JPH10281319A - 空気弁 - Google Patents

空気弁

Info

Publication number
JPH10281319A
JPH10281319A JP9259097A JP9259097A JPH10281319A JP H10281319 A JPH10281319 A JP H10281319A JP 9259097 A JP9259097 A JP 9259097A JP 9259097 A JP9259097 A JP 9259097A JP H10281319 A JPH10281319 A JP H10281319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve box
box
air
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9259097A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Araki
美喜夫 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maezawa Industries Inc
Original Assignee
Maezawa Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maezawa Industries Inc filed Critical Maezawa Industries Inc
Priority to JP9259097A priority Critical patent/JPH10281319A/ja
Publication of JPH10281319A publication Critical patent/JPH10281319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁箱内と管路内とを確実に遮断することがで
きる構造を一体に備えた空気弁を提供する。 【解決手段】 主フロート弁体1を上下動可能に収容す
る弁箱10を、管路3に固着される弁蓋30の開口31
内に液密状態で昇降可能に挿通するとともに、前記弁蓋
30の上部に、弁箱10を昇降させる昇降手段40を設
け、該昇降手段40により弁箱10を上昇させたとき
に、弁箱10の周面上部に設けた通孔12が弁蓋30の
開口31内に進入して弁箱10内と管路3内とが遮断状
態となるように形成し、かつ、弁箱10の底部に副フロ
ート弁体13の上下動により開閉する副弁口11を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気弁に関し、詳
しくは、寒冷地での使用における凍結防止構造を備える
とともに、空気弁弁体部と管路内とを遮断することがで
きる遮断構造を備えた空気弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、上水道等の管路には、該管路
内を流れる流体中に含まれている空気等を排出したり、
管路内の流体を排出する際に管路内に空気を吸入したり
するための空気弁が設けられている。この空気弁は、一
般に、弁箱に形成されるフロート室内にフロートを上下
動可能に収容し、該フロートの上下動により弁箱上部に
設けた弁体を作動させ、これにより空気の排出や吸入を
行うように形成されている。
【0003】また、寒冷地で用いられる空気弁は、弁箱
内の流体が凍結して空気弁弁体部の作動に悪影響を与え
ることを防止するため、空気弁の周りに管路内を流れる
流体の一部を導入し、該導入流体の熱エネルギーで弁箱
内の流体の凍結を防止するようにしている。
【0004】さらに、このような凍結防止策を講じた空
気弁において、弁箱内の清掃等を行うため、特公昭63
−33036号公報や実公平4−5819号公報に記載
された空気抜き装置のように、フロートを収納する弁箱
を内外二重構造の筒体で形成するとともに、両筒体の所
定位置に透孔を形成し、内筒を回動させて両筒体の透孔
の位置を変えることにより弁箱内(フロート室内)と管
路内との連通及び遮断状態を得るように構成したものが
知られている。また、実開平7−41157号公報に記
載された不凍結型空気弁では、弁箱外周にスリーブを設
け、このスリーブを2本のボルトで上下方向に移動させ
ることによって弁箱に設けた流通孔を閉塞し、弁箱内と
管路内とを遮断する構造を採用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の各遮断
構造は、弁箱に設けた透孔(流通孔)を、面と平行な方
向にスライドする外筒やスリーブで覆うことによって閉
塞するものであるため、シール性能が低く、確実な閉塞
状態を得ようとすると、スライドする部材の摺動抵抗が
増大して操作性が損なわれることになる。さらに、部品
点数が増加するだけでなく、これらの工作精度も高くす
る必要があり、コストアップの一因となっていた。
【0006】そこで本発明は、弁箱内と管路内との遮断
を確実に行えるとともに、製造も容易な空気弁を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の空気弁は、主フロートを弁箱内に上下動可
能に収容し、該弁箱の周面上部に設けた通孔を介して管
路内から弁箱内に流入した流体による主フロートの上下
動により弁体部の弁口を開閉して管路内の空気を排出す
る空気弁であって、前記弁箱を、管路に固着される弁蓋
の開口内に液密状態で昇降可能に挿通するとともに、前
記弁蓋の上部に、前記弁箱を昇降させる昇降手段を設
け、該昇降手段により弁箱を上昇させたときに、前記弁
箱の周面上部に設けた通孔が弁蓋の開口内に進入して弁
箱内と管路内とが遮断状態となるように形成し、かつ、
前記弁箱の底部に副弁口を設けるとともに、管路内の流
体により浮上して前記副弁口を閉塞する副フロートを設
けたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の空気弁
の一形態例を示すもので、図1は弁箱内と管路内とが連
通している通常の使用状態を示す断面図、図2は弁箱内
と管路内とを遮断した状態を示す断面図である。
【0009】この空気弁は、主フロート弁体1及び中央
に小通気孔(小弁口)2aを有する遊動弁体2を上下動
可能に収容するとともに、底部に副弁口11となる小通
孔を設けた有底円筒状の弁箱10と、該弁箱10の上部
開口を覆うように設けられた弁体部20と、弁箱10を
上水道等の管路3に設けられた上向き開口からなる空気
弁取付部4に取り付けるための弁蓋30と、この弁蓋3
0の上部に設けられた弁箱昇降手段40とより形成され
ている。
【0010】前記弁蓋30は、中央部に前記弁箱10を
挿通する円形の開口31を有するとともに、複数本の支
脚32により前記弁箱昇降手段40を支持するもので、
前記空気弁取付部4のフランジ4aに、ガスケット5を
介してボルト6により固着される。
【0011】前記弁箱10は、底板中央部に前記副弁口
11を有するとともに、周壁上部に通孔12を有するも
ので、副弁口11の下部には、該副弁口11を開閉する
副フロート弁体13を上下動可能に収容する副フロート
室14が設けられている、また、弁箱10の通孔12よ
り上方の上部外周面は、前記弁蓋30の開口31に装着
された上下2本のパッキン33a,33bにより液密状
態で昇降可能に保持されている。さらに、上端部には、
弁蓋30の上面に当接するフランジ15が設けられてい
る。
【0012】前記弁体部20は、中央部に大径通気孔
(大弁口)21を有するもので、該大径通気孔21の周
囲下面には、前記遊動弁体2の上面に当接するリング状
のパッキン22が設けられている。この弁体部20は、
弁箱10のフランジ15にボルト23により固着され
る。
【0013】前記弁箱昇降手段40は、前記弁蓋30の
支脚32により弁中心軸上に支持された雌ネジ部材41
と、該雌ネジ部材41に螺合する雄ネジ部材42と、該
雄ネジ部材42の先端部に回動可能に装着されたスリー
ブ43と、雄ネジ部材42の上端部に設けられたハンド
ル44と、前記スリーブ43と前記弁箱10のフランジ
15とを連結する複数本の連結ロッド45とにより形成
されている。
【0014】すなわち、ハンドル44によって雄ネジ部
材42を雌ネジ部材41に対してねじ込んでいくと、雄
ネジ部材42の先端のスリーブ43,連結ロッド45を
介して弁箱10のフランジ15が下方に押圧され、これ
によって弁箱10が下降して弁箱10の周壁上部に設け
た通孔12が開口31の下方に移動し、図1に示すよう
に、弁箱10内と管路3内とが連通した状態となる。こ
の状態から雄ネジ部材42を引き抜く方向に回動させる
と、図2に示すように、弁箱10が引き上げられて前記
通孔12が開口31の内周に設けられたパッキン33
a,33bの間に上昇し、弁箱10内と管路3内とが遮
断された状態となる。
【0015】このように形成され、管路3の所定位置に
取付けられた空気弁は、通常の使用時には、図1に示す
ように、雄ネジ部材42を雌ネジ部材41に対してねじ
込んで弁箱10を下降させ、通孔12を開いた状態で使
用される。
【0016】図1に示す状態で、管路3内に流体、例え
ば水を流通させると、管路3内の空気は、図1に矢印で
示すように、弁箱の周壁上部の通孔12を通って弁箱1
0内に流入し、弁体部20の大径通気孔21から外部に
排出される。
【0017】管路3内の空気の排出に伴って空気弁取付
部4内の水位が上昇すると、副フロート室14内に水が
流入し、副フロート弁体13が浮上して副弁口11を閉
塞する。さらに、管路3内の空気が排出されて水位が上
昇すると、通孔12を通って弁箱10内に水が流入し、
この弁箱10内への水の流入によって主フロート弁体1
が浮上を開始する。これに伴って遊動弁体2が押し上げ
られ、図2に示す位置まで両者が上昇し、該遊動弁体2
の上面が弁体部20の下面のパッキン22に圧接して大
径通気孔21が閉塞される。これにより、空気弁からの
空気の排出が終了して通常の通水状態となる。
【0018】この状態では、弁箱10の周囲に管路3内
を流れる水が流動可能な状態になっているため、流動す
る水が有する熱エネルギーによって空気弁部分の凍結が
防止される。
【0019】また、管路3内を流れる水に含まれている
空気が空気弁取付部4内に流入し、弁箱上部の通孔12
を通って弁箱10内に流入すると、弁箱10内の水位が
次第に低下し、主フロート弁体1の重量と主フロート弁
体1に作用する浮力とのバランスに応じて主フロート弁
体1が下降し、遊動弁体2の小通気孔2aが開いて弁箱
上部の空気を外部に排出する。空気弁は、通常の運転状
態では、この微小排気動作を繰り返して管路3内の空気
を外部に排出する。この微小排気動作中、副弁口11
は、副フロート弁体13により塞がれた状態になってい
る。
【0020】一方、管路3内の水を排出する際には、管
路3内の圧力の低下に伴って空気弁部分の水位が低下
し、主フロート弁体1の重量,遊動弁体2の重量及び内
外の圧力差のバランスに応じて主フロート弁体1及び遊
動弁体2が下降し、大量の外気が図1の矢印と逆方向に
流れて管路3内に吸い込まれる。
【0021】そして、主フロート弁体1や遊動弁体2の
清掃や点検を行う際には、前述のように、雄ネジ部材4
2を引き抜く方向に回動させて弁箱10を引き上げ、図
2に示すように、通孔12をパッキン33a,33bの
間に上昇させ、弁箱10内と管路3内とを遮断する。
【0022】このようにして管路3内と弁箱10内とを
遮断した後、ボルト23を取り外して弁体部20を取り
除くことにより、主フロート弁体1及び遊動弁体2を弁
箱10内から取り出すことができ、これらの清掃や点検
を行うことができる。
【0023】また、上記遮断状態で空気弁取付部4内に
空気が溜まった場合は、水位の変化に伴って前記副フロ
ート弁体13が上下動し、前記同様の微小排気動作を行
う。さらに、遮断状態で管路3内の水が排出された場合
は、管路3内の圧力の低下により副フロート弁体13が
副弁口11から離れ、副弁口11から管路3内に空気が
吸い込まれる。
【0024】なお、本発明の空気弁において、吸排気を
行うための弁口の開閉機構は、上記形態例に限定される
ものではなく、所望の吸排気量や弁の大きさに応じて適
宜な機構を選択することができ、フロートのみを弁体と
して用いて遊動弁体を用いない構造のものにも適用する
ことができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気弁に
よれば、弁箱内と管路内との遮断を確実に行うことがで
きるので、フロート等の清掃や点検の際に水漏れなどを
生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の空気弁の一形態例を示す断面図であ
る。
【図2】 同じく弁箱内と管路内とを遮断した状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1…主フロート弁体、2…遊動弁体、3…管路、4…空
気弁取付部、10…弁箱、11…副弁口、12…通孔、
13…副フロート弁体、14…副フロート室、15…フ
ランジ、20…弁体部、21…大径通気孔、22…パッ
キン、23…、24…、25…、26…、30…弁蓋、
31…開口、32…支脚、33a,33b…パッキン、
40…弁箱昇降手段、41…雌ネジ部材、42…雄ネジ
部材、43…スリーブ、44…ハンドル、45…連結ロ
ッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主フロートを弁箱内に上下動可能に収容
    し、該弁箱の周面上部に設けた通孔を介して管路内から
    弁箱内に流入した流体による主フロートの上下動により
    弁体部の弁口を開閉して管路内の空気を排出する空気弁
    であって、前記弁箱を、管路に固着される弁蓋の開口内
    に液密状態で昇降可能に挿通するとともに、前記弁蓋の
    上部に、前記弁箱を昇降させる昇降手段を設け、該昇降
    手段により弁箱を上昇させたときに、前記弁箱の周面上
    部に設けた通孔が弁蓋の開口内に進入して弁箱内と管路
    内とが遮断状態となるように形成し、かつ、前記弁箱の
    底部に副弁口を設けるとともに、管路内の流体により浮
    上して前記副弁口を閉塞する副フロートを設けたことを
    特徴とする空気弁。
JP9259097A 1997-04-10 1997-04-10 空気弁 Pending JPH10281319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9259097A JPH10281319A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 空気弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9259097A JPH10281319A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 空気弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10281319A true JPH10281319A (ja) 1998-10-23

Family

ID=14058671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9259097A Pending JPH10281319A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 空気弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10281319A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000230655A (ja) * 1999-02-10 2000-08-22 Maezawa Ind Inc 空気弁の取付構造
JP2003090450A (ja) * 2001-09-14 2003-03-28 Tlv Co Ltd 排気弁
DE10249087A1 (de) * 2002-10-21 2004-05-13 Martin Hunger Getriebe- oder Hydraulikanlagenentlüftungs- und/oder -belüftungsvorrichtung
KR100734242B1 (ko) 2006-10-25 2007-07-02 주식회사 동양밸브 에어 압력 해소용 급속 에어 밸브
KR102519682B1 (ko) * 2022-08-23 2023-04-19 주식회사 호산기업 공기방출밸브

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000230655A (ja) * 1999-02-10 2000-08-22 Maezawa Ind Inc 空気弁の取付構造
JP2003090450A (ja) * 2001-09-14 2003-03-28 Tlv Co Ltd 排気弁
DE10249087A1 (de) * 2002-10-21 2004-05-13 Martin Hunger Getriebe- oder Hydraulikanlagenentlüftungs- und/oder -belüftungsvorrichtung
DE10249087B4 (de) * 2002-10-21 2012-05-03 Martin Hunger Getriebe- oder Hydraulikanlagenentlüftungs- und/oder -belüftungsvorrichtung
KR100734242B1 (ko) 2006-10-25 2007-07-02 주식회사 동양밸브 에어 압력 해소용 급속 에어 밸브
KR102519682B1 (ko) * 2022-08-23 2023-04-19 주식회사 호산기업 공기방출밸브

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3655318B2 (ja) 調節可能な注入弁組立体
CN201264523Y (zh) 一种防漏油箱盖
JPH10281319A (ja) 空気弁
JP3919284B2 (ja) 凍結防止型空気弁
JP2006316940A (ja) 排気弁
JPH10299928A (ja) 空気弁
JP2846378B2 (ja) 安全装置弁及び安全装置弁付多方弁
US2661758A (en) Valve
CN212321479U (zh) 一种用于观测冻融期潜水蒸发试验的对比装置
CN220336029U (zh) 一种马桶清洁剂供给装置
KR200207682Y1 (ko) 온,오프식 고저수위 제어용 정수위 밸브
JPS5952315B2 (ja) 急速空気弁
JPS6056959B2 (ja) バケツトフロ−ト形スチ−ムトラツプ
RU1819952C (ru) Водоразборна колонка
JP3476254B2 (ja) フロ―ト式トラップ
JPS5922368Y2 (ja) ガスコツク
JP2512613B2 (ja) 空気弁のフロ―ト構造
CN2128337Y (zh) 对夹式浮球疏水阀
JP4657488B2 (ja) フロート弁
JPS627334B2 (ja)
JPS5814299Y2 (ja) 弁装置
JPH0229360Y2 (ja)
JPS601329Y2 (ja) 浮子バルブ
KR200299807Y1 (ko) 높아진 부력을 갖는 부유체가 형성된 공기배출밸브
JPH08200542A (ja) 空気弁のフロート構造