JPH10277102A - 医療用枕 - Google Patents
医療用枕Info
- Publication number
- JPH10277102A JPH10277102A JP9092585A JP9258597A JPH10277102A JP H10277102 A JPH10277102 A JP H10277102A JP 9092585 A JP9092585 A JP 9092585A JP 9258597 A JP9258597 A JP 9258597A JP H10277102 A JPH10277102 A JP H10277102A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pillow
- main body
- face
- hole
- pillow body
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】俯せ状態で使用するために長期間にわたって使
用者に肉体的かつ心理的に比較的ストレスとならず、し
かも構造的に安全で安価な医療用枕を提供する。 【解決手段】枕本体の中央部に使用者の顔面の輪郭形状
にほぼ相応した形状の孔を設け、使用者の顔面周縁部を
受ける、少くとも枕本体の孔の周縁部が弾性材料で構成
され、横方向には予定の範囲でほぼ水平に変位できるが
縦方向には変位しないように枕本体を支持体に装着して
いる。
用者に肉体的かつ心理的に比較的ストレスとならず、し
かも構造的に安全で安価な医療用枕を提供する。 【解決手段】枕本体の中央部に使用者の顔面の輪郭形状
にほぼ相応した形状の孔を設け、使用者の顔面周縁部を
受ける、少くとも枕本体の孔の周縁部が弾性材料で構成
され、横方向には予定の範囲でほぼ水平に変位できるが
縦方向には変位しないように枕本体を支持体に装着して
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療、特に眼の病
気や怪我で手術後顔面を下向きにしてすなわち俯せにし
て療養する際に使用する枕に関するものである。
気や怪我で手術後顔面を下向きにしてすなわち俯せにし
て療養する際に使用する枕に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、網膜剥離や緑内障や白内障等の
眼の疾患の手術後、しばしば例えば三日間あるいはそれ
以上の比較的長い期間にわたって顔面を下向きにして術
後回復を待つ必要がある。そのため、患者は寝ている間
は勿論のこと起きている間でもできるだけ顔面を下向き
にしていることが要求されている。従来俯せ用枕として
は実開平2−16162号公報に記載されているように胸部
用枕と額用枕とを連結アームで連結し、胸部用枕と額用
枕との間に横方向にのびる凹部を画定し、この凹部に顔
面が位置するように構成したものや、また実開平3−27
657号公報に記載されているように、内部に詰め物を詰
めた細長い袋状体を中間の二か所でほぼ直角に屈曲され
てコの状に構成したものが提案されている。
眼の疾患の手術後、しばしば例えば三日間あるいはそれ
以上の比較的長い期間にわたって顔面を下向きにして術
後回復を待つ必要がある。そのため、患者は寝ている間
は勿論のこと起きている間でもできるだけ顔面を下向き
にしていることが要求されている。従来俯せ用枕として
は実開平2−16162号公報に記載されているように胸部
用枕と額用枕とを連結アームで連結し、胸部用枕と額用
枕との間に横方向にのびる凹部を画定し、この凹部に顔
面が位置するように構成したものや、また実開平3−27
657号公報に記載されているように、内部に詰め物を詰
めた細長い袋状体を中間の二か所でほぼ直角に屈曲され
てコの状に構成したものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の公開公報に記載
されてたような俯せ用枕においては、健康な者が俯せで
比較的短い時間使用する場合には寝返りや顔の向きかえ
を自由に行うことができるので、使用に耐えることがで
きるが、しかし眼を手術したり病気療養中の者は長時間
または長期間にわたって一定の姿勢すなわち俯せ状態を
たも保たなればならないので、その手術や病気に基因す
る苦痛だけでなく肩凝りや首痛に悩まされているのが実
情である。肩凝りや首痛を引き起こす原因として長い間
慣れない俯せ状態を保つことと共に、寝ている間の人間
の体の自然の動きに対して頭部が固定されているため首
にストレスが掛かるためであると考えられる。このよう
に従来構造の俯せ用枕では、使用感が悪いだけでなく、
長期間使用すると肉体的にも精神的にも苦痛は避けられ
ず、そのため通常の枕や座布団等を工夫して使用してい
るのが実情であり、患者によっては俯せ状態で寝ること
に耐えられず、仰向き姿勢で寝てしまって術後の経過が
芳しくなく再手術をしなければならない場合がしばしば
生じている。
されてたような俯せ用枕においては、健康な者が俯せで
比較的短い時間使用する場合には寝返りや顔の向きかえ
を自由に行うことができるので、使用に耐えることがで
きるが、しかし眼を手術したり病気療養中の者は長時間
または長期間にわたって一定の姿勢すなわち俯せ状態を
たも保たなればならないので、その手術や病気に基因す
る苦痛だけでなく肩凝りや首痛に悩まされているのが実
情である。肩凝りや首痛を引き起こす原因として長い間
慣れない俯せ状態を保つことと共に、寝ている間の人間
の体の自然の動きに対して頭部が固定されているため首
にストレスが掛かるためであると考えられる。このよう
に従来構造の俯せ用枕では、使用感が悪いだけでなく、
長期間使用すると肉体的にも精神的にも苦痛は避けられ
ず、そのため通常の枕や座布団等を工夫して使用してい
るのが実情であり、患者によっては俯せ状態で寝ること
に耐えられず、仰向き姿勢で寝てしまって術後の経過が
芳しくなく再手術をしなければならない場合がしばしば
生じている。
【0004】そこで、本発明は、このような従来技術の
問題点を解決すると共に長期間使用しても使用者に肉体
的かつ心理的に比較的ストレスとならず、しかも構造的
に安全で安価な医療用枕を提供することを目的としてい
る。
問題点を解決すると共に長期間使用しても使用者に肉体
的かつ心理的に比較的ストレスとならず、しかも構造的
に安全で安価な医療用枕を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による医療用枕は、枕本体の中央部に使用
者の顔面の輪郭形状にほぼ相応した形状の孔を備え、少
くとも使用者の顔面周縁部を受ける枕本体の孔の周縁部
が弾性材料で構成され、横方向には予定の範囲でほぼ水
平に変位できるが縦方向には変位しないように枕本体を
支持体に装着したことを特徴としている。枕本体は支持
体と一体に構成され得る。また、支持体は、枠体と、こ
の枠体に横方向に変位可能に装着され、枕本体を受ける
枕本体支持部材とで構成され得る。好ましくは、枠体は
ステンレス鋼製のパイプから成り、枠体の両側部分に枕
本体支持部材の両側部分を固定するように構成され得
る。また好ましくは、枕本体は海綿状部材から成り、枠
体の両側部分間で横方向には予定の範囲でほぼ水平に変
位できるように枕本体支持部材上に支持され得る。さら
に枕本体に設けられる孔はほぼ逆三角形、卵形、或いは
楕円形等の形状に構成され得る。
めに、本発明による医療用枕は、枕本体の中央部に使用
者の顔面の輪郭形状にほぼ相応した形状の孔を備え、少
くとも使用者の顔面周縁部を受ける枕本体の孔の周縁部
が弾性材料で構成され、横方向には予定の範囲でほぼ水
平に変位できるが縦方向には変位しないように枕本体を
支持体に装着したことを特徴としている。枕本体は支持
体と一体に構成され得る。また、支持体は、枠体と、こ
の枠体に横方向に変位可能に装着され、枕本体を受ける
枕本体支持部材とで構成され得る。好ましくは、枠体は
ステンレス鋼製のパイプから成り、枠体の両側部分に枕
本体支持部材の両側部分を固定するように構成され得
る。また好ましくは、枕本体は海綿状部材から成り、枠
体の両側部分間で横方向には予定の範囲でほぼ水平に変
位できるように枕本体支持部材上に支持され得る。さら
に枕本体に設けられる孔はほぼ逆三角形、卵形、或いは
楕円形等の形状に構成され得る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下添付図面に示す実施例を参照
して本発明の実施の形態について説明する。図1〜図3
には本発明の一実施例を示し、1はステンレス鋼製のパ
イプから成る枠体で、この枠体1は図示したように横方
向に互いに平行にのびる二本の横梁部材2を有し、これ
らの横梁部材2の各々は両側において3で示すようにほ
ぼ垂直に曲げられ、そしてさらにその先端に近い部分4
で他方の横梁部材に向かってほぼ直角に水平に曲げら
れ、両横梁部材2の対応した側の端部5a、5bが隙間6を
残して互いに対向している。底部の屈曲部3及び底部の
屈曲部3と上部の屈曲部4との間の部位の各々において
両横梁部材2を互いに連結する縦梁部材7、8が溶着さ
れている。上方の縦梁部材8には図2に示すように底部
シート状部材9が両横梁部材2の間の底部に沿ってのび
るように着脱自在に張設され、また横梁部材2の上部水
平端部には枕本体支持部材10が、使用時に下側の底部シ
ート状部材9に接触せずしかも枠体の両側部分間で横方
向にある程度の自由度をもつように着脱可能に張設され
ている。すなわち、枕本体支持部材10は底部シート状部
材9と同様なシート状部材から成り、両側端部はループ
端部として形成され、各ループ端部は対応した隙間6か
らはめ込むことにより装着できるようにしている。また
枕本体支持部材10はその中央部にほぼ逆三角形孔通気孔
11が設けられている。底部シート状部材9及び枕本体支
持部材10は図示実施例では適当な防水性布引シート材料
から成り、特に底部シート状部材9は、使用時に使用者
の汗や涎がベット上の敷き布団の上に直接垂れるのを防
止したり敷き布団上での安定性を確保する働きをしてい
る。
して本発明の実施の形態について説明する。図1〜図3
には本発明の一実施例を示し、1はステンレス鋼製のパ
イプから成る枠体で、この枠体1は図示したように横方
向に互いに平行にのびる二本の横梁部材2を有し、これ
らの横梁部材2の各々は両側において3で示すようにほ
ぼ垂直に曲げられ、そしてさらにその先端に近い部分4
で他方の横梁部材に向かってほぼ直角に水平に曲げら
れ、両横梁部材2の対応した側の端部5a、5bが隙間6を
残して互いに対向している。底部の屈曲部3及び底部の
屈曲部3と上部の屈曲部4との間の部位の各々において
両横梁部材2を互いに連結する縦梁部材7、8が溶着さ
れている。上方の縦梁部材8には図2に示すように底部
シート状部材9が両横梁部材2の間の底部に沿ってのび
るように着脱自在に張設され、また横梁部材2の上部水
平端部には枕本体支持部材10が、使用時に下側の底部シ
ート状部材9に接触せずしかも枠体の両側部分間で横方
向にある程度の自由度をもつように着脱可能に張設され
ている。すなわち、枕本体支持部材10は底部シート状部
材9と同様なシート状部材から成り、両側端部はループ
端部として形成され、各ループ端部は対応した隙間6か
らはめ込むことにより装着できるようにしている。また
枕本体支持部材10はその中央部にほぼ逆三角形孔通気孔
11が設けられている。底部シート状部材9及び枕本体支
持部材10は図示実施例では適当な防水性布引シート材料
から成り、特に底部シート状部材9は、使用時に使用者
の汗や涎がベット上の敷き布団の上に直接垂れるのを防
止したり敷き布団上での安定性を確保する働きをしてい
る。
【0007】枕本体支持部材10上には、図3及び図4に
示すような枕本体12が配置され、この枕本体12は海綿状
材料から成り、その中央部にほぼ逆三角形状の使用者の
顔を受ける孔13が設けられ、この孔は、孔の周縁部で使
用者の顔面の周縁部を受けるように寸法決めされてい
る。また枕本体12は図4に示すように覆いカバー14でお
おわれ、この覆いカバー14はファスナーで取り外しでき
るように構成され、使用して汚れた時には交換したり選
択できるようにしている。なお図面に示してないが、枕
本体12が枕本体支持部材10上で位置ずれしないようにマ
ジックテープのような適当な固着手段で固定支持できる
ようにしている。このようにして組立てた枕は、枕本体
支持部材10の弛みの度合いを適当に選択することにより
図3に示すように横方向すなわち横梁部材2に沿って予
定の範囲でほぼ水平に変位できるようにされる。
示すような枕本体12が配置され、この枕本体12は海綿状
材料から成り、その中央部にほぼ逆三角形状の使用者の
顔を受ける孔13が設けられ、この孔は、孔の周縁部で使
用者の顔面の周縁部を受けるように寸法決めされてい
る。また枕本体12は図4に示すように覆いカバー14でお
おわれ、この覆いカバー14はファスナーで取り外しでき
るように構成され、使用して汚れた時には交換したり選
択できるようにしている。なお図面に示してないが、枕
本体12が枕本体支持部材10上で位置ずれしないようにマ
ジックテープのような適当な固着手段で固定支持できる
ようにしている。このようにして組立てた枕は、枕本体
支持部材10の弛みの度合いを適当に選択することにより
図3に示すように横方向すなわち横梁部材2に沿って予
定の範囲でほぼ水平に変位できるようにされる。
【0008】このように構成した図示実施例の枕の使用
においては、使用者は俯せになり自分の顔を枕本体12の
中央部における孔13に合わせることにより顔面の周縁部
で支持されることになる。使用中に縦方向には実質的に
変位することがないので安定して頭部が枕上に支持され
る。そして寝ている間に意識してまたは無意識に使用者
が多少体を左右に曲げるとそれに応じて枕本体12も左右
に変位するので、安定した支持状態を維持できるだけで
なく、体の動きに応じて頭部も左右に変位し、それによ
り使用者の首部や肩部に掛かるストレスを実質的に低減
することができる。その結果長期間にわたって比較的苦
痛なしに良好な使用感で使用することができる。
においては、使用者は俯せになり自分の顔を枕本体12の
中央部における孔13に合わせることにより顔面の周縁部
で支持されることになる。使用中に縦方向には実質的に
変位することがないので安定して頭部が枕上に支持され
る。そして寝ている間に意識してまたは無意識に使用者
が多少体を左右に曲げるとそれに応じて枕本体12も左右
に変位するので、安定した支持状態を維持できるだけで
なく、体の動きに応じて頭部も左右に変位し、それによ
り使用者の首部や肩部に掛かるストレスを実質的に低減
することができる。その結果長期間にわたって比較的苦
痛なしに良好な使用感で使用することができる。
【0009】ところで図示実施例では枠体をステンレス
製の断面円形の丸パイプで構成しているが、代りに図5
に示すようにステンレス鋼製の断面矩形の角パイプで構
成することもできる。また、枠体はパイプ材料の代りに
ステンレス板部材を用いて図6に示すように構成しても
よい。この場合には枕本体支持部材は、コの字状に形成
された枠体の両側の直立側部の上端にハンモック状に掛
け止めされその弛み程度を調節することて枕の高さを調
整できるようにする。
製の断面円形の丸パイプで構成しているが、代りに図5
に示すようにステンレス鋼製の断面矩形の角パイプで構
成することもできる。また、枠体はパイプ材料の代りに
ステンレス板部材を用いて図6に示すように構成しても
よい。この場合には枕本体支持部材は、コの字状に形成
された枠体の両側の直立側部の上端にハンモック状に掛
け止めされその弛み程度を調節することて枕の高さを調
整できるようにする。
【0010】さらに、枕本体支持部材に関しては、シー
ト状部材に代えて、網状、紐状の部材を使用してもよ
い。例えば紐状部材を使用する場合には枕本体の下側に
一体的に構成した板状部材を紐で枠体に吊したりまたは
枕本体とは別個に用意した板状部材上に枕本体を載せ、
板状部材を紐で枠体に吊したりしてもよい。また図示実
施例において底部シート状部材は必要に応じて省略する
こともできる。また枕の高さは枕本体の厚さ及び(また
は)枕本体支持部材の張設高さを適当に設定することに
より調整できるが、代わりに、枠体の両側部の高さを調
節できるように構成して、枕の高さを使用者に最適な高
さに調節できるようにすることも可能である。枠体の材
質としては、清潔に保ち易い点や安全性、取扱いの容易
性の点等からステンレス鋼を使用するのが好ましいが、
しかしステンレス鋼に限定する必要はなく、木材、合成
樹脂材料等の他の適当な材料を使用してもよく、またこ
れら材料の複合材料で構成することもできる。さらに保
管性の観点から枠体は折り畳み可能に構成することもで
きる。さらにまた、枕本体は海綿状材料の代わりに、少
くとも使用者の顔面の周縁部と接触する部分すなわち使
用者の顔を受ける孔の周縁部分を接触感覚の柔らかい材
料で構成し、他の部分は比較的剛性の高い材料で構成す
ることもできる。あるいは、枕本体は通常の枕のように
袋状体の中に適当な詰め物を詰めて構成することもでき
る。
ト状部材に代えて、網状、紐状の部材を使用してもよ
い。例えば紐状部材を使用する場合には枕本体の下側に
一体的に構成した板状部材を紐で枠体に吊したりまたは
枕本体とは別個に用意した板状部材上に枕本体を載せ、
板状部材を紐で枠体に吊したりしてもよい。また図示実
施例において底部シート状部材は必要に応じて省略する
こともできる。また枕の高さは枕本体の厚さ及び(また
は)枕本体支持部材の張設高さを適当に設定することに
より調整できるが、代わりに、枠体の両側部の高さを調
節できるように構成して、枕の高さを使用者に最適な高
さに調節できるようにすることも可能である。枠体の材
質としては、清潔に保ち易い点や安全性、取扱いの容易
性の点等からステンレス鋼を使用するのが好ましいが、
しかしステンレス鋼に限定する必要はなく、木材、合成
樹脂材料等の他の適当な材料を使用してもよく、またこ
れら材料の複合材料で構成することもできる。さらに保
管性の観点から枠体は折り畳み可能に構成することもで
きる。さらにまた、枕本体は海綿状材料の代わりに、少
くとも使用者の顔面の周縁部と接触する部分すなわち使
用者の顔を受ける孔の周縁部分を接触感覚の柔らかい材
料で構成し、他の部分は比較的剛性の高い材料で構成す
ることもできる。あるいは、枕本体は通常の枕のように
袋状体の中に適当な詰め物を詰めて構成することもでき
る。
【0011】また、医療の観点から使用している患者が
予定の使用姿勢すなわち枕本体の中央の顔を受ける孔に
きちんと顔面が嵌合しているか否かを遠隔場所例えばナ
ースステーションで監視できるようにするため正常な使
用状態からずれた場合を検知できるセンサーを組み込む
こともできる。
予定の使用姿勢すなわち枕本体の中央の顔を受ける孔に
きちんと顔面が嵌合しているか否かを遠隔場所例えばナ
ースステーションで監視できるようにするため正常な使
用状態からずれた場合を検知できるセンサーを組み込む
こともできる。
【0012】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
医療用枕においては、枕本体の中央部に使用者の顔面の
輪郭形状にほぼ相応した形状の孔を設け、使用者の顔面
周縁部を受ける、少くとも枕本体の孔の周縁部が弾性材
料で構成され、横方向には予定の範囲でほぼ水平に変位
できるが縦方向には変位しないように枕本体を支持体に
装着しているので、使用者が睡眠中でもあるいは眼が覚
めている状態でも自分の体を無意識にまたは意識して左
右に多少ずれてもその動きに応じて枕本体が左右に変位
でき、首部や肩部に大きなストレスが掛かるのを避ける
ことができるようになる。その結果、長期間使用しても
使用者が不快感や苦痛は比較的少くでき、特に術後の良
好の回復や経過に役立つ有用な枕を提供することができ
る。また、本発明による医療用枕は構造が簡単で安価に
製造できるだけでなく、保守管理が容易であり、また丈
夫で、安全性が高く、病院等で使用するのに特に適して
いる。
医療用枕においては、枕本体の中央部に使用者の顔面の
輪郭形状にほぼ相応した形状の孔を設け、使用者の顔面
周縁部を受ける、少くとも枕本体の孔の周縁部が弾性材
料で構成され、横方向には予定の範囲でほぼ水平に変位
できるが縦方向には変位しないように枕本体を支持体に
装着しているので、使用者が睡眠中でもあるいは眼が覚
めている状態でも自分の体を無意識にまたは意識して左
右に多少ずれてもその動きに応じて枕本体が左右に変位
でき、首部や肩部に大きなストレスが掛かるのを避ける
ことができるようになる。その結果、長期間使用しても
使用者が不快感や苦痛は比較的少くでき、特に術後の良
好の回復や経過に役立つ有用な枕を提供することができ
る。また、本発明による医療用枕は構造が簡単で安価に
製造できるだけでなく、保守管理が容易であり、また丈
夫で、安全性が高く、病院等で使用するのに特に適して
いる。
【図1】 本発明の一実施例による医療用枕の枠体を示
す概略斜視図。
す概略斜視図。
【図2】 図1の枠体に底部シート状部材及び枕本体支
持部材を装着した状態を示す概略斜視図。
持部材を装着した状態を示す概略斜視図。
【図3】 本発明の一実施例による医療用枕の組立体を
示す概略斜視図。
示す概略斜視図。
【図4】 図3に示す医療用枕の組立体における枕本体
を拡大して示す概略斜視図。
を拡大して示す概略斜視図。
【図5】 本発明の変形実施例を示す概略斜視図。
【図6】 本発明の別の実施例を示す概略斜視図。
1:枠体 2:横梁部材 3:底部の屈曲部 4:上部の屈曲部 5a、5b:端部 6:隙間 7、8:縦梁部材 9:底部シート状部材 10:枕本体支持部材 11:逆三角形孔通気孔 12:枕本体 13:使用者の顔を受ける孔 14:覆いカバー
Claims (5)
- 【請求項1】 枕本体の中央部に使用者の顔面の輪郭形
状にほぼ相応した形状の孔を備え、少くとも使用者の顔
面周縁部を受ける枕本体の孔の周縁部が弾性材料で構成
され、横方向には予定の範囲でほぼ水平に変位できるが
縦方向には変位しないように枕本体を支持体に装着した
ことを特徴とする医療用枕。 - 【請求項2】 枕本体が支持体と一体に構成されている
請求項1に記載の医療用枕。 - 【請求項3】 支持体が、枠体と、この枠体に横方向に
変位可能に装着され、枕本体を受ける枕本体支持部材と
から成っている請求項1に記載の医療用枕。 - 【請求項4】 枠体がステンレス鋼製のパイプから成
り、枠体の両側部分に枕本体支持部材の両側部分を固定
した請求項3に記載の医療用枕。 - 【請求項5】 枕本体が海綿状部材から成り、枠体の両
側部分間で横方向には予定の範囲でほぼ水平に変位でき
るように枕本体支持部材上に支持されている請求項1に
記載の医療用枕。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9092585A JPH10277102A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 医療用枕 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9092585A JPH10277102A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 医療用枕 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10277102A true JPH10277102A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14058526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9092585A Pending JPH10277102A (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 医療用枕 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10277102A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000126016A (ja) * | 1998-10-22 | 2000-05-09 | Senko Medical Instr Mfg Co Ltd | 伏臥位用枕 |
WO2017043729A1 (ko) * | 2015-09-09 | 2017-03-16 | 주식회사 굳잠 | 해먹식 베개 |
JP6137585B1 (ja) * | 2017-02-27 | 2017-05-31 | 正視 野島 | 枕置き具 |
-
1997
- 1997-04-10 JP JP9092585A patent/JPH10277102A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000126016A (ja) * | 1998-10-22 | 2000-05-09 | Senko Medical Instr Mfg Co Ltd | 伏臥位用枕 |
WO2017043729A1 (ko) * | 2015-09-09 | 2017-03-16 | 주식회사 굳잠 | 해먹식 베개 |
JP6137585B1 (ja) * | 2017-02-27 | 2017-05-31 | 正視 野島 | 枕置き具 |
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