である。
【図6】製造工程における電線の高さを異ならせた状態
の正面図である。
【図7】製造工程におけるシート接合を示す正面図であ
る。
【図8】製造されたフラットハーネスの断面図である。
【図9】従来の製造装置における整列板の斜視図であ
る。
【図10】従来の製造装置におけるシート張り付け装置
の斜視図である。
【図11】従来の方法によって製造されたフラットハー
ネスの斜視図である。
【図12】従来の方法によって製造されたフラットハー
ネスの断面図である。
【符号の説明】
11 第1のフラット整列部材 12 第2のフラット整列部材 11a 12a 溝部 11b 12b フォーク部材 11c 12c ストッパ部材 11d 12d クランプ部材 13 加熱プレス機 14 電線 15 ハーネス本体 21 駆動部材 27 下型 30 上型 31 シート 34 フラットハーネス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の電線を平面状に且つ隙間なく配
    列したハーネス本体の軸方向の両側をフラット整列部材
    でそれぞれ支持し、前記フラット整列部材の少なくとも
    一方を前記ハーネス本体の軸方向に移動させてハーネス
    本体に張力を付与し、この状態でハーネス本体をホット
    メルト接着剤を塗布した可撓性のシートで包み込んだ後
    に、加熱プレス機の上型と下型との間に挟んで加熱する
    ことによりシートとハーネス本体とを相互に接合するこ
    とを特徴とするフラットハーネスの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、 前記シートによって包み込まれたハーネス本体を、前記
    上型と下型とで、前記複数本の電線の配列高さが異なる
    位置で挟むことを特徴とするフラットハーネスの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のフラットハーネス
    の製造方法に用いられる製造装置であって、 複数本の電線の軸方向の両側を平面状に且つ隙間なく整
    列して配列し、ハーネス本体を形成する一対のフラット
    整列部材と、 これらのフラット整列部材の少なくとも一方を移動させ
    てハーネス本体に張力を付与する張力付与手段と、 前記一対のフラット整列部材の間に進退自在に配置され
    て一対のフラット整列部材間のハーネス本体を可撓性の
    シートで包み込んだ状態で上型と下型との間に挟む加熱
    プレス機とを備えていることを特徴とする製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発明であって、 前記フラット整列部材が、複数本の電線が平面状に配列
    された状態で挿入される溝部を有するフォーク部材と、
    このフォーク部材に挿入された複数本の電線を前記溝部
    内に保持するストッパ部材と、フォーク部材の溝部に挿
    入された電線を固定するクランプ部材とからなることを
    特徴とする製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の発明であって、 前記加熱プレス機の上型と下型とが、ハーネス本体の配
    列方向の高さと異なる高さでハーネス本体を挟むことを
    特徴とする製造装置。
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