JPH10279152A - ロール紙残量表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール紙の残量の確認を容易に行うことので
きるロール紙残量表示装置を提供する。 【解決手段】 Ｌ字型の形状を有するレバー２が、軸６
を中心に回転自在に配置され、ロール紙１をセットした
後は、レバー２の第一のアーム４は、レバー２の自重に
より必ず下方に動作する力が働くため、必ずロール紙１
の外周に接する。ハウジングカバー７においては、第二
のアーム３の指針する部分が、透明材料などを用いた窓
８となっており、ハウジングカバー７の外側よりレバー
２の第二のアーム３の指針を確認できる構造となってい
る。第二のアーム３の指針する方向は、新品などロール
紙１の残量が多い場合、すなわち、ロール紙１の外径が
大きい場合は表示９を指針し、ロール紙１の残量が少な
くなった場合、すなわち、ロール紙１の外径が小さくな
った場合は表示９ａを指針する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ロール紙を用いた
プリンタなど出力装置の用紙残量表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のロール紙の残量表示の方法して
は、例えば、特開昭５９−１２８１７１号公報に記載さ
れている。この公報に記載されているロール紙の残量表
示の方法は、ロール紙の幅方向の両端のフランジの一方
に窓と指針とを設け、ロール紙の残量を確認する方法を
用いている。

【０００３】上記した従来の方法では、オペレータは、
ロール紙の残量を確認する度にロール紙がセットされて
いるハウジングカバーの部分を開閉している。また、ロ
ール紙の両端部分のホルダ部分にロール紙残量表示部を
設けているため、フランジの回転角度によっては、また
は、ロール紙の装置の実装形態によっては、ロール紙残
量表示部を確認することができない場合がある。従っ
て、ロール紙の実装形態によっては、ロール紙を装置よ
りはずして確認することもある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のロール
紙残量表示装置では、印刷中に用紙切れが発生すると今
までに印刷した部分は無駄となり、最初から印刷し直さ
なければならなくなるという問題を有している。

【０００５】また、印刷する前に、ロール紙の残量を確
認することができないという問題も有している。

【０００６】従って、本発明の目的は、ロール紙を用い
たプリンタなどの出力装置において、ロール紙の残量を
容易に確認できるロール紙残量表示装置を提供すること
にある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明のロール紙残量表示装置は、ロール紙の近傍
に設けられ、ロール紙の残量を表示するロール紙残量表
示装置において、ロール紙の近傍に配置された軸と、軸
を中心にして回転自在に設けられ、ロール紙に常に接す
る第一のアームと、第一のアームに所定の角度をなして
固定された第二のアームとを有するレバーと、第二のア
ームの先端を装置外部から視認できるようなハウジング
カバーとを備え、ロール紙が使用され外径が小さくなる
につれて、ハウジングカバーから第二のアームの移動を
確認できることを特徴とする。

【０００８】また、第一のアームが、ロール紙に接する
小ロールを回転自在に有すると好ましい。

【０００９】さらに、ハウジングカバーが、透明な窓部
を有すると好ましい。

【００１０】またさらに、窓部が、目盛りを有すると好
ましい。

【００１１】また、本発明のロール紙残量表示装置は、
ロール紙を使用するプリンタなどの出力装置に使用する
ことができる。

【００１２】本発明のロール紙残量表示装置は、特に、
Ｌ字型形状のレバーの一端が、常にロール紙の外面に接
しているため、ロール紙の残量が少なくなりロール紙の
外径が小さくなるに従って、ロール紙の外面に接してい
るレバーの一端も移動していき、それに伴って、レバー
の他端もロール紙の外径の変化に従って移動していく。

【００１３】

【発明の実施の形態】本発明のロール紙残量表示装置に
ついて図面を参照して説明する。

【００１４】図１は、本発明のロール紙残量表示装置の
一実施例を示す。この装置は、ロール紙１の外周の近傍
に配置され、Ｌ字型の形状を有するレバー２が、Ｌ字型
の角部を軸６において、ロール紙１が配置されたフレー
ムに実装されている。Ｌ字型形状のレバー２は、一方に
第一のアーム４を有し、他方に第二のアーム３を有す
る。第一のアーム４は、ロール紙１に当接する小ロール
５を回転自在に有する。レバー２は、軸６を中心にして
自在に回転することができる。ロール紙１をセットした
とき、ロール紙１に当接している小ロール５を有する第
一のアーム４は、レバー２の自重により下方に移動する
力が働き、ロール紙１が使用されて、その外径が小さく
なるにつれて徐々に下方に移動する。レバー２の第二の
アーム３は、第一のアーム４の移動に伴って移動し、第
二のアーム３の先端は、ハウジングカバーの方を指して
いる。この指針方向にあるハウジングカバー７において
は、レバー２の第二のアームの先端が、良く見えるよう
に、透明材料を用いた窓となっており、ハウジングカバ
ー７の外側よりレバー２の第二のアーム３の指針を確認
することができる構造となっている。

【００１５】次に、本発明のロール紙残量表示装置の実
際の動作について、図１を参照して説明する。新しく取
り付けた新品のロールなど、ロール紙１の残量が多い場
合、すなわち、ロール紙１の外径が大きい場合は、図１
の実線の第一のアーム５の位置にあり、そのとき、レバ
ー２の第二のアーム３は、ハウジングカバー７の窓部８
の上方を指針する。ロール紙１を使用してその残量が少
なくなった場合、すなわち、ロール紙１の外径が小さく
なり、点線で示したロール紙１ａになった場合は、第一
のアーム４は点線の第一のアーム４ａの位置に移動し、
そのとき、レバー２の第のアーム３は、点線の第二のア
ーム３ａの位置に移動する。ハウジングカバー３の窓部
８からこの第二のアームの位置を確認すると、表示９か
ら表示９ａに移動する。このようにして、ロール紙１が
使用されるに従って、第二のアーム３の指す指針が移動
する。

【００１６】特に、ロール紙を使用するプリンタなどの
出力装置においては、単票用紙などとは異なり、不定型
サイズで出力することが度々あるので、本発明のロール
紙表示装置は、非常に有効である。

【００１７】

【発明の効果】以上説明したように、ロール紙の残量を
ロール紙の外形の変化によってレバーの指針を変化させ
ることにより、容易にロール紙の残量確認を行うことが
できる。

【００１８】また、ハウジングカバーの窓部にロール紙
の残量を示す表示（絵，記号など）を用いることにより
より一層の効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のロール紙残量表示装置の一実施例を示
す図である。

【符号の説明】

１ ロール紙 ２ レバー ３，３ａ 第二のアーム ４，４ａ 第一のアーム ５，５ａ 小ロール ６ 軸 ７ ハウジングカバー ８ 窓部 ９，９ａ 表示

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ロール紙の近傍に設けられ、前記ロール紙
   の残量を表示するロール紙残量表示装置において、 前記ロール紙の近傍に配置された軸と、 前記軸を中心にして回転自在に設けられ、前記ロール紙
   に常に接する第一のアームと、前記第一のアームに所定
   の角度をなして固定された第二のアームとを有するレバ
   ーと、 前記第二のアームの先端を装置外部から視認できるよう
   なハウジングカバーと、 を備え、前記ロール紙が使用され外径が小さくなるにつ
   れて、前記ハウジングカバーから前記第二のアームの移
   動を確認できることを特徴とするロール紙残量表示装
   置。
2. 【請求項２】前記第一のアームが、前記ロール紙に接す
   る小ロールを回転自在に有することを特徴とする、請求
   項１に記載のロール紙残量表示装置。
3. 【請求項３】前記ハウジングカバーが、透明な窓部を有
   することを特徴とする、請求項１または２に記載のロー
   ル紙残量表示装置。
4. 【請求項４】前記窓部が、目盛りを有することを特徴と
   する、請求項３に記載のロール紙残量表示装置。
5. 【請求項５】ロール紙を使用するプリンタなどの出力装
   置に使用されることを特徴とする、請求項１〜４のいず
   れかに記載のロール紙残量表示装置。