JPH10279738A - 熱可塑性エラストマー組成物、熱可塑性エラストマー組成物パウダー及びそれよりなる表皮材 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物、熱可塑性エラストマー組成物パウダー及びそれよりなる表皮材

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JPH10279738A
JPH10279738A JP9214497A JP9214497A JPH10279738A JP H10279738 A JPH10279738 A JP H10279738A JP 9214497 A JP9214497 A JP 9214497A JP 9214497 A JP9214497 A JP 9214497A JP H10279738 A JPH10279738 A JP H10279738A
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JP
Japan
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thermoplastic elastomer
elastomer composition
weight
powder
ethylene
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Application number
JP9214497A
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English (en)
Inventor
Hideo Fuwa
日出生 不破
Tatsuhiko Ogusu
達彦 小楠
Takemi Matsuno
竹己 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakata Coating Co Ltd
Tosoh Corp
Original Assignee
Nakata Coating Co Ltd
Tosoh Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱性、成形加工時の流動性、シボ転写性に
優れる熱可塑性エラストマー組成物、熱可塑性エラスト
マー組成物パウダー及びそれらよりなる、機械特性、耐
熱性、意匠性に優れる表皮材を提供する。 【解決手段】 スチレン系熱可塑性エラストマー(A)
10〜70重量%に、190℃のメルトフローレートが
20〜200g/10分、かつ、密度が0.865〜
0.919g/cm3 のエチレン・α−オレフィン共重
合体(B)10〜50重量%、190℃のメルトフロー
レートが20〜200g/10分、かつ、密度が0.9
20〜0.945g/cm3 のエチレン・α−オレフィ
ン共重合体(C)10〜50重量%及び結晶性ポリプロ
ピレン樹脂(D)3〜25重量%からなる熱可塑性エラ
ストマー組成物を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車内装部品の
表皮材等の表皮材用の材料として優れた加工性、耐熱
性、特性を有する熱可塑性組成物エラストマー組成物、
及び熱可塑性エラストマー組成物パウダー及びそれらよ
りなる表皮材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、インストルメントパネル等の
自動車内装材は、主にポリオレフィン系樹脂発泡体層
に、ポリ塩化ビニル樹脂シート、熱可塑性エラストマー
シート、トリコット等の布状物等の表皮材を積層あるい
は一体成形し、さらに、該複合化表皮層に骨材を貼り合
わせたものが使用される。これらの表皮材の内でポリ塩
化ビニル樹脂は、従来より、表面硬度や柔軟性に優れる
ため幅広く使用されている。しかし、ポリ塩化ビニル樹
脂は焼却するとダイオキシン等の有害物質が発生すると
言われており、環境汚染問題がある。そのため、近年、
ポリ塩化ビニル樹脂の代替として、熱可塑性エラストマ
ーのシート成形物の開発がなされて来た。同時に、ポリ
塩化ビニル樹脂の表皮材成形に常用される、パウダーを
金型表面に付着させて加熱成形する、パウダースラッシ
ュ成形が可能で、かつ、リサイクル及び焼却可能なポリ
オレフィン系樹脂パウダーの開発も進められて来た。
【0003】例えば、特開昭59−1561号公報に
は、カルボキシル基またはその無水物基を含有するポリ
オレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィン共重合ゴ
ムの部分架橋物、及び任意にポリオレフィン系樹脂をブ
レンドした接着性熱可塑性エラストマー組成物が示され
ている。また、特開平1−103639号公報には、油
展オレフィン系共重合体ゴムとオレフィン系樹脂からな
る混合物を部分架橋した、ブリードの少ない熱可塑性エ
ラストマー組成物が示されている。さらに、特開平2−
57310号公報には、ポリオレフィン樹脂とエチレン
・α−オレフィン系共重合体ゴムとを含む熱可塑性エラ
ストマー組成物、及び該組成物パウダーをスラッシュ成
形した、シボ模様付熱可塑性エラストマー成形物が知ら
れる。
【0004】しかし、上記特開昭59−1561号公報
において提案されている組成物は、シート成形用を目的
とする組成物であることから溶融流動性が劣り、パウダ
ースラッシュ成形が不可能である。また、上記特開平1
−103639号公報において提案されている組成物
は、流動性が悪いことから該組成物をパウダー化しても
シボ転写性に劣るいう問題を有している。さらに、特開
平2−57310号公報において提案されている組成物
は、取扱性に劣るという問題を有するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、取扱性、耐熱性、加工時の流動性、シボ模
様転写性に優れる熱可塑性エラストマー組成物、熱可塑
性エラストマー組成物パウダー及びそれらよりなる機械
特性、耐熱性、意匠性に優れる表皮材を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決するために鋭意検討した結果、スチレン系熱可塑
性エラストマーと特定のチレン・α−オレフィン共重合
体の組み合わせ、及び結晶性ポリプロピレン樹脂を配合
してなる熱可塑性エラストマー組成物及びパウダーが、
取扱性、流動性、耐熱性に優れ、それらよりなる表皮材
が機械特性、耐熱性、シボ模様転写性に優れることを見
い出し、本発明に到達した。
【0007】即ち、本発明はスチレン系熱可塑性エラス
トマー(A)10〜70重量%、190℃のメルトフロ
ーレート(JIS K7210−76)が20〜200
g/10分、かつ、密度が0.865〜0.919g/
cm3 のエチレン・α−オレフィン共重合体(B)10
〜50重量%、190℃のメルトフローレート(JIS
K7210−76)が20〜200g/10分、か
つ、密度が0.920〜0.945g/cm3 のエチレ
ン・α−オレフィン共重合体(C)10〜50重量%及
び結晶性ポリプロピレン樹脂(D)3〜25重量%(成
分(A)、(B)、(C)及び(D)の合計量は100
重量%である)を配合することを特徴とする熱可塑性エ
ラストマー組成物、該組成物よりなる平均粒径50〜5
00μmを有する熱可塑性エラストマー組成物パウダー
及びそれらよりなる表皮材に関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。
【0009】スチレン系熱可塑性エラストマー(A) 本発明に用いられるスチレン系熱可塑性エラストマー
(A)は、スチレンブロック共重合体ともいわれるもの
で、以下に示すハードセグメント及びソフトセグメント
よりなるものである。即ち、分子末端の少なくとも1つ
の末端がスチレンまたはその誘導体の重合体ブロック部
(ハードセグメント)からなり、該ハードセグメントに
挟まれた中間部分又は該ハードセグメントに連続した部
分がイソプレン重合体ブロック、ブタジエン重合体ブロ
ック及びイソプレン・ブタジエン共重合体ブロックから
選ばれる少なくとも一つの重合体ブロック部(ソフトセ
グメント)からなるものである。ここで、ソフトセグメ
ントの不飽和結合は、耐候性、耐熱性を向上させるため
水素添加されたものが好ましい。水素添加されたスチレ
ン系熱可塑性エラストマーとしては、商品名「クレイト
ン G」(シェルジャパン社製、SEBS)、商品名
「タフテック H」(旭化成(株)製、SEBS)及び
商品名「セプトン」(クラレ(株)製、SEPS)等が
挙げられる。
【0010】本発明に用いられるスチレン系熱可塑性エ
ラストマーは、上記の水素添加されたスチレン系熱可塑
性エラストマーを単独、あるいは、組み合わせて使用で
きる。さらに、熱可塑性エラストマーの耐熱性を損なわ
ない範囲において、上記の水素添加されたスチレン系熱
可塑性エラストマーに他のスチレン系熱可塑性エラスト
マー組み合わせて使用できる。
【0011】また、本発明に用いられる成分のスチレン
系熱可塑性エラストマー(A)としては、得られる熱可
塑性エラストマー組成物がよりシボ転写性及び機械強度
に優れることがらJIS K7210−76、条件1
4、荷重2.16kg、温度230℃で測定したメルト
フローレート(MFR)が5〜100g/10分である
ことが好ましい。
【0012】エチレン・α−オレフィン共重合体(B) 本発明に用いられるエチレン・α−オレフィン共重合体
(B)は、JIS K7210−76、条件4、荷重
2.16kg、190℃で測定したMFRが20〜20
0g/10分、好ましくは20〜100g/10分、か
つ、JIS K7112−80で測定した密度が0.8
65〜0.919g/cm3 を有するエチレン・α−オ
レフィン共重合体である。ここで、MFRが20g/1
0分未満である場合、得られる熱可塑性エラストマー組
成物の成形流動性が低下する。一方、MFRが200g
/10分を越える場合は、得られる熱可塑性エラストマ
ー組成物の機械強度が低下する。また、密度0.865
g/cm3 未満の場合、得られる熱可塑性エラストマー
の耐熱性が低下する。一方、0.919g/cm3 を越
える場合、得られる熱可塑性エラストマーの耐柔軟性が
低下することから好ましくない。
【0013】本発明に用いられるエチレン・α−オレフ
ィン共重合体(B)は、チタン、ジルコニウム等の遷移
金属化合物、マグネシウムの化合物及び有機アルミニウ
ム化合物から成る高活性チーグラー触媒、又は、ジルコ
ニウム、ハフニウム、チタン等の遷移金属に少なくとも
一つのシクロペンタジエニル基若しくは置換シクロペン
タジエニル基を有するメタロセン触媒を用い、エチレン
及びα−オレフィンを共重合することにより製造するこ
とができる。そして、本発明に用いられるエチレン・α
−オレフィン共重合体(B)としては、得られる熱可塑
性エラストマー組成物が特に優れた柔軟性、シボ転写
性、機械強度を有することから上記メタロセン触媒を用
いて製造することにより得られるエチレン・α−オレフ
ィン共重合体が好ましく、該エチレン・α−オレフィン
共重合体は、その特性として重量平均分子量(Mw)と
数平均分子量(Mn)との比で表される単分散性(Mw
/Mn)が1.5〜3の範囲であり、走査型示差熱量計
による融点が実質的に一つであるという特性を有するエ
チレン・α−オレフィン共重合体である。更に、本発明
に用いられるエチレン・α−オレフィン共重合体(B)
としては、得られる熱可塑性エラストマー組成物が特に
優れた常温粉砕性を有するからことから、JIS K7
210−76、条件4、荷重2.16kg、190℃で
測定したMFRに対するJIS K7210−76、条
件7、荷重21.6kg、190℃で測定したMFR
(HLFMR)の比(HLFMR/MFR)が20〜4
5、好ましくは、22〜40の範囲にあるものが好まし
い。
【0014】また、ここでエチレンとの共重合に用いら
れるα−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテ
ン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ブテ
ン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−
オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、
1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセン、1
−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタデセ
ン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−エイコセ
ンなどを挙げることが出来る。
【0015】エチレン・α−オレフィン共重合体(C) 本発明に用いられるエチレン・α−オレフィン共重合体
(C)は、JIS K7210−76、条件4、190
℃で測定したMFRが20〜200g/10分、好まし
くは40〜150g/10分、かつ、JIS K711
2−80で測定した密度が0.920〜0.945g/
cm3 、好ましくは0.920〜0.940g/cm3
のエチレン・α−オレフィン共重合体である。ここで、
MFRが20g/10分未満である場合、得られる熱可
塑性エラストマー組成物の成形流動性が低下する。一
方、MFRが200g/10分を越える場合は、得られ
る熱可塑性エラストマー組成物の機械強度が低下する。
また、密度0.920g/cm3 未満である場合、得ら
れる熱可塑性エラストマー組成物の耐熱性が低下し、
0.945g/cm3 を越える場合、得られる熱可塑性
エラストマー組成物の柔軟性が低下することから好まし
くない。
【0016】本発明に用いられるエチレン・α−オレフ
ィン共重合体(C)は、上述のエチレン・α−オレフィ
ン共重合体(B)と同様高活性チーグラー触媒又はメタ
ロセン触媒を用い、エチレン及びα−オレフィンを共重
合することにより製造することができる。また、この際
に共重合されるα−オレフィンについても上述と同様で
ある。
【0017】結晶性ポリプロピレン樹脂(D) 本発明に用いられる結晶性ポリプロピレン樹脂(D)
は、プロピレン含有量が90モル%以上の結晶性ポリプ
ロピレン系重合体であり、特に耐熱性の優れた熱可塑性
エラストマー組成物が得られることから走査型示差熱量
計による融点が145℃以上である結晶性ポリプロピレ
ン樹脂であることが好ましい。
【0018】また、本発明に用いられる結晶性ポリプロ
ピレン樹脂としては、得られる熱可塑性エラストマー組
成物がシボ転写性及び機械強度に優れることからJIS
K7210−76、条件14、荷重2.16kg、温
度230℃で測定したメルトフローレート(MFR)が
20〜100g/10分であることが好ましい。
【0019】熱可塑性エラストマー組成物の配合比及び
製造方法 本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、上述のスチレ
ン系熱可塑性エラストマー(A)10〜70重量%、エ
チレン・α−オレフィン共重合体(B)10〜50重量
%、好ましくは12〜40重量%、エチレン・α−オレ
フィン共重合体(C)10〜50重量%、好ましくは1
2〜40重量%及び結晶性プロピレン樹脂(D)3〜2
5重量%を配合してなる。ここで、スチレン系熱可塑性
エラストマー(A)の配合割合が10重量%未満の場
合、得られる熱可塑性エラストマー組成物の柔軟性が低
下する。一方、70重量%を越える場合、得られる熱可
塑性エラストマー組成物の流動性が低下し成形性が低下
する。エチレン・α−オレフィン共重合体(B)の配合
割合が10重量%未満の場合、得られる熱可塑性エラス
トマー組成物の柔軟性が低下する。一方、50重量%を
越える場合、得られる熱可塑性エラストマー組成物の耐
熱性が低下する。また、エチレン・α−オレフィン共重
合体(C)の配合割合が10重量%未満の場合、得られ
る熱可塑性エラストマー組成物の流動性が低下し、50
重量%を越えると場合、得られる熱可塑性エラストマー
組成物の耐熱性が低下することことから好ましくない。
さらに、結晶性プロピレン樹脂(D)の配合割合が3重
量%未満の場合、得られる熱可塑性エラストマー組成物
の流動性及び耐熱性が低下し、25重量%を越える場
合、得られる熱可塑性エラストマー組成物の柔軟性が低
下することことから好ましくない。
【0020】そして、本発明の熱可塑性エラストマー組
成物は、該熱可塑性エラストマー組成物をパウダーとし
て用いる際に、該熱可塑性エラストマー組成物を室温で
パウダーに粉砕することが可能となることから、結晶性
ポリプロピレン樹脂(D)の配合割合が3〜20重量%
となることが特に好ましい。
【0021】本発明の熱可塑性エラストマー組成物を製
造する際の製造方法としては、本発明の熱可塑性エラス
トマー組成物を製造することが可能であればいかなる方
法を用いてもよく、例えば、各構成成分の所定量をヘン
シェルミキサー、タンブラー型ブレンダー、及びV型ブ
レンダー等の混合機でドライブレンドした後、該混合物
をバンバリーミキサー、押出機、ニーダー、ミキサー等
の混練機に連続又は非連続に供給し、加熱溶融混練した
後、既知の方法でペレット化する方法を挙げることがで
きる。
【0022】また、本発明の熱可塑性エラストマー組成
物は、有機過酸化物の存在下で動的熱処理する既知の方
法により、部分架橋した熱可塑性エラストマー組成物と
してもよい。部分架橋に用いる有機過酸化物は、ジ−t
−ブチルパーオキサイド、ジ−クミルパーオキサイド、
α,α’−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)
ベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3等が挙げら
れ、熱可塑性エラストマー組成物の合計100重量部に
対して、0.05〜5重量部の割合で配合される。ま
た、ジビニルベンゼン等の多官能性モノマー乃至はパー
オキシ架橋用助剤を併用してもよい。
【0023】熱可塑性エラストマー組成物パウダーの製
造方法 本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、常温粉砕法又
は冷凍粉砕法等の方法により平均粒径50〜500μm
を有するパウダーとすることが可能であり、本発明の熱
可塑性エラストマー組成物パウダーは平均粒径50〜5
00μmを有することからその取扱性に優れ、特にパウ
ダースラッシュ成形に供した際に得られる製品は、機械
特性、意匠性に優れたものとなる。ここで、常温粉砕と
は、ターボミル等の衝撃式粉砕機を用い、本発明の熱可
塑性エラストマーを室温にて機械粉砕しながら32メッ
シュの篩を通過し、かつ、200メッシュの篩を通過し
ない熱可塑性エラストマーパウダーを得る方法であり、
低温粉砕とは、液体窒素、ドライアイス等の冷媒により
本発明の熱可塑性エラストマー組成物を−60℃以下の
温度に冷却して機械粉砕する方法をいう。そして、本発
明の熱可塑性エラストマー組成物パウダーを得る方法と
しては、粉砕設備が簡素であり、冷却等の付随設備を必
要としないことからコスト的に優れる常温粉砕法を用い
ることが好ましい。
【0024】任意成分 本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、接着性を付与
するため不飽和カルボン酸又は無水物による変性ポリオ
レフィンを配合してもよく、その配合量は熱可塑性エラ
ストマー組成物100重量部に対し0〜15重量部であ
ることが好ましい。さらに、柔軟性を付与するために鉱
物油系軟化剤を配合してもよく、その配合量は熱可塑性
エラストマー組成物の耐熱性を低下させることがないこ
とから、熱可塑性エラストマー組成物100重量部に対
し0〜10重量部であることが好ましい。
【0025】本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、
本発明の目的を逸脱しない限りにおいては、例えば、フ
ェノール系、リン系、アミン系、イオウ系等の酸化防止
剤、難燃剤、充填剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、離型
剤、顔料等を添加しても良い。
【0026】表皮材の製造方法 本発明の表皮材は、本発明の熱可塑性エラストマー組成
物又は熱可塑性エラストマー組成物パウダーを、例え
ば、パウダースラッシュ成形、圧縮成形、ロール成形、
押出成形、射出成形等の各種成形加工法により成形加工
することにより得られる。そして、本発明の表皮材とし
ては、優れた機械特性、耐熱性、シボ転写性の表皮材を
得られることからパウダースラッシュ成形により得られ
たものであることが好ましい。
【0027】本発明の熱可塑性エラストマー組成物、熱
可塑性エラストマー組成物パウダー及びそれらよりなる
表皮材は、自動車内装材であるインストルメントパネ
ル、天井、ドア、座席シート、ピラー、ステアリングホ
イール、取っ手等、家具、雑貨、家屋の内張り等の表皮
材として用いられる。
【0028】
【実施例】以下、本発明について実施例により説明する
が、これら実施例に限定されるものではない。
【0029】合成例(エチレン・α−オレフィン共重合
体(B)の製造) ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(フルオ
レニル)ジルコニウムジクロライド:N,N−ジメチル
アリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート:トリイソブチルアルミニウム=1:2:250
(モル比)よりなる重合触媒を調整した。該重合触媒を
用い、重合温度150〜175℃、重合圧力900Kg
f/cm2 でエチレンと1−ヘキセンの共重合を行い、
エチレン・1−ヘキセン(E/H)の共重合体であるエ
チレン・1−ヘキセンの共重合体B1、及びエチレン・
1−ヘキセンの共重合体B2を得た。
【0030】実施例及び比較例における、エチレン・α
−オレフィン共重合体(B)のMw/Mn測定、融点測
定は以下の方法に従った。
【0031】密度:JIS K7112−80で測定し
た。
【0032】重量平均分子量(Mw)、数平均分子量
(Mn):ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィ
ー(日本ミリポア(株)製、商品名150C ALC/
GPC(カラム:東ソー(株)製、商品名GMHHR−
H(S)、7.8mmID×30cmを3本、溶媒:
1,2,4−トリクロロベンゼン、温度:140℃、流
量:1.0ml/分、注入濃度1mg/1ml(注入量
300μl))を用いて測定した。なお、カラム溶出体
積は東ソー(株)製標準ポリスチレンを用いてユニバー
サルキャリブレーション法により校正した。
【0033】融点:走査型示差熱量計(DSC)(パー
キンエルマー社製、商品名DSC−7)を用いて、DS
C炉内で試料を200℃で5分間溶融させた後、10℃
/分の速度で温度を30℃まで下げて固化(結晶化)さ
せた試料について、10℃/分の速度で昇温させて得ら
れる吸熱曲線の最大ピーク位置の温度を融点として測定
した。
【0034】また、実施例及び比較例により得られた熱
可塑性エラストマー組成物は、以下の方法により、常温
粉砕性、パウダースラッシュ成形性、成形シート物性
(硬度、ビカット軟化温度、耐熱試験)を評価した。
【0035】熱可塑性エラストマー組成物の製造 各成分を所定量添加してドライブレンドした後、加圧ニ
ーダー(森山製作所製DS3−7.5MHH−E型)で
混練し、ロールでシート化後ペレット化を行った。
【0036】常温粉砕性 実施例及び比較例により得られた熱可塑性エラストマー
組成物ペレットを32メッシュの篩を有する粉砕機(タ
ーボ工業社製、商品名「ターボミルT−400型」)を
用いて、室温にて常温粉砕を行った。ここで、32メッ
シュオンの未粉砕物の有無で常温粉砕性を評価した。
【0037】パウダースラッシュ成形性 実施例及び比較例により得られた熱可塑性エラストマー
組成物のパウダーを一軸回転パウダースラッシュ成形装
置に取り付けた300mm×300mm、深さ250m
mのステンレス製角形容器(以下、パウダー供給ボック
スという)に2kg投入した。該パウダー供給ボックス
の上部に予め230℃に加熱した300mm×300m
m、深さ200mmのシボ付きニッケル電鋳金型をクラ
ンプで取付、パウダー供給ボックスとシボ付き電鋳金型
を同時に左右に各5回転づつ回転を繰り返した。その
後、シボ付き金型を木ハンマーで2〜3回たたき、過剰
のパウダーを払い落とした。供給ボックスからシボ付き
電鋳金型を外し、300℃の加熱炉中で30秒間加熱溶
融した後、水冷し、金型より成形品を取り出した。そし
て、脱離して得られた成形品の性状より、熱可塑性エラ
ストマー組成物パウダーのパウダースラッシュ成形性の
評価を行った。パウダースラッシュ成形性の評価基準を
以下に示す。
【0038】 ○:成形品にピンホールがない。 △:成形品に多少ピンホールがある。 ×:成形品にピンホールが目立つおよび内面の平滑不
良。 図1に実施例及び比較例で用いたパウダー供給ボックス
の平面図、図2に立面図、図3に側面図を示す。また、
図4には、シボ模様付きニッケル電鋳金型の平面図、図
5に側面図を示す。
【0039】硬度 JIS K6760(D)に準じて測定を行った。
【0040】ビカット軟化温度 JIS K7206に準じて、10mm×10mm×4
mmの試験片を調製し、試験片を加熱槽に入れ、1kg
の荷重を加えながら50℃/時間の速度で昇温させ、圧
子先端が1mm侵入したときの温度をビカット軟化温度
とした。
【0041】耐熱試験 実施例及び比較例により得られた熱可塑性エラストマー
組成物パウダーをスラッシュ成形し、シボ模様の転写さ
れた成形シート(50mm×50mm、厚み1.1m
m)を平坦なガラス板上に設置する。設置した成形シー
ト中央部の上に、底面が平坦な分銅(底面は直径40m
mφ、荷重500g)を負荷した状態で、温度を115
℃にして24時間保った。24時間後に、目視によるシ
ボ模様の変形の有無を確認し、以下の判定を行った。
【0042】 耐熱試験 合格(○):115℃、24時間でシボ模様の変形がない 不合格(×):115℃、24時間でシボ模様の変形がある また、使用した試料を以下に記す。
【0043】スチレン系熱可塑性エラストマー(A) A1:商品名「クレイトン G1657」(シェルジャ
パン社製、SEBS)230℃のMFR=8g/10分 A2:商品名「セプトン 2002」(クラレ(株)
製、SEPS)230℃のMFR=70g/10分
【0044】エチレン・α−オレフィン共重合体(B) B1:合成例で示したE/H共重合体(密度0.871
g/cm3 、190℃のMFR30g/10分、Mw/
Mn=2.0、DSC融点60℃にひとつ、HLFMR
/MFR=17) B2:エチレン・1−オクテン(E/O)共重合体(ダ
ウケミカル社製、商品名「アフィニティSM135
0」) (密度0.913g/cm3 、190℃のMFR30g
/10分、Mw/Mn=2.0、DSC融点106℃に
ひとつ、HLFMR/MFR=26)
【0045】エチレン−α・オレフィン共重合体(C) C1:エチレン・1−ブテン(E/B)共重合体(東ソ
ー(株)製、商品名「ニポロン−L M80」) (密度0.930g/cm3 、190℃のMFR=50
g/10分) C2:エチレン・1−ブテン(E/B)共重合体(日本
ユニカー製、商品名「NUCポリエチレン−LL MG
365」) (密度0.932g/cm3 、190℃のMFR=11
0g/10分)
【0046】結晶性プロピレン樹脂(D) D1:チッソ(株)製、商品名「K7750」 (230℃のMFR50g/10分、融点165℃)
【0047】実施例1 スチレン系熱可塑性エラストマー(シェルジャパン社
製、SEBS、商品名「クレイトン G1657」(2
30℃のMFR=8g/10分))(試料A1)30重
量%に対し、合成例で得られたE/H共重合体(試料B
1)35重量%及びE/B共重合体(東ソー(株)製、
商品名「ニポロン−L M80」(密度0.930g/
cm3 、190℃のMFR=50g/10分))(試料
C1)20重量%及び結晶性プロピレン樹脂(チッソ
(株)製、商品名「K7750」(230℃のMFR5
0g/10分、融点165℃))(試料D1)15重量
%をドライブレンドした後、加圧ニーダー(森山製作所
製、商品名「DS3−7.5MHH−E型」)で混練
し、ロールでシート化後にペレット化をすることにより
熱可塑性エラストマー組成物ペレットを得た。
【0048】上記に示す常温粉砕性評価により、得られ
た熱可塑性エラストマー組成物ペレットを粉砕したとこ
ろ、該熱可塑性エラストマー組成物の常温粉砕性は良好
であり、常温粉砕により平均粒径195μmの熱可塑性
エラストマー組成物パウダーが得られた。
【0049】また、上記に示す方法により得られた熱可
塑性エラストマー組成物パウダーのパウダースラッシュ
成形性を評価したところ、得られた成形品は、成形品重
量は260g、厚み1.1mmのピンホールの無いシボ
模様がはっきり細部まで充分に再現された肉厚の均一性
に優れた製品であった。さらに、得られた成形品シート
の耐熱試験は合格した。その結果を表1に示す。
【0050】実施例2 実施例1において、試料A1を35重量%に、E/O共
重合体(ダウケミカル社製、商品名「アフィニティSM
1350」(密度0.913g/cm3 、190℃のM
FR30g/10分))(試料B2)を25重量%、試
料C1を25重量%及び試料D1を15重量%とした以
外は、実施例1と同様の方法により平均粒径207μm
の熱可塑性エラストマー組成物パウダーを得た。
【0051】また、得られた熱可塑性エラストマー組成
物パウダーを実施例1と同様の方法により評価し、その
結果を表1に示す。
【0052】得られた熱可塑性エラストマー組成物は、
常温粉砕性が良好であり、該熱可塑性エラストマー組成
物パウダーより得られたパウダースラッシュ成形品は、
成形品重量は260g、厚み1.1mmのピンホールの
無いシボ模様がはっきり細部まで充分に再現された肉厚
の均一性に優れた製品であった。
【0053】実施例3 実施例1において、試料A1を50重量%に、試料B2
を20重量%、試料C1を20重量%及び試料D1を1
0重量%とした以外は、実施例1と同様の方法により平
均粒径188μmの熱可塑性エラストマー組成物パウダ
ーを得た。
【0054】また、得られた熱可塑性エラストマー組成
物パウダーを実施例1と同様の方法により評価し、その
結果を表1に示す。
【0055】得られた熱可塑性エラストマー組成物は、
常温粉砕性が良好であり、該熱可塑性エラストマー組成
物パウダーより得られたパウダースラッシュ成形品は、
成形品重量は254g、厚み1.1mmのピンホールの
無いシボ模様がはっきり細部まで充分に再現された肉厚
の均一性に優れた製品であった。
【0056】実施例4 実施例1において、スチレン系熱可塑性エラストマー
(クラレ(株)製、SEPS、商品名「セプトン 20
02」(230℃のMFR=70g/10分))(試料
A2)を35重量%に、試料B2を30重量%、E/B
共重合体(日本ユニカー製、商品名「NUCポリエチレ
ン−LL MG365」(密度0.932g/cm3
190℃のMFR=110g/10分))(試料C2)
を20重量%及び試料D1を15重量%とした以外は、
実施例1と同様の方法により平均粒径182μmの熱可
塑性エラストマー組成物パウダーを得た。
【0057】また、得られた熱可塑性エラストマー組成
物パウダーを実施例1と同様の方法により評価し、その
結果を表1に示す。
【0058】得られた熱可塑性エラストマー組成物は、
常温粉砕性が良好であり、該熱可塑性エラストマー組成
物パウダーより得られたパウダースラッシュ成形品は、
成形品重量は248g、厚み1.1mmのピンホールの
無いシボ模様がはっきり細部まで充分に再現された肉厚
の均一性に優れた製品であった。
【0059】比較例1 スチレン系熱可塑性エラストマー(試料A1)45重量
%に対し、E/B共重合体(試料C1)40重量%及び
試料D1を15重量%とした以外は、実施例1と同様の
方法により熱可塑性エラストマー組成物ペレットを得
た。そして、得られた該ペレットを常温粉砕することを
試みたが、32メッシュの篩上に未粉砕物がかなり残
り、常温粉砕することはできなかった。そこで、ドライ
アイスにて−60℃にて冷却し、粉砕機に供し粉砕する
冷凍粉砕を行うことにより平均粒径161μmの熱可塑
性エラストマー組成物パウダーを得た。
【0060】また、得られた熱可塑性エラストマー組成
物パウダーを実施例1と同様の方法により評価し、その
結果を表1に示す。
【0061】冷凍粉砕により得られたパウダーによるパ
ウダースラッシュ成形品は、成形品重量は262g、厚
み1.1mmでピンホールがあり、シボ模様がはっきり
せず細部まで充分に再現されない製品であった。
【0062】比較例2 スチレン系熱可塑性エラストマー(試料A1)45重量
%に対し、E/H共重合体(試料B1)40重量%及び
試料D1を15重量%とした以外は、実施例1と同様の
方法により熱可塑性エラストマー組成物ペレットを得
た。そして、得られた該ペレットを常温粉砕することを
試みたが、32メッシュの篩上に未粉砕物がかなり残
り、常温粉砕することはできなかった。そこで、ドライ
アイスにて−60℃にて冷却し、粉砕機に供し粉砕する
冷凍粉砕を行うことにより平均粒径148μmの熱可塑
性エラストマー組成物パウダーを得た。
【0063】また、得られた熱可塑性エラストマー組成
物パウダーを実施例1と同様の方法により評価しその結
果を表1に示す。
【0064】冷凍粉砕により得られたパウダーによるパ
ウダースラッシュ成形品は、ピンホールがあり、シボ模
様がはっきりせず細部まで充分に再現されない製品であ
った。
【0065】比較例3 スチレン系熱可塑性エラストマー(試料A1)45重量
%に対し、E/H共重合体(試料B1)40重量%及び
試料C1を15重量%とした以外は、実施例1と同様の
方法により平均粒径148μmの熱可塑性エラストマー
組成物パウダーを得た。得られた熱可塑性エラストマー
組成物パウダーを実施例1と同様の方法により評価しそ
の結果を表1に示す。
【0066】常温粉砕により得られたパウダーによるパ
ウダースラッシュ成形品は、ピンホールがあり、シボ模
様がはっきりせず細部まで充分に再現されない製品であ
った。また、得られた成形品シートの耐熱試験は不合格
であった。
【0067】
【表1】
【0068】
【発明の効果】本発明の熱可塑性エラストマー組成物
は、耐熱性、流動性に優れ、該熱可塑性エラストマー組
成物より得られたパウダーはスラッシュ成形を行った際
の表皮材成形時にシボ模様転写性に優れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例及び比較例で用いたパウダースラッシュ
成形性用パウダー供給ボックスの平面図。
【図2】実施例及び比較例で用いたパウダースラッシュ
成形性用パウダー供給ボックスの立面図。
【図3】実施例及び比較例で用いたパウダースラッシュ
成形性用パウダー供給ボックスの側面図。
【図4】実施例及び比較例で用いたパウダースラッシュ
成形性用シボ付きニッケル電鋳金型の平面図。
【図5】実施例及び比較例で用いたパウダースラッシュ
成形性用シボ付きニッケル電鋳金型の側面図。
【符号の説明】
1;一軸回転ハンドル 2;皮シボ模様面(一面のみ)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン系熱可塑性エラストマー(A)
    10〜70重量%に、190℃のメルトフローレート
    (JIS K7210−76)が20〜200g/10
    分、かつ、密度が0.865〜0.919g/cm3
    エチレン・α−オレフィン共重合体(B)10〜50重
    量%、190℃のメルトフローレート(JIS K72
    10−76)が20〜200g/10分、かつ、密度が
    0.920〜0.945g/cm3 のエチレン・α−オ
    レフィン共重合体(C)10〜50重量%及び結晶性ポ
    リプロピレン樹脂(D)3〜25重量%からなることを
    特徴とする熱可塑性エラストマー組成物。
  2. 【請求項2】 スチレン系熱可塑性エラストマー(A)
    の230℃のメルトフローレート(JIS K7210
    −76)が5〜100g/10分であることを特徴とす
    る請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  3. 【請求項3】 エチレン・α−オレフィン共重合体
    (B)のゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー
    測定における単分散性(重量平均分子量/数平均分子
    量)が1.5〜3.0の範囲であり、走査型示差熱量測
    定による融点が実質的に一つであることを特徴とする請
    求項1又は2のいずれかに記載の熱可塑性エラストマー
    組成物。
  4. 【請求項4】 結晶性ポリプロピレン樹脂(D)の配合
    割合が3〜20重量%であることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の熱可塑
    性エラストマー組成物からなり、平均粒径50〜500
    μmを有することを特徴とする熱可塑性エラストマー組
    成物パウダー。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の熱可塑
    性エラストマー組成物を常温粉砕することにより得られ
    ることを特徴とする請求項5に記載の熱可塑性エラスト
    マー組成物パウダー。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれかに記載の熱可塑
    性エラストマー組成物よりなることを特徴とする表皮
    材。
  8. 【請求項8】 請求項5又は6に記載の熱可塑性エラス
    トマー組成物パウダーより成形されてなることを特徴と
    する表皮材。
  9. 【請求項9】 請求項5又は6に記載の熱可塑性エラス
    トマー組成物パウダーをパウダースラッシュ成形に供す
    ることより得られることを特徴とする表皮材。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002265747A (ja) * 2001-03-15 2002-09-18 Kuraray Co Ltd 粉末状重合体組成物
JP2003119343A (ja) * 2001-10-12 2003-04-23 Kuraray Co Ltd 粉末状重合体組成物
US7105600B2 (en) 2000-08-14 2006-09-12 Kuraray Co., Ltd. Polymer composition
JP2008525549A (ja) * 2004-12-24 2008-07-17 クレイトン・ポリマーズ・リサーチ・ベー・ベー 高溶融強度熱可塑性エラストマー組成物

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