JP2018149557A - 導電部材の製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属線製長尺部材の蛇行を防止することを目的とする。
【解決手段】導電部材の製造装置は、金属線製長尺部材10Bを送りラインに沿って連続的に供給可能な供給部と、前記供給部から供給される金属線製長尺部材10Bを前記送りラインに沿って送る送り機構部60と、前記送りラインの下流で、金属線製長尺部材10Bのうちの接合部をその延在方向中間部で切断する切断機構部と、を備え、送り機構部30は、金属線製長尺部材10を挟持する一対の挟持片37Pを、送りラインの方向に沿って間隔をあけて複数組含む。
【選択図】図11

Description

この発明は、金属線製長尺部材から複数の導電部材を製造する技術に関する。
特許文献1には、リールから順次繰り出される金属編組線の延在方向の一部が抵抗溶接され、その後、抵抗溶接された部分のほぼ中央部において切断がなされ、これによって、長さ方向の両端部に被かしめ部が形成された金属編組部が製造されることが開示されている。
特開2015−060632号公報
しかしながら、金属編組線は、搬送途中で蛇行するように曲がってしまう恐れがある。金属編組線が曲がってしまうと、切断位置がずれたり、切断端面が斜めになってしまう等、金属編組部を精度よく一定位置で切断することが困難となる。
そこで、本発明は、金属線製長尺部材を精度よく切断できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る導電部材の製造装置は、金属線製長尺部材を送りラインに沿って連続的に供給可能な供給部と、前記供給部から供給される金属線製長尺部材を前記送りラインに沿って送る送り機構部と、前記送りラインの下流で、金属線製長尺部材のうちの接合部をその延在方向中間部で切断する切断機構部と、を備え、前記送り機構部は、金属線製長尺部材を挟持する一対の挟持片を、前記送りラインの方向に沿って間隔をあけて複数組含むものである。
第2の態様は、第1の態様に係る導電部材の製造装置であって、前記送り機構部は、金属線製長尺部材を載置支持部と送り支持部との間で交互に受け渡しつつ、金属線製長尺部材を前記送りラインに沿って断続的に送る構成であり、前記載置支持部と前記送り支持部の少なくとも一方に、前記複数組の一対の挟持片が設けられているものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係る導電部材の製造装置であって、前記供給部は、帯状の金属線製長尺部材を供給し、前記複数組の一対の挟持片は、金属線製長尺部材を幅方向に沿って挟持するものである。
第4の態様は、第1から第3のいずれか1つの態様に係る導電部材の製造装置であって、前記供給部と前記送り機構部との間に設けられ、金属線製長尺部材の延在方向の一部で金属線同士を接合して接合部を形成する接合機構部をさらに備え、前記複数組の一対の挟持片は、金属線製長尺部材のうち前記接合部によって形状が保たれている部分を挟持するものである。
第5の態様は、第1から第4のいずれか1つの態様に係る導電部材の製造装置であって、前記複数組の一対の挟持片が、それらの中央に向けて付勢された状態で、金属線製長尺部材を挟持するものである。
第1の態様によると、金属線製長尺部材は、送り機構部によって送られる際、前記送りラインの方向に沿って間隔をあけた複数箇所で、一対の挟持片により挟持される。このため、金属線製長尺部材の蛇行が抑制され、金属線製長尺部材を精度よく切断できる。
第2の態様によると、金属線製長尺部材を載置支持部と送り支持部との間で交互に受け渡しつつ、金属線製長尺部材を前記送りラインに沿って断続的に送る送り機構部において、金属線製長尺部材の蛇行を抑制することができる。
第3の態様によると、帯状の金属線製長尺部材の幅方向の蛇行を抑制できる。
第4の態様によると、複数組の一対の挟持片は、金属線製長尺部材のうち前記接合部によって形状が保たれている部分を挟持するため帯状の金属線製長尺部材の変形を抑制しつつ蛇行を抑制できる。
第5の態様によると、金属線製長尺部材の太さが変動している場合でも、当該太さの変動に応じて一対の挟持片の間隔を変えて金属線製長尺部材を挟持してその蛇行を抑制することができる。
導電部材を示す概略平面図である。 導電部材の製造例を示す説明図である。 導電部材の製造装置の全体構成を示す概略正面図である。 可動遮蔽機構を示す概略正面図である。 可動遮蔽機構を示す概略側面図である。 可動遮蔽機構を示す概略正面図である。 可動遮蔽機構を示す概略側面図である。 加熱プレス機構部を示す概略正面図である。 加熱プレス機構部を示す概略側面図である。 送り機構部を示す概略側面図である。 送り機構部を示す概略平面図である。 レーザ切断装置を示す概略正面図である。 レーザ切断装置を示す概略平面図である。 制御ユニットにおける処理例を示すフローチャートである。 導電部材の製造装置の動作を示す説明図である。 導電部材の製造装置の動作を示す説明図である。 導電部材の製造装置の動作を示す説明図である。 導電部材の製造装置の動作を示す説明図である。 導電部材の製造装置の動作を示す説明図である。 導電部材の製造装置の動作を示す説明図である。 導電部材の製造装置の動作を示す説明図である。 導電部材の製造装置の動作を示す説明図である。 導電部材の製造装置の動作を示す説明図である。 導電部材の製造装置の動作を示す説明図である。 導電部材の製造装置の動作を示す説明図である。 金属線製長尺部材を挟持する状態を示す説明図である。
以下、実施形態に係る導電部材の製造装置及び導電部材の製造方法について説明する。
<導電部材について>
まず、製造対象となる導電部材について説明しておく。図1は導電部材10を示す概略平面図である。
導電部材10は、複数の金属線が長尺形状をなすように組合わされると共に、両端部に金属線同士が接合された接合部12が形成されたものである。金属線は、例えば、金属素線のみによって構成される場合、或は、金属素線にこれとは別の金属メッキ層が形成された線である場合等が考えられる。金属素線としては、銅素線、銅合金素線、アルミニウム素線、アルミニウム合金素線であることが考えられ、金属メッキ層としては、錫メッキであることが考えられる。もっとも、金属素線及び金属メッキ層の材料はそれらには限定されない。導電部材10は、複数の金属線が筒をなすように織られた部材(筒状編組等)が偏平となるように折られたものであってもよいし、複数の金属線が当初から帯状をなすように織られたもの(シート状の金属布又は網等)であってもよい。
導電部材10の両端部には、複数の金属線同士が接合されることで、接合部12が形成されている。複数の金属線同士の接合は、加熱プレスによって行われてもよいし、超音波溶着によって行われてもよいし、その他の接合法によってなされてもよい。接合部12で複数の金属素線同士が接合されているため、当該複数の金属素線同士が良好に電気的に接続された状態になると共に、金属素線のばらけが抑制されている。導電部材10のうち接合部12が形成された以外の部分(端部以外の中間領域)では、複数の金属線同士は、接合されない状態とされており、曲げ容易に形成されている。
上記導電部材10の端部には、端子が圧着又は溶接等によって接続される。導電部材10は、当該端子を介して他の導電部分(他の電気部品の端子、金属ボディ)に接続される。導電部材10の端部の接合部12が直接的に接続対象となる導電部分に溶接、ネジ固定等によって接続されていてもよい。
いずれにせよ、導電部材10は、車両等において、各種電気部品同士を接続する配線材として用いられる。
上記導電部材10は、次のようにして製造される。すなわち、図2に示すように、複数の金属素線が、複数個の導電部材10を製造可能な長さの長尺部材に組合わされた金属線製長尺部材10Bが準備される。金属線製長尺部材10Bは、例えば、複数の金属素線が筒をなすように織られた部材(筒状編組等)が偏平となるように折られた帯状の部材である。この金属線製長尺部材10Bに、間隔をあけて連続接合部12Bを形成する。連続接合部12Bは、2つ分の接合部12に対応する長さ寸法である。連続接合部12Bは、例えば、後述する加熱プレス機構部50によって形成される。そして、金属線製長尺部材10Bの連続接合部12Bの長手方向中間部を切断する。切断は、レーザ切断によって行われてもよいし、剪断等によって行われてもよい。図2ではレーザ光によって切断される様子が示されている。これにより、両端部に接合部12が形成された上記導電部材10を製造することができる。また、上記を繰返すことで、両端部に接合部12が形成された上記導電部材10を連続的に効率よく製造することができる。
<導電部材の製造装置及び導電部材の製造方法について>
導電部材の製造装置及び導電の製造方法について説明する。
<全体構成について>
図3は導電部材の製造装置20の全体構成を示す概略正面図である。
導電部材の製造装置20は、供給部30と、接合機構部としての加熱プレス機構部50と、送り機構部60と、切断機構部としてのレーザ切断装置80とを備える。この製造装置20においては、供給部30から連続的に供給される金属線製長尺部材10Bが送り機構部60によって送りラインLに沿って断続的に送られる。そして、送り機構部60が金属線製長尺部材10Bの送りを停止した状態で、加熱プレス機構部50による連続接合部12Bの形成及びレーザ切断装置80による連続接合部12Bの切断がなされる。上記が繰返されることで、導電部材10が連続的に製造される。
より具体的には、導電部材10の製造装置20は、第1枠部22と、第2枠部24とを備える。第1枠部22は棒状のフレームが直方体枠をなすように組立てられた構成とされ、第2枠部24も棒状のフレームが直方体枠をなすように組立てられた構成とされている。第1枠部22と第2枠部24とは、隣接している。第1枠部22内に供給部30が設けられ、第2枠部24内に、加熱プレス機構部50と、送り機構部60と、レーザ切断装置80とが設けられている。第1枠部22及び第2枠部24は、好ましくは、保護板によって覆われている。特に、第2枠部24内にはレーザ切断装置80が設けられるため、当該レーザ切断装置80が発したレーザ光が外部に漏れることを抑制するため、第2枠部24は、不透明でレーザエネルギーを減衰可能な保護板、或は、レーザ光を遮蔽可能な保護板によって覆われている。また、第1枠部22と第2枠部24との間も、仕切板26によって覆われている。レーザ切断装置80からのレーザ光が第1枠部22側に漏れることを抑制するため、仕切板26は、不透明でレーザエネルギーを減衰可能な板、或は、レーザ光を遮蔽可能な板によって形成されている。
また、第1枠部22内において、加熱プレス機構部50とレーザ切断装置80との間には、断熱板部材23が設けられている。断熱板部材23としては、樹脂発泡板部材等を用いることができる。断熱板部材23のうち送り機構部60が配設された部分には、開口23hが形成されている。断熱板部材23により、加熱プレス機構部50によって生じた熱がレーザ切断装置80側に伝わり難くなり、レーザ切断装置80における光学系の加熱等が抑制される。なお、レーザ切断装置80の光学系の加熱を抑制するため、第2枠部24内の空気を外部に排出する等することが好ましい。
<供給部について>
供給部30は、金属線製長尺部材10Bを送りラインLに沿って連続的に供給可能に構成されている。より具体的には、供給部30は、金属線製長尺部材10Bを巻回収容したリール32と、当該リール32を回転可能に支持するリール支持部34とを備える。
リール32は、例えば、巻芯32aの両端部に一対の円板状の鍔部32bが固定された部材であり、一対の鍔部32bの間で巻芯32aに金属線製長尺部材10Bが巻回収容されている。
リール支持部34は、一対のローラ34aを備える。一対のローラ34aは、鍔部32bの直径寸法よりも小さい間隔をあけて回転可能に支持されている。そして、リール32の中心軸を重力方向に対して直交する水平方向に沿わせた状態で、一対の鍔部32bが一対のローラ34a上に載置される。この状態で、リール32から金属線製長尺部材10Bを引出すと、一対の鍔部32bが一対のローラ34aを従動回転させつつ、リール32が金属線製長尺部材10Bを繰出す方向に回転し、金属線製長尺部材10Bを連続的に供給できるようになる。
なお、上記一対のローラ34aの少なくとも一方がモータ等によって回転駆動され、上記リール32が金属線製長尺部材10Bを繰出す方向に円滑に回転されるようになっていてもよい。また、リール32を一定の回転軸周りに円滑に回転するためには、鍔部の周りにローラがより多数設けられていてもよい。もっとも、ローラと鍔部との接触部分では、鍔部等に付着したゴミがローラにあたって脱落する可能性がある。かかるゴミが金属線製長尺部材10Bに付着しないようにするためには、ローラは、リール32の下半側に設けられていることが好ましい。
また、金属線製長尺部材10Bを連続的に供給する構成は上記例に限られない。例えば、リールがその中心軸を鉛直方向に沿わせた姿勢で配設されていてもよい。この場合、リールが中心軸周りに回転して金属線製長尺部材を連続的に供給する構成であってもよいし、リールが回転せず、金属線製長尺部材が鍔部を周回しつつ上方に引出される構成であってもよい。
上記リールから供給される金属線製長尺部材10Bは、適宜ガイドローラ36を経て、仕切板26を通じて第2枠部24内に引込まれる。
<仕切板について>
金属線製長尺部材10Bは、仕切板26を通じて第2枠部24内に引込まれるため、仕切板26には、金属線製長尺部材10Bが通る通過孔26hを形成しておく必要がある。上記したように、レーザ切断装置80からのレーザ光が第1枠部22側に漏れることを抑制するため、仕切板26に形成される通過孔26hはなるべく小さくしておく必要がある。一方、後述するように、送り機構部60は、金属線製長尺部材10Bを上下に移動させつつ送る構成であるため、これに応じて、金属線製長尺部材10Bも上下に移動してしまう。このため、通過孔26hは、金属線製長尺部材10Bが上下移動しても通過可能な大きさに形成しておく必要があるため、上記要請に反する。
そこで、ここでは、図3〜図7に示すように、仕切板26に次の可動遮蔽機構27が組込まれている。
すなわち、仕切板26に形成された通過孔26hは、送り機構部60によって金属線製長尺部材10Bが送られる際に、下側の経路に位置する金属線製長尺部材10B(図4及び図5参照)と上側の経路に位置する金属線製長尺部材10B(図6及び図7参照)とを通過させることができる大きさに形成されている。
可動遮蔽機構27は、可動板27Bと、一対のローラ27aと、ガイド部材28と、昇降駆動部29とを備える。
可動板27Bは、上記通過孔26hよりも大きい板状に形成されている。可動板27Bの中央部には、金属線製長尺部材10Bをなるべく隙間無く通過させることができる程度の通過孔27Bhが形成されている。すなわち、通過孔27Bhは、金属線製長尺部材10Bの横断面形状(延在方向に対して直交する方向の断面形状)と同じかこれよりも大きく(僅かに大きく)形成されている。
一対のローラ27aは、可動板27Bの一方主面側であって、通過孔27Bhの上下位置に回転可能に配設されている。一対のローラ34aの間には、金属線製長尺部材10Bが通過可能な隙間が設けられている。ここでは、一対のローラ34aは、円柱状の胴部の両端に鍔部が形成された構成とされ、一対の胴部の間に金属線製長尺部材10Bを通過可能な隙間が設けられる。
可動板27Bは、ガイド部材28によって上下移動可能に支持されている。すなわち、仕切板26のうち第2枠部24側の面であって上記通過孔26hの両側部に一対のガイド部材28が固定されており、当該一対のガイド部材28によって可動板27Bの両側部が上下移動可能に支持されている。
可動板27Bが一対のガイド部材28によって上下移動可能に支持された状態で、一対のローラ27aは、通過孔26h内に配設され、可動板27Bの上下移動に伴い、一対のローラ27aは通過孔26h内で上下移動する。なお、可動板27Bは、上下移動しても通過孔27Bhを塞ぐことが可能な大きさに形成されている。
昇降駆動部29は、エアシリンダ、油圧シリンダ、リニアモータ、ボールねじ機構にモータを組合わせた移動機構、電磁アクチュエータ等のアクチュエータによって構成されており、上記可動板27Bを上下駆動可能に構成されている。そして、後述する送り機構部60が金属線製長尺部材10Bを上下移動させるタイミングに合せて、昇降駆動部29が可動板27Bを上下駆動させる。なお、後述する各駆動部も、エアシリンダ、油圧シリンダ、リニアモータ、ボールねじ機構にモータを組合わせた移動機構、電磁アクチュエータ等のアクチュエータによって構成される。
すなわち、供給部30から供給される金属線製長尺部材10Bは、仕切板26の通過孔26hを通過する際、一対のローラ27a間から可動板27Bの通過孔26hを通って第2枠部24内に導かれる。そして、後述する送り機構部60による金属線製長尺部材10Bの上方への移動に合せて昇降駆動部29により可動板27Bを上方に移動させる(図6及び図7参照)。また、送り機構部60による金属線製長尺部材10Bの下方への移動に合せて昇降駆動部29により可動板27Bを下方に移動させる。いずれの場合においても、通過孔26hの大部分は、可動板27Bによって塞がれた状態に保たれる。これにより、第2枠部24からのレーザ光の外部の漏洩が抑制される。
<加熱プレス機構部>
図8は加熱プレス機構部50を示す概略正面図であり、図9は加熱プレス機構部50を示す概略側面図である。
図4、図8及び図9に示すように、加熱プレス機構部50は、第2枠部24内であって送り機構部60の上流側に設けられている。加熱プレス機構部50は、金属線製長尺部材10Bの延在方向の中間の一部において、金属線同士を接合し、上記連続接合部12Bを形成する。
ここでは、加熱プレス機構部50は、下型52と、上型54と、昇降駆動部56とを備える。
下型52は、送りラインLに沿うと共に上側に開口する溝52gを有する部材であり、金属線製長尺部材10Bの延在方向の一部が当該溝52g内に配設された状態で、加熱プレスされる。
上型54は、下向きに突出し、上記溝52g内に配設可能なプレス突部54aを有している。
上記下型52及び上型54には、ヒータHが組込まれており、当該ヒータHによって、上記溝52gの内面及びプレス突部54aが加熱される。加熱温度は、少なくとも金属線製長尺部材10Bの外周において金属線の表面(金属線にメッキが施されている場合には、当該メッキ)を溶融させることができる温度である。
昇降駆動部29は、上記上型54を、下型52の上方位置で上下駆動する。
そして、上型54を上方に移動させた状態で、溝52g内に金属線製長尺部材10Bの延在方向の一部が配設される。この状態で、昇降駆動部29の駆動により上型54を下降させ、プレス突部54aを溝52g内に押込む。すると、溝52g内に配設された金属線製長尺部材10Bの延在方向の一部が、プレス突部54aによってプレスされた状態で、加熱される。これにより、金属線製長尺部材10Bの延在方向の一部において、少なくとも外周で、金属線の外周が溶融し、相互に接合された状態となる。この際、金属線製長尺部材10Bの延在方向の一部において、外周のみで金属線が接合されてもよいし、金属線の全てが溶融して接合された状態となってよい。
ここでは、接合機構部が加熱プレス機構部50である例で説明したが、その他、超音波接合機構部、抵抗溶接機構部等のその他の接合機構部が適用されてもよい。
<送り機構部>
図10は送り機構部60を示す概略側面図であり、図11は送り機構部60を示す概略平面図である。送り機構部60は、供給部30から供給される金属線製長尺部材10Bを、送りラインLに沿って送る動作とその送りを停止する動作とを交互に繰返しつつ送る(工程(a))ように構成されている。
より具体的には、送り機構部60は、送りラインLに沿って加熱プレス機構部50とレーザ切断装置80との間に設けられている。送り機構部60は、載置支持部62と、送り支持部70とを備える。
載置支持部62は、載置板部64と、幅方向挟持機構部66とを備える。
載置板部64は、溝52gの底面延長上に設けられた細長い板状の部材である。載置板部64の延在方向に沿って複数箇所に、孔部64hが形成されている。孔部64hの幅は、金属線製長尺部材10Bの幅よりも大きく設定されている。また、載置板部64のうち孔部64hの間の各部分には、一対の凸部64aが形成されている。一対の凸部64aは、孔部64hに近い位置に形成されており、各孔部64hの間において、一対の凸部64aの間に隙間が設けられている。金属線製長尺部材10Bは、一対の凸部64aによって、載置板部64の上面の他の部分に対して持上げられた状態で支持される。そして、後述する送り支持部70の一対の上下方向挟持片72bのうち下側のものが、一対の凸部64aの間で載置板部64と金属線製長尺部材10Bとの間に差込まれる。
幅方向挟持機構部66は、一対の挟持部材67を備える。一対の挟持部材67は、載置板部64の下部であって孔部64hの両側部に沿って配設されている。一対の挟持部材67は、複数の孔部64hのそれぞれを通って載置板部64の上方に突出する幅方向挟持片67Pを複数有している。つまり、幅方向挟持機構部66は、金属線製長尺部材10Bを挟持する一対の幅方向挟持片67Pを、送りラインLの方向に沿って間隔をあけて複数組含む。
また、一対の挟持部材67は、ガイド部材によって載置板部64の幅方向に沿って移動可能に支持されている。また、一対の挟持部材67は、幅方向駆動部68によって、載置板部64の幅方向に沿って移動駆動される。幅方向駆動部68によって一対の挟持部材67を接近及び離間移動させることによって、上記各孔部64hから突出する一対の幅方向挟持片67Pが開閉駆動される。これにより、載置板部64上に配設された金属線製長尺部材10Bを、一対の幅方向挟持片67Pによって挟持したり、挟持状態を解除したりすることができる。また、ここでは、幅方向駆動部68は、バネ等の弾性部材68aを介して一対の挟持部材67を移動駆動させる。このため、一対の幅方向挟持片67Pは、それらの中央に向けて付勢された状態で、金属線製長尺部材10Bを挟持することになる。なお、一対の挟持部材67のそれぞれの側の弾性部材68aは、同じ弾性係数を呈する部材である。このため、一対の幅方向挟持片67Pが金属線製長尺部材10Bを挟持する際に、一対の幅方向挟持片67Pに大きな力が加わると、幅方向駆動部68による接近駆動にもかかわらず、弾性部材68aが圧縮変形し、一対の幅方向挟持片67Pのそれ以上の接近移動が規制される。これにより、金属線製長尺部材10Bに対して幅方向に大きな圧縮力が加わるのを抑制しつつ、金属線製長尺部材10Bを可及的に載置板部64の幅方向中間部の一定ライン上に揃えることができる。
複数組の一対の幅方向挟持片67Pは、金属線製長尺部材10Bのうち連続接合部12Bによって形状(扁平な形状)が保たれている各部分を挟持することが好ましい。すなわち、複数組の一対の幅方向挟持片67Pは、複数の連続接合部12Bのピッチの整数倍(ここでは1倍)の間隔をあけて設けられ、かつ、加熱プレス機構部50から送りラインLの方向に沿って複数の連続接合部12Bのピッチの整数倍離れた位置に設けられることが好ましい。ここで、金属線製長尺部材10Bのうち連続接合部12Bによって形状(扁平な形状)が保たれている各部分とは、連続接合部12B自体及び複数の金属線が接合されていないが当該連続接合部12Bに隣接しているため一定形状(扁平な形状)に保たれている部分を意味する。したがって、一対の幅方向挟持片67Pは、連続接合部12B自体を挟持してもよいし、金属線製長尺部材10Bのうち連続接合部12Bの前後の部分を挟持してもよい。実際、一対の幅方向挟持片67Pの幅が連続接合部12Bの長さより大きければ、一対の幅方向挟持片67Pが連続接合部12Bを中心に挟持しようとしても、金属線製長尺部材10Bのうち連続接合部12Bの前後の部分を挟持することになる(図26参照)。
なお、載置板部64のうち加熱プレス機構部50側には、加熱プレス機構部50に対して送りラインLの上流部分及び下流部分で、金属線製長尺部材10Bを加熱プレス機構部50の台に向けて押え込む押え込み片64Pが設けられている。
載置支持部62は、一対の挟持部材67と共に、アクチュエータによって構成される昇降駆動部69によって、溝52gの底面延長上の下降位置と、それよりも上側の上昇位置との間で昇降駆動される。
送り支持部70は、一対の上下方向挟持板部72と、上下方向挟持板部72を接近及び離間移動させる開閉駆動部74と、上下方向挟持板部72を載置板部64の上方位置とその側方に退避した位置との間で往復駆動させる退避用駆動部75と、上下方向挟持板部72を送りラインLに沿って往復移動させる送り駆動部76とを備える。
一対の上下方向挟持板部72は、送りラインLに沿う長尺状の基板部72aに対して複数の上下方向挟持片72bが水平方向に沿って櫛歯状に突設された構成とされている。上下方向挟持片72bは、載置板部64の一対の凸部64a間に合せて設けられており、それぞれの幅は、一対の凸部64aの間隔寸法と同じかこれよりも小さく設定されている。また、上昇位置に移動した載置支持部62上の金属線製長尺部材10Bは、上下方向挟持片72bの上下方向中間に配設されるように設定されている。
開閉駆動部74は、一対の上下方向挟持板部72を接近及び離間移動させることによって、上下の上下方向挟持片72bを開閉駆動する。上下一対の上下方向挟持片72bが閉じることで、金属線製長尺部材10Bを上下方向から挟持することができ、上下一対の上下方向挟持片72bが開くことで、金属線製長尺部材10Bの挟持を解除することができる。
また、退避用駆動部75は、一対の上下方向挟持板部72を開閉駆動部74と共に、載置板部64の上方の挟持位置とその側方に退避した位置との間で往復駆動させる。退避用駆動部75によって一対の上下方向挟持板部72が退避位置に移動することによって、複数の上下方向挟持片72bが載置板部64の上方から退避した位置に移動し、もって、金属線製長尺部材10Bを支持した載置支持部62を上昇位置に移動させることができる。この状態で、退避用駆動部75によって一対の上下方向挟持板部72を載置板部64の上方の挟持位置に移動させることによって、上下方向挟持片72bのうち下側のものを、一対の凸部64aの間で載置板部64と金属線製長尺部材10Bとの間に差込むことができ、上側のものをその上側に配設することができる。この状態で、開閉駆動部74の駆動により、一対の上下方向挟持板部72を接近駆動することで、上下方向挟持片72bによって金属線製長尺部材10Bを上下方向から挟持することができる。これにより、金属線製長尺部材10Bが載置支持部62から送り支持部70に受渡される。
上記とは逆に動作することによって、金属線製長尺部材10Bを送り支持部70から載置支持部62に受渡することができる。
また、送り支持部70が金属線製長尺部材10Bを支持した状態で、送り駆動部76によって一対の上下方向挟持板部72を開閉駆動部74及び退避用駆動部75と共に送りラインLに沿って下流側に移動させると、金属線製長尺部材10Bが送りラインLに沿って下流側に送られる。そして、送り駆動部76の送りが終了すると、金属線製長尺部材10Bの送りも停止される。
つまり、本送り機構部60は、金属線製長尺部材10Bを、載置支持部62から送り支持部70に受渡し、送り支持部70によって金属線製長尺部材10Bを送り、この後、金属線製長尺部材10Bを、送り支持部70から載置支持部62に受渡すことを繰返すことによって、金属線製長尺部材10Bを、送りラインLに沿って送る動作とその送りを停止する動作とを交互に繰返しつつ送る。
この動作については、後に、他の処理との関係でより詳細に説明する。
なお、送り機構部60の下流側には、金属線製長尺部材10Bを上下方向から挟持する切断支持用挟持部40が設けられている。切断支持用挟持部40は、アクチュエータの駆動により開閉駆動される挟持爪42と、上記載置支持部62の昇降移動に合せて挟持爪42を昇降移動させる昇降駆動部44とを備える。そして、金属線製長尺部材10Bが送られるタイミングで、挟持爪42による挟持を解除すると共に、その他のタイミング、特に、レーザ切断装置80が金属線製長尺部材10Bを切断するタイミングでは、金属線製長尺部材10Bを挟持する。
<レーザ切断装置>
図12はレーザ切断装置80を示す概略正面図であり、図13はレーザ切断装置80を示す概略平面図である。
レーザ切断装置80は、送りラインLの下流で、金属線製長尺部材10Bのうちの連続接合部12Bをその延在方向中間部で切断可能に構成されている。
レーザ切断装置80は、ヘッド81のノズル82からレーザ光を射出し、当該レーザ光を連続接合部12Bに照射して切断する。レーザ光の波長は、連続接合部12Bを切断可能であれば、特に限定はない。
ヘッド81は、切断支持用挟持部40に対して送りラインLの下流側に設けられており、2つのアクチュエータを含む駆動部84によって、昇降及び水平方向に移動駆動可能に支持されている。金属線製長尺部材10Bを送る際には、ヘッド81は、金属線製長尺部材10Bの上方であって真上から側方に離れた位置に退避している。そして、金属線製長尺部材10Bを停止させた状態で、連続接合部12Bを切断する際には、駆動部84の駆動によって、連続接合部12Bの延在方向中央部上の位置に移動駆動される。そして、駆動部84の駆動によってノズル82を、連続接合部12Bの延在方向中央部を横切るように移動させることによって、レーザ光が連続接合部12Bの延在方向中央部を切断する。
また、レーザ切断装置80に対して送りラインLの下流側には、回収用挟持部90が設けられている。回収用挟持部90は、アクチュエータの駆動により開閉駆動される挟持爪92と、当該挟持爪92を切断支持用挟持部40に近い位置と切断支持用挟持部40から離れた位置との間で往復駆動させる回収用駆動部94とを備える。
そして、金属線製長尺部材10Bがレーザ切断装置80による切断作業箇所を越えて送られると、当該金属線製長尺部材10Bの端部が上記回収用挟持部90の挟持爪92によって挟持される。この状態で、連続接合部12Bが切断されると、両端部に接合部12が形成された導電部材10が製造される。この導電部材10は、回収用挟持部90の挟持爪92によって挟持された状態で、回収用駆動部94の駆動によって切断支持用挟持部40から離れた位置に移動される。その移動位置の下方には、回収用ボックス96が設けられており、移動先で、回収用挟持部90の挟持爪92による挟持を解除すると、導電部材10が回収用ボックス96内に回収される。
<導電部材の製造装置の動作について>
本導電部材の製造装置20の各部の動作は、制御ユニット98によって制御される。制御ユニット98は、CPU、ROMおよびRAM等を備える一般的なマイクロコンピュータであり、予め格納されたソフトウェアプログラム等に従って製造装置20の動作制御を行う。特に、ここでは、制御ユニット98は、送り機構部60が金属線製長尺部材10Bを送りラインLに沿って送る動作を停止した状態で、加熱プレス機構部50が連続接合部12Bを形成する処理と、レーザ切断装置80が連続接合部12Bを切断する処理との両方を実施するように動作制御を行う。なお、制御ユニット98が行う処理の一部或は全部の機能が、専用の論理回路等でハードウエア的に実現されてもよい。
図14は制御ユニット98における処理例を示すフローチャートである。このフローチャートを参照しつつ、本製造装置20の動作について説明する。なお、図15以下に示す各図において、説明の便宜上、各部を図3よりも簡略化して描いており、上下方向挟持片72b、幅方向挟持片67Pの数等は図3とは一致していない。
まず、初期状態において、図15及び図16に示すように、リール32から引出された金属線製長尺部材10Bが第2枠部24内に導かれ、下型52及び載置支持部62上を通って配設され、その端部が切断支持用挟持部40によって挟持されているとする。金属線製長尺部材10Bには一定間隔で連続接合部12Bが形成され、また、端部には接合部12が形成されているとする。この状態では、上型54は下型52に対して上方に離れた位置にあり、載置支持部62は下降位置にあり、また、送り支持部70は、載置支持部62の上方から離れた退避位置にあるとする。また、一対の幅方向挟持片67Pは、載置支持部62上の金属線製長尺部材10Bを幅方向から挟持しているとする。また、ヘッド81は、金属線製長尺部材10Bの端部から離れて退避した位置にある。
そして、導電部材10を製造すべく製造開始指令が与えられると、ステップS1において制御ユニット98から送り指令が与えられる。すると、図17に示すように、昇降駆動部69の駆動により載置支持部62が上昇し、金属線製長尺部材10Bが上下方向挟持片72bの間の位置に配設される。なお、上記したように、この際、昇降駆動部29の駆動により、可動板27Bが上昇する。なお、後述する各動作においても、載置支持部62の上昇時に可動板27Bが上昇し、載置支持部62の下降時に可動板27Bが下降する。
この後、図18に示すように、退避用駆動部75の駆動により、上下方向挟持片72bが進出移動し、各幅方向挟持片67Pの間で、上下方向挟持片72bが金属線製長尺部材10Bを上下方向から挟持する。
そして、図19及び図20に示すように、幅方向駆動部68の駆動により幅方向挟持片67Pが開いて金属線製長尺部材10Bの挟持を解除し、この後、昇降駆動部69の駆動により載置支持部62が下降移動する。続いて、送り駆動部76の駆動により、上下方向挟持片72bが送りラインLに沿って下流側に移動し、もって、金属線製長尺部材10Bが送りラインLに沿って下流側に送られる。送り駆動部76が上下方向挟持片72bを送る距離は、送りラインLに沿った複数の幅方向挟持片67Pのピッチの整数倍(ここでは、1倍)である。
この後、図21に示すように、昇降駆動部69の駆動により載置支持部62が上昇移動し、幅方向駆動部68の駆動により幅方向挟持片67Pが金属線製長尺部材10Bを幅方向において挟持する。なお、金属線製長尺部材10Bの上記送り終了後、切断支持用挟持部40によって、金属線製長尺部材10Bの端部から1つ目の連続接合部12Bと2つ目の連続接合部12Bとの間で金属線製長尺部材10Bを挟持する。
続いて、図22に示すように、開閉駆動部74の駆動により上下方向挟持片72bによる金属線製長尺部材10Bの上下方向の挟持を解除した後、退避用駆動部75の駆動により、上下方向挟持片72bを退避移動させる。
そして、図23に示すように、昇降駆動部69の駆動によって載置支持部62を下降させる。すると、金属線製長尺部材10Bの延在方向の一部が下型52の溝52g内に配設されると共に、金属線製長尺部材10Bのうち溝52gよりも送りラインL下流側の部分が溝52gの底面延長上に配設され、レーザ切断可能な位置に配設される。
上記により、一連の送りのための処理が終了する。ステップS2において、上記送りのための処理が終了したと判定されると、ステップS3に進み、加熱プレス指令及び切断指令を与える。
すると、図24に示すように、昇降駆動部56の駆動により上型54が下降し、溝52gに配設された金属線製長尺部材10Bを加熱プレスする。これにより、金属線製長尺部材10Bの延在方向の一部に連続接合部12Bが形成される(工程(b))。また、駆動部84によってレーザ切断装置80のヘッド81が、金属線製長尺部材10Bのうち最も端部に近い位置にある連続接合部12Bの上方位置に移動し、ノズル82からレーザ光を照射しつつ連続接合部12Bの延在方向中央部において当該連続接合部12Bを横切るように移動する。これにより、連続接合部12Bが切断され(工程(c))、両端部に接合部12が形成された導電部材10が形成される。
この後、図25に示すように、昇降駆動部56の駆動により上型54が上昇する。また、駆動部84によってレーザ切断装置80のヘッド81が退避位置に移動する。さらに、切断された導電部材10は、回収用挟持部90によって挟持されており、回収用挟持部90が回収用ボックス96の上方位置に移動した状態で、導電部材10の挟持を解除する。すると、導電部材10は、回収用ボックス96内に回収される。
次ステップS4において生産終了か否か、すなわち、予め設定された個数の導電部材10の生産が終了したか否かが判定され、生産終了と判定されない場合、ステップS1に戻って、上記処理を繰返す。生産終了と判定されると、処理を終了する。
<効果等>
以上のように構成された導電部材の製造装置20によると、金属線製長尺部材10Bは、送り機構部60によって送られる際、送りラインLの方向に沿って間隔をあけた複数箇所で、一対の幅方向挟持片67Pにより挟持される。このため、金属線製長尺部材10Bの蛇行が抑制され、金属線製長尺部材10を精度よく切断できる。すなわち、金属線製長尺部材10Bの蛇行が抑制されるため、連続接合部12Bの中央位置で精度よく切断でき、また、斜めに切断してしまうこと等が抑制される。
また、金属線製長尺部材10Bを載置支持部62と送り支持部70との間で交互に受け渡しつつ、金属線製長尺部材10bを送りラインLに沿って断続的に送る送り機構部60において、金属線製長尺部材10Bの蛇行を抑制することができる。
なお、幅方向挟持片67Pは、送り支持部70側に設けられていてもよい。
また、帯状の金属線製長尺部材10Bの幅方向両側から幅方向挟持片67Pによって金属線製長尺部材10Bを挟持する構成であるため、帯状の金属線製長尺部材10Bの幅方向の蛇行を抑制できる。
また、複数組の一対の幅方向挟持片67Pは、金属線製長尺部材10Bのうち連続接合部12Bによって形状が保たれている部分を挟持するため帯状の金属線製長尺部材10Bの変形、例えば、幅方向において折られてしまうこと、又は、両側が曲ってしまうこと等を抑制しつつ蛇行を抑制できる。
また、幅方向挟持片67Pは、それらの中央に向けて付勢されているため、金属線製長尺部材10Bの太さが変動している場合でも、当該太さの変動に応じて一対の幅方向挟持片67Pの間隔を変えて金属線製長尺部材10Bを挟持してその蛇行を抑制することができる。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 導電部材
10B 金属線製長尺部材
12 接合部
12B 連続接合部
20 導電部材の製造装置
30 供給部
50 加熱プレス機構部
60 送り機構部
62 載置支持部
64 載置板部
66 幅方向挟持機構部
67 挟持部材
67P 幅方向挟持片
68 幅方向駆動部
69 昇降駆動部
70 送り支持部
72 上下方向挟持板部
72b 上下方向挟持片
74 開閉駆動部
75 退避用駆動部
76 送り駆動部
80 レーザ切断装置
84 駆動部
98 制御ユニット
L 送りライン

Claims (5)

  1. 金属線製長尺部材を送りラインに沿って連続的に供給可能な供給部と、
    前記供給部から供給される金属線製長尺部材を前記送りラインに沿って送る送り機構部と、
    前記送りラインの下流で、金属線製長尺部材のうちの接合部をその延在方向中間部で切断する切断機構部と、
    を備え、
    前記送り機構部は、金属線製長尺部材を挟持する一対の挟持片を、前記送りラインの方向に沿って間隔をあけて複数組含む、導電部材の製造装置。
  2. 請求項1に記載の導電部材の製造装置であって、
    前記送り機構部は、金属線製長尺部材を載置支持部と送り支持部との間で交互に受け渡しつつ、金属線製長尺部材を前記送りラインに沿って断続的に送る構成であり、
    前記載置支持部と前記送り支持部の少なくとも一方に、前記複数組の一対の挟持片が設けられている、導電部材の製造装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の導電部材の製造装置であって、
    前記供給部は、帯状の金属線製長尺部材を供給し、
    前記複数組の一対の挟持片は、金属線製長尺部材を幅方向に沿って挟持する、導電部材の製造装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の導電部材の製造装置であって、
    前記供給部と前記送り機構部との間に設けられ、金属線製長尺部材の延在方向の一部で金属線同士を接合して接合部を形成する接合機構部をさらに備え、
    前記複数組の一対の挟持片は、金属線製長尺部材のうち前記接合部によって形状が保たれている部分を挟持する、導電部材の製造装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の導電部材の製造装置であって、
    前記複数組の一対の挟持片が、それらの中央に向けて付勢された状態で、金属線製長尺部材を挟持する、導電部材の製造装置。
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