JP2688994B2 - ガス燃焼器の排気フード - Google Patents
ガス燃焼器の排気フードInfo
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- JP2688994B2 JP2688994B2 JP21805689A JP21805689A JP2688994B2 JP 2688994 B2 JP2688994 B2 JP 2688994B2 JP 21805689 A JP21805689 A JP 21805689A JP 21805689 A JP21805689 A JP 21805689A JP 2688994 B2 JP2688994 B2 JP 2688994B2
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- exhaust hood
- hood
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、室内開放型ガス湯沸器等のガス燃焼器に
おける排気フードに関する。
おける排気フードに関する。
室内開放型ガス湯沸器等のガス燃焼器における排気フ
ードの性能として、ケーシングの上部排気開口の上部
を覆って塵埃等の落下物が器体内に入るのを防ぐととも
に燃焼排気熱が上方へ排出して器物が過熱されるのを防
ぐことと、ケーシングの上部排気開口からの燃焼排気
ガスを前方斜め上方へスムースに誘導排出できること、
排気フードの高さが低いこと、とが重要である。
ードの性能として、ケーシングの上部排気開口の上部
を覆って塵埃等の落下物が器体内に入るのを防ぐととも
に燃焼排気熱が上方へ排出して器物が過熱されるのを防
ぐことと、ケーシングの上部排気開口からの燃焼排気
ガスを前方斜め上方へスムースに誘導排出できること、
排気フードの高さが低いこと、とが重要である。
従来のこの種の排気フードとしては、たとえば、第5
図に示されているように、排気フードA′の上面板6′
でケーシングB′の上部排気開口3′の上部全体を覆っ
た構造のものはある。
図に示されているように、排気フードA′の上面板6′
でケーシングB′の上部排気開口3′の上部全体を覆っ
た構造のものはある。
上記従来の排気フードにあっては、上記、の性能
は満たすものの、上記の性能については、H′≒70mm
程度が必要であり不十分であった。そこで、第6図に示
されているように、排気フードA″の上面板6″の前端
部を従来の排気フードA′よりある寸法だけ(たとえ
ば、l′≒40mm)切除して実験して見たところ、上記
の性能を満たし、かつ、H″≒50mm程度とすることが可
能で、上記の性能をも満たすことが判明した。
は満たすものの、上記の性能については、H′≒70mm
程度が必要であり不十分であった。そこで、第6図に示
されているように、排気フードA″の上面板6″の前端
部を従来の排気フードA′よりある寸法だけ(たとえ
ば、l′≒40mm)切除して実験して見たところ、上記
の性能を満たし、かつ、H″≒50mm程度とすることが可
能で、上記の性能をも満たすことが判明した。
そこで、この発明は、この実験結果を応用して上記
、の性能を満たすとともに、上記の性能をも満た
すガス燃焼器の排気フードを提供しようとするものであ
る。
、の性能を満たすとともに、上記の性能をも満た
すガス燃焼器の排気フードを提供しようとするものであ
る。
上記目的を達成するために、この発明のガス燃焼器の
排気フードは、室内開放型ガス燃焼器の排気フードにお
いて、該排気フードの先端に略半円状の折返し部を設
け、該折返し部の下端片と重なる上端部分に排気口を穿
設したことを特徴とするものである。
排気フードは、室内開放型ガス燃焼器の排気フードにお
いて、該排気フードの先端に略半円状の折返し部を設
け、該折返し部の下端片と重なる上端部分に排気口を穿
設したことを特徴とするものである。
上記のように構成されたこの発明によるガス燃焼器の
排気フードにあっては、排気フードの先端折返し部の排
気口は下端片と重合しているから、ケーシングの上部排
気開口を該下端片と排気フードの上面板とで完全に覆う
ために塵埃等の落下物が器体内に入るのを防ぐことがで
きる。
排気フードにあっては、排気フードの先端折返し部の排
気口は下端片と重合しているから、ケーシングの上部排
気開口を該下端片と排気フードの上面板とで完全に覆う
ために塵埃等の落下物が器体内に入るのを防ぐことがで
きる。
また、折返し部と重なる上端部分に排気口が穿設して
あるので、全体としての排気抵抗が少なくなり、従来と
同一条件とした場合排気フードの高さを50mm位に低くす
ることができる。したがって、ケーシングの上部排気口
からの燃焼排気ガス流の全判部分は下部排気路から前方
斜め上方へスムースに誘導排出され、後半部分は上部排
気路から前方斜め上方へスムースに誘導排出されるため
に、排気性能は維持したまま、排気フードの高さを従来
より20mm程度低くすることができる。
あるので、全体としての排気抵抗が少なくなり、従来と
同一条件とした場合排気フードの高さを50mm位に低くす
ることができる。したがって、ケーシングの上部排気口
からの燃焼排気ガス流の全判部分は下部排気路から前方
斜め上方へスムースに誘導排出され、後半部分は上部排
気路から前方斜め上方へスムースに誘導排出されるため
に、排気性能は維持したまま、排気フードの高さを従来
より20mm程度低くすることができる。
以下この発明によるガス燃焼器の排気フードの実施例
について図面を参照して説明する。
について図面を参照して説明する。
図示した実施例は、キッチン等の室内に設置して使用
する小型の元止式ガス湯沸器で、燃焼排気ガスを室内に
放出する室内開放型ガス湯沸器の排気フードに適用した
ものであって、第1図ないし第4図において、Aはケー
シングBの上部排気開口3の上部を覆って該排気開口3
からの燃焼排気ガス流を前方斜め上方へ誘導するととも
に、燃焼排気熱で器物を過熱するのを防ぐための排気フ
ードで、板状体で形成され、その先端部を下方へ円弧状
に折返して、排気フードAの先端に断面形状が鉤状をし
た折返し部1を一体に設け、基端には取付脚4を一体に
備え、かつ、両側端に垂縁5を一体に折曲げ形成してい
る。2は前記折返し部1の下端片1aと重なる上端部分1b
に穿設した排気口で、この重なり部1は排気フードAの
前後方向の長さLを100mmとした場合、排気通過抵抗等
を考慮して30mm程度とするのがよい。この場合、排気フ
ードAの高さHは50mm程度とすればよい。また、排気フ
ードAの横幅は、232mm程度であるため、前記排気口2
を実施例のように中央仕切板1cで2つに仕切ると、該中
央仕切板1cが両側垂縁5と相まって排気フードAを補強
するから、排気フードAの板厚を0.4mm程度とすること
ができる。
する小型の元止式ガス湯沸器で、燃焼排気ガスを室内に
放出する室内開放型ガス湯沸器の排気フードに適用した
ものであって、第1図ないし第4図において、Aはケー
シングBの上部排気開口3の上部を覆って該排気開口3
からの燃焼排気ガス流を前方斜め上方へ誘導するととも
に、燃焼排気熱で器物を過熱するのを防ぐための排気フ
ードで、板状体で形成され、その先端部を下方へ円弧状
に折返して、排気フードAの先端に断面形状が鉤状をし
た折返し部1を一体に設け、基端には取付脚4を一体に
備え、かつ、両側端に垂縁5を一体に折曲げ形成してい
る。2は前記折返し部1の下端片1aと重なる上端部分1b
に穿設した排気口で、この重なり部1は排気フードAの
前後方向の長さLを100mmとした場合、排気通過抵抗等
を考慮して30mm程度とするのがよい。この場合、排気フ
ードAの高さHは50mm程度とすればよい。また、排気フ
ードAの横幅は、232mm程度であるため、前記排気口2
を実施例のように中央仕切板1cで2つに仕切ると、該中
央仕切板1cが両側垂縁5と相まって排気フードAを補強
するから、排気フードAの板厚を0.4mm程度とすること
ができる。
上記構成とした排気フードAをケーシングBの背面上
部に基端取付脚4をボルト4aにより取付け設置せしめ
て、ケーシングBの上部排気開口3の上部を先端折返し
部1の下端片1aと排気フードAの上面板6とで完全に覆
うとともに、排気通路7の出口近くを折返し部1の下端
片1aで上部排気路7aと下部排気路7bとに仕切って、ケー
シングBの上部排気開口3からの燃焼排気ガス流の前半
部分は下部排気路7bに誘導され、後半部分は上部排気路
7aに誘導されるようになすものである。前記折返し部1
の下端片1aと排気フードAの上面板6は排気通過抵抗を
減ずるための実施例のようにやや後下り傾斜とするのが
望ましい。
部に基端取付脚4をボルト4aにより取付け設置せしめ
て、ケーシングBの上部排気開口3の上部を先端折返し
部1の下端片1aと排気フードAの上面板6とで完全に覆
うとともに、排気通路7の出口近くを折返し部1の下端
片1aで上部排気路7aと下部排気路7bとに仕切って、ケー
シングBの上部排気開口3からの燃焼排気ガス流の前半
部分は下部排気路7bに誘導され、後半部分は上部排気路
7aに誘導されるようになすものである。前記折返し部1
の下端片1aと排気フードAの上面板6は排気通過抵抗を
減ずるための実施例のようにやや後下り傾斜とするのが
望ましい。
なお、図中8は熱交換器で、内胴9の上部に設けら
れ、該熱交換器8から燃焼排気ガス流はケーシングBの
上部排気開口3を介して排気通路7に導かれるようにな
っている。10はガスバーナで、前記内胴9の下部に備え
られ、該ガスバーナ10で熱交換器8を加熱することによ
り熱交換器8を流過する水を加熱昇温して出湯蛇口11か
ら出湯するものである。12はプッシュ式操作釦、13は給
水管、14はガス供給管である。また、前記ケーシングB
は2つ割として壁側ケーシング15に対し前面ケーシング
16を脱着自由となしている。
れ、該熱交換器8から燃焼排気ガス流はケーシングBの
上部排気開口3を介して排気通路7に導かれるようにな
っている。10はガスバーナで、前記内胴9の下部に備え
られ、該ガスバーナ10で熱交換器8を加熱することによ
り熱交換器8を流過する水を加熱昇温して出湯蛇口11か
ら出湯するものである。12はプッシュ式操作釦、13は給
水管、14はガス供給管である。また、前記ケーシングB
は2つ割として壁側ケーシング15に対し前面ケーシング
16を脱着自由となしている。
前記構成において、排気フードAの先端折返し部1の
上端部分1bに穿った排気口2は下端片1aと重合している
から、排気口2の下部は下端片1aで塞がれ、排気口2と
連なわる排気フードAの上面板6と該下端片1aとでケー
シングBの上部排気開口3を完全に覆うために塵埃等の
上方からの落下物が器体内、すなわち、熱交換器8のフ
イン間等へ入るのを防ぐことができる。
上端部分1bに穿った排気口2は下端片1aと重合している
から、排気口2の下部は下端片1aで塞がれ、排気口2と
連なわる排気フードAの上面板6と該下端片1aとでケー
シングBの上部排気開口3を完全に覆うために塵埃等の
上方からの落下物が器体内、すなわち、熱交換器8のフ
イン間等へ入るのを防ぐことができる。
また、排気フードAの先端折返し部1の下端片と重な
る30mm程度の上端部分1bを排気口2としたので、排気抵
抗は、排気フードAの高さを50mm程度と低くしても従来
と略同じとなって、ケーシングBの上部排気口開口3か
らの燃焼排気ガス流の前半部分は下部排気路7bに誘導さ
れて器外の前方斜め上方へスムースに排出され(第4図
の矢印a参照)、燃焼排気ガス流の後半部分は上部排気
路7aに誘導されて排気口2から器外の前方斜め上方へス
ムースに排出される(第4図の矢印b参照)。
る30mm程度の上端部分1bを排気口2としたので、排気抵
抗は、排気フードAの高さを50mm程度と低くしても従来
と略同じとなって、ケーシングBの上部排気口開口3か
らの燃焼排気ガス流の前半部分は下部排気路7bに誘導さ
れて器外の前方斜め上方へスムースに排出され(第4図
の矢印a参照)、燃焼排気ガス流の後半部分は上部排気
路7aに誘導されて排気口2から器外の前方斜め上方へス
ムースに排出される(第4図の矢印b参照)。
この発明は以上説明したように、排気フードの先端に
略半円状の折返し部を設け、該折返し部の下端片と重な
る上端部分に排気口を穿ったので、ケーシングの上部排
気開口は前記下端片と排気フードの上面板とで完全に覆
われているために、塵埃等の落下物が器体内に入るのを
防ぐとともに、排気性能を維持したまま、排気フードの
高さを低くすることができる効果がある。
略半円状の折返し部を設け、該折返し部の下端片と重な
る上端部分に排気口を穿ったので、ケーシングの上部排
気開口は前記下端片と排気フードの上面板とで完全に覆
われているために、塵埃等の落下物が器体内に入るのを
防ぐとともに、排気性能を維持したまま、排気フードの
高さを低くすることができる効果がある。
第1図はこの発明によるガス燃焼器の排気フードの一実
施例を示した正面図、第2図は一部切欠側面図、第3図
は排気フードだけの平面図、第4図は要部の拡大断面
図、第5図は従来例の要部の拡大断面図、第6図は実験
用の断面図である。 A……排気フード、1……折返し部、1a……下端片、1b
……上端部分、2……排気口。
施例を示した正面図、第2図は一部切欠側面図、第3図
は排気フードだけの平面図、第4図は要部の拡大断面
図、第5図は従来例の要部の拡大断面図、第6図は実験
用の断面図である。 A……排気フード、1……折返し部、1a……下端片、1b
……上端部分、2……排気口。
Claims (1)
- 【請求項1】室内開放型ガス燃焼器の排気フードにおい
て、該排気フード(A)の先端に略半円状の折返し部
(1)を設け、該折返し部(1)の下端片(1a)と重な
る上端部分(1b)に排気口(2)を穿設したことを特徴
とするガス燃焼器の排気フード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21805689A JP2688994B2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | ガス燃焼器の排気フード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21805689A JP2688994B2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | ガス燃焼器の排気フード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0384311A JPH0384311A (ja) | 1991-04-09 |
JP2688994B2 true JP2688994B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=16713959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21805689A Expired - Fee Related JP2688994B2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | ガス燃焼器の排気フード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2688994B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3953372B2 (ja) * | 2002-07-01 | 2007-08-08 | 高木産業株式会社 | 熱交換器 |
JP2008024400A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Toei Denki Kk | コードリール |
-
1989
- 1989-08-24 JP JP21805689A patent/JP2688994B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0384311A (ja) | 1991-04-09 |
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Legal Events
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