JP3982468B2 - ネットワークスキャニングシステム、ネットワークスキャナ及びネットワークスキャニングユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークスキャナと、スキャナをネットワークスキャナとして機能させるためのネットワークスキャニングユニットと、ネットワークスキャナ及び複数台のコンピュータがネットワーク接続されたネットワークスキャニングシステムとに、関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、スキャナをLANに接続して使用する(LAN上の複数台のコンピュータによって共有する)ための技術(例えば、特許文献1参照。)が、開発されている。また、実際に、LANに直接接続可能なスキャナ、スキャナをLAN上のコンピュータから利用できるようにするためのスキャナ制御装置等が、市販されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−059561号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
現在、市販されている、LANに直接接続可能なスキャナ、スキャナとスキャナ制御装置とからなる装置(以下、ネットワークスキャナと表記する)と、ネットワークスキャナ用のドライバがインストールされた何台かのコンピュータとで構成されるシステム(以下、ネットワークスキャニングシステムと表記する)は、いずれも、ネットワークスキャナがユーザによって利用されている最中に他のユーザがネットワークスキャナの利用を開始しようとした場合、そのユーザのコンピュータのディスプレイ上に、他者によって利用されている状態(ネットワークスキャナの利用を開始できない状態)にある旨が表示されるシステムとなっている。
【0005】
すなわち、既存のネットワークスキャニングシステムは、ネットワークスキャナの利用希望者が、コンピュータに対してネットワークスキャナの利用を開始するための操作(以下、利用開始操作と表記する)を行ったが、コンピュータのディスプレイ上に他者によって利用されている状態にある旨が表示された場合、しばらくしてから、再び、利用開始操作を行わなければならないシステムとなっている。
【0006】
このため、既存のネットワークスキャニングシステムでは、ネットワークスキャナが利用されていない時間帯が結構あるのにも拘わらず、利用開始操作を行うタイミングが悪いため、ネットワークスキャナの実際の利用がなかなか開始できないといったことが生じていた。
【0007】
そこで、本発明の課題は、ネットワークスキャナを上記のような問題が生じない形で各ユーザに利用させることが出来るネットワークスキャニングシステムを提供することにある。
【0008】
また、本発明の他の課題は、上記のようなネットワークスキャニングシステムを構築することができるネットワークスキャナ、ネットワークスキャニングユニットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、ネットワークスキャナと、当該ネットワークスキャナ用のネットワークスキャナドライバがインストールされた複数台のコンピュータとが、ネットワーク接続されたネットワークスキャニングシステムを、ネットワークスキャナとして、原稿上の画像を読み取ってその画像を表す画像データを生成するための画像データ生成手段と、画像データ生成手段を,複数台のコンピュータの中の1台のコンピュータから利用できる状態で動作させるための制御処理を実行するための制御処理実行手段と,コンピュータを識別するためのコンピュータ識別情報を複数個記憶可能なコンピュータ識別情報記憶手段と、制御処理実行手段が制御処理を実行していない状況下では、所定内容の利用要求情報を受信したときに、制御処理実行手段に、画像データ生成手段を当該利用要求情報を送信してきたコンピュータから利用できる状態で動作させるための制御処理を実行させ、制御処理実行手段が制御処理を実行している状況下では、利用要求情報を受信したときに、当該利用要求情報を送信したコンピュータのコンピュータ識別情報をコンピュータ識別情報記憶手段に記憶する予約受付処理を行う利用要求情報処理手段と、制御処理実行手段による制御処理の実行が終了したときに、コンピュータ識別情報記憶手段に1つ以上のコンピュータ識別情報が記憶されていた場合には、最も過去に記憶されたコンピュータ識別情報をコンピュータ識別情報記憶手段から取り出し、制御処理実行手段に、画像データ生成手段をその取り出したコンピュータ識別情報にて特定されるコンピュータから利用できる状態で動作させるための制御処理を実行させる利用予約対処手段と、制御処理実行手段の制御処理によって画像データ生成手段が利用可能な状態となっているコンピュータのコンピュータ識別情報を含むと共に,コンピュータ識別情報記憶手段に記憶されている各コンピュータ識別情報をコンピュータ識別情報記憶手段に記憶された順が判別可能な形態で含む動作状況情報を、前記コンピュータ識別情報記憶手段内の情報が変更される度に、コンピュータ識別情報記憶手段に記憶されている各コンピュータ識別情報にて識別される各コンピュータに対して送信する動作状況情報送信手段とを備える装置を採用し、ネットワークスキャナドライバとして、その起動時に、自身が実行されているコンピュータに、利用要求情報をネットワークスキャナに対して送信する処理を実行させるプログラムであると共に、ネットワークスキャナから動作状況情報が送信されてきたときに、コンピュータに、当該動作状況情報に基づき、画像データ生成手段の利用を開始できるようになるまでに、他のコンピュータが、何台、画像データ生成手段を利用するかをユーザに通知するための情報を出力する利用状況情報出力処理を実行させるプログラムを採用したシステムとしておく。
【0010】
このような構成を有する本発明のネットワークスキャニングシステムは、ネットワークスキャナ(画像データ生成手段)の利用予約を行えるシステムとして機能することになる。従って、本発明のネットワークスキャニングシステムによれば、ネットワークスキャナが利用されていない時間帯が結構あるのにも拘わらず、利用開始操作(ネットワークスキャナドライバが起動されることになる操作)を行うタイミングが悪いため、ネットワークスキャナの実際の利用がなかなか開始できないといったことが生じない形で、ネットワークスキャナを複数のユーザに利用させることが出来ることになる。また、本発明のネットワークスキャニングシステムによれば、各ユーザが、コンピュータから出力される「画像データ生成手段の利用を開始できるようになるまでに、他のコンピュータが、何台、画像データ生成手段を利用するかをユーザに通知するための情報」に基づき、自身がネットワークスキャナを利用できるようになるまでの時間を或る程度予想できることになる。
【0011】
本発明のネットワークスキャニングシステムを実現するに際しては、利用要求情報処理手段が実行する予約受付処理を、利用要求情報を送信したコンピュータを、ユーザが画像データ生成手段の利用予約を行うか否かを指定できる装置として機能させ、ユーザが利用予約を行うことを指定した場合に、そのコンピュータのコンピュータ識別情報をコンピュータ識別情報記憶手段に記憶する処理としておいても良い。なお、予約受付処理がこのような処理となるようにしておいた場合には、ユーザが、ネットワークスキャナ(画像データ生成手段)の利用予約を行うか否かを選択可能なネットワークスキャニングシステムが得られることになる。
【0012】
また、本発明のネットワークスキャニングシステムを実現するに際しては、利用予約対処手段を、コンピュータ識別情報記憶手段に記憶されているコンピュータ識別情報の中から、それによって識別されるコンピュータとの間で通信が行える,最も過去に記憶されたコンピュータ識別情報を特定し、特定したコンピュータ識別情報をコンピュータ識別情報記憶手段から取り出す手段であるとともに、特定したコンピュータ識別情報よりも過去に記憶された各コンピュータ識別情報をコンピュータ識別情報記憶手段から消去する手段としておくことが望ましい。何故ならば、利用予約対処手段をこのような手段としておけば、画像データ生成手段の利用予約を行ったコンピュータの電源が落とされていた場合等に、問題が生じない(システムが止まらない)ことになるためである。
【0015】
なお、本発明のネットワークスキャニングシステムのネットワークスキャナドライバは、コンピュータに「画像データ生成手段の利用を開始できるようになるまでに、他のコンピュータが、何台、画像データ生成手段を利用するかを示す情報」を表示させるものであっても良く、音声出力させるものであっても良く、印刷させるものであっても良い。
【0016】
そして、本発明のネットワークスキャナは、原稿上の画像を読み取ってその画像を表す画像データを生成するための画像データ生成手段と、画像データ生成手段を,複数台のコンピュータの中の1台のコンピュータから利用できる状態で動作させるための制御処理を実行するための制御処理実行手段と、コンピュータを識別するためのコンピュータ識別情報を複数個記憶可能なコンピュータ識別情報記憶手段と、制御処理実行手段が制御処理を実行していない状況下では、所定内容の利用要求情報を受信したときに、制御処理実行手段に、画像データ生成手段を当該利用要求情報を送信してきたコンピュータから利用できる状態で動作させるための制御処理を実行させ、制御処理実行手段が制御処理を実行している状況下では、利用要求情報を受信したときに、当該利用要求情報を送信したコンピュータのコンピュータ識別情報をコンピュータ識別情報記憶手段に記憶する予約受付処理を行う利用要求情報処理手段と、制御処理実行手段による制御処理の実行が終了したときに、コンピュータ識別情報記憶手段に1つ以上のコンピュータ識別情報が記憶されていた場合には、最も過去に記憶されたコンピュータ識別情報をコンピュータ識別情報記憶手段から取り出し、制御処理実行手段に、画像データ生成手段をその取り出したコンピュータ識別情報にて特定されるコンピュータから利用できる状態で動作させるための制御処理を実行させる利用予約対処手段と、制御処理実行手段の制御処理によって画像データ生成手段が利用可能な状態となっているコンピュータのコンピュータ識別情報を含むと共に,コンピュータ識別情報記憶手段に記憶されている各コンピュータ識別情報をコンピュータ識別情報記憶手段に記憶された順が判別可能な形態で含む動作状況情報を、前記コンピュータ識別情報記憶手段内の情報が変更される度に、コンピュータ識別情報記憶手段に記憶されている各コンピュータ識別情報にて識別される各コンピュータに対して送信する動作状況情報送信手段とを、備える装置であるので、このネットワークスキャナを用いれば、ネットワークスキャナの実際の利用がなかなか開始できないといったことが生じない形で、ネットワークスキャナを複数のユーザに利用させることが出来るネットワークスキャニングシステムを構築できることになる。
【0017】
また、本発明のネットワークスキャナユニットは、スキャナと組み合わせること、本発明のネットワークスキャナと同様の機能を有する装置が得られるユニットとなっている。従って、このネットワークスキャニングユニットを用いれば、ネットワークスキャナの実際の利用がなかなか開始できないといったことが生じない形で、ネットワークスキャナを複数のユーザに利用させることが出来るネットワークスキャニングシステムを構築できることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
まず、図1及び図2を用いて、本発明の一実施形態に係るネットワークスキャニングシステムの概要を説明する。
【0020】
図1に示してあるように、本実施形態に係るネットワークスキャニングシステムは、スキャナ11にネットワークスキャニングユニット12を接続したネットワークスキャナ10と、ネットワークスキャナドライバ20及びTWAIN対応アプリケーションがインストールされている複数台のコンピュータ50とを含むLANシステムである。
【0021】
本ネットワークスキャニングシステムに用いられているスキャナ11は、SCSIインタフェースを有するスキャナである。このスキャナ11は、特殊な機能を有さないものである。このため、スキャナ11のハードウェア構成等の説明は省略する。
【0022】
ネットワークスキャニングユニット12は、スキャナ11(及び自ユニット)を、ネットワークを介した利用が可能なスキャナ(つまり、ネットワークスキャナ10)として動作させるための装置である。
【0023】
このネットワークスキャニングユニット12(以下、NSU12と表記する)は、図2に模式的に示したように、スキャナ11と通信を行うためのSCSI回路,LAN(本実施形態では、EthernetLAN;Ethernetは、米国 Xerox Corp. の商標)上の装置(コンピュータ50)と通信を行うためのネットワークI/F回路(NW_I/F回路),幾つかの押しボタンスイッチからなる押しボタンSW部,各種情報を表示するためのLCD、CPU,ROM,RAM等から構成された装置となっている。すなわち、NSU12は、入力装置、表示装置として、それぞれ、押しボタンSW部、LCDを備えた一種のコンピュータとなっている。
【0024】
また、本ネットワークスキャニングシステムに含まれる各コンピュータ50にインストールされているネットワークスキャナドライバ20は、ネットワークスキャナ10(NSU12及びスキャナ11)を制御するためのプログラムである。このネットワークスキャナドライバ20は、TWAIN対応アプリケーション(画像入力デバイス用のAPI/プロトコルであるTWAINに対応したアプリケーションプログラム)によって利用(起動)されるプログラム(いわゆる、TWAIN対応のデバイスドライバ)となっている。
【0025】
そして、本ネットワークスキャニングシステムは、ネットワークスキャナ10が他のユーザによって利用されていた場合、ネットワークスキャナ10(スキャナ11)の利用予約を行うことが出来るシステムとなっている。
【0026】
以上のことを前提に、以下、本実施形態に係るネットワークスキャニングシステムの構成及び動作を詳細に説明する。なお、押しボタンSW部(図2参照)を備えていることから推定されるように、本実施形態に係るNSU12は、押しボタンSW部に対するユーザの操作内容に応じた動作(IPアドレスの設定/変更指示の受付、スキャナ11の制御等)も行う装置となっているのであるが、以下では、当該動作に関する説明は省略することにする。
【0027】
本実施形態に係るネットワークスキャナドライバ20は、TWAIN対応アプリケーションにより起動されると、図3及び図4に示した手順の処理をコンピュータ50に実行させるプログラムとなっている。また、本実施形態に係るNSU12は、電源が投入されると、図5に示した手順の処理を開始する装置となっている。
【0028】
すなわち、ネットワークスキャナドライバ20に従った動作を開始したコンピュータ50(ユーザによりネットワークスキャナ10を利用するための操作が行われたことを検出し、ネットワークスキャナドライバ20の実行を開始したコンピュータ50)は、図3に示してあるように、まず、NSU12への接続要求パケット(いわゆる、SYNパケット)の送信で始まる一連の処理を行うことにより、NSU12との間にTCPコネクションを確立する(ステップS101)。
【0029】
一方、電源が投入されたNSU12は、図5に示してあるように、接続要求パケット,ジョブ開始パケット,ジョブ終了パケットの受信を待機(監視)する処理(ステップS201)を開始している。
【0030】
ここで、ジョブ開始パケットとは、ネットワークスキャナ10の利用を実際に開始するコンピュータ50,或いは,ユーザによってネットワークスキャナ10(スキャナ11)の利用予約を行うための操作が行われたコンピュータ50(詳細は後述)が送信する図6に示した構成のパケットのことである。
【0031】
すなわち、ジョブ開始パケットは、12バイト長のヘッダ部と、データ部とからなるパケットであると共に、ヘッダ部に、自パケットの構造を規定しているプロトコルを示す(自パケットがネットワークスキャナ10を制御するためのパケットであることを示す)対応プロトコル識別子,自パケットがジョブ開始パケットであることを示すジョブ開始パケット用パケット種別値"0x80",自パケットに含まれるデータ部のサイズを示すデータ部サイズ等が設定され、データ部に、自パケットを送信したコンピュータ50に関するコンピュータ名,IPアドレス,ユーザ名(いわゆる、ログオンユーザ名)等からなるジョブ情報(本実施形態では、64バイトの情報)が設定されたパケットとなっている。
【0032】
また、ジョブ終了パケットとは、ユーザによってネットワークスキャナ10の利用終了を指示する操作がなされたことを検出したコンピュータ50(ネットワークスキャナドライバ20)が送信するパケットのことである。このジョブ終了パケットは、上記した対応プロトコル識別子,自パケットがジョブ終了パケットであることを示すパケット種別値,データ部のサイズが“0”であることを示すデータ部サイズ等が設定されているヘッダ部のみからなるパケットとなっている。なお、後述する各パケット(TCPコネクション設定用/切断用パケットを除いたパケット)も、ジョブ開始パケット,ジョブ終了パケットのような構成のパケット(ヘッダ部内の対応プロトコル識別子により、ネットワークスキャナ10を制御するためのパケットであることが判別でき、データ部サイズにより、データ部のサイズが判別でき、パケット種別値によりパケットの種類及びデータ部の構成が判別できるパケット)となっている。
【0033】
そして、これらのパケット及び接続要求パケットの受信を監視しているNSU12は、接続要求パケットを受信した場合(図5:ステップS201、S202;接続要求)には、その接続要求パケットを送信したコンピュータ50(以下、接続要求送信元コンピュータ50と表記する)との間にTCPコネクションを確立するための処理(ステップS203)を行った後に、接続要求送信元コンピュータ50に対して、自装置の状態(スキャナ11の予約状態等)に応じた内容の接続応答パケット(リスト無し接続応答パケット或いはリスト付き接続応答パケット)を送信する処理(ステップS204)を行う。
【0034】
具体的には、このステップS204にて、NSU12は、以下の処理を行う。
【0035】
まず、NSU12は、スキャナ制御処理を実行中ではないという条件(以下、利用開始可能条件と表記する)が満たされているか否かを判断する。
【0036】
ここで、スキャナ制御処理とは、ネットワークスキャナ制御処理(図4のステップS111で行われる,ネットワークスキャナ10を実際に利用するための処理)を行っているコンピュータ50からの指示に応じた制御をスキャナ11に対して行う処理のことである。このスキャナ制御処理は、図5の各ステップの処理と並行的に行われる処理(ステップS211にて開始され、ステップS205にて終了される処理)となっている。なお、コンピュータ50が行うネットワークスキャナ制御処理は、既存のネットワークスキャナドライバがインストールされているコンピュータが、ネットワークスキャナの利用時に行っているものと特に変わる所がない処理(画像読取条件設定用のウィンドウを表示する処理,設定されている画像読取条件でネットワークスキャナに実際に画像読取を行わせる処理等からなる処理)となっている。また、NSU12が行うスキャナ制御処理も、既存のネットワークスキャナユニット(NSU12の元となったユニット)が行っているものと特に変わる所がない処理となっている。このため、コンピュータ50が行うネットワークスキャナ制御処理、NSU12が行うスキャナ制御処理に関する具体的な内容説明は、省略する。
【0037】
利用開始可能条件(スキャナ制御処理を実行中ではないという条件)が満たされているか否かの判断を行ったNSU12は、利用開始可能条件が満たされていた場合には、図7(A)に示した構成(内容)のリスト無し接続応答パケットを生成し、生成したリスト無し接続応答パケットを接続要求送信元コンピュータ50に送信する。すなわち、この場合、NSU12は、接続応答パケット用のパケット種別値"0x80"が設定されているヘッダ部と、スキャナ11の利用を開始して良いことを示すエラーコード"0x00"が設定されているデータ部とからなるリスト無し接続応答パケットを接続要求送信元コンピュータ50に対して送信する。
【0038】
一方、利用開始可能条件が満たされていなかった場合、NSU12は、ジョブ情報管理テーブルを参照することにより図7(B)に示した構成のリスト付き接続応答パケットを生成し、生成したリスト付き接続応答パケットを接続要求送信元コンピュータ50に対して送信する。
【0039】
具体的な更新手順についての説明は後ほど行うが、リスト付き接続応答パケットを生成するために参照されているジョブ情報管理テーブルは、上述したジョブ開始パケット(図6参照)がコンピュータ50から送信されてきたときに、そのデータ部に設定されているジョブ情報が書き込まれる(記憶される)テーブルとなっている。また、ジョブ情報管理テーブルは、利用不可能な状態にあったスキャナ11が利用可能な状態となった場合と,ジョブ情報の書込(記憶)時にスキャナ11が利用可能な状態であった場合とに、最も過去に書き込まれたジョブ情報が取り出され、そのジョブ情報によって特定されるコンピュータ50にスキャナ11を利用させるためのスキャナ制御処理が開始されるテーブルともなっている。
【0040】
要するに、ジョブ情報管理テーブルは、ネットワークスキャナ10(スキャナ11)の利用予約を行っているが、未だ実際の利用を開始していないコンピュータ50に関するジョブ情報のみを記憶しているように(ネットワークスキャナ10を実際に利用しているコンピュータ50に関するジョブ情報を記憶していないように)、その内容が更新されるテーブルとなっている。
【0041】
そして、利用開始可能条件が満たされていなかった場合にNSU12が生成・送信するリスト付き接続応答パケット(図7(B))は、リスト無し接続応答パケット(図7(A))のヘッダ部とサイズ部データの値のみが異なるヘッダ部を有するパケットであって、データ部に、スキャナ11の利用予約を受け付けられること(スキャナ11の利用を開始できないこと)を示すエラーコード"0x80",ジョブ情報管理テーブル内の各ジョブ情報のコピーであるスキャン待ちジョブ情報,スキャナ11をその時点において利用しているコンピュータ50に関するジョブ情報のコピーであるスキャン中ジョブ情報,自パケットに含まれるジョブ情報(スキャン中ジョブ情報/スキャン待ちジョブ情報)の総数を示す4バイトのステータス情報等が設定されたパケットとなっている。
【0042】
また、このリスト付き接続応答パケットは、データ部に、スキャン待ちジョブ情報が、ジョブ情報管理テーブルへの書き込み順通りに設定されるパケットともなっている。なお、リスト無し/リスト付き接続応答パケットのデータ部に含まれているプロトコルバージョン情報は、自パケットが、対応プロトコル識別子が示しているプロトコルのどのバージョン用のパケットであるかを示す情報である。また、リスト付き接続応答パケットのデータ部に含まれているFillerは、ステータス情報が,リスト付き接続応答パケットの16バイト目(先頭バイトが0バイト)から始まるようにする(ステータス情報の開始位置を4バイト境界位置とする)ための情報である。
【0043】
そして、このような内容のリスト無し接続応答パケット或いはリスト付き接続パケットを接続要求送信元コンピュータ50に対して送信する処理をステップS204にて行ったNSU12は、再び、ステップS201の処理を開始する。
【0044】
一方、接続要求パケットの送信等を行うことによりNSU12との間にTCPコネクションを確立したコンピュータ50(接続要求送信元コンピュータ50)は、NSU12から接続応答パケット(リスト付き接続応答パケット或いはリスト無し接続応答パケット)が送信されてくるのを監視する処理(図3:ステップS102)を開始している。
【0045】
そして、コンピュータ50は、リスト無し接続応答パケット(スキャン中ジョブ情報等が含まれない、エラーコードが“0x00”となっている接続応答パケット;図7(A)参照)を受信した場合(ステップS102;リスト無し接続応答)には、ジョブ開始パケット(図6参照)をNSU12に対して送信する処理(ステップS103)を行った後、NSU12から,ネットワークスキャナ制御処理の開始を指示するためのパケットであるリスト無しジョブ開始応答パケットが送信されてくるのを待機する処理(ステップS104)を開始する。
【0046】
NSU12の具体的な動作手順については後述するが、NSU12が送信するリスト無しジョブ開始応答パケットは、図8に模式的に示したように、自パケットがジョブ開始応答パケットであることを示すパケット種別値"0xA1"が設定されているヘッダ部と、ステータス情報"0x00000000"のみからなるデータ部とを有するパケットとなっている。
【0047】
コンピュータ50は、このリスト無しジョブ開始応答パケットを受信したとき(ステップS104;YES)に、ネットワークスキャナ制御処理(図5:ステップS111)を開始する。すなわち、コンピュータ50は、画像読取条件設定用のウィンドウをディスプレイ上に表示する処理や,ユーザによって設定された画像読取条件でネットワークスキャナ10を実際に動作させる処理等を行う状態となる。
【0048】
そして、コンピュータ50は、ユーザによって所定の操作(ネットワークスキャナ10の利用終了を指示する操作)がなされたときに、ネットワークスキャナ制御処理を終了する。その後、コンピュータ50は、ジョブ終了パケットをNSU12に対して送信する処理(ステップS112)を行ってから、NSU12からジョブ終了パケットが送信されてくるのを待機する処理(ステップS113)を開始する。なお、ジョブ終了応答パケットとは、自パケットがジョブ終了応答パケットであることを示すジョブ種別値が設定されているヘッダ部のみからなるパケットのことであり、ジョブ終了パケットとは、既に説明したように、自パケットがジョブ終了パケットであることを示すジョブ種別値が設定されているヘッダ部のみからなるパケットのことである。
【0049】
そして、コンピュータ50は、NSU12からジョブ終了パケットが送信されてきたとき(ステップS113;YES)に、NSU12との間のTCPコネクションを切断するための処理(図4:ステップS114)を行ってから、ネットワークスキャナドライバ20に従った処理(図3、4の流れ図の処理)を終了する。
【0050】
要するに、NSU12との間にTCPコネクションを確立した後にNSU12から受信したパケットがリスト無し接続応答パケットであった場合、コンピュータ50は、自動的にネットワークスキャナ制御処理(ユーザが指示した内容の動作をネットワークスキャナ10に行わせるための処理)を開始する。そして、コンピュータ50は、ネットワークスキャナ10の利用終了を指示する操作がユーザによってなされたときに、NSU12との間でジョブ終了パケット,ジョブ終了応答パケットを授受する処理を行ってから、ネットワークスキャナドライバ20に従った動作を終了する。
【0051】
これに対して、NSU12から受信した接続応答パケットがリスト付き接続応答パケット(スキャン中ジョブ情報等を含む、エラーコードが“0x80”となっている接続応答パケット;図7(B)参照)であった場合(ステップS102;リスト付き接続応答)、コンピュータ50は、ディスプレイ上に、ユーザにネットワークスキャナ10(スキャナ11)の利用予約を行うか否かを問い合わせるための問い合わせウィンドウを表示する(ステップS105)。
【0052】
具体的には、このステップS105において、コンピュータ50は、NSU12が送信してきたリスト付き接続応答パケットに含まれるスキャン中ジョブ情報,スキャン待ちジョブ情報等に基づき、図9(A)に示した構成の問い合わせウィンドウ30、すなわち、リスト付き接続応答パケットに含まれていた各ジョブ情報の内容(コンピュータ名,IPアドレス及びユーザ名)がデータ部内での順番通りにリスト形式で示されるジョブ情報表示領域31と、“キャンセル”ボタン32と、“順番待ちする”ボタン33とを有する問い合わせウィンドウを、ディスプレイ上に表示する。
【0053】
そして、コンピュータ50は、問い合わせウィンドウに対する操作がなされるのを待機する処理(ステップS106)を開始し、“キャンセル”ボタン32が押下された場合(ステップS106;キャンセル)には、問い合わせウィンドウをディスプレイ上から消去する処理(図示せず)と、NSU12との間のTCPコネクションを切断するための処理(図4:ステップS114)とを行ってから、ネットワークスキャナドライバ20に従った処理(図3、4の流れ図の処理)を終了する。
【0054】
一方、“順番待ちをする”ボタン33が押下された場合(ステップS106;順番待ち)、コンピュータ50は、ステップS103の処理で送信するものと同じジョブ開始パケット(図6参照)をNSU12に対して送信する処理を、ステップS107にて行う。また、コンピュータは、表示中の問い合わせウィンドウを、図9(B)に示した構成の状況提示ウィンドウ、すなわち、“順番待ちをする”ボタン32を備えず、“順番待ちをする”ボタン32押下時点からの経過時間(図9(B)における“150”)が示される経過時間表示領域35を備え、NSU12に対して送信したジョブ開始パケットに含めたジョブ情報の内容(図では、TwainPc2,192.168.10.16,Takahasi)が、ジョブ情報表示領域31内に追加されている状況提示ウィンドウに変更する処理(ステップS108)も行う。
【0055】
そして、コンピュータ50は、リスト無しジョブ開始応答パケット或いはリスト付きジョブ開始応答パケットがNSU12から送信されてくるのを監視する処理(ステップS109)と、経過時間表示領域35の内容を更新する処理である経過時間更新処理(図示せず)と、状況提示ウィンドウ上の“キャンセル”ボタン32が押下されるのを監視する処理であるキャンセル指示入力監視処理(図示せず)とを、開始する。
【0056】
このステップS109の処理でその受信が監視されるリスト付きジョブ開始応答パケットは、リスト付きジョブ接続応答パケットと同様に、ステータス情報,スキャン中ジョブ情報,スキャン待ちジョブ情報がデータ部に設定されているパケットである。詳細については後述するが、このリスト付きジョブ開始応答パケットは、或るコンピュータ50によるスキャナ11の利用が終了した際に、NSU12が、スキャナ11の利用予約を行っている各コンピュータ50に対して送信する図10に示した構成のパケットとなっている。すなわち、リスト付きジョブ開始応答パケットは、パケット種別値だけからは、リスト付きジョブ開始応答パケットであるかリスト無しジョブ開始応答パケット(図8参照)であるかが判別できないパケットであって、ステータス情報の値(及びデータ部サイズ)によりリスト付きジョブ開始応答パケットであることが判別できるパケットとなっている。
【0057】
そして、NSU12から送信されてきたジョブ開始応答パケットがこのリスト付きジョブ開始応答パケットであった場合(ステップS109;リスト付きジョブ開始応答)、コンピュータ50は、状況提示ウィンドウの表示内容(ジョブ情報表示領域31内に表示する情報)を当該リスト付きジョブ開始応答パケットに含まれているジョブ情報に応じたものに変更する処理(ステップS110)を行う。その後、コンピュータ50は、再び、ステップS109の処理と経過時間更新処理とキャンセル指示入力監視処理とを開始する。なお、本ネットワークスキャナドライバ20は、状況提示ウィンドウを、最小化等が可能なウィンドウとしたプログラムであるため、ステップS110の処理、経過時間更新処理は、いずれも、状況提示ウィンドウの表示内容を実際には変更しない場合がある処理(状況提示ウィンドウがディスプレイ上に表示されていない状態では、ディスプレイの表示内容を変更しない処理)となっている。
【0058】
そして、コンピュータ50は、NSU12から送信されてきたジョブ開始応答パケットがリスト無しジョブ開始応答パケット(図8参照)であった場合(ステップS109;リスト無しジョブ開始応答)には、ネットワークスキャナ10(スキャナ11)の利用を開始するために、既に説明したステップS110(図5)以降の処理を開始する。
【0059】
また、状況提示ウィンドウ上の“キャンセル”ボタン32が押下された場合(図示せず)、コンピュータ50は、NSU12との間のTCPコネクションを切断する処理を行ってから、ネットワークスキャナドライバ20に従った処理(図3、4の流れ図の処理)を終了する。
【0060】
以下、NSU12の,ジョブ開始パケット、ジョブ終了パケット受信時の動作を、説明する。
【0061】
ここまで説明したコンピュータ50の動作内容から明らかなように、ジョブ開始パケットは、ネットワークスキャナ制御処理を開始することを通知するためのパケットとしてNSU12に対して送信されることも、ネットワークスキャナ10の利用予約を行うことを通知するためのパケットとしてNSU12に対して送信されることもあるパケットとなっている。
【0062】
このため、NSU12は、ジョブ開始パケットを受信した場合(図5:ステップS201,S202;ジョブ開始)、受信したジョブ開始パケット内のジョブ情報をジョブ情報管理テーブルに書き込む処理(ステップS207)を行ってから、スキャナ制御処理を実行中であるか否か(受信したジョブ開始パケットが、リスト付き接続応答パケットの送信先コンピュータ50が送信したものであるか否か)の判断(ステップS208)を行う。
【0063】
そして、NSU12は、スキャナ制御処理を実行中であった(受信したジョブ開始パケットが、リスト付き接続応答パケットの送信先コンピュータ50が送信したものであった)場合(ステップS208;YES)には、特に処理を行うことなく(そのジョブ開始パケット内のジョブ情報をジョブ情報管理テーブルに追加する処理を行っただけで)、ステップS201の処理(及びスキャナ制御処理)を行っている状態に戻る。一方、スキャナ制御処理を実行中でなかった(受信したジョブ開始パケットが、リスト無し接続応答パケットの送信先コンピュータ50が送信したものであった)場合(ステップS208;NO)、NSU12は、ステップS209〜S211の処理からなる制御対象設定処理を行う。
【0064】
この制御対象設定処理は、ステップS208で“NO”側への分岐が行われた場合には、ジョブ情報管理テーブルに1個のジョブ情報(受信したジョブ開始パケットに含まれていたジョブ情報)が記憶されている状態で開始される処理である。ただし、制御対象設定処理は、ジョブ情報管理テーブルに1個以上のジョブ情報が記憶されている状態で開始される場合(ステップS206で“NO”側への分岐が行われた場合;詳細は後述)もある処理となっている。このため、以下では、ジョブ情報管理テーブルにN+1個(Nは“0”以上の整数)のジョブ情報が記憶されている状態で開始されたものとして、この制御対象設定処理の内容を説明することにする。
【0065】
制御対象設定処理を開始したNSU12は、まず、ジョブ情報管理テーブルから,最古の(最も過去に記憶された)ジョブ情報を取り出す(ジョブ情報管理テーブル内の最古のジョブ情報を読み出し、そのジョブ情報をジョブ情報管理テーブルから削除する)し、そのジョブ情報にて特定されるコンピュータ50に対して、リスト無しジョブ開始応答パケット(図8参照)を送信する処理(ステップS209)を行う。より具体的には、NSU12は、このステップS209において、リスト無しジョブ開始応答パケットの送信先のコンピュータ50と通信が行えなかった場合(リスト無しジョブ開始応答パケットが受信されたこと確認できなかった場合)、リスト無しジョブ開始応答パケットの受信が確認できるかジョブ情報管理テーブルが空(ジョブ情報を1つも記憶していない状態)となるまで、ジョブ情報管理テーブルからジョブ情報を取り出し(取り出し順は、記憶順)、取り出したジョブ情報にて特定されるコンピュータ50に対してリスト無しジョブ開始応答パケットを送信する処理を、繰り返す。
【0066】
次いで、NSU12は、ジョブ情報管理テーブルにその時点において記憶されている全てのジョブ情報を読み出し、読み出した各ジョブ情報にて特定される各コンピュータ50に対して、リスト付きジョブ開始応答パケット(図10参照)を送信する処理(ステップS210)を行う。また、このステップS210において、NSU12は、リスト付きジョブ開始応答パケットが受信されたこと確認できなかった各コンピュータ50に関するジョブ情報をジョブ情報管理テーブルから消去する処理も行う。
【0067】
なお、ステップS208で“NO”側への分岐が行われた結果として制御対象設定処理が開始された場合(この場合、N=0)、ステップS209の処理では、直前に受信したジョブ開始パケットの送信元コンピュータ50に対して、リスト無しジョブ開始応答パケットが送信されることになる。そして、ステップS210では、0台のコンピュータ50に対してリスト付きジョブ開始応答パケットを送信する処理が行われる(特に何も行われない)ことになる。
【0068】
このような内容の処理をステップS209,S210にて行ったNSU12は、スキャナ制御処理を開始(ステップS211)した上でこの制御対象設定処理を終了し、ステップS201の処理を行っている状態(スキャナ制御処理を行いながら、各種パケットの受信を監視している状態)となる。
【0069】
そして、NSU12は、スキャナ11を利用させているコンピュータ50から、ジョブ終了パケットが送信されてきた場合(ステップS201、S202;ジョブ終了)には、実行中のスキャナ制御処理を終了すると共に、ジョブ終了パケットを送信してきたコンピュータ50に対してジョブ終了パケットを送信した上で、対応するTCPコネクションを切断する処理(ステップS205)を行う。その後、NSU12は、ジョブ情報管理テーブルが空である(ジョブ情報が記憶されていない状態にある)か否かを判断(ステップS206)し、ジョブ情報管理テーブルが空であった場合(ステップS206;YES)には、ステップS201の処理のみを行っている状態(各種パケットの受信のみを監視している状態)となる。一方、ジョブ情報管理テーブルが空でなかった場合(ステップS206;NO)、NSU12は、制御対象設定処理(ステップS209〜S211)を行った後、ステップS201の処理とスキャナ制御処理とを行っている状態となる。
【0070】
以下、コンピュータαのユーザ、コンピュータβのユーザ、コンピュータγのユーザが、この順で、同時期にネットワークスキャナ10を利用しようとした場合を例に、本ネットワークスキャニングシステムの動作をさらに具体的に説明しておくことにする。なお、コンピュータα、β、γとは、それぞれ、コンピュータ50(ネットワークスキャナドライバ20等がインストールされているコンピュータ)のことである。
【0071】
図11に示したように、この場合には、まず、コンピュータαからNSU12へ接続要求パケットが送信されることにより、コンピュータαとNSU12との間にTCPコネクション(図示せず)が確立される。
【0072】
そして、コンピュータαからの接続要求パケットを受信したNSU12は、スキャナ制御処理を実行していない(スキャナ11が利用可能な状態にある)ため、コンピュータαに対してリスト無し接続応答パケットを送信する(図5;ステップS204参照)。
【0073】
このリスト無し接続応答パケットを受信したコンピュータαは、図3のステップS103以降の処理を開始する。すなわち、コンピュータαは、図11に示してあるように、ジョブ開始パケットをNSU12に対して送信し、そのジョブ開始パケットに対する応答としてNSU12が送信するリスト無しジョブ開始応答パケット(図5のステップS204参照)を受信したときに、ネットワークスキャナ制御処理を開始する。また、リスト無しジョブ開始応答パケットをコンピュータαに対して送信したNSU12は、スキャナ制御処理を開始するので、それらの結果として、スキャナ11がコンピュータαによって占有されている状態が形成されることになる。
【0074】
この後、コンピュータβからNSU12へ接続要求パケットが送信されると、NSU12は、コンピュータβとの間にTCPコネクションを確立するための処理を行う。そして、スキャナ制御処理を実行中であるため、NSU12は、コンピュータβに対してリスト付き接続応答パケット(コンピュータαに関するジョブ情報をスキャン中ジョブ情報として含むもの)を送信する。
【0075】
このリスト付き接続応答パケットを受信したコンピュータβは、図3のステップS105以降の処理を開始する。すなわち、コンピュータβは、コンピュータαのコンピュータ名等が示されているジョブ情報表示領域31を有する問い合わせウィンドウ(図9(A)参照)をディスプレイ上に表示する。そして、ユーザが利用予約を行うことを指示したとき(問い合わせウィンドウ上の“順番待ちボタン”32を押下したとき)に、ジョブ開始パケットをNSU12に対して送信すると共に、問い合わせウィンドウを、自コンピュータに関する情報が示されているジョブ情報表示領域31を有する状況提示ウィンドウ(図9(B)参照)に変更する。その後、コンピュータβは、ジョブ開始応答パケット(この場合、リスト付きジョブ開始応答パケット)が受信されるのを待機する状態となる。
【0076】
一方、コンピュータβが送信したジョブ開始パケットの受信時、NSU12は、スキャナ制御処理を行っている状態にある。このため、NSU12は、ジョブ開始応答パケットをコンピュータβに対して送信せずに、ジョブ開始パケット内のジョブ情報をジョブ情報管理テーブルに記憶する処理のみを行う(図5のステップS208で“YES”側へ分岐する)。
【0077】
この後、コンピュータγから接続要求パケットが送信されてくると、NSU12は、コンピュータγとの間にTCPコネクションを確立するための処理を行う。そして、NSU12は、スキャナ制御処理を実行している状態にあるので、リスト付き接続応答パケット(コンピュータα,コンピュータβに関するジョブ情報を含むもの)をコンピュータγに対して送信する。
【0078】
このリスト付き接続応答パケットを受信したコンピュータγは、ステップS105以降の処理を開始する。すなわち、コンピュータγは、問い合わせウィンドウを表示し、ユーザが利用予約を行うことを指示したときに、ジョブ開始パケットをNSU12に対して送信する。また、コンピュータγは、問い合わせウィンドウを、自コンピュータに関する情報が示されているジョブ情報表示領域31を有する状況提示ウィンドウに変更した後に、ジョブ開始応答パケットが受信されるのを待機する状態となる。
【0079】
そして、コンピュータγが送信したジョブ開始パケットを受信したNSU12は、コンピュータβが送信したジョブ開始パケットの受信時と同様に、ジョブ開始パケット内のジョブ情報をジョブ情報管理テーブルに記憶する処理のみを行う。
【0080】
この後、コンピュータαのユーザがスキャナ11(ネットワークスキャナ10)の利用終了を指示した結果としてコンピュータαからジョブ終了パケットが送信されてきた場合、NSU12は、コンピュータαに対してジョブ終了応答パケットを送信すると共にスキャナ制御処理を終了する。また、NSU12は、コンピュータαとの間のTCPコネクションを切断する処理も行う。そして、NSU12は、ジョブ情報管理テーブルにコンピュータβに関するジョブ情報とコンピュータγに関するジョブ情報とが記憶されている(コンピュータβに関するジョブ情報が最古のジョブ情報)ので、コンピュータβに対してリスト無しジョブ開始応答パケットを送信し、コンピュータγに対してリスト付きジョブ開始応答パケット(コンピュータβ、γに関するジョブ情報を含むもの)を送信した後に、スキャナ制御処理を開始する。
【0081】
このリスト無しジョブ開始応答パケットを受信したコンピュータβは、ネットワークスキャナ制御処理を開始する。そして、ネットワークスキャナ制御処理及びスキャナ制御処理が開始された結果として、スキャナ11がコンピュータβによって占有されている状態が形成されることになる。
【0082】
また、NSU12からのリスト付きジョブ開始応答パケットを受信したコンピュータγは、状況通知ウィンドウの内容を、受信したリスト付きジョブ開始応答パケットに含まれるジョブ情報に応じたもの(コンピュータαに関するコンピュータ名等がジョブ情報表示領域31内に示されていないもの)に変更する処理を行った後に、ジョブ開始応答パケット(この場合、リスト無しジョブ開始応答パケット)が受信されるのを待機する状態に戻る。
【0083】
そして、NSU12は、コンピュータβが送信したジョブ終了パケットを受信したときには、上記したものと同様の手順で動作することにより、スキャナ11(ネットワークスキャナ10)をコンピュータγから利用できる状態で動作させる。
【0084】
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係るネットワークスキャニングシステムは、各コンピュータ50のユーザが、ネットワークスキャナ10(スキャナ11)の利用予約を行えるシステムとなっている。従って、このネットワークスキャニングシステムを用いれば、ネットワークスキャナ10が実際には利用されていない時間帯が結構あるのにも拘わらず、ユーザが利用開始操作(ネットワークスキャナドライバ20が起動されることになる操作)を行うタイミングが悪いため、ネットワークスキャナ10の実際の利用がなかなか開始できないといったことが生じない形で、ネットワークスキャナ10を複数のユーザにより共有できることになる。
【0085】
<変形形態>
上記したネットワークスキャニングシステムは、各種の変形を行うことが出来る。例えば、ネットワークスキャナ10(スキャナ11)の利用予約を行うか否かをユーザが選択できないように(問い合わせウィンドウが表示されることなく、状況提示ウィンドウが表示されるように)、ネットワークスキャニングシステムを変形しておいても良い。
【0086】
また、本実施形態に係るネットワークスキャニングシステムは、スキャナ11を利用するコンピュータ50が変更されるときに、リスト無しジョブ開始応答パケットがネットワークスキャナ10の利用予約を行っている各コンピュータ50に送信されるシステムであったが、ジョブ情報管理テーブルにジョブ情報が追加されたときにも、リスト無しジョブ開始応答パケットがネットワークスキャナ10の利用予約を行っている各コンピュータ50に送信されるように、ネットワークスキャニングシステムを変形しておいても良い。また、各コンピュータ50に対して、そのコンピュータ50よりも、利用予約時刻が遅いコンピュータ50に関するジョブ情報を含まないリスト無しジョブ開始応答パケットを送信するように(コンピュータ50毎に異なる内容のリスト無しジョブ開始応答パケットを送信するように)、ネットワークスキャニングシステムを変形しておいても良い。
【0087】
さらに、NSU12、コンピュータ50(ネットワークスキャナドライバ20)間で授受される各パケットを上記したものとは異なるものとしておいても良く、スキャナ11にNSU12としての機能を付与しておいても良い。また、ネットワークスキャナドライバ20を、上記したものとは異なる構成の問い合わせウィンドウ/状況通知ウィンドウを表示するものとしておいても良く、状況通知ウィンドウを表示する代わりに、利用予約を行っているユーザ数等を音声出力するものとしておいても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るネットワークスキャニングシステムの構成図。
【図2】 実施形態に係るネットワークスキャニングシステムに含まれるネットワークスキャニングユニットのハードウェア構成図。
【図3】 実施形態に係るネットワークスキャナドライバによって実行される処理の流れ図。
【図4】 実施形態に係るネットワークスキャナドライバによって実行される処理の流れ図。
【図5】 実施形態に係るネットワークスキャニングユニットが実行する処理の流れ図。
【図6】 ネットワークスキャニングユニットが受信するジョブ開始パケットの説明図。
【図7】 ネットワークスキャニングユニットが送信するリスト無し接続応答パケット及びリスト付き接続応答パケットの説明図。
【図8】 ネットワークスキャニングユニットが送信するリスト無しジョブ開始応答パケットの説明図。
【図9】 ネットワークスキャナドライバによってディスプレイ上に表示される問い合わせウィンドウ及び状況提示ウィンドウの説明図。
【図10】 ネットワークスキャニングユニットが送信するリスト付きジョブ開始応答パケットの説明図。
【図11】 ネットワークスキャニングシステムの動作を説明するためのシーケンス図。
【符号の説明】
10 ネットワークスキャナ、 11 スキャナ、
12 ネットワークスキャニングユニット(NSU)
20 ネットワークスキャナドライバ

Claims (9)

  1. ネットワークスキャナと、当該ネットワークスキャナ用のネットワークスキャナドライバがインストールされた複数台のコンピュータとが、ネットワーク接続されたネットワークスキャニングシステムであって、
    前記ネットワークスキャナが、
    原稿上の画像を読み取ってその画像を表す画像データを生成するための画像データ生成手段と、
    前記画像データ生成手段を,前記複数台のコンピュータの中の1台のコンピュータから利用できる状態で動作させるための制御処理を実行するための制御処理実行手段と、
    コンピュータを識別するためのコンピュータ識別情報を複数個記憶可能なコンピュータ識別情報記憶手段と、
    前記制御処理実行手段が前記制御処理を実行していない状況下では、所定内容の利用要求情報を受信したときに、前記制御処理実行手段に、前記画像データ生成手段を当該利用要求情報を送信してきたコンピュータから利用できる状態で動作させるための制御処理を実行させ、前記制御処理実行手段が前記制御処理を実行している状況下では、前記利用要求情報を受信したときに、当該利用要求情報を送信したコンピュータのコンピュータ識別情報を前記コンピュータ識別情報記憶手段に記憶する予約受付処理を行う利用要求情報処理手段と、
    前記制御処理実行手段による前記制御処理の実行が終了したときに、前記コンピュータ識別情報記憶手段に1つ以上のコンピュータ識別情報が記憶されていた場合には、最も過去に記憶されたコンピュータ識別情報を前記コンピュータ識別情報記憶手段から取り出し、前記制御処理実行手段に、前記画像データ生成手段をその取り出したコンピュータ識別情報にて特定されるコンピュータから利用できる状態で動作させるための制御処理を実行させる利用予約対処手段と、
    前記制御処理実行手段の制御処理によって前記画像データ生成手段が利用可能な状態となっているコンピュータのコンピュータ識別情報を含むと共に,前記コンピュータ識別情報記憶手段に記憶されている各コンピュータ識別情報を前記コンピュータ識別情報記憶手段に記憶された順が判別可能な形態で含む動作状況情報を、前記コンピュータ識別情報記憶手段内の情報が変更される度に、前記コンピュータ識別情報記憶手段に記憶されている各コンピュータ識別情報にて識別される各コンピュータに対して送信する動作状況情報送信手段
    とを、備える装置であり、
    前記ネットワークスキャナドライバが、
    その起動時に、自身が実行されているコンピュータに、前記利用要求情報を前記ネットワークスキャナに対して送信する処理を実行させるプログラムであると共に、
    前記ネットワークスキャナから前記動作状況情報が送信されてきたときに、前記コンピュータに、当該動作状況情報に基づき、前記画像データ生成手段の利用を開始できるようになるまでに、他のコンピュータが、何台、前記画像データ生成手段を利用するかをユーザに通知するための情報を出力する利用状況情報出力処理を実行させるプログラムである
    ことを特徴とするネットワークスキャニングシステム。
  2. 前記利用要求情報処理手段が実行する前記予約受付処理が、前記利用要求情報を送信したコンピュータを、ユーザが前記画像データ生成手段の利用予約を行うか否かを指定できる装置として機能させ、ユーザが利用予約を行うことを指定した場合に、そのコンピュータのコンピュータ識別情報を前記コンピュータ識別情報記憶手段に記憶する処理である
    ことを特徴とする請求項1記載のネットワークスキャニングシステム。
  3. 前記利用予約対処手段が、前記コンピュータ識別情報記憶手段に記憶されているコンピュータ識別情報の中から、それによって識別されるコンピュータとの間で通信が行える,最も過去に記憶されたコンピュータ識別情報を特定し、特定したコンピュータ識別情報を前記コンピュータ識別情報記憶手段から取り出す手段であるとともに、特定したコンピュータ識別情報よりも過去に記憶された各コンピュータ識別情報を前記コンピュータ識別情報記憶手段から消去する手段である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネットワークスキャニングシステム。
  4. 前記ネットワークスキャナドライバが前記コンピュータに実行させる前記利用状況情報出力処理が、前記動作状況情報中の各コンピュータ識別情報が示されるウィンドウを前記利用状況情報としてディスプレイ上に表示する処理である、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のネットワークスキャニングシステム。
  5. 前記動作状況情報送信手段が、前記利用予約対処手段が前記制御処理実行手段に前記制御処理を実行させたときに、前記動作状況情報を送信する手段である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のネットワークスキャニングシステム。
  6. 複数台のコンピュータとネットワーク接続されて使用されるネットワークスキャナであって、
    原稿上の画像を読み取ってその画像を表す画像データを生成するための画像データ生成手段と、
    前記画像データ生成手段を,前記複数台のコンピュータの中の1台のコンピュータから利用できる状態で動作させるための制御処理を実行するための制御処理実行手段と、
    コンピュータを識別するためのコンピュータ識別情報を複数個記憶可能なコンピュータ識別情報記憶手段と、
    前記制御処理実行手段が前記制御処理を実行していない状況下では、所定内容の利用要求情報を受信したときに、前記制御処理実行手段に、前記画像データ生成手段を当該利用要求情報を送信してきたコンピュータから利用できる状態で動作させるための制御処理を実行させ、前記制御処理実行手段が前記制御処理を実行している状況下では、前記利用要求情報を受信したときに、当該利用要求情報を送信したコンピュータのコンピュータ識別情報を前記コンピュータ識別情報記憶手段に記憶する予約受付処理を行う利用要求情報処理手段と、
    前記制御処理実行手段による前記制御処理の実行が終了したときに、前記コンピュータ識別情報記憶手段に1つ以上のコンピュータ識別情報が記憶されていた場合には、最も過去に記憶されたコンピュータ識別情報を前記コンピュータ識別情報記憶手段から取り出し、前記制御処理実行手段に、前記画像データ生成手段をその取り出したコンピュータ識別情報にて特定されるコンピュータから利用できる状態で動作させるための制御処理を実行させる利用予約対処手段と、
    前記制御処理実行手段の制御処理によって前記画像データ生成手段が利用可能な状態となっているコンピュータのコンピュータ識別情報を含むと共に,前記コンピュータ識別情報記憶手段に記憶されている各コンピュータ識別情報を前記コンピュータ識別情報記憶手段に記憶された順が判別可能な形態で含む動作状況情報を、前記コンピュータ識別情報記憶手段内の情報が変更される度に、前記コンピュータ識別情報記憶手段に記憶されている各コンピュータ識別情報にて識別される各コンピュータに対して送信する動作状況情報送信手段
    とを、備えることを特徴とするネットワークスキャナ。
  7. 前記利用要求情報処理手段が実行する前記予約受付処理が、前記利用要求情報を送信したコンピュータを、ユーザが前記画像データ生成手段の利用予約を行うか否かを指定できる装置として機能させ、ユーザが利用予約を行うことを指定した場合に、そのコンピュータのコンピュータ識別情報を前記コンピュータ識別情報記憶手段に記憶する処理である
    ことを特徴とする請求項6記載のネットワークスキャナ。
  8. 複数台のコンピュータとネットワーク接続され、スキャナと接続されて使用されるネットワークスキャナユニットであって、
    前記スキャナを,前記複数台のコンピュータの中の1台のコンピュータから利用できる状態で動作させるための制御処理を実行するための制御処理実行手段と、
    前記スキャナの利用予約を行ったコンピュータを識別するためのコンピュータ識別情報を複数個記憶可能なコンピュータ識別情報記憶手段と、
    前記制御処理実行手段が前記制御処理を実行していない状況下では、所定内容の利用要求情報を受信したときに、前記制御処理実行手段に、前記スキャナを当該利用要求情報を送信してきたコンピュータから利用できる状態で動作させるための制御処理を実行させ、前記制御処理実行手段が前記制御処理を実行している状況下では、前記利用要求情報を受信したときに、当該利用要求情報を送信したコンピュータのコンピュータ識別情報を前記コンピュータ識別情報記憶手段に記憶する予約受付処理を行う利用要求情報処理手段と、
    前記制御処理実行手段による前記制御処理の実行が終了したときに、前記コンピュータ識別情報記憶手段に1つ以上のコンピュータ識別情報が記憶されていた場合には、最も過去に記憶されたコンピュータ識別情報を前記コンピュータ識別情報記憶手段から取り出し、前記制御処理実行手段に、前記スキャナをその取り出したコンピュータ識別情報にて特定されるコンピュータから利用できる状態で動作させるための制御処理を実行させる利用予約対処手段と、
    前記制御処理実行手段の制御処理によって前記画像データ生成手段が利用可能な状態となっているコンピュータのコンピュータ識別情報を含むと共に,前記コンピュータ識別情報記憶手段に記憶されている各コンピュータ識別情報を前記コンピュータ識別情報記憶手段に記憶された順が判別可能な形態で含む動作状況情報を、前記コンピュータ識別情報記憶手段内の情報が変更される度に、前記コンピュータ識別情報記憶手段に記憶されている各コンピュータ識別情報にて識別される各コンピュータに対して送信する動作状況情報送信手段
    とを、備えることを特徴とするネットワークスキャニングユニット。
  9. 前記利用要求情報処理手段が実行する前記予約受付処理が、前記利用要求情報を送信したコンピュータを、ユーザが前記スキャナの利用予約を行うか否かを指定できる装置として機能させ、ユーザが利用予約を行うことを指定した場合に、そのコンピュータのコンピュータ識別情報を前記コンピュータ識別情報記憶手段に記憶する処理である
    ことを特徴とする請求項8記載のネットワークスキャニングユニット。
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