JPH10276367A - 撮像表示システム - Google Patents

撮像表示システム

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JPH10276367A
JPH10276367A JP17707997A JP17707997A JPH10276367A JP H10276367 A JPH10276367 A JP H10276367A JP 17707997 A JP17707997 A JP 17707997A JP 17707997 A JP17707997 A JP 17707997A JP H10276367 A JPH10276367 A JP H10276367A
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広明 小関
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俊秀 山岡
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邦昭 斎藤
Osamu Inagaki
修 稲垣
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    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/15Conference systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像装置の大型化を招くことなく表示装置へ
伝送する画像情報の情報量を少なくすることができる撮
像表示システムを提供する。 【解決手段】 X−Yアドレス型の固体撮像素子1と、
この固体撮像素子1の全撮像領域中の一部の領域を特定
する動き検出手段3と、この動き検出手段3により特定
された領域の画素をブロック走査する駆動信号を発生す
るブロック走査駆動信号発生手段5と、上記固体撮像素
子1の全撮像領域の画素を所定の間引き率で間引き走査
する駆動信号を発生する間引き走査駆動信号発生手段6
と、上記ブロック走査駆動信号と上記間引き走査駆動信
号とを切り換える駆動信号切換手段7とを有する撮像装
置と、この撮像装置から伝送された画像情報を記憶する
メモリ手段8と、このメモリ手段8に記憶された画像情
報に対応する画像を表示する表示手段9とを有する表示
装置と、を備えた撮像表示システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像表示システ
ム、より詳しくは、撮像装置により得られた画像情報を
表示装置に伝送して画像を表示する撮像表示システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、TV会議システム等における
動画の画像表示方式では、伝送する情報量の総量を減ら
すために、種々の手段が用いられている。
【0003】例えば、特開平2−107087号公報に
は、映像入力部から入力される画像情報を画面毎に記憶
部に格納して送信する送信装置と、この送信装置から画
像情報を受信して画面毎に記憶部に格納し表示部に表示
する表示装置とを有してなる動画表示システムにおい
て、上記送信装置に、上記記憶部に格納される複数の画
面単位で、特定の画面については全画像情報を、また他
の画面については所定部分の画像情報を送信する送信手
段と、上記表示装置に、上記記憶部に格納された画像情
報の、上記特定の画面については全画像情報を、また上
記他の画面については上記所定部分の画像情報と画面上
他の部分は上記特定の画面の画像情報とを合成して上記
表示部へ出力する手段とを設け、上記映像入力部から入
力される画像情報を上記複数の画面単位で動画として表
示する画像表示方式が記載されている。
【0004】つまり、このようなシステムにおいて、撮
像装置を兼ねた送信装置のメモリ手段から撮像データを
読み出すときに、画面内の動きの多い部分の画像情報を
抽出して送信し、同一画面中の動きの少ない部分につい
ては受信側で先に受信している部分画面の情報を用いる
ことにより、伝送する情報量を少なくしても、動きが滑
らかで見易い画像を表示するようになっている。
【0005】また、特開平6−350906号公報に
は、撮像素子、または撮像素子上に結像した光学像をフ
ィールド周期またはフレーム周期に同期させながら画素
ピッチの整数分の1ずつシフトさせ、1つの画素開口部
が異なるn個の被サンプリング領域をnフィールドまた
はnフレームかけてサンプリングして撮像したn枚のフ
ィールド画像またはフレーム画像を合成することにより
入力画像を高精細化する画像信号合成法において、各被
サンプリング領域の輝度値を、該被サンプリング領域に
おけるサンプリング値と、該被サンプリング領域をサン
プリングする画素開口部がサンプリングする他の被サン
プリング領域におけるサンプリング値の関数として決定
する画像信号合成法が記載されている。
【0006】つまり、上記特開平6−350906号公
報に記載のものは、撮像素子をずらしながら部分画像を
取り込んで後で合成することにより、従来より汎用され
ている通常の画素数の撮像素子を用いて高精細の画像を
得ることができるようにしたものである。
【0007】さらに、特開平9−135390号公報に
は、複数の画素からなる受光素子領域を有する撮像素子
と、該撮像素子から光電荷信号を読み出すための撮像素
子駆動手段とを備えた撮像装置において、上記駆動手段
を、撮像素子から読み出した信号出力を記録以外に利用
するための駆動モードで動作させる第1の駆動モードと
撮像素子から読み出した信号を記録するための駆動モー
ドで動作させる第2の駆動モードとを切り換えて出力で
きるように構成するとともに、上記第1の駆動モードで
は上記受光素子領域の内の一部を読み出し、上記第2の
駆動モードでは第1の駆動モードで読み出した受光素子
領域とは少なくとも一部は異なる受光素子領域を読み出
すように構成した撮像装置が記載されている。
【0008】より具体的には、上記特開平9−1353
90号公報に記載のものは、撮像素子駆動手段による撮
像素子の駆動を、ブロック走査駆動、スキップ走査駆
動、全画素走査駆動などから選択することができるよう
に構成されていて、被写体を表示手段でモニタする際に
は高いフレームレートの駆動方法を選択し、撮像する際
にはフレームレートが低くとも高精細な画像を取り込む
ことができるようにしている。
【0009】ところで、近年では特に監視などの用途に
向けて、通常時はフレームレートの高い動画を観察する
ことができるとともに、必要に応じて高精細な画像を観
察したり、暗い被写体を明るく観察したりすることがで
きるような撮像表示システムの出現が望まれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平2−107087号公報に記載のものでは、送信装
置を兼ねた撮像装置側にメモリ手段を設けているため
に、撮像装置の大型化やコストアップにつながるという
問題点があった。
【0011】また、メモリ手段に書き込んだ後の画素デ
ータの出力の仕方を工夫する手段であるために、撮像素
子の出力をメモリ手段に書き込む処理については情報量
を少なくする工夫がなされていない。つまり、CCD等
のランダムアクセスをすることができない撮像素子を用
いた場合には、撮像素子から全画素のデータを出力して
メモリ手段に書き込む必要があり、処理に要する時間が
長くなって、結局フレームレートが低下することにな
る。これは、近年、撮像素子の高画素化が進んでいる状
況においては、特に問題となっていた。
【0012】さらに、画面内の被写体の動きの範囲が大
きい場合や全画面を送信する場合については、伝送する
情報量を少なくする工夫が十分になされているとはいえ
なかった。
【0013】また、上記特開平6−350906号公報
に記載のものでは、撮像素子をずらす手段が必要である
ために、撮像装置の大型化を招いていた。
【0014】特開平9−135390号公報に記載のも
のでは、高精細な画像を通常のフレームレートで取り込
むことは難しく、また、高精細な画像を通常のレートで
汎用の通信手段等を用いて表示装置側に送出することも
困難であった。これはすなわち、画像を伝送する(ある
いは入力、表示する)速度には限界がある一方で、画像
が高精細になると情報量が多くなり、フレームレートが
低下せざるを得ないためである。
【0015】また、比較的視野の狭い撮像装置を複数設
置することで、被写体を精細に観察することができるよ
うにする構成も考えられるが、この場合には、複数の撮
像装置を観察しなければならず、記録するにも複数の記
録手段が必要となり、しかも、視野全体を包含する画像
を観察するには適していない。
【0016】一方で、高精細画像を比較的高速なフレー
ムレートで取り込んで動画として出力可能にする撮像装
置は、構成が特殊であるために高価なものにならざるを
得なかった。さらに、高精細画像を比較的高速なフレー
ムレートで遠隔伝送する場合にも、同様に特殊なデータ
回線やネットワークの入出力回路等が必要になるため
に、やはり高価なものとなってしまう。
【0017】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、撮像装置の大型化を招くことなく表示装置へ伝送
する画像情報の情報量を少なくすることができる撮像表
示システムを提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明による撮像表示システムは、撮像装置
により得られた画像情報を表示装置に伝送しこの表示装
置により伝送された画像情報に対応する画像を表示する
撮像表示システムであって、上記撮像装置は、X−Yア
ドレス型の固体撮像素子と、上記固体撮像素子の全撮像
領域中の一部の領域を特定する特定手段と、上記特定手
段により特定された全撮像領域中の一部の領域の画素を
走査するためのブロック走査駆動信号を発生するブロッ
ク走査駆動信号発生手段と、上記固体撮像素子の全撮像
領域の画素について所定の間引き率で特定画素を間引い
て走査するための間引き走査駆動信号を発生する間引き
走査駆動信号発生手段と、上記ブロック走査駆動信号と
上記間引き走査駆動信号とを切り換えるための駆動信号
切換手段とを有し、上記表示装置は、上記ブロック又は
間引き走査駆動信号により走査され上記固体撮像素子よ
り出力された画像情報を記憶するメモリ手段と、上記メ
モリ手段に記憶された画像情報に対応する画像を表示す
るための表示手段とを有するものである。
【0019】第2の発明による撮像表示システムは、第
1の発明において、上記メモリ手段は、上記ブロック走
査駆動信号により走査され上記固体撮像素子より出力さ
れた画像情報を記憶するブロックメモリ手段と、上記間
引き走査駆動信号により走査され上記固体撮像素子より
出力された画像情報を記憶する間引きメモリ手段とを備
えてなり、上記表示装置は、更に、切り換えられた駆動
信号に応じて各メモリ手段を選択するメモリ選択手段を
有するものである。
【0020】第3の発明による撮像表示システムは、撮
像装置により得られた画像情報を表示装置に伝送し、こ
の表示装置により伝送された画像情報に対応する画像を
表示する撮像表示システムであって、上記撮像装置は、
X−Yアドレス型の固体撮像素子と、上記固体撮像素子
の全撮像領域中の一部の領域を特定する特定手段と、上
記特定手段により特定された全撮像領域中の一部の領域
の画素を走査するためのブロック走査駆動信号を発生す
るブロック走査駆動信号発生手段と、上記固体撮像素子
の全撮像領域の画素を走査するための全画素走査駆動信
号を発生する全画素走査駆動信号発生手段と、上記ブロ
ック走査駆動信号と上記全画素走査駆動信号とを切り換
えるための駆動信号切換手段とを有し、上記表示装置
は、上記ブロック又は全画素走査駆動信号により走査さ
れ上記固体撮像素子より出力された画像情報を記憶する
メモリ手段と、上記メモリ手段に記憶された画像情報に
対応する画像を表示するための表示手段とを有するもの
である。
【0021】第4の発明による撮像表示システムは、第
3の発明において、上記メモリ手段は、上記ブロック走
査駆動信号により走査され上記固体撮像素子より出力さ
れた画像情報を記憶するブロックメモリ手段と、上記全
画素走査駆動信号により走査され上記固体撮像素子より
出力された画像情報を記憶する全画素メモリ手段とを備
えてなり、上記表示装置は、更に、切り換えられた駆動
信号に応じて各メモリ手段を選択するメモリ選択手段を
有するものである。
【0022】第5の発明による撮像表示システムは、撮
像装置により得られた画像情報を表示装置に伝送し、こ
の表示装置により伝送された画像情報に対応する画像を
表示する撮像表示システムであって、上記撮像装置は、
X−Yアドレス型の固体撮像素子と、上記固体撮像素子
の全撮像領域中の一部の領域を特定する特定手段と、上
記固体撮像素子の全撮像領域の画素を走査するための全
画素走査駆動信号を発生する全画素走査駆動信号発生手
段と、上記固体撮像素子の全撮像領域の画素について所
定の間引き率で特定画素を間引いて走査するための間引
き走査駆動信号を発生する間引き走査駆動信号発生手段
と、上記特定手段の出力に基づいて、上記全画素走査駆
動信号と上記間引き走査駆動信号とを切り換えるための
駆動信号切換手段とを有し、上記表示装置は、上記全画
素又は間引き走査駆動信号により走査され上記固体撮像
素子より出力された画像情報を記憶するメモリ手段と、
上記メモリ手段に記憶された画像情報に対応する画像を
表示するための表示手段とを有するものである。
【0023】第6の発明による撮像表示システムは、第
5の発明において、上記メモリ手段は、上記全画素走査
駆動信号により走査され上記固体撮像素子より出力され
た画像情報を記憶する全画素メモリ手段と、上記間引き
走査駆動信号により走査され上記固体撮像素子より出力
された画像情報を記憶する間引きメモリ手段とを備えて
なり、上記表示装置は、更に、切り換えられた駆動信号
に応じて各メモリ手段を選択するメモリ選択手段を有す
るものである。
【0024】第7の発明による撮像表示システムは、撮
像装置により得られた画像情報を表示装置に伝送し、こ
の表示装置により伝送された画像情報に対応する画像を
表示する撮像表示システムであって、上記撮像装置は、
X−Yアドレス型の固体撮像素子と、上記固体撮像素子
の全撮像領域中の一部の領域を特定する特定手段と、上
記特定手段により特定された全撮像領域中の一部の領域
の画素を走査するためのブロック走査駆動信号を発生す
るブロック走査駆動信号発生手段と、上記固体撮像素子
の全撮像領域の画素を走査するための全画素走査駆動信
号を発生する全画素走査駆動信号発生手段と、上記固体
撮像素子の全撮像領域の画素について所定の間引き率で
特定画素を間引いて走査するための間引き走査駆動信号
を発生する間引き走査駆動信号発生手段と、上記ブロッ
ク走査駆動信号、全画素走査駆動信号及び間引き走査駆
動信号のいずれかに切り換えるための駆動信号切換手段
とを有し、上記表示装置は、上記ブロック、全画素又は
間引き走査駆動信号により走査され上記固体撮像素子よ
り出力された画像情報を記憶するメモリ手段と、上記メ
モリ手段に記憶された画像情報に対応する画像を表示す
るための表示手段とを有するものである。
【0025】第8の発明による撮像表示システムは、第
7の発明において、上記メモリ手段は、上記ブロック又
は全画素走査駆動信号により走査され上記固体撮像素子
より出力された画像情報を記憶するブロック・全画素メ
モリ手段と、上記間引き走査駆動信号により走査され上
記固体撮像素子より出力された画像情報を記憶する間引
きメモリ手段とを備えてなり、上記表示装置は、更に、
切り換えられた駆動信号に応じて各メモリ手段を選択す
るメモリ選択手段を有するものである。
【0026】第9の発明による撮像表示システムは、撮
像装置により得られた画像情報を表示装置に伝送し、こ
の表示装置により伝送された画像情報に対応する画像を
表示する撮像表示システムであって、上記撮像装置は、
X−Yアドレス型の固体撮像素子と、上記固体撮像素子
の全撮像領域中の一部の領域を特定する特定手段と、全
撮像領域中の一部の所定領域の画素を所定順序で順次走
査する乃至は上記特定手段により特定された全撮像領域
中の一部の領域の画素を走査するためのブロック走査駆
動信号を発生するブロック走査駆動信号発生手段と、上
記表示装置は、上記ブロック走査駆動信号により走査さ
れ上記固体撮像素子より出力された画像情報を記憶する
メモリ手段と、上記メモリ手段に記憶された画像情報に
対応する画像を表示するための表示手段とを有するもの
である。
【0027】第10の発明による撮像表示システムは、
第1,3または7の発明において、上記駆動信号切換手
段は、上記特定手段の出力に基づいて制御されるもので
あることを特徴とするものである。
【0028】第11の発明による撮像表示システムは、
第1,3,5,7,9または10の発明において、上記
特定手段は、上記固体撮像素子の全撮像領域中の動きが
あった領域を特定する動き検出手段であることを特徴と
するものである。
【0029】第12の発明による撮像表示システムは、
第1,3,5,7,9または10の発明において、上記
特定手段は、操作者が任意に上記固体撮像素子の全撮像
領域中の一部の領域を特定するための操作部であること
を特徴とするものである。
【0030】第13の発明による撮像表示システムは、
第1乃至11の発明において、上記固体撮像素子の全撮
像領域のうちの使用する領域を設定するための設定手段
を有することを特徴とするものである。
【0031】第14の発明による撮像表示システムは、
撮像装置により得られた画像情報を表示装置に伝送し、
この表示装置により伝送された画像情報に対応する画像
を表示する撮像表示システムであって、上記撮像装置
は、X−Yアドレス型の固体撮像素子と、上記固体撮像
素子の全撮像領域中の一部の領域の画素を走査するため
のブロック走査駆動信号を発生するブロック走査駆動信
号発生手段と、上記固体撮像素子の全撮像領域の画素に
ついて所定の間引き率で特定画素を間引いて走査するた
めの間引き走査駆動信号を発生する間引き走査駆動信号
発生手段と、上記ブロック走査駆動信号と上記間引き走
査駆動信号とを切り換えるための駆動信号切換手段とを
有し、上記表示装置は、上記撮像装置に対して、ブロッ
ク走査するか又は間引き走査するかを指示するための操
作部と、上記操作部の操作に基づいて、上記駆動信号切
換手段を切り換え制御するための制御信号を生成し、こ
の制御信号を出力して上記撮像装置に伝送する制御信号
生成出力手段と、上記制御信号に応じて切り換え制御さ
れた上記ブロック又は間引き走査駆動信号により走査さ
れ上記固体撮像素子より出力された画像情報を記憶する
メモリ手段と、上記メモリ手段に記憶された画像情報に
対応する画像を表示するための表示手段とを有するもの
である。
【0032】第15の発明による撮像表示システムは、
第14の発明において、上記操作部は、ブロック走査に
おける全撮像領域中の一部の領域を指定するようになさ
れ、上記制御信号は、ブロック走査における上記操作部
により指定された領域のアドレス情報を含んでなり、こ
のアドレス情報に基づいたブロック走査駆動信号により
上記固体撮像素子が走査されることを特徴とするもので
ある。
【0033】第16の発明による撮像表示システムは、
第14の発明において、上記表示装置は、上記撮像装置
に対して表示装置が複数ある場合に、自己の識別情報を
上記制御信号に付加することを特徴とするものである。
【0034】第17の発明による撮像表示システムは、
撮像装置により得られた画像情報を表示装置に伝送しこ
の表示装置により伝送された画像情報に対応する画像を
表示する撮像表示システムであって、上記撮像装置は、
X−Yアドレス型の固体撮像素子と、上記固体撮像素子
の全撮像領域の画素について1/n(nは正の整数)の
間引き率で間引いて特定の画素のみを走査させるととも
に、フレーム毎に走査の対象となる上記特定の画素を順
次規則的にシフトさせることにより、nフレームを1サ
イクルとして、1サイクル毎に全撮像領域の全画素の情
報を出力させるように駆動する撮像素子駆動手段と、上
記固体撮像素子から出力される1/nの間引き率で間引
かれた画像情報を上記表示装置に対して送信する送信手
段とを有するものである。
【0035】第18の発明による撮像表示システムは、
撮像装置により得られた画像情報を表示装置に伝送しこ
の表示装置により伝送された画像情報に対応する画像を
表示する撮像表示システムであって、上記表示装置は、
上記撮像装置から送信される1/n(nは正の整数)の
間引き率で間引かれた画像情報を受信する受信手段と、
上記1/nの間引き率で間引かれた画像情報に対応する
画像を表示する第1の表示手段と、nフレーム分の上記
1/nの間引き率で間引かれた画像情報に基づいて1フ
レームの高精細な画像情報を再構築可能な信号処理手段
と、上記信号処理手段から出力される高精細な画像情報
に対応する高精細な画像を表示する第2の表示手段とを
有するものである。
【0036】第19の発明による撮像表示システムは、
撮像装置により得られた画像情報を表示装置に伝送しこ
の表示装置により伝送された画像情報に対応する画像を
表示する撮像表示システムであって、上記撮像装置は、
X−Yアドレス型の固体撮像素子と、上記固体撮像素子
の全撮像領域の画素について1/n(nは正の整数)の
間引き率で間引いて特定の画素のみを走査させるととも
に、フレーム毎に走査の対象となる上記特定の画素を順
次規則的にシフトさせることにより、nフレームを1サ
イクルとして、1サイクル毎に全撮像領域の全画素の情
報を出力させるように駆動する撮像素子駆動手段と、上
記固体撮像素子から出力される1/nの間引き率で間引
かれた画像情報を上記表示装置に対して送信する送信手
段とを有し、上記表示装置は、上記撮像装置から送信さ
れる1/nの間引き率で間引かれた画像情報を受信する
受信手段と、上記1/nの間引き率で間引かれた画像情
報に対応する画像を表示する第1の表示手段と、nフレ
ーム分の上記1/nの間引き率で間引かれた画像情報に
基づいて1フレームの高精細な画像情報を再構築可能な
信号処理手段と、上記信号処理手段から出力される高精
細な画像情報に対応する高精細な画像を表示する第2の
表示手段とを有するものである。
【0037】第20の発明による撮像表示システムは、
第17または19の発明において、上記撮像装置が、さ
らに、上記固体撮像素子の全撮像領域の画素について1
/nの間引き率で間引いて特定の画素のみを走査させる
とともに、フレーム毎に走査の対象となる上記特定の画
素を順次規則的にシフトさせることにより、nフレーム
を1サイクルとして1サイクル毎に全撮像領域の全画素
の情報を出力させるように駆動する第1のモードと、上
記固体撮像素子の全撮像領域の画素について1/nの間
引き率で間引いて特定の画素のみを各フレーム毎に固定
して走査させ、または、特定の画素およびその近傍の画
素を加算して各フレーム毎に固定して走査させる第2の
モードとを切り換えるためのモード切換手段を有するも
のである。
【0038】第21の発明による撮像表示システムは、
第20の発明において、上記表示装置が、さらに、上記
第1のモードと第2のモードの選択を指示入力するため
のモード指定手段と、このモード指定手段により指定さ
れたモード情報を上記撮像装置に対して送信する送信手
段とを有し、上記撮像装置が、さらに、上記表示装置か
ら送信されるモード情報を受信して、上記モード切換手
段に出力する受信手段を有するものである。
【0039】第22の発明による撮像表示システムは、
第17,18または19の発明において、上記1/nの
間引き率で間引かれた画像情報が標準信号方式に従うま
たは準ずるものである。
【0040】第23の発明による撮像表示システムは、
第17または19の発明において、上記撮像装置が、上
記間引き率の情報、上記特定の画素をシフトさせる順序
の情報、上記1サイクルにおけるフレーム番号の情報、
または上記撮像素子の全撮像領域の画素構成の情報の少
なくとも1つを含むインデックス情報を上記表示手段に
対して送信するものである。
【0041】第24の発明による撮像表示システムは、
第23の発明において、上記インデックス情報が画像情
報に重畳して送信されるものである。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0043】図1〜図7の実施形態では、表示画像の選
択を画像情報の動き検出等により撮像装置側にて行うも
のであり、図8〜図11の実施形態では、表示画像の選
択を表示装置側の操作者が行うものであり、図12〜図
24の実施形態は撮像装置側から標準的な画像情報を送
信して表示装置側で高精細な画像を再構築することがで
きるようにしたものである。
【0044】図1,図2は本発明の第1の実施形態を示
したものであり、図1は撮像表示システムにおける撮像
装置および表示装置の構成を示すブロック図、図2はT
V会議を行っている場合の固体撮像素子による全撮像領
域の様子を示す図である。
【0045】この撮像装置は、全撮像領域中の全画素ま
たは全撮像領域の画素について所定の間引き率で特定画
素を間引くことにより情報量を減らした画素または全撮
像領域中の一部の領域の画素の出力が可能であるX−Y
アドレス型の固体撮像素子1と、この固体撮像素子1を
含んでおり被写体像を光学的に結像してこの結像した被
写体像を該固体撮像素子1により光電変換して電気信号
として出力する撮像手段2と、上記固体撮像素子1の全
撮像領域中において動きのあった領域を特定する特定手
段たる動き検出手段3と、この動き検出手段3により特
定された上記固体撮像素子1の全撮像領域中の一部の連
続する領域(部分撮像領域)の画素を出力させるように
該固体撮像素子1を制御するためのブロック走査駆動信
号を発生するブロック走査駆動信号発生手段5と、上記
全撮像領域中の画素について所定の間引き率で特定画素
を間引くことにより情報量を減らして出力するように上
記固体撮像素子1を制御するための間引き走査駆動信号
を発生する間引き走査駆動信号発生手段6と、上記ブロ
ック走査駆動信号発生手段5と間引き走査駆動信号発生
手段6を後述するシステムコントローラ10の制御によ
り任意に切り換える駆動信号切換手段7と、上記駆動信
号切換手段7を制御するシステムコントローラ10とを
有して構成されている。
【0046】また、表示装置は、例えば電話回線等を利
用して伝送された上記撮像装置の固体撮像素子1の出力
を受け取り1次記憶するメモリ手段8と、このメモリ手
段8に格納された画素データを順次読み出して表示する
表示手段9とを有して構成されている。
【0047】このようにして、上述した従来例とは異な
り、固体撮像素子1を含む撮像装置側にはメモリ手段が
設けられておらず、この撮像装置から伝送された画像情
報を受け取る表示装置側にのみメモリ手段8が設けられ
ている。
【0048】次に、固体撮像素子1の全撮像領域の画素
構成が、縦2048×横2048画素である場合を例に
とって、図2を参照してより具体的に説明する。
【0049】図2は例えばTV会議を行っている場合の
固体撮像素子1による全撮像領域の様子を示す図であ
る。
【0050】全撮像領域21には、出席者である人24
と、この人24の前に各設置されたマイク23と、机2
2や壁25などの背景と、が撮像されている。
【0051】この全撮像領域21は、例えば16分割し
て部分撮像領域A11〜A44に分けられており、これ
らの部分撮像領域は縦512×横512画素の構成とな
っている。
【0052】上記部分撮像領域の内の、A13,A2
2,A31,A34,A41,A44の各部分撮像領域
は人24が撮像されている領域である。上述のように各
人24の前にはマイク23が設置されていて、つまり、
出席者である人24の前に置かれたマイク23は、固体
撮像素子1の全撮像領域21中の上記各部分撮像領域A
13,A22,A31,A34,A41,A44にそれ
ぞれ対応している。
【0053】このマイク23の入力部には、音声入力の
有無を検出する検出回路が設けられていて、マイク23
に音声入力があったことが検出された場合に、発言があ
ったと判断して動き検出の対象とするようになってい
る。
【0054】なお、音声入力の検出基準としては、せ
き,くしゃみ,独り言などを含まないようになってお
り、つまり、一定レベル以上の音声が所定時間以上継続
した場合にのみ音声入力があったと判断している。
【0055】このようにして動き検出手段3が構成され
ており、この実施形態においては、動き検出手段3を特
定手段として用いて、固体撮像素子1による全撮像領域
中の部分撮像領域を特定するようになっている。
【0056】上記ブロック走査駆動信号発生手段5は、
固体撮像素子1の全撮像領域21中において、上記動き
検出手段3により特定された部分撮像領域の縦512×
横512画素の出力を行わせるブロック走査駆動信号を
発生するものである。
【0057】一方、上記間引き走査駆動信号発生手段4
は、縦方向および横方向共に4画素毎に1画素を読み出
して、全撮像領域21内から間引いた縦512×横51
2画素の出力を行わせる間引き走査駆動信号を発生する
ものである。
【0058】続いて、上記図1を参照してこの第1の実
施形態の作用を説明する。
【0059】まず、システムの起動時には、システムコ
ントローラ10等の制御により、駆動信号切換手段7に
入力される駆動信号を、間引き走査駆動信号発生手段6
側に切り換える。この間引き走査駆動信号発生手段6
は、全撮像領域21を間引き走査することにより、縦5
12×横512画素の画像データを1フレーム出力す
る。
【0060】上記固体撮像素子1からの出力データに
は、先頭に、該データが間引き走査によるデータである
ことを判別するための間引きコードを付属させる。この
間引きコードは、ブロック走査時に付属するアドレス情
報であるブロックコード(縦12bit+横12bit
=24bitのアドレス)と区別するために、12bi
tのオール1+12bitのオール0(1111111
11111000000000000)を用いるものと
する。
【0061】1フレームのデータは、24bitブロッ
クコード+縦512×横512画素のデータであるため
に、一般的なNTSCのサンプリング時の画素数による
データとほぼ同等のデータ量となり、従来のレートによ
りデータを伝送することが可能である。
【0062】こうして撮像装置から表示装置に伝送され
た間引き走査駆動による最初の1フレームの出力データ
は、上記メモリ手段8において、1画素のデータを縦4
×横4画素に割り振られたメモリ撮像領域に書き込む方
法で格納させる。これを全ての画素について順次繰り返
すことにより、縦512×横512画素の各データが、
縦2048×横2048画素に対応するメモリ撮像領域
に書き込まれる。
【0063】上記表示手段9は、メモリ手段8の全メモ
リ領域から、縦2048×横2048画素に対応するメ
モリ撮像領域のデータを読み出して表示する。
【0064】こうして、システムの起動時には、まず間
引き走査を行って1フレームのデータとして出力するこ
とにより、おおよその全体像の情報を即時的に伝送する
ことができる。
【0065】上記最初の全体像の表示を行ったら、次
に、システムコントローラ10等の制御により、駆動信
号切換手段7に入力される駆動信号を、ブロック走査駆
動信号発生手段5側に切り換える。
【0066】上記動き検出手段3は、上述したようなマ
イク23への音声入力から、全撮像領域中の動きのあっ
た部分撮像領域を特定する。
【0067】上記ブロック走査駆動信号発生手段5は、
動き検出手段3により特定された部分撮像領域をブロッ
ク走査する駆動信号を発生する。
【0068】このブロック走査駆動信号により固体撮像
素子1から出力されたデータには、先頭に、ブロック走
査によるものであることを判別するためのブロックコー
ドを付属させて、1フレームのデータとする。このブロ
ックコードは、読み出しを開始するアドレス情報を含む
ものである。このアドレスは、縦12bit、横12b
itの計24bitで構成されており、上述した間引き
コードである12bitのオール1+12bitのオー
ル0以外の数字を用いる。
【0069】動きがある部分撮像領域が複数ある場合に
は、ブロック走査による1フレーム出力をそれらの部分
撮像領域について順次繰り返す。
【0070】メモリ手段8は、画像データに付属するブ
ロックコードに含まれるアドレス情報に従って、部分撮
像領域に対応するメモリ撮像領域に、縦512×横51
2画素の動きがあった各部分撮像領域ごとのデータを書
き込む。
【0071】表示手段9は、メモリ手段8の全メモリ領
域から、縦2048×横2048画素のデータを読み出
して再び表示を行う。このとき、動きのある部分撮像領
域が1つである場合には、その撮像領域の縦512×横
512画素のデータの伝送が終了する1フレーム後に再
表示する。
【0072】また、動きのある部分撮像領域が複数であ
る場合は、以下に説明するような(1)または(2)の
2通りの読み出し方をする。
【0073】(1)1フレーム毎に出力データ部分を書
き換えて、再表示する。
【0074】(2)メモリ手段8が、各ブロック走査出
力のデータにより全て書き換えられた時点で、次のフレ
ームを再表示する。
【0075】なお、ブロック走査駆動により固体撮像素
子1から出力されて、メモリ手段8上において既に書き
換えられた領域は、解像度が縦横各2048本相当(部
分撮像領域の実際の画素数は縦512×横512画素)
となり、一方、それ以外の撮像領域は、最初の間引き読
み出しによる縦横各512本相当(部分撮像領域の実際
の画素数は縦512×横512画素)の解像度のままで
ある。
【0076】また、固体撮像素子1からメモリ手段8に
伝送する1フレームのデータは、縦512×横512画
素であるために、おおよそ標準的なNTSCレートで処
理を行うことが可能である。NTSCレートであれば、
固体撮像素子1とメモリ手段8の間の1フレームのデー
タ送信としては従来と異なる特別な伝送系を必要としな
いために、例えば既存のモデムと電話回線の組み合わせ
を用いることが可能であり、比較的簡単に遠方にデータ
を伝送することができる。
【0077】こうして、起動時に間引き走査駆動信号発
生手段を用い、動きがある場合にブロック走査駆動信号
発生手段を用いて使い分けることにより、それぞれに最
適な画像を一定の少ない画素の出力によって実現するこ
とができる。
【0078】また、動きのある部分撮像領域が多い場合
に間引き走査駆動信号発生手段を用い、動きのある部分
撮像領域が少ない場合にブロック走査駆動信号発生手段
を用いるようにしてもよい。
【0079】このような第1の実施形態によれば、従来
技術と異なり、撮像装置側にメモリ手段を備える必要が
ないために、撮像装置の小型化およびコストダウン化を
図ることができる。
【0080】また、ランダムアクセス可能な固体撮像素
子を有する撮像手段から、動きのあった部分撮像領域の
画素のみを必要に応じて読み出せばよく、不必要な部分
を読み出す必要がないために、短時間で読み出しができ
て高速な処理を行うことが可能である。
【0081】さらに、動きがないときは、表示装置側の
メモリ手段へ画素のデータを出力する必要がないため
に、固体撮像素子とメモリ手段との間の合計の伝送情報
量を極力軽減することが可能である。
【0082】そして、間引き走査駆動信号発生手段より
全撮像領域の画素を間引いて出力するために、おおよそ
の全体像の情報を即時的に伝送することが可能である。
【0083】加えて、ブロック走査駆動信号発生手段に
より駆動する1フレームの画素数と、間引き走査駆動信
号発生手段により駆動する1フレームの画素数は、それ
ぞれ任意に設定することができるために、同じ値にして
固体撮像素子から画素を出力するフレームレートを一定
にすることが可能である。そして、この場合には、ブロ
ック走査駆動信号による画素の出力と間引き走査駆動信
号による画素の出力を、共通の伝送手段により伝送する
ことが可能である。
【0084】また、1フレームの画素数を全画素数に対
して十分小さい値に設定することが可能であるために、
高画素の固体撮像素子を用いた場合でも、例えばNTS
C機器で使用される画素数と同程度に画素数を抑制する
ことにより、伝送可能な情報量が比較的小さい従来の伝
送手段を利用することができる。
【0085】さらに、駆動信号切換手段を動き検出手段
の制御とは独立に動作させるために、設定したフレーム
レートを任意に選択することが可能である。
【0086】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。この第2の実施形態において、上述の第1の実
施形態と同様である部分については説明を省略し、主と
して異なる点についてのみ説明する。
【0087】この第2の実施形態について、上記図1を
参照して説明する。上述した第1の実施形態において
は、動き検出手段3の出力はブロック走査駆動信号発生
手段5にのみ入力されており、システムコントローラ1
0はこれとは別に駆動信号切換手段7を制御して切り換
えていた。
【0088】これに対してこの第2の実施形態では、図
1中の破線で示すように、動き検出手段3の出力がシス
テムコントローラ10に入力されて、システムコントロ
ーラ10が、該動き検出手段3の出力に基づいて駆動信
号切換手段7を切り換えるようになっている。
【0089】このような第2の実施形態によれば、上述
の第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、
動き検出手段の出力に基づいてシステムコントローラが
駆動信号切換手段を動作させるために、駆動信号切換の
自動化が可能である。また、動き検出手段の出力に基づ
いて切り換えるために、適正な切り換えとなり、かつ高
速な処理が可能になる。
【0090】図3は本発明の第3の実施形態を示したも
のであり、撮像表示システムにおける撮像装置および表
示装置の構成を示すブロック図である。この第3の実施
形態において、上述の第1,第2の実施形態と同様であ
る部分については説明を省略し、主として異なる点につ
いてのみ説明する。
【0091】この第3の実施形態においては、上述の第
1の実施形態に設けられていた間引き走査駆動信号発生
手段6は設けられておらず、その代わりに、上記固体撮
像素子1の撮像領域の全画素を出力させる駆動信号を発
生する全画素走査駆動信号発生手段4が設けられてい
る。
【0092】次に、このような第3の実施形態の作用を
説明する。
【0093】まず、システムの起動時には、システムコ
ントローラ10等の制御により、駆動信号切換手段7に
入力される駆動信号を、全画素走査駆動信号発生手段4
側に切り換える。この全画素走査駆動信号発生手段4
は、固体撮像素子1の全撮像領域の縦2048×横20
48画素の画像データを1フレーム出力させる駆動信号
を発生する。
【0094】上記固体撮像素子1からの出力データに
は、先頭に、該データが全画素走査によるデータである
ことを判別するための全画素コードを付属させる。この
全画素コードは、ブロック走査時に付属するアドレス情
報であるブロックコードと区別するために、24bit
のオール1(1111111111111111111
11111)を用いるものとする。
【0095】撮像装置から伝送された上記データが表示
装置に入力されると、上記メモリ手段8は、縦2048
×横2048画素のデータを順次メモリ領域に書き込
み、表示手段9は、このメモリ手段8の全メモリ領域か
ら、縦2048×横2048画素に対応するメモリ撮像
領域のデータを読み出して表示する。
【0096】こうして最初の表示を行ったら、次に、シ
ステムコントローラ10等の制御により、駆動信号切換
手段7に入力される駆動信号を、ブロック走査駆動信号
発生手段5側に切り換える。
【0097】その後は、上述した第1の実施形態と同様
に、動きのあった部分撮像領域についてブロック走査駆
動を行い、ブロックコードに含まれるアドレスに従っ
て、該部分撮像領域の画素の出力によりメモリ手段8の
メモリ領域を書き換えて、表示手段9に表示する。
【0098】このような第3の実施形態によれば、上述
の第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏することがで
き、つまり、従来技術と異なって、撮像装置側にメモリ
手段を備える必要がないために、撮像装置の小型化およ
びコストダウン化を図ることができる。
【0099】また、ランダムアクセス可能な固体撮像素
子を有する撮像手段から、動きのあった部分撮像領域の
画素のみを必要に応じて読み出せばよく、不必要な部分
を読み出す必要がないために、短時間で読み出しができ
て高速な処理を行うことが可能である。
【0100】さらに、動きがないときは、表示装置側の
メモリ手段へ画素のデータを出力する必要がないため
に、固体撮像素子とメモリ手段との間の合計の伝送情報
量を極力軽減することが可能である。
【0101】そして、駆動信号切換手段を動き検出手段
の制御とは独立に動作させるために、設定したフレーム
レートを任意に選択することが可能である。
【0102】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。この第4の実施形態において、上述の第1から
第3の実施形態と同様である部分については説明を省略
し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0103】この第4の実施形態について、上記図3を
参照して説明する。上述した第3の実施形態において
は、動き検出手段3の出力はブロック走査駆動信号発生
手段5にのみ入力されており、システムコントローラ1
0はこれとは別に駆動信号切換手段7を制御して切り換
えていた。
【0104】これに対してこの第4の実施形態では、図
3中の破線で示すように、動き検出手段3の出力がシス
テムコントローラ10に入力されて、システムコントロ
ーラ10が、該動き検出手段3の出力に基づいて駆動信
号切換手段7を切り換えるようになっている。
【0105】このような第4の実施形態によれば、上述
の第3の実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、
動き検出手段の出力に基づいてシステムコントローラが
駆動信号切換手段を動作させるために、駆動信号切換の
自動化が可能である。また、動き検出手段の出力に基づ
いて切り換えるために、適正な切り換えとなり、かつ高
速な処理が可能になる。
【0106】図4は本発明の第5の実施形態を示したも
のであり、撮像表示システムにおける撮像装置および表
示装置の構成を示すブロック図である。この第5の実施
形態において、上述の第1から第4の実施形態と同様で
ある部分については説明を省略し、主として異なる点に
ついてのみ説明する。
【0107】この第5の実施形態においては、上述の第
1の実施形態に設けられていたブロック走査駆動信号発
生手段5は設けられておらず、その代わりに、上記固体
撮像素子1の撮像領域の全画素を出力させる駆動信号を
発生する全画素走査駆動信号発生手段4が設けられてい
る。
【0108】また、動き検出手段3の出力はシステムコ
ントローラ10に入力されるようになっていて、これに
応じて駆動信号切換手段7は、全画素走査駆動信号発生
手段4と間引き走査駆動信号発生手段6を、システムコ
ントローラ10の制御に基づいて任意に切り換えるよう
になっている。
【0109】また、全画素走査駆動信号発生手段4によ
る動作は上述した第3の実施形態と同様であり、間引き
走査駆動信号発生手段6による動作は上述した第1の実
施形態と同様である。
【0110】次に、このような第5の実施形態の作用を
説明する。
【0111】この第5の実施形態においては、撮像する
被写体の動きが動き検出手段3により検出されると、そ
の出力がシステムコントローラ10に入力され、システ
ムコントローラ10はこの動き検出手段3の出力に基づ
いて、駆動信号切換手段7に入力される駆動信号を全画
素走査駆動信号発生手段4側または間引き走査駆動信号
発生手段6側に切り換える。
【0112】こうして、撮像する被写体が静止している
か動いているかの状態に応じて、最適なフレームレート
に切り換えることが可能である。
【0113】例えば、動き検出手段3の出力に基づい
て、被写体の動きがないまたは少ないと判断されたとき
は、システムコントローラ10が、駆動信号切換手段7
に入力される駆動信号を全画素走査駆動信号発生手段4
側に切り換えて、解像度を向上するフレームレートにす
ることが可能である。
【0114】一方、動き検出手段3の出力に基づいて、
被写体の動きがあるまたは多いと判断されたときは、シ
ステムコントローラ10が、駆動信号切換手段7に入力
される駆動信号を間引き走査駆動信号発生手段6側に切
り換えて、滑らかな動画像を得るフレームレートにする
ことが可能である。
【0115】このような第5の実施形態によれば、上述
の第1から第4の実施形態とほぼ同様の効果を奏すると
ともに、動き検出手段の出力に基づいてシステムコント
ローラが駆動信号切換手段を動作させるために、駆動信
号切換の自動化が可能である。また、動き検出手段の出
力に基づいて切り換えるために、適正な切り換えとな
り、かつ高速な処理が可能になる。
【0116】また、フレームレートを任意に設定するこ
とが可能であり、例えば、被写体の動きの有無や大小に
応じて、最適なフレームレートを設定することができ
る。
【0117】図5は本発明の第6の実施形態を示したも
のであり、撮像表示システムにおける撮像装置および表
示装置の構成を示すブロック図である。この第6の実施
形態において、上述の第1から第5の実施形態と同様で
ある部分については説明を省略し、主として異なる点に
ついてのみ説明する。
【0118】この第6の実施形態は、上述の第1の実施
形態の構成に加えて、固体撮像素子1の撮像領域の全画
素を出力させる駆動信号を発生する全画素走査駆動信号
発生手段4を備えさせたものである。
【0119】また、上記全画素走査駆動信号発生手段4
およびブロック走査駆動信号発生手段5による動作は上
述の第3の実施形態と同様であり、間引き走査駆動信号
発生手段6の動作は上述の第1の実施形態と同様であ
る。
【0120】次に、このような第6の実施形態の作用を
説明する。
【0121】システムを起動したとき、または被写体の
動きがないときには、駆動信号切換手段7に入力される
駆動信号を全画素走査駆動信号発生手段4側に切り換え
ることにより、全撮像領域21の情報を一括して伝送す
ることができ、かつ解像度を向上するフレームレートに
することが可能である。
【0122】また、動きがある領域が少ないと操作者が
判断した場合は、図示しない操作部によって指示を与え
ることにより、システムコントローラ10が駆動信号切
換手段7に入力される駆動信号をブロック走査駆動信号
発生手段5側に切り換える。これにより、解像度を向上
しつつ滑らかな動画像を得るフレームレートにすること
が可能である。
【0123】一方、動きがある領域が多い場合には、上
述の第3の実施形態に示したような全画素走査駆動信号
発生手段4とブロック走査駆動信号発生手段5のみを備
える構成では、メモリ手段8中の動いた領域に対応する
画素データを全て更新するために、複数のフレーム期間
が必要である。
【0124】そこで、この第6の実施形態においては、
動きがある領域が多いと操作者が判断した場合は、図示
しない操作部によって指示を与えることにより、システ
ムコントローラ10が、駆動信号切換手段7に入力され
る駆動信号を間引き走査駆動信号発生手段6側に切り換
える。これにより、間引き画素を出力してメモリ手段8
に低いフレームレートで伝送することができ、かつ表示
手段9により全撮像領域21の画像を表示することがで
きる。
【0125】すなわち、動きのある領域が多い場合にも
少ない場合にも、それぞれに適した映像を表示すること
ができる。この際に、低いフレームレート、例えば標準
的なNTSCのレートでブロック走査駆動信号発生手段
5と間引き走査駆動信号発生手段6による画素の出力を
行うことができるために、この点については上述の第1
の実施形態と同様の効果を奏する。
【0126】このような第6の実施形態によれば、上述
の各実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、駆動
信号切換手段を動き検出手段の制御とは独立に動作させ
るために、フレームレートを任意に設定することが可能
であり、例えば、動きがないときは、駆動信号切換手段
を全画素走査駆動信号に切り換えて、解像度を向上する
フレームレートにすることが可能である。この全画素走
査駆動信号による全画素の出力を、システムの起動時に
行うことにより、全撮像領域の情報を一括して伝送する
ことができる。
【0127】また、動きがある領域が多いときは、駆動
信号切換手段を間引き走査駆動信号に切り換えることに
より、滑らかな動画像を得るフレームレートにすること
が可能である。
【0128】さらに、動きがある領域が少ないときは、
動き検出手段の出力により駆動信号切換手段をブロック
走査駆動信号に切り換えて、動きのある領域のみの画素
を出力することにより、間引き走査駆動信号による画素
データを出力する場合と同等の比較的速いフレームレー
トで滑らかな動画像を得ることが可能である。
【0129】次に、本発明の第7の実施形態について説
明する。この第7の実施形態において、上述の第1から
第6の実施形態と同様である部分については説明を省略
し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0130】この第7の実施形態について、上記図5を
参照して説明する。上述した第6の実施形態において
は、動き検出手段3の出力はブロック走査駆動信号発生
手段5にのみ入力されており、システムコントローラ1
0はこれとは別に駆動信号切換手段7を制御して切り換
えていた。
【0131】これに対してこの第7の実施形態では、図
5中の破線で示すように、動き検出手段3の出力がシス
テムコントローラ10に入力されて、システムコントロ
ーラ10が、該動き検出手段3の出力に基づいて駆動信
号切換手段7を切り換えるようになっている。
【0132】なお、この実施形態においては、図2に示
した16分割された部分撮像領域中において、動きがあ
る領域が1つか2つである場合は動きが少ない、また、
動きがある領域が3以上である場合は動きが多いとシス
テムコントローラ10により判断するようになってい
る。
【0133】このような第7の実施形態によれば、上述
の第6の実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、
動き検出手段の出力に基づいてシステムコントローラが
駆動信号切換手段を動作させるために、駆動信号切換の
自動化が可能である。また、動き検出手段の出力に基づ
いて切り換えるために、適正な切り換えとなり、かつ高
速な処理が可能になる。
【0134】図6は本発明の第8の実施形態を示したも
のであり、撮像表示システムにおける撮像装置および表
示装置の構成を示すブロック図である。この第8の実施
形態において、上述の第1から第7の実施形態と同様で
ある部分については説明を省略し、主として異なる点に
ついてのみ説明する。
【0135】この第8の実施形態においては、ブロック
走査駆動信号発生手段5には、動き検出手段3の出力が
入力されると共に、システムコントローラ10による制
御も可能になっている。つまり、ブロック走査駆動信号
発生手段5は、例えばシステムコントローラ10等の制
御または動き検出手段3の少なくともどちらか一方によ
り特定された固体撮像素子1の全撮像領域21中の部分
撮像領域の画素を出力させるように、固体撮像素子1を
制御するようになっている。
【0136】次に、このような第8の実施形態の作用を
説明する。
【0137】システムの起動時には、システムコントロ
ーラ10等の制御により、全撮像領域21中の部分撮像
領域の画素出力を、読み出す位置を変化させながら複数
回繰り返して行い、最終的に全撮像領域21の画素を全
て出力する。この出力データには、先頭に、ブロック走
査による出力であることを判別するためのブロックコー
ドを付属させる。
【0138】メモリ手段8は、このブロックコードに基
づくアドレスに従って、縦2048×横2048画素の
データを順次メモリ領域に書き込み、表示手段9が、メ
モリ手段8の全メモリ領域から縦2048×横2048
画素のデータを読み出して表示する。
【0139】次に、動き検出手段3により特定される動
きのあった部分撮像領域を、ブロック走査駆動信号発生
手段5によるブロック走査によって1フレーム出力す
る。このブロック走査駆動信号発生手段5による動作
は、上述の第1の実施形態と同様である。
【0140】システムの起動時に行う部分撮像領域の順
次の読み出しと、動き検出手段3による部分撮像領域の
読み出しは、システムコントローラ10等の制御により
任意に切り換えることが可能である。
【0141】このような第8の実施形態によれば、上述
の各実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、単一
の駆動信号発生手段による駆動によって、全撮像領域の
画素と動きのある領域の画素とを出力することができる
ために、他の駆動信号発生手段や駆動信号切換手段が不
要となって、上述した各実施形態に比して構成や動作が
単純となり、撮像装置の小型化およびコストダウン化を
図ることができる。
【0142】次に、本発明の第9の実施形態について説
明する。この第9の実施形態において、上述の第1から
第8の実施形態と同様である部分については説明を省略
し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0143】この第9の実施形態は、全撮像領域21中
において使用する領域を設定する設定手段を新たに設け
たものである。この設定手段は、図示しない操作部また
は動き検出手段等により構成されている。これにより、
例えば図1に示した動き検出手段3により特定する動き
領域の範囲を狭めることができる。
【0144】この点について上記図2を参照して説明す
る。
【0145】上述したように、全撮像領域21を16分
割した部分撮像領域A11〜A44の内で、出席者であ
る人24がいる領域、つまり動きがある領域は、A1
3,A22,A31,A34,A41,A44の6つで
ある。
【0146】出力する領域を上記6つの部分撮像領域に
限定することによって、全撮像領域21の画素を出力す
る際の固体撮像素子1または動き検出手段3の少なくと
もどちらか一方の動作時間を短縮することが可能であ
る。図2に示した例の場合には、単純に16分の6(6
/16)であると計算することができる。
【0147】出力しない領域の画素は、以前に固体撮像
素子1から出力した画素のデータを利用しても良いし、
あるいはROM等の他のメモリ手段に予め格納している
自然画やコンピュータグラフィックス映像のデータを読
み出して、上記メモリ手段8に書き込んで用いても良い
ために、表示手段9による全撮像領域の表示が欠落する
ことなく自然な映像を見ることも可能である。
【0148】このような第9の実施形態によれば、上述
の第1から第8の実施形態とほぼ同様の効果を奏すると
ともに、全撮像領域中の出力領域を限定することによ
り、固体撮像素子や動き検出手段の動作時間を短縮化す
ることが可能である。
【0149】続いて、本発明の第10の実施形態につい
て説明する。この第10の実施形態において、上述の第
1から第9の実施形態と同様である部分については説明
を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
【0150】この第10の実施形態は、例えば上記図1
に示した動き検出手段3の代わりに、特定手段として操
作部を設けたものである。これにより、操作者の意思が
反映された画素の出力が可能になる。
【0151】つまり、例えば上記図2に示したようなT
V会議等において、司会者が発言を許可したいまたは発
言を求めたい人を選択して、全撮像領域21中のその人
に対応する部分撮像領域の画素を出力し、表示手段9に
動画として表示することにより、司会者の意思を画像に
明確に反映することができて、司会進行を有効に進める
手段となりうる。
【0152】このような第10の実施形態によれば、上
述の第1から第9の実施形態とほぼ同様の効果を奏する
とともに、操作者の意思が反映されるために、伝送する
情報がより要求に適合するものとなり、この撮像表示シ
ステムを例えばTV会議等に適用した場合には、司会進
行を有効に進める手段となりうる。
【0153】図7は本発明の第11の実施形態を示した
ものであり、撮像表示システムにおける撮像装置および
表示装置の構成を示すブロック図である。この第11の
実施形態において、上述の第1から第10の実施形態と
同様である部分については説明を省略し、主として異な
る点についてのみ説明する。
【0154】この第11の実施形態は、上述の第1の実
施形態をやや変形したものであり、図7は本実施形態に
おける構成の一例を示している。
【0155】この実施形態の撮像表示システムにおける
表示装置は、上記固体撮像素子1の出力を例えば電話回
線等を利用して伝送した後に受け取り、出力に含まれる
ブロックコードまたは間引きコードに従って後述するメ
モリ手段を任意に選択するスイッチ等を有してなるメモ
リ選択手段11と、このメモリ選択手段11の一出力端
側からの出力を1次記憶する間引きメモリ手段たる第1
のメモリ手段8aと、該メモリ選択手段11の他の出力
端側からの出力を1次記憶するブロックメモリ手段たる
第2のメモリ手段8bと、上記第1のメモリ手段8aま
たは第2のメモリ手段8bに格納された画素データを順
次読み出して表示する表示手段9とを備えている。
【0156】次に、このような第11の実施形態の作用
を説明する。
【0157】ブロック走査駆動信号発生手段5による出
力データを受け取った際には、出力データに含まれるブ
ロックコードによりメモリ選択手段11を他の出力端側
に切り換えて第2のメモリ手段8bに画素データを格納
し、一方、間引き走査駆動信号発生手段5による出力の
際には、出力に含まれる間引きコードにより該メモリ選
択手段11を一出力端側に切り換えて第1のメモリ手段
8aに画素データを格納する。そして、そのデータを読
み出して表示手段9により表示する。
【0158】このような第11の実施形態によれば、上
述の各実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、メ
モリ選択手段を任意に切り換えることにより、複数の駆
動信号により固体撮像素子から出力される複数種類の画
素群のデータをそれぞれ別のメモリ手段に記憶すること
が可能であるために、各メモリ手段の読み出しを制御す
ることによって、表示手段へ表示する画像を、解像度を
向上する画像または滑らかな動画像に任意に選択するこ
とができる。
【0159】また、全撮像領域の画素の出力をブロック
走査により複数回に分割して行う場合は、1フレームで
送られるデータは全撮像領域のデータの一部であるため
に、全データが送られるには数フレームかかる。そこで
この間は、第1のメモリ手段に記憶されている間引き走
査による画素データを表示手段に表示し、ブロック走査
による分割された画素データが全て第2のメモリ手段に
送られた後で、メモリ選択手段により第2のメモリ手段
に切り替えることで、書き換え途中の画像を表示しない
ことが可能である。
【0160】動きのある領域が特定の部分撮像領域内に
限定されず、ある領域の動きが他の領域へと移動する場
合は、このような構成を用いることにより、見た目に自
然な動画を表示手段に表示することができる。つまり、
ブロック走査による画像を表示しているときに人などが
他の部分撮像領域に移動した場合でも、間引きモードに
切り換えて該間引き走査によるデータを記憶するメモリ
手段からデータを読み出すことにより、自然な動画を表
示することができる。
【0161】なお、上述において、X−Yアドレス型の
固体撮像素子は、MOS型内部増幅センサであることが
望ましい。
【0162】また、上記第11の実施形態は、上記第1
の実施形態の構成をやや変形して、ブロック走査による
画素データを第2のメモリ手段8bに格納し、間引き走
査による画素データを第1のメモリ手段8aに格納する
ようにしたものであったが、さらに他の実施形態の構成
を変形し、例えば全画素走査による画素データを格納す
る全画素メモリ手段を設けて、メモリ選択手段により切
り換えるようにしても良い。
【0163】ところで、上述した実施形態において、例
えば次に説明するような動き検出手段を採用することも
考えられる。すなわち、撮像装置側にも全画素のデータ
を記憶することができるメモリ手段を備えさせて、1フ
レーム毎にこのメモリ手段のデータを更新する処理を行
う。ここで、各部分撮像領域の各画素を1フレーム前の
データと逐次比較することにより、動き検出を行うこと
が可能である。
【0164】この場合においても、上述したランダムア
クセス可能な固体撮像素子を用いれば画素の出力に無駄
がないために、上述したような読み出しの高速性という
特徴を有したものとなる。また、間引き読み出しやブロ
ック読み出しを用いる場合には、上述したように、一定
の比較的低いフレームレートによる既存のNTSC機器
を用いたデータの伝送が可能である。
【0165】図8は本発明の第12の実施形態を示した
ものであり、撮像表示システムにおける撮像装置および
表示装置の構成を示すブロック図である。この第12の
実施形態において、上述の第1の実施形態と同様である
部分については説明を省略し、主として異なる点につい
てのみ説明する。
【0166】上述した各実施形態では、撮像装置側にて
伝送する画像データを決定しているが、第12の実施形
態では、表示装置側の操作に応じた画像データを撮像装
置から伝送するようになっている。
【0167】撮像装置は、後述する表示装置から出力さ
れる制御信号を入力するための制御信号入力手段12
と、固体撮像素子1から出力された画像データを表示装
置に出力するための画像データ出力手段13とをさらに
備えている。
【0168】また、表示装置は、間引き読み出しにより
全体像を表示するか、または、この全体像の表示から拡
大して見たい部分を指定してブロック読み出しにより部
分撮像領域を表示するかを選択操作するための操作部1
4と、この操作部14の操作に応じて間引き読み出しや
ブロック読み出し、そしてブロック読み出し時のアドレ
ス情報等の制御信号を生成するための制御信号生成手段
15と、この制御信号を上記撮像装置に出力するための
制御信号出力手段16と、上記撮像装置から出力される
画像データを入力するための画像データ入力手段17と
をさらに備えている。
【0169】なお、撮像装置と表示装置とを接続する伝
送路としては、上述した各実施形態と同様に電話回線や
LAN等の既存の伝送手段を利用することができる。ま
た、固体撮像素子としては、CMD(Charge Modulatio
n Device)撮像素子を用いてもよい。
【0170】上記図8を参照してこの第12の実施形態
の作用を説明する。
【0171】まず、システムの起動時には、上述の第1
の実施形態と同様に、撮像装置にて間引き読み出しによ
って得られた1フレーム毎の画像データが表示装置に伝
送され、表示装置にて動画による全体像の表示が行われ
る。
【0172】表示装置側において、操作者がこの全体像
の表示の中で拡大して見たい部分がある場合は、操作部
14にて後述する操作方法により見たい部分を指定する
等の操作を行う。制御信号生成手段15は、操作部14
により指定されたブロック読み出しにおけるアドレス情
報等に応じた制御信号を生成する。この制御信号は、制
御信号出力手段16を介して表示装置から出力され、電
話回線等の伝送路を介して撮像装置の制御信号入力手段
12に入力される。
【0173】そして、入力された制御信号は、システム
コントローラ10に入力される。システムコントローラ
10は、ブロック走査駆動信号発生手段5に指定された
アドレス情報を出力し、さらに、駆動信号切換手段7を
制御して、この駆動信号切換手段7に入力される駆動信
号を、ブロック走査駆動信号発生手段5側に切り換え
る。
【0174】ブロック走査駆動信号発生手段5は、上記
アドレス情報に対応した部分撮像領域をブロック走査す
る駆動信号を発生する。このブロック走査駆動信号によ
り固体撮像素子1から出力された画像データには、上述
の第1の実施形態と同様に、先頭に、読み出しを開始す
るアドレス情報を含むブロックコードを付属している。
固体撮像素子1から出力された画像データは、画像デー
タ出力手段13を介して撮像装置から出力され、伝送路
を介して表示装置の画像データ入力手段17に入力され
る。
【0175】入力された画像データは、上述の第1の実
施形態と同様に、メモリ手段8に記憶され、このメモリ
手段8から読み出されて表示手段9に表示される。そし
て、表示装置にて次の操作が行われるまで、固体撮像素
子1から指定されている部分撮像領域が読み出され、動
画表示される。
【0176】このような第12の実施形態によれば、表
示装置側の操作により撮像装置の固体撮像素子からの読
み出しを制御することができるため、操作者は表示装置
側にて所望の画像を得ることができる。
【0177】また、撮像装置側にメモリ手段を備える必
要がないために、撮像装置の小型化およびコストダウン
化を図ることができる。
【0178】さらに、ランダムアクセス可能な固体撮像
素子を有する撮像手段から、操作部により指定された部
分撮像領域の画素のみを必要に応じて読み出せばよく、
不必要な部分を読み出す必要がないために、短時間で読
み出しができて高速な処理を行うことが可能である。
【0179】加えて、ブロック走査駆動信号発生手段に
より駆動する1フレームの画素数と、間引き走査駆動信
号発生手段により駆動する1フレームの画素数は、それ
ぞれ任意に設定することができるために、同じ値にして
固体撮像素子から画素を出力するフレームレートを一定
にすることが可能である。そして、この場合には、ブロ
ック走査駆動信号による画素の出力と間引き走査駆動信
号による画素の出力を、共通の伝送手段により伝送する
ことが可能である。
【0180】また、1フレームの画素数を全画素に対し
て十分小さい値に設定することが可能であるために、高
画素の固体撮像素子を用いた場合でも、例えばNTSC
機器で使用される画素数と同程度に画素数を抑制するこ
とにより、伝送可能な情報量が比較的少ない従来の伝送
手段を利用することができる。
【0181】図9は本発明の第13の実施形態を示した
ものであり、撮像表示システムにおける撮像装置および
複数の表示装置の構成を示すブロック図である。この第
13の実施形態において、上述の第12の実施形態と同
様である部分については説明を省略し、主として異なる
点についてのみ説明する。
【0182】第13の実施形態においては、1つの撮像
装置に対して、表示装置1、表示装置2および表示装置
3の複数の表示装置が伝送路によって接続されているも
のである。
【0183】この第13の実施形態において、制御信号
出力手段16は、制御信号生成手段15により生成され
た制御信号に自己の表示装置の識別情報としてのアドレ
ス情報を付加し、この制御信号を撮像装置に出力するよ
う構成されている。
【0184】また、表示装置のアドレス情報を含んだ制
御信号が入力されるシステムコントローラ10は、この
表示装置のアドレス情報を画像データ出力手段13に出
力するよう構成されている。さらに、画像データ出力手
段13は、システムコントローラ10から出力されたア
ドレス情報を固体撮像素子1から読み出された画像デー
タに付加して出力するよう構成されている。
【0185】次に、このような第13の実施形態の作用
を説明する。
【0186】まず、撮像装置側は各表示装置側とアクセ
ス可能な状態になされ、各表示装置側からの制御信号待
ちの状態になる。そして、例えば、表示装置1が操作部
14によりアクセス可能な状態になされると、制御信号
生成手段15にて間引き読み出しを行うための制御信号
が生成され、制御信号出力手段16に出力される。この
制御信号出力手段16では、生成された制御信号に自己
の表示装置1のアドレス情報を付加し、伝送路を介して
撮像装置に出力する。なお、制御信号出力手段16にお
いて、上記制御信号を出力する際、撮像装置のアドレス
情報を付加していることはいうまでもない。
【0187】表示装置1から出力された制御信号は、制
御信号入力手段12を介してシステムコントローラ10
に入力される。システムコントローラ10は、画像デー
タ出力手段13に付加された表示装置1のアドレス情報
を出力し、さらに、駆動信号切換手段7を制御して、こ
の駆動信号切換手段7に入力される駆動信号を、間引き
走査駆動信号発生手段5側に切り換える。間引き走査駆
動信号により固体撮像素子1から出力される画像データ
は、画像データ出力手段13にて表示装置1のアドレス
情報が付加されて、撮像装置から出力される。
【0188】この画像データは、アドレス情報に基づい
て表示装置1の画像データ入力手段17に入力され、メ
モリ手段8に記憶された後、このメモリ手段8から読み
出されて表示手段9にて間引き読み出しによる全体像が
表示される。そして、表示装置1にて次の操作が行われ
る、乃至は、他の表示装置である表示装置2,3でアク
セス可能な状態になされるまでは、固体撮像素子1から
間引き読み出しが行われ、動画表示される。
【0189】続いて、表示装置2において、操作部14
によりアクセス可能な状態になされると、上述した表示
装置1と同様に、表示装置2では、制御信号に自己の表
示装置2のアドレス情報を付加して、この制御信号を撮
像装置に出力し、撮像装置では、同様に間引き読み出し
を行い、読み出された画像データに表示装置2のアドレ
ス情報を付加して出力する。
【0190】この時点で、表示装置1および表示装置2
にて間引き読み出しが行われているので、撮像装置で
は、システムコントローラ10により固体撮像素子1か
ら間引き読み出しされた1フレーム毎の画像データを表
示装置1と表示装置2に交互に出力して、各表示装置の
画像表示を更新する。
【0191】そして、表示装置3において、操作部14
によりアクセス可能な状態になされた場合でも、同様
に、表示装置3にて間引き読み出しによる全体像の表示
が行われる。そして、各表示装置にてブロック読み出し
の操作が行われるまで、撮像装置では、システムコント
ローラ10により固体撮像素子1から間引き読み出しさ
れた1フレーム毎の画像データを表示装置1、表示装置
2、そして表示装置3と順次繰り返して出力し、各表示
装置の画像表示を更新する。
【0192】この状態で、表示装置1の操作部14によ
りブロック読み出しの操作が行われた場合は、同様に、
表示装置1では、ブロック読み出しを行うための制御信
号に自己の表示装置1のアドレス情報を付加して、この
制御信号を撮像装置に出力し、撮像装置では、指定され
た部分撮像領域のブロック読み出しを行い、読み出され
た画像データに表示装置1のアドレス情報を付加して出
力する。
【0193】画像データは、表示装置1のメモリ手段8
に記憶され、自己の表示装置1にて次の操作が行われる
まで、このメモリ手段8から読み出された画像データが
表示手段9にて静止画表示される。つまり、間引き読み
出しによる全体像の表示の場合は、表示装置に表示する
ための画像が更新され、動画表示が行われ、ブロック読
み出しによる部分撮像領域の表示の場合は、画像は更新
されず、最初に読み出された画像の静止画表示が行われ
る。
【0194】なお、上述した第13の実施形態では、撮
像装置は各表示装置からの制御信号を受けて、この制御
信号に応じた画像データを表示装置に伝送するよう構成
されているが、撮像装置側において、表示装置1、表示
装置2、そして表示装置3の順に時分割で各表示装置を
監視し、制御信号が生成されていれば、この制御信号に
応じた画像データを伝送するよう構成してもよい。この
ように構成する場合、使用される表示装置が何台あるか
を撮像装置側で認識する必要があるため、例えば、表示
装置がアクセス可能な状態になされたときに表示装置側
から使用する旨の信号を撮像装置側に伝送するよう構成
する必要がある。
【0195】また、第13の実施形態では、1つの撮像
装置に対して、複数の表示装置が伝送路によって接続さ
れているが、表示装置は制御信号に撮像装置のアドレス
情報を付加して出力しているため、複数の撮像装置を接
続してもよい。
【0196】図10は、上述した第13の実施形態の具
体例を示すものであり、撮像表示システムを用いた遠隔
教室を示す図である。
【0197】図10において、撮像装置としてのカメラ
31とこのカメラ31とケーブルにより接続されたパソ
コン32とが設けられ、伝送路を介して、表示装置1と
してのパソコン33,表示装置2としてのパソコン34
および表示装置3としてのパソコン35が設けられてい
る。
【0198】撮像装置側では、カメラ31により、撮像
対象である黒板や机の上に置かれた物体、そして先生を
撮像して、授業風景を得る。表示装置側では、生徒は授
業を受けるために各表示装置としてのパソコン33,3
4,35を撮像装置側とアクセス可能な状態にする。こ
れにより、上述したように各パソコンにてアドレス読み
出しによる授業風景の全体像の表示が行われる。そし
て、各パソコンにおいて、生徒が操作部14としてのキ
ーボードやマウスを操作することによりそれぞれ所望の
画像を表示することができる。
【0199】図10において、表示装置1としてのパソ
コン33は、全体像を表示した状態を示し、表示装置2
としてのパソコン34は、黒板を拡大表示した状態を示
し、表示装置3としてのパソコン35は、机の上の物体
を拡大表示した状態を示している。
【0200】上述の操作方法について、図11(a)〜
(c)を参照して説明する。図11(a)〜(c)は、
表示装置としてのパソコンの画面を示す図である。
【0201】図11(a)は、間引き読み出しによる全
体像の表示画面で、上述したようにパソコン33,3
4.35を撮像装置側とアクセス可能な状態にすること
により得られる。画面の下方には、操作用のアイコン付
きのボタンが並べられており、左側から、間引き読み出
し操作ボタン41、ブロック読み出し操作ボタン42、
上下左右の4つのボタンからなる指定エリア移動ボタン
43、実行ボタン44が設けられている。
【0202】この図11(a)に示す全体像の表示から
ブロック読み出しにより拡大して見たい部分がある場合
は、操作部14としてのマウスにより、図示しないカー
ソルをブロック読み出し操作ボタン42に合わせてクリ
ックする。この操作により、図11(b)に示すよう
に、全体像の表示画面上にブロック読み出しの指定エリ
ア45が現れる。この指定エリア45は、全体像の表示
画面の16分の1の大きさに設定されている。
【0203】指定エリア45を拡大してみたい部分に移
動するには、マウスによりカーソルを指定エリア移動ボ
タン43の上下左右の各ボタンに合わせてクリックする
ことで、指定エリア45がクリックした指定エリア移動
ボタン43の対応した方向に移動する。このようにして
指定エリア45を所望の位置に移動させて、マウスによ
り実行ボタン44をクリックすることで、図11(c)
に示すように、ブロック読み出しにより指定した部分が
拡大表示される。
【0204】ここで、間引き読み出しによる全体像が見
たければ、マウスにより間引き読み出し操作ボタン41
をクリックし、実行ボタン44をクリックすることで、
図11(a)に示す間引き読み出しによる全体像の表示
画面に戻る。
【0205】なお、指定エリア45は、全体像の表示画
面の16分の1の大きさに設定されているが、このエリ
アの大きさを任意に変えられるよう構成してもよい。
【0206】このような第13の実施形態によれば、上
述の第12の実施形態と同様の効果を奏すると共に、複
数の操作者が表示装置にて遠隔の同一対象物を同一撮像
装置を用いて見ることができ、例えば、遠隔教室、遠隔
会議、遠隔医療、遠隔販売、遠隔作業等に利用すること
ができる。また、複数の操作者が同一視野範囲の画像を
見ることができ、その視野範囲から所望の部分を拡大し
て見ることができるので、複数の操作者による遠隔作業
において重要となるお互いの協調性(コラボレーショ
ン)を得ることができる。
【0207】そして、例えば、顕微鏡に上述した撮像装
置を装着することで、病理細胞を対象物として、顕微鏡
ステージを移動することなくブロック読み出しによる所
望部分の拡大画像を得ることができ、複数の観察者によ
る同一サンプルの観察を行うこともできる。従って、遠
隔地の複数の病理医師による遠隔病理診断(テレパソロ
ジー)が可能となる。
【0208】図12から図18は本発明の第14の実施
形態を示したものであり、図12は撮像表示システムに
おける撮像装置および表示装置の構成を示すブロック図
である。この第14の実施形態において、上述した各実
施形態と同様である部分については説明を省略し、主と
して異なる点についてのみ説明する。
【0209】この撮像装置は、被写体像をX−Yアドレ
ス型の固体撮像素子1の撮像面に光学的に結像するため
の撮像レンズ51と、該固体撮像素子1を含む上記撮像
手段2と、上記固体撮像素子1を含む撮像手段2を制御
して駆動する撮像素子駆動手段52と、上記固体撮像素
子1から出力される撮像信号に所定の処理を施して標準
信号方式またはこれに準ずる信号として出力する撮像信
号処理手段53と、この撮像信号処理手段53により処
理された画像データを含む信号を表示装置に対して送信
するための送信手段54と、上記撮像素子駆動手段5
2,撮像信号処理手段53,送信手段54を含むこの撮
像装置全体の制御を行うシステムコントローラ10とを
有して構成されている。
【0210】次に、表示装置は、上記撮像装置の送信手
段54から送信された画像データを含む信号を受信する
受信手段55と、この受信手段55により受信した画像
データを標準的な解像度で表示するモニタ等でなる標準
信号用の第1の表示手段9aと、上記受信手段55によ
り受信した画像データを標準信号方式で記録する記録手
段56と、上記受信手段55により受信した画像データ
または上記記録手段56に記録されている画像データに
基づいて高精細画像を表示するための高精細信号を再構
築する高精細信号処理手段57と、この高精細信号処理
手段57により処理された高精細画像データを表示する
高精細信号用の第2の表示手段9bとを有して構成され
ている。
【0211】なお、上記撮像装置側の送信手段54と表
示装置側の受信手段55との通信は、無線による通信手
段や有線による通信手段など、各種の手段を用いること
ができる。
【0212】また、上述した標準信号方式としては、図
18に示すようなものが例として挙げられる。
【0213】すなわち、垂直方向のライン数が525ラ
インであって1秒間に送出するフィールド数が60フィ
ールドであるものとしては、モノクロのEIA方式、カ
ラーのNTSC方式があり、垂直方向のライン数が62
5ラインであって1秒間に送出するフィールド数が50
フィールドであるものとしては、モノクロのCCIR方
式、カラーのPAL方式またはSECAM方式がある。
【0214】次に、図13から図17を参照して、上記
X−Yアドレス型の固体撮像素子1による画素の読み出
しについて説明する。図13は所定の読み出しサイクル
において最初に読み出す画素の位置を示す図、図14は
所定の読み出しサイクルにおいて2番目に読み出す画素
の位置を示す図、図15は所定の読み出しサイクルにお
いて最後に読み出す画素の位置を示す図、図16は所定
の読み出しサイクルにおいて読み出す画素の順序と位置
の対応関係を示す図、図17は所定の読み出しサイクル
において読み出す画素の順序を示す図である。
【0215】本実施形態においても、固体撮像素子1の
全撮像領域の画素構成が、縦2048×横2048画素
である場合を例にとって説明する。このような画素構成
の固体撮像素子1において、上記標準信号方式の画素数
に近づけるために、縦横それぞれに4画素に1画素の割
合で間引いて読み出すことにして、縦(2048/4)
×横(2048/4)画素=縦512×横512画素と
している。
【0216】つまり、間引き率は1/16であって、サ
イクルを構成する1フレームにおいては、固体撮像素子
1の全撮像領域中の、縦4×横4=16画素毎に1画素
を読み出すようになっている。逆に言えば、16フレー
ムにより1サイクルが構成されている。
【0217】まず、読み出しの1フレーム目において
は、図13に示すように、縦4×横4画素中の最も左上
の画素を読み出す。なお、最初に読み出す画素の位置は
任意でも構わないが、便宜上、図示の位置を最初の読み
出し位置としている。
【0218】次に、読み出しの2フレーム目において
は、図14に示すように、上記図13において読み出し
た画素の右隣の画素を読み出す。
【0219】同様にして読み出す画素を右隣に移動しな
がら順次読み出し、縦4×横4画素の右端に到達したと
ころで、図17に示すように、次の段の左端に移動して
同様にして読み出す。
【0220】このようにして、1サイクルの最後である
16フレーム目においては、図15に示すように、縦4
×横4画素中の最も右下の画素を読み出す。
【0221】すなわち、1サイクル、つまり16フレー
ムの画素読み出しが終了した段階では、図16に示すよ
うに、縦4×横4画素の全てが満遍なく読み出され、つ
まり、固体撮像素子1の全画素が一通り読み出されたこ
とになる。
【0222】こうして読み出されて、撮像信号処理手段
53により所定の処理が施された画像データは、送信手
段54により送信される。
【0223】これを受信手段55により受信した表示装
置は、標準信号方式またはこれに準ずる信号として出力
し、第1の表示手段9aにより標準的な解像度で表示
し、あるいは記録手段56に記録する。
【0224】また、上記受信手段55により受信した画
像データ、または上記記録手段56に記録しておいた画
像データに基づいて、高精細画像を観察したい場合に
は、該受信手段55の出力または記録手段56の再生出
力を高精細信号処理手段57に入力して、この高精細信
号処理手段57において、上記1サイクルの信号、つま
り16フレーム分の画像データに基づいて、予め設定さ
れている高精細画像再構築用の情報に基づき、縦204
8×横2048画素の高精細の信号を構成し、第2の表
示手段9bにより表示する。
【0225】なお、高精細画像を再構築する際に、縦2
048×横2048画素の精細さは不要である場合に
は、例えば1フレーム目,3フレーム目,9フレーム
目,11フレーム目の画像に基づいて、縦1024×横
1024画素の高精細画像を再構築することも可能であ
る。
【0226】このような第14の実施形態によれば、標
準信号方式またはこれに準ずる方式で送信された複数フ
レームの画像データに基づいて、高精細画像を再構築し
て被写体を子細に観察することが可能になる。また、標
準信号方式等で記録手段に記録した複数フレームの画像
データに基づいて、高精細画像を再構築することも可能
である。
【0227】このように特別な方式を用いて画像データ
を送信する必要がないために、通常時は高いフレームレ
ートで被写体を観察しあるいは記録することができると
ともに、必要に応じて比較的簡単な回路構成により高精
細画像を再構築して観察することができる。
【0228】図19,図20は本発明の第15の実施形
態を示したものであり、図19は撮像表示システムにお
ける撮像装置および表示装置の構成を示すブロック図で
ある。この第15の実施形態において、上述した各実施
形態と同様である部分については説明を省略し、主とし
て異なる点についてのみ説明する。
【0229】本実施形態の撮像表示システムの構成は、
上述した第14の実施形態とほぼ同様であるが、撮像素
子駆動手段52により固体撮像素子1の駆動を行う際
に、どのような画素構成においてどのような順序で画素
を読み出したか等についてのインデックス情報を、送信
手段54と受信手段55を介して、表示装置の高精細信
号処理手段57に送るようにしたものである。このイン
デックス情報は、標準信号方式等で送信される信号の空
き領域、例えば垂直ブランキング領域に重畳させて送出
するようにすると良い。
【0230】上記インデックス情報に含まれる情報とし
ては、例えば固体撮像素子1の全撮像領域の画素構成
(つまり、全体の画素数など)、画素の読み出し順序の
配列、間引き率(上述の場合には、縦方向および横方向
ともに4画素に1画素の割合で間引かれるために、1/
16の間引き率となる。)、読み出しの1サイクルが何
フレームで構成されるか(上述の場合には16フレーム
で構成される)、上記1サイクルにおけるフレーム番号
(現フレームが1サイクル中の何フレーム目であるか)
などである。
【0231】表示装置においては、上記受信手段55を
介して高精細信号処理手段57が上記インデックス情報
を受け取って、該インデックス情報に基づいて高精細画
像を再構築するようになっている。こうして、読み出し
順序を必要に応じて可変とした場合にも、インデックス
情報が表示装置側に入力されるために、高精細信号処理
手段57は、高精細画像を適切に再構築することができ
る。
【0232】なお、上記間引き率は、通常は縦方向およ
び横方向ともに同一であることが望ましい(画像の歪み
等が生じないようにするため)が、必要がある場合に
は、適宜変化させても良い。このような場合としては、
例えば1画素の縦横比が正方でない場合などが考えられ
る。
【0233】また、本実施形態においては、上記図17
に示したような読み出し順序の他に、図20に示すよう
な読み出し順序を採用している。図20は所定の読み出
しサイクルにおいて読み出す画素の順序を示す図であ
る。
【0234】この図に示す例は、1サイクルにおいて縦
4×横4画素中の画素を順次読み出す際に、左右方向、
または上下方向の何れか一方に1画素だけ移動しながら
読み出すようにしたものであり、次に読み出す画素が必
ず隣接した画素となるようにしたものである。さらに、
16番目に読み出す画素を、次のサイクルの1番目に読
み出す画素に隣接させることにより、サイクル間の移行
においても画素が隣接するようにしている。
【0235】このような読み出し方法を用いることによ
り、標準信号方式等で表示するときのフレーム毎の画像
が滑らかに変化するようになる。つまり、上記図17に
示したような例においては、1サイクル中の4番目のフ
レームから5番目のフレームに移行するときに画素位置
の飛びが起こり、特に第16番目のフレームから次のサ
イクルの第1番目のフレームに移行するときには、対角
線方向に大きな飛びが起こっていたが、この図20に示
すような読み出し方法を用いれば、各フレーム同士の間
に1画素以上の飛びが発生することはなく、滑らかな画
像を観察することが可能となる。
【0236】このような第15の実施形態によれば、上
述の第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、撮
像装置から送出されるインデックス情報に基づいて、表
示装置は高精細信号処理手段により高精細画像を再構築
することができる。
【0237】また、読み出し順序を工夫することによ
り、標準信号方式で表示するときに滑らかな画像を得る
ことができる。
【0238】さらに、読み出し順序を必要に応じて可変
とした場合にも、インデックス情報が表示装置側に入力
されるために、高精細信号処理手段は高精細画像を適切
に再構築することができる。
【0239】図21から図24は本発明の第16の実施
形態を示したものであり、図21は撮像表示システムに
おける撮像装置および表示装置の構成を示すブロック図
である。この第16の実施形態において、上述した各実
施形態と同様である部分については説明を省略し、主と
して異なる点についてのみ説明する。
【0240】この実施形態は、上述の第14または第1
5の実施形態において説明した、高精細の画像を再構築
することが可能なように1サイクル内で画素を順次ずら
して読み出す第1のモードの他に、複数の画素の出力を
加算して読み出す第2のモードを設けたものである。
【0241】すなわち、表示装置には、モードを選択し
て指示入力するためのモード指定手段58が設けられて
いて、その出力は、送受信手段55Aを介して撮像装置
側に送出されるようになっている。
【0242】一方、撮像装置には、上記表示装置の送受
信手段55Aから送出されたモード情報を受信する手段
を兼ねた送受信手段54Aが設けられていて、その出力
はモード切換手段を兼ねたシステムコントローラ10A
に入力されるようになっている。
【0243】そして、システムコントローラ10Aは、
受信したモード情報に基づいて、撮像素子駆動手段52
により固体撮像素子1を駆動するモードを切り換えるよ
うになっている。
【0244】次に、図22から図24を参照して、上記
第2のモードの例について説明する。図22は隣接する
複数の画素の出力を加算して読み出すモードの一例を説
明するための図、図23は隣接する複数の画素の出力を
加算して読み出すモードの他の例を説明するための図、
図24は隣接する複数の画素の出力を加算して読み出す
モードの更に他の例を説明するための図である。
【0245】図22に示す例は、縦4×横4画素当たり
について、互いに近接する左上の4画素(縦2×横2画
素)を加算して出力するモードを示したものである。こ
れによれば、1画素を出力する場合に比して4倍の出力
が得られるために、被写体の輝度が低いなどの場合に、
明るく見易い画像を得ることが可能になる。
【0246】同様にして、図23に示す例は、縦4×横
4画素当たりについて、互いに近接する左上の9画素
(縦3×横3画素)を加算して出力するモード、図24
に示す例は、縦4×横4画素について全ての画素を加算
して出力するモードをそれぞれ示しており、これらのモ
ードに設定することにより、さらに明るく見易い画像を
得ることができる。
【0247】このような第16の実施形態によれば、上
述した第14,第15の実施形態とほぼ同様の効果を奏
するとともに、モードを切り換えることにより、高精細
の画像を見たい場合や、明るい画像を見たい場合に、適
切な設定を選択することができる。しかも、モードの切
り換えを表示装置側のモード指定手段によって行うよう
にしたために、操作性が良いという利点がある。
【0248】
【発明の効果】以上説明したように請求項1による本発
明の撮像表示システムによれば、撮像装置側にメモリ手
段を備える必要がないために、撮像装置の小型化および
コストダウン化を図ることができる。また、全撮像領域
中の一部の領域をブロック走査駆動することにより、不
要な部分を読み出す時間がないために高速な処理を行う
ことができ、表示装置へ伝送する画像情報の情報量を少
なくすることができる。さらに、全撮像領域を間引き走
査することにより、表示装置へ伝送する画像情報の情報
量を少なくすることができ、おおよその全体像の情報を
短時間で伝送することが可能である。
【0249】請求項2による本発明の撮像表示システム
によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する
とともに、ブロックメモリ手段と間引きメモリ手段を必
要に応じて使い分けることにより、最適な画像を表示す
ることができる。
【0250】請求項3による本発明の撮像表示システム
によれば、撮像装置側にメモリ手段を備える必要がない
ために、撮像装置の小型化およびコストダウン化を図る
ことができる。また、全撮像領域中の一部の領域をブロ
ック走査駆動することにより、不要な部分を読み出す時
間がないために高速な処理を行うことができ、表示装置
へ伝送する画像情報の情報量を少なくすることができ
る。さらに、全撮像領域を全画素走査することにより、
高精細な全体像の情報を伝送することが可能である。
【0251】請求項4による本発明の撮像表示システム
によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果を奏する
とともに、ブロックメモリ手段と全画素メモリ手段を必
要に応じて使い分けることにより、最適な画像を表示す
ることができる。
【0252】請求項5による本発明の撮像表示システム
によれば、撮像装置側にメモリ手段を備える必要がない
ために、撮像装置の小型化およびコストダウン化を図る
ことができる。また、全撮像領域を全画素走査すること
により、高精細な全体像の情報を伝送することが可能で
ある。さらに、全撮像領域を間引き走査することによ
り、表示装置へ伝送する画像情報の情報量を少なくする
ことができ、おおよその全体像の情報を短時間で伝送す
ることが可能である。
【0253】請求項6による本発明の撮像表示システム
によれば、請求項5に記載の発明と同様の効果を奏する
とともに、全画素メモリ手段と間引きメモリ手段を必要
に応じて使い分けることにより、最適な画像を表示する
ことができる。
【0254】請求項7による本発明の撮像表示システム
によれば、撮像装置側にメモリ手段を備える必要がない
ために、撮像装置の小型化およびコストダウン化を図る
ことができる。また、全撮像領域中の一部の領域をブロ
ック走査駆動することにより、不要な部分を読み出す時
間がないために高速な処理を行うことができ、表示装置
へ伝送する画像情報の情報量を少なくすることができ
る。さらに、全撮像領域を全画素走査することにより、
高精細な全体像の情報を伝送することが可能である。そ
して、全撮像領域を間引き走査することにより、表示装
置へ伝送する画像情報の情報量を少なくすることがで
き、おおよその全体像の情報を短時間で伝送することが
可能である。
【0255】請求項8による本発明の撮像表示システム
によれば、請求項7に記載の発明と同様の効果を奏する
とともに、ブロック・全画素メモリ手段と間引きメモリ
手段を必要に応じて使い分けることにより、最適な画像
を表示することができる。
【0256】請求項9による本発明の撮像表示システム
によれば、撮像装置側にメモリ手段を備える必要がない
ために、撮像装置の小型化およびコストダウン化を図る
ことができる。また、全撮像領域中の一部の所定領域の
画素を所定順序で順次走査することにより、全撮像領域
の画素を読み出すことが可能であり、また、特定された
一部の領域をブロック走査駆動することにより、不要な
部分を読み出す時間がないために高速な処理を行うこと
ができて、表示装置へ伝送する画像情報の情報量を少な
くすることができる。
【0257】請求項10による本発明の撮像表示システ
ムによれば、請求項1,3,7に記載の発明と同様の効
果を奏するとともに、特定手段の出力に基づいて駆動信
号切換手段を制御するために、制御の自動化を行うこと
ができしかも適切な制御となる。
【0258】請求項11による本発明の撮像表示システ
ムによれば、請求項1,3,5,7,9,10に記載の
発明と同様の効果を奏するとともに、動きを検出するこ
とにより全撮像領域中の一部の領域を特定するために、
被写体の動きに有効に対応することができる。
【0259】請求項12による本発明の撮像表示システ
ムによれば、請求項1,3,5,7,9,10に記載の
発明と同様の効果を奏するとともに、操作者が全撮像領
域中の一部の領域を任意に特定するために、操作者の意
思を有効に反映することができる。
【0260】請求項13による本発明の撮像表示システ
ムによれば、請求項1乃至8に記載の発明と同様の効果
を奏するとともに、固体撮像素子の全撮像領域の内の使
用する領域を設定することができるために、より処理が
効率的となる。
【0261】請求項14による本発明の撮像表示システ
ムによれば、表示装置側の操作により撮像装置の固体撮
像素子からの読み出しを制御することができるため、操
作者は表示装置にて所望の画像を得ることができる。ま
た、撮像装置側にメモリ手段を備える必要がないため
に、撮像装置の小型化およびコストダウン化を図ること
ができる。さらに、全撮像領域中の一部の領域をブロッ
ク走査駆動することにより、不要な部分を読み出す時間
がないために高速な処理を行うことができ、表示装置へ
伝送する画像情報の情報量を少なくすることができる。
また、全撮像領域を間引き走査することにより、表示装
置へ伝送する画像情報の情報量を少なくすることがで
き、おおよその全体像の情報を短時間で伝送することが
可能である。
【0262】請求項15による本発明の撮像表示システ
ムによれば、請求項14に記載の発明と同様の効果を奏
するとともに、表示装置側にて操作者が全撮像領域中の
一部の領域を任意に指定することができるために、操作
者の意思を有効に反映することができる。
【0263】請求項16による本発明の撮像表示システ
ムによれば、請求項14に記載の発明と同様の効果を奏
するとともに、各表示装置側にて複数の操作者が遠隔の
同一対象物を見ることができ、例えば、遠隔教室、遠隔
販売等に利用することができる。
【0264】請求項17による本発明の撮像表示システ
ムによれば、高精細な画像を再構築可能な画像情報を表
示装置に対して送信することができる。
【0265】請求項18による本発明の撮像表示システ
ムによれば、撮像装置から送信された画像情報に基づい
て、高精細な画像を再構築することが可能となる。
【0266】請求項19による本発明の撮像表示システ
ムによれば、高精細な画像を再構築可能な画像情報を撮
像装置により撮像して送信し、これを受信した表示装置
において再構築して表示することが可能となる。
【0267】請求項20による本発明の撮像表示システ
ムによれば、請求項17または19に記載の発明と同様
の効果を奏するとともに、高精細な画像を観察可能な状
態と、明るい画像を観察可能な状態とを、必要に応じて
選択することができる。
【0268】請求項21による本発明の撮像表示システ
ムによれば、請求項20に記載の発明と同様の効果を奏
するとともに、表示装置側でモードを指定することがで
きるために、操作性が良い。
【0269】請求項22による本発明の撮像表示システ
ムによれば、請求項17,18または19に記載の発明
と同様の効果を奏するとともに、汎用の送信手段、受信
手段や表示手段を用いることが可能となり、安価に構成
することができる。
【0270】請求項23による本発明の撮像表示システ
ムによれば、請求項17または19に記載の発明と同様
の効果を奏するとともに、インデックス情報に基づいて
高精細な画像を再構築することができるために、例えば
特定の画像をシフトさせる順序を変更した場合にも、適
切に対応することができる。
【0271】請求項24による本発明の撮像表示システ
ムによれば、請求項23に記載の発明と同様の効果を奏
するとともに、インデックス情報を送信する構成を別途
設ける必要がなく、構成を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1または第2の実施形態の撮像表示
システムにおける撮像装置および表示装置の構成を示す
ブロック図。
【図2】上記第1の実施形態において、TV会議を行っ
ている場合の固体撮像素子による全撮像領域の様子を示
す図。
【図3】本発明の第3または第4の実施形態の撮像表示
システムにおける撮像装置および表示装置の構成を示す
ブロック図。
【図4】本発明の第5の実施形態の撮像表示システムに
おける撮像装置および表示装置の構成を示すブロック
図。
【図5】本発明の第6または第7の実施形態の撮像表示
システムにおける撮像装置および表示装置の構成を示す
ブロック図。
【図6】本発明の第8の実施形態の撮像表示システムに
おける撮像装置および表示装置の構成を示すブロック
図。
【図7】本発明の第11の実施形態の撮像表示システム
における撮像装置および表示装置の構成を示すブロック
図。
【図8】本発明の第12の実施形態の撮像表示システム
における撮像装置および表示装置の構成を示すブロック
図。
【図9】本発明の第13の実施形態の撮像表示システム
における撮像装置および複数の表示装置の構成を示すブ
ロック図。
【図10】上記第13の実施形態の具体例を示すもので
あり、撮像表示システムを用いた遠隔教室を示す図。
【図11】上記第13の実施形態の撮像表示システムに
おける表示装置の画面を示す図。
【図12】本発明の第14の実施形態の撮像表示システ
ムにおける撮像装置および表示装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図13】上記第14の実施形態において、所定の読み
出しサイクルにおいて最初に読み出す画素の位置を示す
図。
【図14】上記第14の実施形態において、所定の読み
出しサイクルにおいて2番目に読み出す画素の位置を示
す図。
【図15】上記第14の実施形態において、所定の読み
出しサイクルにおいて最後に読み出す画素の位置を示す
図。
【図16】上記第14の実施形態において、所定の読み
出しサイクルにおいて読み出す画素の順序と位置の対応
関係を示す図。
【図17】上記第14の実施形態において、所定の読み
出しサイクルにおいて読み出す画素の順序を示す図。
【図18】上記第14の実施形態において、標準信号方
式の例を示す図表。
【図19】本発明の第15の実施形態の撮像表示システ
ムにおける撮像装置および表示装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図20】上記第15の実施形態において、所定の読み
出しサイクルにおいて読み出す画素の順序を示す図。
【図21】本発明の第16の実施形態の撮像表示システ
ムにおける撮像装置および表示装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図22】上記第16の実施形態において、隣接する複
数の画素の出力を加算して読み出すモードの一例を説明
するための図。
【図23】上記第16の実施形態において、隣接する複
数の画素の出力を加算して読み出すモードの他の例を説
明するための図。
【図24】上記第16の実施形態において、隣接する複
数の画素の出力を加算して読み出すモードの更に他の例
を説明するための図。
【符号の説明】
1…固体撮像素子(X−Yアドレス型の固体撮像素子) 2…撮像手段 3…動き検出手段(特定手段) 4…全画素走査駆動信号発生手段 5…ブロック走査駆動信号発生手段 6…間引き走査駆動信号発生手段 7…駆動信号切換手段 8…メモリ手段 8a…第1のメモリ手段(間引きメモリ手段) 8b…第2のメモリ手段(ブロックメモリ手段) 9…表示手段 9a…第1の表示手段 9b…第2の表示手段 10…システムコントローラ 10A…システムコントローラ(モード切換手段) 11…メモリ選択手段 12…制御信号入力手段 13…画像データ出力手段 14…操作部 15…制御信号生成手段 16…制御信号出力手段 17…画像データ入力手段 52…撮像素子駆動手段 54…送信手段 54A,55A…送受信手段 55…受信手段 56…記録手段 57…高精細信号処理手段(信号処理手段) 58…モード指定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 修 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像装置により得られた画像情報を表示
    装置に伝送し、この表示装置により伝送された画像情報
    に対応する画像を表示する撮像表示システムであって、 上記撮像装置は、 X−Yアドレス型の固体撮像素子と、 上記固体撮像素子の全撮像領域中の一部の領域を特定す
    る特定手段と、 上記特定手段により特定された全撮像領域中の一部の領
    域の画素を走査するためのブロック走査駆動信号を発生
    するブロック走査駆動信号発生手段と、 上記固体撮像素子の全撮像領域の画素について所定の間
    引き率で特定画素を間引いて走査するための間引き走査
    駆動信号を発生する間引き走査駆動信号発生手段と、 上記ブロック走査駆動信号と上記間引き走査駆動信号と
    を切り換えるための駆動信号切換手段とを有し、 上記表示装置は、 上記ブロック又は間引き走査駆動信号により走査され上
    記固体撮像素子より出力された画像情報を記憶するメモ
    リ手段と、 上記メモリ手段に記憶された画像情報に対応する画像を
    表示するための表示手段とを有することを特徴とする撮
    像表示システム。
  2. 【請求項2】 上記メモリ手段は、上記ブロック走査駆
    動信号により走査され上記固体撮像素子より出力された
    画像情報を記憶するブロックメモリ手段と、上記間引き
    走査駆動信号により走査され上記固体撮像素子より出力
    された画像情報を記憶する間引きメモリ手段とを備えて
    なり、上記表示装置は、更に、切り換えられた駆動信号
    に応じて各メモリ手段を選択するメモリ選択手段を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の撮像表示システ
    ム。
  3. 【請求項3】 撮像装置により得られた画像情報を表示
    装置に伝送し、この表示装置により伝送された画像情報
    に対応する画像を表示する撮像表示システムであって、 上記撮像装置は、 X−Yアドレス型の固体撮像素子と、 上記固体撮像素子の全撮像領域中の一部の領域を特定す
    る特定手段と、 上記特定手段により特定された全撮像領域中の一部の領
    域の画素を走査するためのブロック走査駆動信号を発生
    するブロック走査駆動信号発生手段と、 上記固体撮像素子の全撮像領域の画素を走査するための
    全画素走査駆動信号を発生する全画素走査駆動信号発生
    手段と、 上記ブロック走査駆動信号と上記全画素走査駆動信号と
    を切り換えるための駆動信号切換手段とを有し、 上記表示装置は、 上記ブロック又は全画素走査駆動信号により走査され上
    記固体撮像素子より出力された画像情報を記憶するメモ
    リ手段と、 上記メモリ手段に記憶された画像情報に対応する画像を
    表示するための表示手段とを有することを特徴とする撮
    像表示システム。
  4. 【請求項4】 上記メモリ手段は、上記ブロック走査駆
    動信号により走査され上記固体撮像素子より出力された
    画像情報を記憶するブロックメモリ手段と、上記全画素
    走査駆動信号により走査され上記固体撮像素子より出力
    された画像情報を記憶する全画素メモリ手段とを備えて
    なり、上記表示装置は、更に、切り換えられた駆動信号
    に応じて各メモリ手段を選択するメモリ選択手段を有す
    ることを特徴とする請求項3に記載の撮像表示システ
    ム。
  5. 【請求項5】 撮像装置により得られた画像情報を表示
    装置に伝送し、この表示装置により伝送された画像情報
    に対応する画像を表示する撮像表示システムであって、 上記撮像装置は、 X−Yアドレス型の固体撮像素子と、 上記固体撮像素子の全撮像領域中の一部の領域を特定す
    る特定手段と、 上記固体撮像素子の全撮像領域の画素を走査するための
    全画素走査駆動信号を発生する全画素走査駆動信号発生
    手段と、 上記固体撮像素子の全撮像領域の画素について所定の間
    引き率で特定画素を間引いて走査するための間引き走査
    駆動信号を発生する間引き走査駆動信号発生手段と、 上記特定手段の出力に基づいて、上記全画素走査駆動信
    号と上記間引き走査駆動信号とを切り換えるための駆動
    信号切換手段とを有し、 上記表示装置は、 上記全画素又は間引き走査駆動信号により走査され上記
    固体撮像素子より出力された画像情報を記憶するメモリ
    手段と、 上記メモリ手段に記憶された画像情報に対応する画像を
    表示するための表示手段とを有することを特徴とする撮
    像表示システム。
  6. 【請求項6】 上記メモリ手段は、上記全画素走査駆動
    信号により走査され上記固体撮像素子より出力された画
    像情報を記憶する全画素メモリ手段と、上記間引き走査
    駆動信号により走査され上記固体撮像素子より出力され
    た画像情報を記憶する間引きメモリ手段とを備えてな
    り、上記表示装置は、更に、切り換えられた駆動信号に
    応じて各メモリ手段を選択するメモリ選択手段を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮像表示システム。
  7. 【請求項7】 撮像装置により得られた画像情報を表示
    装置に伝送し、この表示装置により伝送された画像情報
    に対応する画像を表示する撮像表示システムであって、 上記撮像装置は、 X−Yアドレス型の固体撮像素子と、 上記固体撮像素子の全撮像領域中の一部の領域を特定す
    る特定手段と、 上記特定手段により特定された全撮像領域中の一部の領
    域の画素を走査するためのブロック走査駆動信号を発生
    するブロック走査駆動信号発生手段と、 上記固体撮像素子の全撮像領域の画素を走査するための
    全画素走査駆動信号を発生する全画素走査駆動信号発生
    手段と、 上記固体撮像素子の全撮像領域の画素について所定の間
    引き率で特定画素を間引いて走査するための間引き走査
    駆動信号を発生する間引き走査駆動信号発生手段と、 上記ブロック走査駆動信号、全画素走査駆動信号及び間
    引き走査駆動信号のいずれかに切り換えるための駆動信
    号切換手段とを有し、 上記表示装置は、 上記ブロック、全画素又は間引き走査駆動信号により走
    査され上記固体撮像素子より出力された画像情報を記憶
    するメモリ手段と、 上記メモリ手段に記憶された画像情報に対応する画像を
    表示するための表示手段とを有することを特徴とする撮
    像表示システム。
  8. 【請求項8】 上記メモリ手段は、上記ブロック又は全
    画素走査駆動信号により走査され上記固体撮像素子より
    出力された画像情報を記憶するブロック・全画素メモリ
    手段と、上記間引き走査駆動信号により走査され上記固
    体撮像素子より出力された画像情報を記憶する間引きメ
    モリ手段とを備えてなり、上記表示装置は、更に、切り
    換えられた駆動信号に応じて各メモリ手段を選択するメ
    モリ選択手段を有することを特徴とする請求項7に記載
    の撮像表示システム。
  9. 【請求項9】 撮像装置により得られた画像情報を表示
    装置に伝送し、この表示装置により伝送された画像情報
    に対応する画像を表示する撮像表示システムであって、 上記撮像装置は、 X−Yアドレス型の固体撮像素子と、 上記固体撮像素子の全撮像領域中の一部の領域を特定す
    る特定手段と、 全撮像領域中の一部の所定領域の画素を所定順序で順次
    走査する乃至は上記特定手段により特定された全撮像領
    域中の一部の領域の画素を走査するためのブロック走査
    駆動信号を発生するブロック走査駆動信号発生手段と、 上記表示装置は、 上記ブロック走査駆動信号により走査され上記固体撮像
    素子より出力された画像情報を記憶するメモリ手段と、 上記メモリ手段に記憶された画像情報に対応する画像を
    表示するための表示手段とを有することを特徴とする撮
    像表示システム。
  10. 【請求項10】 上記駆動信号切換手段は、上記特定手
    段の出力に基づいて制御されるものであることを特徴と
    する請求項1,3または7に記載の撮像表示システム。
  11. 【請求項11】 上記特定手段は、上記固体撮像素子の
    全撮像領域中の動きがあった領域を特定する動き検出手
    段であることを特徴とする請求項1,3,5,7,9ま
    たは10に記載の撮像表示システム。
  12. 【請求項12】 上記特定手段は、操作者が任意に上記
    固体撮像素子の全撮像領域中の一部の領域を特定するた
    めの操作部であることを特徴とする請求項1,3,5,
    7,9または10に記載の撮像表示システム。
  13. 【請求項13】 上記固体撮像素子の全撮像領域のうち
    の使用する領域を設定するための設定手段を有すること
    を特徴とする請求項1乃至11に記載の撮像表示システ
    ム。
  14. 【請求項14】 撮像装置により得られた画像情報を表
    示装置に伝送し、この表示装置により伝送された画像情
    報に対応する画像を表示する撮像表示システムであっ
    て、 上記撮像装置は、 X−Yアドレス型の固体撮像素子と、 上記固体撮像素子の全撮像領域中の一部の領域の画素を
    走査するためのブロック走査駆動信号を発生するブロッ
    ク走査駆動信号発生手段と、 上記固体撮像素子の全撮像領域の画素について所定の間
    引き率で特定画素を間引いて走査するための間引き走査
    駆動信号を発生する間引き走査駆動信号発生手段と、 上記ブロック走査駆動信号と上記間引き走査駆動信号と
    を切り換えるための駆動信号切換手段とを有し、 上記表示装置は、 上記撮像装置に対して、ブロック走査するか又は間引き
    走査するかを指示するための操作部と、 上記操作部の操作に基づいて、上記駆動信号切換手段を
    切り換え制御するための制御信号を生成し、この制御信
    号を出力して上記撮像装置に伝送する制御信号生成出力
    手段と、 上記制御信号に応じて切り換え制御された上記ブロック
    又は間引き走査駆動信号により走査され上記固体撮像素
    子より出力された画像情報を記憶するメモリ手段と、 上記メモリ手段に記憶された画像情報に対応する画像を
    表示するための表示手段とを有することを特徴とする撮
    像表示システム。
  15. 【請求項15】 上記操作部は、ブロック走査における
    全撮像領域中の一部の領域を指定するようになされ、上
    記制御信号は、ブロック走査における上記操作部により
    指定された領域のアドレス情報を含んでなり、このアド
    レス情報に基づいたブロック走査駆動信号により上記固
    体撮像素子が走査されることを特徴とする請求項14に
    記載の撮像表示システム。
  16. 【請求項16】 上記表示装置は、上記撮像装置に対し
    て表示装置が複数ある場合に、自己の識別情報を上記制
    御信号に付加することを特徴とする請求項14に記載の
    撮像表示システム。
  17. 【請求項17】 撮像装置により得られた画像情報を表
    示装置に伝送し、この表示装置により伝送された画像情
    報に対応する画像を表示する撮像表示システムであっ
    て、 上記撮像装置は、 X−Yアドレス型の固体撮像素子と、 上記固体撮像素子の全撮像領域の画素について1/n
    (nは正の整数)の間引き率で間引いて特定の画素のみ
    を走査させるとともに、フレーム毎に走査の対象となる
    上記特定の画素を順次規則的にシフトさせることによ
    り、nフレームを1サイクルとして、1サイクル毎に全
    撮像領域の全画素の情報を出力させるように駆動する撮
    像素子駆動手段と、 上記固体撮像素子から出力される1/nの間引き率で間
    引かれた画像情報を上記表示装置に対して送信する送信
    手段と、 を有することを特徴とする撮像表示システム。
  18. 【請求項18】 撮像装置により得られた画像情報を表
    示装置に伝送し、この表示装置により伝送された画像情
    報に対応する画像を表示する撮像表示システムであっ
    て、 上記表示装置は、 上記撮像装置から送信される1/n(nは正の整数)の
    間引き率で間引かれた画像情報を受信する受信手段と、 上記1/nの間引き率で間引かれた画像情報に対応する
    画像を表示する第1の表示手段と、 nフレーム分の上記1/nの間引き率で間引かれた画像
    情報に基づいて、1フレームの高精細な画像情報を再構
    築可能な信号処理手段と、 上記信号処理手段から出力される高精細な画像情報に対
    応する高精細な画像を表示する第2の表示手段と、 を有することを特徴とする撮像表示システム。
  19. 【請求項19】 撮像装置により得られた画像情報を表
    示装置に伝送し、この表示装置により伝送された画像情
    報に対応する画像を表示する撮像表示システムであっ
    て、 上記撮像装置は、 X−Yアドレス型の固体撮像素子と、 上記固体撮像素子の全撮像領域の画素について1/n
    (nは正の整数)の間引き率で間引いて特定の画素のみ
    を走査させるとともに、フレーム毎に走査の対象となる
    上記特定の画素を順次規則的にシフトさせることによ
    り、nフレームを1サイクルとして、1サイクル毎に全
    撮像領域の全画素の情報を出力させるように駆動する撮
    像素子駆動手段と、 上記固体撮像素子から出力される1/nの間引き率で間
    引かれた画像情報を上記表示装置に対して送信する送信
    手段とを有し、 上記表示装置は、 上記撮像装置から送信される1/nの間引き率で間引か
    れた画像情報を受信する受信手段と、 上記1/nの間引き率で間引かれた画像情報に対応する
    画像を表示する第1の表示手段と、 nフレーム分の上記1/nの間引き率で間引かれた画像
    情報に基づいて、1フレームの高精細な画像情報を再構
    築可能な信号処理手段と、 上記信号処理手段から出力される高精細な画像情報に対
    応する高精細な画像を表示する第2の表示手段とを有す
    ることを特徴とする撮像表示システム。
  20. 【請求項20】 上記撮像装置は、さらに、 上記固体撮像素子の全撮像領域の画素について1/nの
    間引き率で間引いて特定の画素のみを走査させるととも
    に、フレーム毎に走査の対象となる上記特定の画素を順
    次規則的にシフトさせることにより、nフレームを1サ
    イクルとして、1サイクル毎に全撮像領域の全画素の情
    報を出力させるように駆動する第1のモードと、 上記固体撮像素子の全撮像領域の画素について1/nの
    間引き率で間引いて特定の画素のみを各フレーム毎に固
    定して走査させ、または、特定の画素およびその近傍の
    画素を加算して各フレーム毎に固定して走査させる第2
    のモードと、 を切り換えるためのモード切換手段を有することを特徴
    とする請求項17または19に記載の撮像表示システ
    ム。
  21. 【請求項21】 上記表示装置は、さらに、 上記第1のモードと第2のモードの選択を指示入力する
    ためのモード指定手段と、 このモード指定手段により指定されたモード情報を上記
    撮像装置に対して送信する送信手段とを有し、 上記撮像装置は、さらに、 上記表示装置から送信されるモード情報を受信して、上
    記モード切換手段に出力する受信手段を有することを特
    徴とする請求項20に記載の撮像表示システム。
  22. 【請求項22】 上記1/nの間引き率で間引かれた画
    像情報は、標準信号方式に従うまたは準ずるものである
    ことを特徴とする請求項17,18または19に記載の
    撮像表示システム。
  23. 【請求項23】 上記撮像装置は、 上記間引き率の情報、上記特定の画素をシフトさせる順
    序の情報、上記1サイクルにおけるフレーム番号の情
    報、または上記撮像素子の全撮像領域の画素構成の情報
    の少なくとも1つを含むインデックス情報を上記表示手
    段に対して送信するものであることを特徴とする請求項
    17または19に記載の撮像表示システム。
  24. 【請求項24】 上記インデックス情報は、画像情報に
    重畳して送信されるものであることを特徴とする請求項
    23に記載の撮像表示システム。
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