JPH10280477A - 油圧ショベル - Google Patents

油圧ショベル

Info

Publication number
JPH10280477A
JPH10280477A JP9125097A JP9125097A JPH10280477A JP H10280477 A JPH10280477 A JP H10280477A JP 9125097 A JP9125097 A JP 9125097A JP 9125097 A JP9125097 A JP 9125097A JP H10280477 A JPH10280477 A JP H10280477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp
switch
cab
turned
elevating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9125097A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Yamagishi
吉則 山岸
Makoto Hasuike
誠 蓮池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Caterpillar Mitsubishi Ltd, Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd filed Critical Caterpillar Mitsubishi Ltd
Priority to JP9125097A priority Critical patent/JPH10280477A/ja
Publication of JPH10280477A publication Critical patent/JPH10280477A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータの運転室と地面との間の夜間の昇
降を容易にすること。 【解決手段】 下部走行体6と、下部走行体6上に旋回
自在に装着されかつ運転室12を含む上部旋回体8とを
備え、上部旋回体8は照明装置を備えている油圧ショベ
ル。照明装置は、上部旋回体8の一側部に配設された、
運転室12の昇降用ランプLを含んでいる。運転室12
が前進方向に向けられた状態において、昇降用ランプL
は、運転室12の下方の、下部走行体6の側外方であっ
て下部走行体6近傍の地面を照明する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル、更
に詳しくは、履帯式の走行装置を含む下部走行体と、こ
の下部走行体上に旋回自在に装着されかつ運転室及び作
業機を含む上部旋回体とを備え、上部旋回体は更に照明
装置を備えている形態の油圧ショベルに関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルは、履帯式の走行装置を含
む下部走行体と、この下部走行体上に旋回自在に装着さ
れかつ運転室及び作業機を含む上部旋回体とを備えてい
る。上部旋回体には作業用ランプを含む照明装置が備え
られている。走行装置は一対のトラックフレームを有し
ている。トラックフレームの各々には、前端にアイド
ラ、後端にスプロケットが設けられ、各アイドラとスプ
ロケット間にはそれぞれ履帯が巻掛けられている。各ス
プロケットを回転駆動することによって各履帯が周回さ
れ、油圧ショベルが走行させられる。運転室の前端左側
のコーナ部にはオペレータ昇降用の手すりが設けられて
おり、また運転室の下方における、トラックフレームに
はオペレータ昇降用のステップが設けられている。上部
旋回体は必要に応じて随時下部走行体上を旋回させられ
る。
【0003】上記運転室は上部旋回体上に配設されてお
り、地面から相当高い位置にある。したがってオペレー
タは、上記手すりあるいはステップ等の昇降用補助装置
を利用して、乗り降りしている。しかしながら作業現場
は一般に足場の条件が悪く、オペレータにとって運転室
への昇降は特に注意を払わなければならない動作の一つ
である。一般に、油圧ショベル(以下単に「機械」と略
称することがある)による作業終了時には日が暮れてい
ることが多く、暗闇の中で高い運転室から足場の悪い地
面に降り立つことは、昇降に慣れているオペレータとい
えども相当困難であるといえる。
【0004】ところで上部旋回体に設けられた照明装置
としては、一般に、運転室内を照明するためのルームラ
ンプ及び夜間作業を遂行するための作業用ランプが備え
られている。ルームランプは機械のメインスイッチのO
N−OFFに関係なく点灯・消灯することができる。ル
ームランプは運転室内に設けられたルームランプスイッ
チにより点灯・消灯されるか、あるいはドアの開閉に連
動して操作させられるスイッチにより、ドア開で点灯、
ドア閉で消灯するよう構成されている。作業用ランプ
は、作業用ランプスイッチによって点灯・消灯される
が、作業用ランプスイッチがONの状態で点灯されてい
ても、メインスイッチがOFFになると消灯されるよう
構成されている。そして、ルームランプ及び作業用ラン
プを点灯状態で放置するとバッテリが消耗してしまうの
で、エンジンを停止した後は、速やかに消灯する必要が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、夜間に作
業を終了してオペレータが運転室から地面に降りる際に
は、作業用ランプスイッチをOFFにして作業用ランプ
を消灯し、更にメインスイッチをOFFにすると共にル
ームランプもルームランプスイッチによって、あるいは
ドアを閉めることによって消灯しなければならない。し
たがってルームランプ及び作業用ランプは、オペレータ
が運転室から地面に降りる際には消灯されており、足元
の照明としては全く役に立たず、オペレータは暗闇の中
で手すり及びステップを手足で探り、足場を定めてから
地面に下り立たなければならない。またルームランプの
消灯が運転室のドアを閉めることによって行なわれるよ
う構成されている場合であっても、ルームランプの照射
範囲は運転室内に限られているので、オペレータの降車
に際しての足元の照明としては全く機能しないものであ
る。またオペレータは、ドアのキーロック操作を容易に
するため、ドアの外に出てドアをキーによりロックした
後、機械から地面に降り立つことが多いので、オペレー
タの夜間における降車のコンディションは一層悪化し、
改善が要望されるところである。そして上記課題は、当
然のことながらオペレータが運転室に乗車する場合にも
同様に存在するものである。
【0006】本発明は上記事実に基づいてなされたもの
で、その主目的は、夜間におけるオペレータの運転室と
地面との間の昇降を容易にすることができる、新規かつ
改良された油圧ショベルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、履帯式
の走行装置を含む下部走行体と、該下部走行体上に旋回
自在に装着されかつ運転室及び作業機を含む上部旋回体
とを備え、該上部旋回体は照明装置を備えている油圧シ
ョベルにおいて、該照明装置は、該上部旋回体の一側部
に配設された、該運転室の昇降用ランプを含み、該上部
旋回体の該運転室が該下部走行体の前進方向に向けられ
た状態において、該昇降用ランプは、該運転室の下方
の、該下部走行体の側外方であって該下部走行体近傍の
地面を照明する、ことを特徴とする油圧ショベル、が提
供される。
【0008】上記発明においては、オペレータが運転室
と地面との間を昇降する近傍の地面を照明する昇降用ラ
ンプが配設されているので、夜間において、オペレータ
の運転室から地面への降車及び地面から運転室への乗車
に際し、昇降用ランプによってその足元を照明すること
ができる。その結果、夜間においてもオペレータは足元
を容易に確認することができるので、夜間におけるオペ
レータの運転室と地面との間の昇降が容易となる。
【0009】本発明によれば、該照明装置は、該昇降用
ランプを点灯させるための昇降用ランプONスイッチ手
段と、該昇降用ランプを消灯させるための昇降用ランプ
OFFスイッチ手段とを含み、該昇降用ランプONスイ
ッチ手段は、該上部旋回体の外側から操作できる機外昇
降用ランプONスイッチを含み、該昇降用ランプOFF
スイッチ手段は、該上部旋回体の外側から操作できる機
外昇降用ランプOFFスイッチを含む、油圧ショベルが
提供される。
【0010】上記発明においては、昇降用ランプを機外
すなわち運転室外の地上から点灯及び消灯することがで
きる。したがって、オペレータが運転室に乗り込む場合
には、予め機外から昇降用ランプを点灯して運転室の下
方の足元を照明することができ、また運転室からの降車
の際には、点灯した昇降用ランプにより照明された足元
を確認しながら地面に降り立った後に、機外から昇降用
ランプを消灯することができる。その結果、夜間におけ
るオペレータの昇降は著しく容易となる。
【0011】本発明によれば、該照明装置は、該昇降用
ランプを点灯させるための昇降用ランプONスイッチ手
段と、該昇降用ランプの点灯時間を制御するタイマ手段
とを含み、該タイマ手段は、該昇降用ランプONスイッ
チ手段のON操作によって点灯された該昇降用ランプを
設定時間点灯し続け、該設定時間経過後に消灯する、油
圧ショベルが提供される。
【0012】上記発明においては、昇降用ランプを点灯
した後に消し忘れたとしても、設定時間経過後に自動的
に消灯するので、バッテリの消耗が確実に防止される。
また昇降用ランプOFFスイッチを省略することも可能
であるので、低コストで実用化できる。
【0013】本発明によれば、該昇降用ランプONスイ
ッチ手段は、該上部旋回体の外側から操作できる機外昇
降用ランプONスイッチを含み、該タイマ手段は、該機
外昇降用ランプONスイッチのON操作によって点灯さ
れた該昇降用ランプを設定時間点灯し続け、該設定時間
経過後に消灯する、油圧ショベルが提供される。
【0014】上記発明においては、機外から昇降用ラン
プを点灯した後に消し忘れたとしても、昇降用ランプは
設定時間経過後に自動的に消灯するので、バッテリの消
耗が確実に防止される。
【0015】本発明によれば、該照明装置は該運転室の
ドアの開閉に対応してON−OFFのいずれかに切り換
えられるドア連動スイッチを含み、該昇降用ランプON
スイッチ手段は、該運転室の内部から操作できる運転室
内昇降用ランプONスイッチを含み、該タイマ手段は、
該昇降用ランプが該運転室内昇降用ランプONスイッチ
のON操作によって点灯された後、該設定時間経過前に
該ドアが開から閉とされそれに応じて該ドア連動スイッ
チが切り換えられたとき、該昇降用ランプを、該ドア連
動スイッチが切り換えられてから更に該設定時間点灯し
続け、該設定時間経過後に消灯する、油圧ショベルが提
供される。
【0016】上記発明においては、オペレータが、ドア
のキーロック操作を容易にするため、ドアの外に出てド
アをキーによりロックした後、機械から地面に降り立つ
場合においても、昇降用ランプはドアを閉めてから設定
時間点灯し続けるので、オペレータの降車は容易であ
り、何らの支障もない。
【0017】本発明によれば、該上部旋回体の該一側部
の下端コーナ部には少なくとも下方に開口する凹部が形
成され、該凹部内には該昇降用ランプが該凹部から実質
上突出しないよう配設されている、油圧ショベルが提供
される。
【0018】上記発明においては、昇降用ランプが上部
旋回体の外方に突出しないよう配設されているので、昇
降用ランプを、外部からの異物による打撃から防ぐこと
ができ、したがって該打撃に起因する破損又は損傷を防
止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
油圧ショベルの好適実施形態を、添付図面を参照して詳
細に説明する。
【0020】図1〜図3を参照して、全体を番号2で示
す油圧ショベルは、履帯式の走行装置4を含む下部走行
体6と、下部走行体6上に旋回自在に取り付けられた上
部旋回体8と、上部旋回体8に取り付けられた作業機1
0とを備えている。上部旋回体8は、油圧ショベル2を
操縦するための運転室12、エンジンを収容したエンジ
ン室14、機器類を収容した他の室16、カウンタウェ
イト18等を備えている。運転室12の外側の左コーナ
部にはオペレータ昇降用の手すり12aが備えられてい
る。下部走行体6は、左右一対のトラックフレーム20
を有し(図1においては前進方向左側のみが見えてい
る)、トラックフレーム20の各々には、前端にアイド
ラ22、後端にスプロケット24が設けられている。ト
ラックフレーム20の一方のアイドラ22とスプロケッ
ト24とには、ベルト状の履帯26が環状に巻掛けら
れ、トラックフレーム20の他方のアイドラ22とスプ
ロケット24とには、ベルト状の履帯27が環状に巻掛
けられいる。スプロケット24の各々を図示しない走行
油圧モータにより回転駆動することによって履帯26及
び27が周回され、これによって油圧ショベル2が走行
する。
【0021】トラックフレーム20の各々には、各々の
長手方向に間隔をおいて昇降用の2個のステップ28及
び29が配設されている。このうち、機械の前進方向の
左側のトラックフレーム20の進行方向前側に配設され
たステップ28は、オペレータが運転室12と地面との
間を昇降し易いように、運転室12の下方に位置付けら
れている。
【0022】上部旋回体8における一側部の下端コーナ
部、図示の実施形態においては運転室12の左側の下端
コーナ部には、少なくとも下方に開口する凹部30が形
成されている。凹部30は、この実施形態においては、
下方及び側外方に開口するよう構成されている。凹部3
0内には運転室12の昇降用ランプLが凹部30から実
質上突出しないよう配設されている。凹部30の開口部
には、複数のワイヤ部材からなるガード32が配設され
ている。以上の構成により、昇降用ランプLは外部から
の異物による打撃から保護される。もちろん、ガード3
2に代えて昇降用ランプLのレンズの外側を同様なガー
ドでカバーする構成であってもよい。なお図1において
番号40は作業用ランプを示している。この作業用ラン
プ40は、作業機10のブームの左側に配設されてい
る。
【0023】昇降用ランプLは、図1に示されているよ
うに、上部旋回体8の運転室12が下部走行体6の前進
方向に向けられた状態において、運転室12の下方の、
下部走行体6に含まれる履帯26の側外方であって履帯
26の近傍の地面を照明するよう配設されている。これ
により夜間において、オペレータが運転室12から地面
へ降車するに際し、また地面から運転室12へ乗車する
に際し、昇降用ランプLによってその足元を照明するこ
とができる。その結果、夜間においてもオペレータは足
元を容易に確認することができるので、夜間におけるオ
ペレータの運転室12と地面との間の昇降が容易とな
る。
【0024】上部旋回体8には図示しない照明装置が配
設されている。この照明装置に含まれる電気回路を示す
図4を参照して、Bはバッテリ、Lは上記した昇降用ラ
ンプを示している。バッテリBは上部旋回体8の室16
内に格納される。S1は運転室内昇降用ランプONスイ
ッチであって運転室12内に配設される。S2は機外昇
降用ランプONスイッチであって、上部旋回体8におけ
る外側、例えば運転室12の前進方向左側の外側であっ
て、機外からオペレータが操作することができる位置に
配設される。S3は運転室内昇降用ランプOFFスイッ
チであって運転室12内に配設される。S4は機外昇降
用ランプOFFスイッチであって、上部旋回体8におけ
る外側、例えば運転室12の前進方向左側の外側であっ
て、機外からオペレータが操作することができる位置に
配設される。図1には、機外昇降用ランプONスイッチ
S2及び機外昇降用ランプOFFスイッチS4の装着位
置が概略的に示されている。これらのスイッチS2及び
S4は、運転室12の側部の適当な凹部を形成し、該凹
部から外側へ突出しないよう配設することが望ましい。
【0025】運転室内昇降用ランプONスイッチS1及
び機外昇降用ランプONスイッチS2は、それぞれ自動
復帰形の常開スイッチから構成され、運転室内昇降用ラ
ンプOFFスイッチS3及び機外昇降用ランプOFFス
イッチS4は、自動復帰形の常閉スイッチから構成され
ている。運転室内昇降用ランプONスイッチS1及び機
外昇降用ランプONスイッチS2は昇降用ランプLを点
灯させるための昇降用ランプONスイッチ手段を構成
し、運転室内昇降用ランプOFFスイッチS3及び機外
昇降用ランプOFFスイッチS4は、昇降用ランプLを
消灯させるための昇降用ランプOFFスイッチ手段を構
成する。
【0026】昇降用ランプLは、運転室内昇降用ランプ
ONスイッチS1によって運転室12内から、また機外
昇降用ランプONスイッチS2によって機外から、それ
ぞれ点灯させることができる。したがって、オペレータ
が運転室12に乗り込む場合には、予め機外から昇降用
ランプLを点灯して運転室12の下方の足元を照明する
ことができ、また運転室12からの降車の際には、点灯
した昇降用ランプLにより照明された足元を確認しなが
ら地面に降り立った後に、機外から昇降用ランプLを消
灯することができる。その結果、夜間におけるオペレー
タの昇降は著しく容易となる。
【0027】S5は運転室12のドアの開閉に対応して
ON−OFFのいずれかに切り換えられるドア連動スイ
ッチであって、この実施形態においては、運転室12の
ドアが開くとOFF、ドアが閉じるとONとなるよう構
成されている。X1、X2及びX3はそれぞれリレーコ
イルを示し、x1の各々及びx3はそれぞれ常開形のリ
レー接点を示し、x2の一方は常開形のリレー接点を示
し、他方は常閉形のリレー接点を示している。図示のよ
うにリレー接点x1及びx2はそれぞれ二つ使用されて
いる。リレー接点x1の各々はリレーコイルX1が通電
されたときにONとなり、リレー接点x2の一方はリレ
ーコイルX2が通電されたときにONとなり、他方はO
FFとなる。リレー接点x3はリレーコイルX3が通電
されたときにONとなる。リレーコイルX1、X2及び
X3と、対応するリレー接点x1、x2及びx3とは、
それぞれ以上のような作動関係が規定されている。
【0028】T1及びT2はそれぞれタイマリレーを示
し、t1及びt2はそれぞれ常開形のタイマ接点を示し
ている。タイマ接点t1はタイマリレーT1が通電され
たときにONとなり、タイマ接点t2はタイマリレーT
2が通電されたときにONとなるよう、それぞれの関係
が規定されている。それ自体の構成及び作用は周知であ
るタイマリレーT1及びT2並びにタイマ接点t1及び
t2は、昇降用ランプLの点灯時間を制御するタイマ手
段を構成する。このタイマ手段によって、昇降用ランプ
Lの点灯時間(設定時間T)を任意に設定することがで
きる。この実施形態においては、タイマリレーT1及び
T2の設定時間は同じT(秒)に設定されている。
【0029】図4と共に図5(〔降車時〕)を参照し
て、オペレータが運転室12から降車する場合、運転室
12内において運転室内昇降用ランプONスイッチS1
をONすると、昇降用ランプLが点灯する。同時にリレ
ーコイルX1が通電されるので、リレー接点x1の各々
がONとなる。これによりタイマリレーT1が通電さ
れ、タイマ接点t1がONとなる。運転室12のドアが
閉じている場合にはドア連動スイッチS5がON状態に
あるので、リレーコイルX3も通電されるのでタイマリ
レーT2も通電されてタイマ接点t2がONとなる。し
かしながらタイマリレーT2とT1は実質上同時に通電
されるので、昇降用ランプLは設定時間T(秒)点灯し
続ける。設定時間T(秒)が経過すると、通電がOFF
されるので昇降用ランプLは消灯させられる。
【0030】上記作動において、運転室12のドアが開
いている場合には、ドア連動スイッチS5がOFF状態
にあるのでリレーコイルX3には通電されず、リレー接
点x3はOFFの状態に保持される。したがってタイマ
リレーT1のみが通電され、タイマリレーT1のみによ
って昇降用ランプLの設定時間T(秒)が制御される。
以上の構成及び作用により、夜間において、オペレータ
が運転室12から降車するに際し、昇降用ランプLによ
ってその足元を照明することができるので、オペレータ
は足元を容易に確認することができ、降車が容易とな
る。またオペレータが昇降用ランプLを点灯した後に消
し忘れたとしても、設定時間T(秒)経過後に昇降用ラ
ンプLは自動的に消灯するので、バッテリBの消耗が確
実に防止される。
【0031】また上記作動において、タイマリレーT1
が通電され、タイマ接点t1がONとなって昇降用ラン
プLが点灯を開始し、設定時間T(秒)の経過前に運転
室12のドアが開から閉にされた場合には、タイマリレ
ーT2がタイマリレーT1に対して独立して作動を開始
する。したがってタイマリレーT1の設定時間T(秒)
経過後、タイマリレーT1の通電がOFFされても、昇
降用ランプLはタイマリレーT2によって、ドアが閉じ
られてから(ドア連動スイッチS5がOFFからONに
切り換えられてから)改めて設定時間T(秒)点灯させ
られる。以上の構成及び作用により、オペレータが、ド
アのキーロック操作を容易にするため、ドアの外に出て
ドアをキーによりロックした後、機械から地面に降り立
つ場合においても、昇降用ランプLはドアを閉めてから
設定時間T(秒)点灯し続けるので、オペレータの降車
は容易であり、何らの支障もない。なお、いかなる状態
にあっても、運転室内昇降用ランプOFFスイッチS3
又は機外昇降用ランプOFFスイッチS4を作動させる
と、リレーコイルX1の各々がOFFとなり、昇降用ラ
ンプLは消灯させられる。
【0032】図4と共に図5(〔乗車時〕)を参照し
て、オペレータが運転室12に乗車する場合、機外から
機外昇降用ランプONスイッチS2をONすると、リレ
ーコイルX2が通電されるのでリレー接点x2の一方が
ONとなり、他方(ドア連動スイッチS5と直列に接続
しているリレー接点x2)がOFFとなる。これにより
昇降用ランプLが点灯すると同時にリレーコイルX1も
通電される。その結果タイマリレーT1が通電されるの
で、昇降用ランプLは設定時間T(秒)点灯し続ける。
設定時間T(秒)経過後タイマリレーT1の通電がOF
Fされるので昇降用ランプLは消灯させられる。上記作
動の間、リレー接点x2の他方はOFFされているの
で、ドアの開閉に関係なくリレーコイルX3には通電さ
れない。したがってタイマリレーT2が通電されること
はない。
【0033】このような作動によって、オペレータの乗
車時には運転室12のドアの開閉に関係なく、タイマリ
レーT1のみによって昇降用ランプLの設定時間T
(秒)が制御される。すなわちオペレータの乗車時には
運転室12のドアの開閉に関係なく、昇降用ランプLは
設定時間T(秒)点灯するよう構成されている。以上の
構成及び作用により、夜間におけるオペレータの乗車が
容易となる。また機外から昇降用ランプLを点灯した後
に消し忘れたとしても、昇降用ランプLは設定時間T
(秒)経過後に自動的に消灯するので、バッテリBの消
耗が確実に防止される。なお、いかなる状態にあって
も、運転室内昇降用ランプOFFスイッチS3又は機外
昇降用ランプOFFスイッチS4を作動させると、リレ
ーコイルX1がOFFとなり、昇降用ランプLは消灯さ
せられる。
【0034】昇降用ランプLの点灯及び消灯を機外から
リモートコントロールにより制御することも容易に実施
することができる。例えば、上部旋回体8の外側に受信
手段である二つの受光素子を備える。受光素子の一方
は、発信手段である二つの発光素子(ON−OFF用)
を含むリモートコントロール手段から発信された電磁
波、具体的には赤外線を受信することによって機外昇降
用ランプONスイッチS2をONとし、受光素子の他方
は、リモートコントロール手段から発信された赤外線を
受信することによって機外昇降用ランプOFFスイッチ
S4をOFFとする、実施形態が考えられる。以上の構
成及び作用により、機外からリモートコントロールによ
って昇降用ランプLを点灯及び消灯することができるの
で、昇降用ランプLの点灯及び消灯操作が容易となる。
【0035】以上、添付図面を参照して本発明に従って
構成された油圧ショベルの好適実施形態について説明し
たが、本発明はこのような実施形態に限定されるもので
はなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形あ
るいは修正が可能であることが理解されるべきである。
例えば、上記実施形態において、昇降用ランプLは、上
部旋回体8の一側下端部に配設されているが、運転室1
2の一側上端部に配設する実施形態も考えられる。
【0036】
【発明の効果】本発明に従って構成された油圧ショベル
によれば、夜間におけるオペレータの運転室と地面との
間の昇降が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された油圧ショベルの実施
形態を示す側面図。
【図2】図1の後面図。
【図3】図1のA−A矢視断面図。
【図4】図1に示す油圧ショベルに備えられた照明装置
を構成する電気回路の一実施形態を示す図。
【図5】図4に示す電気回路に含まれる要部のタイムチ
ャートを示す図。
【符号の説明】
2 油圧ショベル 4 走行装置 6 下部走行体 8 上部旋回体 12 運転室 12a 手すり 26、27 履帯 28 ステップ L 昇降用ランプ S1 運転室内昇降用ランプONスイッチ S2 機外昇降用ランプONスイッチ S3 運転室内昇降用ランプOFFスイッチ S4 機外昇降用ランプOFFスイッチ S5 ドア連動スイッチ X1、X2、X3 リレーコイル x1、x2、x3 リレー接点 T1、T2 タイマリレー t1、t2 タイマ接点

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履帯式の走行装置を含む下部走行体と、
    該下部走行体上に旋回自在に装着されかつ運転室及び作
    業機を含む上部旋回体とを備え、該上部旋回体は照明装
    置を備えている油圧ショベルにおいて、 該照明装置は、該上部旋回体の一側部に配設された、該
    運転室の昇降用ランプを含み、該上部旋回体の該運転室
    が該下部走行体の前進方向に向けられた状態において、
    該昇降用ランプは、該運転室の下方の、該下部走行体の
    側外方であって該下部走行体近傍の地面を照明する、こ
    とを特徴とする油圧ショベル。
  2. 【請求項2】 該照明装置は、該昇降用ランプを点灯さ
    せるための昇降用ランプONスイッチ手段と、該昇降用
    ランプを消灯させるための昇降用ランプOFFスイッチ
    手段とを含み、該昇降用ランプONスイッチ手段は、該
    上部旋回体の外側から操作できる機外昇降用ランプON
    スイッチを含み、該昇降用ランプOFFスイッチ手段
    は、該上部旋回体の外側から操作できる機外昇降用ラン
    プOFFスイッチを含む、請求項1記載の油圧ショベ
    ル。
  3. 【請求項3】 該照明装置は、該昇降用ランプを点灯さ
    せるための昇降用ランプONスイッチ手段と、該昇降用
    ランプの点灯時間を制御するタイマ手段とを含み、該タ
    イマ手段は、該昇降用ランプONスイッチ手段のON操
    作によって点灯された該昇降用ランプを設定時間点灯し
    続け、該設定時間経過後に消灯する、請求項1記載の油
    圧ショベル。
  4. 【請求項4】 該昇降用ランプONスイッチ手段は、該
    上部旋回体の外側から操作できる機外昇降用ランプON
    スイッチを含み、該タイマ手段は、該機外昇降用ランプ
    ONスイッチのON操作によって点灯された該昇降用ラ
    ンプを設定時間点灯し続け、該設定時間経過後に消灯す
    る、請求項3記載の油圧ショベル。
  5. 【請求項5】 該照明装置は該運転室のドアの開閉に対
    応してON−OFFのいずれかに切り換えられるドア連
    動スイッチを含み、該昇降用ランプONスイッチ手段
    は、該運転室の内部から操作できる運転室内昇降用ラン
    プONスイッチを含み、該タイマ手段は、該昇降用ラン
    プが該運転室内昇降用ランプONスイッチのON操作に
    よって点灯された後、該設定時間経過前に該ドアが開か
    ら閉とされそれに応じて該ドア連動スイッチが切り換え
    られたとき、該昇降用ランプを、該ドア連動スイッチが
    切り換えられてから更に該設定時間点灯し続け、該設定
    時間経過後に消灯する、請求項3記載の油圧ショベル。
  6. 【請求項6】 該上部旋回体の該一側部の下端コーナ部
    には少なくとも下方に開口する凹部が形成され、該凹部
    内には該昇降用ランプが該凹部から実質上突出しないよ
    う配設されている、請求項1記載の油圧ショベル。
JP9125097A 1997-04-10 1997-04-10 油圧ショベル Withdrawn JPH10280477A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9125097A JPH10280477A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 油圧ショベル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9125097A JPH10280477A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 油圧ショベル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10280477A true JPH10280477A (ja) 1998-10-20

Family

ID=14021184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9125097A Withdrawn JPH10280477A (ja) 1997-04-10 1997-04-10 油圧ショベル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10280477A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013163894A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械
JP2017166310A (ja) * 2016-03-04 2017-09-21 ヨゼフ フェゲーレ アーゲー 側方に操作ユニットを有する道路仕上げ機
US10464619B2 (en) 2016-02-05 2019-11-05 Clark Equipment Company Tracked utility vehicle
CN115233764A (zh) * 2022-06-14 2022-10-25 雷沃工程机械集团有限公司 一种工程机械阅读灯及控制系统

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013163894A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械
US10464619B2 (en) 2016-02-05 2019-11-05 Clark Equipment Company Tracked utility vehicle
JP2017166310A (ja) * 2016-03-04 2017-09-21 ヨゼフ フェゲーレ アーゲー 側方に操作ユニットを有する道路仕上げ機
US10087588B2 (en) 2016-03-04 2018-10-02 Joseph Voegele Ag Road finishing machine with lateral operation unit
CN115233764A (zh) * 2022-06-14 2022-10-25 雷沃工程机械集团有限公司 一种工程机械阅读灯及控制系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5373287A (en) Anti-theft device for hoisting or striking a flag or the like
JP4597914B2 (ja) 作業機械
JPH10280477A (ja) 油圧ショベル
JPH08113440A (ja) エレベータのかご上作業安全装置
JP2005016046A (ja) 建設機械の照明制御装置及びこれを備えた建設機械
JP2004345825A (ja) 自走式作業機械
JP2913230B2 (ja) 大型建設機械の照明装置
JP3928780B2 (ja) ピッキングリフト
JP2005190826A (ja) ボーディングブリッジの照明システム
EP1559667A1 (en) Telescopic belt conveyor
JPH0818646B2 (ja) 走行クレーンの操作装置
JPH11162662A (ja) エレベータのピット内作業灯装置
JP4226705B2 (ja) 土砂搬送装置
JPH1045363A (ja) 乗客コンベア
JP2000255953A (ja) エレベータ
JP2004249843A (ja) 作業機械における移動式運転室の通路遮断装置
CN213062172U (zh) 挖掘机的踏板结构
JPH08156681A (ja) 建設機械の降車用照明装置
JPH09255263A (ja) 昇降装置
JP2003306299A (ja) ピッキングリフトトラック
JPH0339307Y2 (ja)
JP2000240103A (ja) 建設機械の昇降ライト作動制御装置
JPH03293290A (ja) マンコンベヤ
JPH03297794A (ja) マンコンベヤ
JPH07247075A (ja) エレベータの点検灯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040706