JPH10281765A - 写真測量方法及びその装置 - Google Patents

写真測量方法及びその装置

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JPH10281765A
JPH10281765A JP10678097A JP10678097A JPH10281765A JP H10281765 A JPH10281765 A JP H10281765A JP 10678097 A JP10678097 A JP 10678097A JP 10678097 A JP10678097 A JP 10678097A JP H10281765 A JPH10281765 A JP H10281765A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被写体が遠方にあって被写体までの距離が大き
い場合でも、その被写体距離を正確に測定し、測距デー
タや該測距データに基づくスケールデータを正確に写真
画面に写し込むようにする。 【解決手段】レーザ測距儀11により被写体10と撮影
位置との間の距離を測定する。測距データはシステム制
御用計算機15に入力され、測距データと一眼レフカメ
ラ12のレンズの焦点距離データに基づいてスケールデ
ータが算出される。測距データ及びスケールデータはデ
ータ写し込み装置14に送出され、被写体10の撮影時
に一眼レフカメラ12の内部に配置されたスケール線と
ともに、フィルムに写し込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自然災害調査、
自然環境調査などの野外調査において、写真撮影により
撮影対象物の大きさを測定するための写真測量方法及び
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自然災害調査、自然環境調査など
野外調査の分野においては、写真撮影により例えば崩落
の恐れのある岩石や、流氷等の被写体の大きさ知るため
に、撮影時にスケールを写し込むことが行われている。
【0003】このスケールの写し込みは、被写体に人が
近づける場合は、その被写体近くにスケール板(例え
ば、測量用スタッフ等)を置いて、スケール板とともに
被写体を撮影することにより行われている。しかしなが
ら、被写体が高所、谷底、急斜面にある場合や、被写体
自体が落下の危険性が高い岩石のように危険物である場
合は、被写体に人が容易に接近することができず、スケ
ールを置くことができない。
【0004】一方、自動焦点機能を備えた一眼レフカメ
ラにおいて、焦点調節する際に算出される被写体までの
測距データとレンズの焦点距離との関係からスケール値
を算出し、スケール値をスケール線とともに写真画面に
写し込むようにしたものが種々提案されている(例え
ば、特開昭58−158507号公報、特開平6−67
292号公報)。
【0005】しかしながら、このような自動焦点機能を
備えた一眼レフカメラによる撮影では、カメラに組み込
まれた三角測量の原理に基づく測距装置により、被写体
距離が測定されることから、被写体距離が大きくなるほ
ど測距データの精度が低下し、このためスケール写し込
みを伴う場合の撮影可能距離には制限がある。すなわ
ち、一般的には50mm標準レンズが使用され、この場
合、測距可能距離は15m程度であり、100mを越え
るとなるとほとんど測距不可能である。また、500m
m固定望遠レンズを使用した場合、その撮影可能距離範
囲で撮影された被写体像は大きすぎ、スケール写し込み
による被写体の大きさ判断には適用が困難である。さら
に、測距データそのものの精度が低いので、これに基づ
いて得られるスケール値の精度も悪く、100m程度の
撮影距離で誤差が5%と大きい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な従来の技術的背景に基づいてなされたものであって、
次の目的を達成するものである。
【0007】この発明の目的は、被写体が遠方にあって
被写体までの距離が大きい場合でも、その被写体距離を
正確に測定し、測距データや該測距データに基づくスケ
ールデータを正確に写真画面に写し込むようにした写真
測量方法及びその装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を達
成するために、次のような手段を採用している。
【0009】すなわち、この発明は、被写体と撮影位置
との間の距離を測距儀で測定し、その測距データを被写
体の像とともに写真画面に写し込むことを特徴とする写
真測量方法にある。
【0010】またこの発明は、被写体と撮影位置との間
の距離を測距儀で測定し、その測距データと被写体撮影
時のレンズの焦点距離とに基づいて被写体地点での被写
体のスケールデータを算出し、そのスケールデータを被
写体の像とともに写真画面に写し込むことを特徴とする
写真測量方法にある。
【0011】さらにこの発明は、前記スケールデータを
スケール線とともに写真画面に写し込むことを特徴とす
る写真測量方法にある。
【0012】さらにこの発明は、被写体と撮影位置との
間の距離を測定し、その測距データを出力する測距儀
と、前記被写体の像を写真画面に写し込むためのカメラ
と、前記カメラに装着され、写し込みデータを写真画面
に写し込むためのデータ写し込み装置と、前記測距儀へ
測距指示を行い、かつ、この測距儀が出力する測距デー
タ及び/又は該測距データと被写体撮影時のレンズの焦
点距離とに基づいて算出した被写体地点での被写体のス
ケールデータを前記写し込みデータとして前記データ写
し込み装置に送出するシステム制御用計算機とを備えて
なることを特徴とする写真測量装置にある。
【0013】さらにこの発明は、前記カメラの光学系
に、前記被写体の像とともに写真画面に写し込まれるス
ケール線が描かれた透明スケール板が配置されているこ
とを特徴とする写真測量装置にある。
【0014】さらにこの発明は、前記データ写し込み装
置として、前記システム制御用計算機から送出される前
記写し込みデータを画面表示する光透過型液晶ディスプ
レイと、前記カメラのシャッタ同期パルスに同期して、
前記光透過型液晶ディスプレイに表示された前記写し込
みデータを写真画面に写し込むために照明する照明装置
とを備えてなることを特徴とする写真測量装置にある。
【0015】この発明によれば、被写体と撮影位置との
間の距離は測距儀で測定される。このため、正確な測距
データを得ることができ、したがってこの測距データに
基づいて算出されるスケールデータも正確なものとな
り、写真画面から被写体の大きさを的確に判別できるよ
うになる。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照しながら以下に詳細に説明する。図1は、この発明の
実施の形態を示す全体構成図である。図1には、被写体
10として、崩落の危険性があり、人が近づくことの困
難な急斜面に位置する岩石が示されている。写真測量装
置は、レーザ測距儀11と、一眼レフカメラ12と、デ
ータ写し込み装置14と、システム制御用計算機15と
を備えている。
【0017】レーザ測距儀11は、一眼レフカメラ12
による撮影位置と被写体10との間の距離を測定するた
めのものであり、被写体10に送信レーザを反射するプ
リズムを配置する必要のないノンプリズム型のレーザ測
距儀である。ズームレンズ13が装着された一眼レフカ
メラ12には、後述するように、その光学系に被写体1
0の像とともにフィルムに写し込まれるスケール板が配
置されている。なお、ズームレンズ13に代えて固定望
遠レンズを用いてもよい。
【0018】データ写し込み装置14は一眼レフカメラ
12の背面に装着され、このデータ写し込み装置14に
より測距儀11で測定された測距データやシステム制御
用計算機15で算出されたスケールデータがフィルムに
写し込まれる。システム制御用計算機15は、レーザ測
距儀11へ測距指示データを送出し、またレーザ測距儀
11が出力する測距データ及びこの測距データとズーム
レンズ13の焦点距離データに基づいて算出したスケー
ルデータをデータ写し込み装置14に送出するためのも
のである。このシステム制御用計算機15には、各部に
直流(DC)電圧を供給するDCパック17が設けられ
ている。
【0019】図2はデータ写し込み装置14の電気的構
成を示すブロック図である。データ写し込み装置14
は、システム制御用計算機15からの写し込みデータ
(測距データ、スケールデータ)が入力される液晶ディ
スプレイ(LCD)ドライバ20を有し、この写し込み
用LCDドライバ20には一眼レフカメラ12のフィル
ムFに写し込むデータを画面表示する光透過型液晶ディ
スプレイ(LCD)21が設けられている。
【0020】また、データ写し込み装置14は、DCパ
ック17からのDC電圧が供給されるランプ点灯駆動回
路22と、ランプ点灯駆動回路22からのDC電圧で点
灯するランプ23とを有している。ランプ点灯駆動回路
22は、一眼レフカメラ12における図示しない信号処
理系からのシャッタ同期パルスに同期して、ランプ23
を点灯させ、光透過型LCD21に画面表示された写し
込みデータをフィルムFに写し込む際に照明する。
【0021】図3はシステム制御用計算機15の電気的
構成を示すブロック図である。システム制御用計算機1
5は、データの演算を行う中央演算装置(CPU)30
を有している。さらに、このシステム制御用計算機15
は、各種の処理データを画面表示するためのLCD駆動
データを出力するモニター用LCDドライバ33及び、
ここからのLCD駆動データを画面表示するLCD34
を有している。CPU30はワンチップ型のものが用い
られ、レーザ測距儀11、データ写し込み装置14、モ
ニター用LCDドライバ33とデータをやり取りするた
めのRS232CなどのSIOが内蔵され、さらにワー
キング用のRAM、制御プログラム及び計算プログラム
を格納したROMが内臓されている。
【0022】また、CPU30には後述するように、撮
影者がズームレンズ13を目視して読み取った焦点距離
データを入力するためのスイッチSW1が、CPUに内
臓されたPIO(パラレルIO)を介して接続されてい
る。さらに、CPU30には、レーザ測距儀11に測距
指示を行う測距指示スイッチSW2と、測距データの写
し込みモード及びスケールデータの計算・写し込みモー
ドを選択するモード切替スイッチSW3が設けられてい
る。
【0023】図4はシステム制御用計算機15の外観構
成図である。システム制御用計算機15には、外観構成
上、図3に示したモニター用LCD34、焦点距離デー
タ入力用のスイッチSW1(ロータリースイッチ)、測
距指示スイッチSW2(プッシュスイッチ)及びモード
切替スイッチSW3(スライドスイッチ)が配置され、
さらに、レーザ測距儀11及びデータ写し込み装置14
とケーブルを介して接続するためのコネクタ15a(一
方のみが示されている)及び電源ランプ15bが配置さ
れている。なお、図1に示したDCパック17は、接続
コネクタ15cを介してシステム制御用計算機15に接
続されている。このDCパック17はシステム制御用計
算機15に内蔵してもよい。また、交流電源に接続する
交流・直流変換電源を用いてもよい。
【0024】図5はスケール板の構造及びその配置を説
明するための図であって、(a)は平面図、(b)は断
面図である。スケール板40はレンズと同一素材の透明
薄膜ガラスからなり、スケール線40aが例えば、黒色
で描かれている。スケール線40aは、35mmフィル
ムなどの撮影範囲内に入るように形成される。スケール
板40はカメラボディ41の内側フィルムガイドレール
42に固定される。外側フィルムガイドレール43はフ
ィルムがスケール板40に密着しないように嵩上げして
ある。このように、スケール板40は一眼レフカメラ1
2内部のフィルム前面でミラーシャッタの後側に配置さ
れる。図6に示すように、スケール線40aに対応する
スケール線45aが、ファインダーのスクリーンガラス
45にも描かれている。
【0025】以下、上記実施の形態のものの使用方法及
び動作について、図7を参照しながら説明する。まず、
システム制御用計算機15の測距指示スイッチSW2が
操作され、被写体10と撮影位置との間の測距の指示が
行われる。システム制御用計算機15では測距指示スイ
ッチSW2のオン信号を取り込んだCPU30が測距指
示データSaをレーザ測距儀11へ出力する。レーザ測
距儀11は、撮影位置と被写体10との間の距離をレー
ザ光Lt、Lrの送受信を通じて測定し、その測距デー
タSb、例えば、300m以内でセンチメートル(c
m)単位の測距データSbをシステム制御用計算機15
へ出力する。
【0026】システム制御用計算機15は、取り込んだ
測距データSbをCPU30内臓のRAMに記憶し、ま
たモニター用LCDドライバ33を通じてLCD34に
画面表示する。この画面表示された測距データSbが撮
影者によって確認される。ここで、システム制御用計算
機15のモード切替スイッチSW3が、測距データ写し
込みモードに設定されている場合は、レーザ測距儀11
が出力する測距データSbはそのままデータ写し込み装
置14へ送出される。データ写し込み装置14では、測
距データSbが写し込み用LCDドライバ20を通じて
光透過型LCD21に入力され、ここで測距データSb
が画面表示される。
【0027】一眼レフカメラ12のズームレンズ13の
焦点を被写体10に合わせ、シャッタが押下されると、
一眼レフカメラ12からシャッタ同期パルスSpがデー
タ写し込み装置14のランプ点灯駆動回路22に入力さ
れ、ここからのDC電圧でランプ23が点灯する。この
ランプ23の点灯により、光透過型LCD21に画面表
示された距離データSbが写し込みデータSdとしてフ
ィルムに写し込まれる。これと同時にズームレンズ13
を通じて取り込まれた被写体10の像が、図5に示した
スケール線40aとともにフィルムに写し込まれる。
【0028】次に、モード切替スイッチSW3がスケー
ル計算・写し込みモードに設定されている場合の動作に
ついて説明する。この場合、まず、ズームレンズ13の
焦点を被写体10に合わせる。このズームレンズ13の
焦点距離データが撮影者によって読み取られ、焦点距離
入力用のスイッチSW1によりシステム制御用計算機1
5に入力される。焦点距離データは、CPU30内臓の
RAMに記憶され、またモニター用LCDドライバ33
を通じてLCD34に画面表示される。この画面表示さ
れた焦点距離の数値が撮影者によって確認される。
【0029】CPU30は、RAMに記憶している測距
データSb及び焦点距離データに基づいて、スケールデ
ータScを計算する。スケールデータScは、以下の計
算式から、例えばスケール線40aの単位(1間隔)当
たりの被写体地点における被写体の実際の長さとして算
出される。
【0030】 M=y/Y=a/A …(1) Y=(y/a)*A …(2) Sc=Y=y*1/M …(3) ここに、M:倍率 a:後側主点からフィルムまでの距離(焦点距離デー
タ) A:前側主点から被写体までの距離(測距データ) y:フィルム上の被写体像の長さ Y:被写体地点における被写体の実際の長さ である。スケールデータScは、データ写し込み装置1
4へ送出される。データ写し込み装置14では、スケー
ルデータScが写し込み用LCDドライバ20を通じて
光透過型LCD21に入力され、画面表示される。
【0031】そして、測距データ写し込みモードの場合
と同様に、一眼レフカメラ12のシャッタが押下される
と、一眼レフカメラ12の信号処理系からのシャッタ同
期パルスSpがデータ写し込み装置14のランプ点灯駆
動回路22に入力され、、ランプ23が点灯する。この
ランプ23の点灯により光透過型LCD21に画面表示
されたスケールデータScが写し込みデータSdとして
フィルムに写し込まれる。これと同時にズームレンズ1
3を通じて取り込まれた被写体10の像が、スケール線
40aとともにフィルムに写し込まれる。
【0032】図8には、被写体10の像とともに、スケ
ール線40a及びスケールデータがフィルムに写し込ま
れた状態が示されている。スケール線40aは、例えば
5mm間隔で写し込まれ、スケールデータ(図示の例で
は5.65m)は1間隔の長さとして写し込まれてい
る。
【0033】表1は被写体の実際の横幅(m)をあらか
じめ測定し、フィルム上に写し込まれた実際の横幅(m
m)と、(1),(2)式から算出される理論上の横幅
(mm)との比較を示す表である。
【0034】
【表1】 被写体の実際の横幅は18.2mであり、撮影位置から
被写体までの測距儀による実測距離を150mから35
0mまで20mごとに変化させて写真撮影を行った。撮
影には、ズームレンズの焦点距離が200mm、実測焦
点距離が200.4mm、前側主点56.30mm、後
側主点−126.67mmの一眼レフカメラを用いた。
フィルム上に写し込まれた実際の横幅(mm)は、フィ
ルムスキャナでフィルムを読取り、写真トリミングソフ
トにより被写体のフィルム上のドット数を測定すること
により測定した。
【0035】表1に示されるように、150〜350m
の距離範囲では、理論上の横幅(mm)の精度誤差は最
大で4〜5%に押さえられる。すなわち、35mmフィ
ルム上に5mmの間隔のスケール線を写し込んだ場合、
その間隔の実際の長さは6.24mとなり、誤差は最大
で4%とすると25cm程度であり、スケールデータと
して、十分に利用可能である。
【0036】上記実施の形態では測距データSbをフィ
ルムに写し込む場合、スケール線40aも写し込むよう
にしているが、測距データSbのみを写し込むようにし
てもよい。同様に、スケールデータScを写し込む場合
も、それのみを倍率、縮尺その他で写し込むようにして
もよい。また、上記実施の形態では、測距データSbを
写し込む場合と、スケールデータScを写し込む場合に
ついて説明しているが、これらの測距データSb及びス
ケールデータScの双方を同時に写し込むようにしても
よい。
【0037】さらに、上記実施の形態ではスケール板を
一眼レフカメラ12のフィルムの前、すなわち、ミラー
シャッタの後に配置しているが、ミラーシャッタの前に
配置してもよい。この場合、ファインダ部にスケール線
を形成する必要がなくなる。
【0038】さらに、上記実施の形態では、スケール線
40aをフィルムの下部に横方向に写し込むようにして
いるが、スケール線をフィルムの左右の一方又は両方に
縦方向に写し込むようにしてもよく、また、マトリック
状に写し込むようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、被写体
が遠方にあって被写体までの距離が大きい場合でも、そ
の被写体距離が正確に測定されるので、測距データやこ
の測距データに基づくスケールデータを正確に写真画面
に写し込むこむことができ、被写体の大きさを的確に判
別することができる。
【0040】これにより、例えば落下のおそれのある岩
石の大きさを想定し、落石発生時の衝撃の推定等を行う
ことができる。また、岩盤にできた亀裂の幅、長さを写
真から計測して、その発達状況等を監視できる。
【0041】また、危険な場所の被写体の調査、危険な
被写体の調査が遠隔地点から写真撮影により可能になる
ので、安全、かつ短時間で監視、調査可能になる。さら
に、流氷や、洪水時の流木等のように被写体の撮影が困
難で、移動している場合でも、大きさの測定が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の実施の形態を示す全体構成
図である。
【図2】図2は、データ写し込み装置の電気的構成を示
すブロック図である。
【図3】図3は、システム制御用計算機の電気的構成を
示すブロック図である。
【図4】図4は、システム制御用計算機の外観構成を示
す図である。
【図5】図5は、スケール板の構造及びその配置を説明
するための図である。
【図6】図6は、ファインダ部のスケール線を示す図で
ある。
【図7】図7は、実施の形態のものの使用方法及び動作
を説明するための図である。
【図8】図8は、スケール線及びスケールデータがフィ
ルムに写し込まれた状態を示す図である。
【符号の説明】
10…被写体 11…レーザ測距儀 12…一眼レフカメラ 13…ズームレンズ 14…データ写し込み装置 15…システム制御用計算機 21…光透過型LCD 22…ランプ点灯駆動回路 23…ランプ 30…CPU 34…LCD 40…薄膜ガラス 40a,45a…スケール線 Sa…測距指示データ Sb…測距データ Sc…スケールデータ Sd…写し込みデータ Sp…シャッタ同期パルス SW1…焦点距離入力用スイッチ SW2…測距指示スイッチ SW3…モード切替スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体と撮影位置との間の距離を測距儀で
    測定し、 その測距データを被写体の像とともに写真画面に写し込
    むことを特徴とする写真測量方法。
  2. 【請求項2】被写体と撮影位置との間の距離を測距儀で
    測定し、 その測距データと被写体撮影時のレンズの焦点距離とに
    基づいて被写体地点での被写体のスケールデータを算出
    し、 そのスケールデータを被写体の像とともに写真画面に写
    し込むことを特徴とする写真測量方法。
  3. 【請求項3】前記スケールデータをスケール線とともに
    写真画面に写し込むことを特徴とする請求項2記載の写
    真測量方法。
  4. 【請求項4】被写体と撮影位置との間の距離を測定し、
    その測距データを出力する測距儀と、 前記被写体の像を写真画面に写し込むためのカメラと、 前記カメラに装着され、写し込みデータを写真画面に写
    し込むためのデータ写し込み装置と、 前記測距儀へ測距指示を行い、かつ、この測距儀が出力
    する測距データ及び/又は該測距データと被写体撮影時
    のレンズの焦点距離とに基づいて算出した被写体地点で
    の被写体のスケールデータを前記写し込みデータとして
    前記データ写し込み装置に送出するシステム制御用計算
    機とを備えてなることを特徴とする写真測量装置。
  5. 【請求項5】前記カメラの光学系に、前記被写体の像と
    ともに写真画面に写し込まれるスケール線が描かれた透
    明スケール板が配置されていることを特徴とする請求項
    4記載の写真測量装置。
  6. 【請求項6】前記データ写し込み装置として、 前記システム制御用計算機から送出される前記写し込み
    データを画面表示する光透過型液晶ディスプレイと、 前記カメラのシャッタ同期パルスに同期して、前記光透
    過型液晶ディスプレイに表示された前記写し込みデータ
    を写真画面に写し込むために照明する照明装置とを備え
    てなることを特徴とする請求項4記載の写真測量装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2491338A (en) * 2011-04-11 2012-12-05 Alan Hellier Saffery Range recording photography
CN102829765A (zh) * 2012-08-10 2012-12-19 中国人民解放军国防科学技术大学 基准模式下不稳定平台晃动量测量方法

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