JPH1028151A - ネットワーク負荷適応型イベント報告装置 - Google Patents

ネットワーク負荷適応型イベント報告装置

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Publication number
JPH1028151A
JPH1028151A JP8180911A JP18091196A JPH1028151A JP H1028151 A JPH1028151 A JP H1028151A JP 8180911 A JP8180911 A JP 8180911A JP 18091196 A JP18091196 A JP 18091196A JP H1028151 A JPH1028151 A JP H1028151A
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JP
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event
network load
level
network
management device
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JP8180911A
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English (en)
Inventor
Akito Harada
田 章 人 原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークに輻輳が生じることがきわめて
少ないだけでなく、ネットワークに対する負荷を軽減す
ることができるネットワーク負荷適応型イベント報告装
置を提供すること。 【解決手段】 被管理装置20から管理装置10にイベ
ントを通知する際に、ネットワーク70の負荷を判断し
てから送信するようにする。これにより、イベント通知
が伝送路の輻輳を生じさせることはない。また、イベン
トにレベルを持たせたので、重要度の低いイベント通知
が伝送路の帯域を圧迫することはない。さらに、イベン
トの発生頻度を考慮したイベント通知を行なうために、
ネットワークの有効利用と装置の劣化傾向を正しく認識
するために必要なイベント通知の発行という2つの目的
の両立を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台の被管理装
置と複数または単一の管理装置で構成されたネットワー
ク管理システムにおいて、被管理装置から管理装置にイ
ベントを報告する際のイベント報告装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークシステムには、ネッ
トワーク上の情報通信端末を管理するための管理装置が
備えられている、情報通信端末には本来の機能とは別
に、管理機能が付加され、前記の管理装置からの要求に
応じて管理装置の送信、または、障害の発生時には自律
的にその障害情報を管理装置に通知する。このようなネ
ットワーク管理装置の商品例としては、松下電器産業株
式会社のネットワーク管理装置(商品番号:AD−57
90)がある。
【0003】図7は従来のイベント報告装置の構成例を
示すブロック図である。このイベント報告装置は、情報
通信端末としての被管理装置150と、障害等の情報通
信端末内で発生するイベントを検出するイベント検出部
100と、ネットワークを経由して管理装置にイベント
を通知する送信部200とによって構成されている。管
理装置が管理しようとする情報通信端末はすべてこのよ
うな構成を有している。
【0004】図7において、被管理装置150内で障害
等が発生すると、イベント報告装置のイベント検出部1
00がそのイベントを検出する。そのイベントは送信部
200を経てネットワーク400を通じて管理装置30
0に通知される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のイベント報告装置にあっては、ネットワーク
の負荷状況によらず、イベントの発生毎に管理装置に通
知するために、ネットワークの負荷が非常に大きい場合
はイベント通知が行なえないばかりでなく、イベント通
知失敗のイベントも発生し、この被管理装置からの送出
イベントを雪崩的に増加させネットワークに輻輳を発生
させるという不具合があった。
【0006】本発明は前記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的は、ネットワークに輻輳が生じるこ
とがきわめて少ないだけでなく、ネットワークに対する
負荷を軽減することができるネットワーク負荷適応型イ
ベント報告装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、イベント報告装置を、複数台または単一
の管理装置がネットワークを介して複数台の被管理装置
を管理するネットワーク管理システムにおいて、各被管
理装置がその構成要素として、障害等の被管理装置内で
発生するイベントを検出するイベント検出手段と、管理
装置に通知するための送信手段と、イベント情報を管理
装置に通知するためのネットワークの負荷を設定するネ
ットワーク負荷検出手段と、イベントを通知する最大の
ネットワーク負荷を設定するネットワーク負荷設定手段
と、イベントの種類とネットワークの負荷を判断して管
理装置にイベントを送信するかどうかを決定するイベン
ト情報送信制御手段により構成したことを要旨とするも
のである。
【0008】また、本発明は、ネットワークへの送出を
制御するために、イベントの重要度に応じてレベル付け
を行なうレベル判定手段と、イベントの重要度に応じて
イベントを通知する最大のネットワーク負荷を設定する
レベル別ネットワーク負荷設定手段と、イベントのレベ
ルとネットワークの負荷を判断して管理装置にイベント
を送信するかどうかを決定するイベント情報送信制御手
段とを備えたことを要旨とするものである。
【0009】さらに、本発明は、ネットワークへの送出
を制御することと、必要なイベント情報の通知漏れがな
いことを両立させるために、任意に最大カウンタ値を設
定するカウンタ設定手段と、イベント情報の発生頻度を
記憶するイベントカウンタと、イベントの発生回数とネ
ットワークの負荷を判断して管理装置にイベントを送信
するかどうかを決定するイベント情報送信制御手段とを
備えたことを要旨とするものである。
【0010】本発明は、上記構成により、被管理装置が
管理装置にイベント通知を行なう前にネットワークの負
荷状況を判断して、負荷が大きい場合はイベントを送信
しないようにするので、イベント通知によりネットワー
クに輻輳状態を発生させることは生じない。
【0011】また、本発明によれば、イベント通知の重
要度とネットワークの負荷状況とを判断して、イベント
を送信するのでイベント通知の重要度が低い場合にネッ
トワーク上の帯域を無駄に使うことはない。
【0012】さらに、同一レベルのイベントの発生頻度
を記録しておくことにより、イベント通知の重要度が低
いものでも頻度が高いものに対してはイベント通知を行
ない、また、イベント通知の重要度が高いものでも頻度
が低いものについてはイベント通知を制限することでネ
ットワーク上の帯域を有効に使うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数台または単一の管理装置がネットワークを介し
て複数台の被管理装置を管理するネットワーク管理シス
テムにおいて、各被管理装置がその構成要素として、障
害等の被管理装置内で発生するイベントを検出するイベ
ント検出手段と、管理装置に通知するための送信手段
と、イベント情報を管理装置に通知するためのネットワ
ークの負荷を設定するネットワーク負荷検出手段と、イ
ベントを通知する最大のネットワーク負荷を設定するネ
ットワーク負荷設定手段と、イベントの種類とネットワ
ークの負荷を判断して管理装置にイベントを送信するか
どうかを決定するイベント情報送信制御手段を有する構
成としたもので、被管理装置にイベントが発生して管理
装置にイベント情報を送出する際に、前記ネットワーク
負荷検出手段によるネットワークの負荷の状況に基づ
き、イベント情報の送信を制御するという作用を有す
る。
【0014】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載のネットワーク負荷適応型イベント報告装置にお
いて、ネットワーク負荷設定手段に代えてイベントの重
要度に応じてイベントを通知する最大のネットワーク負
荷を設定するレベル別ネットワーク負荷設定手段を設け
る一方、イベントに対して、そのイベントの重要度に応
じてレベル付けを行なうレベル判定手段を設けたもので
あり、被管理装置にイベントが発生して管理装置にイベ
ント情報を送出する際に、前記ネットワーク負荷検出手
段によるネットワークの負荷の状況、レベル判定部から
のイベント情報のレベル、およびレベル別ネットワーク
負荷設定手段のネットワーク負荷設定データに基づき、
イベント情報の送信を制御するという作用を有する。
【0015】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2記載のネットワーク負荷適応型イベント報告装置にお
いて、レベル判定手段はイベントの重要度として、通常
レベル、緊急レベルを含む2以上のレベル付けを行なう
ようにしたものであり、レベルを複数に設定することに
より、各レベルに応じてイベントの管理装置への送信が
許可されるネットワーク負荷率を変化させ得るという作
用を有する。
【0016】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3記載のネットワーク負荷適応型イベント報告装置にお
いて、レベル別ネットワーク負荷設定手段はイベントの
レベルに応じて、そのレベルのイベントの管理装置への
送信が許可されるネットワーク負荷率を設定するように
したものであり、前記ネットワーク負荷率を各レベルに
応じて変えることにより緊急、通常のレベルに対応した
ネットワークの使用を実現するという作用を有する。
【0017】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
4記載のネットワーク負荷適応型イベント報告装置にお
いて、レベル別ネットワーク負荷設定手段は、緊急レベ
ルについては通常レベルについてよりも、ネットワーク
負荷率がより高くてもイベントの管理装置への送信が許
可されるようにネットワーク負荷の設定を行なうように
したものであり、緊急の場合においては、ネットワーク
負荷が多少高くてもイベントの送信ができるようにし、
緊急事態に備えることが可能になるという作用を有す
る。
【0018】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
2記載のネットワーク負荷適応型イベント報告装置にお
いて、イベントの重要度およびイベント情報の発生頻度
の両要素に応じてイベントを通知する最大のネットワー
ク負荷を設定するレベル別ネットワーク負荷・カウンタ
値設定手段を設ける一方、イベントに対して、そのイベ
ント情報の発生頻度を記憶するイベントカウンタを設け
たものであり、被管理装置にイベントが発生して管理装
置にイベント情報を送出する際に、前記ネットワーク負
荷検出手段によるネットワークの負荷の状況、レベル判
定部からのイベント情報のレベル、イベントカウンタに
よるイベント発生頻度の情報、およびレベル別ネットワ
ーク負荷・カウンタ値設定手段のネットワーク負荷設定
データに基づき、イベント情報の送信を制御するという
作用を有する。
【0019】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6記載のネットワーク負荷適応型イベント報告装置にお
いて、イベント情報送信制御手段は、被管理装置にイベ
ントが発生して管理装置にイベント情報を送出する際
に、ネットワーク負荷検出手段によるネットワークの負
荷の状況およびレベル判定部からのイベント情報のレベ
ルに基づき被管理装置から管理装置へのイベントの送信
が禁止されている場合であっても、イベントカウンタに
よるイベント発生頻度の情報により前記被管理装置から
管理装置へのイベントの送信禁止を解除するようにした
ものであり、イベント発生頻度が高いときにおける送信
要求に柔軟に対応し得るという作用を有する。
【0020】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
7記載のネットワーク負荷適応型イベント報告装置にお
いて、レベル別ネットワーク負荷・カウンタ値設定手段
は、緊急レベルについては通常レベルについてよりも、
イベント発生頻度数がより少なくてもイベントの管理装
置への送信が許可されるようにしたものであり、緊急の
場合においては、イベント発生頻度が低くてもイベント
の送信ができるようにし、緊急事態に備えることが可能
になるという作用を有する。
【0021】(実施の形態1)以下、図面に基づいて本
発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実
施の形態に係るネットワーク負荷適応型イベント報告装
置の概略構成を示すブロック図である。図1において、
符号10は管理装置、20は情報通信端末としての被管
理装置、70は管理装置10と被管理装置20とを通信
接続するネットワークである。被管理装置20は、被管
理装置20内で発生したイベントを検出するイベント検
出部50と、ネットワーク70上の負荷を測定するネッ
トワーク負荷検出部60と、イベント通知を行なうかど
うかの判断のために前もってその閾値を設定することが
できるネットワーク負荷値設定部80と、イベント検出
されたときに、ネットワーク負荷からそのイベントを送
出するかどうかを判断するイベント情報送信制御部40
と、イベント情報を管理装置10へ向けて送信する送信
部30とから構成される。
【0022】かかる構成を有する第1の実施の形態のネ
ットワーク負荷適応型イベント報告装置について、以下
その動作を説明する。まず始めに、ネットワーク負荷値
設定部80にイベント通知を送信するネットワークの最
大負荷を設定する。ここでは、イベント通知を行なおう
としたときにネットワークの最大帯域の80%を超過し
ていた場合にはイベント通知を行なわないように、ネッ
トワーク負荷値設定部80を設定する。被管理装置20
内で障害が発生すると、イベント検出部50はその障害
をイベントとして検出する。イベント検出部50はその
イベントをイベント情報送信制御部40に伝える。イベ
ント情報送信制御部40は、ネットワーク負荷検出部6
0を通じて、現在のネットワークの負荷を測定し、最大
帯域に対して現在の使用帯域を認識する。その使用帯域
が先にネットワーク負荷値設定部80に設定したネット
ワーク負荷率(この例では80(%))よりも大きけれ
ば、イベント情報送信制御部40は送信を行なわず、そ
の値以下であれば送信を行なう。
【0023】以上のように、本実施の形態によれば、イ
ベント情報送信制御部40は、ネットワーク負荷値設定
部80にあらかじめ設定された値と、イベントを送信す
る際に測定を行なうネットワークの負荷とを比較し、イ
ベントを管理装置10に送信するので、伝送路が輻輳す
ることのないように制御することができる。
【0024】(実施の形態2)次に本発明の第2の実施
の形態について説明する。図2は本発明の第2の実施の
形態に係るネットワーク負荷適応型イベント報告装置の
概略構成を示すブロック図である。図2において、符号
10は管理装置、20は被管理装置、30は送信部、4
0はイベント情報送信制御部、50は被管理装置20内
で発生したイベントを検出するイベント検出部、60は
ネットワーク70上の負荷を測定するネットワーク負荷
検出部、70は管理装置10と被管理装置20とを通信
接続するネットワーク、90はイベントの重要度に応じ
てイベント通知を行なうかどうかの判断を行なうレベル
別ネットワーク負荷値設定部、101はレベル判定部で
ある。この第2の実施の形態が上記第1の実施の形態と
異なるのは、被管理装置20にレベル別ネットワーク負
荷値設定部90およびレベル判定部101を設けた点で
ある。
【0025】図3はレベル別負荷値設定部90で設定さ
れるレベル対ネットワーク負荷率の対応関係を表にして
示す図である。図3において、レベルの欄92に表され
たイベントはネットワーク負荷率の値がネットワーク負
荷率欄93に示された値よりも大きい場合は、管理装置
10に送信されないことを表す。すなわち、或るイベン
トが通常レベルのものである場合は、そのイベントはネ
ットワーク負荷率が80%以上である場合は管理装置1
0に送信されない。また別のイベントが緊急レベルのも
のである場合は、そのイベントはネットワーク負荷率が
90%以上である場合は管理装置10に送信されないよ
うになっている。
【0026】かかる構成を有する第2の実施の形態のネ
ットワーク負荷適応型イベント報告装置について、以下
その動作を説明する。まず始めに、レベル別ネットワー
ク負荷値設定部90にレベル毎にイベント通知を送信す
るネットワークの最大負荷を設定する。ここでは、レベ
ルとして緊急、通常の2つを持つことにする。そして、
レベル別ネットワーク負荷値設定部90には、緊急のイ
ベント通知を行なおうとしたときにネットワークの最大
帯域の90%を超過していた場合には緊急のイベント通
知を行なわないように、レベル別ネットワーク負荷値設
定部90に「90」を設定する。また、レベル別ネット
ワーク負荷値設定部90には、通常のイベント通知を行
なおうとしたときにネットワークの最大帯域の80%を
超過していた場合には通常のイベント通知を行なわない
ように、レベル別ネットワーク負荷値設定部90に「8
0」を設定する。
【0027】被管理装置20内で障害が発生すると、イ
ベント検出部50はそのイベントを検出する。イベント
検出部50は、そのイベントをレベル判定部101に伝
え、イベントにレベル情報を付加されたイベント情報は
イベント情報送信制御部40に送られる。イベント情報
送信制御部40は、ネットワーク負荷検出部60を通じ
て、現在のネットワークの負荷を測定し、最大帯域に対
して現在の使用帯域を認識する。そのネットワーク負荷
率が先にレベル別ネットワーク負荷値設定部90に設定
したイベント情報に対するネットワーク負荷率よりも大
きければ、イベント情報送信制御部40はイベントの送
信を行なわず、その値以下であれば送信を行なう。
【0028】以上のように、本実施の形態によれば、イ
ベント情報送信制御部40は、レベル別ネットワーク負
荷値設定部90にあらかじめ設定されたイベントのレベ
ルと、ネットワークの負荷の値、および、イベントを送
信する際に測定を行なうネットワークの負荷率とを比較
し、イベントを管理装置10に送信するので、伝送路が
輻輳することのないようにネットワークの帯域を有効に
使うことができる。
【0029】次に本発明の第3の実施の形態について説
明する。図4は本発明の第3の実施の形態に係るネット
ワーク負荷適応型イベント報告装置の概略構成を示すブ
ロック図である。図4において、符号10は管理装置、
20は被管理装置、30は送信部、40はイベント情報
送信制御部、50は被管理装置20内で発生したイベン
トを検出するイベント検出部、60はネットワーク70
上の負荷を測定するネットワーク負荷検出部、70は管
理装置10と被管理装置20とを通信接続するネットワ
ーク、101はレベル判定部、110はイベントカウン
タ、120はレベル別ネットワーク負荷・カウンタ値設
定部である。この第3の実施の形態が上記第1及び第2
の実施の形態と異なるのは、被管理装置20にイベント
カウンタ110とレベル別ネットワーク負荷・カウンタ
値設定部120を設けた点である。
【0030】図5はレベル別ネットワーク負荷・カウン
タ値設定部120で設定されるレベルと対ネットワーク
負荷率と最大カウンタ値の対応関係を表にして示す図で
ある。図5において、レベルの欄96に表されたイベン
トはネットワーク負荷率の値がネットワーク負荷率欄9
7に示された値よりも大きい場合は、管理装置10に送
信されないことを表す。ただし、同一レベルのイベント
が最大カウンタ値欄98に示す値よりも多く発生した場
合は管理装置10に通知されるものとしている。すなわ
ち、或るイベントが通常レベルのものである場合は、そ
のイベントはネットワーク負荷率が80%以上である場
合は管理装置10に送信されない。ただし、この場合に
おいて、通常レベルのイベントが最大カウンタ値「2
0」よりも多く発生したときは、そのイベントは管理装
置10に通知される。また別のイベントが緊急レベルの
ものである場合は、そのイベントはネットワーク負荷率
が90%以上である場合は管理装置10に送信されな
い。ただし、この場合において、緊急レベルのイベント
が最大カウンタ値「10」よりも多く発生したときは、
そのイベントは管理装置10に通知されるようになって
いる。
【0031】かかる構成を有する第3の実施の形態のネ
ットワーク負荷適応型イベント報告装置について、図
4、図5および図6を用いて以下その動作を説明する。
まず始めに、レベル別ネットワーク負荷・カウンタ値設
定部120にレベル毎にイベント通知を送信するネット
ワークの最大負荷率と最大カウンタ値を設定する。ここ
では、レベルとして緊急、通常の2つを持つことにす
る。そして、レベル別ネットワーク負荷・カウンタ値設
定部120には、緊急のイベント通知を行なおうとした
ときにネットワークの最大帯域の90%を超過していた
場合には緊急のイベント通知を行なわないように、ネッ
トワーク負荷率欄97に「90」の値を設定するととも
に、緊急のイベント通知が送信することのできない最大
回数を最大カウンタ値の欄98に「10」を設定する。
また、レベル別ネットワーク負荷・カウンタ値設定部1
20には、通常のイベント通知を行なおうとしたときに
ネットワークの最大帯域の80%を超過していた場合に
は通常のイベント通知を行なわないように、ネットワー
ク負荷率欄97に「80」の値を設定するとともに、通
常のイベント通知が送信することのできない最大回数を
最大カウンタ値の欄98に「20」を設定する。
【0032】被管理装置20内で障害が発生すると、イ
ベント検出部50はそのイベントを検出する。イベント
検出部50は、そのイベントをレベル判定部101に伝
え、イベントにレベル情報を付加されたイベント情報は
イベント情報送信制御部40に送られる。イベント情報
送信制御部40は、ネットワーク負荷検出部60を通じ
て、現在のネットワークの負荷を測定し、最大帯域に対
して現在の使用帯域を認識する(ステップ201)。次
にイベント情報送信制御部40は、そのイベント情報の
レベルが通常レベルであるか否かを判断し(ステップ2
02)、通常レベルのイベントである場合は、さらに、
ネットワーク負荷率が通常のネットワーク負荷率(図5
の例では80%)の値よりも大きいかどうかの判断を行
なう(ステップ203)。そして、それが通常のネット
ワーク負荷率以下であれば、イベント送信を行ない(ス
テップ215)、通常用のイベントカウンタ110をリ
セットして(ステップ216)ステップ201の処理に
戻る。
【0033】一方、ステップ203においてネットワー
ク負荷率が通常のネットワーク負荷率よりも大いと判断
された場合は、通常用のイベントカウンタ110の値を
インクリメントし(ステップ205)、その通常用のイ
ベントカウンタの値とレベル別ネットワーク負荷・カウ
ンタ値設定部120に設定した通常の最大カウント値で
ある20とを比較する(ステップ206)。この比較の
結果、通常用のイベントカウンタの値がレベル別ネット
ワーク負荷・カウンタ値設定部120に設定した通常の
最大カウント値である20よりも大きければイベントの
送信を行ない(ステップ208)、通常用のイベントカ
ウンタをリセットして(ステップ209)ステップ20
1の処理に戻る。また、ステップ206における比較の
結果通常用のイベントカウンタ110の値がレベル別ネ
ットワーク負荷・カウンタ値設定部120に設定した通
常の最大カウント値である20以下であれば、そのイベ
ントは廃棄して(ステップ207)ステップ201の処
理に戻る。
【0034】さらに、ステップ202の処理において、
イベントのレベルは通常でない、すなわちイベントが緊
急である場合は、ネットワーク負荷率が緊急のネットワ
ーク負荷率(図5の例では90%)の値よりも大きいか
どうかの判断を行なう(ステップ204)。そして、そ
れが緊急のネットワーク負荷率以下であれば、イベント
送信を行ない(ステップ212)、緊急用のイベントカ
ウンタ110をリセットして(ステップ213)ステッ
プ201の処理に戻る。
【0035】一方、ステップ204においてネットワー
ク負荷率が緊急のネットワーク負荷率よりも大いと判断
された場合は、緊急用のイベントカウンタ110の値を
インクリメントし(ステップ210)、その緊急用のイ
ベントカウンタの値とレベル別ネットワーク負荷・カウ
ンタ値設定部120に設定した緊急の最大カウント値で
ある10とを比較する(ステップ211)。この比較の
結果、緊急用のイベントカウンタの値がレベル別ネット
ワーク負荷・カウンタ値設定部120に設定した緊急の
最大カウント値である10よりも大きければイベントの
送信を行ない(ステップ217)、緊急用のイベントカ
ウンタをリセットして(ステップ218)ステップ20
1の処理に戻る。また、ステップ211における比較の
結果緊急用のイベントカウンタ110の値がレベル別ネ
ットワーク負荷・カウンタ値設定部120に設定した緊
急の最大カウント値である10以下であれば、そのイベ
ントは廃棄して(ステップ214)ステップ201の処
理に戻る。
【0036】以上のように第3の実施の形態によれば、
イベント情報送信制御部40は、レベル別ネットワーク
負荷・カウンタ値設定部120にあらかじめ設定された
イベントのレベルとネットワーク負荷率と、最大カウン
タ値、およびイベントを送信する際に測定を行なうネッ
トワークの負荷とを比較し、イベントを管理装置20に
送信するので、伝送路が輻輳することのないように制御
することができる。
【0037】なお、第1、第2、第3の実施の形態にお
いて、イベント発生時にネットワークの負荷を測定し、
イベント通知の送信判断をしているが、定期的なネット
ワーク負荷を測定することにより、ネットワークの負荷
の傾向を判断して送信することができる。
【0038】また、第3の実施の形態において、イベン
トのレベル毎に発生回数をカウントしているが、イベン
ト種毎にカウントしてイベント送信の判断に用いること
もできる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
管理装置にイベントを通知する際に、ネットワークの負
荷を判断して送信するようにしたため、イベント通知が
伝送路の輻輳を生じさせることはない。また、イベント
にレベルを持たせたので、重要度の低いイベント通知が
伝送路の帯域を圧迫することはない。さらに、イベント
の発生頻度を考慮したイベント通知を行なうために、ネ
ットワークの有効利用と装置の劣化傾向を正しく認識す
るために必要なイベント通知の発行という2つの目的の
両立を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
負荷適応型イベント報告装置のブロック構成およびこの
装置を含むネットワーク管理システムを表すシステム構
成図
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るネットワーク
負荷適応型イベント報告装置のブロック構成およびこの
装置を含むネットワーク管理システムを表すシステム構
成図
【図3】前記第2の実施の形態におけるレベル別負荷設
定部で設定されるレベル対ネットワーク負荷率の対応表
【図4】本発明の第3の実施の形態に係るネットワーク
負荷適応型イベント報告装置のブロック構成およびこの
装置を含むネットワーク管理システムを表すシステム構
成図
【図5】前記第3の実施の形態におけるレベル別負荷設
定部で設定されるレベル対ネットワーク負荷率、最大カ
ウント値の対応表図
【図6】前記第3の実施の形態におけるイベント通知送
信制御の処理動作を説明するフロー図
【図7】従来のイベント報告装置のブロック構成および
この装置を含むネットワーク管理システムを表すシステ
ム構成図
【符号の説明】
10 管理装置 20 被管理装置 30 送信部 40 イベント情報送信制御部 50 イベント検出部 60 ネットワーク負荷検出部 70 伝送路 80 再生装置 90 レベル別ネットワーク負荷値設定部 100 レベル判定部 110 カウンタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台または単一の管理装置がネットワ
    ークを介して複数台の被管理装置を管理するネットワー
    ク管理システムにおいて、各被管理装置がその構成要素
    として、障害等の被管理装置内で発生するイベントを検
    出するイベント検出手段と、管理装置に通知するための
    送信手段と、イベント情報を管理装置に通知するための
    ネットワークの負荷を設定するネットワーク負荷検出手
    段と、イベントを通知する最大のネットワーク負荷を設
    定するネットワーク負荷設定手段と、イベントの種類と
    ネットワークの負荷を判断して管理装置にイベントを送
    信するかどうかを決定するイベント情報送信制御手段を
    有し、被管理装置にイベントが発生して管理装置にイベ
    ント情報を送出する際に、前記ネットワーク負荷検出手
    段によるネットワークの負荷の状況に基づき、イベント
    情報の送信を制御するネットワーク負荷適応型イベント
    報告装置。
  2. 【請求項2】 ネットワーク負荷設定手段に代えてイベ
    ントの重要度に応じてイベントを通知する最大のネット
    ワーク負荷を設定するレベル別ネットワーク負荷設定手
    段を設ける一方、イベントに対して、そのイベントの重
    要度に応じてレベル付けを行なうレベル判定手段を設
    け、被管理装置にイベントが発生して管理装置にイベン
    ト情報を送出する際に、イベント情報送信制御手段は、
    前記ネットワーク負荷検出手段によるネットワークの負
    荷の状況、レベル判定部からのイベント情報のレベル、
    およびレベル別ネットワーク負荷設定手段のネットワー
    ク負荷設定データに基づき、イベント情報の送信を制御
    することを特徴とする請求項1記載のネットワーク負荷
    適応型イベント報告装置。
  3. 【請求項3】 レベル判定手段はイベントの重要度とし
    て、通常レベル、緊急レベルを含む2以上のレベル付け
    を行なうことを特徴とする請求項2記載のネットワーク
    負荷適応型イベント報告装置。
  4. 【請求項4】 レベル別ネットワーク負荷設定手段はイ
    ベントのレベルに応じて、そのレベルのイベントの管理
    装置への送信が許可されるネットワーク負荷率を設定す
    ることを特徴とする請求項3記載のネットワーク負荷適
    応型イベント報告装置。
  5. 【請求項5】 レベル別ネットワーク負荷設定手段は、
    緊急レベルについては通常レベルについてよりも、ネッ
    トワーク負荷率がより高くてもイベントの管理装置への
    送信が許可されるようにネットワーク負荷の設定を行な
    うことを特徴とする請求項4記載のネットワーク負荷適
    応型イベント報告装置。
  6. 【請求項6】 レベル別ネットワーク負荷設定手段に代
    えてイベントの重要度およびイベント情報の発生頻度の
    両要素に応じてイベントを通知する最大のネットワーク
    負荷を設定するレベル別ネットワーク負荷・カウンタ値
    設定手段を設ける一方、イベントに対して、そのイベン
    ト情報の発生頻度を記憶するイベントカウンタを設け、
    被管理装置にイベントが発生して管理装置にイベント情
    報を送出する際に、イベント情報送信制御手段は、前記
    ネットワーク負荷検出手段によるネットワークの負荷の
    状況、レベル判定部からのイベント情報のレベル、イベ
    ントカウンタによる発生頻度の情報、およびレベル別ネ
    ットワーク負荷・カウンタ値設定手段のネットワーク負
    荷設定データに基づき、イベント情報の送信を制御する
    ことを特徴とする請求項2記載のネットワーク負荷適応
    型イベント報告装置。
  7. 【請求項7】 イベント情報送信制御手段は、被管理装
    置にイベントが発生して管理装置にイベント情報を送出
    する際に、ネットワーク負荷検出手段によるネットワー
    クの負荷の状況およびレベル判定部からのイベント情報
    のレベルに基づき被管理装置から管理装置へのイベント
    の送信が禁止されている場合であっても、イベントカウ
    ンタによる発生頻度の情報により前記被管理装置から管
    理装置へのイベントの送信禁止を解除し得ることを特徴
    とする請求項6記載のネットワーク負荷適応型イベント
    報告装置。
  8. 【請求項8】 レベル別ネットワーク負荷・カウンタ値
    設定手段は、緊急レベルについては通常レベルについて
    よりも、イベント発生頻度数がより少なくてもイベント
    の管理装置への送信が許可されるようにカウンタ値の設
    定を行なうことを特徴とする請求項7記載のネットワー
    ク負荷適応型イベント報告装置。
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