JPH09269550A - カセッテ自動位置決め装置及び臥位撮影用カセッテ自動位置決め装置の昇降装置 - Google Patents

カセッテ自動位置決め装置及び臥位撮影用カセッテ自動位置決め装置の昇降装置

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Publication number
JPH09269550A
JPH09269550A JP10403196A JP10403196A JPH09269550A JP H09269550 A JPH09269550 A JP H09269550A JP 10403196 A JP10403196 A JP 10403196A JP 10403196 A JP10403196 A JP 10403196A JP H09269550 A JPH09269550 A JP H09269550A
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cassette
case body
center
moving
carriages
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JP10403196A
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Kazuya Omichi
和彌 大道
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセッテをケース体の所定位置に自動的且
つ正確に位置決めすると共に鮮明なX線影像が得られる
ようにし、また臥位撮影時において鮮明なX線X線影像
が得られるようにする。 【解決手段】 ケース体内にカセッテの左右移送装置7
と前後移送装置26及び排出装置42を備え、左右移送
装置の台車9、10間には支持部材12を架設して、左
右に移動する伝動手段21で同時に移動し得るように
し、前後移送装置の台車28、29には一側部に押片
8、39を夫々設けると共に、前後に移動する伝動手段
36で同一方向に移動し得るようにして、カセッテをケ
ース体内の中央部に移送すると共に、排出装置の押出ピ
46をレール43に沿って前後に移動させてカセッテ
を挿入口へ排出する。 ケース体63内に昇降板64と
左右一対の昇降機構65を備え、昇降板はカセッテ位置
決め装置を乗せ得る広さに形成し、昇降機構65は夫々
昇降板64の隅角部外側をワイヤで同時に吊り上げ得る
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は、医療診断用X線写真を
撮る際にフィルムカセッテの大小に拘わらずこれをケー
ス内の定位置に位置決めするためのカセッテ自動位置決
め装置並びに臥位撮影用カセッテ自動位置決め装置の昇
降装置に関する
【0002】
【従来の技術】従来この種のカセッテ位置決め装置とし
ては、カセッテを平行に対向させたバーの間に一旦支持
させた後に、モーターで駆動されるローラーを用いて装
置内の側端部に向かって移動させることにより、カセッ
テの位置決めを行い得るようにした装置は存した。又、
臥位型X線撮影装置としては、受診者を載せる天板と、
該天板の下側に設けられたケースと、該ケース内のレー
ル上をカセッテを載せて移動する架台とかなる装置が存
した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のカセッテ位
置決め装置は、種々のサイズからなるカセッテを装置内
の中央部へ迅速に位置決めすることができないと共に、
受診者とカセッテとの間隔が大きいためにX線影像がぼ
ける等の難点があった。また、上記従来の臥位型X線撮
影装置は、受診者とカセッテとが大きく離れているため
に、X線影像がぼける惧れがあった。
【0004】そこで本発明では、上記の難点に鑑み、フ
ィルムカセッテをその大小に拘わらずケース体の中央部
に迅速かつ正確に位置決めできると共に撮影終了後には
迅速に挿入口に送り出し得るようにし、合わせて鮮明な
X線影像が得られるようにしたカセッテ自動位置決め装
置と、鮮明なX線影像が得られる臥位型X線撮影に用い
るカセッテ自動位置決め装置の昇降装置を提供せんとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る臥位撮影用カセッテ自動位置決め装置
は、ケース体、カセッテの左右移送装置、前後移送装置
及び排出装置からなり、上記ケース体は、その一側面部
にカセッテの挿入口を設けてあり、上記左右移送装置
は、ケース体内の左側前後両側部に左右移動台車を各々
設け、両台車間にカセッテの支持部材を架設し、かつ該
支持部材の前後両側部にはカセッテの左側端部を挟着し
得るチャック部材を付設すると共に、中央部から左側端
部に亘って、左右に移動し得る伝動手段を各々設け、か
つ前記支持部材の中央部を伝動手段に各々連結して、カ
セッテの長手方向中心部をケース体の中心に移送し得る
ようにしてあり、上記前後移送装置は、ケース体内の右
側前後両側部に前後移動台車を各々設け、両台車の上面
外側端部には一方を出没可能に形成した押送片を各々設
けると共に、中央部から前後両端部に亘って、前後に移
動し得る伝動手段を各々設け、かつ前後移動台車を伝動
手段に各々連結して、カセッテの短辺側中心部をケース
体の中心に移送し得るようにしてあり、上記排出装置
は、前後移動台車の左側部のケース体の前後両側壁間
に、後側端部から中央部に亘る摺動孔を形成したレール
を架設して、上方に突出した押出棒を前記摺動孔に沿っ
て前後に移動し得るように構成してある。
【0006】また、本発明に係る立位撮影用カセッテ自
動位置決め装置は、ケース体、カセッテの上下移送装
置、左右移送装置及び排出装置からなり、上記ケース体
は、その一側面部にカセッテの挿入口を設けてあり、上
記上下移送装置は、ケース体内の下側左右両側部に上下
移動台車を各々設け、両台車間にカセッテの支持部材を
架設すると共に、中央部から下端部に亘って、上下に移
動し得る伝動手段を設け、かつ支持部材の中央部を伝動
手段に各々連結して、カセッテの長手方向中心部をケー
ス体の中心に移送し得るようにしてあり、上記左右移送
装置は、ケース体内の上側左右両側部に左右移動台車を
設け、両台車の上面外側端部には一方を出没可能に形成
した押送片を各々設けると共に、中央部から左右両端部
に亘って、左右に移動し得る伝動手段を各々設け、かつ
左右移動台車を伝動手段に各々連結して、カセッテの短
片側中心部をケース体の中心に移送し得るようにしてあ
り、上記排出装置は、左右移動台車の下側部のケース体
の左右両側壁間に、左側端部から中央部に亘る摺動孔を
形成したレールを架設して、上方に突出した押出棒を摺
動孔に沿って左右に移動し得るように構成してある。
【0007】更に、本発明に係る臥位撮影用カセッテ自
動位置決め装置の昇降装置は、ケース体、昇降板及びそ
の左右昇降機構からなり、上記ケース体は、その一側面
部にカセッテの取入口を設けてあり、上記昇降板は、カ
セッテ自動位置決め装置を据付け得る広さに形成してあ
り、上記昇降機構は、前後両端部に固定プーリーと各々
嵌着し、かつモーターの回転軸と連結した駆動軸と、該
駆動軸の上方に所定間隔をおいて配設し、かつ前後両端
部に支持プーリーを各々嵌着した支持軸とを夫々軸着す
ると共に、ワイヤの一端部を固定プーリーに止着し、他
端部を支持プーリー介して昇降体の隅角部外側に止着し
て構成してある。
【0008】
【発明の実施の態様】 【実施例】
(実施例1)次に本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1乃至図6は臥位撮影用カセッテ自動位置決
め装置を示しており、1は矩形状のケース体であって、
ケース本体2と蓋体3とからなり、ケース本体2の前側
部にはカセッテaの挿入口4を形成してあり、蓋体3
は、その周縁部以外は透明体5で構成すると共に、裏面
にグリッド板6を貼り合わせてある。
【0009】7はカセッテaの左右移送装置であって、
ケース本体2内の前後両側部に、中央部から左側端部に
亘って、左側ガイドレール8、8を敷設してある。9、
10は左右移動台車であって、その裏面には夫々ガイドロ
ーラー11を設けて左側ガイドレール8に各々係合させて
ある。12はカセッテaの左側端部を支持する支持部材で
あって、ほぼケース本体2の前後両側壁間に亘る長さに
形成した載置板13の上面にほぼ同長の支持板14を立設
し、左右移動台車9、10間に架設してある。また、15は
電磁チャックであって、固定片16と、ソレノイド54の電
磁力で作動する可動片17とを対向させ、両片16、17間に
カセッテaの側端部を掴み得るようになっている。
【0010】18は支持部材12の左右移動機構であって、
ケース本体2の左側端部に設けたモーターAのベルトギ
ヤ19と、中央部に設けたベルトギヤ20間に、無端ベルト
21を掛け渡し、前記載置板13の中央部をベルト21に連結
してある。また、前記モーターAの回転軸には、円盤の
周側部に一定間隔毎に小孔を設けたデイスクハブ22を装
着して、回転するデイスクハブ22の小孔を通過する光線
数をフォトセンサー23でカウントすることにより、支持
部材12の移動距離を検知してその検知信号をマイコン制
御装置50に送り、その移動距離を自動的に調整し得るよ
うにしてある。
【0011】而して、上記支持部材12は、左右移動台車
9、10の移動に伴い左右に往復移動するが、右方向移動
時にカセッテaの右側端面が感知板24を押すと、マイク
ロスイッチ25が作動してモーターAが停止し、カセッテ
aをケース本体2の右側端部に所定時間保持し得るよう
になっていると共に、その移動距離の半分だけ両移動台
車9、10を左側に移動させることにより、カセッテaを
ケース本体2の中央部に保持し得るようになっている。
【0012】26はカセッテaの前後移送装置であって、
ケース本体2内の右側部に、その前後両側端部から中央
部に亘り、かつ中央部に所定間隔の空所をおいて、一対
の右側ガイドレール27、27を敷設してある。28、29は前
後移動台車であって、台板30の表面にカセッテaの当接
面を形成しすると共に、その裏面にはガイドローラー31
を設けてあり、ガイドローラー31を右側ガイドレール27
に各々係合させて、右側ガイドレール27に沿って前後に
往復移動し得るように構成してある。
【0013】32は前後移動台車の移動機構であって、右
側ガイドレール27間の空所に、同一歯数を有するスプー
ルギヤ33を噛合させて同一方向に回転し得るようにした
回転軸34、34を軸着し、かつ両回転軸34には同一位置に
チェーンギヤ35を各々付設すると共に、一方の回転軸33
をモーターBの回転軸に連結してある。而して、ケース
本体内の前後両側端部下側にはチェーンギヤ36を夫々設
けて、該チェーンギヤ35と上記チェーンギヤ36間に、同
一長さの無端チェーン37を各々架け渡し、各チェーン37
の上側外側部を前後移動台車28、29の台板裏面部に止着
してある。
【0014】また、38は前側前後移動台車28の前側端部
に、39は後側前後移動台車29の後側端部に各々設けたカ
セッテaの押送片であって、前側押送片38は、その一端
部をロータリーソレノイド40の回転軸に取り付けて、他
端部が台板30上に出没し得るように形成すると共に、後
側押送片39は、台板上面の後側端部に突設してある。な
お、両押送片38、39は、各々その高さがカセッテaの厚
さより低くなるように形成してある。41は前後移動台車
28の動きを制御するマイクロスイッチを示す。
【0015】また、42はカセッテaの排出装置であっ
て、前後移動台車28、29の左側部のケース本体2の前後
両側壁間に、後端部から中央部に亘って摺動孔44を設け
たレール43を架設し、上方に押出棒46を突設したスライ
ド板45を内装してある。而して、ケース本体の前側部下
側に配設したモーターCのチェーンギヤ55と、その後端
部下側に配設したチェーギヤ47間に無端チェーン48を掛
け渡して、前記スライド板45の裏面部をチェーン48の上
側外側部に連結して、押出棒46が摺動孔44に沿って前後
に往復移動し得るようになっている。なお、前記レール
43は、その上面が前後移動台車の台板30上面よりやや上
方に位置するようにしてある。49は押出棒46の動きを制
御するマイクロスイッチを示す。
【0016】50はマイコン制御装置であって、カセッテ
センサ51、フォトセンサ23、マイクロスイッチ25、41、
49の電気信号及び放射完了信号に基づいて、左右移送装
置7、前後移送装置26及び排出装置42の各モーターA、
B,Cを自動制御し得るようになっている。なお、52は
カバーであり、53はその取付板を示す。
【0017】また、上記実施例においては、ケース本体
2の前側面部にカセッテaの挿入口3を設けたが、後側
面部に設けることも可能であって、その場合は後側押送
片39を出没可能に構成し、且つ前側押送片38は台板29上
面に突設するものである。
【0018】次に、上記臥位撮影用カセッテ位置決め装
置の動作について説明する。カセッテaがケース本体2
内に挿入されたことをセンサ51が感知すると、左右移送
装置7のモーターAが回転し、ベルト21が左側に移動し
て、カセッテaは支持部材12上に載せられ、且つ電磁チ
ャック15で固定され乍ら左側に移動し、その右側端面が
感知板24を押すとマイクロスイッチ25が作動し、モータ
ーAが一旦停止する。この工程中、モーターAと同軸で
回転するディスクハブ22の穴数をフォトセンサ23がカウ
ントする。
【0019】次に、前後移送装置26のモーターBが回転
してチェーン37、37を違いに同一方向に動かし、前後移
動台車28、29を中央部に向かって移動させる。この時、
前側前後移動台車28の押送片38が突出してカセッテaの
前側面部を押しながら、また後側前後移動台車29は空の
状態で中央部に向かって移動し、後側前後移動台車29の
押送片39がカセッテaの後側面部に当たると両台車28、
29は停止し、カセッテaの前後方向の中心をケース体の
中心に一致させた後、モーターAが再度作動して、支持
部材12をフォトセンサ23のカウント数の半分の数だけ右
側に移動させて停止して、カセッテaをケース本体の中
心部に正確に装填する。而して、受診者がケース体の蓋
体3表面に体を押し当てた状態でX線撮影が行われる
が、挿入されたカセッテaの表面が蓋体3の裏面に非常
に近接しているので、鮮明なX線影像が得られる。
【0020】撮影が終わるとX線放射終了信号によりカ
セットaの排出が始まる。即ち、モーターBが逆向きに
回転し、両前後移動台車28、29は初期位置に向かって移
動した後、モーターAが作動してカセッテaを左側端部
まで移送する。なお、前側前後移動台車28の押送片38は
没入される。而して、排出装置42のモーターCが作動し
て、押出棒46がカセッテaの後側面部を押し乍ら前側に
移動し、カセッテaの前側端部が挿入口4から数cm飛
び出した状態で停止する。 そして、カセッテaを抜き取
ると、支持部材12び押出棒46が初期位置に向かって移動
し、一連の動作が終了する。上記の場合はカセッテaの
挿入口4をケース本体2の前側面部に設けた場合を説明
したが、その後側面部に設ける場合もある。
【0021】(実施例2)上記実施例は臥位撮影用カセ
ッテ自動位置決め装置であるが、立位撮影用カセッテ自
動位置決め装置としてもそのまま用いることができる。
しかしその場合には、カセッテaは支持部材12のみで確
実に支持することができるので、電磁チャック15は特に
設ける必要はない。
【0022】(実施例3)図7乃至図9は臥位撮影用カ
セッテ自動位置決め装置の昇降装置60を示しており、底
板61と蓋体62からなるケース体63内に、昇降板64と左右
昇降機構65、65を内装してある。
【0023】上記昇降板64は、方形状をなし、臥位撮影
用カセッテ自動位置決め装置66を据付け得る広さに形成
し、かつ前側を除く周側部に支持壁67を立設すると共
に、各隅角部外側には支持片68を各々付設してある。
【0024】また、昇降機構65は、前後両端部に固定プ
ーリー70を嵌着した駆動軸69と、該駆動軸69の上方に所
定間隔をおいて配設し、且つ前後両端部に支持プーリー
72を嵌着した支持軸71とを、底板61上に立設した軸受板
73、73間に夫々軸着すると共に、駆動軸69とモーターD
の回転軸とを無端チェーン74、75を用いて連結してあ
る。而して、ワイヤbの一端部を固定プーリー70に止着
すると共に、支持プーリー72を介して、他端部を昇降板
64の支持片68に止着してある。なお、前記固定プーリー
70の中央部にはワイヤbの巻取溝76を、支持プーリー72
の中央部にはその保持溝77を夫々設けてある。
【0025】また、前記蓋体62は、その前側壁のカセッ
テ自動位置決め装置66の挿入口に対応する位置に、カセ
ッテの取入口78を形成すると共に、天板部には透明体79
を嵌めてある。
【0026】次に、上記昇降装置60の動作について説明
する。臥位型X線撮影装置80の油圧式昇降機81の上面部
に昇降装置60を載置して、臥位撮影用カセッテ位置決め
装置66を装填する。而して、モーターDを駆動すると、
左右の駆動軸69が同時に回転し、ワイヤbの一端部が所
定速度で固定プーリー70に巻かれ、昇降板64はその速度
で上側に向かって所定距離上昇した後停止する。そし
て、受診者が天板82表面に体を押し当てた状態でX線撮
影が行われるが、装入されたカセッテの表面が天板82の
裏面に非常に近接するので、鮮明なX線影像が得られ
る。撮影が終わるとX線放射終了信号により、モーター
Dが逆回転して、カセッテ位置決め装置66は初期位置ま
で下降し、カセッテはその取入口78から排出される。
【0027】
【発明の効果】本発明からは以下のような優れた効果が
生じる。 (1)請求項1記載の構成により、本発明に係る臥位撮
影用カセッテ位置決め装置においては、ケース体の中央
部に各種サイズのカセッテを正確且つ迅速に位置決めす
ることができる。又、装填されたカセッテの表面が、臥
位撮影時に受診者が体を載せる天板の裏面に非常に近接
し得るので、鮮明なX線影像を得ることができる。又、
カセッテの装填から排出までを自動的に行うことができ
るので、X線撮影の作業上の省力化に役立つ 更に、ケース体の深さを従来のものに較べて浅く形成す
ることができるので、 臥位型X線撮影装置の昇降機上
面と天板との距離を従来品より小さくすることができ
る。従って、臥位型X線撮影装置を最下部まで下げた場
合に、天板の床面からの高さを従来より低くでき、受診
者の天板への乗り降りを一層容易にすることができる利
点もある。 (2)請求項2記載の構成により、本発明に係る立位撮
影用カセッテ位置決め装置においては、ケース体の中央
部に各種サイズのカセッテを正確且つ迅速に位置決めす
ることができる。又、装填されたカセッテ表面が、立位
撮影時に受診者が体を押当てる蓋体の裏面に非常に近接
し得るので、鮮明なX線影像を得ることができる。更
に、カセッテの装填から排出までを自動的に行うことが
できるのでX線撮影の作業上の省力化に役立つ。 (3)請求項3記載の構成により、本発明に係る昇降装
置を臥位型X線撮影装置の昇降機上面部に据え付けて置
けば、カセッテ位置決め装置を所定高さに昇降して、カ
セッテの表面を受診者の体が載せられる天板裏面に非常
に近接させることができるので、ボケのない鮮明なX線
影像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】臥位撮影用カセッテ自動位置決め装置の平面図
である。
【図2】同上正面図である。
【図3】蓋体を外した状態の同上平面図である。
【図4】図3におけるA−A線断面図である。
【図5】図3におけるB−B線断面図である。
【図6】図3におけるC−C線断面図である。
【図7】昇降装置の側面一部断面図である。
【図8】蓋体を外した状態の同上平面図である。
【図9】臥位型X線撮影位置の側面図である。
【符号の説明】
1 ケース体 2 ケース本体 3 蓋体 7 左右移送装置 9 左右移動台車 10 左右移動台車 12 支持部材 15 電磁チャック 18 左右移動機構 21 無端ベルト 26 前後移送装置 28 前後移動台車 29 前後移動台車 32 左右移動機構 36 無端チェーン 38 押送片 39 押送片 42 排出装置 43 レール 44 摺動孔 46 押出棒 50 マイコン制御装置 60 昇降装置 63 ケース体 64 昇降板 65 昇降機構 69 駆動軸 70 固定プーリー 71 支持軸 72 支持プーリー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 カセッテ自動位置決め装置及び臥位撮
影用カセッテ自動位置決め装置の昇降装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は、医療診断用X線写真を
撮る際にフィルムカセッテの大小に拘わらずこれをケー
ス内の定位置に位置決めするためのカセッテ自動位置決
め装置並びに臥位撮影用カセッテ自動位置決め装置の昇
降装置に関する
【0002】
【従来の技術】従来この種のカセッテ位置決め装置とし
ては、カセッテを平行に対向させたバーの間に一旦支持
させた後に、モーターで駆動されるローラーを用いて装
置内の側端部に向かって移動させることにより、カセッ
テの位置決めを行い得るようにした装置は存した。又、
臥位型X線撮影装置としては、受診者を載せる天板と、
該天板の下側に設けられたケースと、該ケース内のレー
ル上をカセッテを載せて移動する架台とかなる装置が存
した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のカセッテ位
置決め装置は、種々のサイズからなるカセッテを装置内
の中央部へ迅速に位置決めすることができないと共に、
受診者とカセッテとの間隔が大きいためにX線影像がぼ
ける等の難点があった。また、上記従来の臥位型X線撮
影装置は、受診者とカセッテとが大きく離れているため
に、X線影像がぼける惧れがあった。
【0004】そこで本発明では、上記の難点に鑑み、フ
ィルムカセッテをその大小に拘わらずケース体の中央部
に迅速かつ正確に位置決めできると共に撮影終了後には
迅速に挿入口に送り出し得るようにし、合わせて鮮明な
X線影像が得られるようにしたカセッテ自動位置決め装
置と、鮮明なX線影像が得られる臥位型X線撮影に用い
るカセッテ自動位置決め装置の昇降装置を提供せんとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る臥位撮影用カセッテ自動位置決め装置
は、ケース体、カセッテの左右移送装置、前後移送装置
及び排出装置からなり、上記ケース体は、その一側面部
にカセッテの挿入口を設けると共に天板部を透明体で形
成してあり、上記左右移送装置は、ケース体内の左側前
後両側部に左右移動台車を各々設け、両台車間にカセッ
テの支持部材を架設し、かつ該支持部材の前後両側部に
はカセッテの左側端部を挟着し得るチャック部材を付設
すると共に、中央部から左側端部に亘って、左右に移動
し得る伝動手段を設け、かつ前記支持部材の中央部を伝
動手段に連結して、カセッテの長手方向中心部をケース
体の中心に移送し得るようにしてあり、上記前後移送装
置は、ケース体内の右側前後両側部に前後移動台車を各
々設け、両台車の上面外側端部には一方を出没可能に形
成した押片を各々設けると共に、中央部から前後両端部
に亘って、前後に移動し得る伝動手段を各々設け、かつ
前後移動台車を伝動手段に各々連結して、カセッテの短
辺側中心部をケース体の中心に移送し得るようにしてあ
り、上記排出装置は、前後移動台車の左側部のケース体
の前後両側壁間に、後側端部から中央部に亘る摺動孔を
形成したレールを架設して、上方に突出した押出ピン
前記摺動孔に沿って前後に移動し得るように構成してあ
る。
【0006】また、本発明に係る立位撮影用カセッテ自
動位置決め装置は、ケース体、カセッテの上下移送装
置、左右移送装置及び排出装置からなり、上記ケース体
は、その一側面部にカセッテの挿入口を設けると共に天
板部を透明体で形成してあり、上記上下移送装置は、ケ
ース体内の下側左右両側部に上下移動台車を各々設け、
両台車間にカセッテの支持部材を架設すると共に、中央
部から下端部に亘って、上下に移動し得る伝動手段を設
け、かつ支持部材の中央部を伝動手段に連結して、カセ
ッテの長手方向中心部をケース体の中心に移送し得るよ
うにしてあり、上記左右移送装置は、ケース体上側左右
両側部に左右移動台車を設け、両台車の上面外側端部に
は一方を出没可能に形成した押片を各々設けると共に、
中央部から左右両端部に亘って、左右に移動し得る伝動
手段を各々設け、かつ左右移動台車を伝動手段に各々連
結して、カセッテの短片側中心部をケース体の中心に移
送し得るようにしてあり、上記排出装置は、左右移動台
車の下側部のケース体の左右両側壁間に、左側端部から
中央部に亘る摺動孔を形成したールを架設して、前方
に突出した押出ピンを摺動孔に沿って左右に移動し得る
ように構成してある。
【0007】更に、本発明に係る臥位撮影用カセッテ自
動位置決め装置の昇降装置は、ケース体、昇降板及び一
対の昇降機構からなり、上記ケース体は、その側面部
にカセッテの取入口を設けると共に天板部を透明体で形
成してあり、上記昇降板は、カセッテ自動位置決め装置
を据付け得る広さに形成してあり、上記昇降機構は、
降板の左右両側に対設してあり夫々、前後両端部に駆動
プーリーを各々嵌着し、モーターの回転軸と連結した駆
動軸と、該駆動軸の上方に所定間隔をおいて並設し、前
後両端部に支持プーリーを各々嵌着した支持軸とを、
ース体の底板上に軸着すると共に、ワイヤの一端部を
プーリーに止着し、且つ他端部を支持プーリーを介し
て昇降板の隅角部外側に止着して構成してある。
【0008】
【発明の実施の態様】
【実施例】 (実施例1)次に本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1乃至図6は臥位撮影用カセッテ自動位置決
め装置を示しており、1は矩形状のケース体であって、
ケース本体2と蓋体3とからなり、ケース本体2の前側
部にはカセッテaの挿入口4を形成してあり、蓋体3
は、その周縁部以外は透明体5で構成すると共に、裏面
にグリッド板6を貼り合わせてある。
【0009】7はカセッテaの左右移送装置であって、
ケース本体2内の前後両側部に、中央部から左側端部に
亘って、左側ガイドレール8、8を敷設してある。9、
10は左右移動台車であって、その裏面には夫々ガイド
ローラー11を設けて左側ガイドレール8に各々係合さ
せてある。12はカセッテaの左側端部を支持する支持
部材であって、ほぼケース本体2の前後両側壁間に亘る
長さに形成した載置板13の上面にほぼ同長の支持板1
4を立設し、左右移動台車9、10間に架設してある。
また、15は電磁チャックであって、固定片16と、ソ
レノイド54の電磁力で作動する可動片17とを対向さ
せ、両片16、17間にカセッテaの側端部を掴み得る
ようになっている。
【0010】18は支持部材12の左右移動機構であっ
て、ケース本体2の左側端部に設けたモーターAのベル
トギヤ19と、中央部に設けたベルトギヤ20間に、無
端ベルト21を掛け渡し、前記載置板13の中央部をベ
ルト21に連結してある。また、前記モーターAの回転
軸には、円盤の周側部に一定間隔毎に小孔を設けたデイ
スクハブ22を装着して、回転するデイスクハブ22の
小孔を通過する光線数をフォトセンサー23でカウント
することにより、支持部材12の移動距離を検知してそ
の検知信号をマイコン制御装置50に送り、その移動距
離を自動的に調整し得るようにしてある。
【0011】而して、上記支持部材12は、左右移動台
車9、10の移動に伴い左右に往復移動するが、右方向
移動時にカセッテaの右側端面が感知板24を押すと、
マイクロスイッチ25が作動してモーターAが停止し、
カセッテaをケース本体2の右側端部に所定時間保持し
得るようになっていると共に、その移動距離の半分だけ
両移動台車9、10を左側に移動させることにより、カ
セッテaをケース本体2の中央部に保持し得るようにな
っている。
【0012】26はカセッテaの前後移送装置であっ
て、ケース本体2内の右側部に、その前後両側端部から
中央部に亘り、かつ中央部に所定間隔の空所をおいて、
一対の右側ガイドレール27、27を敷設してある。2
8、29は前後移動台車であって、台板30の表面にカ
セッテaの当接面を形成しすると共に、その裏面にはガ
イドローラー31を設けてあり、ガイドローラー31を
右側ガイドレール27に各々係合させて、右側ガイドレ
ール27に沿って前後に往復移動し得るように構成して
ある。
【0013】32は前後移動台車28、29の移動機構
であって、右側ガイドレール27、27間の空所に、同
一歯数を有するスプールギヤ33、33を噛合させて同
一方向に回転し得るようにした回転軸34、34を軸着
し、かつ両回転軸34には同一位置にチェーンギヤ3
、35を各々付設すると共に、一方の回転軸34をモ
ーターBの回転軸に連結してある。而して、ケース本体
内の前後両側端部下側にはチェーンギヤ36、36
夫々設けて、該チェーンギヤ36と上記チェーンギヤ3
5間に、同一長さの無端チェーン37、37を各々架け
渡すと共に、各チェーン37、37の上側外側部を前後
移動台車28、29の台板裏面部に各々止着してある。
【0014】また、38は前側前後移動台車28の前側
端部に、39は後側前後移動台車29の後側端部に各々
設けたカセッテaの押片であって、前側押片38は、そ
の一端部をロータリーソレノイド40の回転軸に取り付
けて、他端部が台板30上に出没し得るように形成する
と共に、後側押片39は、台板上面の後側端部に突設し
てある。なお、両押片38、39は、各々その高さがカ
セッテaの厚さより低くなるように形成してある。41
は前後移動台車28、29の動きを制御するマイクロス
イッチを示す。
【0015】また、42はカセッテaの排出装置であっ
て、前後移動台車28、29の左側部のケース本体2の
前後両側壁間に、後端部から中央部に亘って摺動孔44
を設けたレール43を架設し、上方に押出ピン46を突
設したスライド板45を摺動可能に内装してある。而し
て、ケース本体の前側部下側に配設したモーターCのチ
ェーンギヤ55と、その後端部下側に配設したチェーギ
ヤ47間に無端チェーン48を掛け渡し、前記スライド
板45の裏面部をチェーン48の上側外側部に連結し
て、押出ピン46が摺動孔44に沿って前後に往復移動
し得るようになっている。なお、前記レール43は、そ
の上面が前後移動台車の台板30上面よりやや上方に位
置するようにしてある。49は押出ピン46の動きを制
御するマイクロスイッチを示す。
【0016】50はマイコン制御装置であって、カセッ
テセンサ51、フォトセンサ23、マイクロスイッチ2
5、41、49の電気信号及び放射完了信号に基づい
て、左右移送装置7、前後移送装置26及び排出装置4
2の各モーターA、B,Cを自動制御し得るようになっ
ている。なお、52はカバーであり、53はその取付板
を示す。
【0017】また、上記実施例においては、ケース本体
2の前側面部にカセッテaの挿入口3を設けたが、後側
面部に設けることも可能であって、その場合は後側押片
39を出没可能に構成し、且つ前側押片38は台板29
上面に突設するものである。
【0018】次に、上記臥位撮影用カセッテ位置決め装
置の動作について説明する。臥位型X線撮影装置の天板
下側に本装置を装着し、その挿入口4からケース本体2
内にカセッテaを挿入する挿入されたことをセンサ5
1が感知すると、左右移送装置7のモーターAが回転
し、ベルト21が右側に移動して、カセッテaは支持部
材12上に載せられ、且つ電磁チャック15で固定され
乍ら右側に移動し、その右側端面が感知板24を押すと
マイクロスイッチ25が作動し、モーターAが一旦停止
する。この工程中、モーターAと同軸で回転するディス
クハブ22の穴数をフォトセンサ23がカウントする。
【0019】次に、前後移送装置26のモーターBが回
転してチェーン37、37を互いに同一方向に動かし、
前後移動台車28、29を中央部に向かって移動させ
る。この時、前側前後移動台車28の押片38が突出し
てカセッテaの前側面部を押しながら、また後側前後移
動台車29は空の状態で中央部に向かって移動し、後側
前後移動台車29の押片39がカセッテaの後側面部を
押すと両台車28、29は停止し、カセッテaの前後方
向の中心をケース体の中心に一致させた後、モーターA
が再度作動して、支持部材12をフォトセンサ23のカ
ウント数の半分の数だけ左側に移動させて停止して、カ
セッテaをケース本体の中心部に正確に装填する。そし
て、前側前後移動台車28の押片38は没入される。、
而して、受診者がX線撮影装置の天板表面に体を押し当
てた状態でX線撮影が行われるが、装填されたカセッテ
aの表面が天板裏面に非常に近接するので、鮮明なX線
影像が得られる。
【0020】撮影が終わるとX線放射終了信号によりカ
セットaの排出が始まる。即ち、モーターBが逆向きに
回転し、両前後移動台車28、29は初期位置に向かっ
て移動した後、モーターAが作動してカセッテaを左側
端部まで移送する。而して、排出装置42のモーターC
が作動して、押出ピン46がカセッテaの後側面部を押
し乍ら前側に移動し、カセッテaの前側端部が挿入口4
から数cm飛び出した状態で停止する。そして、カセッ
テaを抜き取ると、支持部材12び押出ピン46が初期
位置に向かって移動し、一連の動作が終了する。
【0021】(実施例2)上記実施例は臥位撮影用カセ
ッテ自動位置決め装置であるが、立位撮影用カセッテ自
動位置決め装置としてもそのまま用いることができる。
しかしその場合には、カセッテaは支持部材12のみで
確実に支持することができるので、電磁チャック15は
特に設ける必要はない。
【0022】(実施例3)図7乃至図9は臥位撮影用カ
セッテ自動位置決め装置の昇降装置60を示しており、
底板61と蓋体62からなるケース体63内に、昇降板
64と左右一対の昇降機構65、65を内装してある。
【0023】上記昇降板64は、方形状をなし、臥位撮
影用カセッテ自動位置決め装置66を据付け得る広さに
形成し、かつ前側を除く周側部に支持壁67を立設する
と共に、各隅角部外側には支持片68を各々突設してあ
る。
【0024】また、昇降機構65は、前後両端部に駆動
プーリー70を嵌着した駆動軸69と、該駆動軸69の
上方に所定間隔をおいて配設し、且つ前後両端部に支持
プーリー72を嵌着した支持軸71とを、底板61上に
立設した軸受板73、73間に夫々軸着すると共に、駆
動軸69とモーターDの回転軸とを無端チェーン74、
75を用いて連結してある。而して、ワイヤbの一端部
駆動プーリー70に止着すると共に、その他端部を
持プーリー72を介して、前記昇降板64の支持片68
に止着してある。なお、前記駆動プーリー70の中央部
にはワイヤbの巻取溝76を、支持プーリー72の中央
部にはその保持溝77を夫々設けてある。
【0025】而して、前記蓋体62の前側壁には、カセ
ッテ自動位置決め装置66の挿入口に対応する位置に、
カセッテの取入口78を設けると共に、その天板部には
透明体79を嵌めてある。
【0026】次に、上記昇降装置60の動作について説
明する。臥位型X線撮影装置80の油圧式昇降機81の
上面部に本昇降装置60を載置し、その取入口78から
カセッテを装入すると、カセッテはカセッテ自動位置決
め装置66内の所定位置に自動的に位置決めされる。而
して、モーターDが駆動すると左右の駆動軸69、69
が同時に回転し、ワイヤbの一端部が所定速度で駆動プ
ーリー70に巻かれ、昇降板64はその速度で上側に向
かって移動し、カセッテ自動位置決め装置66の上面が
蓋体62裏面に最も接近した位置で停止する。そして、
受診者が天板82表面に体を押し当てた状態でX線撮影
が行われるが、装填されたカセッテの表面が天板82の
裏面に非常に近接するので、鮮明なX線影像が得られ
る。撮影が終わるとX線放射終了信号により、モーター
Dが逆回転して、カセッテ位置決め装置66は初期位置
まで下降し、カセッテはその取入口78から排出され
る。
【0027】
【発明の効果】本発明からは以下のような優れた効果が
生じる。 (1)請求項1記載の構成により、本発明に係る臥位撮
影用カセッテ位置決め装置においては、ケース体の中央
部に各種サイズのカセッテを正確且つ迅速に位置決めす
ることができる。又、装填されたカセッテの表面が、臥
位撮影時に受診者が体を載せる天板の裏面に非常に近接
し得るので、鮮明なX線影像を得ることができる。又、
カセッテの装填から排出までを自動的に行うことができ
るので、X線撮影の作業上の省力化に役立つ 更に、ケース体の深さを従来のものに較べて浅く形成す
ることができるので、臥位型X線撮影装置の昇降機上面
と天板との距離を従来品より小さくすることができる。
従って、臥位型X線撮影装置を最下部まで下げた場合
に、天板の床面からの高さを従来より低くでき、受診者
の天板への乗り降りを一層容易にすることができる利点
もある。 (2)請求項2記載の構成により、本発明に係る立位撮
影用カセッテ位置決め装置においては、ケース体の中央
部に各種サイズのカセッテを正確且つ迅速に位置決めす
ることができる。又、装填されたカセッテ表面が、立位
撮影時に受診者が体を押当てる蓋体の裏面に非常に近接
し得るので、鮮明なX線影像を得ることができる。更
に、カセッテの装填から排出までを自動的に行うことが
できるのでX線撮影の作業上の省力化に投立つ。 (3)請求項3記載の構成により、本発明に係る昇降装
置を臥位型X線撮影装置の昇降機上面部に据え付けて置
けば、カセッテ位置決め装置を所定高さに昇降して、カ
セッテの表面を受診者の体が載せられる天板裏面に非常
に近接させることができるので、ボケのない鮮明なX線
影像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】臥位撮影用カセッテ自動位置決め装置の平面図
である。
【図2】同上正面図である。
【図3】蓋体を外した状態の同上平面図である。
【図4】図3におけるA−A線断面図である。
【図5】図3におけるB−B線断面図である。
【図6】図3におけるC−C線断面図である。
【図7】昇降装置の側面一部断面図である。
【図8】蓋体を外した状態の同上平面図である。
【図9】臥位型X線撮影位置の側面図である。
【符号の説明】 1 ケース体 2 ケース本体 3 蓋体 7 左右移送装置 9 左右移動台車 10 左右移動台車 12 支持部材 15 電磁チャック 18 左右移動機構 21 無端ベルト 26 前後移送装置 28 前後移動台車 29 前後移動台車 32 左右移動機構 36 無端チェーン 38 押片 39 押片 42 排出装置 43 レール 44 摺動孔 46 押出ピン 50 マイコン制御装置 60 昇降装置 63 ケース体 64 昇降板 65 昇降機構 69 駆動軸 70 駆動プーリー 71 支持軸 72 支持プーリー
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース体、カセッテの左右移送装置、前
    後移送装置及び排出装置からなり、上記ケース体は、そ
    の一側面部にカセッテの挿入口を設けてあり、上記左右
    移送装置は、ケース体内の左側前後両側部に左右移動台
    車を各々設け、両台車間にカセッテの支持部材を架設
    し、かつ該支持部材の前後両側部にはカセッテの左側端
    部を挟着し得るチャック部材を付設すると共に、中央部
    から左側端部に亘って、左右に移動し得る伝動手段を設
    け、かつ前記支持部材の中央部を伝動手段に連結して、
    カセッテの長手方向中心部をケース体の中心に移送し得
    るようにしてあり、上記前後移送装置は、ケース体内の
    右側前後両側部に前後移動台車を各々設け、両台車の上
    面外側端部には一方を出没可能に形成した押送片を各々
    設けると共に、中央部から前後両端部に亘って、前後に
    移動し得る伝動手段を各々設け、かつ前後移動台車を伝
    動手段に各々連結して、カセッテの短辺側中心部をケー
    ス体の中心に移送し得るようにしてあり、上記排出装置
    は、前後移動台車の左側部のケース体の前後両側壁間
    に、後側端部から中央部に亘る摺動孔を形成したレール
    を架設して、上方に突出した押出棒を前記摺動孔に沿っ
    て前後に移動し得るようにしてあることを特徴とする臥
    位撮影用カセッテ自動位置決め装置。
  2. 【請求項2】 ケース体、カセッテの上下移送装置、左
    右移送装置及び排出装置からなり、上記ケース体は、そ
    の一側面部にカセッテの挿入口を設けてあり、上記上下
    移送装置は、ケース体内の下側左右両側部に上下移動台
    車を各々設け、両台車間にカセッテの支持部材を架設す
    ると共に、中央部から下端部に亘って、上下に移動し得
    る伝動手段を設け、かつ支持部材の中央部を伝動手段に
    連結して、カセッテの長手方向中心部をケース体の中心
    に移送し得るようにしてあり、上記左右移送装置は、ケ
    ース体上側左右両側部に左右移動台車を設け、両台車の
    上面外側端部には一方を出没可能に形成した押送片を各
    々設けると共に、中央部から左右両端部に亘って、左右
    に移動し得る伝動手段を各々設け、かつ左右移動台車を
    伝動手段に各々連結して、カセッテの短片側中心部をケ
    ース体の中心に移送し得るようにしてあり、上記排出装
    置は、左右移動台車の下側部のケース体の左右両側壁間
    に、左側端部から中央部に亘る摺動孔を形成したレール
    を架設して、上方に突出した押出棒を摺動孔に沿って左
    右に移動し得るようにしてあることを特徴とする立位撮
    影用カセッテ自動位置決め装置。
  3. 【請求項3】 ケース体、昇降板及びその左右昇降機構
    からなり、上記ケース体は、その一側面部にカセッテの
    取入口を設けてあり、上記昇降板は、カセッテ自動位置
    決め装置を据付け得る広さに形成してあり、上記昇降機
    構は、前後両端部に固定プーリーと各々嵌着し、かつモ
    ーターの回転軸と連結した駆動軸と、該駆動軸の上方に
    所定間隔をおいて配設し、かつ前後両端部に支持プーリ
    ーを各々嵌着した支持軸とを夫々軸着すると共に、ワイ
    ヤの一端部を固定プーリーに止着し、他端部を支持プー
    リー介して昇降体の隅角部外側に止着してあることを特
    徴とする臥位撮影用カセッテ自動位置決め装置の昇降装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007007251A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Shimadzu Corp X線透視撮影装置のカセッテ速写装置

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JP2007007251A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Shimadzu Corp X線透視撮影装置のカセッテ速写装置
JP4609204B2 (ja) * 2005-07-01 2011-01-12 株式会社島津製作所 X線透視撮影装置のカセッテ速写装置

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