JPH1028187A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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- JPH1028187A JPH1028187A JP8182106A JP18210696A JPH1028187A JP H1028187 A JPH1028187 A JP H1028187A JP 8182106 A JP8182106 A JP 8182106A JP 18210696 A JP18210696 A JP 18210696A JP H1028187 A JPH1028187 A JP H1028187A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】既に蓄積されたジョブあるいはこれから新規に
送信すべきジョブの送信開始あるいは送信終了の時刻を
予測表示して、ユーザによるジョブの送信判断及び送信
経過/結果の認識を容易にする。 【解決手段】所要時間算出部9は、記憶部6に記憶保持
される画像情報の送信にかかる所要時間を属性情報のう
ちの送信バイト数及び通信回線速度を用いて算出する。
ジョブ状態管理テーブル10には、優先度を含めて送信
処理順及び送信中か送信待ちか等のジョブ状態等が管理
される。新たなジョブが受け付けれ、入力受付部2から
表示指示を受け付けると、ジョブ管理部5の表示管理部
8は、ジョブ状態管理テーブル10に管理される送信処
理順に従って現在送信中の残り所要時間を算出し、さら
に既に記憶保持されているジョブの所要時間を加算し、
受け付けたジョブの送信開始時刻等の予測情報を表示部
4に表示する。
送信すべきジョブの送信開始あるいは送信終了の時刻を
予測表示して、ユーザによるジョブの送信判断及び送信
経過/結果の認識を容易にする。 【解決手段】所要時間算出部9は、記憶部6に記憶保持
される画像情報の送信にかかる所要時間を属性情報のう
ちの送信バイト数及び通信回線速度を用いて算出する。
ジョブ状態管理テーブル10には、優先度を含めて送信
処理順及び送信中か送信待ちか等のジョブ状態等が管理
される。新たなジョブが受け付けれ、入力受付部2から
表示指示を受け付けると、ジョブ管理部5の表示管理部
8は、ジョブ状態管理テーブル10に管理される送信処
理順に従って現在送信中の残り所要時間を算出し、さら
に既に記憶保持されているジョブの所要時間を加算し、
受け付けたジョブの送信開始時刻等の予測情報を表示部
4に表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規に送信すべき
文書が送信開始されるまでにかかる時間あるいは送信開
始時刻を予測し、該予測結果を表示部に表示できるファ
クシミリ装置に関し、特に既に送信待ち文書が存在する
場合でも該予測結果を表示部に表示できるファクシミリ
装置に関する。
文書が送信開始されるまでにかかる時間あるいは送信開
始時刻を予測し、該予測結果を表示部に表示できるファ
クシミリ装置に関し、特に既に送信待ち文書が存在する
場合でも該予測結果を表示部に表示できるファクシミリ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像蓄積機能を有したファクシミ
リ装置では、読み込んだ画像情報を一旦メモリに蓄積し
た後、通信回線を捕捉して指示された相手先に該画像情
報を送信する。ここで、通信回線が全て使用中である場
合、通信回線が解放された時点で、メモリに蓄積された
画像情報を順次取り出して送信する。従って、このよう
な画像蓄積機能を有したファクシミリ装置では、現在送
信中のジョブ及び送信待ちのジョブのジョブ状態を把握
し、送信中を含めた送信待ちのジョブの件数あるいは送
信待ちの送信原稿のページ数を表示パネル等に表示する
ことにより、おおよそのジョブ処理過程を知ることはで
きる。
リ装置では、読み込んだ画像情報を一旦メモリに蓄積し
た後、通信回線を捕捉して指示された相手先に該画像情
報を送信する。ここで、通信回線が全て使用中である場
合、通信回線が解放された時点で、メモリに蓄積された
画像情報を順次取り出して送信する。従って、このよう
な画像蓄積機能を有したファクシミリ装置では、現在送
信中のジョブ及び送信待ちのジョブのジョブ状態を把握
し、送信中を含めた送信待ちのジョブの件数あるいは送
信待ちの送信原稿のページ数を表示パネル等に表示する
ことにより、おおよそのジョブ処理過程を知ることはで
きる。
【0003】一方、ファクシミリ装置が現在送信中であ
る場合に、送信中のジョブの経過情報を表示部に表示す
るものもある。
る場合に、送信中のジョブの経過情報を表示部に表示す
るものもある。
【0004】例えば、特開平3−278669号公報に
は、送信用の画像情報を記憶しておき、送信中に送信済
みの画像情報量を監視し、これら2つの情報量に基づい
て送信済みの情報量の割合を表示部に表示するようにし
ている。
は、送信用の画像情報を記憶しておき、送信中に送信済
みの画像情報量を監視し、これら2つの情報量に基づい
て送信済みの情報量の割合を表示部に表示するようにし
ている。
【0005】また、特開平2−104058号公報及び
特開平3−2557770号公報には、いづれも送信指
示の属性情報から送信にかかる所要通信時間を算出する
ことにより、現在送信中のジョブの送信完了時間あるい
は送信完了時刻を表示するものが記載されている。
特開平3−2557770号公報には、いづれも送信指
示の属性情報から送信にかかる所要通信時間を算出する
ことにより、現在送信中のジョブの送信完了時間あるい
は送信完了時刻を表示するものが記載されている。
【0006】なお、特開平5−114991号公報に
は、原稿1枚当たりの通信時間のデータテーブルを有
し、このデータテーブルと送信すべき原稿の原稿枚数の
データとから、送信すべき原稿の送信にかかる全通信時
間及び送信経過に伴う残り通信時間を表示部に表示する
ものが記載されている。
は、原稿1枚当たりの通信時間のデータテーブルを有
し、このデータテーブルと送信すべき原稿の原稿枚数の
データとから、送信すべき原稿の送信にかかる全通信時
間及び送信経過に伴う残り通信時間を表示部に表示する
ものが記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のファクシミリ装置はいづれも現在送信中のジョ
ブの状態を表示するのみであり、既に蓄積されて送信待
ちのジョブを加味し、送信中のジョブを含めた各ジョブ
の送信開始時刻、送信終了時刻等を予測したり、全ての
ジョブが終了するまでにかかる時間等を予測した予測結
果を表示するものではない。
た従来のファクシミリ装置はいづれも現在送信中のジョ
ブの状態を表示するのみであり、既に蓄積されて送信待
ちのジョブを加味し、送信中のジョブを含めた各ジョブ
の送信開始時刻、送信終了時刻等を予測したり、全ての
ジョブが終了するまでにかかる時間等を予測した予測結
果を表示するものではない。
【0008】従って、ユーザが送信指示したジョブが既
に蓄積されている場合、この蓄積された文書がいつ送信
開始され、いつ送信終了するのかを予測することができ
ないため、ユーザは、送信指示したジョブの状態を確認
するため、何度もファクシミリ装置に足を運ばなければ
ならないという問題点があった。
に蓄積されている場合、この蓄積された文書がいつ送信
開始され、いつ送信終了するのかを予測することができ
ないため、ユーザは、送信指示したジョブの状態を確認
するため、何度もファクシミリ装置に足を運ばなければ
ならないという問題点があった。
【0009】また、ユーザが、新規に送信すべき文書を
送信指示しようとする際、この新規に送信すべき文書が
いつ送信開始されるのか、すなわち現在時刻からどのく
らい遅延して送信開始されるのかを予測することができ
ないことから、この新規に送信すべき文書を当該ファク
シミリ装置を用いて送信指示すべきか否かを判断するこ
とができないという問題点があった。
送信指示しようとする際、この新規に送信すべき文書が
いつ送信開始されるのか、すなわち現在時刻からどのく
らい遅延して送信開始されるのかを予測することができ
ないことから、この新規に送信すべき文書を当該ファク
シミリ装置を用いて送信指示すべきか否かを判断するこ
とができないという問題点があった。
【0010】そこで、本発明は、かかる問題点を除去
し、既に蓄積されたジョブあるいはこれから新規に送信
すべきジョブの送信開始あるいは送信終了の時刻を予測
表示して、ユーザによるジョブの送信判断及び送信経過
/結果の認識を容易にすることができるファクシミリ装
置を提供することを目的とする。
し、既に蓄積されたジョブあるいはこれから新規に送信
すべきジョブの送信開始あるいは送信終了の時刻を予測
表示して、ユーザによるジョブの送信判断及び送信経過
/結果の認識を容易にすることができるファクシミリ装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、新規に送
信すべき文書が送信開始されるまでにかかる時間を予測
し、該予測結果を表示部に表示できるファクシミリ装置
において、現在送信中の文書を含む送信待ちの文書の各
文書の送信指示時に入力される該各文書の属性情報をも
とに該各文書が送信終了するに要する各所要時間を算出
する算出手段と、前記送信待ちの文書の各所要時間を送
信順に加算し、該加算した時間を前記新規に送信すべき
文書が送信開始されるまでにかかる時間として前記表示
部に表示させる表示管理手段とを具備したことを特徴と
する。
信すべき文書が送信開始されるまでにかかる時間を予測
し、該予測結果を表示部に表示できるファクシミリ装置
において、現在送信中の文書を含む送信待ちの文書の各
文書の送信指示時に入力される該各文書の属性情報をも
とに該各文書が送信終了するに要する各所要時間を算出
する算出手段と、前記送信待ちの文書の各所要時間を送
信順に加算し、該加算した時間を前記新規に送信すべき
文書が送信開始されるまでにかかる時間として前記表示
部に表示させる表示管理手段とを具備したことを特徴と
する。
【0012】第2の発明は、新規に送信すべき文書が送
信される送信開始時刻を予測し、該予測結果を表示部に
表示できるファクシミリ装置において、現在送信中の文
書を含む送信待ちの文書の各文書の送信指示に入力され
る該各文書の属性情報をもとに該各文書が送信終了する
に要する各所要時間を算出する算出手段と、現在時刻を
管理する時刻管理手段と、前記時刻管理手段から現在時
刻を取得し、この現在時刻に前記送信待ちの文書の各所
要時間を送信順に加算した時刻を前記新規に送信すべき
文書が送信される送信開始時刻として前記表示部に表示
させる表示管理手段とを具備したことを特徴とする。
信される送信開始時刻を予測し、該予測結果を表示部に
表示できるファクシミリ装置において、現在送信中の文
書を含む送信待ちの文書の各文書の送信指示に入力され
る該各文書の属性情報をもとに該各文書が送信終了する
に要する各所要時間を算出する算出手段と、現在時刻を
管理する時刻管理手段と、前記時刻管理手段から現在時
刻を取得し、この現在時刻に前記送信待ちの文書の各所
要時間を送信順に加算した時刻を前記新規に送信すべき
文書が送信される送信開始時刻として前記表示部に表示
させる表示管理手段とを具備したことを特徴とする。
【0013】第3の発明は、第2の発明において、前記
表示管理手段は、前記送信中の文書を含む前記送信待ち
の文書及び前記新規に送信すべき文書を各文書毎、送信
順に従って前記現在時刻に前記所要時間を加算し、その
加算結果を各文書の送信終了時刻に設定するとともに次
の文書の送信開始時刻に設定し、前記各文書毎に前記送
信開始時刻、前記所要時間、及び前記送信終了時刻を前
記表示部に表示させることを特徴とする。
表示管理手段は、前記送信中の文書を含む前記送信待ち
の文書及び前記新規に送信すべき文書を各文書毎、送信
順に従って前記現在時刻に前記所要時間を加算し、その
加算結果を各文書の送信終了時刻に設定するとともに次
の文書の送信開始時刻に設定し、前記各文書毎に前記送
信開始時刻、前記所要時間、及び前記送信終了時刻を前
記表示部に表示させることを特徴とする。
【0014】第4の発明は、第1から第3の発明におい
て、複数の通信回線に接続され、該複数の通信回線を用
いて同時に複数の送受信処理を行う通信制御手段をさら
に具備し、前記表示管理手段は、前記送信順に従い、前
記複数の通信回線のうち、所要時間が加算された時間が
最も少ない通信回線に対して次の文書の所要時間を加算
することを特徴とする。
て、複数の通信回線に接続され、該複数の通信回線を用
いて同時に複数の送受信処理を行う通信制御手段をさら
に具備し、前記表示管理手段は、前記送信順に従い、前
記複数の通信回線のうち、所要時間が加算された時間が
最も少ない通信回線に対して次の文書の所要時間を加算
することを特徴とする。
【0015】第5の発明は、第1から第4の発明におい
て、前記属性情報は、優先度を有し、前記送信順は、前
記優先度が示す優先順であって、同一の優先度の場合に
は文書の受付順であることを特徴とする。
て、前記属性情報は、優先度を有し、前記送信順は、前
記優先度が示す優先順であって、同一の優先度の場合に
は文書の受付順であることを特徴とする。
【0016】第6の発明は、第1から第5の発明におい
て、前記属性情報は、少なくとも送信バイト数及び通信
回線速度を有し、前記所要時間は、送信バイト数を通信
回線速度で除算した時間であることを特徴とする。
て、前記属性情報は、少なくとも送信バイト数及び通信
回線速度を有し、前記所要時間は、送信バイト数を通信
回線速度で除算した時間であることを特徴とする。
【0017】第7の発明は、第1から第6の発明におい
て、前記新規に送信すべき文書が送信されるまでにかか
る時間あるいは前記各文書毎の前記送信開始時刻、前記
所要時間、及び前記送信終了時刻を前記表示部に表示す
ることを指示する指示手段をさらに具備し、前記表示管
理手段は、前記指示手段による指示があった場合に前記
新規に送信すべき文書が送信されるまでにかかる時間あ
るいは前記各文書毎の前記送信開始時刻、前記所要時
間、及び前記送信終了時刻を表示内容として前記表示部
に表示することを特徴とする。
て、前記新規に送信すべき文書が送信されるまでにかか
る時間あるいは前記各文書毎の前記送信開始時刻、前記
所要時間、及び前記送信終了時刻を前記表示部に表示す
ることを指示する指示手段をさらに具備し、前記表示管
理手段は、前記指示手段による指示があった場合に前記
新規に送信すべき文書が送信されるまでにかかる時間あ
るいは前記各文書毎の前記送信開始時刻、前記所要時
間、及び前記送信終了時刻を表示内容として前記表示部
に表示することを特徴とする。
【0018】第8の発明は、第1から第7の発明におい
て、前記指示手段の指示に基づく表示内容を前記送信中
の文書の送信経過及び前記送信待ち文書の送信開始に伴
い定期的に該表示内容を更新する更新手段をさらに具備
したことを特徴とする。
て、前記指示手段の指示に基づく表示内容を前記送信中
の文書の送信経過及び前記送信待ち文書の送信開始に伴
い定期的に該表示内容を更新する更新手段をさらに具備
したことを特徴とする。
【0019】第9の発明は、第1から第8の発明におい
て、前記表示管理手段は、前記新規に送信すべき文書の
送信開始までにかかる時間が所定時間以上かかるか否か
を判断する判断手段を具備し、前記判断手段が所定時間
以上かかると判断した場合に、前記新規に送信すべき文
書を継続して送信するか取り消すかの選択指示を前記表
示部に表示し、前記選択指示手段に対して取消の指示が
入力された場合に前記新規に送信すべき文書の蓄積を削
除することを特徴とする。
て、前記表示管理手段は、前記新規に送信すべき文書の
送信開始までにかかる時間が所定時間以上かかるか否か
を判断する判断手段を具備し、前記判断手段が所定時間
以上かかると判断した場合に、前記新規に送信すべき文
書を継続して送信するか取り消すかの選択指示を前記表
示部に表示し、前記選択指示手段に対して取消の指示が
入力された場合に前記新規に送信すべき文書の蓄積を削
除することを特徴とする。
【0020】第10の発明は、第1から第8の発明にお
いて、前記表示管理手段は、前記新規に送信すべき文書
の送信開始までにかかる時間が所定時間以上かかるか否
かを判断する判断手段を具備し、前記判断手段が所定時
間以上かかると判断した場合に、前記新規に送信すべき
文書の蓄積を削除することを特徴とする。
いて、前記表示管理手段は、前記新規に送信すべき文書
の送信開始までにかかる時間が所定時間以上かかるか否
かを判断する判断手段を具備し、前記判断手段が所定時
間以上かかると判断した場合に、前記新規に送信すべき
文書の蓄積を削除することを特徴とする。
【0021】第11の発明は、第1から第8の発明にお
いて、前記表示管理手段は、前記新規に送信すべき文書
の送信開始までにかかる時間が所定時間以上かかるか否
かを判断する判断手段を具備し、前記判断手段が所定時
間以上かかると判断した場合に、前記新規に送信すべき
文書の送信開始までにかかる時間を前記表示部に表示す
ることを特徴とする。
いて、前記表示管理手段は、前記新規に送信すべき文書
の送信開始までにかかる時間が所定時間以上かかるか否
かを判断する判断手段を具備し、前記判断手段が所定時
間以上かかると判断した場合に、前記新規に送信すべき
文書の送信開始までにかかる時間を前記表示部に表示す
ることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0023】図1は、本発明の第1の実施の形態である
ファクシミリ装置の構成を示す図である。図1におい
て、ファクシミリ装置Fは、ネットワークNに接続さ
れ、このネットワークNに接続された図示しない他のフ
ァクシミリ装置とファクシミリ通信を行うことができ
る。ファクシミリ装置Fは、ネットワークNと通信回線
L1,L2を介して接続される。この通信回線L1,L
2は、通信回線L1のみによって接続されてもよいが、
ファクシミリ装置Fは、2つの物理的な通信回線L1,
L2によってネットワークNに接続されている。もちろ
ん、物理的には1つの通信回線であっても、多重化によ
り複数の通信回線を持たせるようにしてもよい。
ファクシミリ装置の構成を示す図である。図1におい
て、ファクシミリ装置Fは、ネットワークNに接続さ
れ、このネットワークNに接続された図示しない他のフ
ァクシミリ装置とファクシミリ通信を行うことができ
る。ファクシミリ装置Fは、ネットワークNと通信回線
L1,L2を介して接続される。この通信回線L1,L
2は、通信回線L1のみによって接続されてもよいが、
ファクシミリ装置Fは、2つの物理的な通信回線L1,
L2によってネットワークNに接続されている。もちろ
ん、物理的には1つの通信回線であっても、多重化によ
り複数の通信回線を持たせるようにしてもよい。
【0024】ファクシミリ装置Fは、原稿の画像情報を
読み取る画像入力部1、キーパネル及びLCD等によっ
て実現され、ユーザからの指示入力を受け付ける入力受
付部2、現在時刻を管理する時計管理部3、LCD等に
よって実現され、各種の情報を表示する表示部4、各種
のジョブ状態を管理するジョブ管理部5、画像入力部1
によって読み取られた画像情報及び各画像情報の属性情
報を記憶する記憶部6、ネットワークNとの間の送受信
処理を行う通信制御部7、全体を制御する制御部C、及
び上述した各部をそれぞれ接続するバスBを有する。
読み取る画像入力部1、キーパネル及びLCD等によっ
て実現され、ユーザからの指示入力を受け付ける入力受
付部2、現在時刻を管理する時計管理部3、LCD等に
よって実現され、各種の情報を表示する表示部4、各種
のジョブ状態を管理するジョブ管理部5、画像入力部1
によって読み取られた画像情報及び各画像情報の属性情
報を記憶する記憶部6、ネットワークNとの間の送受信
処理を行う通信制御部7、全体を制御する制御部C、及
び上述した各部をそれぞれ接続するバスBを有する。
【0025】ジョブ管理部5は、ジョブ管理部5によっ
て管理されるジョブ状態、特に各ジョブの送信開始時
刻、送信にかかる所要時間、送信終了時刻等の予測時間
を表示部4に表示させる表示管理部8、記憶部6に記憶
された各ジョブの属性情報から各ジョブの送信にかかる
所要時間を算出する所要時間算出部9、各ジョブのジョ
ブ状態及び各ジョブの送信順等を管理するジョブ状態管
理テーブル10を有する。
て管理されるジョブ状態、特に各ジョブの送信開始時
刻、送信にかかる所要時間、送信終了時刻等の予測時間
を表示部4に表示させる表示管理部8、記憶部6に記憶
された各ジョブの属性情報から各ジョブの送信にかかる
所要時間を算出する所要時間算出部9、各ジョブのジョ
ブ状態及び各ジョブの送信順等を管理するジョブ状態管
理テーブル10を有する。
【0026】表示管理部8は、更新部8a及び待ち時間
保持部8bを有し、更新部8aは、現在送信中のジョブ
の処理経過、及び新たなジョブの受付に伴って、現在表
示部4に表示中の予測時刻あるいは予測時間等の情報表
示を所定のタイミングで更新し、待ち時間保持部8b
は、各通信回線L1,L2毎の待ち時間を保持する。
保持部8bを有し、更新部8aは、現在送信中のジョブ
の処理経過、及び新たなジョブの受付に伴って、現在表
示部4に表示中の予測時刻あるいは予測時間等の情報表
示を所定のタイミングで更新し、待ち時間保持部8b
は、各通信回線L1,L2毎の待ち時間を保持する。
【0027】ファクシミリ装置Fは、制御部Cの制御の
もとに、画像入力部1から入力された画像情報と、入力
受付部2から入力された情報及び画像入力部1の読み込
みに伴う情報である属性情報とを記憶部6に一旦記憶す
る。
もとに、画像入力部1から入力された画像情報と、入力
受付部2から入力された情報及び画像入力部1の読み込
みに伴う情報である属性情報とを記憶部6に一旦記憶す
る。
【0028】そして、ジョブ管理部5は、現在送信中の
ジョブを含め、記憶部6に記憶されたジョブの状態をジ
ョブ状態テーブル10によって送受信管理する。このジ
ョブ状態管理テーブル10は、送受信処理の処理順序順
に各ジョブが管理され、その管理内容は、各ジョブ毎に
設定されるユニークな識別子である文書識別子(I
D)、送信中か送信待ち中か等のジョブ状態を示すジョ
ブ状態、送信完了した原稿のページ数、送信完了した画
像情報のバイト数、使用通信回線番号である。
ジョブを含め、記憶部6に記憶されたジョブの状態をジ
ョブ状態テーブル10によって送受信管理する。このジ
ョブ状態管理テーブル10は、送受信処理の処理順序順
に各ジョブが管理され、その管理内容は、各ジョブ毎に
設定されるユニークな識別子である文書識別子(I
D)、送信中か送信待ち中か等のジョブ状態を示すジョ
ブ状態、送信完了した原稿のページ数、送信完了した画
像情報のバイト数、使用通信回線番号である。
【0029】図2は、記憶部6内に記憶される画像情報
とその属性情報との記憶状態を示す図であり、各ジョブ
毎に画像情報とその属性情報とが関連づけられて記憶さ
れる。
とその属性情報との記憶状態を示す図であり、各ジョブ
毎に画像情報とその属性情報とが関連づけられて記憶さ
れる。
【0030】記憶される属性情報は、画像情報の読み取
り時に検出あるいは設定される情報であり、例えばジョ
ブ管理部5によって設定された文書ID、宛先番号、宛
先名、通信プロトコル種別や通信回線速度や誤り訂正機
能等の通信モード、原稿のページ数、画像情報のバイト
数、ジョブの受付時刻、送信にかかる所要時間、ジョブ
の優先度等である。ここで、所要時間のみは、記憶部6
に記憶された後に、ジョブ管理部5の所要時間算出部9
によって算出された情報が記憶される。すなわち、この
所要時間は、他の属性情報を用いて求められた2次処理
の情報であり、属性情報のバイト数を通信モードにおけ
る通信回線速度(バイト/秒)で除算した値である。
り時に検出あるいは設定される情報であり、例えばジョ
ブ管理部5によって設定された文書ID、宛先番号、宛
先名、通信プロトコル種別や通信回線速度や誤り訂正機
能等の通信モード、原稿のページ数、画像情報のバイト
数、ジョブの受付時刻、送信にかかる所要時間、ジョブ
の優先度等である。ここで、所要時間のみは、記憶部6
に記憶された後に、ジョブ管理部5の所要時間算出部9
によって算出された情報が記憶される。すなわち、この
所要時間は、他の属性情報を用いて求められた2次処理
の情報であり、属性情報のバイト数を通信モードにおけ
る通信回線速度(バイト/秒)で除算した値である。
【0031】ここで、各ジョブの送信開始時刻等の予測
情報を表示する処理手順について図3のフローチャート
を参照して説明する。
情報を表示する処理手順について図3のフローチャート
を参照して説明する。
【0032】図3において、まず、入力受付部2からジ
ョブ状態表示の指示を受け付ける(ステップ101)
と、ジョブ管理部5の表示管理部8は、通信回線L1,
L2毎の待ち時間保持部8b内の保持内容をクリアする
(ステップ102)。
ョブ状態表示の指示を受け付ける(ステップ101)
と、ジョブ管理部5の表示管理部8は、通信回線L1,
L2毎の待ち時間保持部8b内の保持内容をクリアする
(ステップ102)。
【0033】その後、ジョブ管理部5は、現在送信中の
ジョブがあるか否かを判断し(ステップ103)、現在
送信中のジョブがある場合、現在送信中のジョブの送信
にかかる所要時間及び送信終了時刻を算出する処理を行
う。すなわち、ジョブ管理部5は、まずジョブ状態管理
テーブル10から現在送信中のジョブの送信完了バイト
数及び使用通信回線番号を取得するとともに、属性情報
から通信回線速度を取得する(ステップ104)。さら
に、ジョブ管理部5は、現在送信中のジョブの画像情報
のバイト数、すなわち現在送信中のジョブの総送信バイ
ト数を属性情報から取得し(ステップ105)、時計管
理部3から現在時刻を取得する(ステップ106)。そ
の後、所要時間算出部は、現在送信中のジョブの残りの
所要時間を算出し、この所要時間をもとに、表示管理部
8は、この現在送信中のジョブの送信終了時刻を算出し
(ステップ107)、この算出した所要時間と送信終了
時刻を表示部4に表示する(ステップ108)。ここ
で、ステップ107における所要時間の算出は、ステッ
プ105で取得したバイト数からステップ104で取得
した送信完了バイト数を減算して、未送信のバイト数を
算出し、この未送信のバイト数をステップ104で取得
した通信回線速度(バイト/秒)で除算することによっ
て行われる。その後、この所要時間を待ち時間保持部8
aにおける使用通信回線番号に対応する通信回線に書き
込む処理を行う(ステップ109)。
ジョブがあるか否かを判断し(ステップ103)、現在
送信中のジョブがある場合、現在送信中のジョブの送信
にかかる所要時間及び送信終了時刻を算出する処理を行
う。すなわち、ジョブ管理部5は、まずジョブ状態管理
テーブル10から現在送信中のジョブの送信完了バイト
数及び使用通信回線番号を取得するとともに、属性情報
から通信回線速度を取得する(ステップ104)。さら
に、ジョブ管理部5は、現在送信中のジョブの画像情報
のバイト数、すなわち現在送信中のジョブの総送信バイ
ト数を属性情報から取得し(ステップ105)、時計管
理部3から現在時刻を取得する(ステップ106)。そ
の後、所要時間算出部は、現在送信中のジョブの残りの
所要時間を算出し、この所要時間をもとに、表示管理部
8は、この現在送信中のジョブの送信終了時刻を算出し
(ステップ107)、この算出した所要時間と送信終了
時刻を表示部4に表示する(ステップ108)。ここ
で、ステップ107における所要時間の算出は、ステッ
プ105で取得したバイト数からステップ104で取得
した送信完了バイト数を減算して、未送信のバイト数を
算出し、この未送信のバイト数をステップ104で取得
した通信回線速度(バイト/秒)で除算することによっ
て行われる。その後、この所要時間を待ち時間保持部8
aにおける使用通信回線番号に対応する通信回線に書き
込む処理を行う(ステップ109)。
【0034】さらに、ジョブ管理部5は、送信待ちのジ
ョブがあるか否かをジョブ状態管理テーブル10のジョ
ブ状態内容をもとに判断する(ステップ110)。そし
て、送信待ちのジョブがある場合には、ジョブ状態管理
テーブル10が管理する送信処理順序に従って、ジョブ
毎の所要時間と送信終了時刻とを算出し、表示する処理
を繰り返す処理を行う。すなわち、ジョブ管理部5は、
まず待ち時間保持部8bの保持内容を参照して、通信回
線のうち最小の待ち時間を有する通信回線番号を取得し
(ステップ111)、この通信回線番号に対応する待ち
時間を取得する(ステップ112)。その後、現在時刻
が既に取得済みであるか否かを判断し(ステップ11
3)、現在時刻が取得済みでない場合のみ、現在時刻を
時計管理部3から取得する(ステップ114)。その
後、表示管理部8は、送信待ちの送信開始時刻を表示部
4に表示する(ステップ115)。この送信開始時刻
は、送信中のジョブが存在する場合には、この送信中の
ジョブの送信終了時刻であり、送信中のジョブが存在し
ない場合には、時計管理部3から取得した現在時刻であ
る。その後、表示管理部8は、この送信待ちのジョブに
対応する所要時間を文書IDをもとに取得し(ステップ
116)、この取得した所要時間をこの送信待ちのジョ
ブに対応させて表示部に表示する(ステップ117)。
そして、表示管理部8は、この取得した所要時間をもと
に、この送信待ちのジョブの送信終了時刻を算出する
(ステップ118)。すなわち、ステップ115で取得
した送信開始時刻にステップ116で取得した所要時間
を加算した時刻を送信終了時刻として算出する。そし
て、この算出した送信終了時刻を表示部4に表示する
(ステップ119)。その後、待ち時間保持部8b内
の、ステップ111で取得した使用通信回線番号に対応
する通信回線の待ち時間に、ステップ116で取得した
所要時間を加算する処理を行って(ステップ120)、
ステップ110に移行する。そして、ステップ110で
送信待ちのジョブがある限り、ジョブ状態管理テーブル
10の送信処理順に従った送信待ちのジョブに対する処
理を繰り返し、送信待ちのジョブがない場合に本処理を
終了する。
ョブがあるか否かをジョブ状態管理テーブル10のジョ
ブ状態内容をもとに判断する(ステップ110)。そし
て、送信待ちのジョブがある場合には、ジョブ状態管理
テーブル10が管理する送信処理順序に従って、ジョブ
毎の所要時間と送信終了時刻とを算出し、表示する処理
を繰り返す処理を行う。すなわち、ジョブ管理部5は、
まず待ち時間保持部8bの保持内容を参照して、通信回
線のうち最小の待ち時間を有する通信回線番号を取得し
(ステップ111)、この通信回線番号に対応する待ち
時間を取得する(ステップ112)。その後、現在時刻
が既に取得済みであるか否かを判断し(ステップ11
3)、現在時刻が取得済みでない場合のみ、現在時刻を
時計管理部3から取得する(ステップ114)。その
後、表示管理部8は、送信待ちの送信開始時刻を表示部
4に表示する(ステップ115)。この送信開始時刻
は、送信中のジョブが存在する場合には、この送信中の
ジョブの送信終了時刻であり、送信中のジョブが存在し
ない場合には、時計管理部3から取得した現在時刻であ
る。その後、表示管理部8は、この送信待ちのジョブに
対応する所要時間を文書IDをもとに取得し(ステップ
116)、この取得した所要時間をこの送信待ちのジョ
ブに対応させて表示部に表示する(ステップ117)。
そして、表示管理部8は、この取得した所要時間をもと
に、この送信待ちのジョブの送信終了時刻を算出する
(ステップ118)。すなわち、ステップ115で取得
した送信開始時刻にステップ116で取得した所要時間
を加算した時刻を送信終了時刻として算出する。そし
て、この算出した送信終了時刻を表示部4に表示する
(ステップ119)。その後、待ち時間保持部8b内
の、ステップ111で取得した使用通信回線番号に対応
する通信回線の待ち時間に、ステップ116で取得した
所要時間を加算する処理を行って(ステップ120)、
ステップ110に移行する。そして、ステップ110で
送信待ちのジョブがある限り、ジョブ状態管理テーブル
10の送信処理順に従った送信待ちのジョブに対する処
理を繰り返し、送信待ちのジョブがない場合に本処理を
終了する。
【0035】すなわち、ステップ103で現在送信中の
ジョブがない場合は、ステップ110に移行し、ステッ
プ110で送信待ちのジョブがない場合はそのまま終了
する。
ジョブがない場合は、ステップ110に移行し、ステッ
プ110で送信待ちのジョブがない場合はそのまま終了
する。
【0036】なお、ステップ103で現在送信中のジョ
ブがなく、さらにステップ110で送信待ちのジョブも
ない場合には、その旨、すなわち送信待ち時間が「0」
であるとか、直ちに送信可能であるとか等の表示を表示
部4に表示するようにしてもよい。
ブがなく、さらにステップ110で送信待ちのジョブも
ない場合には、その旨、すなわち送信待ち時間が「0」
であるとか、直ちに送信可能であるとか等の表示を表示
部4に表示するようにしてもよい。
【0037】従って、入力受付部2からのジョブ状態表
示の指示が入力されることにより、現在送信中のジョブ
のみならず、送信待ちのジョブがある場合でも、各ジョ
ブの送信開始時刻、送信にかかる所要時間、送信終了時
刻等を予測表示することができる。
示の指示が入力されることにより、現在送信中のジョブ
のみならず、送信待ちのジョブがある場合でも、各ジョ
ブの送信開始時刻、送信にかかる所要時間、送信終了時
刻等を予測表示することができる。
【0038】なお、更新部8aは、各ジョブの処理開
始、処理終了や、新たなジョブの受付及び、恒常的な所
定のタイミング毎に、表示部4に表示された表示内容を
逐次更新する。
始、処理終了や、新たなジョブの受付及び、恒常的な所
定のタイミング毎に、表示部4に表示された表示内容を
逐次更新する。
【0039】ここで、優先度が属性情報として保持され
ている場合には、この優先度に基づいて、ジョブ管理部
5がジョブ状態管理テーブル10のジョブの送信処理順
を並び替えるようにしている。
ている場合には、この優先度に基づいて、ジョブ管理部
5がジョブ状態管理テーブル10のジョブの送信処理順
を並び替えるようにしている。
【0040】すなわち、図4は、優先度をもとにジョブ
状態管理テーブル10の送信処理順が並び替えられる一
例を示す図であり、図4においては、当初の状態とし
て、文書IDが「#1」と「#2」とである2つのジョ
ブが記憶部6に記憶され、ジョブ管理テーブル10に
は、この2つのジョブのジョブ状態が管理されている。
ここで、文書IDが「#1」のジョブの方が「#2」の
ジョブより先に受け付けられ、優先度も「高」であり、
「#2」のジョブの「中」よりも高い。従って、ジョブ
状態管理テーブル10は、受付順のままの送信処理順と
している。また、ジョブ状態管理テーブル10のジョブ
状態から、文書IDが「#1」のジョブが現在送信中で
あり、文書IDが「#2」のジョブが送信待ちであるこ
とがわかる。さらに、文書IDが「#1」のジョブは、
送信処理の経過とともに、ページ数「2」のうち、1ペ
ージが送信完了したことがわかり、送信完了バイト数も
512バイトであることがわかる。
状態管理テーブル10の送信処理順が並び替えられる一
例を示す図であり、図4においては、当初の状態とし
て、文書IDが「#1」と「#2」とである2つのジョ
ブが記憶部6に記憶され、ジョブ管理テーブル10に
は、この2つのジョブのジョブ状態が管理されている。
ここで、文書IDが「#1」のジョブの方が「#2」の
ジョブより先に受け付けられ、優先度も「高」であり、
「#2」のジョブの「中」よりも高い。従って、ジョブ
状態管理テーブル10は、受付順のままの送信処理順と
している。また、ジョブ状態管理テーブル10のジョブ
状態から、文書IDが「#1」のジョブが現在送信中で
あり、文書IDが「#2」のジョブが送信待ちであるこ
とがわかる。さらに、文書IDが「#1」のジョブは、
送信処理の経過とともに、ページ数「2」のうち、1ペ
ージが送信完了したことがわかり、送信完了バイト数も
512バイトであることがわかる。
【0041】この状態で、優先度が「高」である文書I
D「#3」の新規なジョブが受け付けられると、ジョブ
管理部5は、送信処理順を優先度の高い順に並び替える
処理を行う。すなわち、文書ID「#3」のジョブの優
先度が「高」であり、先に受け付けられた文書ID「#
2」のジョブの優先度が「中」であることから、文書I
D「#3」のジョブを文書ID「#2」のジョブより先
に送信処理するように並び替える。但し、文書ID「#
1」のジョブは、文書ID「#3」のジョブと同じ優先
度「高」であるため、文書ID「#1」と文書ID「#
3」との送信処理順は、受付順となる。この結果、受付
順が文書ID「#1」→文書ID「#2」→文書ID
「#3」であるにもかかわらず、優先度が考慮されて、
文書ID「#1」→文書ID「#3」→文書ID「#
2」なる送信処理順として管理される。なお、ジョブ状
態が送信中である場合には、たとえ次に受け付けられた
ジョブの方が送信中のジョブより優先度が高くても、こ
の送信中のジョブの処理順がかわらないのはもちろんで
ある。
D「#3」の新規なジョブが受け付けられると、ジョブ
管理部5は、送信処理順を優先度の高い順に並び替える
処理を行う。すなわち、文書ID「#3」のジョブの優
先度が「高」であり、先に受け付けられた文書ID「#
2」のジョブの優先度が「中」であることから、文書I
D「#3」のジョブを文書ID「#2」のジョブより先
に送信処理するように並び替える。但し、文書ID「#
1」のジョブは、文書ID「#3」のジョブと同じ優先
度「高」であるため、文書ID「#1」と文書ID「#
3」との送信処理順は、受付順となる。この結果、受付
順が文書ID「#1」→文書ID「#2」→文書ID
「#3」であるにもかかわらず、優先度が考慮されて、
文書ID「#1」→文書ID「#3」→文書ID「#
2」なる送信処理順として管理される。なお、ジョブ状
態が送信中である場合には、たとえ次に受け付けられた
ジョブの方が送信中のジョブより優先度が高くても、こ
の送信中のジョブの処理順がかわらないのはもちろんで
ある。
【0042】このように属性情報として優先度を加えて
おくことにより、ジョブの送信処理がこの優先度に従っ
て行われ、表示部4に表示される予測時刻等は、この優
先度を加味したジョブの順序で表示される。
おくことにより、ジョブの送信処理がこの優先度に従っ
て行われ、表示部4に表示される予測時刻等は、この優
先度を加味したジョブの順序で表示される。
【0043】もちろん、属性情報として優先度を設定す
ることができないファクシミリ装置では、ジョブの受付
順に送信処理されることになる。
ることができないファクシミリ装置では、ジョブの受付
順に送信処理されることになる。
【0044】ここで、図4に示す優先度を加味した文書
ID「#1」〜「#3」のジョブに対応した表示例を図
5に示す。図5におけるジョブの表示順は、文書ID
「#1」(通信相手先「A」)→文書ID「#3」(通
信相手先「C」)→文書ID「#2」(通信相手先
「B」)であり、図4に示す並び替えられたジョブ状態
管理テーブルの送信処理順と同じになっている。また、
文書ID「#1」及び「#3」の送信終了時刻は、それ
ぞれ文書ID「#3」及び「#2」の送信開始時刻と同
じになっている。また、この表示内容から、最終的に全
部のジョブの送信終了時刻が14時35分であるとする
予測時刻を知ることができるとともに、蓄積中のジョ
ブ、例えば文書ID「#3」(通信相手先「C」)のジ
ョブの送信開始時刻が10時32分で、送信終了時刻が
10時34分であるとする予測時刻を知ることができ
る。この結果、ユーザは、一度送信指示したジョブの送
信処理結果を知るために、何度もファクシミリ装置に足
を運ぶ必要がなくなる。
ID「#1」〜「#3」のジョブに対応した表示例を図
5に示す。図5におけるジョブの表示順は、文書ID
「#1」(通信相手先「A」)→文書ID「#3」(通
信相手先「C」)→文書ID「#2」(通信相手先
「B」)であり、図4に示す並び替えられたジョブ状態
管理テーブルの送信処理順と同じになっている。また、
文書ID「#1」及び「#3」の送信終了時刻は、それ
ぞれ文書ID「#3」及び「#2」の送信開始時刻と同
じになっている。また、この表示内容から、最終的に全
部のジョブの送信終了時刻が14時35分であるとする
予測時刻を知ることができるとともに、蓄積中のジョ
ブ、例えば文書ID「#3」(通信相手先「C」)のジ
ョブの送信開始時刻が10時32分で、送信終了時刻が
10時34分であるとする予測時刻を知ることができ
る。この結果、ユーザは、一度送信指示したジョブの送
信処理結果を知るために、何度もファクシミリ装置に足
を運ぶ必要がなくなる。
【0045】なお、図5に示す表示内容には、通信状
態、通信モード、ページ数等の必要な属性情報も各ジョ
ブ毎に表示されている。また、現在の表示内容がジョブ
の送信処理にかかる途中経過情報である旨、すなわち
「通信状態を表示しました。」とする表示がなされてい
るとともに、ファクシミリ装置Fの記憶部6のメモリ残
量も百分率で示されている。もちろん、その他の情報も
表示するようにしてもよい。例えば、各ジョブ毎の優先
度を示すようにしてもよい。
態、通信モード、ページ数等の必要な属性情報も各ジョ
ブ毎に表示されている。また、現在の表示内容がジョブ
の送信処理にかかる途中経過情報である旨、すなわち
「通信状態を表示しました。」とする表示がなされてい
るとともに、ファクシミリ装置Fの記憶部6のメモリ残
量も百分率で示されている。もちろん、その他の情報も
表示するようにしてもよい。例えば、各ジョブ毎の優先
度を示すようにしてもよい。
【0046】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
説明する。
【0047】第1の実施の形態では、各ジョブの送信開
始時刻等の予測時刻を表示部に表示するものであった
が、第2の実施の形態では、得られた予測時刻をもとに
積極的に通信抑制、あるいは通信警告をしようとするも
のである。
始時刻等の予測時刻を表示部に表示するものであった
が、第2の実施の形態では、得られた予測時刻をもとに
積極的に通信抑制、あるいは通信警告をしようとするも
のである。
【0048】図6は、本発明の第2の実施の形態である
ファクシミリ装置の構成を示す図であり、ファクシミリ
装置F2は、ジョブ管理部5の表示管理部8内に判断部
8cを有する点が図1に示す第1の実施の形態の構成と
異なり、その他の構成部位については、図1に示す構成
と同様である。
ファクシミリ装置の構成を示す図であり、ファクシミリ
装置F2は、ジョブ管理部5の表示管理部8内に判断部
8cを有する点が図1に示す第1の実施の形態の構成と
異なり、その他の構成部位については、図1に示す構成
と同様である。
【0049】判断部8cは、新たなジョブの受付によっ
て全ジョブの終了時刻が、予め定められた許容待ち時間
以上であるか否かを判断する。
て全ジョブの終了時刻が、予め定められた許容待ち時間
以上であるか否かを判断する。
【0050】表示管理部8は、この判断部8cの判断結
果をもとに所定の通信抑制あるいは通信警告を行う。
果をもとに所定の通信抑制あるいは通信警告を行う。
【0051】ここで、図7に示すフローチャートを参照
して、ファクシミリ装置F2による通信抑制及びこれに
伴う通信警告表示の処理手順について説明する。
して、ファクシミリ装置F2による通信抑制及びこれに
伴う通信警告表示の処理手順について説明する。
【0052】図7において、ファクシミリ装置F2のジ
ョブ管理部5は、全ジョブの送信終了までにかかる時間
の算出及び表示にかかわる処理を除き、図3に示すファ
クシミリ装置Fのジョブ管理部5によるステップ101
からステップ120までと同様な処理を最初に行う。
ョブ管理部5は、全ジョブの送信終了までにかかる時間
の算出及び表示にかかわる処理を除き、図3に示すファ
クシミリ装置Fのジョブ管理部5によるステップ101
からステップ120までと同様な処理を最初に行う。
【0053】すなわち、まず入力受付部2から送信すべ
きジョブの送信指示を受け付ける(ステップ201)
と、ジョブ管理部5の表示管理部8は、待ち時間保持部
8b内の保持内容をクリアする(ステップ202)。
きジョブの送信指示を受け付ける(ステップ201)
と、ジョブ管理部5の表示管理部8は、待ち時間保持部
8b内の保持内容をクリアする(ステップ202)。
【0054】その後、ジョブ管理部5は、現在送信中の
ジョブがあるか否かを判断し(ステップ203)、現在
送信中のジョブがある場合、現在送信中の送信にかかる
所要時間を算出する処理を行う。すなわち、ジョブ管理
部5は、まずジョブ状態管理テーブル10から現在送信
中のジョブの送信完了バイト数及び使用通信回線番号を
取得するとともに、属性情報から通信回線速度を取得す
る(ステップ204)。さらに、ジョブ管理部5は、現
在送信中のジョブの画像情報のバイト数を取得し(ステ
ップ205)、このバイト数を通信回線速度で除算する
ことにより、所要時間を算出する(ステップ206)。
そして、この算出された所要時間を待ち時間保持部8a
における使用通信回線番号に対応する通信回線に書き込
む処理を行う(ステップ207)。
ジョブがあるか否かを判断し(ステップ203)、現在
送信中のジョブがある場合、現在送信中の送信にかかる
所要時間を算出する処理を行う。すなわち、ジョブ管理
部5は、まずジョブ状態管理テーブル10から現在送信
中のジョブの送信完了バイト数及び使用通信回線番号を
取得するとともに、属性情報から通信回線速度を取得す
る(ステップ204)。さらに、ジョブ管理部5は、現
在送信中のジョブの画像情報のバイト数を取得し(ステ
ップ205)、このバイト数を通信回線速度で除算する
ことにより、所要時間を算出する(ステップ206)。
そして、この算出された所要時間を待ち時間保持部8a
における使用通信回線番号に対応する通信回線に書き込
む処理を行う(ステップ207)。
【0055】さらに、ジョブ管理部5は、送信待ちのジ
ョブがあるか否かをジョブ状態管理テーブル10のジョ
ブ状態内容をもとに判断する(ステップ208)。そし
て、送信待ちのジョブがある場合には、ジョブ状態管理
テーブル10が管理する送信処理順序に従って、ジョブ
毎の所要時間を算出する処理を繰り返す。すなわち、ジ
ョブ管理部5は、まず待ち時間保持部8bの保持内容を
参照して、通信回線のうち最小の待ち時間を有する通信
回線番号を取得し(ステップ209)、この通信回線番
号に対応する待ち時間を取得する(ステップ210)。
その後、表示管理部8は、この送信待ちのジョブに対応
する所要時間を文書IDをもとに取得し(ステップ21
1)、この取得した待ち時間を、待ち時間保持部8b内
の対応する通信回線の待ち時間に加算する処理を行って
(ステップ212)、ステップ208に移行し、送信待
ちのジョブに対応して、上述したステップ209〜21
2の処理を繰り返す。これにより、現在送信中あるいは
蓄積されているジョブが存在する場合に、この送信中あ
るいは蓄積されているジョブの所要時間が累積される。
ョブがあるか否かをジョブ状態管理テーブル10のジョ
ブ状態内容をもとに判断する(ステップ208)。そし
て、送信待ちのジョブがある場合には、ジョブ状態管理
テーブル10が管理する送信処理順序に従って、ジョブ
毎の所要時間を算出する処理を繰り返す。すなわち、ジ
ョブ管理部5は、まず待ち時間保持部8bの保持内容を
参照して、通信回線のうち最小の待ち時間を有する通信
回線番号を取得し(ステップ209)、この通信回線番
号に対応する待ち時間を取得する(ステップ210)。
その後、表示管理部8は、この送信待ちのジョブに対応
する所要時間を文書IDをもとに取得し(ステップ21
1)、この取得した待ち時間を、待ち時間保持部8b内
の対応する通信回線の待ち時間に加算する処理を行って
(ステップ212)、ステップ208に移行し、送信待
ちのジョブに対応して、上述したステップ209〜21
2の処理を繰り返す。これにより、現在送信中あるいは
蓄積されているジョブが存在する場合に、この送信中あ
るいは蓄積されているジョブの所要時間が累積される。
【0056】次に、ステップ208で送信待ちのジョブ
がない場合、通信回線のうち最小の待ち時間を有する通
信回線番号を取得し(ステップ213)、この通信回線
番号に対応する待ち時間を取得する(ステップ21
4)。そして、判断部8cは、予め設定されている許容
待ち時間を取得し(ステップ215)、ステップ214
で取得した待ち時間が、ステップ215で取得した許容
待ち時間以上か否かを判断し(ステップ216)、待ち
時間が許容待ち時間以上でない場合は、そのまま本処理
を終了して受け付けたジョブの送信処理を継続する。一
方、待ち時間が許容待ち時間以上である場合は、所定の
通信抑制及びこれに伴う通信警告表示の処理を行って
(ステップ217)、本処理を終了する。
がない場合、通信回線のうち最小の待ち時間を有する通
信回線番号を取得し(ステップ213)、この通信回線
番号に対応する待ち時間を取得する(ステップ21
4)。そして、判断部8cは、予め設定されている許容
待ち時間を取得し(ステップ215)、ステップ214
で取得した待ち時間が、ステップ215で取得した許容
待ち時間以上か否かを判断し(ステップ216)、待ち
時間が許容待ち時間以上でない場合は、そのまま本処理
を終了して受け付けたジョブの送信処理を継続する。一
方、待ち時間が許容待ち時間以上である場合は、所定の
通信抑制及びこれに伴う通信警告表示の処理を行って
(ステップ217)、本処理を終了する。
【0057】この通信抑制及びこれに伴う通信警告表示
の具体的処理について、図8から図10に示す通信警告
表示例を参照して説明する。
の具体的処理について、図8から図10に示す通信警告
表示例を参照して説明する。
【0058】図8は、ユーザの判断を求め、この判断に
従って受け付けたジョブの処理を行うための通信警告表
示例を示すものであり、新規のジョブ受付時に、ファク
シミリ装置F2の待ち時間が許容待ち時間以上である場
合、表示管理部8は、図8に示すような通信警告表示を
行う。すなわち、表示管理部8は、「現在全ての回線が
使用されているため指示された通信開始までの待ち時間
が、設定されている許容時間を越えています。」なる警
告表示を行うとともに、この受け付けたジョブの通信を
継続して行うか否かの問い合わせを行う。この表示に
は、継続を指示するボタンB1と取消を指示するボタン
B2とがGUIとして表示され、ユーザが所望するいづ
れかのボタンB1,B2を選択することにより、対応す
る処理が行われる。例えば、継続を指示するボタンB1
を指示すると、受け付けたジョブはそのまま蓄積され、
ジョブ管理部5の管理のもとに所定の待ち時間後に送信
される。一方、取消を指示するボタンB2を指示する
と、受け付けたジョブは、記憶部6から削除され、ジョ
ブ管理部5による管理も受け付けたジョブがなかったも
のとして処理される。
従って受け付けたジョブの処理を行うための通信警告表
示例を示すものであり、新規のジョブ受付時に、ファク
シミリ装置F2の待ち時間が許容待ち時間以上である場
合、表示管理部8は、図8に示すような通信警告表示を
行う。すなわち、表示管理部8は、「現在全ての回線が
使用されているため指示された通信開始までの待ち時間
が、設定されている許容時間を越えています。」なる警
告表示を行うとともに、この受け付けたジョブの通信を
継続して行うか否かの問い合わせを行う。この表示に
は、継続を指示するボタンB1と取消を指示するボタン
B2とがGUIとして表示され、ユーザが所望するいづ
れかのボタンB1,B2を選択することにより、対応す
る処理が行われる。例えば、継続を指示するボタンB1
を指示すると、受け付けたジョブはそのまま蓄積され、
ジョブ管理部5の管理のもとに所定の待ち時間後に送信
される。一方、取消を指示するボタンB2を指示する
と、受け付けたジョブは、記憶部6から削除され、ジョ
ブ管理部5による管理も受け付けたジョブがなかったも
のとして処理される。
【0059】このようなユーザの選択を含めた警告表示
を行うことにより、ユーザは、送信指示したジョブが送
信されるまでに予め設定された許容待ち時間以上かか
り、比較的早く送信することができないことを確実に知
ることができるとともに、これに対する選択を行うよう
にしているので、柔軟な対応を行うことができる。
を行うことにより、ユーザは、送信指示したジョブが送
信されるまでに予め設定された許容待ち時間以上かか
り、比較的早く送信することができないことを確実に知
ることができるとともに、これに対する選択を行うよう
にしているので、柔軟な対応を行うことができる。
【0060】これに対し、図9は、ユーザの判断を求め
ることなく、受け付けたジョブの処理に対する通信警告
の表示例を示すものであり、この場合、表示管理部8
は、新規のジョブ受付時に、ファクシミリ装置F2の待
ち時間が許容待ち時間以上である場合、「現在全ての回
線が使用されているため指示された通信開始までの待ち
時間が、設定されている許容時間を越えています。」な
る警告表示を行うととともに、「送信ジョブは受け付け
られません。」とする表示を行って、送信指示されたジ
ョブの受付を拒否する旨を警告する。そして、「閉じ
る」を指示するボタンB3の指示をユーザに求め、この
ボタンB3の指示により、実際にジョブ管理部5は、送
信指示されたジョブの管理を取り消し、記憶部6に記憶
されたジョブを削除する処理を強制的に行う。
ることなく、受け付けたジョブの処理に対する通信警告
の表示例を示すものであり、この場合、表示管理部8
は、新規のジョブ受付時に、ファクシミリ装置F2の待
ち時間が許容待ち時間以上である場合、「現在全ての回
線が使用されているため指示された通信開始までの待ち
時間が、設定されている許容時間を越えています。」な
る警告表示を行うととともに、「送信ジョブは受け付け
られません。」とする表示を行って、送信指示されたジ
ョブの受付を拒否する旨を警告する。そして、「閉じ
る」を指示するボタンB3の指示をユーザに求め、この
ボタンB3の指示により、実際にジョブ管理部5は、送
信指示されたジョブの管理を取り消し、記憶部6に記憶
されたジョブを削除する処理を強制的に行う。
【0061】これにより、ユーザは、送信指示したジョ
ブが予め設定された許容待ち時間内に送信されないを確
実に知ることができる。
ブが予め設定された許容待ち時間内に送信されないを確
実に知ることができる。
【0062】また、図10は、待ち時間が許容待ち時間
以上かかる場合に受け付けたジョブの送信開始までにか
かる時間を表示する警告表示例を示すものである。すな
わち、表示管理部8は、新規に受け付けたジョブの待ち
時間が許容待ち時間以上である場合に、このジョブの待
ち時間後に該ジョブの送信が開始されることを警告表示
する。図10に示す表示では、「受け付けた送信ジョブ
の開始は、2分30秒後になります。」とする表示を行
って、受け付けたジョブの送信開始までにかかる時間を
警告表示している。
以上かかる場合に受け付けたジョブの送信開始までにか
かる時間を表示する警告表示例を示すものである。すな
わち、表示管理部8は、新規に受け付けたジョブの待ち
時間が許容待ち時間以上である場合に、このジョブの待
ち時間後に該ジョブの送信が開始されることを警告表示
する。図10に示す表示では、「受け付けた送信ジョブ
の開始は、2分30秒後になります。」とする表示を行
って、受け付けたジョブの送信開始までにかかる時間を
警告表示している。
【0063】これにより、ユーザは、図10に示す警告
表示がない場合には、送信指示したジョブが許容待ち時
間以内に送信されることを認識できるとともに、この警
告表示が行われた場合には、表示された待ち時間で該ジ
ョブが送信されることを確実に知ることができる。
表示がない場合には、送信指示したジョブが許容待ち時
間以内に送信されることを認識できるとともに、この警
告表示が行われた場合には、表示された待ち時間で該ジ
ョブが送信されることを確実に知ることができる。
【0064】なお、図10に示す待ち時間は、更新部8
aによって逐次更新されるようにしてもよく、さらに図
8から図10に示す表示に対する選択指示、あるいは
「閉じる」等の確認指示がなされない場合で、許容待ち
時間以内に収まる場合ようになった場合には、これらの
表示を取り消すようにしてもよい。
aによって逐次更新されるようにしてもよく、さらに図
8から図10に示す表示に対する選択指示、あるいは
「閉じる」等の確認指示がなされない場合で、許容待ち
時間以内に収まる場合ようになった場合には、これらの
表示を取り消すようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、ファクシミリ装置が現在送信中である場合のみなら
ず、送信すべき文書が送信待ちの状態であっても、新た
に送信すべき文書の送信開始時刻、送信開始までの所要
時間、送信終了時刻等が予測表示され、これにより、ユ
ーザは新たに送信すべき文書が送信されたか否かを確認
するために何度もファクシミリ装置に足を運ばなくても
よく、ユーザにかかる負担を軽減することができるとい
う利点を有する。
は、ファクシミリ装置が現在送信中である場合のみなら
ず、送信すべき文書が送信待ちの状態であっても、新た
に送信すべき文書の送信開始時刻、送信開始までの所要
時間、送信終了時刻等が予測表示され、これにより、ユ
ーザは新たに送信すべき文書が送信されたか否かを確認
するために何度もファクシミリ装置に足を運ばなくても
よく、ユーザにかかる負担を軽減することができるとい
う利点を有する。
【0066】また、既に受け付けた文書についての送信
開始時刻、送信開始までの所要時間、送信終了時刻等を
予測表示することができるので、送信指示した文書の確
認のための負担が軽減されるという利点を有する。
開始時刻、送信開始までの所要時間、送信終了時刻等を
予測表示することができるので、送信指示した文書の確
認のための負担が軽減されるという利点を有する。
【0067】さらに、通信回線を複数有する場合には、
これらの通信回線のうち所要時間の最も少ない通信回線
が選択されて送信開始時刻等を予測するようにしている
ので、予測時刻、予測時間等がより確かなものとなると
いう利点を有する。
これらの通信回線のうち所要時間の最も少ない通信回線
が選択されて送信開始時刻等を予測するようにしている
ので、予測時刻、予測時間等がより確かなものとなると
いう利点を有する。
【0068】また、送信処理は優先度を加味して管理さ
れ、この管理のもとに表示処理もなされるので、たとえ
受付順が遅くても優先度が高い文書を送信指示した場合
に、この送信指示した文書の送信開始時刻等の予測を適
切に行うことができるという利点を有する。
れ、この管理のもとに表示処理もなされるので、たとえ
受付順が遅くても優先度が高い文書を送信指示した場合
に、この送信指示した文書の送信開始時刻等の予測を適
切に行うことができるという利点を有する。
【0069】さらに、判断手段が送信開始までにかかる
時間が所定時間以上か否かを判断し、この判断結果をも
とに、所定の通信抑制及びこれに伴う警告表示を行うよ
うにしているので、ユーザの判断を容易にすることがで
きるとともに、送信開始までにかかる時間が予想以上か
かることを知らないで送信指示することを防止すること
ができるという利点を有する。
時間が所定時間以上か否かを判断し、この判断結果をも
とに、所定の通信抑制及びこれに伴う警告表示を行うよ
うにしているので、ユーザの判断を容易にすることがで
きるとともに、送信開始までにかかる時間が予想以上か
かることを知らないで送信指示することを防止すること
ができるという利点を有する。
【図1】本発明の第1の実施の形態であるファクシミリ
装置の構成を示す図。
装置の構成を示す図。
【図2】記憶部6内に記憶される画像情報とその属性情
報との記憶状態を示す図。
報との記憶状態を示す図。
【図3】各ジョブの送信開始時刻等の予測情報の表示処
理手順を示すフローチャート。
理手順を示すフローチャート。
【図4】優先度を加味したジョブ状態管理テーブル10
の送信処理順の並び替えの一例を示す図。
の送信処理順の並び替えの一例を示す図。
【図5】第1の実施の形態による予測情報の表示例を示
す図。
す図。
【図6】本発明の第2の実施の形態であるファクシミリ
装置の構成を示す図。
装置の構成を示す図。
【図7】第2の実施の形態による通信抑制及びこれに伴
う通信警告表示の処理手順を示すフローチャート。
う通信警告表示の処理手順を示すフローチャート。
【図8】待ち時間が許容待ち時間以上の場合にユーザに
ジョブ送信の判断を求める表示例を示す図。
ジョブ送信の判断を求める表示例を示す図。
【図9】待ち時間が許容待ち時間以上の場合にユーザに
ジョブ送信拒否の通信警告を行う表示例を示す図。
ジョブ送信拒否の通信警告を行う表示例を示す図。
【図10】待ち時間が許容待ち時間以上の場合にジョブ
送信開始までにかかる時間を表示する通信警告の表示例
を示す図。
送信開始までにかかる時間を表示する通信警告の表示例
を示す図。
F…ファクシミリ装置 1…画像入力部 2…入力受付
部 3…時計管理部 4…表示部 5…ジョブ管理部 6…
記憶部 7…通信制御部 8a…更新部 8b…待ち時間保持部
8c…判断部 9…所要時間算出部 10…ジョブ状態管理テーブル
C…制御部 L1,L2…通信回線 N…ネットワーク B…バス
部 3…時計管理部 4…表示部 5…ジョブ管理部 6…
記憶部 7…通信制御部 8a…更新部 8b…待ち時間保持部
8c…判断部 9…所要時間算出部 10…ジョブ状態管理テーブル
C…制御部 L1,L2…通信回線 N…ネットワーク B…バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長田 勉 神奈川県横浜市保土ケ谷区神戸町134番地 横浜ビジネスパークイーストタワー13F 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 小林 哲也 神奈川県横浜市保土ケ谷区神戸町134番地 横浜ビジネスパークイーストタワー13F 富士ゼロックス株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】 新規に送信すべき文書が送信開始される
までにかかる時間を予測し、該予測結果を表示部に表示
できるファクシミリ装置において、 現在送信中の文書を含む送信待ちの文書の各文書の送信
指示時に入力される該各文書の属性情報をもとに該各文
書が送信終了するに要する各所要時間を算出する算出手
段と、 前記送信待ちの文書の各所要時間を送信順に加算し、該
加算した時間を前記新規に送信すべき文書が送信開始さ
れるまでにかかる時間として前記表示部に表示させる表
示管理手段とを具備したことを特徴とするファクシミリ
装置。 - 【請求項2】 新規に送信すべき文書が送信される送信
開始時刻を予測し、該予測結果を表示部に表示できるフ
ァクシミリ装置において、 現在送信中の文書を含む送信待ちの文書の各文書の送信
指示に入力される該各文書の属性情報をもとに該各文書
が送信終了するに要する各所要時間を算出する算出手段
と、 現在時刻を管理する時刻管理手段と、 前記時刻管理手段から現在時刻を取得し、この現在時刻
に前記送信待ちの文書の各所要時間を送信順に加算した
時刻を前記新規に送信すべき文書が送信される送信開始
時刻として前記表示部に表示させる表示管理手段とを具
備したことを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項3】 前記表示管理手段は、 前記送信中の文書を含む前記送信待ちの文書及び前記新
規に送信すべき文書を各文書毎、送信順に従って前記現
在時刻に前記所要時間を加算し、その加算結果を各文書
の送信終了時刻に設定するとともに次の文書の送信開始
時刻に設定し、前記各文書毎に前記送信開始時刻、前記
所要時間、及び前記送信終了時刻を前記表示部に表示さ
せることを特徴とする請求項2記載のファクシミリ装
置。 - 【請求項4】 複数の通信回線に接続され、該複数の通
信回線を用いて同時に複数の送受信処理を行う通信制御
手段をさらに具備し、 前記表示管理手段は、前記送信順に従い、前記複数の通
信回線のうち、所要時間が加算された時間が最も少ない
通信回線に対して次の文書の所要時間を加算することを
特徴とする請求項1乃至請求項3記載のファクシミリ装
置。 - 【請求項5】 前記属性情報は、優先度を有し、 前記送信順は、前記優先度が示す優先順であって、同一
の優先度の場合には文書の受付順であることを特徴とす
る請求項1乃至請求項4記載のファクシミリ装置。 - 【請求項6】 前記属性情報は、少なくとも送信バイト
数及び通信回線速度を有し、 前記所要時間は、送信バイト数を通信回線速度で除算し
た時間であることを特徴とする請求項1乃至請求項5記
載のファクシミリ装置。 - 【請求項7】 前記新規に送信すべき文書が送信される
までにかかる時間あるいは前記各文書毎の前記送信開始
時刻、前記所要時間、及び前記送信終了時刻を前記表示
部に表示することを指示する指示手段をさらに具備し、 前記表示管理手段は、 前記指示手段による指示があった場合に前記新規に送信
すべき文書が送信されるまでにかかる時間あるいは前記
各文書毎の前記送信開始時刻、前記所要時間、及び前記
送信終了時刻を表示内容として前記表示部に表示するこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項6記載のファクシミ
リ装置。 - 【請求項8】 前記指示手段の指示に基づく表示内容を
前記送信中の文書の送信経過及び前記送信待ち文書の送
信開始に伴い定期的に該表示内容を更新する更新手段を
さらに具備したことを特徴とする請求項7記載のファク
シミリ装置。 - 【請求項9】 前記表示管理手段は、 前記新規に送信すべき文書の送信開始までにかかる時間
が所定時間以上かかるか否かを判断する判断手段を具備
し、 前記判断手段が所定時間以上かかると判断した場合に、
前記新規に送信すべき文書を継続して送信するか取り消
すかの選択指示を前記表示部に表示し、 前記選択指示手段に対して取消の指示が入力された場合
に前記新規に送信すべき文書の蓄積を削除することを特
徴とする請求項1乃至請求項8記載のファクシミリ装
置。 - 【請求項10】 前記表示管理手段は、 前記新規に送信すべき文書の送信開始までにかかる時間
が所定時間以上かかるか否かを判断する判断手段を具備
し、 前記判断手段が所定時間以上かかると判断した場合に、
前記新規に送信すべき文書の蓄積を削除することを特徴
とする請求項1乃至請求項8記載のファクシミリ装置。 - 【請求項11】 前記表示管理手段は、 前記新規に送信すべき文書の送信開始までにかかる時間
が所定時間以上かかるか否かを判断する判断手段を具備
し、 前記判断手段が所定時間以上かかると判断した場合に、
前記新規に送信すべき文書の送信開始までにかかる時間
を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1乃至
請求項8記載のファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8182106A JPH1028187A (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8182106A JPH1028187A (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1028187A true JPH1028187A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16112449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8182106A Pending JPH1028187A (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1028187A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7031033B2 (en) | 2000-08-31 | 2006-04-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Data communication apparatus |
US7295550B2 (en) | 2002-03-13 | 2007-11-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Data communication method |
JP2008293303A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Murata Mach Ltd | データ処理装置、画像処理システム、コンピュータプログラム |
-
1996
- 1996-07-11 JP JP8182106A patent/JPH1028187A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7031033B2 (en) | 2000-08-31 | 2006-04-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Data communication apparatus |
US7236273B2 (en) | 2000-08-31 | 2007-06-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Data communication apparatus |
US7295550B2 (en) | 2002-03-13 | 2007-11-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Data communication method |
JP2008293303A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Murata Mach Ltd | データ処理装置、画像処理システム、コンピュータプログラム |
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