JPH1028213A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH1028213A
JPH1028213A JP8201156A JP20115696A JPH1028213A JP H1028213 A JPH1028213 A JP H1028213A JP 8201156 A JP8201156 A JP 8201156A JP 20115696 A JP20115696 A JP 20115696A JP H1028213 A JPH1028213 A JP H1028213A
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line
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signal
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JP8201156A
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Inventor
Kenji Sujita
健二 筋田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は回線の種類に応じて受信信号のゲイン
を調整して消費電力を削減しつつ適切にファクシミリ信
号を受信可能なファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】ファクシミリ装置は、ファクシミリ通信を
開始すると、使用回線がISDN回線とPSTN回線の
いずれであるか判別し、PSTN回線であると、受信ゲ
インを高ゲインである設定値1に設定して、モデムによ
りファクシミリ制御信号の検出が可能かチェックする。
信号検出が可能であると、受信ゲイン制御処理を終了
し、信号が検出されないと、受信ゲインを低ゲインの設
定値2に設定する(ステップS1〜S4)。ステップS
1で、使用回線がISDN回線であると、受信ゲインを
低ゲインである設定値2に設定し、信号の検出が可能か
チェックする。モデムにより信号の検出が可能である
と、受信ゲイン制御処理を終了し、受信信号が検出され
ないと、受信ゲインを高ゲインの設定値1に設定する
(ステップS5〜S7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、詳細には、複数種類の回線を収納して、受信信
号に対して各回線に適したゲイン調整を行うファクシミ
リ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、回線を介して相手
ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号を交換
して、ファクシミリ制御手順を実行し、画情報を送受信
している。
【0003】このようなファクシミリ通信においては、
ITU−T勧告で、受信信号レベル範囲(ダイナミック
レンジ)が、0dBm〜−43dBmを受信できるよう
に規定されている。
【0004】一方、近時、省エネルギーが要望され、そ
れに伴って、モデムも低電圧電源を使用するものが出現
している。この低電圧電源を使用するモデムは、受信信
号レベル範囲が比較的狭い、すなわち、入力可能なアナ
ログ信号の最大レベルが、従来の通常のモデムよりも小
さくなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、上述のように
ITU−T勧告で、受信信号レベル範囲が規定されてい
る一方で、省エネルギー化の要望から低電圧電源を使用
するモデムが出現して、このような低電圧電源駆動のモ
デムをファクシミリ装置に適用すると、低電圧電源を使
用するモデムの受信信号レベルが狭いことから、ITU
−T勧告の受信信号レベル範囲の信号であっても、モデ
ムの受信レベル範囲外の信号を受信することができず、
適切なファクシミリ通信を行うことができないおそれが
あった。
【0006】一方、ファクシミリ通信におけるファクシ
ミリ信号の信号レベルの低下は、一般公衆回線では、ノ
イズ原因が多いことから信号レベルの低下が大きいが、
ISDN回線では、ディジタル信号を使用していること
から信号レベルの低下が少なく、また、構内回線は、ノ
イズ原因が少ないことから、信号レベルの低下が少ない
ことが、一般に知られている。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、複数種類
の回線を択一的にモデムに接続してファクシミリ通信を
行うに際して、モデムに入力される受信信号のゲインの
調整値を回線の種類に応じて変化させることにより、各
種の回線によるファクシミリ信号の劣化に応じてゲイン
調整して、低電圧電源で動作するモデムを使用しても、
ITU−T勧告の受信信号レベル範囲の信号を適切に受
信し、消費電力を削減しつつ、適切なファクシミリ通信
を行うことのできるファクシミリ装置を提供することを
目的としている。
【0008】請求項2記載の発明は、一般公衆回線とI
SDN回線を択一的にモデムに接続してファクシミリ通
信を行うに際して、モデムに入力される受信信号のゲイ
ンの調整値を、一般公衆回線のときに比較的高く、IS
DN回線のときに比較的低く、変化させることにより、
一般公衆回線とISDN回線によるファクシミリ信号の
劣化に応じてゲイン調整して、低電圧電源で動作するモ
デムを使用しても、ITU−T勧告の受信信号レベル範
囲の信号を適切に受信し、消費電力を削減しつつ、適切
なファクシミリ通信を行うことのできるファクシミリ装
置を提供することを目的としている。
【0009】請求項3記載の発明は、一般公衆回線と構
内回線を択一的にモデムに接続してファクシミリ通信を
行うに際して、モデムに入力される受信信号のゲインの
調整値を、一般公衆回線のときに比較的高く、構内回線
のときに比較的低く、変化させることにより、一般公衆
回線と構内回線によるファクシミリ信号の劣化に応じて
ゲイン調整して、低電圧電源で動作するモデムを使用し
ても、ITU−T勧告の受信信号レベル範囲の信号を適
切に受信し、消費電力を削減しつつ、適切なファクシミ
リ通信を行うことのできるファクシミリ装置を提供する
ことを目的としている。
【0010】請求項4記載の発明は、ファクシミリ通信
時、相手先からのファクシミリ制御信号が検出されない
と、ゲインの調整値を変化させることにより、低電圧電
源で動作するモデムを使用して、ファクシミリ制御信号
が検出できなかった場合にも、ゲインの調整値を調整し
て、ITU−T勧告の受信信号レベル範囲の信号を適切
に受信し、消費電力を削減しつつ、適切なファクシミリ
通信を行うことのできるファクシミリ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、複数種類の回線を収納し、前記複数
種類の回線を択一的にモデムに接続してファクシミリ通
信を行うファクシミリ装置において、前記モデムに入力
される受信信号のゲインを調整するゲイン調整手段と、
前記ファクシミリ通信において前記接続される回線の種
類に応じて前記ゲイン調整手段による前記ゲインの調整
値を設定する制御手段と、を備えることにより、上記目
的を達成している。
【0012】上記構成によれば、複数種類の回線を択一
的にモデムに接続してファクシミリ通信を行うに際し
て、モデムに入力される受信信号のゲインの調整値を回
線の種類に応じて変化させるので、各種の回線によるフ
ァクシミリ信号の劣化に応じてゲイン調整することがで
き、低電圧電源で動作するモデムを使用しても、ITU
−T勧告の受信信号レベル範囲の信号を適切に受信する
ことができる。その結果、消費電力を削減しつつ、適切
なファクシミリ通信を行うことができる。
【0013】上記の場合、例えば、請求項2に記載する
ように、前記回線として、一般公衆回線とISDN回線
を収納し、前記制御手段は、前記一般公衆回線に接続さ
れているとき、前記ゲイン調整手段による前記ゲインの
調整値を所定の第1の調整値に設定し、前記ISDN回
線に接続されているとき、前記ゲイン調整手段による前
記ゲインの調整値を前記第1の調整値よりも低い所定の
第2の調整値に設定してもよい。
【0014】上記構成によれば、一般公衆回線とISD
N回線を択一的にモデムに接続してファクシミリ通信を
行うに際して、モデムに入力される受信信号のゲインの
調整値を、一般公衆回線のときに比較的高く、ISDN
回線のときに比較的低く、変化させるので、一般公衆回
線とISDN回線によるファクシミリ信号の劣化に応じ
てゲイン調整することができ、低電圧電源で動作するモ
デムを使用しても、ITU−T勧告の受信信号レベル範
囲の信号を適切に受信することができる。したがって、
消費電力を削減しつつ、適切なファクシミリ通信を行う
ことができる。
【0015】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記回線として、一般公衆回線と構内回線を収納
し、前記制御手段は、前記一般公衆回線に接続されてい
るとき、前記ゲイン調整手段による前記ゲインの調整値
を所定の第1の調整値に設定し、前記構内回線に接続さ
れているとき、前記ゲイン調整手段による前記ゲインの
調整値を前記第1の調整値よりも低い所定の第2の調整
値に設定してもよい。
【0016】上記構成によれば、一般公衆回線と構内回
線を択一的にモデムに接続してファクシミリ通信を行う
に際して、モデムに入力される受信信号のゲインの調整
値を、一般公衆回線のときに比較的高く、構内回線のと
きに比較的低く、変化させるので、一般公衆回線と構内
回線によるファクシミリ信号の劣化に応じてゲイン調整
することができ、低電圧電源で動作するモデムを使用し
ても、ITU−T勧告の受信信号レベル範囲の信号を適
切に受信することができる。したがって、消費電力を削
減しつつ、適切なファクシミリ通信を行うことができ
る。
【0017】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記制御手段は、前記ファクシミリ通信時、相手先
からのファクシミリ制御信号が検出されないとき、前記
ゲイン調整手段による前記ゲインの調整値を変化させて
もよい。
【0018】上記構成によれば、ファクシミリ通信時、
相手先からのファクシミリ制御信号が検出されないと、
ゲインの調整値を変化させるので、低電圧電源で動作す
るモデムを使用して、ファクシミリ制御信号が検出でき
なかった場合にも、ゲインの調整値を調整して、ITU
−T勧告の受信信号レベル範囲の信号を適切に受信する
ことができ、消費電力を削減しつつ、適切なファクシミ
リ通信を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0020】図1及び図2は、本発明のファクシミリ装
置の第1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態
は、一般公衆回線とISDN回線とでゲインを切り換え
るとともに、信号検出の有無によリゲインを切り換える
もので、請求項1、請求項2及び請求項4に対応するも
のである。
【0021】図1は、本発明のファクシミリ装置の第1
の実施の形態を適用したファクシミリ装置1の要部回路
ブロック図である。
【0022】図1において、ファクシミリ装置1は、I
NCU(ISDN Network Control Unit )2、NCU(Ne
twork Control Unit)3、2線−4線変換部4、PST
N/ISDN切換部5、受信ゲイン設定部6、受信ゲイ
ン切換部7、モデム8及び制御部9等を備えており、図
示しないが、その他にスキャナ、プロッタ、符号化・復
号化部、操作表示部等を備えている。
【0023】INCU2には、ISDN回線(Integrat
ed Services Digital Network:サービス総合デジタル
網)が接続され、INCU2は、ISDNのDチャネル
を介して呼制御手順を制御するとともに、ISDNの2
つのBチャネルを介して画情報の授受を制御する。
【0024】NCU3には、PSTN(Public Swiched
Telephone Network:一般公衆電話網)が接続され、N
CU3は、PSTN回線との間でファクシミリG3制御
手順を実行する。
【0025】2線−4線変換部4は、PSTN/ISD
N切換部5とNCU3との間に接続され、送信信号と受
信信号の分離を行う。
【0026】PSTN/ISDN切換部5は、受信ゲイ
ン設定部6及びモデム8をINCU2と2線−4線変換
部4に切り換えて接続し、接続する回線の切換制御を行
う。
【0027】受信ゲイン設定部(ゲイン設定手段)6
は、PSTN/ISDN切換部5から入力される受信信
号のゲインを調整して、モデム8に出力する。受信ゲイ
ン切換部7は、制御部9の制御下で、受信ゲイン設定部
6のゲインの調整値を、高ゲインである設定値1と低ゲ
インである設定値2との2段階に切り換えて設定する。
例えば、受信ゲイン設定部6は、オペアンプ及び抵抗と
当該抵抗の接続/切り離しを行うスイッチ等からなるゲ
イン調整回路等で構成され、受信ゲイン切換部7は、制
御部9の制御下で、このゲイン調整回路のスイッチのオ
ン/オフを行うことにより、オペアンプの増幅率、すな
わち、ゲインを2段階に切り換えて設定する。したがっ
て、受信ゲイン切換部7及び制御部9は、ファクシミリ
通信において接続される回線の種類に応じてゲイン調整
手段である受信ゲイン設定部6によるゲインの調整値を
設定する制御手段として機能する。
【0028】モデム8は、低電圧電源で駆動され、制御
部9の制御下で動作して、所定の受信信号レベル範囲
(ダイナミックレンジ)で受信信号を復調して、制御部
9に出力し、また、送信信号を変調して、PSTN/I
SDN切換部5に出力する。
【0029】制御部9は、ファクシミリ装置1の各部を
制御してファクシミリ装置1としての基本処理を実行す
るとともに、通信回線がISDN回線であるか、PST
N回線であるかに応じて、受信ゲイン切換部7を制御し
て、受信ゲイン設定部6のゲイン調整を行う。
【0030】次に、本実施の形態の作用を説明する。フ
ァクシミリ装置1は、使用回線がISDN回線である
か、PSTN回線であるかにより受信ゲイン設定部6の
ゲイン切換を行うとともに、ファクシミリ通信時、ファ
クシミリ制御信号を検出しない場合に受信ゲイン設定部
6のゲイン切換を行うところにその特徴がある。
【0031】すなわち、ファクシミリ装置1は、送信あ
るいは受信のファクシミリ通信を開始すると、図2に示
すように、制御部9が、使用回線がISDN回線である
か、PSTN回線であるかを判別し(ステップS1)、
使用回線がPSTN回線であると、受信ゲイン切換部7
に受信ゲイン設定部6の受信ゲインを高ゲインである設
定値1に設定させる(ステップS2)。すなわち、PS
TN回線は、信号の劣化が大きいため、受信ゲイン設定
部6の受信ゲインを高ゲインである設定値1に設定させ
る。
【0032】この状態で、制御部9は、モデム8により
受信信号の検出が可能であるかを、例えば、モデム8か
ら受信信号(例えば、相手先から送信されてくるCNG
信号、NSS信号、DCS信号、TCF信号等のファク
シミリ制御信号)が入力されるかどうかによりチェック
し(ステップS3)、信号検出が可能であると、適切に
ファクシミリ通信を行うことができると判断して、その
まま受信ゲイン制御処理を終了する。ステップS3で、
受信信号が検出されないときには、制御部9は、受信ゲ
イン切換部7を介して受信ゲイン設定部6の受信ゲイン
を設定値2に設定させて、受信ゲイン制御処理を終了す
る(ステップS4)。
【0033】また、上記ステップS1で、使用回線がI
SDN回線であるときには、制御部9は、受信ゲイン切
換部7に受信ゲイン設定部6の受信ゲインを低ゲインで
ある設定値2に設定させる(ステップS5)。すなわ
ち、ISDN回線は、ディジタル信号を使用しており、
信号の劣化が小さいため、受信ゲイン設定部6の受信ゲ
インを低ゲインである設定値2に設定させる。
【0034】この状態で、制御部9は、モデム8により
受信信号の検出が可能であるかを、例えば、モデム8か
ら受信信号であるファクシミリ制御信号が入力されるか
どうかによりチェックし(ステップS6)、信号検出が
可能であると、適切にファクシミリ通信を行うことがで
きると判断して、そのまま受信ゲイン制御処理を終了す
る。ステップS6で、受信信号が検出されないときに
は、制御部9は、受信ゲイン切換部7を介して受信ゲイ
ン設定部6の受信ゲインを設定値1に設定させて、受信
ゲイン制御処理を終了する(ステップS7)。
【0035】このように、本実施の形態によれば、PS
TN回線とISDN回線を択一的にモデム8に接続して
ファクシミリ通信を行うに際して、モデム8に入力され
る受信信号のゲインを調整する受信ゲイン設定部6のゲ
インの調整値を回線の種類、すなわち、PSTN回線で
あるかISDN回線であるかにより高ゲインの設定値1
と低ゲインの設定値2に切り換えるので、回線によるフ
ァクシミリ信号の劣化に応じてモデム8に入力される受
信信号のゲインを調整することができ、低電圧電源で動
作するモデム8を使用しても、ITU−T勧告の受信信
号レベル範囲の信号を適切に受信することができる。そ
の結果、適切なファクシミリ通信を行うことができると
ともに、低電圧電源で動作するモデム8を使用すること
により、消費電力を節減することができる。
【0036】また、受信信号が検出されるかどうかによ
り、受信ゲイン設定部6のゲインを高ゲインの設定値1
と低ゲインの設定値2に切り換えるので、受信信号を適
切に受信して、ファクシミリ通信を行うことができる。
【0037】図3及び図4は、本発明のファクシミリ装
置の第2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態
は、一般公衆回線と構内回線とでゲインを切り換えると
ともに、信号検出の有無によリゲインを切り換えるもの
で、請求項1、請求項3及び請求項4に対応するもので
ある。
【0038】図3は、本発明のファクシミリ装置の第2
の実施の形態を適用したファクシミリ装置10の要部回
路ブロック図である。
【0039】図3において、ファクシミリ装置10は、
NCU11、2線−4線変換部12、受信ゲイン設定部
13、受信ゲイン切換部14、モデム15及び制御部1
6等を備えており、図示しないが、その他にスキャナ、
プロッタ、符号化・復号化部、操作表示部等を備えてい
る。
【0040】NCU11には、構内回線と一般公衆回線
(例えば、PSTN回線)が接続され、NCU11は、
構内回線と一般公衆回線とに択一的に切り換えて接続さ
れて、接続された構内回線あるいは一般公衆回線との間
でファクシミリG3制御手順を実行する。
【0041】2線−4線変換部12は、モデム15及び
受信ゲイン設定部13とNCU11との間に接続され、
送信信号と受信信号の分離を行う。
【0042】受信ゲイン設定部(ゲイン調整手段)13
は、2線−4線変換部12から入力される受信信号のゲ
インを調整して、モデム15に出力する。受信ゲイン切
換部14は、制御部16の制御下で、受信ゲイン設定部
13のゲインの調整値を、高ゲインである設定値1と低
ゲインである設定値2との2段階に切り換えて設定す
る。例えば、受信ゲイン設定部13は、オペアンプ及び
抵抗と当該抵抗の接続/切り離しを行うスイッチ等から
なるゲイン調整回路等で構成され、受信ゲイン切換部1
4は、このゲイン調整回路のスイッチのオン/オフを行
うことにより、オペアンプの増幅率、すなわち、ゲイン
を2段階に切り換えて設定する。したがって、受信ゲイ
ン切換部14及び制御部16は、ファクシミリ通信にお
いて接続される回線の種類に応じてゲイン調整手段であ
る受信ゲイン設定部13によるゲインの調整値を設定す
る制御手段として機能する。
【0043】モデム15は、低電圧電源で駆動され、制
御部16の制御下で動作して、所定の受信信号レベル範
囲(ダイナミックレンジ)で受信信号を復調して、制御
部16に出力し、また、制御部16からの送信信号を変
調して、2線−4線変換部12に出力する。
【0044】制御部16は、ファクシミリ装置10の各
部を制御してファクシミリ装置10としての基本処理を
実行するとともに、通信回線が構内回線であるか、一般
公衆回線であるかに応じて、受信ゲイン切換部14を制
御して、受信ゲイン設定部13のゲイン調整を行う。
【0045】次に、本実施の形態の作用を説明する。フ
ァクシミリ装置10は、使用回線が構内回線であるか、
一般公衆回線であるかにより受信ゲイン設定部13のゲ
イン切換を行うとともに、ファクシミリ通信時、ファク
シミリ制御信号を検出しない場合に受信ゲイン設定部1
3のゲイン切換を行うところにその特徴がある。
【0046】すなわち、ファクシミリ装置10は、送信
あるいは受信のファクシミリ通信を開始すると、図4に
示すように、制御部16が、使用回線が構内回線である
か、一般公衆回線であるかを判別し(ステップP1)、
使用回線が一般公衆回線であると、受信ゲイン切換部1
4に受信ゲイン設定部13の受信ゲインを高ゲインであ
る設定値1に設定させる(ステップP2)。すなわち、
一般公衆回線は、信号の劣化が大きいため、受信ゲイン
設定部13の受信ゲインを高ゲインである設定値1に設
定させる。
【0047】この状態で、制御部16は、モデム15に
より受信信号の検出が可能であるかを、例えば、モデム
15から受信信号であるファクシミリ制御信号が入力さ
れるかどうかによりチェックし(ステップP3)、信号
検出が可能であると、適切にファクシミリ通信を行うこ
とができると判断して、そのまま受信ゲイン制御処理を
終了する。ステップP3で、受信信号が検出されないと
きには、制御部16は、受信ゲイン切換部14を介して
受信ゲイン設定部13の受信ゲインを設定値2に設定さ
せて、受信ゲイン制御処理を終了する(ステップP
4)。
【0048】また、上記ステップP1で、使用回線が構
内回線であるときには、制御部16は、受信ゲイン切換
部14に受信ゲイン設定部13の受信ゲインを低ゲイン
である設定値2に設定させる(ステップP5)。すなわ
ち、構内回線は、信号の劣化が小さいため、受信ゲイン
設定部13の受信ゲインを低ゲインである設定値2に設
定させる。
【0049】この状態で、制御部16は、モデム15に
より受信信号の検出が可能であるかを、例えば、モデム
15から受信信号であるファクシミリ制御信号が入力さ
れるかどうかによりチェックし(ステップP6)、信号
検出が可能であると、適切にファクシミリ通信を行うこ
とができると判断して、受信ゲイン制御処理を終了す
る。ステップP6で、受信信号が検出されないときに
は、制御部16は、受信ゲイン切換部14を介して受信
ゲイン設定部13の受信ゲインを設定値1に設定させ
て、受信ゲイン制御処理を終了する(ステップP7)。
【0050】このように、本実施の形態によれば、一般
公衆回線と構内回線を択一的にモデム15に接続してフ
ァクシミリ通信を行うに際して、モデム15に入力され
る受信信号のゲインを調整する受信ゲイン設定部13の
ゲインの調整値を回線の種類、すなわち、一般公衆回線
であるか構内回線であるかにより高ゲインの設定値1と
低ゲインの設定値2に切り換えるので、回線によるファ
クシミリ信号の劣化に応じてモデム15に入力される受
信信号のゲインを調整することができ、低電圧電源で動
作するモデム15を使用しても、ITU−T勧告の受信
信号レベル範囲の信号を適切に受信することができる。
その結果、適切なファクシミリ通信を行うことができる
とともに、低電圧電源で動作するモデム15を使用する
ことにより、消費電力を節減することができる。
【0051】また、受信信号が検出されるかどうかによ
り、受信ゲイン設定部13のゲインを高ゲインの設定値
1と低ゲインの設定値2に切り換えるので、受信信号を
適切に受信して、ファクシミリ通信を行うことができ
る。
【0052】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0053】例えば、上記各実施の形態においては、接
続回線が2種類の場合について説明したが、接続回線
は、2種類に限るものではなく、2種類以上の回線が接
続されていもよい。
【0054】また、上記各実施の形態においては、受信
信号のゲインを2段階に切り換えているが、2段階に切
り換えるものに限るものではなく、2段階以上に切り換
えてもよいし、アナログ的に調整してもよい。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
装置によれば、複数種類の回線を択一的にモデムに接続
してファクシミリ通信を行うに際して、モデムに入力さ
れる受信信号のゲインの調整値を回線の種類に応じて変
化させるので、各種の回線によるファクシミリ信号の劣
化に応じてゲイン調整することができ、低電圧電源で動
作するモデムを使用しても、ITU−T勧告の受信信号
レベル範囲の信号を適切に受信することができる。その
結果、消費電力を削減しつつ、適切なファクシミリ通信
を行うことができる。
【0056】請求項2記載の発明のファクシミリ装置装
置によれば、一般公衆回線とISDN回線を択一的にモ
デムに接続してファクシミリ通信を行うに際して、モデ
ムに入力される受信信号のゲインの調整値を、一般公衆
回線のときに比較的高く、ISDN回線のときに比較的
低く、変化させるので、一般公衆回線とISDN回線に
よるファクシミリ信号の劣化に応じてゲイン調整するこ
とができ、低電圧電源で動作するモデムを使用しても、
ITU−T勧告の受信信号レベル範囲の信号を適切に受
信することができる。したがって、消費電力を削減しつ
つ、適切なファクシミリ通信を行うことができる。
【0057】請求項3記載の発明のファクシミリ装置装
置によれば、一般公衆回線と構内回線を択一的にモデム
に接続してファクシミリ通信を行うに際して、モデムに
入力される受信信号のゲインの調整値を、一般公衆回線
のときに比較的高く、構内回線のときに比較的低く、変
化させるので、一般公衆回線と構内回線によるファクシ
ミリ信号の劣化に応じてゲイン調整することができ、低
電圧電源で動作するモデムを使用しても、ITU−T勧
告の受信信号レベル範囲の信号を適切に受信することが
できる。したがって、消費電力を削減しつつ、適切なフ
ァクシミリ通信を行うことができる。
【0058】請求項4記載の発明のファクシミリ装置装
置によれば、ファクシミリ通信時、相手先からのファク
シミリ制御信号が検出されないと、ゲインの調整値を変
化させるので、低電圧電源で動作するモデムを使用し
て、ファクシミリ制御信号が検出できなかった場合に
も、ゲインの調整値を調整して、ITU−T勧告の受信
信号レベル範囲の信号を適切に受信することができ、消
費電力を削減しつつ、適切なファクシミリ通信を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の第1の実施の形態
を適用したファクシミリ装置の要部回路ブロック図。
【図2】図1のファクシミリ装置による受信ゲイン制御
処理を示すフローチャート。
【図3】本発明のファクシミリ装置の第2の実施の形態
を適用したファクシミリ装置の要部回路ブロック図。
【図4】図3のファクシミリ装置による受信ゲイン制御
処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1、10 ファクシミリ装置 2 INCU 3、11 NCU 4、12 2線−4線変換部 5 PSTN/ISDN切換部 6、13 受信ゲイン設定部 7、14 受信ゲイン切換部 8、15 モデム 9、16 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類の回線を収納し、前記複数種類の
    回線を択一的にモデムに接続してファクシミリ通信を行
    うファクシミリ装置において、前記モデムに入力される
    受信信号のゲインを調整するゲイン調整手段と、前記フ
    ァクシミリ通信において前記接続される回線の種類に応
    じて前記ゲイン調整手段による前記ゲインの調整値を設
    定する制御手段と、を備えたことを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  2. 【請求項2】前記回線として、一般公衆回線とISDN
    回線を収納し、前記制御手段は、前記一般公衆回線に接
    続されているとき、前記ゲイン調整手段による前記ゲイ
    ンの調整値を所定の第1の調整値に設定し、前記ISD
    N回線に接続されているとき、前記ゲイン調整手段によ
    る前記ゲインの調整値を前記第1の調整値よりも低い所
    定の第2の調整値に設定することを特徴とする請求項1
    記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記回線として、一般公衆回線と構内回線
    を収納し、前記制御手段は、前記一般公衆回線に接続さ
    れているとき、前記ゲイン調整手段による前記ゲインの
    調整値を所定の第1の調整値に設定し、前記構内回線に
    接続されているとき、前記ゲイン調整手段による前記ゲ
    インの調整値を前記第1の調整値よりも低い所定の第2
    の調整値に設定することを特徴とする請求項1記載のフ
    ァクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記ファクシミリ通信
    時、相手先からのファクシミリ制御信号が検出されない
    とき、前記ゲイン調整手段による前記ゲインの調整値を
    変化させることを特徴とする請求項1から請求項3のい
    ずれかに記載のファクシミリ装置。
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