JPH10281817A - 計器の照明構造 - Google Patents

計器の照明構造

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JPH10281817A
JPH10281817A JP8521997A JP8521997A JPH10281817A JP H10281817 A JPH10281817 A JP H10281817A JP 8521997 A JP8521997 A JP 8521997A JP 8521997 A JP8521997 A JP 8521997A JP H10281817 A JPH10281817 A JP H10281817A
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Hiroyuki Ozawa
浩之 小澤
Kazunaga Miki
千長 三木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一の計器用の反射板と他の計器用の反射板を
共有化することにより、部品点数、組付け作業の削減を
図った計器の照明構造を提供すること。 【解決手段】 スピードメータ用の文字板19の裏面に
拡散板18が設けられ、円弧状の反射部3とその外周壁
2a、内周壁2bとで構成された反射板1を拡散板18
の裏側に取り付け、反射板1の一部に燃料計用反射板部
101を一体に形成し、この燃料計反射板部101に燃
料計用の文字板34および拡散板35を取り付けて光源
4の反射光で文字板19、34の照明を行うようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字板の裏側に取
り付けられた反射板からの反射光で文字板の目盛意匠の
照明を行う計器の照明構造に関し、詳しくは、2個の計
器を1つの反射板で共有できるようにした計器の照明構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、コンビネーションメ
ータ等の計器においては、メータケース13に、一の計
器として例えばスピードメータ26と、他の計器として
例えば燃料計27が隣接して設けられ、裏側からの照射
光で照明するようになっている。
【0003】図4に示すように、スピードメータ26用
の反射板1は、平面円弧状の外周壁2aと平面コ字状の
内周壁2bとで構成された側壁部が底部において円弧状
の反射部3で連接された無端形状断面のものである。こ
の反射板1の側部に燃料計27用の反射板28が取り付
けられている。これらの反射板1、28はメータケース
13に取り付けられ、各反射板1、28の内部にスピー
ドメータ26用の光源4と燃料計27用の光源29が取
り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の計
器の照明構造は、スピードメータ26用の反射板1と燃
料計27用の反射板28が別々になっているため、2個
の反射板1、28および各々の反射板に光源4、29が
必要であるため、部品点数が多くなると共に、組付け作
業も煩雑であるという問題がある。
【0005】本発明は上述の点に着目してなされたもの
で、2個の計器の反射板を1個の反射板で共有化するこ
とにより、部品点数、組付け作業の削減を図った計器の
照明構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、一の計器用の文字板の裏面
に拡散板が設けられ、円弧状の反射部とその外周壁、内
周壁とで構成された反射板が前記拡散板の裏側に取り付
けられ、前記反射部に配置された光源の反射光で文字板
の照明を行う計器の照明構造であって、前記反射板の一
部に、他の計器用の文字板および拡散板が取り付けられ
る他の計器用反射板部を一体に形成したことを特徴とす
るものである。
【0007】このため、請求項1記載の発明では、2個
の計器の反射板および光源が共有でき、部品点数、組付
け工数が削減される。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の計器の照明構造であって、前記他の計器用反射板部
は、前記外周壁の外方へ突出した平面コ字状の外周壁
と、該外周壁に連なり、前記一の計器用の文字板からは
み出した周壁部と、前記外周壁と周壁部に連接された円
弧状の反射部とで構成され、前記外周壁と周壁部内の上
方に前記他の計器用の文字板の意匠部が位置するように
文字板を配置し、前記外周壁と周壁部との外側に前記他
の計器用のムーブメントを配置したことを特徴とするも
のである。
【0009】このため、請求項2記載の発明では、反射
板の外周壁の一部に形成された平面コ字状の外周壁およ
び周壁部内の上方に他の計器の文字板の意匠部を配置す
ることにより、他の計器用文字板の目盛意匠を全周にわ
たって照明でき、かつ前記外周壁および周壁部の外側に
他の計器のムーブメントの設置スペースを確保すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、図3および図4と同一部材
または同一機能のものは同一符号で示している。
【0011】図1において、一の計器としてのスピード
メータ用の反射板1は、平面円弧状の外周壁2aと平面
コ字状の内周壁2bとからなる側壁部2が底部において
円弧状の反射部3で連接された無端形状断面のものであ
る。反射部3の底部には、複数箇所にバルブ等の光源4
の取付孔5が形成されている。
【0012】この反射板1の図1における左側前端部に
は他の計器としての燃料計用反射板部101が形成され
ている。燃料計用反射板部101は、外周壁2aから外
方に突出する平面コ字状の外周壁30と、この外周壁3
0から内周壁2bに連なる周壁部31と、反射部32と
が反射板1と一体に構成され、その反射部32にも光源
4の取付孔5が形成されている。
【0013】側壁部2の上端縁には3箇所にブラケット
部8が形成され、このブラケット部8に2個の孔、すな
わち、位置決め孔11と固定孔12が形成されている。
【0014】メータケース13の底部には、3箇所に固
定兼位置決め用のホルダ部14が突設されている。この
ホルダ部14の上面には位置決めピン15と雌ねじ部1
6が近接して形成されている。メータケース1の底部に
は、挿入孔5に対応して光源4の取付孔17が形成され
ている。
【0015】スピードメータアッシー7は、文字板19
と、この文字板19の下部に取り付けられた拡散板18
と、この拡散板18の下部に取り付けられたムーブメン
ト20と、このムーブメント20の軸に取り付けられた
指針21とで構成されている。文字板19の表面外周に
は目盛意匠19aが形成されている。
【0016】拡散板18の外周縁には、3箇所にブラケ
ット部22が形成され、このブラケット部22に2個の
孔、すなわち、位置決め孔23と固定孔24が形成され
ている。ブラケット部22は、拡散板18から下向きの
折曲部22aを介して形成されており、これにより、ブ
ラケット部22は拡散板18より若干下方に位置してい
る。
【0017】燃料計アッシー33は、文字板34と、こ
の文字板34の下部に取り付けられた拡散板35と、こ
の拡散板35の下部に取り付けられたムーブメント36
と、このムーブメント36の軸に取り付けられた指針3
7とで構成されている。文字板34の表面には目盛意匠
34aが形成されている。拡散板35の角部には位置決
めボス38が設けられている。
【0018】次に、組付けの手順を説明する。
【0019】反射板1の各ブラケット部8をホルダ部1
4に合わせ、位置決め孔11を位置決めピン15に挿入
する。このとき、位置決めピン15は位置決め孔11よ
り少し上方に突出する。この位置でもう1つの孔である
固定孔12が雌ねじ部16に合致する。
【0020】次いで、図2に示すように、メータアッシ
ー7の拡散板18に形成されているブラケット部22の
位置決め孔23をブラケット部8から突出する位置決め
ピン15に挿入してブラケット部8と重ね合わせる。こ
の位置で固定孔24がブラケット部8の固定孔12に合
致する。
【0021】これにより、雌ねじ部16と固定孔12、
24が全て合致するので、ビス25を固定孔12、24
から雌ねじ16にねじ込むことにより、反射板1とメー
タアッシー18の組付けが行われる。この状態で、燃料
計反射板部101の周壁部31は文字板19より外方向
に若干はみ出している。
【0022】燃料計用アッシー33を位置決めピン39
に合わせて位置決めし、メータケース13の裏側からビ
ス(図示せず)でムーブメント36を固定する。文字板
34および拡散板35は文字板34の意匠部34aが外
周壁30から周壁部31内の上方に位置するように取り
付けられ、ムーブメント36は周壁部31の外側に配置
される。最後に光源4を取付孔17から取付孔5に挿入
して取り付ける。
【0023】燃料計反射板部101の光源4の光は、ス
ピードメータ用の文字板19の照明と共に、凸状外周壁
30および周壁部31に沿って照射され、文字板34の
目盛意匠34a部分の照明にも利用される。
【0024】以上のように、本実施の形態の計器の照明
構造では、反射板1の一部に燃料計用反射板部101を
一体に形成し、これに燃料計用の文字板34および拡散
板35を取り付けて照明を行うようにしたので、スピー
ドメータ26と燃料計27の反射板が共有でき、また、
光源4も共有できるため、部品点数が削減でき、また、
燃料計用の反射板を組付ける手間がはぶけるため、組付
け工数も削減され、コストダウンをはかることができ
る。
【0025】また、本発明は前述した実施形態に限定さ
れるものではなく、一の計器としてタコメータ、及び他
の計器として水温計とした組合せにも適用可能であるこ
とは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、一の計器用の反射板の一部に、他の計器
用反射板部を一体に形成したので、2個の計器の反射板
および光源が共有でき、部品点数、組付け工数が削減で
き、コストダウンを図ることができる。
【0027】また、請求項2記載の発明によれば、一の
計器用反射板の外周壁の一部に平面コ字状の外周壁およ
び周壁部を形成した簡単な構成で他の計器用反射板部を
形成できると共に、この外周壁および周壁部内の上方に
他の計器の文字板の意匠部を配置することにより、他の
計器用文字板の目盛意匠を全周にわたって効率よく照明
できると共に、前記外周壁および周壁部の外側に他の計
器用ムーブメントの設置スペースを確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の計器の照明構造の実施の形態を示す分
解斜視図である。
【図2】図1の計器の照明構造の組立て状態の斜視図で
ある。
【図3】従来の計器の照明構造の正面図である。
【図4】従来の計器の照明構造の反射板の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 反射板(一の計器用) 2a 外周壁 2b 内周壁 3 反射部 4 光源 18 拡散板 19 文字板(一の計器用) 30 外周壁(反射板部の) 31 周壁部(反射板部の) 32 反射部 34 文字板(他の計器用) 35 拡散板 36 ムーブメント(他の計器用の) 101 燃料計用反射板部(他の計器用反射板部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の計器用の文字板の裏面に拡散板が設
    けられ、円弧状の反射部とその外周壁、内周壁とで構成
    された反射板が前記拡散板の裏側に取り付けられ、前記
    反射部に配置された光源の反射光で文字板の照明を行う
    計器の照明構造であって、 前記反射板の一部に、他の計器用の文字板および拡散板
    が取り付けられる他の計器用反射板部を一体に形成した
    ことを特徴とする計器の照明構造。
  2. 【請求項2】 前記他の計器用反射板部は、前記外周壁
    の外方へ突出した平面コ字状の外周壁と、該外周壁に連
    なり、前記一の計器用の文字板からはみ出した周壁部
    と、前記外周壁と周壁部に連接された円弧状の反射部と
    で構成され、前記外周壁と周壁部内の上方に前記他の計
    器用の文字板の意匠部が位置するように文字板を配置
    し、前記外周壁と周壁部との外側に前記他の計器用のム
    ーブメントを配置したことを特徴とする請求項1記載の
    計器の照明構造。
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