JPH1027918A - レーザーパターニング装置 - Google Patents

レーザーパターニング装置

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JPH1027918A
JPH1027918A JP8179199A JP17919996A JPH1027918A JP H1027918 A JPH1027918 A JP H1027918A JP 8179199 A JP8179199 A JP 8179199A JP 17919996 A JP17919996 A JP 17919996A JP H1027918 A JPH1027918 A JP H1027918A
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laser light
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孝紀 中野
Tetsumasa Umemoto
哲正 梅本
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽電池などの薄膜層のパターニングを高精
度に行うことが可能なレーザーパターニング装置を提供
すること。 【解決手段】 レーザー光を透過または減衰させる誘電
体層と前記レーザー光を吸収する光吸収層との2重構造
を有する基板支持手段により、透光性基板の一面側を前
記誘電体層に接するように支持し、前記基板の他面側か
らレーザー光を照射して該他面側に積層された薄膜層を
パターニングする。このとき、基板を透過して基板支持
手段に到達したレーザー光の殆どは、基板支持手段側に
吸収され、基板支持手段の表面での反射光の影響を排除
して、薄膜層のパターニングが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザーパターニ
ング装置に関し、特に、透光性を有する基板を用いた集
積型薄膜太陽電池の電極等をパターニングするのに好適
なレーザーパターニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基板上に複数のユニットセルを集
積した集積型薄膜太陽電池を製作する場合、この基板上
に積層した薄膜を各ユニットセルに対応づけて短冊状に
分割する必要があり、この薄膜を分割するための溝(以
下、「スクライブ」と記す)を形成する所謂パターニン
グが行われる。このパターニングの方法として、レーザ
ー光を照射して薄膜の一部を溶発させることによりスク
ライブを形成する所謂レーザーパターニング法があり、
この方法を用いたレーザーパターニング装置が知られて
いる。
【0003】以下、図5及び図6を参照して、従来のレ
ーザーパターニング装置について説明する。ここで、図
5は、集積型薄膜太陽電池の断面図であり、図6は従来
の装置の問題点を説明するための説明図である。図5に
示す集積型薄膜太陽電池は、P型、I型及びN型の各水
素化アモルファスシリコン(a-Si:H)薄膜層を積層した
非晶質光電変換層1を、透明電極層2と裏面電極層3と
で挟むようにして可橈性を有する透光性絶縁基板4上に
形成した積層構造を有する。
【0004】また、同図に示すように、この集積型薄膜
太陽電池は、透光性絶縁基板4に積層された非晶質光電
変換層1、透明電極層2及び裏面電極層3からなる複数
のユニットセルを電気的に直列接続して集積した構造を
有し、各ユニットセルの透明電極層2と裏面電極層3と
の間に、太陽光に励起されて非晶質光電変換層1が生じ
る起電力が現れるものとなっている。従って、これら直
列接続された複数のユニットセルの両端の電極の間に
は、各ユニットセルの起電力を足し合わせた起電力が、
この太陽電池の出力電圧として現れることとなる。
【0005】このように複数のユニットセルを集積した
構造を得るため、以下に説明するように、レーザースク
ライブ法を用いてパターニングしながら各薄膜層を積層
して集積型薄膜太陽電池を製作する。以下、図5に示す
集積型薄膜太陽電池の製作工程を概略的に説明する。先
ず、透光性絶縁基板4の主面に透明電極層2を形成した
後、レーザー光を照射して所定のピッチ(ユニットセル
のピッチ)で第1スクライブSL1を形成し、透明電極
層2を短冊状に絶縁分割する。
【0006】次に、第1スクライブSL1が形成された
透明電極層2の上に、例えばプラズマCVD(Chemical
Vapour Deposition)装置などの薄膜形成装置を用いて、
非晶質光電変換層1を積層する。そして、先に形成され
た透明電極層2の上に位置するように第1スクライブS
1の位置からずらして所定のピッチで第2スクライブ
SL2を形成し、非晶質光電変換層1を短冊状に絶縁分
割する。なお、非晶質光電変換層1は、太陽光に励起さ
れて起電力を生じる層であり、例えば、N型層、I型層
及びP型層の各水素化アモルファスシリコン薄膜層を積
層した多層構造を有する。
【0007】次に、第2スクライブSL2が形成された
非晶質光電変換層1の上に裏面電極層3を積層し、第2
スクライブSL2に重ならないように所定のピッチで第
3スクライブSL3を形成して裏面電極層3を絶縁分割
する。この裏面電極層3は、第2スクライブSL2を通
じて透明電極層2と電気的に接続される。以上により、
各ユニットセルが非晶質光電変換層1を透明電極層2と
裏面電極3とで挟んだ構造を有すると共に、隣り合うユ
ニットセルの透明電極層2と裏面電極3とが電気的に相
互に接続された集積型薄膜太陽電池を得る。
【0008】上述したように、レーザースクライブ法を
用いた装置によれば、レーザー光が対象物(薄膜)の加
工面の上を走査することにより、容易にスクライブを形
成することができるので、製造工程が簡略化され、生産
コストを低く抑えることができる。また、この装置によ
れば、スクライブ幅が100ミクロン以下の微細加工が
可能となるため、裏面電極層3と透明電極層2とのコン
タクト面積(第2スクライブ幅)を小さく抑えることが
できる。この結果、非晶質光電変換層1の面積が増え、
集積型薄膜太陽電池の発電有効面積を増やすことができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のレー
ザースクライブ法を用いてスクライブを精度よく形成す
るためには、対象物の加工面がレーザー光の焦点深度内
に位置する必要がある。加工面がこの焦点深度からはず
れると、レーザー光が加工面に集光せず、この加工面に
おけるレーザー光のエネルギー密度が変動する結果、ス
クライブの加工精度が著しく低下することとなる。従っ
て、スクライブを精度良く形成するためには、加工面が
レーザー光の焦点深度内に位置するように、基板の厚さ
のバラツキ及び撓みを規定値内に管理して、加工面の平
坦度を確保しなければならないという問題があった。
【0010】この問題を解決すべく、特開平5−218
471号公報に開示されているように、薄膜が積層され
た基板を矯正用ガラス基板で両面から挟んで、加工面の
平坦度を改善する方法がある。しかしながら、この方法
によれば、基板に積層された薄膜に矯正用ガラスが密着
するため、レーザー光が照射されて溶発(アブレーショ
ン)した薄膜材料の逃げ場がなく、再結晶化してスクラ
イブ内部に残る結果、ユニットセル間で薄膜層がショー
トするという問題がある。
【0011】また、基板が透光性を有する場合、図6に
示すように、基板4に積層された薄膜層としての透明電
極層2をパターニングするために照射したレーザー光が
基板4を透過し、この基板を載せたステージSに反射散
乱されてスクライブSLの周辺に照射される結果、スク
ライブの形状が不良となり、スクライブの加工精度が著
しく低下するという問題がある。
【0012】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、薄膜材料がスクライブ内部で再結晶化す
ることにより、スクライブで分離された薄膜層がショー
トすることなく、しかも精度よくスクライブを形成して
パターニングすることが可能なレーザーパターニング装
置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決達成するため、以下の構成を有する。請求項1に記載
の発明にかかるレーザーパターニング装置は、透光性を
有する基板をその一面側から支持する基板支持手段を備
え、該基板支持手段に支持された前記基板の他面側から
レーザー光を照射して該他面側に積層された薄膜層をパ
ターニングするレーザーパターニング装置であって、前
記基板支持手段は、前記レーザー光を透過または減衰さ
せる誘電体層と、前記レーザー光を吸収する光吸収層と
の2重構造を有し、前記基板の一面側が前記誘電体層に
接するようにして前記基板を支持するように構成されて
いる。
【0014】請求項2に記載の発明にかかるレーザーパ
ターニング装置は、透光性及び可橈性を有する帯状の基
板をロールツーロール方式またはステッピングロール方
式で所定の張力を与えながら送給する基板送給手段と、
前記基板の送給方向に回転可能に配設されて前記送給さ
れる基板の一面側を外周面で支持するローラー状の基板
支持手段とを備え、該基板支持手段に支持された前記基
板の他面側からレーザー光を照射して前記基板の主面に
積層された薄膜層をパターニングするレーザーパターニ
ング装置であって、前記基板支持手段は、外周側に前記
レーザー光を透過または減衰させる誘電体層を備えると
共に、該誘電体層に接するようにして内周側に前記レー
ザー光を吸収する光吸収層を備えて構成されている。
【0015】請求項3に記載の発明にかかるレーザーパ
ターニング装置は、請求項1又は2に記載の発明にかか
るレーザーパターニング装置の誘電体層が、その屈折率
を光吸収層側に向けて徐々に大きく設定したグレーデッ
ドインデックス構造を有するように構成されている。
【0016】請求項4に記載の発明にかかるレーザーパ
ターニング装置は、請求項3に記載の発明にかかるレー
ザーパターニング装置において、光吸収層に接する誘電
体層の表面に粗さを持たせて構成されている。
【0017】請求項5に記載の発明にかかるレーザーパ
ターニング装置は、透光性及び可橈性を有する帯状の基
板をロールツーロール方式またはステッピングロール方
式で所定の張力を与えながら送給する基板送給手段と、
前記基板の送給方向に回転可能に配設されて前記送給さ
れる基板の一面側を外周面で支持するローラー状の基板
支持手段とを備え、該基板支持手段に支持された前記基
板の他面側からレーザー光を照射して前記基板の主面に
積層された薄膜層をパターニングするレーザーパターニ
ング装置であって、前記基板支持手段は、前記レーザー
光を透過または減衰させる円柱状または円筒状の誘電体
層からなり、該誘電体層の外周面は、前記基板を透過し
た前記レーザー光が入射する領域を除いて前記レーザー
光を吸収する光吸収層で覆われて構成されている。
【0018】請求項6に記載の発明にかかるレーザーパ
ターニング装置は、請求項1から請求項5の何れかに記
載の発明に係るレーザーパターニング装置において、誘
電体層の屈折率を、基板の屈折率に対して+30パーセ
ントから−30パーセントの範囲内に設定して構成され
ている。
【0019】上記構成された本発明は、以下のように作
用する。請求項1に記載の発明にかかるレーザーパター
ニング装置によれば、薄膜層をパターニングするために
基板に照射されたレーザー光は、透光性の基板を透過し
て基板支持手段の誘電体層に入射する。誘電体層に入射
したレーザー光は、誘電体層内を透過または減衰しなが
ら光吸収層に到達して、この光吸収層に吸収されて消滅
する。従って、一旦基板支持手段に入射したレーザー光
は、基板側に反射散乱されることがない。
【0020】請求項2に記載の発明にかかるレーザーパ
ターニング装置によれば、薄膜層をパターニングするた
めにロールツーロール方式またはステッピングロール方
式で送給される帯状の基板に照射されたレーザー光は、
透光性の基板を透過してローラー状の基板支持手段の外
周側に備えられた誘電体層に入射する。誘電体層に入射
したレーザー光は、誘電体層内を透過または減衰しなが
ら光吸収層に到達して、この光吸収層に吸収されて消滅
する。従って、一旦基板支持手段に入射したレーザー光
は、基板側に反射散乱されることがない。
【0021】請求項3に記載の発明にかかるレーザーパ
ターニング装置によれば、請求項1または2に記載の発
明にかかる装置において、レーザー光がより屈折率の大
きな媒体側に導かれる性質に基づき、誘電体層に入射し
たレーザー光は、誘電体の屈折率がより大きくなる光吸
収体側に導かれるように誘電体内部を進み、やがて光吸
収体に吸収されて消失する。
【0022】請求項4に記載の発明にかかるレーザーパ
ターニング装置によれば、請求項3に記載の発明にかか
る装置において、レーザー光がより屈折率の大きな媒体
側に導かれる性質に基づき、誘電体層に入射したレーザ
ー光は、誘電体の屈折率がより大きくなる光吸収体側に
導かれるように誘電体内部を進み、やがて光吸収体との
界面に到達する。そして、レーザー光は、この界面にお
ける誘電体層側の粗さに散乱されて減衰する。従って、
散乱されたレーザー光が、仮に基板側に戻ったとして
も、スクライブの加工精度に影響を及ぼすことはない。
【0023】請求項5に記載の発明にかかるレーザーパ
ターニング装置によれば、薄膜層をパターニングするた
めにロールツーロール方式またはステッピングロール方
式で送給される帯状の基板に照射されたレーザー光は、
透光性の基板を透過してローラー状の基板支持手段とし
ての円柱状または円筒状の誘電体層に入射する。この誘
電体層に入射したレーザー光は、誘電体層を透過または
減衰しながら誘電体界面(誘電体の外周面または内周
面)に到達し、一部が誘電体層を覆う光吸収層に吸収さ
れ、残りが誘電体界面で反射散乱される。反射散乱され
たレーザー光は、同様に、吸収/反射散乱され、これを
繰り返してやがて消滅する。従って、一旦基板支持手段
に入射したレーザー光は、基板側に反射散乱されること
がない。
【0024】請求項6に記載の発明にかかるレーザーパ
ターニング装置によれば、基板と誘電体層との界面にお
いて、誘電体層側の屈折率が基板側の屈折率と等しい
か、或いは基板側の屈折率に対して±30パーセントの
範囲内の近い値になるので、基板を透過して基板と誘電
体層との界面に到達したレーザー光が有効に誘電体層側
に導かれる。従って、この界面で基板側に反射散乱され
るレーザー光を少なく抑えることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る太
陽電池の電極パターニング装置について、図1〜図4を
参照しながら説明する。ここで、図1は、本発明の実施
形態に係るレーザーパターニング装置の全体の構成を説
明するための構成図である。また、図2、図3及び図4
は、それぞれ本発明の第1、第2及び第3の実施形態に
係る装置の要部を説明するための図である。
【0026】なお、以下に順に説明する第1から第3の
実施形態に係る装置は、パターニング処理の対象物であ
る基板を載せて支持するローラー状のステージ(基板支
持手段)に特徴を有するものであり、これを除いて同一
に構成されるので、各実施形態の装置の説明にあたって
は、図1を必要に応じて援用する。また、第1、第2及
び第3の実施形態に係る装置がパターニング処理の対象
とする基板は、透光性及び可橈性を有し、且つ帯状の形
状を呈したものとして説明する。
【0027】(第1の実施形態について)図1に示すよ
うに、この装置は、電源BTに給電されてレーザー光を
発振して出力するレーザー発振器LZと、該レーザー発
振器LZが出力するレーザー光のエネルギーを調整する
アッテネータATと、該アッテネータATにより調整さ
れたレーザー光の光像をスリット状に加工するスリット
FSと、スリット状に加工されたレーザー光を集光する
集光レンズL1と、該集光レンズL1に集光されたレー
ザー光を伝送する光ファイバFと、該光ファイバFによ
り伝送されたレーザー光の光像を可変スリットVSによ
り所望の大きさのスリット状に再加工した後に集光レン
ズL2により帯状の可橈性基板RSの主面側(他面側)
に集光して走査するレーザーヘッド部LHと、帯状の基
板RSの一端側及び他端側をそれぞれ巻き取って所定の
張力を与えながら該基板RSを一方側から他方側に向け
て略水平状にロールツーロール方式で送給する搬送用ド
ラムD1及びD2(基板送給手段)と、これらドラムD
1とドラムD2との間に基板RSの送給方向に回転可能
に配設され、前記レーザーヘッド部LHからのレーザー
光が集光された前記基板RSを裏面側(一面側)から支
持するローラー状のステージSROLL(基板支持手段)
と、送給される基板RSの蛇行を検出する蛇行修正セン
サSCと、該蛇行修正センサSCの検出結果に基づいて
基板RSの蛇行を修正する蛇行修正ロールCRとを備え
て構成されている。
【0028】ここで、図2(a)に示すように、ローラ
ー状のステージSROLLは、基板RSの送給方向に回転可
能に軸支され、外周側にレーザー光を透過または減衰さ
せるガラス層GL(誘電体層)を備えると共に、該ガラ
ス層GLと接するようにして内周側にレーザー光を吸収
する吸収体AB(光吸収層)を備えて構成される。帯状
の基板RSは、その裏面側(一面側)をガラス層GLの
外周面に接するようにして、回転するローラー状のステ
ージSROLLに支持されながら、ドラムD1からドラムD
2に向けてロールツーロール方式で送給される。
【0029】また、レーザーヘッド部LHから投射され
るレーザー光は、ステージSROLLの外周部に位置する基
板RSの加工面に対して集光され、この加工面とレーザ
ーヘッド部LHとの距離は、加工面がレーザー光の焦点
進度内に位置するように定められる。さらに、レーザー
光が照射される基板RSの主面側(他面側)にはパター
ニングすべき薄膜層が形成されている。
【0030】以下、このように構成された第1の実施形
態の装置の動作について、図1及び図2を参照して説明
する。先ず、処理の対象物である基板RSはロールツー
ロール方式でローラー状のステージSROLLの上に送給さ
れる。このとき、搬送用ドラムD1及びD2は、ステー
ジSROLLの上で基板RSに所定の張力が与えられるよう
に回転が制御されて、ドラムD1側からドラムD2側に
向けて基板RSを送給する。この場合、ドラムD2に巻
き取られる基板RSの状態を良好に保つため、蛇行修正
センサSCにより基板RSの蛇行量を検出し、この検出
結果に基づいて蛇行修正ロールCRの回転及び高さを制
御することにより基板RSの蛇行を修正する。
【0031】このように送給される基板RSの加工面に
は、この基板RSの送給方向に対して垂直方向(ステー
ジSROLLの軸方向)に移動可能なレーザーヘッド部LH
からレーザー光が集光されて、スクライブが形成され
る。例えば、基板RSの送給方向(基板の長手方向)に
スクライブを形成する場合(x方向パターニング)、搬
送用ドラムD1及びD2により基板RSを送給しなが
ら、レーザー光を照射する。また、基板の送給方向と垂
直方向にスクライブを形成する場合(y方向パターニン
グ)、レーザーヘッド部LHをステージSROLLの軸方向
(長手方向)に移動させながら、レーザー光を照射す
る。このように、基板RSとレーザーヘッドLHとの相
対的な運動によって、レーザー光の走査方向が定められ
て所望する方向にスクライブが形成される。
【0032】ここで、レーザー光が基板RSを走査する
際、このレーザー光の集光点は、常にステージSROLL
外周面が支持する基板RSの上にあり、しかも基板RS
には所定の張力が与えられているので、基板RSの厚さ
のバラツキや撓みが矯正される。この結果、レーザーヘ
ッド部LHと加工面との関係において基板RSの平坦度
が改善され、基板RSの加工面がレーザー光の焦点深度
内に精度良く位置することとなる。なお、加工面でのレ
ーザー光のエネルギー及び結像サイズ(スクライブ幅)
は、アッテネータAT及び可変スリットVSを調整し
て、予め形成しようとするスクライブの幅と深さ(膜
厚)とに合わせて適切な値に設定しておく。
【0033】次に、基板RSの加工面に集光した(焦点
を結んだ)レーザー光の一部は、薄膜に吸収されて薄膜
の溶発に消費され、溶発した薄膜材料は大気中に放散さ
れる。薄膜が溶発した跡にはスクライブが形成される
が、溶発した薄膜は大気中に放散されるので、スクライ
ブの内部で再結晶化することがなく、絶縁分離された薄
膜がショートすることはない。
【0034】一方、薄膜の溶発に寄与しない残りのレー
ザー光は、基板RSを透過してステージの外周側を構成
するガラス層GLに到達する。ここで、ガラス層GLの
屈折率を基板RSの屈折率に対して+30パーセントか
ら−30パーセントの範囲内の近い値に設定した場合、
基板RSとステージSROLLとの界面での反射が最大3パ
ーセントに抑えられ、ステージSROLLのガラス層GLに
レーザー光の殆どが導かれる。ここで、仮にガラス層G
Lの屈折率を基板RSの屈折率に対して+40パーセン
トから−40パーセントの範囲内に設定した場合には、
基板RSとステージSROLLとの界面での反射が最大6パ
ーセントにまで増加する。ステージSROLLのガラス層G
Lに導かれたレーザー光は、もはや集光したものではな
いので、エネルギー密度が小さく、ガラス層GLを伝搬
する間に減衰する。やがて、減衰したレーザー光は吸収
体ABに到達し、これに吸収されて消滅する。この結
果、ステージSROLLからの反射がなくなり、良好なパタ
ーニングが可能になる。
【0035】ここで、図2(a)に示すローラー状のス
テージSROLLの作用について、図2(b)を用いて説明
を補足する。ここで、図2(b)は、図2(a)に示す
破線領域を模式的に拡大した図である。同図(b)に拡
大して示すように、基板RSとして屈折率1.6のフッ素
樹脂基板、ガラス層として屈折率1.5のガラスを仮定し
てフレネルの計算式によると、基板RSの表面で 5.3
%、基板RSとステージのガラス層GLとの界面では
0.1% の反射があるだけで、ガラス層GLに入射したレ
ーザー光の殆どがステージの吸収体ABに到達する間に
減衰し、残りが吸収体ABに吸収される結果となる。
【0036】以上説明した本実施形態の装置の一実施例
を以下に参考的に紹介しておく。ただし、この実施例の
装置は、基板RSとして、レーザー光の波長1.06μmに
おいて透明な、ポリイミド、ポリカーボネイト樹脂、フ
ッ素樹脂等の高分子樹脂を使用するものである。先ず、
この装置のステージSROLLの外周部を構成するガラス層
GL(誘電体層)として、石英ガラス、ソーダ石灰ガラ
ス、ホウケイ酸ガラスまたは鉛ガラスを用い、吸収体A
B(光吸収層)としては、一般によく使用されるアルミ
に黒ペイントを付着して黒化したもの(黒色吸収体)を
用いた。この吸収体ABとしては、パターニングに使用
するレーザー光を吸収するものであれば、黒化したもの
に限らず、どのようなものであってもよい。
【0037】また、基板RSに与えられる張力は、1〜
10kg/cm2の数値範囲とした。レーザーヘッド部
LHの集光レンズL2の焦点距離を50mmとした場
合、ステージSROLLの直径が100mm程度で良好な結
果が得られた。さらに、レーザー発振器LZは、基板R
Sを透過する波長1.06μmのレーザー光を発振するYA
Gレーザー(Nd:YAG)を使用した。光ファイバFとして
は、YAGレーザー光に対する伝搬損失が数dB/km
と極めて小さい石英系の光ファイバを使用し、ピーク出
力に対する耐久性を得るため、コア内のレーザー光の閉
じ込め特性に優れるステップインデックス(Step Index)
型を使用した。
【0038】なお、上述した本実施形態の装置では、ロ
ールツーロール方式で送給される帯状の基板のパターニ
ング処理に適するように、ステージをローラー状に構成
したが、基板が平板状に分割されたものであれば、同様
にステージも平板状に構成してもよく、基板の形状に応
じて適切な形状に構成すればよい。また、基板の送給を
ロールツーロール方式で行うものとしたが、所定の時間
間隔で一時停止させながら基板を送給するステッピング
ロール方式で送給するように構成してもよい。
【0039】また、誘電体層としてガラス層を用いてス
テージSROLLを構成したが、本発明の本質はこれに制約
されるものではなく、パターニングに用いられるレーザ
ー光を透過し、または減衰する性質を有するものであれ
ば、どのような部材を用いて誘電体層を構成してもよ
い。
【0040】(第2の実施形態について)次に、本発明
の第2の実施形態の装置について、図3を参照して説明
する。本実施形態の装置は、図3(a)に示すように、
ステージSROLLのガラス層GLの屈折率をレーザー光入
射側(外周側)から吸収層側(内周側)に向けて徐々に大き
くしたグレーデッドインデックス(Graded Index)構造を
有する点において、前述の第1の実施形態の装置と異な
る。このように、ステージのガラス層GLをグレーデッ
ドインデックス構造にすると、図3(b)に実線で示す
ように、基板RSを透過してステージのガラス層GLに
入射したレーザー光は、より屈折率の高い中心方向に導
かれる。仮に、同図に破線で示すように、ガラス層GL
と吸収体ABとの界面で反射されたとしても、この反射
光の光路が屈折率の高い方向に曲げられ、やがてステー
ジの中心側に位置する吸収体ABに吸収されて消滅す
る。
【0041】また、グレーデッドインデックス構造とし
た場合、仮に吸収体ABを取り除いたとしても、ガラス
層GLに入射したレーザー光は、吸収体ABが位置して
いた空洞に透過したり、或いは界面での反射を繰り返す
ことにより、やがて減衰して消滅する。さらに、サンデ
ィング等により吸収体ABの側に接するガラス層GLの
表面に粗さを持たせることにより、ガラス層GLに入射
したレーザー光が、ガラス層GLと吸収体ABとの界面
で散乱され、エネルギー密度がさらに小さくなって、レ
ーザー光の減衰を一層促すことができる。
【0042】参考的に、イオン交換法を用いて、屈折率
1.5のガラス基材からグレーデッドインデックス構造の
ガラス層を作成する方法の概略を以下に紹介する。先
ず、ナトリウムを含んだソーダガラスを硝酸カリウム、
硫酸カリウム溶液の中に浸して300〜400℃に加熱
すると、ソーダガラス中のナトリウムイオンと溶液中の
カリウムイオンとが交換され、カリウムイオンが濃度勾
配に従ってガラス基材に拡散する。この拡散の結果、カ
リウムイオンが多く拡散される表面ほど屈折率が高くな
り、グレーデッドインデックス構造のガラス層が得られ
る。交換するイオンとして、銀やタリウムを用いれば、
単位長あたり0.1程度の大きな屈折率の変化量を得るこ
とができる。
【0043】また、他の方法として、ゲルマニウムを含
むガラス層をガラス基材の表面に成膜し、これを300
〜400℃でアニールして、ゲルマニウムをガラス基板
に拡散させることにより、表面ほど屈折率の大きなグレ
ーデッドインデックス構造のガラス層が得られる。
【0044】なお、本実施形態では、ステージのガラス
層をグレーデッドインデックス構造としたが、ステップ
インデックス構造として構成することも可能である。こ
の場合、ガラス層は、屈折率が異なる複数のガラス層を
屈折率の大きいものを吸収体側にして、屈折率の大小順
に重ね合わせたものとなる。
【0045】(第3の実施形態について)次に、第3の
実施形態の装置について、図4を参照して説明する。本
実施形態の装置は、図4に示すように、ステージを円柱
状のガラス層GL1で構成し、基板RSと接するガラス
層GL1の外周面の一部(レーザー光の入射領域)を除
いて、ガラス層GL1の外側を吸収体AB1で覆った構造
を有する点において、前述の第1の実施形態の装置と異
なる。なお、この吸収体AB1は、内部の円柱状のガラ
ス層GL1が基板RSの送給方向に回転可能に固定され
たものとなっている。
【0046】このようにステージを構成すると、図4に
示すように、基板RSを透過してステージのガラス層G
1に入射したレーザー光は、このガラス層GL1を透過
して吸収体AB1との界面に到達し、この殆どが吸収体
AB1に吸収される。これに吸収されない残りのレーザ
ー光は、この界面で反射散乱され、同様に吸収/反射散
乱を繰り返して、やがて減衰して消滅する。
【0047】なお、本実施形態において、ガラス層を円
柱状に構成したが、円筒状に構成してもよく、この場
合、内周面での反射散乱または内径孔への透過などによ
り、さらにレーザー光が減衰される。またこの場合、内
周面にサンディングなどにより粗さをもたせることによ
り、さらに一層、レーザー光の減衰を促すことができ
る。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下の効果を得ることができる。即ち、請求項
1に記載の発明によれば、基板支持手段(ステージ)を
誘電体層(ガラス層)と光吸収層(吸収体)との2重構
造としたので、基板を透過して基板支持手段に到達した
レーザー光が基板側に反射されることなくなり、極めて
精度よくスクライブを形成してパターニングすることが
可能となる。しかも、レーザー光が照射されて溶発した
薄膜材料がスクライブの外部に放散されるので、薄膜材
料がスクライブ内部で再結晶化することがなくなり、ス
クライブにより分離された薄膜層間の電気的なショート
を有効に防止することが可能となる。
【0049】また、請求項2に記載の発明によれば、ロ
ールツーロール方式またはステッピングロール方式で帯
状の基板を送給するように構成したので、請求項1に記
載の発明により得られる効果に加えて、帯状の基板を効
率良くパターニング処理することが可能となる。
【0050】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
基板支持手段を構成する誘電体層をグレーデッドインデ
ックス構造として構成したので、誘電体層に入射したレ
ーザー光を有効に閉じ込めることが可能になり、より一
層精度よくスクライブを形成してパターニングすること
が可能となる。
【0051】さらにまた、請求項4に記載の発明によれ
ば、誘電体層に表面粗さを持たせて、誘電体層内部での
レーザー光の散乱を促すように構成したので、誘電体層
に入射したレーザー光の減衰を促すことができ、レーザ
ー光を一層有効に閉じ込めることが可能となる。
【0052】さらにまた、請求項5に記載の発明によれ
ば、誘電体層を光吸収層で覆うように構成したので、誘
電体層に入射したレーザー光が、この誘電体層の外周面
から外部に漏れ出ることがなくなり、スクライブの加工
精度を向上させることができる。
【0053】さらにまた、請求項6に記載の発明によれ
ば、誘電体層の屈折率を基板の屈折率に対して+30パ
ーセントから−30パーセントの範囲内の近い値に設定
したので、基板と誘電体層との界面に到達したレーザー
光の殆どが誘電体層側に導かれ、この界面での反射を有
効に抑えることができる。
【0054】従って、本発明によれば、基板支持手段か
らの反射散乱光による加工対象物への影響を有効に排除
することができると共に、パターニングで溶発した薄膜
材料の再結晶化に起因した薄膜間のショートを有効に防
止することができ、加工跡形状の良好なパターニングが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るレーザーパターニング
装置の全体の構成を説明するための構成図である。
【図2】(a)は、本発明の第1の実施形態に係るレー
ザーパターニング装置が備えるステージの構成を説明す
るための説明図である。(b)は、本発明の第1の実施
形態に係るレーザーパターニング装置の動作作用を説明
するための説明図である。
【図3】(a)は、本発明の第2の実施形態に係るレー
ザーパターニング装置のステージを構成するガラス層の
屈折率の特性図である。(b)は、本発明の第2の実施
形態に係るレーザーパターニング装置の動作を説明する
ための説明図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係るレーザーパター
ニング装置の動作を説明するための説明図である。
【図5】レーザーパターニング装置を用いて得られる集
積型薄膜太陽電池の構造断面図である。
【図6】従来のレーザーパターニング装置の問題を説明
するための説明図である。
【符号の説明】
AB,AB1 吸収体 AT アッテネータ BT 電源 CR 蛇行修正ロール D1,D2 搬送用ドラム F 光ファイバ FS スリット GL,GL1 ガラス層 L1,L2 集光レンズ LH レーザーヘッド LZ レーザー発振器 RS 可橈性基板 SC 蛇行修正センサ SROLL ローラー状ステージ VS 可変スリット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性を有する基板をその一面側から支
    持する基板支持手段を備え、該基板支持手段に支持され
    た前記基板の他面側からレーザー光を照射して該他面側
    に積層された薄膜層をパターニングするレーザーパター
    ニング装置であって、 前記基板支持手段は、前記レーザー光を透過または減衰
    させる誘電体層と、前記レーザー光を吸収する光吸収層
    との2重構造を有し、前記基板の一面側が前記誘電体層
    に接するようにして前記基板を支持することを特徴とす
    るレーザーパターニング装置。
  2. 【請求項2】 透光性及び可橈性を有する帯状の基板を
    ロールツーロール方式またはステッピングロール方式で
    所定の張力を与えながら送給する基板送給手段と、前記
    基板の送給方向に回転可能に配設されて前記送給される
    基板の一面側を外周面で支持するローラー状の基板支持
    手段とを備え、該基板支持手段に支持された前記基板の
    他面側からレーザー光を照射して前記基板の主面に積層
    された薄膜層をパターニングするレーザーパターニング
    装置であって、 前記基板支持手段は、外周側に前記レーザー光を透過ま
    たは減衰させる誘電体層を備えると共に、該誘電体層に
    接するようにして内周側に前記レーザー光を吸収する光
    吸収層を備えたことを特徴とするレーザーパターニング
    装置。
  3. 【請求項3】 誘電体層は、その屈折率を光吸収層側に
    向けて徐々に大きく設定したグレーデッドインデックス
    構造を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    レーザーパターニング装置。
  4. 【請求項4】 光吸収層に接する誘電体層の表面に粗さ
    を持たせたことを特徴とする請求項3に記載のレーザー
    パターニング装置。
  5. 【請求項5】 透光性及び可橈性を有する帯状の基板を
    ロールツーロール方式またはステッピングロール方式で
    所定の張力を与えながら送給する基板送給手段と、前記
    基板の送給方向に回転可能に配設されて前記送給される
    基板の一面側を外周面で支持するローラー状の基板支持
    手段とを備え、該基板支持手段に支持された前記基板の
    他面側からレーザー光を照射して前記基板の主面に積層
    された薄膜層をパターニングするレーザーパターニング
    装置であって、 前記基板支持手段は、前記レーザー光を透過または減衰
    させる円柱状または円筒状の誘電体層からなり、該誘電
    体層の外周面は、前記基板を透過した前記レーザー光が
    入射する領域を除いて前記レーザー光を吸収する光吸収
    層で覆われたことを特徴とするレーザーパターニング装
    置。
  6. 【請求項6】 誘電体層の屈折率を、基板の屈折率に対
    して+30パーセントから−30パーセントの範囲内に
    設定したことを特徴とする請求項1から請求項5の何れ
    かに記載のレーザーパターニング装置。
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