JPH10282597A - 臥位型カセッテ位置決め装置 - Google Patents

臥位型カセッテ位置決め装置

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JPH10282597A
JPH10282597A JP10103797A JP10103797A JPH10282597A JP H10282597 A JPH10282597 A JP H10282597A JP 10103797 A JP10103797 A JP 10103797A JP 10103797 A JP10103797 A JP 10103797A JP H10282597 A JPH10282597 A JP H10282597A
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JP
Japan
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cassette
case body
center
center part
belts
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JP10103797A
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Kazuya Omichi
和彌 大道
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセッテをケース体内の中央部に正確に位置
決めすると共に鮮明なX線画像が得られるようにする。 【解決手段】 ケース体1内にカセッテの左右移送装置
12、前後移送装置30及び昇降装置50を配設してあり、左
右移送装置は、ガイドレール13に沿って左右方向に同一
距離移動する台車14、15を備え、この台車によりケース
体の挿入口4から挿入されたカセッテの左右方向中心部
をケース体の中心に位置決めし、前後移送装置は、前後
方向に左右一対の移送ベルト33、34を並設して両移送ベ
ルト間に台車35を架設し、この台車により左右方向中心
部を位置決めされたカセッテを前後方向に移動させて、
その前後方向中心部をケース体の中心に位置決めし、昇
降装置は、移送ベルト間に昇降台55を具えた左右一対の
アームリンク51、52を装着し、該昇降台により前後方向
の中心部を位置決めされたカセッテを上昇させて、その
上面を蓋体3裏面部に近接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は、医療診断用X線写真を
撮る際に、受診者が横臥するテーブルの下側に設置し
て、フィルムカセッテの大小に拘わらずこれを装置内の
所定位置に自動的に位置決めするカセッテ位置決め装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置としては、平行に対向
させたバーの間にカセッテを一旦支持させた後に、モー
ターで駆動されるローラーを用いて装置内の所定位置に
向かって移動させるようにした装置があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置は、カ
セッテを装置内の所定位置にスムーズに位置決めするこ
とができない難点があり、また受診者とカセッテとの間
隔が大きいためにX線影像のぼけが大きい等の難点もあ
った。また、構造が複雑なため高価なものになる難点も
あった。
【0004】そこで本発明では、上記の難点に鑑み、フ
ィルムカセッテをその大小に拘わらず装置内の所定位置
にスムーズに位置決めできると共に、撮影後の取り出し
も容易であり、X線影像のぼけも小さくて、且つ比較的
安価に製造することができるようにしたカセッテ位置決
め装置を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る臥位型カセッテ位置決め装置は、ケー
ス体、左右移送装置、前後移送装置及び昇降装置からな
っている。
【0006】而して、上記ケース体は方形状を成して、
その前側にカセッテ挿入口を設けると共に、蓋体天板部
はその周縁部以外を透明体で形成してある。
【0007】上記左右移送装置は、カセッテ挿入口から
差し込まれるカセッテの左右方向中心部をケース体の中
心に移送し得るように、カース体内のカセッテ挿入口側
に沿ってガイドレールを設け、該ガイドレールの左右両
側部には、外側端部にカセッテ押送片を設けた左右移動
台車を互いに反対方向に同一距離移動可能に設けてあ
る。
【0008】上記前後移送装置は、左右方向中心部を位
置決めされたカセッテの前後方向中心部をケース体の中
心に移送し得るように、ケース体内の前部から後部に亘
り、所定間隔をおいて左右一対の移送ベルトを並設し
て、両移送ベルト間に前後移動台車を架設し、該移動台
車上にカセッテの先端部を載せて前後方向に移動できる
ようにしてある。
【0009】上記昇降装置は、前後方向中心部を位置決
めされたカセッテ上面をケース体の蓋板裏面に近接し得
るように、ケース体中央部の移送ベルト間に、昇降台を
具えた左右一対のアームリンクを装着して、昇降台を水
平状態で昇降できるようにしてある。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を添付図面に
従って説明すると、1は方形状のケース体であって、ケ
ース本体2と蓋体3とからなっている。ケース本体2
は、その前側部にカセッテを出し入れできる挿入口4を
設け、隅角部の左右両外側にローラー5を各々設けて左
右方向に移動し得るようにすると共に、隅角部適所には
ストッパー6を付設してある。又、蓋体3は、その天板
部8の周縁部以外を透明体9で形成すると共に、該透明
体9の裏面にはグリッド板10を貼り合わせてある。11は
スイッチボックスを示す。
【0011】12はカセッテaの左右移送装置であって、
ケース本体2内の前側部に沿って長尺状のガイドレール
13を、底面から所定高さになるようにして敷設してあ
る。14、15は左右移動台車であって、台板16の上面にカ
セッテaの当接面17を形成し、且つその外側端部に押送
片18を突設する共に、下側の四隅にはローラー19を付設
し、各ローラー19をガイドレール13の側縁20に係合させ
て、左右に移動し得るように構成してある。
【0012】21は左右移動台車の駆動機構であって、上
記ガイドレール13の左右両端部に同一の歯数を有する歯
車22、23を設けて、内周面に凹凸を連設した無端ベルト
24を架け渡すと共に、左側歯車22をベベルギヤ25を介し
て駆動モーター26の回転軸に連結してある。
【0013】而して、左側左右移動台車14を無端ベルト
24の前側部に、右側左右移動台車15を無端ベルト24の後
側部に夫々止着27して、駆動モーター26の回転に従って
互いに反対方向に同一距離移動し得るようになってい
る。
【0014】なお、28及び29はフォトセンサであって、
フォトセンサ28はカセッテの先端部がカセッテ挿入口4
より挿入されたことを感知するためのものであり、フォ
トセンサ29はカセッテの後端部が後述する前後移動台車
35上に載せられたことを感知するためのものである。
【0015】30はカセッテの前後移送装置であって、前
記ガイドレール13の内方には作動軸31を並設し、ケース
本体内の後側部には作動軸32を互いに平行に配設し、両
作動軸31、32にギヤを装着して、移送ベルト33、34を所
定間隔を置いて架設し、両移送ベルト33、34は前部より
後部を上向きに緩やかに傾斜させてある。而して、上記
移送ベルト33、34の前部上側間には、L状の台板36上面
に滑止板37を敷設した前後移動台車35を架設してある。
また、作動軸32の左側端部には駆動モーター38の回転軸
を連結してある。
【0016】40は移動距離検知機構であって、円盤の周
側部に一定間隔毎に小孔を設け、作動軸29に枢着したデ
イスクハブ41と、フォトセンサー42からなり、回転する
デイスクハブ41の小孔を通過する光線数をフォトセンサ
ー42でカウントすることにより、前後移動台車35の移動
距離を検知し得るようになっており、その検知信号をマ
イコン制御装置70に送って前後移動台車35の移動距離を
自動的に調整し得るようにしてある。
【0017】なお、43及び44はマイクロセンサであり、
前後移動台車35の接近を感知してマイコン制御装置70に
より駆動モーター38を停止させ、前後移動台車35の最大
移動距離を制御し得るようにしてある。
【0018】50は移送ベルト33、34間に設けたカセッテ
の昇降装置であって、第一アーム53と第二アーム54をX
状に交差させた左右一対のアームリンク51、52、昇降台
55及び駆動モーター56を備えている。
【0019】而して、第一アーム53と第二アーム54の各
前端部を、昇降台55の裏側前端部とガイド枠64の上面に
ブラケット57で夫々軸着すると共に、第二アーム54の各
後端部には水平移動できるようにローラー58を設けて、
昇降台55の裏側に設けたガイドレール59に装着してあ
る。
【0020】60は平板状台車であって、四隅角部にロー
ラー61を夫々装着し、その前端部に上記第一アーム53の
後端部を夫々枢着すると共に、その前端部上面に駆動モ
ーター56を装着して、その回転軸に固着したピニオンギ
ア62を、ケース本体2のガイド枠64の上面に配設したラ
ックギア63に噛合させてある。
【0021】而して、駆動モーター56を正逆方向に回転
させると、平板状台車60がガイド枠64に沿って前後に所
定距離移動して、昇降台55を水平を保った状態で昇降し
得るようにしてある。
【0022】65はマイクロセンサであり、前記平板状台
車60が触れると作動して駆動モーター56を停止させて、
昇降台55を上昇位置に一定時間停止させるように制御し
てある。なお、上記昇降台55は降下時、その上面が上記
前後移動台車35より下側に位置するように設定してあ
る。
【0023】70はマイコン制御装置であって、カセッテ
感知用センサ28、29、前後移送装置のマイクロセンサ4
3、44、移動距離検知機構40のフォトセンサ42及び昇降
装置のマクロセンサ65からの電気信号に基づいて、各移
動台車14、15、35及び昇降台55の各駆動モーター26、3
8、56をマイコンにより自動的に制御するものである。
また、71は電源装置、72は配電盤であり、73、74はカバ
ー板を各々示す。
【0024】次に、上記臥位型カセッテ位置決め装置の
動作を説明すると、本装置を、受診者の被撮影部位に応
じてリフト80上面に敷設したレール81に沿って動かし、
ストッパ6で所定位置に固定する。
【0025】(カセッテの装填)カセッテaの後端部を
片手で掴んで、その後端部を挿入口4からケース体1内
に挿入すると、フォトセンサ28が検知して左右移送装置
12の駆動モーター26が作動し、左右移動台車14、15は、
その各押送片18がカセッテaの左右両側部を押しながら
左右方向の中心部に向かって移動する。而して、カセッ
テaの左右方向の中心部をケース体1の中心部に位置決
めすると、左右移動台車14、15は位置決め後約2秒して
元の位置に戻る。
【0026】カセッテaを更に奥に押し込み、その後端
部を前後移動台車35上に載せると、フォトセンサ29が検
知して、前後移送装置30の駆動モーター38が作動し、移
送ベルト33、34を動き、前後移動台車35はカセッテaを
載せた状態で後方に向かって移動する。
【0027】而して、駆動モーター38が作動すると同時
に、移動距離検知機構40のデイスクハブ41がカウントを
開始して、カセッテaの後端がフォトセンサ28を通過す
るまでのカウント数をマイコン制御装置70が計算し、カ
セッテaの前後方向の中心部がケース体1の中心(昇降
台55の中心)迄移動した時点で駆動モーター38を停止さ
せる。
【0028】その後、直ちに昇降装置50の駆動モーター
56が始動し、昇降台55がカセッテaを載せて上昇し、カ
セッテaの上面が蓋体3のグリッド板10裏面に近接した
状態で停止して、カセッテaはケース体1の中心部に正
確に位置決めされる。X線撮影に要する時間この状態が
維持される。
【0029】(カセッテの排出)X線撮影が終了する
と、カセッテaは上記装填とは逆の順序で排出される。
而して、カセッテaの前端がフォトセンサ28を通過した
時からデスクハブ41がカウントを開始し、カセッテaの
前端が挿入口より約6cm飛び出した位置で駆動モータ
ー38を停止させる。ケース体1より撮影の済んだカセッ
テaを取り出せば、前後移動台車35は元の位置に戻り、
一連の動作が終了する。
【0030】
【発明の効果】本発明においては、ケース体の中心部に
各種サイズのカセッテをスムーズ、且つ片手操作で正確
に装填することができる。また、装填されたカセッテの
表面を撮影時に受診者が体を近づける蓋体に非常に近接
し得るので、鮮明なX線画像を得ることができると共
に、構成要素が比較的少ないので安価に製造できる利点
もある。
【0031】また、被撮影部位に応じて、受診者の横臥
するテーブルの長手方向に移動させることができるの
で、テーブルの移動と相俟って、受診者の体全体のX線
撮影を容易に行うことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】カセッテ位置決め装置の平面図である。
【図2】同上正面図である。
【図3】蓋体を取り外した状態の平面図である。
【図4】蓋体及びカバー板を取り外した状態の平面図で
ある。
【図5】左右移送装置の正面図である。
【図6】同上中央一部横断面図である。
【図7】カセッテを前後移動台車に載せた状態のA−A
線一部断面図である。
【図8】カセッテの前後方向中心部をケース体に位置決
めした状態のA−A線一部断面図である。
【図9】昇降装置の平面図である。
【図10】昇降台を上昇させた状態の同上側面図である。
【符号の説明】
1 ケース体 2 ケース本体 3 蓋体 4 カセッテ挿入口 5 ローラー 12 左右移送装置 13 ガイドレール 18 押送片 14 左側左右移動台車 15 右側左右移動台車 30 前後移送装置 33 移送ベルト 34 移送ベルト 35 前後移動台車 40 移動距離検知機構 50 昇降装置 51 アームリンク 52 アームリンク 53 第一アーム 54 第二アーム 55 昇降台 70 マイコン制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース体、左右移送装置、前後移送装置
    及び昇降装置からなり、上記ケース体は方形状を成し
    て、その前側にカセッテ挿入口を設けると共に、蓋体天
    板部はその周縁部以外を透明体で形成してあり、上記左
    右移送装置は、カセッテ挿入口から差し込まれるカセッ
    テの左右方向中心部をケース体の中心に移送し得るよう
    に、カース体内のカセッテ挿入口側に沿ってガイドレー
    ルを設け、該ガイドレールの左右両側部には、外側端部
    にカセッテ押送片を設けた左右移動台車を互いに反対方
    向に同一距離移動可能に設けてあり、上記前後移送装置
    は、左右方向中心部を位置決めされたカセッテの前後方
    向中心部をケース体の中心に移送し得るように、ケース
    体内の前部から後部に亘り、所定間隔をおいて左右一対
    の移送ベルトを並設して、両移送ベルト間に前後移動台
    車を架設し、該移動台車上にカセッテの先端部を載せて
    前後方向に移動できるようにしてあり、上記昇降装置
    は、前後方向中心部を位置決めされたカセッテ上面をケ
    ース体の蓋板裏面に近接し得るように、ケース体中央部
    の移送ベルト間に、昇降台を具えた左右一対のアームリ
    ンクを装着して、昇降台を水平状態で昇降できるように
    したことを特徴とする臥位型カセッテ位置決め装置。
JP10103797A 1997-04-03 1997-04-03 臥位型カセッテ位置決め装置 Pending JPH10282597A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007251A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Shimadzu Corp X線透視撮影装置のカセッテ速写装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007251A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Shimadzu Corp X線透視撮影装置のカセッテ速写装置
JP4609204B2 (ja) * 2005-07-01 2011-01-12 株式会社島津製作所 X線透視撮影装置のカセッテ速写装置

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