JPH10281421A - 塵芥焼却器 - Google Patents

塵芥焼却器

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Publication number
JPH10281421A
JPH10281421A JP8510797A JP8510797A JPH10281421A JP H10281421 A JPH10281421 A JP H10281421A JP 8510797 A JP8510797 A JP 8510797A JP 8510797 A JP8510797 A JP 8510797A JP H10281421 A JPH10281421 A JP H10281421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
primary air
cooling air
shell
outer shell
heat insulating
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8510797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Yamamoto
英俊 山本
Norihisa Kimura
紀久 木村
Maki Nakazawa
真樹 中澤
Nobukazu Ootake
延和 大竹
Kenji Noro
賢治 野呂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mie Horo Co Ltd
Original Assignee
Mie Horo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mie Horo Co Ltd filed Critical Mie Horo Co Ltd
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Publication of JPH10281421A publication Critical patent/JPH10281421A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性に優れているうえに煙の発生が少ない
塵芥焼却器を提供する。 【解決手段】 本体1の胴部を、胴壁に一次空気取入孔
11aと冷却空気取入孔11とが配設された金属板材よ
りなる外胴12と、胴壁に一次空気供給孔13が配設さ
れた金属板材よりなる内胴14と、この内胴14と外胴
12間に介在させた断熱用仕切胴15とよりなる三重構
造とし、前記外胴12と断熱用仕切胴15との間に前記
冷却空気取入孔11から取り入れた冷却空気を上端より
炉体内に供給する冷却空気流路16を形成するととも
に、内胴14と断熱用仕切胴15との間に一次空気を取
り入れて一次空気供給孔13を通じ炉体内に供給する一
次空気流路17を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炉体の胴部が金属
板材により構成された耐久性に優れた塵芥焼却器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】炉体の胴部が金属板材により構成された
塵芥焼却器は、胴体内部に塵芥を投入して焼却すると、
上部の温度が上昇して胴壁上部や蓋体が焼損し、長期耐
用できないうえに、供給される空気量が少なくて煙を発
生するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは前記のような問題を解決し、耐久性に優れ
ているうえに煙をほとんど発生させることなく塵芥を焼
却することができる塵芥焼却器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の塵芥焼却器は、本体胴部を、胴壁
に一次空気取入孔と冷却空気取入孔が配設された金属板
材よりなる外胴と、胴壁に一次空気供給孔が配設された
金属板材よりなる内胴と、この内胴と外胴間に介在させ
た断熱用仕切胴とよりなる三重構造として、前記外胴と
断熱用仕切胴との間に前記外胴の冷却空気取入孔から取
り入れた冷却空気を上端より炉体内に供給する冷却空気
流路を形成するとともに、前記内胴と断熱用仕切胴との
間に前記外胴の一次空気取入孔より取り入れた一次空気
を内胴の一次空気供給孔を通じ炉体内に供給する一次空
気流路を形成したことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参考にしながら詳細に説明する。1は例えば
耐熱ホーローやアルミコーティング鉄板などの金属板材
よりなる本体、2は本体1の胴部の上端開口に交換自在
に被装されている蓋、3は煙突であり、この本体1の下
部には灰取り出し口4を備えており、5は本体1の内部
下方に張設されるサナである。
【0006】前記した本体1の胴部は、胴壁上部に冷却
空気取入孔11を配設するとともに胴壁下部に一次空気
取入孔11aが配設された金属板材よりなる外胴12
と、胴壁に一次空気供給孔13が配設された金属板材よ
りなる前記外胴12よりは短い内胴14と、この内胴1
4と外胴12との間に介在させた前記内胴14よりも短
い断熱用仕切胴15とよりなるものとしてサナ5より上
方部分は三重構造とし、これにより前記外胴12と断熱
用仕切胴15との間を前記外胴12に配設されている冷
却空気取入孔11から取り入れた冷却空気を上端より炉
体内に供給する冷却空気流路16に形成するとともに、
前記内胴14と断熱用仕切胴15との間を前記外胴12
の一次空気取入孔11aより取り入れた一次空気を内胴
14の一次空気供給孔13を通じて炉体内に供給する一
次空気流路17に形成してあり、この本体1の胴部構造
に本発明の特徴的構成がある。
【0007】また、外胴12にはその中間より下方部に
内ビード18が周設されているとともに上方部には補強
用の外ビード18aが周設されており、一方、断熱用仕
切胴15の下方部には前記した外胴12の内ビード18
に対応する位置に外ビード19が周設されていて、この
外ビード19と前記した内ビード18との接触により冷
却空気流路16はその下方部分が遮断されて一次空気流
路17は冷却空気流路16と分離させてあり、さらに、
内胴14には前記したその中間より下方部と上方部に内
向きに膨出する補強用ビード20、21が前記した内ビ
ード18と同様に周設されている。なお、22は前記外
ビード19および内ビード18の接触部分より若干下方
に位置するように外胴12の内面に周設されて内胴14
を支持するとともに内縁をサナ受け部としている内鍔で
ある。
【0008】なお、この実施の形態における本体1の胴
部とその上端開口に交換自在に被装されている蓋2との
取付構造は、蓋2を本体1の胴部の開口径より若干大径
の天板24の周縁に短脚筒部25が連設されたものとし
ておく一方、本体1の胴部には蓋2を被せたときに後記
するピン27の屈曲端部を横向きとして挿入可能な位置
に横長孔28を配設しておき、蓋2を取付けるときは、
本体1の胴部に蓋2を被せたうえ、別に用意してある頭
部を有し且つ先端を前記した横長孔28の長さより若干
長い屈曲軸部となるようにL形に屈曲されたピン27を
短脚筒部25のピン孔26から横長孔28に挿し込んで
手を離せば、ピン27は自重により屈曲軸部が下向きと
なって横長孔28の範囲で若干の回動はできてもそのま
まではとりはずされることがないように取付けでき、交
換したいときにはピン27をその屈曲端部が横向きとな
るまで回動させたうえ後退させれば、横長孔28に対す
るピン27の係合が解かれて蓋2は持ち上げるだけで簡
単に取り外せるようにしたものであるが、必ずしもこの
ような構成とする必要はない。
【0009】このように構成されたものは、本体1の胴
部内に塵芥を投入して焼却すると、塵芥は外胴12に配
設してある一次空気取入孔11aから自然供給されて内
胴14と断熱用仕切胴15との間の一次空気流路17を
経て内胴14の一次空気供給孔13から炉体内に供給さ
れる一次空気により一次燃焼するとともに、外胴12に
配設してある冷却空気取入孔11から取り入れられて外
胴12と断熱用仕切胴15との間の冷却空気流路16を
通じて上端から炉体内に供給される冷却空気により二次
燃焼が生じて塵芥の焼却が行なわれ、燃焼熱によって金
属板材を主材とする本体1はその上部と蓋2が特に強く
熱せられることとなるが、本体1の胴部は外胴12と、
内胴14と、この内胴14と外胴12間に介在させた断
熱用仕切胴15とよりなる三重構造として外胴12と断
熱用仕切胴15との間に前記外胴12の冷却空気取入孔
11から取り入れた冷却空気を上端より炉体内に供給す
る冷却空気流路16を形成してあるので、高温化される
本体1の上部と蓋2は冷却空気により冷却されることと
なってこの部分が焼損されることがなく、従って、本体
1の寿命は著しく延びることとなる。
【0010】また、本体1に供給される空気は一次空気
取入孔11aから一次空気流路17を経て供給される一
次空気と、冷却空気流路16の上端から炉体内に供給さ
れて本体1の上部の冷却後は二次燃焼に寄与する冷却空
気とに分離してあって、燃焼に寄与する空気の割合が適
度に調整され、冷却空気流路16の上端から炉体内に供
給される空気により蓋2に設けられている煙突基部付近
の空気不足が解消されるので、燃焼能力を落とさないう
え煙の発生を減少させることができることとなる。
【0011】さらに、外胴12の下方部に内ビード18
を設ける一方、断熱用仕切胴15の下方部に外ビード1
9を設けてこの内ビード18と外ビード19との接触に
より冷却空気流路16と一次空気流路17とを分離させ
るようにしておけば、冷却空気流路16と一次空気流路
17とを分離させるための特別な部材が不要となるうえ
に内ビード18と外ビード19が外胴12と断熱用仕切
胴15を補強することとなるので好ましく、また、炉体
1の胴部に対して煙突付きの蓋体2を交換自在としてお
けば、蓋体2が焼損した場合でも本体1は廃棄する必要
がないので経済的である。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の塵芥焼
却器は、本体胴部を、外胴と内胴とこの内胴と外胴間に
介在させた断熱用仕切胴とよりなる三重構造として、外
胴と断熱用仕切胴との間に外胴の冷却空気取入孔から取
り入れた冷却空気を上端より炉体内に供給する冷却空気
流路を形成するとともに、内胴と断熱用仕切胴との間に
取り入れた一次空気を内胴の一次空気供給孔を通じ炉体
内に供給する一次空気流路を形成して燃焼に必要な空気
を炉体内に必要量供給するとともに外胴上部や蓋の過熱
を防止できるようにしたので、自然通風式でありながら
煙をほとんど発生させることなく塵芥を焼却することが
できるうえに長期耐用できる利点がある。従って、本発
明は従来の問題点を解消した塵芥焼却器として、極めて
有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態を示す一部切欠斜
視図である。
【図2】本発明の好ましい実施の形態を示す横断面図で
ある。
【図3】本発明における蓋の好ましい取付機構を示す部
分断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋 11 冷却空気取入孔 11a 一次空気取入孔 12 外胴 13 一次空気供給孔 14 内胴 15 断熱用仕切胴 16 冷却空気流路 17 一次空気流路 18 内ビード 19 外ビード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野呂 賢治 三重県四日市市広永町647番地の175

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(1) の胴部を、胴壁に一次空気取入
    孔(11a) と冷却空気取入孔(11)が配設された金属板材よ
    りなる外胴(12)と、胴壁に一次空気供給孔(13)が配設さ
    れた金属板材よりなる内胴(14)と、この内胴(14)と外胴
    (12)間に介在させた断熱用仕切胴(15)とよりなる三重構
    造として、前記外胴(12)と断熱用仕切胴(15)との間に前
    記外胴(12)の冷却空気取入孔(11)から取り入れた冷却空
    気を上端より炉体内に供給する冷却空気流路(16)を形成
    するとともに、前記内胴(14)と断熱用仕切胴(15)との間
    に前記一次空気取入孔(11a) から一次空気を取り入れて
    内胴(14)の一次空気供給孔(13)を通じ炉体内に供給する
    一次空気流路(17)を形成したことを特徴とする塵芥焼却
    器。
  2. 【請求項2】 外胴(12)の下方部に内ビード(18)を設け
    る一方、断熱用仕切胴(15)の下方部に外ビード(19)を設
    けてこの内ビード(18)と外ビード(19)との接触により冷
    却空気流路(16)を一次空気流路(17)とは分離させている
    請求項1に記載の塵芥焼却器。
  3. 【請求項3】 炉体(1) の胴部に対して煙突付きの蓋体
    (2) が交換自在とされている請求項1または2に記載の
    塵芥焼却器。
JP8510797A 1997-04-03 1997-04-03 塵芥焼却器 Withdrawn JPH10281421A (ja)

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JP8510797A JPH10281421A (ja) 1997-04-03 1997-04-03 塵芥焼却器

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JP8510797A JPH10281421A (ja) 1997-04-03 1997-04-03 塵芥焼却器

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JPH10281421A true JPH10281421A (ja) 1998-10-23

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ID=13849405

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JP8510797A Withdrawn JPH10281421A (ja) 1997-04-03 1997-04-03 塵芥焼却器

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JP (1) JPH10281421A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105716082A (zh) * 2016-03-21 2016-06-29 安徽未名生物环保有限公司 一种用于对生活垃圾进行处理的装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105716082A (zh) * 2016-03-21 2016-06-29 安徽未名生物环保有限公司 一种用于对生活垃圾进行处理的装置

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20040706