JPH10278285A - インクジェット記録ヘッドの清掃機構 - Google Patents

インクジェット記録ヘッドの清掃機構

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JPH10278285A
JPH10278285A JP8684597A JP8684597A JPH10278285A JP H10278285 A JPH10278285 A JP H10278285A JP 8684597 A JP8684597 A JP 8684597A JP 8684597 A JP8684597 A JP 8684597A JP H10278285 A JPH10278285 A JP H10278285A
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JP
Japan
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recording head
nozzle
wiping member
ink jet
jet recording
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JP8684597A
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Shoichi Minato
祥一 湊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 付着物を確実に除去することができるインク
ジェット記録ヘッド3の清掃装置5を提供する。 【解決手段】 インクジェット記録ヘッド3のノズルが
形成されたノズル面にワイピング部材53を接触させて
ノズル面に付着した付着物を除去するインクジェット記
録ヘッドの清掃装置5において、ノズルが形成されたノ
ズル面に対してワイピング部材53の線分が線接触する
状態と、ノズル面にワイピング部材53の斜面を面接触
する状態とを選択可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に応じて
複数のノズルからインク滴を吐出させ、記録紙等の記録
媒体に付着させて画像を記録するインクジェット記録ヘ
ッドを清掃するインクジェット記録ヘッドの清掃機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のノズルからインクを吐
出し、このインク滴が記録媒体に付着されるインクドッ
トにより画像を記録するインクジェット記録ヘッドが知
られている。また、上記インクジェット記録ヘッドを備
えたプリンタには、インクジェット記録ヘッドのノズル
に付着したごみやインクのカスを除去する清掃装置が取
り付けられたものがある。
【0003】上記清掃装置として、図14に示すものが
知られている。清掃装置200は、インクジェット記録
ヘッド201のノズルを清掃するためのワイピング部材
203を備えており、インクジェット記録ヘッド201
を印字方向に移動させるための移動機構205の端部に
対向して配置されている。また、清掃装置200は、駆
動装置207によって上記移動機構205に対して進退
自在に設けられており、インクジェット記録ヘッド20
1が上記端部に移動する際にインクジェット記録ヘッド
201に向かって移動させておくことでワイピング部材
203をインクジェット記録ヘッド201のノズルに面
接触させ、このワイピング部材203をインクジェット
記録ヘッド201の移動によって相対的に移動させるこ
とでノズルの表面に付着したごみやインクカスを除去す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、清掃装
置200によるワイピング動作では、例えば、長期間イ
ンクジェット記録ヘッド201を使用しなかった時や極
端に乾燥した条件下においてノズル表面に強固に付着す
る乾燥したインクのカスを除去することができない。こ
のため、インクジェット記録ヘッド201では、特定ノ
ズルからのインクの吐出が行われなかったり、吐出した
場合であっても吐出量が少ない等、インクの吐出性能が
低下することから、良好な画像が形成できないという問
題点がある。
【0005】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、インクジェット記録ヘッドによって良好な
画像を形成するために、インクジェット記録ヘッドのノ
ズルに強固に付着したインクカス等を除去することがで
きるインクジェット記録ヘッドの清掃機構を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係るインクジェット記録ヘッドの清掃機構
では、インクジェット記録ヘッドのノズルが形成された
面にワイピング部材を接触させて上記面に付着した付着
物を除去するインクジェット記録ヘッドの清掃機構にお
いて、上記ノズルが形成された面に対してワイピング部
材が第1の圧力で接触する状態と、上記面にワイピング
部材を、上記第1の圧力に比較して低い圧力である第2
の圧力で接触する状態とを選択可能としたことを特徴と
している。
【0007】請求項2に係るインクジェット記録ヘッド
の清掃機構では、インクジェット記録ヘッドのノズルが
形成された面にワイピング部材を接触させて上記面に付
着した付着物を除去するインクジェット記録ヘッドの清
掃機構において、上記ノズルが形成された面に対してワ
イピング部材が線接触する状態と、上記面にワイピング
部材を面接触する状態とを選択可能としたことを特徴と
している。
【0008】
【発明の作用及び効果】請求項1に係るインクジェット
記録ヘッドの清掃機構では、ノズルが形成された面に対
してワイピング部材が第1の圧力で接触する状態と、上
記面にワイピング部材を、上記第1の圧力に比較して低
い圧力である第2の圧力で接触する状態状態とを選択す
ることができる。したがって、通常のワイピング動作で
はワイピング部材をノズルに第2の圧力で接触させてイ
ンクジェット記録ヘッドのノズルに付着した付着物の除
去を行い、乾燥したインクのカス等の付着物がノズルの
表面に強固に付着している場合では、ワイピング部材を
ノズルに、第2の圧力に比較して高い圧力である第1の
圧力で接触させることで重点的にワイピング動作を行い
付着物を除去する。
【0009】また、請求項2に係るインクジェット記録
ヘッドの清掃機構では、ノズルが形成された面に対して
ワイピング部材が線接触する状態と、上記面にワイピン
グ部材を面接触する状態とを選択することができる。し
たがって、通常のワイピング動作ではワイピング部材を
ノズルに面接触させてインクジェット記録ヘッドのノズ
ルに付着した付着物の除去を行い、乾燥したインクのカ
ス等の付着物がノズルの表面に強固に付着している場合
では、ワイピング部材をノズルに線接触させることで重
点的にワイピング動作を行って付着物を除去する。
【0010】上記のように、請求項1および請求項2の
インクジェット記録ヘッドの清掃機構では、ノズルの表
面に付着している付着物の付着強さに応じてワイピング
部材の接触圧力または接触状態を変更することができる
ので、インクジェット記録ヘッドのノズルを付着物の除
去によって傷つけることが無く、また、付着物が確実に
除去されるので、インクジェット記録ヘッドの清掃機構
を備えたインクジェット記録ヘッドでは良好な画像を形
成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る実施の形態を説明する。図1は、本発明に係るイ
ンクジェット式記録装置の一態様であるインクジェット
プリンタの印字部分1を示している。また、図示される
ように、このインクジェットプリンタは、インクジェッ
ト記録ヘッド(以下「記録ヘッド」と省略する)3をク
リーニングするための清掃装置5を備えている。
【0012】上記記録ヘッド3は、キャリッジ7に支持
されており、キャリッジ7はガイドシャフト9に沿って
矢印x方向に移動可能としてある。ガイドシャフト9の
両端部近傍にはそれぞれプーリ11、13が配置されて
おり、これらプーリ11,13に巻回したベルト15に
キャリッジ7が連結してある。また、一方のプーリ13
はモータ17に駆動連結してあり、このモータ17の駆
動に基づいて、キャリッジ7がガイドシャフト9に沿っ
て移動するようにしてある。
【0013】図2、3に示すように、記録ヘッド3は第
1ヘッド部21と第2ヘッド部23とからなり、天板2
5、隔壁27、振動板29、ベースプレート31を一体
的に組合わされて構成されている。第1ヘッド部21と
第2ヘッド部23は記録ヘッド3の移動方向に並んでお
り、中央線33に関して左右対称な構成をしている。
【0014】天板25は隔壁27との対向面を電鋳ある
いはフォトリソグラフィー等の方法により微細加工して
複数の凹部を形成し、第1ヘッド部21、第2ヘッド部
23のそれぞれにインクを収容する複数のキャビティ3
5と、補給用インクを収容するインク供給室37と、各
キャビティ35をインク供給室37に連結するインクイ
ンレット39が形成されている。第1ヘッド部21と第
2ヘッド部23のキャビティ35は、これらの記録ヘッ
ド部21、23が対向する方向に向かって伸びる長溝状
にかつ平行に形成されている。また、天板25にはキャ
ビティ35のインクインレット39と反対側にキャビテ
ィ35に連通するノズル41がキャビティ35の長手方
向に直交する1つの直線上に所定の間隔をおいて複数形
成されている。
【0015】隔壁27は導電性からなる薄肉フィルムが
用いられており、天板25と振動板29との間に固定さ
れている。なお、この隔壁27は後述する圧電部材43
の変形を阻害するものではなく、圧電部材43の変形に
応じて変形する。
【0016】振動板29は、例えばセラミックス板の上
面及び下面に金属を蒸着する等の方法により導電層を設
けたものであり、隔壁27とベースプレート31にそれ
ぞれ導電性の接着剤で固定されている。また、振動板2
9はベースプレート31に接着固定した後、ダイシング
加工により縦横に切断して、キャビティ35に対向する
圧電部材43と各圧電部材43を囲む壁45とに分離
し、高温下で各圧電部材43は高圧を印加して分極処理
してある。
【0017】ベースプレート31は振動板29との対向
面に複数の導電リード部(図示せず)を備えており、各
導電リード部は圧電部材43に対向している。
【0018】上記構成の記録ヘッド3では、各ヘッド部
21、23において、図示しないインクタンクからイン
ク供給室37にインクが供給される。インク供給室37
のインクはインクインレット39を介して各キャビティ
35に分配される。また、図1に示すように、記録ヘッ
ド3はモータ17の駆動に基づいて矢印x方向に移動す
る。そして、圧電部材43に所定の電圧(印字信号)が
印加されると該圧電部材43はキャビティ35に向かっ
て変形し、その変形が隔壁27に伝達される。その結
果、キャビティ35内のインクが加圧されてノズル41
よりインク滴が飛翔し、記録ヘッド3の対向部を矢印x
方向と直交する方向に送られる用紙に付着して画像が形
成される。
【0019】次に、本発明の特徴部分である清掃装置5
の構成について説明する。清掃装置5は、記録ヘッド3
のノズル41及びノズル41が形成されたノズル面47
を清掃するもので、プリンタの非動作状態において記録
ヘッド3が待機する領域、すなわち一般にホームポジシ
ョンと呼ばれる非印字領域49に対向してに設けてあ
る。
【0020】清掃装置5の本体は箱体からなっており、
記録ヘッド3に対向する面に形成された開口部51には
ワイピング部材53が突出するように設けてある。ワイ
ピング部材53は、図4に示すように、矩形板材の一辺
側を切除して斜面55を形成したもので、上方向に向か
うにしたがって広い幅を有する略三角形状からなってお
り、記録ヘッド3が清掃装置5の対向部に位置した状態
で、ワイピング部材53の前方上端の角部分を構成する
線分57が記録ヘッド3のノズル面47に当接するよう
になっている。このワイピング部材53は、弾性変形可
能な材質、例えばシリコン、クロロプレンゴム、ブチル
ゴム、ウレタンゴム、または、フルオシリコーンゴムで
構成される
【0021】ワイピング部材53が取り付けられたワイ
ピング部材支持板59は、その両側上端部がバネ61、
63により、また下端部がヒンジ65(他方は図示せ
ず。)によって、ワイピング部材53の背面に配置され
た前後移動フレーム69に取り付けられている。また、
前後移動フレーム69の支柱71、73には上記ワイピ
ング部材支持板59に当接するワイピング部材角度変更
カム75が取り付けられ、ワイピング部材53が線分5
7を中心として矢印77方向に回動できるようになって
おり、記録ヘッド3のノズル面47に当接する部分を線
分57から斜面55に変更することができるようになっ
ている。ワイピング部材角度変更カム75の一方の軸端
部にはギア79が取り付けてあり、図示しない駆動機構
に連結されている。
【0022】支柱71、73の下端部には、前後移動フ
レーム69の背面に配置された上下移動フレーム81に
取り付けられたスライド軸83(他方は図示せず。)が
それぞれ挿通してあり、前後移動フレーム69が矢印8
7方向(水平方向)に移動できるようになっている。ま
た、前後移動フレーム69本体の略中央部には、上下移
動フレーム81に取り付けられた軸89がバネ91を介
在して挿通されており、前後移動フレーム69を前方に
付勢している。
【0023】上下移動フレーム81の両側下端部には、
それぞれバネ93(他方は図示せず。)を介在した支軸
97(他方は図示せず。)が挿通してあり、上下移動フ
レーム81を上方向に付勢している。また、上下移動フ
レーム81の上端部に設けられた上下移動用カム101
が上下移動フレーム81の上端部に当接してあり、上下
移動フレーム81、前後移動フレーム69及びワイピン
グ部材53を矢印103方向(上下方向)に一体的に移
動できるようになっている。上下移動用カム101の支
軸は清掃装置5本体に取り付けられており、一方の軸端
部に取り付けられたギア107は図示しない駆動機構に
連結されている。この機構により、後述の重点ワイピン
グ時に、キャリッジ7の移動方向(x方向)に対して直
交する方向(垂直方向)にワイピング部材53を移動さ
せることができる。
【0024】図5に示すブロック構成図は、インクジェ
ットプリンタの印字動作と、上記清掃装置5のワイピン
グ動作とを制御するための制御系を示している。中央情
報演算処理装置(CPU)111を中心に、ホスト部等
から受信したデータ等を記録するRAM113と、動作
制御等のプログラムが記憶されたROM115と、ホス
ト部等からのデータ通信を行うデータ受信部117と、
圧電部材45の制御を行うヘッド吐出駆動部119と、
キャリッジ7のモータ17を駆動して記録ヘッド3の記
録タイミングに同期して移動させるヘッド移動駆動部1
21と、記録媒体の搬送を制御する紙送り駆動部123
と、清掃装置5の駆動機構によりワイピング部材53の
ノズル面47に当接する部分を変更させるクリーニング
系駆動部125と、非印字領域49におけるヘッドの存
在、記録媒体の有無、インクの有無等を検出すべく各所
に配置した各種センサ部127とが接続されている。
【0025】この制御系では、記録媒体の印字量が所定
量に達したところでキャリッジ7を非印字領域49に退
避させ、記録ヘッド3のノズル面47をワイピング部材
53に接触させた状態で記録ヘッド3を非印字領域49
内でx方向に往復動させることでノズル面47及びノズ
ル41の清掃を行うように制御するが、使用者が任意に
記録ヘッド3のノズル面47の清掃を行うように制御す
ることもできる。
【0026】また、清掃装置5は、通常、図6に示すよ
うに、駆動機構の駆動力をギア79を介してワイピング
部材角度変更カム75に伝達し、このワイピング部材角
度変更カム75を回転させることでワイピング部材53
の斜面55の全面を記録ヘッド3のノズル面47に接触
させて該ノズル面47を全面的に清掃するが、清掃前ま
たは清掃後のノズル41のインク吐出状態を検出し、ノ
ズル41の詰まり不良が検出された場合には該ノズル4
1のみを重点的に清掃する。本実施の形態では、清掃状
態において、特定電圧で全てのノズル41からインクを
吐出して、その際の圧電部材43の電気抵抗値を測定す
ることでノズル41の詰まり不良を検出している。
【0027】詳しくは、図7に示すフローチャートに示
されるように、ノズル41の詰まり不良を検出して上記
した通常のワイピング動作を行うか否かを判断し(S1
00)、詰まり不良が検出されなかった場合は通常のワ
イピング動作を行い(S101)、詰まり不良が検出さ
れた場合は詰まり不良の発生したノズル41を重点的に
清掃するために該ノズル41に対向した必要位置へキャ
リッジ7を移動する(S102)。つづいて、駆動機構
の駆動力をギア79、107を介してワイピング部材角
度変更カム75と上下移動用カム101とに伝達してこ
れらを回転させ、ワイピング部材53の角度及び上下位
置を変更して線分57をノズル41に接触させる(S1
03、図8及び9参照)。
【0028】この状態で、キャリッジ7をx方向に往復
動してノズル41を重点的に清掃する(S104)。こ
のように、線分57のみがノズル41に接触する状態で
は、バネ91の付勢力が線分57に集中し、その上、斜
面55がノズル面47に接触する状態に比べて前後移動
フレーム69が後方に移動するためバネ91が圧縮され
るので、線分57にかかる圧力は斜面55がノズル面4
7に接触する圧力に比べて高くなる。したがって、ノズ
ル41に付着した付着物は確実に除去される。なお、ワ
イピング部材53の線分57は清掃動作の際に弾性変形
してノズル41に密着する。
【0029】清掃後、駆動機構の駆動力をギア79を介
してワイピング部材角度変更カム75に伝達して該ワイ
ピング部材角度変更カム75を回転させ、ワイピング部
材53の角度を変更してワイピング部材53とノズル面
47とを非接触状態としてワイピング動作を終了する
(S105)。
【0030】このように、清掃装置5では、通常はワイ
ピング部材53の斜面55をノズル面47に接触させて
ノズル41及びノズル面47のワイピング動作をおこな
うが、付着物が乾燥したインクのカス等であってノズル
41に強く付着しているために上記ワイピング動作では
付着物を除去できない場合等においては、ワイピング部
材53の線分57を付着物が付着したノズル41に接触
させてワイピング動作を重点的に行うことができるの
で、ノズル41から付着物が確実に除去される。また、
付着物の付着していないノズル面47はワイピング部材
53が接触しないためにワイピング動作によって傷つけ
られることが無い。さらに、ノズル41から付着物が確
実に除去されるので、インクの吐出量制御が正確に行え
るため、インクジェット記録ヘッド3では良好な画像を
形成することができる。
【0031】なお、ワイピング部材53の形状は上記の
形状に限るものではなく、図10に示すように単なる板
形状であってもよい。このワイピング部材53を使用す
る場合、通常のワイピング動作ではワイピング部材53
の端面55aを記録ヘッド3のノズル面47に接触させ
て使用し、ノズル41の詰まりを重点的に清掃する場合
は図11に示すように、上記端面55aの角部分の線分
55bをノズル41に接触させて使用する。なお、上記
清掃装置5と同様に、線分55bのノズル41に接触す
る圧力は、斜面55aのノズル面47に接触する圧力に
比較して高くなるように調節してある。
【0032】また、図12に示すように、ワイピング部
材53は直方体の一端面を斜めに切除した形態であって
もよく、通常のワイピング動作では切除により形成され
た斜面55aを記録ヘッド3のノズル面47に全体的に
接触させて使用する。ノズル41の詰まりを重点的に清
掃する場合は、図13に示すように、上記斜面55aの
角部分の線分55bをノズル41に接触させて使用す
る。なお、上記清掃装置5と同様に、線分55bのノズ
ル41に接触する圧力は、斜面55aのノズル面47に
接触する圧力に比較して高くなるように調節されてい
る。
【0033】記録ヘッド3の構成としては、上記実施の
形態に示したように、圧電部材43を用いたものに限ら
ず各種のインクジェット記録ヘッド、例えばバブルジェ
ットヘッドにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るインクジェット記録ヘッドの清
掃機構を備えたインクジェットプリンタの部分斜視図で
ある。
【図2】 インクジェット記録ヘッドの正面図である。
【図3】 図2のII−II線断面図である。
【図4】 本発明に係るインクジェット記録ヘッドの清
掃機構の斜視図である。
【図5】 インクジェットプリンタの制御系を示すブロ
ック図である。
【図6】 本発明に係るインクジェット記録ヘッドの清
掃機構の動作を説明する図である。
【図7】 本発明に係るインクジェット記録ヘッドの清
掃機構のワイピング動作を説明するフローチャートであ
る。
【図8】 本発明に係るインクジェット記録ヘッドの清
掃機構のワイピング動作を説明する斜視図である。
【図9】 本発明に係るインクジェット記録ヘッドの清
掃機構の動作を説明する図である。
【図10】 ワイピング部材の形状を示す斜視図であ
る。
【図11】 ワイピング部材の使用状態を示す斜視図で
ある。
【図12】 ワイピング部材の形状を示す斜視図であ
る。
【図13】 ワイピング部材の使用状態を示す斜視図で
ある。
【図14】 従来のインクジェット記録ヘッドの清掃機
構を備えたインクジェットプリンタの部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…印字部分、3…インクジェット記録ヘッド、5…清
掃装置、7…キャリッジ、47…ノズル面、49…非印
字領域、51…開口部、53…ワイピング部材、55…
斜面、57…線分。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録ヘッドのノズルが形
    成された面にワイピング部材を接触させて上記面に付着
    した付着物を除去するインクジェット記録ヘッドの清掃
    機構において、 上記ノズルが形成された面に対してワイピング部材が第
    1の圧力で接触する状態と、上記面にワイピング部材
    を、上記第1の圧力に比較して低い圧力である第2の圧
    力で接触する状態とを選択可能としたことを特徴とする
    インクジェット記録ヘッドの清掃機構。
  2. 【請求項2】 インクジェット記録ヘッドのノズルが形
    成された面にワイピング部材を接触させて上記面に付着
    した付着物を除去するインクジェット記録ヘッドの清掃
    機構において、 上記ノズルが形成された面に対してワイピング部材が線
    接触する状態と、上記面にワイピング部材を面接触する
    状態とを選択可能としたことを特徴とするインクジェッ
    ト記録ヘッドの清掃機構。
JP8684597A 1997-04-04 1997-04-04 インクジェット記録ヘッドの清掃機構 Pending JPH10278285A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013180440A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Brother Industries Ltd インクジェット記録装置
AU2017248418B2 (en) * 2017-03-21 2018-12-13 Fujifilm Business Innovation Corp. Wiping device and discharging device

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