JPH10280551A - 壁パネルと床パネルとの接合構造及び建物ユニット - Google Patents

壁パネルと床パネルとの接合構造及び建物ユニット

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JPH10280551A
JPH10280551A JP8642997A JP8642997A JPH10280551A JP H10280551 A JPH10280551 A JP H10280551A JP 8642997 A JP8642997 A JP 8642997A JP 8642997 A JP8642997 A JP 8642997A JP H10280551 A JPH10280551 A JP H10280551A
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JP
Japan
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floor
wall
panel
panels
wall panel
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Pending
Application number
JP8642997A
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English (en)
Inventor
Naoko Ogoshi
直子 大越
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明によれば、壁パネルの内壁面に床パネ
ルの端部を接合するに際し、床パネルの上面の仕上げを
壁パネルの接合前に完全に施工でき、且つ壁パネルと床
パネルと隙間なく接合できる。 【解決手段】 壁パネル11の内壁面に床パネル12の
端部を接合するに際し、壁パネル11の内部に補強材2
7が設けられ、床受け材40が床パネル12の下側で上
記補強材27に支持されて壁パネル11の内壁面に固着
され、床受け材40の上面の床支持部42に床パネル1
2の端部が載置され固着されてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁パネルと床パネ
ルとの接合構造、及びこれを利用した建物ユニットに関
する。
【0002】
【従来の技術】建物ユニットには、特開昭61-204443 号
公報記載の発明のように、壁パネルの側面に床パネルの
端面が接合される、いわゆる壁勝ちの建物ユニットがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報記
載の壁勝ちの建物ユニットでは、壁パネルと床パネルと
の接合に際し、床パネルの上面側から壁パネルへ向っ
て、釘を斜めに打ち込んで接合を完成している。このた
め、壁パネルと床パネルとの接合完了後でなければ、床
パネルの上面を仕上げ加工することができない。
【0004】また、壁勝ちの建物ユニットでは、該建物
ユニットにより形成される居室の冷暖房性能や遮音性能
の向上のために、壁パネルと床パネルの接合部分に隙間
を生じさせないようにすることが望まれる。
【0005】本発明の課題は、壁パネルの内壁面に床パ
ネルの端部を接合するに際し、床パネルの上面の仕上げ
を壁パネルの接合前に完全に施工でき、且つ壁パネルと
床パネルを隙間なく接合できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、壁パネルの内壁面に床パネルの端部が接合された壁
パネルと床パネルとの接合構造において、上記壁パネル
の内部に補強材が設けられ、床受け材が上記床パネルの
下側で上記補強材に支持されて、上記壁パネルの内壁面
に固着され、上記床受け材の上面の床支持部に、上記床
パネルの上記端部が載置され固着されて、上記床パネル
が上記壁パネルに接合されたものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記床パネルの前記端部の端面が前記
壁パネルの前記内壁面に隙間なく接合されてなるもので
ある。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記床受け材が形鋼にて構成さ
れてなるものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか記載の壁パネルと床パネルの接合構造によっ
て、壁パネルと床パネルとが接合されてなる建物ユニッ
トである。
【0010】
【作用】請求項1〜3に記載の本発明によれば下記〜
の作用がある。 壁パネルの内部に補強材を設け、床受け材を床パネル
の下側で補強材に支持し、床パネルの端部を床受け材の
上面の床支持部に載置して固着した。従って、壁パネル
に床パネルを接合するに際し、床パネルの上面側から壁
パネルへ向かう釘等の固定要素を用いる必要がない。こ
れにより、床パネルの上面の仕上げを壁パネルとの接合
前に完全に施工できる。
【0011】壁パネルの内部に補強材が設けられてい
るので、床受け材を固定するための釘等の固定要素の位
置や数を任意に設定することができ、強固な構造とでき
る。
【0012】床受け材が床パネルの下側で補強材に支
持されて壁パネルの内壁面に固着される。そして、床パ
ネルの端部は上記床受け材の上面の床支持部に載置して
固着される。従って、床パネルの端部の端面は、床受け
材の補強材に支持される部分を介することなく、壁パネ
ルの内壁面に衝合する如くに接合できる。即ち、壁パネ
ルと床パネルを隙間なく接合でき、これによって形成さ
れる居室の冷暖房性能(気密性能)や遮音性能や振動抑
制性能を向上できる。
【0013】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 床パネルの上面の仕上げを壁パネルの接合前に完全に
施工でき、且つ壁パネルと床パネルを隙間なく接合でき
る建物ユニットを構成できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の建物ユニットの一
例を示す模式図、図2は壁パネルと床パネルの接合構造
を示す模式図である。
【0015】図1及び図2の建物ユニット10は、壁パ
ネル11の内壁面に床パネル12の端部を接合して構成
される、いわゆる壁勝ちの建物ユニットである。
【0016】壁パネル11は、上枠21と下枠22との
間に複数本の縦枠23(上枠21、下枠22と同一幅)
を備えて壁枠組が形成され、この壁枠組の内外のそれぞ
れに内壁面材24と外壁面材25のそれぞれが釘打ち及
び/又は接着剤を用いて取着されたものである。内壁面
材24は、床パネル12が接合されない部分を石膏ボー
ド等からなる面材24Aとし、床パネル12が接合され
る部分を構造用合板等からなる面材24Bとし、面材2
4Aと面材24Bを同一板厚でそれらの表面を面一に設
定している。外壁面材25は、硬質木片セメント版等に
て形成されている。また、この壁パネル11には、床パ
ネル12の接合対応部位の縦枠間にかい木26が設けら
れている。
【0017】床パネル12は、妻方向に伸びる複数本の
床根太31を有し、妻方向に両端部に端根太32を、桁
方向の両端部に不図示の側根太をそれぞれ備えて床枠組
が形成され、この床枠組の上下のそれぞれにパーチクル
ボード等からなる床表面材33とパーチクルボード等か
らなる床裏面材34のそれぞれが釘打ち及び/又は接着
剤を用いて取着されたものである。
【0018】然るに、壁パネル11の内部で、下枠22
と内壁面材24Bとが交差する部分には、床パネル12
の端部の下側に沿う水平方向の全域に通し材状に延在さ
れる補強材27が設けられている。補強材27は壁パネ
ル11の両側の縦枠23を除く中間の縦枠23の切欠部
を通って両側の縦枠23に衝合するように設けられ、両
側の縦枠23と下枠22とに釘打ち及び/又は接着剤を
用いて取着される。
【0019】建物ユニット10にあっては、壁パネル1
1の内壁面に床パネル12の端部を接合するための床受
け材40を用いている。床受け材40は、L形鋼からな
り、そのウエブ41を壁取着部とし、そのフランジ42
を床支持部としている。即ち、床受け材40は、壁取着
部41を釘43により壁パネル11の内壁面材24B、
補強材27に釘打ち固定し、床パネル12の下側で補強
材27に支持され、壁パネル11の内壁面材24Bに固
着される。そして、床パネル12の端部、即ち端根太3
2の下面と床根太31の下面を、床裏面材34を介して
床受け材40の床支持部42に載置し、床支持部42の
下方から螺着される木ねじ44により床パネル12の端
部を床支持部42に固着するようになっている。これに
より、床パネル12の端部の端面、即ち端根太32の端
面が床受け材40により壁パネル11の内壁面材24B
に衝合する如くに実質的に隙間なく接合される。
【0020】従って、建物ユニット10は以下の如く組
み立てられる。 (1) 壁パネル11と床パネル12とを個別に仕上げる。
この時、壁パネル11に床受け材40のウエブ41が取
着される。
【0021】(2) 床パネル12の端部を床受け材40の
床支持部42に載置する。この時、床パネル12の端部
の端面は壁パネル11の内壁面材24Bに実質的に隙間
なく衝合せしめられる。そして、床支持部42の下方か
ら螺着される木ねじ44により床パネル12の端部を床
支持部42に固着する。
【0022】尚、建物ユニット10が上階建物ユニット
として用いられる場合には、壁パネル11の内壁面で床
パネル12より下位に、天井パネルの端部が接合され
る。
【0023】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 壁パネル11の内部に補強材27を設け、床受け材4
0を床パネル12の床パネル12の下側で補強材27に
支持し、床パネル12の端部を床受け材40の上面の床
支持部42に載置して固着した。従って、壁パネル11
に床パネル12を接合するに際し、床パネル12の上面
側から壁パネル11へ向かう釘等の固定要素を用いる必
要がない。これにより、床パネル12の上面の仕上げを
壁パネル11との接合前に完全に施工できる。
【0024】壁パネル11の内部に補強材27が設け
られているので、床受け材40を固定するための釘等の
固定要素の位置や数を任意に設定することができ、強固
な構造とできる。
【0025】床受け材40が床パネル12の下側で補
強材27に支持されて壁パネル11の内壁面に固着され
る。そして、床パネル12の端部は上記床受け材40の
上面の床支持部42に載置して固着される。従って、床
パネル12の端部の端面は、床受け材40の補強材27
に支持される部分(壁取着部41)を介することなく、
壁パネル11の内壁面に衝合する如くに接合できる。即
ち、壁パネル11と床パネル12を隙間なく接合でき、
これによって形成される居室の冷暖房性能(気密性能)
や遮音性能や振動抑制性能を向上できる。
【0026】床パネル12の上面の仕上げを壁パネル
11の接合前に完全に施工でき、且つ壁パネル11と床
パネル12を隙間なく接合できる建物ユニット10を構
成できる。
【0027】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、床受け材4
0の壁取着部41を壁パネル11の内壁面材24B、補
強材27に釘打ち固着するに際し、壁取着部41と内壁
面材24Bとの間に接着剤を設け、壁パネル11と床受
け材40、ひいては壁パネル11と床パネル12の接合
強度を高めるものとしても良い。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、壁パネ
ルの内壁面に床パネルの端部を接合するに際し、床パネ
ルの上面の仕上げを壁パネルの接合前に完全に施工で
き、且つ壁パネルと床パネルと隙間なく接合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の建物ユニットの一例を示す模式
図である。
【図2】図2は壁パネルと床パネルの接合構造を示す模
式図である。
【符号の説明】 10 建物ユニット 11 壁パネル 12 床パネル 27 補強材 40 床受け材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁パネルの内壁面に床パネルの端部が接
    合された壁パネルと床パネルとの接合構造において、 上記壁パネルの内部に補強材が設けられ、 床受け材が上記床パネルの下側で上記補強材に支持され
    て、上記壁パネルの内壁面に固着され、 上記床受け材の上面の床支持部に、上記床パネルの上記
    端部が載置され固着されて、上記床パネルが上記壁パネ
    ルに接合されたことを特徴とする壁パネルと床パネルと
    の接合構造。
  2. 【請求項2】 前記床パネルの前記端部の端面が前記壁
    パネルの前記内壁面に隙間なく接合されてなる請求項1
    に記載の壁パネルと床パネルとの接合構造。
  3. 【請求項3】 前記床受け材が形鋼にて構成されてなる
    請求項1又は2に記載の壁パネルと床パネルとの接合構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか記載の壁パネル
    と床パネルの接合構造によって、壁パネルと床パネルと
    が接合されてなる建物ユニット。
JP8642997A 1997-04-04 1997-04-04 壁パネルと床パネルとの接合構造及び建物ユニット Pending JPH10280551A (ja)

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