JPH10279204A - エレベーターの制御装置 - Google Patents

エレベーターの制御装置

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JPH10279204A
JPH10279204A JP9089335A JP8933597A JPH10279204A JP H10279204 A JPH10279204 A JP H10279204A JP 9089335 A JP9089335 A JP 9089335A JP 8933597 A JP8933597 A JP 8933597A JP H10279204 A JPH10279204 A JP H10279204A
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JP
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wave
time
inverter
output
elevator
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JP9089335A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Harada
博之 原田
Satoshi Suzuki
聡 鈴木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、半導体素子で構成されたインバーター
を使用したエレベーターの制御装置においては、エレベ
ーターは短時間の断続運転として半導体素子が選定され
ているため、高層ビルでの手動運転では長時間継続する
ことがあり、保守員が運転時間を見計らって途中でエレ
ベーターを停止する必要があった。誤って運転時間を長
引かせた場合は半導体素子の破壊を招くという問題があ
った。 【解決手段】 この発明はかかる問題点を解決するため
のもので、インバーターの出力電流を電流検出器で検出
し、この検出結果から上記出力電流の通電時間が第一の
所定値を超えたときに警報装置を作動させて注意を促す
と共に、上記通電時間が上記第一の所定値よりも大きな
第二の所定値を超えたとき保護装置を作動させてエレベ
ーターを停止させるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベーターの
制御装置に関し、特にエレベーターの保守時に使用され
る手動運転で昇降する場合のインバーターの保護装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】エレベーターは、建物の昇降行程によっ
てその昇降速度が決定され、高層ビルでも短時間で目的
階へ到達できるようになっている。しかし、エレベータ
ーは定期的に保守点検が行なわれて機能維持が図られて
いる。かかるエレベーターには、機械室のみならず、昇
降路内にも各種の機器が取り付けられていて、これら昇
降路内の機器の保守点検は保守員がかごの上に乗って昇
降しながら行っている。この場合、点検をしながら昇降
するため、その昇降速度は自ずから限界があり、例え
ば、毎分20メートル程度の低速度が採用されている。
このため、高層ビルの場合、最下階から最上階まで昇降
するには長時間がかかることになる。かかる保守時に行
なわれる低速度の運転は一般に手動運転と称されてい
る。手動運転は、かご上にある上下釦を押し続ける限り
運転は継続され、開放すると直ちに停止するようになっ
ている。従って、保守員が押釦を押し続けると連続運転
に近い状態が生じる。
【0003】ところで、インバーターは、通常、電力変
換用の半導体素子によって構成されるが、その半導体素
子を動作させるには、駆動回路やスナバ回路が必要であ
る。図8は駆動回路60を示す。図において、半導体素
子65をON,OFFする信号はフォトカプラ61によ
って電気的に絶縁されて入力され増幅器62で増幅され
てバイアス回路63で正負のバイアス電圧が印加され、
ゲート抵抗64を介して例えばインバーターに使用され
る電力変換用の半導体素子65のゲート回路に入力され
る。即ち、駆動回路は、電力変換用の半導体素子をO
N,OFFする度にその駆動用の電流を通電するので、
インバーターの出力電流に係わりなく電力変換用の半導
体素子のON,OFF回数自体が負荷となり、単位時間
当りのON,OFF回数が同一であれば、インバーター
の起動時間が長いほど過負荷となる傾向がある。同様
に、図9に示すスナバ回路66を電力変換用の半導体素
子65をON,OFFさせる度に発生するサージ電圧を
吸収するものであり、また、これも、単位時間当りのO
N,OFF回数が同一であれば、インバーターの起動時
間が長いほど過負荷となる傾向がある。
【0004】ところで、エレベーターがインバーターに
よって変換された交流によって駆動される場合、電動機
の騒音を抑制するためインバーターの出力はできるだけ
正弦波が望ましい。インバーターとしてパルス幅変調方
式(PWM方式という。)を用いて正弦波に近い交流を
得ようとすると変調波の周波数を高くする必要がある。
これに伴って、単位時間当りの半導体素子によるスイッ
チングの回数が高くなり、サージを吸収するスナバ回路
66や駆動回路60の温度も上昇するが、エレベーター
の通常運転では、電動機は短時間の断続運転であり、停
止状態の占める割合が大きい。このため、電動機の騒音
低減の観点から、変調波の周波数は比較的高く設定され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、手動運転時
も、通常運転用として設定された高い周波数の変調波で
駆動すると、上記のとおり運転時間が長引いた場合、ス
ナバ回路や駆動回路が実質過負荷状態となる。従来、過
負荷を阻止するための安全装置として、過電流継電器
(以下、OCRという。)による方法が一般的であっ
た。しかし、OCRは電流の大きさによって動作時間が
大きく変動し、一定のレベル以下の小電流では作動時間
は極めて長時間となる。これは、電動機のように電流値
に比例して熱的な過負荷状態となる機器の保護を目的と
したものであって、スイッチング動作によるスナバ回路
や駆動回路の実質過負荷の保護は不可能であった。この
ため、保守員が運転時間を見計らってエレベーターを停
止する必要があった。時には時間を超過して運転を継続
したため、スナバ回路若しくは駆動回路が破損し、更に
はインバーターの半導体素子が破壊されてかごが階間で
停止するという問題点も考えられた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ターの制御装置は、かかる問題点を解決するためのもの
で、駆動回路、スナバ回路及び電力用半導体素子で構成
されたインバーターにより変換された交流で速度制御さ
れるエレベーターの制御装置において、上記インバータ
ーの出力電流を電流検出器で検出し、この検出結果から
上記出力電流の通電時間が第一の所定値を超えたときに
作動する警報装置と、上記検出結果から上記通電時間が
上記第一の所定値よりも大きな第二の所定値を超えたと
きに作動して上記エレベーターを停止させる保護装置と
を備えたものである。
【0007】また、この発明に係るエレベーターの制御
装置は、インバーターは、正弦波形の信号波を出力する
信号波発生回路の出力とこの出力と変調波を出力する変
調波発生回路の出力とを比較することにより上記信号波
の振幅に応じたパルス幅の等価電圧を正弦波状に変調さ
せるPWM方式によって可変電圧、可変周波数の交流を
発生させるものとし、上記変調波発生回路は第一の変調
波と、この第一の変調波よりも低い周波数の第二の変調
波とを択一的に出力するものとし、警報装置及び保護装
置は上記第二の変調波が選択されたときに作動するよう
にしたものである。
【0008】更にまた、この発明に係るエレベーターの
制御装置は、上記出力電流の通電時間が上記第一の所定
値を超えたときに上記第二の所定に達する迄の時間又は
再度上記第一の所定値を下回る迄の時間を予測演算して
表示する表示器を備えたものである。
【0009】更にまた、この発明に係るエレベーターの
制御装置は、上記表示器は上記第二の変調波が選択され
たときに作動するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図1か
ら図7に基づいて説明する。図中、同一符号は、同一部
分を示し、1は三相電源、2は主回路の過電流遮断器、
3はエレベーターの昇降時に閉成され停止時又は異常時
に開放される開閉器、4は半導体素子で構成されたコン
バーター、5は回生電力を消費する抵抗器、5aは回生
電力発生時に導通する半導体素子、6は直流側に接続さ
れた平滑コンデンサー、7は半導体素子で構成されたイ
ンバーター、8はこのインバーター7の出力によって付
勢されてエレベーターを昇降駆動させる電動機であっ
て、三相誘導電動機でも同期電動機でもインバーター7
による交流電源で駆動される電動機ならばその種類を問
わないものである。9はこの電動機8に駆動される綱
車、10はこの綱車9に巻き掛けられた主索、11はこ
の主索10の一端に接続吊持されたかご、12はこのか
ご11上に設置されたかご上釦で、手動運転時に保守員
がかご11上で操作して低速で昇降させるものである。
13は主索の他端に接続吊持されたつり合おもり、14
は電動機の回転数を検出する速度検出機、15及び16
はいずれもインバーター7の出力電流を検出する電流検
出器である。17はインバーター7の出力電流を監視す
る監視回路である。
【0011】20は乗場又はかご11の室内に設けられ
た呼び釦、21は呼び釦の操作によって発生した呼びを
登録する呼び登録回路、22はかご11の現在位置と呼
びの発生した階床との距離を演算して昇降方向とその距
離を指令する距離指令器、23は速度検出機14からの
速度信号ωrを積分してかご11の昇降距離を演算する
積分器、24は距離指令器22の出力から積分器23の
出力を減算する減算器、25は減算器24の出力に応じ
て昇降速度を指令する速度指令発生器、26は速度の指
令値と電動機8の速度信号ωrとの差を演算する減算
器、27は減算器26の出力と電動機の速度信号ωr、
更に電流検出器15及び16の出力から電圧指令信号を
出力する電圧指令発生回路、28はこの電圧指令発生回
路の出力に基づいて通常運転時の正弦波状の信号波を発
生してPWM方式におけるパルス幅を決定する信号波発
生回路、28aは手動運転時の信号波を発生する手動運
転信号波発生回路、29は通常運転時に使用される変調
波を発生する第一変調波発生回路であって、電動機8の
騒音低減、温度上昇抑制等の目的で高い周波数の三角波
で構成されている。30は手動運転時に使用される変調
波を発生する第二変調波発生回路であって、インバータ
ー7を構成する半導体素子、スナバ回路及び駆動回路の
温度上昇を抑制する目的で低い周波数の三角波で構成さ
れている。31は選択器で、通常運転時は第一変調波発
生回路29に接続され、手動運転時は第二変調波発生回
路30に接続される。31aも同様の選択器である。3
2は選択器31の出力と選択器31aの出力とを比較す
る比較器で、信号波発生回路28又は28aの出力が大
きいときに出力を発生するものである。33は比較器3
2が出力を発生しているときにインバーター7を導通さ
せるインバーター駆動回路である。
【0012】図2において、40はCPU、41は電流
検出器15及び16からの電流値Iが入力され、又は開
閉器3の開閉を制御する信号を出力するインターフェー
ス、42は図3から図5に示すプログラムが格納された
ROM、43は電流値I等の外部データや計算結果等が
一時的に格納されるRAM、44は図6に示す保護曲線
C1及びC2をデータテーブルとして格納された記憶手
段、45はかご11上に設置された音声による警報機、
46はかご11上に設置されて半導体素子の保護上エレ
ベーターが休止すべき時間等を表示する表示器、47は
同じくかご11内に設けられた警報機、48は同じくか
ご11内に設けられた表示器である。
【0013】(1)通常運転について 図1、図2及び図3に従って、乗客を乗せて昇降する通
常運転について述べる。図1において、選択器31及び
31aはa端子側に倒されていて、信号波発生回路28
及び第一変調波発生回路29が選択されている。まず、
呼びのない状態では、インバーター7は作動しておら
ず、三相誘導電動機8は停止している。呼び釦20が押
されて呼びが発生すると呼び登録回路21で登録され
る。距離指令回路22はかご11の現在位置と呼びの階
とから昇降距離を指令される。この距離指令は、積分器
23から出力されたかご11の昇降距離分だけ減算器2
4で減算され、その残距離が速度指令発生器25に入力
される。速度指令発生器25からの速度指令は、減算器
26で速度検出機14からの出力ωrとの差値として電
圧指令発生回路27に入力される。この電圧指令発生回
路27には更に速度検出機14からの出力ωr及び電流
検出器15,16からの電流値Iも入力されて電動機8
に所定の電圧と周波数の三相電圧を供給するために電圧
指令を発生する。信号波発生回路28では電圧指令に基
づいて信号波を発生する。この信号波は第一変調波発生
回路29と比較器32で比較され、信号波の振幅に応じ
たパルス幅の等価電圧を正弦波状に変調させて可変電
圧、可変周波数の交流を発生させる。電動機8は、この
交流によって速度制御されて昇降し、目的階に到着す
る。なお、電流値Iは電流検出器15及び16によって
検出されて監視回路17に入力されるが、手動運転では
ないので、図3のステップS1で「NO」と判断されて
終るので、警報機45,47及び表示器46,48が作
動することはない。
【0014】(2)手動運転について (i)保護協調について まず、手動運転の説明に先立って、図6に従って電動機
8及びサイリスター7等を保護するための保護協調につ
いて述べる。図6において、横軸に電流Iを、縦軸に時
間Tをとり、曲線P1を超える領域は電流値の二乗に比
例して過負荷となる機器が故障する領域を示す。曲線P
2を超える領域は、このような機器を保護するための従
来の過電流継電器の保護領域を示す。曲線P3及び曲線
P4を超える領域は、インバーター駆動回路33やスナ
バ回路(図示しない)等時間に比例して過負荷となる機
器が故障する領域である。この領域は、変調波の周波数
によって変動する。曲線P3は変調波の周波数が低い場
合を示し、曲線P4は変調波の周波数が高い場合を示
す。
【0015】かかる状況に対して、乗客を昇降させる通
常運転では、既に述べたとおり、電動機8の騒音低減等
のため変調周波数は高く設定されるが、運転時間が短い
ため曲線P4を上回ることのないように機器が設定され
る。即ち、稼動範囲が図6において点0−点Q0−点Q
1−点Q2−点Q3で囲まれた領域内となるように機器
の選定がなされる。従って、通常運転では半導体素子が
過負荷となることはないものである。しかし、手動運転
では、昇降速度が低いこともあって運転時間が長時間に
亙ることがあり、変調波の周波数が通常運転に時に同じ
く高いものとすると保守作業の一環としての手動運転で
ありながら、その運転時間が長いために曲線P4を超え
ることがある。これに対して電流値Iが小さく点Q1以
下の領域では曲線P2の保護特性を有する過電流継電器
では保護し得ず、機器が損傷する場合がある。そこで、
変調波の周波数を低く設定して、機器の稼動範囲を曲線
P4から曲線P3まで拡大する。即ち、図6において点
0−点R0−点R1−点Q2−点Q3で囲まれた領域が
稼動範囲となる。昇降行程が低いビルでは、変調波の周
波数低減により機器の損傷を回避できる。
【0016】しかしながら、変調波の周波数低減にも限
界があり、昇降行程が高くて運転時間が長引く場合は、
依然として機器が損傷する危険がある。保守作業中にか
かる機器の損傷を発生させることは、その作業の趣旨か
らいって容認できるものではない。また、手動運転は、
技術的専門家である保守員によってなされるものである
から、仮に、図6の曲線P2で示す過電流継電器により
保護されるといっても、一旦過電流継電器が作動する
と、機械室まで上がりリセット操作をしない限りその復
帰には不可能であり、以後エレベーターは停止したまま
となる。このため、保守員が昇降路内に取り残された
り、保守作業が大幅に遅延する等、保守作業の本旨にも
とる結果となる。そこで、図6に示すとおり、上記稼動
領域内において保護限界を画する曲線C2を設定する。
この曲線C2を超える領域では開閉器3を開放してエレ
ベーターを停止するものである。次に、この曲線C2に
対して時間軸に沿って「δT」だけ下方向に移動させた
曲線C1を設ける。曲線C1を超える領域は、警報機4
5,47及び表示器46,48が作動する領域である。
即ち、曲線C1は曲線C2に至る前に注意を促すもので
ある。従って、「δT」は、かかる趣旨から設定される
ものである。
【0017】(ii)図6の曲線C1を下回る領域での
手動運転について 図1において、選択器31及び31aはいずれも端子b
が選択されておる。かご上釦12で上昇運転を指令する
と手動運転用信号波発生回路28aからは低速用の信号
波が発生し、第二変調波発生回路30と比較器32で比
較されてインバーター駆動回路33を作動させ、インバ
ーター7からは手動運転用の三相交流電圧が出力され
る。そのときの電流Iは、電流検出器15及び16で検
出されインターフェース41を介してRAM43に記憶
される。
【0018】即ち、図7に示すとおり、電動機8は起動
電流Is、起動時間tsで起動し、最初に無負荷上昇運
転をし、その時の電流値をIuとする。(ts+t1)
の時点でかご上釦12から手を放すと、エレベーターは
停止する。その後t2秒間停止後に無負荷下降運転を
し、その時の電流値をIdとする。起動後(ts+t
3)秒後に停止する。停止後t4秒経過後、即ち、手動
運転の当初からT1秒経過した時点を現時点Tとして、
監視回路17の動作を説明する。
【0019】図3において、Δt秒毎に割込信号が発生
して処理が為されるものとする。ステップS1を経てス
テップS2で電流値Iが電流検出器15,16で読みと
られる。ステップS3で二乗平均電流Imが更新され
る。時間T1における二乗平均電流Im1は、下記
(1.1)式及び(1.2)式で求められる。時間T1
及び二乗平均電流Im1は、時間T1に至る迄に図3の
流れ図の実行により既に求められているものである。即
ち、
【0020】
【数1】
【0021】時間T1から割込周期であるΔt秒経過後
の二乗平均電流Imは、下記(2.2)式で求められ
る。なお、現時点ではエレベーターは停止しており、電
流値I「0」とした。
【0022】
【数2】
【0023】また、時間の更新は、ステップS4に示す
とおり下記(2.3)式で求められる。 T←T1+Δt (2.3) ステップS5で、(2.2)式の二乗平均電流Imと
(2.3)式の時間Tについて、保護曲線テーブル44
の記憶値を参酌して曲線C1を超えたか否かがチェック
される。今、曲線C1を下回る領域で手動運転をすると
しているので、ステップS5でNOと判断される。ステ
ップS6で停止指令解除、警報機45,47及び表示器
46,48の作動停止が指令されるが、それぞれ解除及
び動作停止をしているので実質変化はなく、処理は終了
する。即ち、手動運転を継続することができる。
【0024】(iii)図6の曲線C1を上回り曲線C
2を下回る領域での手動運転について 図7において、当初から時間T2秒経過した時点を現時
点Tとし、時間T3で初めて曲線C2に達するとして、
監視回路17の動作を説明する。上記(ii)項で説明
したと同様に時間T2に至るまでに図3の流れ図の実行
により二乗平均電流Im2は、(3.1)式及び(3.
2)式で示す値に既に設定されている。即ち、
【0025】
【数3】
【0026】時間T2からΔt経過後の二乗平均電流I
mは、下記(4.1)式で求められる。なお、現時点で
はまだ停止指令は出ていないのでエレベーターは運転中
であり、電流値Iは「Iu」として演算される。
【0027】
【数4】
【0028】また、時間Tの更新は、ステップS4に示
すとおり(4.2)式で求められる。 T←T2+Δt (4.2) ステップS5で、(4.1)式の二乗平均電流Imと
(4.2)式の時間Tについて、保護曲線テーブル44
の記憶値を参酌して曲線C1を超えたか否かがチェック
される。今、曲線C1を超える領域で手動運転をすると
しているので、ステップS5で「YES」と判断され、
ステップS7で警報機45,47を作動させる。ステッ
プ8で二乗平均電流Imと時間Tが曲線C2を超える領
域か否かが判断されるが、今、曲線C2を超えないとし
ているので「NO」と判断されて、ステップS9に移
る。ステップS9で現時点T2から曲線C2を超えるま
での時間Ts、又は曲線C1を下回るまでの時間Trを
予測演算する。
【0029】即ち、図4はステップS9を詳細に示す流
れ図で、ステップ21で予測演算するための時間Tfを
現在の時間Tで初期設定する。同様に予測演算するため
の二乗平均電流Imfを二乗平均電流Imで初期設定す
る。ステップ22で電流検出器15,16を介して現時
点の電流値Iが読みとられる。ステップ23でδt秒後
も現時点の電流Iが流れるとして二乗平均電流Imfの
更新がされる。図7より現時間T2からT3まで電流値
Iは「Iu」である。よってI=Iuとして(5.1)
式により更新される。
【0030】
【数5】
【0031】ここで、δtは予測演算のための時間Tf
の増分値であって現実の時間経過ではない。これに対し
て、図3ではΔtは現実の時間経過により発生する割込
周期である点で両者は異なる。ステップ24で増分値δ
tが加算されて時間Tfが更新される。即ち、 Tf←Tf+δt (5.2) ステップ25で(5.1)式の二乗平均電流Imfと
(5.2)式の時間Tfとが曲線C2を超えたか否かが
判断される。時間Tfが図7の時間T3に達するまで曲
線C2を超えないとしているから、ステップ25では
「NO」と判断される。ステップ26では時間Tfと二
乗平均電流Imfとが曲線C1を下回ったか否かが判断
される。今、曲線C1を上回わり、時間T3迄運転が継
続するとしているので、ステップ26でも「NO」と判
断されてステップ22に戻る。以後上記処理を繰り返
す。
【0032】ここで、ステップ25とステップ26の関
係は下記理由による。即ち、ステップS22で電流値I
は現に電動機8に流れている電流を読み取るので、その
時のエレベーターの動きが反映される。従って、手動運
転を継続すれば、やがてステップ25で「YES」と判
断されて、ステップ28で現時点Tから曲線C2を超え
る迄の時間Tsが演算される。また、停止すればやがて
ステップ26で「YES」と判断されてステップ27で
曲線C1を下回る時間Trが演算されることになる。そ
のいずれの場合も演算するためである。
【0033】ステップS10で時間Ts又は時間Trの
いずれかを表示器46,48に表示する。今、エレベー
ターは上昇中としているので時間Tsが予測演算され表
示される。曲線C1を超えたことのみではエレベーター
は停止しないが、保護限界である曲線C2に近いので、
保守員にかご上釦12の操作を止めてエレベーターの停
止を促す趣旨である。これにより保守員は監視回路17
によるステップS11の強制停止に先立って自らの意思
でエレベーターを停止させることができる。停止すれば
二乗平均電流Imfは徐々に減少し時間Trが予測演算
され表示されることになる。
【0034】(iv)図6の曲線C2を上回る領域での
手動運転について 図7において、当初からT3秒経過した時点を現時点T
とする。同図によれば時間T3ではエレベーターは停止
しているが、曲線C2を超えたことにより監視回路17
によるステップS11の強制停止を待って停止するもの
とし、その停止に至る過程を図3及び図5に基づいて説
明する。上記(ii)項で説明したと同様に時間T3に
至るまでに図3の流れ図の実行により二乗平均電流Im
3は、(6.1)式及び(6.2)式で既に求められて
いる。即ち、
【0035】
【数6】
【0036】時間T3からΔt秒経過後の二乗平均電流
Imは、下記(7.1)式で求められる。なお、現時点
T3ではまだエレベーターは運転中であり、電流値Iは
「Iu」として演算される。
【0037】
【数7】
【0038】また、時間Tの更新は、ステップS4に示
すとおり下記(7.2)式で求められる。 T←T3+Δt (7.2) ステップS5で、(7.1)式の二乗平均電流Imと
(7.2)式の時間Tについて、保護曲線テーブル44
の記憶値を参酌して曲線C1を超えたか否かがチェック
される。今、曲線C2を超える領域で手動運転をすると
しているので、ステップS5で「YES」と判断され、
ステップS7で警報機45,47を作動させる。ステッ
プ8で二乗平均電流Imと時間Tが曲線C2を超える領
域か否かが判断されるが、今、曲線C2を超えるとして
いるので「YES」と判断されて、ステップS11に移
り、停止指令が出される。この指令により開閉器3はイ
ンターフェース41を介して開放され、エレベーターは
停止する。ステップS12で停止状態では、二乗平均電
流Imは減少するので、曲線C1を下回るまでの時間T
rが予測演算される。
【0039】即ち、図5はステップS12を詳細に示す
流れ図で、ステップ31で予測演算するための時間Tf
を現在の時間Tで初期設定する。同様に予測演算するた
めの二乗平均電流Imfを二乗平均電流Imで初期設定
する。ステップ32で電流検出器15,16を介して現
時点の電流値Iが読みとられる。ステップ33で二乗平
均電流Imfの更新がされる。ステップS11で既に停
止指令が出されているが、エレベーターが現実に停止す
るのは若干遅れるが、ここでは停止しているとする。従
って、電流値Iは「0」となり(8.1)式により二乗
平均電流Imfは更新されて漸減する。
【0040】
【数8】
【0041】ステップ34で増分値δtが加算されて時
間Tfが更新される。 Tf←Tf+δt (8.2) ステップ35で(8.1)式で示す更新後の二乗平均電
流Imfと(8.2)式の時間Tfとが曲線C1を下回
ったか否かが判断される。下回っていない場合はステッ
プ32に戻り、以下同様の処理を繰り返す。ステップ3
5で曲線C1を下回ったと判断されると「YES」と判
断されてステップ36で現時間Tと時間Tfの差値から
曲線C1を下回る迄の時間Trが演算されてステップ1
2での処理は終了する。ステップ13で、予測時間Tr
を表示器46,48に表示する。
【0042】次ぎの割込周期Δtが来ると図3の流れ図
に従って処理されるが、現実の時間Tと二乗平均電流I
mの値が曲線C2をまだ超えている場合はステップ12
によって、また、曲線C1は上回っているが曲線C2は
下回っておればステップ9によってそれぞれ処理され
る。いずれの場合もステップS11の停止指令はまだ解
除されていないのでエレベーターは停止し続ける。ステ
ップS27の予測時間Trが実質0になると曲線C1を
下回ってステップS6で停止指令が解除され、警報機4
5,47及び表示器46,48が作動を停止し、手動運
転を再開できる。
【0043】なお、手動運転では途中で乗客の乗降がな
いので負荷は一定しており、昇降位置による主索10の
不平衡と、かご11への信号線(図示しない)による重
量変化だけである。このため同一方向の運転に対して
は、ほぼ一定していること、及びステップS2,S22
及びS32で、電流値Iはその都度読み取られるので正
確な予測時間Tr及びTsを演算することができる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたとおり、請求項1に記載の発
明によれば、半導体で構成されたインバーターによる可
変電圧、可変周波数の交流で巻上機の電動機を速度制御
するエレベーターにおいて、インバーターの出力電流の
通電時間が第一の所定値を超えたときに警報装置を作動
させ、また、第一の所定値よりも大きな第二の所定値を
超えたときに保護装置を作動させてエレベーターを停止
させるようにしたので、通電時間が長引いてもインバー
ターを損傷することがないという効果を奏する。
【0045】また、請求項2に記載の発明によれば、信
号波と変調波とからPWM方式のインバーターによって
可変電圧、可変周波数の交流を出力して巻上機の電動機
を速度制御するエレベーターにおいて、第一の変調波
と、この第一の変調波よりも低い周波数の第二の変調波
とを択一的に出力するようにし、警報装置及び保護装置
は上記第二の変調波が選択されたときのみ作動するもの
としたので、本来意図しない運転状態での警報装置又は
保護装置の誤動作による運転阻害を回避でき、かつ、通
常運転時は第一の変調波により静粛な運転が可能で、手
動運転時は、運転時間を長くできるという効果を奏す
る。
【0046】更にまた、請求項3の記載の発明によれ
ば、インバーターの出力電流の通電時間が上記第一の所
定値を超えたときに、そのまま運転を継続した場合に上
記第二の所定に達する迄の時間を予測して表示する表示
器を備えたので、事前に所定場所でエレベーターを一時
的に休止させることができるという効果を奏する。又は
運転を停止した場合に再度上記第一の所定値を下回る迄
の時間を予測して表示する表示器を備えたので、インバ
ーターが正規の状態に復帰するまでの時間を予知できる
という効果を奏する。
【0047】更にまた、請求項4に記載の発明によれ
ば、信号波と変調波とからPWM方式のインバーターに
よって可変電圧、可変周波数の交流を出力して巻上機の
電動機を速度制御するエレベーターにおいて、第一の変
調波と、この第一の変調波よりも低い周波数の第二の変
調波とを択一的に出力するようにし、警報装置、保護装
置及び表示器は上記第二の変調波が選択されたときのみ
作動するものとしたので、インバーターの動作状態が把
握できると共に、本来意図しない運転状態での警報装置
又は保護装置の誤動作による運転阻害を回避でき、か
つ、通常運転時は第一の変調波により静粛な運転が可能
で、手動運転時は、運転時間を長くできるという効果を
併せ奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に於けるエレベーター
制御回路のブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態に於ける監視回路17
の詳細を示すブロック図である。
【図3】 監視回路17の処理の内容を示す流れ図であ
る。
【図4】 処理ステップS9の詳細を示す流れ図であ
る。
【図5】 処理ステップS12の詳細を示す流れ図であ
る。
【図6】 保護装置の保護協調を示す説明図である。
【図7】 エレベーターの運転状況を示す説明図であ
る。
【図8】 半導体素子の駆動回路を示す回路図である。
【図9】 半導体素子のスナバ回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 三相電源、2 過電流遮断器、3 開閉器、4 コ
ンバーター、5 抵抗器、5a 電流制限素子、6 平
滑用コンデンサー、7 インバーター、8 電動機、9
綱車、10 主索、11 かご、12 かご上釦、1
3 つり合おもり、14 速度検出機、15 電流検出
器、16 電流検出器、17 監視回路、20 呼び
釦、21 呼び登録回路、22 距離指令器、23 積
分器、24減算器、25 速度指令発生器、26 減算
器、27 電圧指令発生器、28信号波発生器、28a
手動運転信号波発生器、29 第一変調波発生回路、
30 第二変調波発生回路、31 選択器、31a 選
択器、32 比較器、33 インバーター駆動回路、4
0 CPU、41 インターフェース、42 ROM、
43 RAM、44 保護曲線テーブル、45 警報
機、46 表示器、47 警報機、48 表示器、60
駆動回路、61 フォトカプラ、62 増幅器、63
バイアス回路、64 ゲート抵抗、65 半導体素
子、66 スナバ回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を直流に変換するコンバーター
    と、半導体素子で構成されて上記直流をインバーターに
    より可変電圧、可変周波数の交流に変換し、この交流で
    巻上機の電動機を駆動することにより速度を制御をする
    エレベーターの制御装置において、上記インバーターの
    出力電流を電流検出器で検出し、この出力電流の通電時
    間が第一の所定値を超えたときに作動する警報装置と、
    上記通電時間が上記第一の所定値よりも大きな第二の所
    定値を超えたときに作動して上記エレベーターを停止さ
    せる保護装置とを備えたことを特徴とするエレベーター
    の制御装置。
  2. 【請求項2】 インバーターは、正弦波形の信号波を出
    力する信号波発生回路の出力と変調波を出力する変調波
    発生回路の出力とを比較することにより上記信号波の振
    幅に応じたパルス幅の等価電圧を正弦波状に変調させる
    PWM方式によって可変電圧、可変周波数の交流を発生
    させるものとし、上記変調波発生回路は第一の変調波
    と、この第一の変調波よりも低い周波数の第二の変調波
    とを択一的に出力するものとし、警報装置及び保護装置
    は上記第二の変調波が選択されたときに作動するものと
    したことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの
    制御装置。
  3. 【請求項3】 交流電源を直流に変換するコンバーター
    と、半導体素子で構成されて上記直流をインバーターに
    より可変電圧、可変周波数の交流に変換し、この交流で
    巻上機の電動機を駆動することにより速度を制御をする
    エレベーターの制御装置において、上記インバーターの
    出力電流を電流検出器で検出し、この出力電流の通電時
    間が第一の所定値を超えたときに作動する警報装置と、
    上記通電時間が上記第一の所定値よりも大きい第二の所
    定値を超えたときに作動して上記エレベーターを停止さ
    せる保護装置と、上記出力電流の通電時間が上記第一の
    所定値を超えたときに上記第二の所定に達する迄の時間
    又は再度上記第一の所定値を下回る迄の時間を予測演算
    して表示する表示器とを備えたことを特徴とするエレベ
    ーターの制御装置。
  4. 【請求項4】 インバーターは、正弦波形の信号波を出
    力する信号波発生回路の出力と変調波を出力する変調波
    発生回路の出力とを比較することにより上記信号波の振
    幅に応じたパルス幅の等価電圧を正弦波状に変調させる
    PWM方式によって可変電圧、可変周波数の交流を発生
    させるものとし、上記変調波発生回路は第一の変調波
    と、この第一の変調波よりも低い周波数の第二の変調波
    とを択一的に出力するものとし、警報装置、保護装置及
    び表示器は上記第二の変調波が選択されたときに作動す
    るものとしたことを特徴とする請求項3に記載のエレベ
    ーターの制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104508931A (zh) * 2012-08-03 2015-04-08 三菱电机株式会社 数控装置
JP2016079011A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 三菱電機株式会社 エレベータ制御装置およびエレベータ駆動用電気機器の温度状態推定方法
JP2019031382A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 株式会社日立製作所 群管理エレベータ装置

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